JPH08313436A - 水道水質自動監視装置のフィルタの劣化検出方法 - Google Patents

水道水質自動監視装置のフィルタの劣化検出方法

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JPH08313436A
JPH08313436A JP11676995A JP11676995A JPH08313436A JP H08313436 A JPH08313436 A JP H08313436A JP 11676995 A JP11676995 A JP 11676995A JP 11676995 A JP11676995 A JP 11676995A JP H08313436 A JPH08313436 A JP H08313436A
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JP
Japan
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filter
water
turbidity
color
sensor
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Application number
JP11676995A
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English (en)
Inventor
Mutsuhisa Hiraoka
睦久 平岡
Naohiro Noda
直広 野田
Yasushi Zaitsu
靖史 財津
Hiroshi Tada
弘 多田
Kenji Harada
健治 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08313436A publication Critical patent/JPH08313436A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】色,濁り測定センサの校正に用いるフィルタの
劣化を検出する。 【構成】既設フィルタのほかに第2のフィルタを追加設
置し、第2のフィルタを通過した水の色,濁りの測定を
行ない、これら二つのフィルタを通る水の色,濁りの測
定値を比較することにより、既設フィルタが劣化し始め
る時点で、第2のフィルタは劣化していないので、既設
フィルタの劣化を判定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水道水の水質を自動計
測する装置に用いられる水浄化用のフィルタの劣化を検
出する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】水道法では、水道事業者に対して、水道
水の色,濁り,残留塩素濃度の3項目の水質検査を、給
水区域内の複数の給水栓を対象に、毎日1回以上行なう
ことを義務付けている。この検査を自動化して行なう装
置が水道水質自動監視装置であって、色,濁り,残留塩
素濃度の各測定センサを主体として、これに水温,水
圧,電気伝導度,PHの各測定センサを追加設置した構
成を持つものが一般的である。
【0003】色,濁りの測定に関しては、色を色度で代
用し、濁りを濁度で代用することが認められているた
め、色,濁り計測センサとして、色度,濁度計が用いら
れることが多い。例えば、厚生省生活衛生局水道環境部
監修、日本水道協会発行の刊行物「上水試験方法」19
93年版、第73頁〜第74頁によれば、色度は「水中
に含まれる溶解性物質およびコロイド性物質が呈する類
黄色ないし黄褐色の程度」とされ、目視による比色法や
波長390nmの吸光度が公定法として示されている。
一方、濁度は「水の濁りの程度」とされ、目視による比
濁法と波長660nmの吸光度が公定法として示されて
いる。
【0004】このような色度と濁度を自動的に計測する
センサは、既に各種のものが市販されており、センサは
基本的に光源,フローセル,390nmと660nmの
光を透過する各光学フィルタ,光電変換器からなり、連
続的に試料水が流れるフローセルに、390nmと66
0nmの光を順に透過させ、それぞれの波長の吸光度を
測定し、換算式または換算表から色度,濁度に変換して
出力する。
【0005】色,濁りを計測するセンサは、上記の色
度,濁度計測タイプのほかに、本発明者らが特願平6−
206227号により出願中であり、より目視検査に近
い原理による色の測定を、R(赤)、G(緑)、B
(青)三原色の各吸光度解析から行なうものもある。水
道水質自動監視装置は、上述の色,濁りセンサを搭載し
ているが、透明に近い水道水の色と濁りを、3ケ月程度
メンテナンスなしで測定することが要求されており、測
定精度を高めるために、通常、色,濁りセンサの自動0
点校正機能を持っている。この0点の校正は、水浄化フ
ィルタ(以下、単にフィルタとする)を通して得られた
清浄な水を測定することによって行なっており、その校
正の頻度は1日に数回である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、問題は
フィルタの使い方、とくにフィルタの劣化程度を正しく
把握することにある。水道水質自動監視装置の校正のた
めの水をつくるフィルタは、メンテナンス周期(3ケ月
程度)毎に交換を行なうことを原則としているが、水道
水の汚れが極めて顕著な場合、フィルタの寿命が予定よ
り短くなることもある。このようなとき、既に寿命に達
しているフィルタをそのまま使い続けると、色,濁りセ
ンサの校正の際正しい0点が求められないので、この装
置を用いたときに測定誤差を生じ、正確に色,濁りを測
定することができないという問題を生ずる。
【0007】本発明は、上述の点を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、水道水質自動監視装置に
用いられるフィルタの寿命に起因して色,濁りの測定誤
