JPH08310047A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH08310047A
JPH08310047A JP7119914A JP11991495A JPH08310047A JP H08310047 A JPH08310047 A JP H08310047A JP 7119914 A JP7119914 A JP 7119914A JP 11991495 A JP11991495 A JP 11991495A JP H08310047 A JPH08310047 A JP H08310047A
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JP
Japan
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recording
unit
remaining amount
ink jet
selection
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Pending
Application number
JP7119914A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Saji
廣高 佐治
Mikio Sakuma
幹雄 佐久間
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インク噴射式と電子写真式の両者の特徴を兼
ね備えて所望の記録が可能であり、2台の記録装置を買
い揃えることに比べて低価格で場所もとらず、一方が記
録不可能の時にも他方で代替記録が可能な記録装置を提
供すること。 【構成】 プリンタ1は、レーザ記録部としての感光体
ユニット9、現像装置10、定着ユニット13、スキャ
ナユニット17と、インクジェット記録部としてのプラ
テン31、インクジェットカートリッジ34、キャリッ
ジ35を備えている。そして、操作パネル22の選択ス
イッチ22bによりいずれかの記録部が選択されると、
CPU40はディバータ30を選択された記録部側に配
置させ、選択された記録部のドライバを作動させて記録
を行わせる。更にCPU40は、選択スイッチ22bが
オートの場合、記録モードや残量希少の情報に基づい
て、最適の記録部を自動的に選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録データに基づいて
記録を行う記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、この種の記録装置においては、イ
ンパクト式のプリンタにとって代わり、インクジェット
プリンタや例えばレーザプリンタのような電子写真式プ
リンタ等のノンインパクト式のプリンタが市場をにぎや
かしている。一般にノンインパクト式はインパクト式に
比べて、静粛性、記録速度、解像度等の面で優れてお
り、これらが評価されて市場に受け入れられているとい
った状況である。そして、特にインクジェットプリンタ
やレーザプリンタは、市場からの要求を受けた形で、各
社が量産効果等を駆使して低価格化を実現している。
【0003】ところで、ノンインパクト式のプリンタに
おいても、その種類によって一長一短がある。例えば、
レーザプリンタは記録速度、記録結果の耐水性などでイ
ンクジェットプリンタよりも優れる反面、ランニングコ
スト等ではインクジェットに劣る。従って、例えば多少
コストが高くても記録結果を早く得たいときにはレーザ
プリンタが向いており、コスト優先の時にはインクジェ
ットプリンタが向いているといったように、プリンタが
使用される条件によって向き不向きがある。更に具体的
には、一般にプリンタには通常の記録モード(あるいは
機種によっては高品位モードとも言う)と試し記録用の
ドラフトモードとが備えられているが、試し記録を行う
際にはコストの安いインクジェットプリンタが好適であ
るのに対し、記録結果を保存する可能性の高い通常の記
録モード(高品位モード)で記録を行う場合には耐水性
の良いレーザプリンタが好適である。
【0004】尚、上記の説明では、電子写真式のプリン
タの代表として、レーザープリンタを挙げたが、LED
プリンタや液晶プリンタなどの他の電子写真式でも同様
のことが言える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記両
者のプリンタを買い揃えるとなると、たとえそれぞれの
プリンタが低価格化されているといっても、やはりかな
りのコストがかさみ、場所もとるという問題があった。
【0006】また、上記の各プリンタにおいては、一般
