JPH08310009A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH08310009A
JPH08310009A JP12140895A JP12140895A JPH08310009A JP H08310009 A JPH08310009 A JP H08310009A JP 12140895 A JP12140895 A JP 12140895A JP 12140895 A JP12140895 A JP 12140895A JP H08310009 A JPH08310009 A JP H08310009A
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JP
Japan
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ink
amount
suction
colors
tank
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Pending
Application number
JP12140895A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidehiko Kanda
英彦 神田
Isao Ebisawa
功 海老沢
Atsushi Arai
篤 新井
Hisao Yaegashi
尚雄 八重樫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1つの記録ヘッドにより複数色のインクの吐
出が可能であり、回復動作時にそのインク吐出口群から
一斉に吸引動作が行われるインクジェット記録装置にお
いて、各色別インクタンクにおける正確なインク消費量
を求めることができるようにする。 【構成】 複数色のインクを色別に収容するインクタン
ク41と、その色別インクを群別に吐出可能なインク吐
出口(群)23を有する記録ヘッド部21と、インク吐
出口群にキャッピングして回復動作を行う回復手段17
と、記録動作時を主とするインク吐出量および回復動作
時のインク吸引量に基づき算出されたインクタンク別の
インク消費量から個々のインクタンクにおけるインク残
量を検出する手段(CPU)500,505とを具備
し、前記インク吸引量をその時点で検出されたインク残
量またはそれに対応する負圧に基づいて算出するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録手段から被記録材
に向けてインクを吐出し、記録を行うインクジェット記
録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、あるいはコンピュータやワードプ
ロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーション
などの出力機器として用いられる記録装置は、画像情報
(文字情報等を含む)に基づいて用紙やプラスチック薄
板等の被記録材(以下で記録シートと呼ぶ)に画像(文
字等を含む)を記録していくように構成されている。か
かる記録装置は、その記録方式により、インクジェット
式、ワイヤドット式、サーマル式、レーザービーム式等
に分けることができる。そのうちでも、インクジェット
記録装置は、記録手段(記録ヘッド)から記録シートに
向けてインクを吐出し、記録を行うものであり、記録手
段のコンパクト化が容易であり、高精細な画像を高速で
記録することができ、普通紙に特別の処理を必要とせず
に記録することができる上、ランニングコストが安く、
ノンインパクト方式であるため騒音が少なく、しかも、
多色のインクを使用してカラー画像を記録するのが容易
であるなどの利点を有している。中でも特に、シート幅
方向に多数の吐出口が配列されているフルマルチタイプ
の記録ヘッドを用いるライン型のものは、記録の一層の
高速化が可能である。
【0003】そして、かかるインクジェット記録装置
は、記録ヘッド内のインクの目詰まり等を防止するため
にヘッド回復装置を備えており記録ヘッドの吐出口形成
面をキャッピングした状態で、ヘッド回復装置内に設け
た適宜の吸引手段によりインク吸引を行い、記録ヘッド
内のインクを吐出口から強制的に排出させることにより
記録ヘッド内の増粘インクを除去する等の吐出回復処理
を一定の割合で行い、記録動作の信頼性を向上させてい
る。
【0004】また、かかるインクジェット記録装置に使
用される従来の記録ヘッドは、1つの記録ヘッドにより
吐出可能なインクが1色の構成のものが一般的である
が、最近では、液室分離タイプで同一記録ヘッドにより
複数色のインクの吐出が可能なように構成したものもあ
