JPH08311709A - 会葬用手袋 - Google Patents

会葬用手袋

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JPH08311709A
JPH08311709A JP11478295A JP11478295A JPH08311709A JP H08311709 A JPH08311709 A JP H08311709A JP 11478295 A JP11478295 A JP 11478295A JP 11478295 A JP11478295 A JP 11478295A JP H08311709 A JPH08311709 A JP H08311709A
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JP
Japan
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glove
synthetic resin
resin film
shaped
materials
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Pending
Application number
JP11478295A
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English (en)
Inventor
Kazuo Matsuda
和男 松田
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Okamoto Industries Inc
Original Assignee
Okamoto Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】手袋の表生地が濡れても、その濡れが手に伝わ
らないようにし、且つ葬儀の厳粛さを損なうことがない
会葬用手袋を提供する。 【構成】白色の手袋状メリヤス表材と手袋状メリヤス裏
材との間に、手袋状合成樹脂フィルム材を介在させてな
り、且つ該手袋の指先部の前記合成樹脂フィルム材が前
記表材及び前記裏材と接着している会葬用手袋である。
この会葬用手袋は、手袋形の金型に手袋状メリヤス裏材
を被せ、この被せた状態で該裏材の指先部に接着剤を施
し、次いで該裏材の上に手袋状合成樹脂フィルム材を被
せ、その指先部に接着剤を施し、その後合成樹脂フィル
ム材の上に白色の手袋状メリヤス表材を被せて指先部を
接着し、最後に前記裏材と前記合成樹脂フィルム材と前
記表材の裾部を一体に縫着して製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手袋、特に通夜や告別
式など葬儀のときに着用する会葬用手袋に関する。
【0002】
【従来の技術】通夜や告別式などの葬儀は、会葬業者に
よって取り仕切られることが多い。会葬業者は、葬儀の
厳粛を高めるべく通常、白い手袋を着用している。そし
て、通夜などにおいては、会葬業者はこの手袋をはめて
棺や遺体に触れることがあるが、ドライアイスなどの使
用によって水分が凝集して棺や遺体が濡れている場合に
は、手袋の表生地が濡れ、その手袋の濡れが手に伝わる
ため、着用者は不快に感じる場合がある。また通夜や告
別式の時には、会葬業者は屋外で作業することが多い
が、冬の雨の日や雪の日は手袋が濡れ、これが手に伝わ
り一層寒さを感じる。そして、手の濡れを防ぐだけであ
るなら、ポリ塩化ビニル製手袋やゴム製手袋を着用すれ
ば目的が達成できるが、それでは遺族への気配りに欠
け、また葬儀の厳粛さを損なうことになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑みなされたものであって、棺や遺体に触れても不快
感が少なく、また手袋の表生地が濡れてもその濡れが手
に伝わらないようにし、且つ葬儀の厳粛さを損なうこと
のない会葬用手袋を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、手袋
状メリヤス表材と手袋状メリヤス裏材とからなる手袋に
おいて、該表材と該裏材との間に、手袋状合成樹脂フィ
ルム材を介在させてなり、且つ該手袋の指先部の前記合
成樹脂フィルム材が前記表材及び前記裏材と接着してい
ることを特徴とする会葬用手袋である。
【0005】本発明を詳しく説明する。図1は本発明の
会葬用手袋の裾部部分を切截した平面図である。1は手
袋状メリヤス表材であり、2は手袋状メリヤス裏材であ
り、3は手袋状メリヤス表材1と手袋状メリヤス裏材2
の間に介在する手袋状合成樹脂フィルム材である。4は
手袋状メリヤス表材1と手袋状合成樹脂フィルム材3、
手袋状合成樹脂フィルム材3と手袋状メリヤス裏材2と
が接着している個所である。
【0006】本発明における手袋状メリヤス表材及び手
袋状メリヤス裏材は、メリヤス地で作られており、通常
メリヤス地を裁断し、常法によって手袋状に縫製したも
のであるが、直接手袋状に編成したものでも良い。表材
には白地のメリヤス地が用いられる。裏材には任意の色
のメリヤス地が用いられるが、白色のメリヤス地が好ま
しい。例えば表材の生地には白色の綿スムース生地を用
い、裏材の生地には白色の綿天竺メリヤスを用いる。
【0007】本発明における手袋状合成樹脂フィルム材
は、合成樹脂フィルムを裁断し、手袋状に接着して製造
したものでもよいし、また手袋状金型を用いて直接手袋
状に成形したものでもよい。手袋状合成樹脂フィルム材
の製造に用いる合成樹脂フィルムは、防水性、耐水性を
有するものである。また、合成樹脂フィルム材は手袋状
メリヤス表材、手袋状メリヤス裏材のメリヤス地に馴染
むよう、柔軟性があり、適度の伸びがあるものが好まし
く、また水は通さないが空気は通すような、いわゆる通
気性、透湿性があるものが好ましい。合成樹脂フィルム
としては、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ塩化ビリニデ