にインクやトナーをカートリッジ化して装置に供給する
ようにされているが、カートリッジ内のインクやトナー
を使いきると、当然のことながら、カートリッジの交換
を行わなければならない。ところが、交換用のカートリ
ッジの買い置きがなければ、新たなカートリッジを購入
するまでの間は、そのプリンタを使用できないといった
不便さがあった。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、インク噴射式と電子写真式の両
者の記録方式の特徴を兼ね備え、低価格で場所もとら
ず、一方が記録不可能の時にも他方で代替記録が可能な
記録装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の記録装置は、被記録媒体に対しオリフィスか
らインク小滴を噴射することにより、前記記録データに
基づく画像を記録し得るインク噴射式記録手段と、感光
体ドラム上に潜像を現像し、その潜像にトナーを付着さ
せ、そのトナーを被記録媒体上に定着させることによ
り、前記記録データに基づく画像を記録し得る電子写真
式記録手段と、前記インク噴射式記録手段と電子写真式
記録手段とのいずれを用いて記録を行うかを選択する選
択手段と、その選択手段により選択された記録手段を作
動させる制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0009】また、請求項2記載の記録装置では、前記
選択手段は、使用者が操作可能な操作スイッチであるこ
とを特徴とする。
【0010】また、請求項3記載の記録装置では、前記
インクの残量を検出するインク残量検出手段と、前記ト
ナーの残量を検出するトナー残量検出手段との少なくと
も一方を更に備え、前記選択手段は前記残量検出手段の
残量希少の検知に起因して、現在選択されている記録手
段とは別の記録手段を選択することを特徴とする。
【0011】請求項4記載の記録装置では、前記記録デ
ータの中から改ページに関する情報を検出する検出手段
を更に備え、前記選択手段は、その検出手段からの出力
と前記残量検出手段からの出力とに基づいて、現在選択
されている記録手段とは別の記録手段へ選択を切り替え
ることを特徴とする。
【0012】請求項5記載の記録装置では、前記記録デ
ータの中から記録開始に関する情報を検出する検出手段
を更に備え、前記選択手段は、その検出手段からの出力
と前記残量検出手段からの出力とに基づいて、現在選択
されている記録手段とは別の記録手段へ選択を切り替え
ることを特徴とする。
【0013】請求項6記載の記録装置では、通常の記録
モードとドラフトモードとが設定可能であり、前記選択
手段は、通常の記録モード設定時には前記電子写真式記
録手段を、ドラフトモード設定時には前記インク噴射式
記録手段をそれぞれ選択することを特徴とする。
【0014】請求項7記載の記録装置では、前記インク
噴射式記録手段と前記電子写真式記録手段とに共通の給
紙手段及び排紙手段と、その共通の給紙手段及び排紙手
段と前記各記録手段との被記録媒体の搬送経路を切り替
える切り替え手段とを更に備え、前記制御手段はこの切
り替え手段を制御することを特徴とする。
【0015】
【作用】上記の構成を有する請求項1の記録装置は、選
択手段がインク噴射式記録手段と電子写真式記録手段と
のいずれを用いて記録を行うかを選択すると、制御手段
は、その選択手段により選択された記録手段を作動さ
せ、選択されたインク噴射式と電子写真式とのいずれか
一方の記録手段は、被記録媒体上に記録を行う。
【0016】請求項2記載の記録装置では、使用者が操
作可能な操作スイッチにより上記選択が行われる。
【0017】請求項3記載の記録装置では、インクの残
量を検出するインク残量検出手段と、トナーの残量を検
出するトナー残量検出手段との少なくとも一方が残量の
希少を検出すると、選択手段はそれに起因して現在選択
されている記録手段とは別の記録手段を選択する。
【0018】請求項4記載の記録装置では、検出手段が
記録データの中から改ページに関する情報を検出する
と、選択手段は、その検出手段からの出力と残量検出手
段からの出力とに基づいて、現在選択されている記録手
段とは別の記録手段へ選択を切り替える。
【0019】請求項5記載の記録装置では、検出手段が
記録データの中から記録開始に関する情報を検出する
と、選択手段は、その検出手段からの出力と残量検出手
段からの出力とに基づいて、現在選択されている記録手
段とは別の記録手段へ選択を切り替える。
【0020】請求項6記載の記録装置では、選択手段
は、通常の記録モード設定時には電子写真式記録手段
を、ドラフトモード設定時にはインク噴射式記録手段を
それぞれ選択する。
【0021】請求項7記載の記録装置では、切り替え手
