JPH08315694A - ガス開閉器におけるガス圧低下ロック表示装置 - Google Patents

ガス開閉器におけるガス圧低下ロック表示装置

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JPH08315694A
JPH08315694A JP12147395A JP12147395A JPH08315694A JP H08315694 A JPH08315694 A JP H08315694A JP 12147395 A JP12147395 A JP 12147395A JP 12147395 A JP12147395 A JP 12147395A JP H08315694 A JPH08315694 A JP H08315694A
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JP
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lock
case
gas pressure
pin
lever
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JP12147395A
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English (en)
Inventor
Hisaharu Kato
久晴 加藤
Toru Mizuno
徹 水野
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Nippon Kouatsu Electric Co
Original Assignee
Nippon Kouatsu Electric Co
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Publication date
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガス開閉器において、その開閉器内のガス圧
が低下した場合に、操作機構の開閉操作のロックとその
ロック表示を簡易な構造で行う。 【構成】 平常時は操作機構側へ突出状態にあり、ガス
圧低下により開閉部側へ上動するようにした検出用ベロ
−ズ91の作動棒92に備えたロックピン93を設け
る。平常時は一端が上記ロックピン93に係合してその
回動が阻止されると共に他端には平常時は操作ハンドル
に連結するハンドリンク57に不係合にあり、ガス圧低
下による上記ロックピン93の移動による解除によりハ
ンドルリンク57に係合するように回動するロックレバ
−96を設ける。上記ロックレバ−96に一体に取り付
けられており、平常時はケ−スの表示窓100を介して
不動作表示を行い、ガス圧低下時にはロックレバ−96
と一体に回動してロック動作を表示するようにした表示
体98を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は高圧配電線路において
使用されるガス開閉器におけるガス圧低下ロック表示装
置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高圧配電線路において使用される
ガス開閉器の密封ケ−ス内には、SF 6ガス等の消弧性
ガスが所定圧力に充填されている。そしてこの消弧性ガ
スが何らかの原因によりケ−ス外へ漏れたりすると、こ
の漏れを検出して操作ハンドルの開閉操作をロックする
と同時にこの漏れ状態を表示するようにしたガス圧低下
ロック表示装置が備えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のガス圧低下ロック表示装置は構造が複雑のため故障や
誤動作を招きやすいばかりでなく組み立てが面倒で而も
コスト高になる等の問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願発明は上記問題点を
解決するためのもので、平常時は操作機構側へ突出状態
にあり、ガス圧低下により開閉部側へ上動するようにし
た検出用ベロ−ズ(91)の作動棒(92)に備えたロ
ックピン(93)と、平常時は一端が上記ロックピン
(93)に係合してその回動が阻止されると共に他端に
は平常時は操作ハンドルに連結するハンドルリンク(5
7)に不係合にあり、ガス圧低下による上記ロックピン
(93)の移動による解除によりハンドルリンク(5
7)に係合するように回動するロックレバ−(96)