る。
【0005】後者の構成による記録ヘッドでは、複数色
を1つの記録ヘッドで吐出可能となるために、多色のイ
ンクを使用したカラー画像や同系色で濃度の異なる複数
のインクを用いる多値記録等を記録する場合に対しても
ヘッド数を減少できるので装置の小型化及び低価格化が
可能となった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、記録ヘッド
の目詰まりや吐出不良等を防止するための回復動作を行
った場合、従来の1つの記録ヘッドで吐出可能なインク
が1色の構成のものでは、吸引によるインク消費量が常
に一定量になるよう設定されている。そこで、インク吸
引動作によるインク消費量を正確に求めることができ
た。従って、記録ヘッドのインク吐出口から吐出された
インク量と回復動作によって消費されたインク量とを計
量し、インクタンク内から使用されたインク量をもとに
インク残量を算出する、いわゆる「ドットカウント残
検」を用いることができた。
【0007】しかしながら、同一記録ヘッドによって複
数色のインクを吐出可能とした構成の記録ヘッドでは、
複数色に対応するインク吐出口から1つのキャップによ
り同時に吸引するため、複数色を合わせたインク吸引量
は常に設定された一定量ではあるが、各色の吸引量はそ
れぞれの色のインクタンクの負圧が影響することにより
異なることがわかった。そのため、このような記録ヘッ
ドを具えたインクジェット記録装置では、インク吸引動
作による各色のインク消費量を正確に求めることができ
なく、従来の「ドットカウント残検」では正確にインク
残量を求めることができない。
【0008】本発明の目的は、上記従来技術の問題点に
鑑み、1つの記録ヘッドにより複数色のインクの吐出が
可能な場合のインク吸引動作による各色のインク消費量
を正確に求めることができるインクジェット記録装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数色のインクを色別に収容するインク
タンクと、該インクタンクに収容された色別のインクを
群別に吐出可能なインク吐出口群を有する記録ヘッド部
と、前記インク吐出口群にキャッピングして回復動作を
行う回復手段と、記録動作時および回復動作時に個々の
前記インク吐出口から吐出されたインク吐出量ならびに
前記回復手段による前記インク吐出口群からのインク吸
引動作時のインク吸引量に基づき算出された前記インク
タンク別のインク消費量から該インクタンク別のインク
残量を検出する検出手段とを具備し、前記回復手段によ
る前記インク吸引動作時に吸引されるインク吸引量をそ
の時点で前記検出手段により検出されたインクタンク別
のインク残量または該インク残量に対応する負圧に基づ
いて算出するようにしたことを特徴とする。
【0010】また、前記回復手段は前記回復動作として
前記記録ヘッド部のインク吐出口群をキャッピングした
状態で前記複数色のインクを色別に収容したインクタン
クから一斉吸引を行うものであり、該一斉吸引時に消費
される前記インクタンク別の消費量は該インクタンク別
のインク残量または該インク残量に対応する負圧に基づ
いて算出されることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明によれば、インクジェットユニットの記
録ヘッド部に設けられたインク吐出口群に対し回復手段
によりキャッピングして回復動作が行われ、その回復動
作時にインク吐出口から吐出されるインク吐出量および
インク吸引によるインク吸引量が算出されてインク消費
量に基づき各インクタンクでのインク残量が検出される
が、その際のインク吸引量がその吸引の行われる時点で
のそのインクタンクの負圧に基づいて算出されるもの
で、個々のインクタンクからのインク吸引量がそれぞれ
のインクタンクのインク残量に関係して変化する負圧に
基づいて算出されるため、インクタンク別に正確にイン
ク残量を把握することができる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0013】図1は本発明の適用が可能なシリアル型イ
ンクジェット記録装置の構成例を示す。ここで、11は
インクジェットユニットであり、インクジェットユニッ
ト11には後述するようにその記録ヘッド部の吐出口形
成面に複数のインク吐出口が線状に配列されると共に複
数の異なる色のインクを収容するインクタンクが設けら
れている。12はキャリッジ13を案内するガイドシャ
フト、14はその両端部がキャリッジ13に固定され、
キャリッジ13を所定のタイミングで移動させる駆動ベ
ルト、15は駆動ベルト14を駆動するキャリッジモー
タである。インクジェットユニット11はキャリッジ1