段は、制御手段の制御下において、共通の給紙手段及び
排紙手段と各記録手段との被記録媒体の搬送経路を切り
替える。
【0022】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図1は記録装置としてのプリンタ1
の概略側断面図である。本実施例のプリンタ1は、レー
ザ記録部とインクジェット記録部とを備えている。
【0023】そのプリンタ1には、本体ケース2の一側
上側に給紙カセット3が着脱自在に装着され、給紙ロー
ラ4と分離パッド5とにより、給紙カセット3内に積層
された被記録媒体としての用紙が一枚づつに分離され
て、後述するディバータ30と搬送ローラ群6とを介し
て、レーザ記録部の感光体ドラム7と転写ローラ8等と
からなる感光体ユニット9に搬送される。感光体ユニッ
ト9に隣接して前記給紙カセット3に近い側に現像装置
10が配置され、反対側には、加熱ローラ11と押圧ロ
ーラ12とからなる定着ユニット13が配置されてい
る。
【0024】感光体ユニット9の下方には、レーザ発光
部14、レンズ15、反射鏡16等からなるスキャナユ
ニット17、制御基板18,19及び電源ユニット20
等が配置されており、カバー体21には複数の操作ボタ
ンを有する操作パネル22と、表示パネル27とが設け
られている。
【0025】帯電器23にて予め帯電させた感光体ドラ
ム7の表面に、図示しないコンピュータ等の外部機器か
ら伝送された記録データに応じて、スキャナユニット1
7から発射された光を照射して、感光体ドラム7の表面
に静電潜像を形成し、次いで、現像装置10における現
像スリーブ32が矢印A方向に回転して磁化させた粉体
状のトナーの供給により前記潜像を可視像化するという
現像を実行する。なお、トナーはトナーボックス26か
ら供給されるものであり、そのトナーボックス26に
は、光学的センサーを用いたトナー残量検出器49(図
2)が設けられている。現像後は、この感光体ドラム7
と転写ローラ8との間に供給された用紙(被記録媒体)
に前記トナー像が転写され、次に、定着ユニット13に
て前記転写された像に熱及び圧力を付加して用紙にトナ
ー像を定着させ、その用紙は、排紙ローラ対24により
プリンタ1の排紙トレイ25に排出される。
【0026】以上がレーザ記録部の構成と用紙搬送経路
の説明である。これに対し、本プリンタ1はインクジェ
ット記録部も有しているので、以下にその構成と用紙搬
送経路の説明をする。
【0027】インクジェット記録を行う際には、ディバ
ータ30が図示破線の位置に移動され、給紙カセット3
から給送された用紙は、ディバータ30と搬送ローラ群
6とを介して、インクジェット記録部のプラテン31に
向けて搬送される。尚、上記ディバータ30は、後述す
るCPUの制御下において、図示しないアクチュエータ
により所定の位置に回動されるよう構成されている。
【0028】プラテン31にはピンチローラ33、33
が圧着して設けられており、そのプラテン31と対向す
る位置には、キャリッジ35上に載置されたインクジェ
ットカートリッジ34が設けられている。キャリッジ3
5は、ガイド36によりプラテン31に沿って往復移動
可能にされている。
【0029】インクジェットカートリッジ34は、オン
デマンド型のマルチノズルヘッドをY,M,C,BK
(黒)の4色分備え、そのそれぞれのヘッドと、上記4
色のインクをそれぞれ収容するインク供給部とが一体に
形成された、いわゆるディスポーザブルタイプのカート
リッジである。そして上記それぞれのインク供給部に
は、収容するインクの残量が希少になったことを検出す
るインク残量検出器48(図2)が設けられている。
尚、これらの構成は一般的によく知られているため、特
にここでは図示しない事とする。
【0030】プラテン31上で記録がなされた用紙は、
その搬送経路において、上記レーザー記録部の用紙搬送
経路と合流し、排紙ローラ対24によりプリンタ1の排
紙トレイ25に排出される。
【0031】次に、本実施例のプリンタの電気的構成
を、図2のブロック図を用いて説明する。本プリンタの
全制御を司るCPU40には、操作パネル22、表示パ
ネル27、データ検出器42、イメージメモリ44、イ
ンクジェットドライバ45、レーザドライバ46、ディ
バータアクチュエータ47、インク残量検出器48、ト
ナー残量検出器49が接続されている。
【0032】操作パネル22には、複数の操作ボタンが
設けられており、特に本発明に係る操作ボタンを説明す
ると、モノクロ記録を行う場合に高品位モード(通常の
記録モード)とドラフトモード(試し記録用)とを選択
するモードスイッチ22aや、前記インクジェット記録
部とレーザ記録部とのいずれで記録を行うかを選択する