と、上記ロックレバ−(96)に一体に取り付けられて
おり、平常時はケ−スの表示窓(100)を介して不動
作表示を行い、ガス圧低下時にはロックレバ−(96)
と一体に回動してロック動作を表示するようにした表示
体(98)とからなることを特徴とする低下ロック表示
装置である。
【0005】
【作用】平常時はベローズ(91)の作動棒(92)の
ロックピン(93)が図1、図3のように突出し、これ
にロックレバー(96)の一端が係止して図1乃至図3
の状態にある。この状態では、ロックレバー(96)に
備えた表示体(98)のうちの非ロック表示部(98
a)が表示窓(100)に位置し、ケース外から非ロッ
ク状態であることを視認できる。
【0006】またケース内のガス圧が低下すると、ベロ
ーズ(91)が伸長し、その作動棒(92)が図1にお
いて上動し、そのロックピン(93)も上動する。する
と、そのロックピン(93)がロックレバー(96)の
一端から離間し、ロックレバー(96)はバネ(99)
の付勢力により、図2において支軸(97)を中心とし
て反時計方向に回動する。
【0007】これにより、ロックレバー(96)の他端
に形成したロック部(96a)が図2の鎮線の状態に位
置し、ハンドルリンク(57)が閉路又は開路のいずれ
の状態にあっても、そのハンドルリンク(57)の回動
を阻止する。
【0008】また、同時に表示体(98)におけるロッ
ク表示部(98b)が表示窓(100)に位置し、ケー
ス外からロック状態であることを視認できる。
【0009】
【実施例】以下、本願発明につき図1乃至図20に基づ
き説明する。図7乃至図10において、1は縦形のガス
開閉器であり、後述の開閉部ケ−ス3内にSF6ガス等
の消弧性ガスを所定圧力充填したもので、高圧配電線路
の工事用として使用されるものである。2は略円筒形に
形成されたケ−ス本体であり、図10に示すようにケ−
ス内を区画壁2aにより上下2つに区画しその上部側が
開閉部ケ−ス3に、また下部側が機構部ケ−ス4になっ
ている。
【0010】なおケ−ス本体2は、図6(a)に示すよ
うな平板状のステンンレス鋼板3´を、(b)に示すよ
うにパイプ状に折り曲げた後、(c)のようにバルジ加
工によりその周面にブッシングの取付面3aを圧出し、
圧出した取付面3aに(d)に示すように取付穴3bを
バ−リング加工により、ケ−ス内側が縮小する円錐状に
形成して保持部3cとし、さらにそのパイプの上、下の
開口両端の内の一方を絞り加工により拡張形成して蓋取
付部3dとし、他方を蓋接合部3eとしている。
【0011】図10において、5は上記ブッシングの取
付面3aの取付穴3bに円錐形状の絶縁物6を貫装した
ブッシングである。このブッシング部の構造の詳細を図
4により説明する。図4において、エポキシ樹脂からな
る絶縁物6の中心には棒状の中心導体7が一体成形され
ている。3fは上記したように取付穴3bの周囲に形成
したケ−ス内側に突出する円錐形状の保持部であり、こ
の保持部3fに対し上記ブッシングの絶縁物6の円錐部
6aが嵌まるようになっている。
【0012】8は保持部3fの内周面3f′と絶縁物の
外周面6a′間に介在した鍔付きパッキンで、耐SF6
ガス性に優れ、水分透過率が小さく、圧縮歪みが小さ
く、耐候性や耐油性が良い材料、例えばEPR(エチレ
ンポロピレンゴム)、EPDMで形成されている。ま
た、該パッキンは、図4及び図5に示すように鍔部8a
と円錐部8bとからなり、その円錐部8bが上記保持部
3fの内周面3f′と絶縁物6の外周面6a′間に介在
され、鍔部8aがケ−ス外面3a′とフランジ金具内面
9a間に介在されている。更に該パッキンは介在するに
際し上記の如く鍔部8aと円錐部8bとを一体形成して
密着面を長くし、さらにその表8c及び裏8dの両面を
ゴム系接着剤10により各対向面に対しそれぞれ接着し
て該貫通部分の気密を保持するようにしている。
【0013】11はケ−ス外面3a′とフランジ金具内
面9a間に介在する上記鍔付きパッキン8の外周に位置
しかつその鍔部8aの厚みより若干厚いEPR、EPD
Mから形成されたパッキンであり、上記鍔付きパッキン
8と同様にブッシング5とケ−ス3間の気密保持とそれ
に加えてブッシングの取付時における締付荷重を受け持
つ役目をもっている。
【0014】12はケ−ス外側に位置して中心導体に設
けられた雌形接触子であり、該接触子12に接続ケ−ブ
ル側の雄形接触子(特に図示しない)を抜き差して接続
ケ−ブルの着脱ができるようになっている。13はステ
ンレス或いは黄銅よりなるキヤップ状の補強金具、9は
絶縁物6の中間に位置して設けたステンレス製のフラン