差が生ずるのを防ぐために、フィルタの劣化を自動的に
検出する方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の方法は、水質自動監視装置に対して行な
うものであり、第2のフィルタを追加設置し、既設の第
1のフィルタの使用周期より長い周期で、第2のフィル
タを通過した水の色,濁りの測定を行ない、これら二つ
のフィルタを通る水の色,濁りの測定値を比較すること
により、第1のフィルタの劣化を判定する。
【0009】
【作用】本発明の方法は、既設の第1のフィルタが劣化
し始めた時点では、まだ追加設置した第2のフィルタは
劣化していないので、これら二つのフィルタを通る水の
色,濁りの測定値を比較することにより、第1のフィル
タの劣化を検出することが可能である。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の方法が適用される水道水質
自動監視装置について、主要な構成部品の配置を示す模
式図であり、この装置には本発明の方法を適用するため
に、既設の構成部品である第1のフィルタ9のほかに、
とくに第2のフィルタ12を追加設置してある。
【0011】以下に、図1を参照して装置の構成ととも
に本発明の第1の方法を説明する。図1において、通常
の測定時には、水道水1は取水配管2から装置に導かれ
た後、流路3を通って色・濁りセンサ4に入り、ここで
色,濁りの測定が行われる。センサ4の出力を信号処理
装置5に集めた後、通信装置6により図示してない外部
の装置に出力することができる。測定終了後の水道水1
は、排水13として系外に流出させる。
【0012】色・濁りセンサ4の校正時には、取水配管
2から装置に導かれた水道水1は、三方電磁弁7によっ
て、その経路を流路8の方に切り替え、ここを通って第
1のフィルタ9を通過して浄化した後、色・濁りセンサ
4に入り、色・濁りセンサ4の0点の校正を行なう。本
発明の方法は、色・濁りセンサ4の校正の4回目の周期
が終わった直後に、水道水1の流れを三方電磁弁10に
より、再び流路11の方に切り替えて、新たに設けた第
2のフィルタ12を通して浄化した後、色・濁りセンサ
4に導入し、色,濁りの測定を行なう。そして、センサ
4の出力は信号処理装置5に集め、第1のフィルタ9を
通過した水道水1の色,濁りの測定値と、第2のフィル
タ12を通過した水道水1の色,濁りの測定値との差
が、あらかじめ設定した基準値を超えている場合は、信
号処理装置5は第1のフィルタ9が劣化したものと判断
し、通信装置6を経由して、図示してない外部の装置
に、メンテナンスが必要であることを表わす信号を出力
することができる。
【0013】以上のように、本発明の方法は、水道水質
自動監視装置を使用する際、少なくとも構成部品の一つ
として備えているフイルタの劣化を検出するために、装
置の構成に適切に対応して行なうことができる。
【0014】
【発明の効果】水道水質自動監視装置に備えている水浄
化フィルタが劣化して、その機能を失うと、水道水の
色,濁りの測定値に誤差を生じ、装置の運用が正しく行
なわれなくなるという問題に対して、本発明のフイルタ
劣化検出方法は、実施例で述べた如く、第2のフィルタ
を追加設置し、既設の第1のフィルタの使用周期より長
い周期で第2のフィルタを通過した水の色,濁りの測定
を行ない、これら二つのフィルタの測定値を比較するこ
とにより、的確にフィルタの劣化程度を自動検出するこ
とを可能としたものであり、正確な水道水の色,濁りの
測定値が得られるとともに、装置のメンテナンスもタイ
ミングよく行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の方法が適用される水道水質自動
監視装置の主要な構成部品の配置を示す模式図
【符号の説明】
1 水道水 2 取水配管 3 流路 4 色・濁りセンサ 5 信号処理装置 6 通信装置 7 三方電磁弁 8 流路 9 第1のフィルタ 10 三方電磁弁 11 流路 12 第2のフィルタ 13 排水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多田 弘 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 原田 健治 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも水道水(以下、単に水とする)
    の色,濁りを自動測定するセンサと第1のフィルタとを
    備え、第1のフィルタを通過する水の色,濁りの測定に
    より前記センサのゼロ点校正を周期的に行なう水道水質
    自動監視装置の第1のフィルタの劣化を検出するに当た
    り、前記監視装置に第1のフィルタと並列に第2のフィ
    ルタを設け、水の流路を切り替えて、第1のフィルタの
    使用周期より長い周期で第2のフィルタを通過した水の
    色,濁りの測定を行ない、各フィルタを通過する水の測
    定値を比較することにより、第1のフィルタの劣化を判
    定することを特徴とする水道水質自動監視装置のフィル
    タの劣化検出方法。
JP11676995A 1995-05-16 1995-05-16 水道水質自動監視装置のフィルタの劣化検出方法 Pending JPH08313436A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017531161A (ja) * 2014-08-28 2017-10-19 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. センサシステム及びセンサ方法
CN113049349A (zh) * 2021-03-16 2021-06-29 上海科泽智慧环境科技有限公司 一种水质分析仪的抗浊度干扰装置

Cited By (3)

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