選択スイッチ22bが設けられている。尚、本プリンタ
においては、カラー記録の場合はドラフトモードが用意
されていない。また、選択スイッチ22bは、記録部の
選択を自動で行うオートと、インクジェットと、レーザ
との3つから選択できるよう構成されている。
【0033】表示パネル27は、本プリンタのモードや
状態を表示すると共に、エラーメッセージや、インクや
トナーの残量が希少であることの表示が行えるよう構成
されている。
【0034】インターフェース41は、ホストコンピュ
ータからの記録データを受信し、データ検出器42に出
力する。そのデータ検出器42は、記録データの中か
ら、記録開始に関する信号、改行/改ページに関する信
号、記録データがカラー情報を含むことの信号等の制御
信号を検出し、CPU40に出力するようにされてい
る。イメージデータ作成部43は、インターフェース4
1からデータ検出器42を介して入力される記録データ
に基づいて、図示しないキャラクタジェネレータを用い
てイメージデータを作成し、ビットマップメモリ44に
格納するものである。尚、ここで作成されるイメージデ
ータは、レーザ記録部にも、インクジェット記録部にも
用いることのできる共通のものである。
【0035】インクジェットドライバ45及びレーザド
ライバ46は、CPU40からの制御信号により作動さ
れるものであり、ビットマップメモリ44に格納された
イメージデータに基づいて、それぞれの記録部を駆動さ
せるものである。ディバータアクチュエータ47は、C
PU40の制御により、上記のディバータ30(図1)
をレーザ記録部側あるいはインクジェット記録部側のい
ずれか一方に回動させるものである。
【0036】インク残量検出器48及びトナー残量検出
器49は、インクやトナーが所定量以下になると、CP
U40に対して信号を出力するものである。
【0037】以下、CPU40の制御動作のうち、特に
本発明に係る部分を説明する。まず、CPU40は、操
作パネル22のモードスイッチ22aと選択スイッチ2
2bとの状態を把握し、それぞれの状態を表示パネル2
7に表示させる。また、CPU40は、インク残量検出
器48、トナー残量検出器49からの信号を一定周期で
常に監視し、いずれかの残量が希少になったときには、
表示パネルにその旨のメッセージを表示させる。
【0038】ホストコンピュータから記録データが送信
されると、データ検出器42により記録開始に関する信
号、改行/改ページに関する信号、記録データがカラー
情報を含むことの信号等の制御信号が検出され、CPU
40はこれらを受信する。そして、記録開始信号を受信
すると、CPU40は、ビットマップメモリ44に展開
されたイメージデータを用いて、上記2つの記録部のう
ちの一方を作動させて記録を行わせる。この時、どちら
の記録部を作動させるかは、モードスイッチ22a、選
択スイッチ22bの状態、各残量検出器48、49から
の信号の有無、それにデータ検出器42からのカラー情
報の有無の信号によって決定される。
【0039】この記録部の選択の論理を、図3の状態説
明図を用いて説明する。まず、選択スイッチ22bがオ
ートの場合、モードスイッチ22a及びカラー情報の有
無の信号により決まる記録モードによって選択される記
録部がそれぞれ異なる。
【0040】記録モードがカラーの場合、インクジェッ
ト記録部が選択され、CPU40は、Y,M,C,BK
を用いたカラー記録を行うよう、インクジェットドライ
バ45を作動させる。この場合、CPU40はディバー
タアクチュエータ47にも制御信号を出力し、ディバー
タ30をインクジェット記録部側に配置させる。但し、
この記録開始前に既にインク残量検出器48から残量希
少の信号が出力されている場合は、他に代替できる記録
機構がないため、CPU40は表示パネル27に、イン
クジェットカートリッジ34の交換を促すメッセージを
表示させ、記録は開始させない。
【0041】記録モードがモノクロの高品位モードの場
合、記録品質が良いレーザ記録が選択され、CPU40
はレーザドライバ46を作動させる。この場合、CPU
40はディバータアクチュエータ47にも制御信号を出
力し、ディバータ30をレーザ記録部側に配置させる。
但し、この記録開始前に既にトナー残量検出器49から
残量希少の信号が出力されている場合は、インクジェッ
ト記録部のBKのみを用いたモノクロ記録が代替として
選択される。この場合、CPU40は表示パネル27
に、トナーカートリッジ交換を促すメッセージと、イン
クジェットにより代替記録を行った旨のメッセージを表
示させ、インクジェット記録を開始させる。
【0042】記録モードがモノクロのドラフトモードの
場合、ランニングコストの安いインクジェット記録が選
択され、CPU40は、インクジェット記録部のBKの