ジ金具で、その折り曲げ形成した内端9b側が、絶縁物
6の外周に設けた半導電性ゴムからなる電界緩和部材1
4と絶縁物6とで挟持するように埋設的に固定されてい
る。また、その外端9c側には複数の取付穴(図示せ
ず)が形成されており、その取付穴を、ケ−ス3の外面
に立設した複数の取付ボルト15にそれぞれ嵌入し、そ
の取付ボルト15に外側からナット16を締め付けてブ
ッシング6がケース3に取り付けられている。
【0015】17はフランジ金具9の外面9cに溶接等
により固設した連結環で、該連結環17の外周に雄ねじ
17aが形成され、該雄ねじ17aに、図7乃至図9に
示すケ−ブル側のケ−ブルサポ−ト金具18の連結キヤ
ップ19に形成したネジ部(図示しない)がネジ着され
るようになっている。
【0016】図10において、20は一点切りで、かつ
並切り形の電極装置であり、図15乃至図17にその詳
細を示す。図15乃至図17において、21は両側の縁
を直角に折り曲げた断面がコ字の板材を2枚1組として
形成した刃形の可動電極で、上記中心導体7のケ−ス内
に突出する突出端7bに付設した電源側の固定電極22
に設けたヒンジ部25に可動電極21の一端21aがピ
ン24により回動自在に軸支され、さらに上記中心導体
7のケース内に突出する突出端7cに付設した負荷側の
固定電極23に対して他端側の接触部21bが接離自在
に設けられている。
【0017】26は接圧調整部材であり、ピン26bに
対しコイルバネ26aを卷装したもので可動電極21の
固定電極22、23に対する挟持接圧の強弱を調整する
ためのものである。27、28は固定電極23並びに可
動電極21の接触部21bに近接して付設した耐弧メタ
ルである。32は出力軸29に固設した出力レバ−30
にピン31により連結した可動電極動作板であり、可動
電極21の中央に位置してピン77により連結されてい
る。該可動電極動作板32は、FRP、EPDMの外周
面にエポキシ樹脂をコ−テングした絶縁部材で形成され
ている。また、同板32には略中央に位置してア−ス側
の出力レバ−30と充電部側の可動電極21間に介在す
る絶縁性ゴムからなる鍔状の遮蔽部材33が付設されて
いる。
【0018】図4において、34はケ−ス内側に位置す
るブッシング5の絶縁物6の先端側を覆うように同先端
に密着して取り付けしたEPR(エチレンプロピレンゴ
ム)、EPDMなどの絶縁部材からなる鍔状の遮蔽体で
あり、ケ−ス内に突出した中心導体7に対しその中央の
穴34aを挿入しかつ接着して取り付けたもので、その
表面及び裏面には凹凸34b及び空間34cを形成し
て、充電部側の中心導体7或いは固定電極22、23と
ア−ス側のケ−スの保持部3f間の閃絡距離及び沿面距
離の増大を図るようにしている。
【0019】図7乃至図10において、35は開閉部ケ
ース3の上面蓋36に位置して備えた放圧装置であり、
図10及び図18、図19、図20に示すように開閉部
ケ−ス2の上面蓋36の中央に位置して形成した放圧口
36aに対し、放圧蓋37を、これに突設した3つの取
付片37a、37b、37cにより気密的に取り付ける
ようにしたもので、侵入した雷サ−ジ等の異常電圧によ
りケ−ス内で閃絡事故が発生した場合にはその事故に伴
って急激に上昇した内圧(図19の矢印方向への圧力)
によってケ−ス破裂或いは大きなケ−ス損傷を招かない
ように放圧蓋37を開放し、速やかに放圧口36aより
ケ−ス外へ放圧するようになっている。
【0020】38は上面蓋36の放圧口36aの周囲に
立設する段付き形の取付ボルトであり、放圧蓋37は同
ボルトに対し同蓋37の取付片37a、37b、37c
の切欠穴37d或いは長穴37eを上方から嵌入した
後、ナット39をボルト38にネジ着して取り付けられ
ている。
【0021】そして、上記の如く急激な内圧上昇がある
と放圧蓋37はケ−ス内側から外側へ向かって持ち上げ
られるように押されるため、切欠穴37dを形成した取
付片37b、37c側が締付ボルト38からまず外れ、
次に長穴37eを形成した取付片37aが締め付けボル
ト38を案内に摺動しながら折り曲げられ蓋は大きく上
方に持ち上げられて図20の如く開蓋する。
【0022】なお、放圧蓋37の締付時、同蓋の切欠穴
37d、長穴37eの周部が取付ボルト38の太径部3
8aに当接してナット39による過締め付けが防止され
るようになっている。40は平座金、41はスプリング
ワッシャ−を示す。
【0023】また、43は放圧口36aの周囲に固設し
たステンレスからなる本体ケ−ス側補強リング、44は
上記補強リング43に対向して放圧蓋37の内面側に固