3に搭載されていて、駆動ベルト14によりガイドシャ
フト12に沿って移動され、その走査中に所定のタイミ
ングに合せてインク吐出口からその対向位置に保持され
る記録シートP上に異なる色のインクを吐出口別に吐出
させて記録画像を形成していく。
【0014】なお、記録シートPとしては普通紙の外各
種の特殊な記録用紙であってもよく、かかる記録シート
Pは不図示の送給手段から記録位置に矢印方向から送給
され、一走査分の記録がなされるたびにシート送りされ
た後、排出ローラ16によって装置外に排出される。ま
た、17は記録領域外のホームポジション(HP)に配
設されている回復ユニットであり、回復動作時にはキャ
リッジ13によりHPに移動されてきたインクジェット
ユニットの記録ヘッド吐出口形成面にキャップ部18が
密接し、不図示のポンプにより各インク吐出口からイン
クを吸引して吐出回復を行う。更にまた、キャップ部1
8では比較的記録頻度の低いインク吐出口群に対し、イ
ンク増粘や、固着による吐出不良や目詰りを防止するた
めにインク吐出口から少し離れた状態でインクを予備吐
出させる機能を有する外、インク吐出口面を覆蓋密閉状
態にして紙粉や塵埃等の異物付着と共にインク溶剤の蒸
発を防止し、インクの固着を抑制する。
【0015】図2はインクジェットユニット11の記録
ヘッド部21におけるインク吐出口形成面22と、その
面22に配列されるインク吐出口23の配列状態を示す
もので、ここで、インク吐出口23は、後で詳述するよ
うに色別の複数からなる群に形成されている。また、Y
は記録ヘッド部21の走査方向を示す。図3は記録ヘッ
ド部21のインク吐出機構を模式的に示すもので、31
は各インク吐出口23別に設けられている液路、32は
各液路31に配設され液路31に共通液室33から導か
れたインクに吐出エネルギを付与する吐出エネルギ発生
素子(例えば電気熱変換素子)、34は記録ヘッド部2
1の温度を検知するための温度検知手段としてのサーミ
スタである。なお、温度検知手段としてはサーミスタに
限らず、ダイオード等で構成される他の形態のものであ
っても良いし、更にはインクドット吐出のために供給さ
れる信号のデューティ比から記録ヘッド温度を演算する
ものであってもよい。本例の場合は温度検知手段として
サーミスタ34がインク吐出口列の両端部近傍の基板上
にそれぞれ配設されているが、その位置は記録ヘッド部
21の温度検出に適する位置であれば上記位置に限られ
るものではない。
【0016】続いて図4に従い、本発明に適用されるイ
ンクジェットユニット11の構成について説明する。イ
ンクジェットユニット11は先にも述べたように一線上
に配列され、色別にグループ(群)をなすインク吐出口
を具えた記録ヘッド部21と記録ヘッド部21の色別に
グループをなすインク吐出口にそれぞれの色のインクを
供給する複数のインクタンクとを有するものである。本
例のインクジェットユニット11は図4の(B)に示す
ようにブラック(Bk),シアン(C),マゼンタ
(M)およびイエロー(Y)の4種類の色のインクがそ
れぞれに収容されるインクタンク41Bk,41C,4
1Mおよび41Y(総称してインクタンク41という)
を有しており、個々のインクタンク41には図4の
(A)に示すようにインク吸収体42が装填されてい
る。43はインクタンク41の頂部に設けられている大
気連通口、44はインクタンク41の底部に突設された
インク供給管、45はインク供給管の供給口に設けられ
たフィルタである。
【0017】一方、記録ヘッド部21は図4の(B)に
示すようにそのインク吐出口形成面22にインクの色別
にグループとしたインク吐出口23を具えており、23
BkはBkインク用の吐出口、23C,23Mおよび2
3YはそれぞれCインク,MインクおよびYインク用の
吐出口である。かくして、個々のインクタンク41B
k,41C,41Mおよび41Yからそれぞれのインク
供給管44を介して記録ヘッド部21の共通液室33B
k,33C,33Mおよび33YにBk,C,Mおよび
Yのインクが導かれ、ここからそれぞれの液路31に対
応するインクが供給される。なお本例の場合、インク吐
出口23Bkの数は64個、個々の吐出口からの1回の
Bkインク吐出量は約90ng、また、インク吐出口2
3C,23M,23Yの数はそれぞれ24個、その個々
のインク吐出口からの1回のC,M,Yインクの吐出量
はそれぞれ約65ngとなるように設定されている。ま
た、インクタンクにおける実際に使用可能なインク量
(インクネットという)はインクタンク41Bkが10
g、インクタンク41C,41Mおよび41Yがそれぞ
れ5gに設定されている。
【0018】図5は本発明インクジェット記録装置の制
御用回路の構成を示す。
【0019】ここで、501はメインバスラインであ