みを用いたモノクロ記録を行うよう、インクジェットド
ライバ45を作動させる。この場合、CPU40はディ
バータアクチュエータ47にも制御信号を出力し、ディ
バータ30をインクジェット記録部側に配置させる。但
し、この記録開始前に既にインク残量検出器48から残
量希少の信号が出力されている場合は、レーザ記録が代
替として選択される。この場合、CPU40は表示パネ
ル27に、インクジェットカートリッジ34の交換を促
すメッセージと、レーザにより代替記録を行った旨のメ
ッセージを表示させ、レーザ記録を開始させる。
【0043】上記のように選択スイッチ22bがオート
の場合には、記録モードに応じて最も適すると思われる
記録部が選択されると共に、残量希少の場合は代替記録
が可能であればそれを行う。また、上記オートの場合に
おいて、記録途中に残量検出器48、49から残量希少
の信号がCPU40に送られたときには、CPU40
は、記録途中のページの記録を完了させ、次のページに
係る用紙の給送から、ディバータ30を切り替えること
で代替記録の可能な側の記録部に用紙を搬送させ、その
記録部による記録を行う。このページに係る制御は、デ
ータ検出器42からの制御信号によりCPU40が認識
し得るものである。但し、代替記録側の記録部の残量が
希少である場合と、代替記録が不可能なカラー記録の場
合には、残量希少のメッセージの表示を行うと共に、一
連の記録データの記録完了まではその記録を継続させ、
次の記録開始時から記録を行わないようにする。
【0044】尚、本実施例においては、代替記録の切り
替えタイミングを、上記のように改ページからとしてい
たが、一連の記録データの記録完了まではその記録を継
続させ、次の記録開始時から代替記録に切り替える仕様
にしても良く、もしくはこれら両者を使用者に選択させ
るようにしても良い。
【0045】これに対し、選択スイッチ22bがインク
ジェット記録にされている場合には、CPU40は、デ
ィバータ30の位置は記録モードに関わらずインクジェ
ット側に配置させ、インクジェットドライバ45の作動
制御は、記録モードがカラーの時はY,M,C,BKを
用いたカラー記録を、高品位もしくはドラフトの場合は
BKのみのモノクロ記録をそれぞれ行わせるようになっ
ている。これらのいずれの場合においても、残量希少時
の代替記録は行わせない。これは、使用者がインクジェ
ット記録を望んでいるにも関わらず、装置側が勝手にレ
ーザ記録に切り替えるのは理に合わないと言う観点から
である。従って、その時のエラーメッセージの表示内容
は、「インク残量が希少のため、インクジェットカート
リッジを交換するか、選択スイッチをオート又はレーザ
に設定してください」といったものが好ましい。また、
記録途中における残量希少時にも、代替記録は行わな
い。この場合にも、上記のようなエラーメッセージを表
示させるが、記録自体は、一連の記録データの記録完了
までは行わせる。
【0046】また、選択スイッチ22bがレーザ記録に
されている場合には、CPU40は、ディバータ30の
位置は記録モードに関わらずレーザ側に配置させ、レー
ザドライバ46の作動制御は、記録モードがカラーの時
はエラー、高品位もしくはドラフトの場合はレーザ記録
を行わせるようになっている。この場合にも、残量希少
時の代替記録は行わせない。また、記録途中における残
量希少時にも、代替記録は行わない。この場合にも、記
録自体は、一連の記録データの記録完了までは行わせ
る。
【0047】以上説明したように、本実施例のプリンタ
においては、選択スイッチ22bにより、使用者が好む
記録方式を選択できると共に、そのスイッチ22bをオ
ートに設定した場合には、記録モードに応じて自動的に
記録方式が選択されるので、その記録目的に対して最も
適する記録方式にて記録を行うことが可能である。更
に、一方の記録部のインク又はトナーの残量が希少の場
合に、他方の記録部を用いて代替記録を行うことも可能
であるため、カートリッジの買い置きがない場合にも、
引き続いて記録を行うことができる。
【0048】本実施例のプリンタによれば、記録方式が
異なる2台のプリンタを用いる場合に比べて、更に以下
の利点がある。まず、記録部以外の機械的及び電気的構
成が共通化できるため、コスト的に有利であり、ホスト
コンピュータとの接続も1系統のみでよい。また、設置
占有面積についても、1台のプリンタ分ですむ利点もあ
る。更に、上述したように記録目的に応じた記録方式を
自動的に選択できることや、残量希少時に自動的に代替
記録を行うことは、2台のプリンタをそれぞれ用いる場
合では不可能なことである。
【0049】以下、本実施例の変形例を列挙する。制御
関係に関しては、まず、上述したように、代替記録の切
