JPH0831551A - 棒状発熱体 - Google Patents

棒状発熱体

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Publication number
JPH0831551A
JPH0831551A JP18550894A JP18550894A JPH0831551A JP H0831551 A JPH0831551 A JP H0831551A JP 18550894 A JP18550894 A JP 18550894A JP 18550894 A JP18550894 A JP 18550894A JP H0831551 A JPH0831551 A JP H0831551A
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JP
Japan
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rod
core wire
coating
heating element
heat radiating
Prior art date
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Pending
Application number
JP18550894A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhisa Mori
勝久 森
Kyuzo Yamagata
久蔵 山方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichifu Co Ltd
Original Assignee
Nichifu Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0831551A publication Critical patent/JPH0831551A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タオル等の濡れた小物衣料を乾燥するための
吊掛け具の吊掛け杆として、或いは、足もとを暖める暖
房用足乗せ台等の熱媒体として便宜に使用することがで
きると共に、優れた熱効率と機械的、物理的強度並びに
経済性を確保した棒状発熱体を低コストで提供する。 【構成】 カーボン短繊維の集合体を線状に整えて芯線
(1a)とし、該芯線(1a)を耐熱性繊維の織布または編布(1
b)で被覆してその外側を絶縁被覆材(1c)で被覆し、更に
その外周面を適当な厚みの銅管(1d)で被覆させてある構
造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、濡れた布巾や
タオル或いは手袋、靴下等の小物衣料を乾燥するための
吊掛け杆として、或いは、足もとを暖める暖房用台盤等
の熱媒体として使用するに適した棒状発熱体に関するも
ので、機械的強度に優れて長期にわたって使用すること
ができ、しかも電気消費量が少なくて熱効率のよい棒状
発熱体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般によく知られている発熱ユニット
は、ニクロム線や銅ニッケル合金線をプラスチックでシ
ールしたものがある。このような発熱ユニットは100度
以下の低温での平衡温度が安定しにくく、且つ発熱に際
して多量の電流が流れるので消費電力が多くて不経済で
あると共に、ブレーカーを装備させても安全性に問題が
ある。殊にこのような発熱ユニットは平坦なシート状に
形成して暖房用毛布やカーペット等に使用するのには便
利であるが、濡れたタオルや布巾等の小物衣料を吊掛け
するための棒杆に組み込むには構造が非常に複雑化して
コストが高くなり実用化が困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、タオ
ル等の濡れた小物衣料を乾燥するための吊掛け具の吊掛
け杆として、或いは、足もとを暖める暖房用足台等の熱
媒体として便宜に使用することができると共に、優れた
熱効率と機械的、物理的強度並びに経済性を確保した棒
状発熱体を低コストで提供することを主たる目的とする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に
本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発
明にかかる棒状発熱体にあっては、カーボン短繊維の集
合体を線状に整えて芯線(1a)とし、該芯線(1a)を耐熱性
繊維の織布または編布(1b)で被覆してその外側を絶縁被
覆材(1c)で被覆し、更にその外周面を適当な厚みの銅管
(1d)で被覆させてある構造としたものである。
【0005】
【作用】上記の棒状発熱体(1)にあっては、最外側が適
当な厚みの銅管(1d)によって被覆されているから、棒状
発熱体(1)にかかる負荷に対して充分耐えることのでき
る物理的強度と、内部芯線からの発熱を外部に伝える高
レベルの伝導性とを確保することができると共に、ニク
ロム線や銅ニッケル合金線等の熱媒体を内部に組み込む
といった複雑な構造を排除して極めて簡単に図2で示す
ような小物衣料乾燥用の吊掛け具(A)や図3で示すよう
な乾燥用マット、或いは図4で示すようなや足乗せ台
(C)等の発熱機能を有する製品を組成することができ、
加えてカーボン短繊維を芯線とした発熱体を使用するこ
とによって、少ない消費電力で長期にわたって経済的に
使用することができるものである。
【0006】
【実施例】以下、本発明の構成を図に示した実施例に基
づき説明する。図1は本発明にかかる棒状発熱体を示す
ものであって、この棒状発熱体(1)は、カーボン短繊維
の集合体を線状に整えて芯線(1a)とし、該芯線(1a)を耐
熱性繊維の織布または編布(1b)で被覆し、その外側を絶
縁被覆材(1c)で被覆し、更にその外周面を適当な厚みの
銅管(1d)で被覆させて形成している。前記芯線(1a)は短
繊維の束で高温(摂氏1600度〜2000度)で焼成炭化させ
たものを直径3〜10mmの線に成形したものであり、発熱
面積が大きいことによって発熱効率がよく、また遠赤外
線が出ることによって加熱効率が高い。耐用年数に優
れ、且つ希望の電気抵抗値が容易に設定できるといった