ンフィルム、ポリエチレンフィルム、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体フィルム、ポリウレタンフィルムなどが用
いられる。
【0008】指先部の手袋状メリヤス表材と手袋合成樹
脂フィルム材、及び指先部の手袋状メリヤス裏材と手袋
合成樹脂フィルム材をそれぞれ接着するための接着剤
は、特に限定されないが、液状タイプの接着剤が好まし
く用いられる。指先部の接着により指先部が硬くなり不
自然な感触になり易いが、この支障は、接着剤の種類、
濃度を選択することにより抑制できる。本発明では、ポ
リウレタン、天然又は合成ゴム、エチレン−酢酸ビニル
共重合体など熱可塑性樹脂系の接着剤が用いられる。好
ましい接着剤はポリウレタン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体の水分散型接着剤である。
【0009】本発明の会葬用手袋は、手袋状メリヤス表
材と手袋状メリヤス裏材との間に介在させた手袋状合成
樹脂フィルム材が防水作用をなすため、該手袋の表材が
濡れても、この濡れは合成樹脂フィルム材で遮られ、該
手袋の裏側に達することがない。従って、この濡れが手
に達することはない。また、本発明の会葬用手袋は手袋
状メリヤス表材と手袋状メリヤス裏材との間に合成樹脂
フィルムが介在するので、これを着用して棺や遺体に触
れると、手の肌が直接棺や遺体に接触する不安感が薄ら
ぐ。しかもこの手袋は表材が白色のメリヤス地できてい
るので、これを着用して作業しても葬儀の厳粛さを損な
うことがない。また、本発明では該手袋の指先部の合成
樹脂フィルム材を表材及び裏材と接着させたので、手袋
を脱ぐとき、その指部の裏材、或いは裏材と合成フィル
ム材とが、表材から離れて裏返しになって抜け出るよう
なことがなく、スムースに脱着できる。この会葬用手袋
は、表材が白色のメリヤス地であるので、一般の礼装用
にも使用できる。
【0010】本発明の会葬用手袋は手袋状メリヤス表材
と手袋状メリヤス裏材との間に介在させた手袋状合成樹
脂フィルム材の防水作用によって上記の利点があるが、
その反面長く着用していると手が蒸れる難点がある。こ
の蒸れを減少させるには、手袋状メリヤス表材と手袋状
メリヤス裏材との間に介在させる手袋状合成樹脂フィル
ム材の形状を変えるとよい。図2は手袋状合成樹脂フィ
ルム材3の一例を示したもので、手袋の指部a及び手の
ひら部bは合成樹脂フィルム材で構成されているが、手
の甲部には合成樹脂フィルム材は存在しない。そのた
め、この手袋状合成樹脂フィルム材を用いると、手袋の
甲部から熱や、水分が発散されるので蒸れを減少させる
ことができる。
【0011】本発明の会葬用手袋は、手袋形の金型に、
メリヤス地で作った手袋状裏材を被せ、その被せた状態
で該裏材の指先部に接着剤を施し、次いで該裏材の上に
手袋状合成樹脂フィルム材を被せ、この被せた状態で該
合成樹脂フィルム材の指先部に接着剤を施し、その後該
合成樹脂フィルム材の上にメリヤス地で作った手袋状表
材を被せて指先部の前記裏材と前記合成樹脂フィルム
材、及び前記合成樹脂フィルム材と前記表材を互いに接
着させ、最後に前記裏材と前記合成樹脂フィルム材と前
記表材の三者の裾部を一体に縫着することによって製造
する。
【0012】図3は、本発明の会葬用手袋の製造法を模
式的に示したものである。5は手袋形の金型である。こ
の手袋形の金型5に、綿天竺メリヤス地を縫製して製造
した手袋状裏材2を被せる。この被せた状態で手袋状メ
リヤス裏材の指先部に、エチレン−酢酸ビニル共重合体
のエマルジョンを刷毛で塗り、その後手袋状メリヤス裏
材の上に、ポリ塩化ビニルフィルム(厚さ120〜16
0μ)を手袋状に融着して作った手袋状合成樹脂フィル
ム材3を被せる。この手袋状合成樹脂フィルム材3を被
せた状態で、合成樹脂フィルム材3の指先部にエチレン
−酢酸ビニル共重合体のエマルジョンを刷毛で塗り、次
いで該合成樹脂フィルム材の上に綿スムースメリヤス地
を縫製して作った手袋状表材を被せる。この状態で指先
部を軽く押圧し、手袋状メリヤス裏材2と手袋状合成樹
脂フィルム材3、及び手袋状合成樹脂フィルム材3と手
袋状メリヤス表材1を互いに接着させる。
【0013】上記のエチレン−酢酸ビニル共重合体のエ
マルジョンには、固形分50〜54重量%、粘度15,
000〜22,000CPS(30℃)のエマルジョン
を用いた。また上記の接着処理において、指先部の手袋
状メリヤス裏材2と手袋状合成樹脂フィルム材3との接
着部分と、指先部の手袋状合成樹脂フィルム材3と手袋
状メリヤス表材1との接着部分とは、同じ位置にして
も、異なった位置にしてもよい。異なった位置にするこ
とによって、接着部分の生地の硬化感を減少させること
ができる。最後に、手袋状メリヤス表材1と手袋状合成
樹脂フィルム材3と手袋状メリヤス裏材2との裾部を揃
え、この三者の裾部を一体に縫着して仕上げる。
【0014】
【発明の効果】従来の会葬用手袋を着用して濡れた棺や
遺体に触れると、この濡れが手袋の生地を通して手に伝
わり不快を感じることがあるが、本発明の会葬用手袋
は、手袋状メリヤス表材と手袋状メリヤス裏材との間に
手袋状合成樹脂フィルム材を介在させたので、手袋の表
生地が濡れても、この濡れは合成樹脂フィルム材で遮ら
れ手に達することがないから、上記の不快感を無くすこ
とができる。また、また通夜や告別式の時には、会葬業
者は屋外で作業することが多いが、本発明の会葬用手袋
を着用すると、冬の雨の日や雪の日は手袋が濡れてもこ
れが手に伝わらなく、寒さを防ぐことができる。また、
手袋の表材が白色のメリヤス生地でできているのでこれ
を着用して作業しても葬儀の厳粛さを損なうことがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の会葬用手袋の裾部部分を切截した平面
【図2】本発明の会葬用手袋の手袋状合成樹脂フィルム
材の一例を示す斜視図
【図3】本発明の会葬用手袋の製造過程を説明する斜視
【符号の説明】
1 手袋状メリヤス表材、2 手袋状メリヤス裏材、3
手袋状合成樹脂フィルム材、4 接着部分、5 手袋
形の金型