り替えタイミングを改ページからとしていたのを、次の
記録開始時から切り替える仕様にしても良く、もしくは
これらを使用者に選択させるようにしても良い。また、
記録途中における残量希少時の代替記録を行わない、又
は行えない場合の処理として、一連の記録が完了するま
で記録を継続させていたのを、その時点で記録を中止さ
せたり、そのページのみで中止させても良い。これは、
残量希少の検出時点から実際に記録が不可能になってし
まうまでの残量の多少によってその仕様を決めればよ
い。
【0050】また、カラー記録の識別に関し、データ検
出部42により記録データから検出していたのを、モー
ドスイッチ22aにより使用者に設定させる仕様にして
も良い。逆に、モードスイッチ22aや選択スイッチ2
2bにより設定される情報を、ホストコンピュータから
入力させ、データ検出器42により認識することも可能
である。また、本実施例にて、レーザ記録が選択されカ
ラー記録データを受信した場合には、エラーとして記録
を行わなかったが(図3参照)、選択スイッチ22bの
選択よりも受信した記録データを優先させて、自動的に
カラーインクジェット記録に切り替えても良い。
【0051】更に、モノクロ記録に関しては、レーザ記
録とインクジェット記録のどちらか一方をデフォルトと
して選択しておき、その記録部の残量希少時に他方の記
録方式に切り替える仕様としても良い。この場合、残量
検出器48、49は、デフォルト側の一方のみに設けら
れていても良い。
【0052】次に、機械的構成の変形例を説明する。ま
ず、レーザ記録部に関しては、これに限らず他の電子写
真方式、例えばLEDや液晶シャッタのものを用いても
良い。また、インクジェット記録部に関しては、ヘッド
・カートリッジ一体型のものでなく、インクカートリッ
ジがヘッドと着脱可能な方式のもの、またはキャリッジ
外にインクタンクを設けてチューブ等でインクを供給す
るものでもよい。また、カラー記録が行えないモノクロ
インクジェットを用いた場合は、本実施例のカラー以外
に関する作用効果、例えば高品位とドラフトモードとで
の選択切り替えや、残量希少時の代替記録の効果は享受
できる。さらに、インクジェット記録方式は、オンデマ
ンド方式以外のどの方式でもかまわない。
【0053】また、用紙搬送経路に関しては、図1のデ
ィバータ30による2経路に代えて、1経路とすること
も可能である。この場合、インクジェット記録部を、レ
ーザ記録部の上流側あるいは下流側に配置させれば良
く、そのために搬送経路が長くなると言う欠点があるも
のの、インクジェットヘッドを用紙に対して感光体ドラ
ム7の反対側に設ければ、両面記録も可能となる。
【0054】更に、上記実施例では、本発明をプリンタ
に応用した例を説明したが、ファクシミリなどの他の記
録装置にも利用可能である。
【0055】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の記録装置によれば、インク噴射式と電子写真式の
両者の特徴を兼ね備えており所望の記録が可能であり、
2台の記録装置を買い揃えることに比べて低価格で場所
もとらず、インク又はトナーの残量が希少であるという
理由で一方が記録不可能の時にも、他方で代替記録が可
能な記録装置を提供することができる。また、残量検出
手段を設け、残量希少時に現在選択されている記録手段
とは別の記録手段を自動的に選択させることも可能であ
り、使い勝手の良い記録装置を提供できる。更に、通常
の記録モードでは電子写真式記録手段を、ドラフトモー
ドではインク噴射式記録手段を自動的に選択させること
もでき、記録目的に対して最も適する記録方式にて記録
を行うことが可能である等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のプリンタの構成を示す概略
側断面図である。
【図2】上記プリンタの電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図3】上記プリンタにおける記録部の選択の論理を示
す状態説明図である。
【符号の説明】
1 プリンタ 3 給紙カセット 4 給紙ローラ 5 分離パッド 7 感光体ドラム 8 転写ローラ 9 感光体ユニット 10 現像装置 13 定着ユニット 14 レーザ発光部 17 スキャナユニット 22 操作パネル 22a モードスイッチ 22b 選択スイッチ 24 排紙ローラ対 25 排紙トレイ 26 トナーボックス 30 ディバータ 34 インクジェットカートリッジ 40 CPU 42 データ検出器 45 インクジェットドライバ 46 レーザドライバ 47 ディバータアクチュエータ 48 インク残量検出器 49 トナー残量検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/00 G03G 15/00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録データに基づいて記録を行う記録装
