JPH08313442A - 発光検出器 - Google Patents

発光検出器

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JPH08313442A
JPH08313442A JP11812395A JP11812395A JPH08313442A JP H08313442 A JPH08313442 A JP H08313442A JP 11812395 A JP11812395 A JP 11812395A JP 11812395 A JP11812395 A JP 11812395A JP H08313442 A JPH08313442 A JP H08313442A
Authority
JP
Japan
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temperature
cell
fixed plate
reaction
flow cell
Prior art date
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Pending
Application number
JP11812395A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Yasuda
健二 保田
Akira Omori
晃 大森
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】断熱および遮光したケース11内に一定の温度
に調節した固定板12を置き、これにフローセルを密着
させ、このフローセルに反応混合液を流通させる。 【効果】精度の高い測定値が得られる。また反応温度が
測定温度と異なる場合でも同様な精度の高い測定値が得
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発光検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】発光検出器は高感度であるが、温度の影
響を受けやすいことが知られている。従来の発光検出器
は特開平6−201585 号公報のように、近くの温度を測定
して補正することにより、発光強度の測定を行ってい
た。しかし、補正することに伴う煩雑な操作により、時
間がかかるばかりでなく、正確さも影響を受けることが
あった。また反応容器および測定セルを温度制御する方
法もあるが、同じ温度で制御するのが普通である。した
がって反応温度を測定温度と異なるように設定すること
は困難である。温度制御を循環空気で行うと熱伝達が遅
く、測定温度を制御しにくい。一方、測定セルを恒温材
で覆うと発光検出を妨げるため、高感度化が難しい。ま
たチュービングを温度制御すると、配管が長く、しかも
太くなりやすい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、発光
検出セルの測定温度を所定の温度範囲内に留まらせるこ
とと、反応温度が測定温度と異なる場合でも短時間に所
定の測定温度範囲内に達するようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、フローセルを
熱伝導性が良く熱容量の大きい固定板にはめこむことに
より、短時間で試料の温度が所定の測定温度範囲内に達
するようにした。そして固定板を熱交換器で温度制御す
ることによりセル内の測定温度を一定に保つことができ
るようにした。また固定板が発光検出を妨げるのを防ぐ
ために、セルを貫通孔を有する固定板にはめこむように
した。反応した試料混合液を、細いチューブを通して検
出ユニット内のフローセルに送入することにより、短時
間で所定の測定温度に到達させることができ、測定温度
と異なる反応温度を設定することができるようにした。
電気化学的発光法の場合、特に測定温度と異なる前処理
反応温度を設定することができるようにした。
【0005】
【作用】セルの固定板はセルの温度制御を行う媒体であ
り、熱伝導性の良い材料を用いることが望まれる。例え
ば、アルミニウムや銅など純金属の板は好適であるが、
材料はこれに限定されるものではない。熱容量の大きい
ものであれば、さらに安定な温度制御が可能である。厚
みのある金属板を用いれば、好適である。固定板の温度
制御は電子式冷熱素子(ペルチェ素子)を密着あるいは
内蔵させることが最も容易であるが、これに限定される
ことはない。例えば、恒温水を固定板に流通させること
による制御も可能である。フローセルは測定に適した寸
法のものでなければならないが、熱伝導性のよい材料が
望ましい。また固定板と密着させるために形状を最適化
する必要がある。また発光を透過する開口部を有し、光
電子増倍管とも対面するようにする必要がある。したが
って、貫通孔を固定板に設ければ、効率的に温度制御す
ることができ、しかも光検出が容易になる。これらのセ
ル,固定板,チューブ類,光電子増倍管など一式を収納
するケースは遮光性および断熱性が良いものでなくては
ならない。固定板の温度制御を電子式冷熱素子(ペルチ
ェ素子)を密着させて行う場合、放出または吸収される
熱をケースの壁を通して交換するようにすることが必要
である。ケース自体は断熱性が良くなくても、断熱材を
貼ることにより断熱性を良くすることも可能である。発
光反応は温度に依存するのが一般的であり、その測定温
度範囲は15℃から45℃であって、これより低い温度
または高い温度では発光効率が下がることが多い。また
変動幅が設定値±0.5℃ 以内であれば、測定値に影響
が見られない。一方、生物試料の前処理反応では37℃
前後のことが多く、例えば、イムノアッセイでは37℃
で抗原抗体反応を行うのが一般的である。そこで37℃
で抗原抗体反応を行ったあと、ただちに30℃の測定セ
ルに試料を送り、測定することも本発明の場合、容易に
実現できる。反応温度と測定温度を変えることにより、
最適な感度を達成することができる。固定板の温度設定
は温度センサの設定を変えることにより容易に変えられ
る。発光反応は、ルミノールやイソルミノール,アクリ
ジニウムエステル誘導体,アダマンチルジオキセタン誘