点で非常に有効である。本発明者が実験した結果によれ
ば、前記芯線(1a)の直径が5mmで編布(1b)が1500デニー
ルのポリアミド繊維4本で編成したものを50度C昇温
させるのに必要な平均消費電力が、公知のヒーターが殆
ど200W/m2であるのに対し本発明の棒状発熱体で
は約60〜80W/m2であって非常に経済的である。
また、棒状発熱体(1)の外部被覆体である銅管(1d)は、
比較的軽度の負荷、例えば小物衣料を吊掛ける吊掛け杆
として使用するに足る物理的強度が確保できる程度の厚
み、例えば1mm〜2mmの厚みで形成されている。
【0007】図2は本発明に係る棒状発熱体を布巾やタ
オル等を掛ける小型吊掛け具(A)の吊掛け杆に応用した
実施例を示すものであって、この吊掛け具(A)は合成樹
脂で形成された本体(2)の前面に突出形成された上下の
ボス(3)、(3)に垂直な支持管(4)が回動自在に保持されて
おり、この支持管の中腹部分に略コ字形に屈曲した棒状
発熱体(1)によって形成された吊掛け杆(5)が支持されて
いる。 前記棒状発熱体(1)によって形成された吊掛け杆
(5)は支持管(4)内において外側の被覆銅管(1d)が除去さ
れ、その芯線(1a)が吊掛け具(A)の本体(2)に形成された
コンセント(6)に電気的に接続されている。従ってこの
吊掛け具(A)に掛けられた濡れたタオルや布巾は電気に
よって発熱する吊掛け杆(5)によって効果的に乾燥させ
ることができる。
【0008】図3は本発明の棒状発熱体を小物衣料乾燥
用として使用される簾に応用したものであって、この乾
燥用簾(B)は棒状発熱体の被覆銅管(1d)を一定の間隔を
あけて剥離除去し、この除去した部分を屈曲させること
によって、銅管(1d)を被った水平な棒状発熱体(1)…が
上下に適当な間隔をあけた状態で直結的に配設され、更
に屈曲可能な連結具(7)…によって銅管を被った上下の
棒状発熱体(1)…が相互に連結されており、これにより
全体的にみて簾状の形態に形成されている。この簾(B)
は上端に掛止め用フック(8)、(8)を備えており、且つ棒
状発熱体(1)の芯線(1a)がリード線(9)を介してプラグ(1
0)に電気的に接続されている。
【0009】この簾(B)はフック(8)、(8)を介して既存の
タオル掛け(11)等に掛け止めして、濡れたタオル(12)や
布巾等をマット上に掛けることによって短時間で乾燥さ
せることができるものである。
【0010】また、図4は本発明に係る棒状発熱体(1)
を足乗せ台に応用した実施例を示すものであって、所定
の長さに裁断された複数の棒状発熱体(1)…が足乗せ台
(C)の開放された傾斜上面に適当な間隔をあけて配設さ
れており、これら棒状発熱体(1)の芯線(1a)が台側面(1
3)に形成されたコンセント(14)に電気的に接続されてい
る。
【0011】上記した実施例の何れの場合においても、
棒状発熱体の最外側が適当な厚みの銅管によって被覆さ
れているから、棒状発熱体にかかる負荷に対して充分耐
えることのできる物理的強度と、内部芯線からの発熱を
外部に伝える高レベルの伝導性とを確保することができ
ると共に、ニクロム線や銅ニッケル合金線等の熱媒体を
内部に組み込むといった複雑な構造を排除して極めて簡
単に組成することができるものである。
【0012】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、本発明の構成要件を備
え、かつ本発明の目的を達成し、下記の効果を奏する範
囲内において適宜改変して実施できるものである。
【0013】
【発明の効果】上記のごとく本発明の棒状発熱体にあっ
ては、最外側が適当な厚みの銅管によって被覆されてい
るから、棒状発熱体にかかる負荷に対して充分耐えるこ
とのできる物理的強度と、内部芯線からの発熱を外部に
伝える高レベルの伝導性とを確保することができると共
に、ニクロム線や銅ニッケル合金線等の熱媒体を内部に
組み込むといった複雑な構造を排除して極めて簡単に小
物衣料乾燥用の吊掛け具や足乗せ台等の発熱機能を有す
る製品を組成することができ、加えてカーボン短繊維を
芯線とした発熱体を使用することによって、少ない消費
電力で長期にわたって経済的に使用することができる、
といった種々優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の棒状発熱体の1部切欠斜視図。
【図2】本発明の棒状発熱体を使用した吊掛け具の実施
例を示す斜視図。
【図3】本発明の棒状発熱体を使用した乾燥用マットの
実施例を示す正面図。
【図4】本発明の棒状発熱体を使用した足乗せ台の実施
例を示す斜視図。
【符号の説明】
(1) 棒状発熱体 (1a) 芯線 (1b) 被覆編布 (1c) 絶縁被覆体 (1d) 銅管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーボン短繊維の集合体を線状に整えて
    芯線(1a)とし、該芯線(1a)を耐熱性繊維の織布または編
    布(1b)で被覆してその外側を絶縁被覆材(1c)で被覆し、
    更にその外周面を、適当な厚みの銅管(1d)で被覆させて
    ある棒状発熱体。
JP18550894A 1994-07-13 1994-07-13 棒状発熱体 Pending JPH0831551A (ja)

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JP18550894A JPH0831551A (ja) 1994-07-13 1994-07-13 棒状発熱体

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JP18550894A JPH0831551A (ja) 1994-07-13 1994-07-13 棒状発熱体

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JP4891983B2 (ja) * 2005-03-17 2012-03-07 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 管状炭素繊維織物の製造方法及び管状炭素繊維織物を用いた炭素繊維加熱ランプ

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