    置において、 被記録媒体に対しオリフィスからインク小滴を噴射する
    ことにより、前記記録データに基づく画像を記録し得る
    インク噴射式記録手段と、 感光体ドラム上に潜像を現像し、その潜像にトナーを付
    着させ、そのトナーを被記録媒体上に定着させることに
    より、前記記録データに基づく画像を記録し得る電子写
    真式記録手段と、 前記インク噴射式記録手段と電子写真式記録手段とのい
    ずれを用いて記録を行うかを選択する選択手段と、 その選択手段により選択された記録手段を作動させる制
    御手段とを備えたことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段は、使用者が操作可能な操
    作スイッチであることを特徴とする請求項1記載の記録
    装置。
  3. 【請求項3】 前記インクの残量を検出するインク残量
    検出手段と、前記トナーの残量を検出するトナー残量検
    出手段との少なくとも一方を更に備え、前記選択手段は
    前記残量検出手段の残量希少の検知に起因して、現在選
    択されている記録手段とは別の記録手段を選択すること
    を特徴とする請求項1記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録データの中から改ページに関す
    る情報を検出する検出手段を更に備え、前記選択手段
    は、その検出手段からの出力と前記残量検出手段からの
    出力とに基づいて、現在選択されている記録手段とは別
    の記録手段へ選択を切り替えることを特徴とする請求項
    3記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録データの中から記録開始に関す
    る情報を検出する検出手段を更に備え、前記選択手段
    は、その検出手段からの出力と前記残量検出手段からの
    出力とに基づいて、現在選択されている記録手段とは別
    の記録手段へ選択を切り替えることを特徴とする請求項
    3記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録装置は、通常の記録モードとド
    ラフトモードとが設定可能であり、前記選択手段は、通
    常の記録モード設定時には前記電子写真式記録手段を、
    ドラフトモード設定時には前記インク噴射式記録手段を
    それぞれ選択することを特徴とする請求項1乃至5記載
    の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記インク噴射式記録手段と前記電子写
    真式記録手段とに共通の給紙手段及び排紙手段と、その
    共通の給紙手段及び排紙手段と前記各記録手段との被記
    録媒体の搬送経路を切り替える切り替え手段とを更に備
    え、前記制御手段はこの切り替え手段を制御することを
    特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の記録装
    置。
JP7119914A 1995-05-18 1995-05-18 記録装置 Pending JPH08310047A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6412899B1 (en) * 1997-10-21 2002-07-02 Samsung Electronics, Co., Ltd. Method and a device for detecting an ink cartridge
US8104886B2 (en) 2007-06-20 2012-01-31 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus to print according to a plurality of image forming types
JP2012228870A (ja) * 2011-04-12 2012-11-22 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置および画像形成装置の制御プログラムおよび画像形成装置の制御システム

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