り、バスライン501に対して夫々アクセスするソフト
系処理手段としての画像入力部502、入力画像に対応
する画像信号処理部503および中央制御部(CPU)
500等と、ハード系処理回路として、操作部504、
回復系制御回路505、インクジェットヘッド温度制御
回路506およびヘッド駆動制御回路507等とに大別
される。508はROM、509はRAMであり、CP
U500では入力情報に対して適正な記録条件を与え、
記録ヘッド部21を駆動して記録を行う。又、ROM5
08には、予め設定された回復タイミングチャートに従
って回復動作を実行するプログラムが保存されており、
必要に応じて予備吐出条件等の回復条件を回復系制御回
路505、記録ヘッド部21、保温ヒータ等に与える。
一方、回復系モータ510は、前述したような記録ヘッ
ド部21とこれに対向配置されたクリーニングブレード
511やキャップ512、吸引ポンプ513等を駆動す
る。また、ヘッド駆動制御回路507は、記録ヘッド部
11のインク吐出エネルギ発生素子32を駆動条件に従
って駆動するもので、通常の予備吐出や記録用インク吐
出を記録ヘッド部21に行わせる。なおここでRAM5
09は不揮発性のNVRAMを含む。
【0020】一方、記録ヘッド部21には、保温ヒータ
514が吐出エネルギ発生素子32と共に同一基板に設
けられていて、記録ヘッド部21内インク温度を所望設
定温度に加熱調整することができる。なお、サーミスタ
34は、同様に上記基板に設けられているもので、実質
的な記録ヘッド部21のインク温度を測定するためのも
のである。
【0021】続いて、本発明にかかわるインク残量検知
のために適用される各インクタンク収容インクの残量特
性について説明する。
【0022】図6はBkインクタンク41Bkにおける
インク残量とタンク内の静負圧との関係を示すもので、
各インクタンク41には先にも説明したようにインク吸
収体42が装填されていて、タンク内のインク(Bkイ
ンク)が消費されるに従ってこの図に示すように静負圧
値(mmAq)が高くなっていく。なお、Bkインクタ
ンク41Bkには使用可能なインクが先にも述べたよう
に10g収容されているので、インクの使用始めでは約
−40mmAqの静負圧に保たれているがインク残量が
ほぼ0となる状態では−120mmAqとなる。
【0023】図7はYインクタンク41Yにおけるイン
ク残量とタンク内の静負圧との関係を示すが、他のイン
クタンク41C,41Mにおいてもその特性については
変わらない。この図に示すように、これらのインクタン
クではいずれもその使用始めの5g保有時には−40m
mAqであった静負圧だがインク残量ほぼ0の状態では
−120mmAqとなる。
【0024】また、図8はインクタンク41における静
負圧(mmAq)とインク吐出量(ng/dot)との
関係を示す。インクタンク41(41Bk〜41Y)で
は上述したようにインクの吐出消費に伴い静負圧が−4
0mmAqから−120mmAqへと増大するが、イン
ク吐出量の方はBkがほぼ90ng/dot、その他の
色C,M,Yのインクではほぼ65ng/dotと変わ
らないことが確認できた。
【0025】このことは、個々のインクタンク41にお
いて、記録または回復動作のために記録ヘッド部21の
各吐出口23Bk,23C,23Mおよび23Yからの
インク吐出回数を積算することにより、それぞれの吐出
回数に上述のインク吐出量を掛け合わすことで、それぞ
れのインク吐出消費量を知ることができ、従って、イン
クタンク41Bk,41C,41Mおよび41Yでのイ
ンク残量を判断することができる。なお、このようなイ
ンク残量検知は、一般に「ドットカウント残検」と称さ
れているもので、これにより上述してきたように各イン
クタンク41での静負圧が判断されるものである。
【0026】図9は、インクを保持する吸収体42を有
するインクタンク41Bkでの静負圧と1つのキャップ
で4色分を同時に吸引するインク吸引動作によって消費
されたBkインクの吸引量及びその他のインク、例えば
Yの吸引量とを比較調査した結果である。なお41Y,
41Mおよび41C3色のインクタンクでは静負圧が−
40mmAqであって、インクが十分満たされた状態で
の4色合わせた吸引量を0.3(g)に設定した。な
お、他のM,Cの2色についてもYの吸引量と同様の結
果になった。この図に示すように、41Bkにおける静
負圧がそのインクの消費と共に高くなるにつれBkイン
クの吸引量は少なくなり静負圧が同様−40mmAqと
低く保たれている他のインクタンクでの吸引量は多くな
る事がわかった。
【0027】次に示す表1は、各インクタンク41での
静負圧状態における各色別のインク吸引量を実験した結
果であり、この場合も4色合わせた1回の吸引量は0.