設した同じくステンレスからなる蓋側補強リング、45
は補強リング43、44間に介在するように補強リング
44の外周面側の環状溝44aに嵌装した気密用のフッ
素ゴムからなるOリング、42は外部からのケ−ス内へ
の雨水等の侵入を阻止するためのEPR、EPDMから
なるパッキンを示す。
【0024】図10乃至図12において、50はバネ蓄
力方式の操作機構装置で、ケ−スの下部に位置する機構
部ケ−ス4に組み込まれた上記開閉部20に対し操作ハ
ンドル80からの操作力を伝達するためのものである。
【0025】図11及び図12において、51はケ−ス
に貫通固設した軸受け51Cを介して貫通状態で設けら
れた操作ハンドル軸で、その一端51bがケ−ス外へ突
出し、また他端51aがケ−ス内に突出しており、一端
51bに上記操作ハンドル80が取付けられる。
【0026】52はハンドル軸51に固設したハンドル
軸レバ−であり、同レバ−の端部には連結穴52aが形
成されている。53はハンドル軸51の回転運動を90
度変更した回転運動に変更するための直交リンクで、そ
の一端に突設する連結ピン54を上記ハンドル軸レバ−
52の連結穴52aに摺動自在に嵌入して連結すると共
に他端側に形成した上記連結ピン54の軸方向と直交す
る方向に形成した連結穴53aに後述の伝達ピン55を
摺動自在に遊嵌して構成している。
【0027】56はケ−ス4に固定したフレ−ム金具8
2に対し回転自在に軸支した駆動軸を示す。57は駆動
軸56にそのほぼ中央に形成した貫通穴57aを回転自
在に遊嵌したハンドルリンク、55は伝導ピンで、上記
2枚の平行板からなるハンドルリンク57間を一定間隔
に保持すると共に上記直交リンク53の連結穴53aに
対し摺動可能に遊嵌し、かつリンク57の一端にナット
69によりネジ着されている。
【0028】60は上記2枚のリンク57間にナット6
1によりネジ着したバネガイドピンで、ハンドルリンク
57間を一定間隔に保持する共に筒状のバネガイドリン
ク68の一端側に形成した切欠長穴68aに嵌入してハ
ンドルリンク57とバネガイドリンク68間を連結する
ものである。
【0029】58は一端を駆動軸56に固設すると共に
他端側が連結ピン62を介して上記パイプ状のバネガイ
ドリンク68に連結した略フ字形の主軸レバ−である。
63はバネガイドリンク68に卷装して上記バネガイド
ピン60と連結ピン62間に圧縮状態で介装したコイル
バネからなる蓄力バネである。64は一端の取付穴をバ
ネガイドピン60に回転可能に嵌装しかつナット61に
より締着すると共に他端の連結穴を第2リンク65に突
設する連結ピン65aに回転可能に連結した略三角形の
第1リンクである。66はケ−スに固設した支持金具で
あり、その連結穴にピン67を介して上記第2リンク6
5が回転可能に連結されている。
【0030】なお、上記第1リンク64、第2リンク6
5は万が一、可動電極21と固定電極22間において接
点溶着が起こった場合に可動電極21を強制的に開放さ
せるための梃機構であり、開放操作の際、第1リンク6
4が回転するとこれに軸着する第2リンク65がピン6
7を中心に図11において反時計方向に回転し、同リン
ク65の側端面65aが主軸レバ−58の側面に固設す
る係合ピン58bに衝突し同リンク65及びリンク64
の梃作用により駆動軸56を強制的に押圧回転して電路
開放を行うようになっている。上記係合ピン58bは上
記のほか電路開放の際フレ−ム金具82の側面82aの
凹部82bに衝突してハンドルリンク57とバネガイド
リンク68の過度の腰折れを規制するストッパ−の役目
を持つ。
【0031】また70は図12及び図15乃至図17に
示すように開閉部20側に気密構造の軸受部71を介し
て突出した駆動軸56の先端に固設した開閉駆動レバ−
であり、同レバ−70はピン72により第3リンク73
に連結しさらにピン74を介して出力軸29に固設する
入力レバ−75に軸着している。
【0032】図12において、76はオイル又はガスシ
−ル用のガスケット、78はフッ素ゴムからなるOリン
グ、79はEPR、EPDMからなるOリングを示す。
29はケ−スに固設した軸受金具29aにその両端が回
転自在に支持された出力軸であり、同軸29には入力レ
バ−75のほか図15に示すように可動電極動作板32
と連結する出力レバ−30が固設されている。
【0033】図17において、80は投入完了状態にお
いて入力レバ−75の係合段部75aと係合して可動電
極21の固定電極23に対する過投入を規制するように
したストッパ−であり、ケ−スに固定されている。
【0034】なお、図10において、107は底蓋、1