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】白色の手袋状メリヤス表材と手袋状メリヤ
    ス裏材とからなる手袋において、該表材と該裏材との間
    に、手袋状合成樹脂フィルム材を介在させてなり、且つ
    該手袋の指先部の前記合成樹脂フィルム材が前記表材及
    び前記裏材と接着していることを特徴とする会葬用手
    袋。
  2. 【請求項2】合成樹脂フィルム材が、指部及び手のひら
    部を有し、手の甲部を有しない手袋状のものである請求
    項1記載の会葬用手袋。
  3. 【請求項3】手袋形の金型に、メリヤス地で作った手袋
    状裏材を被せ、その被せた状態で該裏材の指先部に接着
    剤を施し、次いで該裏材の上に手袋状合成樹脂フィルム
    材を被せ、この被せた状態で該合成樹脂フィルム材の指
    先部に接着剤を施し、その後該合成樹脂フィルム材の上
    にメリヤス地で作った白色の手袋状表材を被せて、指先
    部の前記裏材と前記合成樹脂フィルム材、及び前記合成
    樹脂フィルム材と前記表材を互いに接着させ、最後に前
    記裏材と前記合成樹脂フィルム材と前記表材の三者の裾
    部を一体に縫着することを特徴とする会葬用手袋の製造
    方法。
JP11478295A 1995-05-12 1995-05-12 会葬用手袋 Pending JPH08311709A (ja)

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JP (1) JPH08311709A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010074382A1 (ko) * 2008-12-22 2010-07-01 Lee Myung Chul 방수용 장갑 및 그 제조방법
KR200471854Y1 (ko) * 2012-05-29 2014-03-17 엄대용 장례용 장갑

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