導体などが用いられる化学発光法や、ルシフェリン類に
よる生物発光法,ルテニウム錯化合物による電気化学発
光法などがあるが、いずれの方法も反応の温度依存性が
高く、本発明を適用することで精度の向上が図れる。本
発明はいずれの発光法にも適用可能で、測定セルをフロ
ー方式とすればよい。
【0006】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
【0007】(実施例1)図1に本発明に基づく検出器
の構成の一例を示す。発光方法は電気化学的発光を対象
としたものを示したが、本発明はこれに限定されること
はない。測定セル1は固定板12に貫通させた固定孔に
取付け、電子式冷熱素子(ペルチェ素子)4を固定板上
面に密着させる。熱の伝達を良くするために、熱伝導グ
リースを電子冷熱素子と固定板の間に塗布する。電子式
冷熱素子(ペルチェ素子)の温度制御用温度センサ20
は測定セルの近くの固定板に固定する。センサの設定温
度を測定温度に設定することにより、測定セルの温度を
制御する。発光を検出する光電子増倍管6は測定セルの
直上にあり、セルに近接している。これらの部品を断熱
性および遮光性のあるケース11に収納し、セルへの試
料導入および排出にはチュービング13および14を用
いる。熱の出入りを極小とするために、ケーブル,配管
類はゴムのブッシュで断熱する。チュービングは遮光性
のある黒色の細管を使用する。細管の肉厚は検出ケース
内では薄く、ケース外では厚いか、または断熱性の被覆
を施したものが適する。溶液の移動には吸引ポンプを用
いる。磁性粒子を固定用媒体として用いる場合は、磁石
2が必要になる。反応混合液をサンプル容器19に入
れ、シッパ15で吸引させる。反応混合液の温度は検出
ユニット内に導入されると、所定の温度まで上昇し、発
光反応をフローセル内で起こす。セルの熱容量を固定板
に比較すると、非常に小さくすることで、容易に測定温
度まで到達させることができる。本実施例では厚さ5mm
のアルミニウム板を固定板として使用した。本実施例で
は設定温度を28.0℃ に設定し、外気温度を20℃か
ら30℃に変化させたとき、セル内測定温度範囲は温度
センサの制御範囲を狭めることにより、28.0℃±0.
5℃に収めることができた。図1はルテニウム錯化合物
を標識とした電気化学発光法によるイムノアッセイ用の
検出器の場合を示しており、図2に示すような原理でル
テニウム標識抗体と磁性粒子上の捕捉抗体とで抗原をサ
ンドイッチして、作用電極上に磁石で捕捉する。磁石は
発光時には作用電極の下から離れる。この磁性粒子にト
リプロピルアミンを含むバッファを通液するとともに、
一定の電圧を印加することにより、発光が生じる。セル
の上部透過板5は透明なプラスチック板でできており、
発光はここを伝わって光電子増倍管へ到達する。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、発光測定セルの測定温
度を設定温度±0.5 ℃以内に収めることができ、精度
の高い測定値が得られる。また反応温度の異なる場合で
も容易に所期の測定温度に達することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく装置構成の一例の説明図。
【図2】電気化学発光イムノアッセイの反応の説明図。
【符号の説明】
1…測定セル、2…磁石、3…磁石駆動機構、4…電子
式冷熱素子、5…上部透過板、6…光電子増倍管、7…
電源および増幅部、8…ソケット、9…光電子増倍管カ
バー、10…ファン、11…ケース、12…固定板、1
3,14…チュービング、15…シッパノズル、16…
対極、17…作用電極、18…参照電極、19…サンプ
ル容器、20…温度センサ、21…リード線。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定の温度に調節した固定板に貫通孔を設
    け、これにフローセルをはめこんだ後、前記フローセル
    に反応混合液を流通させることにより測定温度を制御す
    ることを特徴とする発光検出器。
  2. 【請求項2】温度制御範囲が15℃から45℃であっ
    て、変動幅が±0.5 ℃以内である請求項1に記載の発
    光検出器。
  3. 【請求項3】一定の温度に調節した固定板にフローセル
    を固定させ、これを断熱,遮光したケースに組み込む請
    求項1に記載の発光検出器。
  4. 【請求項4】一定の温度に調節した固定板に貫通孔を設
    け、これにフローセルをはめこんだ後、前記フローセル
    に反応混合液を流通させることにより測定温度を制御す
    ることを特徴とする電気化学的発光検出器。
  5. 【請求項5】測定温度と異なる温度で反応させた反応混
    合液を、一定の温度に調節した前記固定板に固定した前
    記フローセルに流通させ、所期の測定温度に調節する請
    求項1に記載の発光検出器。
JP11812395A 1995-05-17 1995-05-17 発光検出器 Pending JPH08313442A (ja)

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JP11812395A JPH08313442A (ja) 1995-05-17 1995-05-17 発光検出器

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ID=14728612

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JP11812395A Pending JPH08313442A (ja) 1995-05-17 1995-05-17 発光検出器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI804974B (zh) * 2021-09-07 2023-06-11 博訊生物科技股份有限公司 吸液器的吸管尖連接裝置及連接方法

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