08はパッキン、図7乃至図9において109は吊り下
げ金具、110はロック金具、111はロック紐を示
す。次に上記操作機構の動作について図11乃至図17
により説明する。図11及び図12及び図13(a)の
投入(閉路)状態においてはハンドルリンク57とバネ
ガイドピン60で連結するバネガイドリンク68からな
る腰折れ機構は、蓄力バネ63のバネ力によりバネガイ
ドピン60が図面右側に位置して腰折れ状態にあり、開
閉器は閉路状態に保持されている。この図11及び図1
2の状態おいて、操作ハンドル80を開放(開路)側に
回転させると、ハンドル軸51−ハンドル軸レバ−52
−ピン54−直交リンク53−伝達ピン55を介してハ
ンドルリンク57が左方向に動きそれと共にバネガイド
ピン60がガイドリンク68の切欠長溝68a内の奥端
側に押し込まれ、バネガイドピン60と連結ピン62間
に介装された蓄力バネ63が圧縮される。(図13
(b)参照)。
【0035】そしてハンドルリンク57がさらに動いて
バネガイドピン60が連結ピン62と駆動軸56を結ぶ
線a−aを越えるとこのバネ63の蓄勢されたバネ力は
主軸レバ−58を図13(b)において右側に動かすよ
うにそのバネ力の向きを反転し、同レバ−58が一挙に
右方向に回動する(図13(c)参照)。つまりレバ−
58と一体の駆動軸56が時計方向に回動(図において
右に回動)する。
【0036】一方、開閉部20側にあっては図14に示
すように、上記駆動軸56の回動により、開閉駆動レバ
−70−第4リンク73−入力レバ−75−出力軸29
−出力レバ−30−可動電極動作板32を経て電源側の
固定電極22のヒンジ部25に軸着する可動電極21が
ヒンジ部のピン24を中心に回動し、負荷側の固定電極
23と接触する可動電極21の接触部21bがこの固定
電極から素早く離間して電路が開放される。
【0037】なお、開放状態から逆に投入(閉路)操作
する場合は、操作ハンドル80を開放操作と逆方向に回
動する。つまり、逆回動すると図13(c)のハンドル
リンク57が時計方向に回動し、バネガイドピン60が
嵌入するバネガイドリンク68が図において左から右に
移動し、この移動に伴ってバネガイドリンク68に卷装
した蓄力バネ63が圧縮される(図13(d)参照)。
そしてバネガイドピン60がa−a線に対し開放時とは
反対側からこれを越えると今度は上記とは逆方向にバネ
が反転し、ピン62によって連結する主軸レバ−58が
右から左(反時計方向)に移動し、これに連結する可動
電極21が動いてその接触部21bが電源側の固定電極
22に接触して電路が閉路状態になる。
【0038】図10において、その下部に示す90はガ
ス圧低下ロック表示装置である。この表示装置を図1乃
至図3により詳述する。表示装置90は、開閉部ケ−ス
3と機構部ケ−ス4の境界に位置する区画壁2aに備え
つけられている。91はSF6ガスを充填した開閉部ケ
−ス3側に設けたガス圧低下を検出するためのベロ−ズ
であり、ベロ−ズ91と一体の作動棒92の下端にネジ
着したロックピン93は区画壁2aに形成した穴2cを
介して機構部ケ−ス4側に突出している。
【0039】94は作動棒92に卷装したベロ−ズバネ
でありベロ−ズ91の上壁内面91aと支持ガイド95
間に圧縮介在されており、平常時はベロ−ズの内壁及び
これと一体の作動棒92を常時開閉部ケ−ス3(上方)
側に付勢して開閉部内のガス圧と均衡が保たれている。
96は機構部ケ−ス4側の区画壁2aの下面側に立設し
たロックレバ−駆動軸97に対し回転自在に軸支したロ
ックレバ−であり、一端には表示板98を備え、また他
端には鉤形のロック部96aを形成している。またロッ
クレバー96における表示板98側には図2に示すよう
にロック片部96bが一体形成されており、平常時は上
記作動棒92の下端にネジ着して突出しているロックピ
ン93にロック片部96bが係止して、ロックレバー9
6の図2における反時計方向への回転動作が阻止されて
いる。
【0040】99はロックレバ−96を支軸97を中心
として反時計方向(ロック方向)へ回転させるためのロ
ック用バネである。98は上記ロックレバ−96の一端
に付設した表示板であり、平常時は図2のように白色塗
装した非ロック表示部98aがレンズ式の表示窓100
を介してケ−ス外から視認でき、またガス圧低下時には
ロックピン93が図1において上動することにより、該
ロックピン93が上記ロックレバ−96より離間解除し
てロックレバー96がバネ99の力により反時計方向に
回転し、赤色に塗装したロック表示部98bが表示窓1
00の位置まで移動してケ−ス外からこの表示部が視認
できるようになっている。101は気密保持状態で挿着
されたプラスチック或いはガラスからなる凸レンズを示
す。
【0041】表示体98とは反対側の端部に設けたロッ
ク部96aは、操作機構装置50の動作状況が閉路の状
態(図2のハンドルリンク57の位置)であってもまた
開路状態(図2のハンドルリンク57′の位置)のいず
れの場合にもガス圧低下が発生すれば鎮線96′のよう
に位置し、操作機構のハンドルリンク57に対し直ちに
係合してハンドルリンク57の動きをロックするように
なっている。
【0042】102はロックレバ−96の位置決め用の
ピンであり、取付調整時には表示体側のレバ−の側面に
形成した凹み96dが同ピン102に係合して同レバ−
96の動きを規制している。103はベロ−ズカバ−、
104はカラ−、105はワッシャ−、106はベ−ス
を示す。
【0043】
【発明の効果】以上のように本願発明は簡単な構成から
なるため、故障が少なくコスト低減が図れるのは勿論の
こと、ガス圧が低下した場合にはロックレバ−が速やか
に回転して操作機構側のハンドルリンクに係合し、操作
機構側の開閉操作を直ちにロックするため、ガス漏れ状
態における誤操作を確実にすることが防止できる。
【0044】また同時にロックレバ−に付設した表示体
が一体的に回転し表示窓に位置するため、このガス圧低
下状態を操作者はケ−ス外から視認できるため作業者は
これによって無理やりに開閉操作することなく安全であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例であり、ガス圧力低下ロック
表示装置の下面図。
【図2】図1の正面図。
【図3】ベロ−ズ付近の詳細図。
【図4】ブッシングの取付状態を示す縦断面図。
【図5】鍔付きパッキンの縦断面図。
【図6】ケ−ス製作の工程図。
【図7】ガス開閉器の正面図であり各相にはケ−ブルサ
ポ−ト金具が装着されている。
【図8】同じく図7の側面図。
【図9】同じく図7の平面図。
【図10】一部を省略した工事用ガス開閉器の縦断面
図。
【図11】閉路状態における操作機構装置の一部を省略
した底面図。
【図12】図11の側面図。
【図13】操作機構装置の概略動作説明図。
【図14】図14に関連した開閉部の概略動作説明図。
【図15】閉路状態を示す開閉部の状態図。
【図16】aは図15における円イ内の電源側の側面
図、bは図15における円ロ内の負荷側の側面図。
【図17】閉路状態を示す開閉部の状態図。
【図18】放圧蓋の平面図。
【図19】放圧蓋の取付状態を示す縦断面図。
【図20】放圧蓋の放圧後の状態図。
【符号の説明】
57 ハンドルリンク 90 ガス圧低下ロック表示装置 91 ベロ−ズ 92 作動棒 93 ロックピン 96 ロックレバ− 98 表示体 100 表示窓 101 凸レンズ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平常時は操作機構側へ突出状態にあり、
    ガス圧低下により開閉部側へ上動するようにした検出用
    ベロ−ズ(91)の作動棒(92)に備えたロックピン
    (93)と、平常時は一端が上記ロックピン(93)に
    係合してその回動が阻止されると共に他端には平常時は
    操作ハンドルに連結するハンドルリンク(57)に不係
    合にあり、ガス圧低下による上記ロックピン(93)の
    移動による解除によりハンドルリンク(57)に係合す
    るように回動するロックレバ−(96)と、上記ロック
    レバ−(96)に一体に取り付けられており、平常時は
    ケ−スの表示窓(100)を介して不動作表示を行い、
    ガス圧低下時にはロックレバ−(96)と一体に回動し
    てロック動作を表示するようにした表示体(98)とか
    らなることを特徴とするガス開閉器におけるガス圧低下
    ロック表示装置。
JP12147395A 1995-05-19 1995-05-19 ガス開閉器におけるガス圧低下ロック表示装置 Pending JPH08315694A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107895670A (zh) * 2016-11-30 2018-04-10 湛江高压电器有限公司 一种sf6断路器低气压闭锁保护装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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