3(g)に設定した。
【0028】実験1は4色全てのインクタンクにおいて
インクが十分満たされている初期設定の結果である。こ
のような状態では吸引量の比率がBk:Y:M:C=
3:1:1:1になっている事がわかる。なお従来では
この比率で各インクタンクからそれぞれのインクが消費
されたものとしてインク残量を更新していた。
【0029】しかし、実験2から実験6までの結果から
わかる様に、各インクタンクでの静負圧間の比率とそれ
ぞれでのインク吸引量の比率とでは、反比例の関係にあ
る事がわかる。すなわち、この様な実験結果に基づき各
インクタンク41におけるインク残量の推定と各インク
タンク41における負圧量の推定との組み合わせにより
テーブルを作成し、更にインク吸収動作にともなう各色
のインクタンク41Bk〜41Yからの吸引量を予測し
て、インク残量検知の計量値にインク消費量を書き込み
更新させていく事でインク残量検知精度の向上を図るこ
とができる。
【0030】
【表1】
【0031】図10は、本発明の第1の実施例による回
復動作とその時点でのインク残量検知動作の手順を示
す。回復動作を行うための信号が出力されるとまず、ス
テップS1で図6を参照してインクタンク41Bkの静
負圧を、また、図7を参照してインクタンク41Y,4
1M,41Cの各静負圧をその時点で演算されているイ
ンク残量に基づいて求める。そして、次のステップS2
で表1に示す形態のテーブルから各インクタンク41に
おける静負圧とそのインクのインク吸引量との関係に基
づいて4色各々の吸引量を求める。次にステップS3で
吸引を行い、ステップS4でインク吐出口形成面22に
付いたインク等をクリーニングするワイピングを行った
後ステップS5で混色したインク等を除去するのに必要
な予備吐出を行う。しかる後ステップS6に進み、ステ
ップS12により求められた4色各々の吸引量から4色
各々のインク消費量を演算して不揮発性メモリであるR
AM509に書き込みインク残量を更新する。
【0032】なおステップS12での4色各々の吸引量
を求める方法として、インクがフルの状態の時の静負圧
−40mmAqからインク残量が空の−120mmAq
までの間において−1mmAq程度の間隔で4色全ての
インクタンクの静負圧の組み合わせについて求めてある
各色のインク吸引量の表から各色のインク吸引量を選択
しても良いし、各インクタンク41での初期静負圧(−
40mmAq)とその時点における判断負圧との比率を
参照して表1に基づき各インクのインク吸引量を推定し
ても良い。
【0033】上述したように、この第1の実施例では、
液室が4つに分離され4色吐出可能なカラーインクジェ
ット記録ヘッドを用いた場合においても吸引によるイン
ク消費量を4色全てについて正確に求めることができ
る。したがって4色各々のインクタンクのインク残量
を、常に正確に求めることが可能となった。なお、イン
ク残量の表示に関しては、LCD(液晶表示板)にバー
グラフ等で表示しても良いし、LEDの点滅等によって
使用者に知らせても良い。
【0034】また、上述の第1実施例ではBk,Y,
M,Cの4色について説明してきたが、同系色でインク
の染料濃度が異なる4色の濃淡インクでも良く、また本
実施例では液室が4つに分離された4色吐出可能な場合
について説明してきたが4色に限定するものではなく、
2色、3色または5色以上液室が分離され吐出可能なイ
ンクジェット記録ヘッドであっても良い。さらに、本実
施例で用いた静負圧のかわりに、インク吸引動作時に発
生する動負圧を用いても同じ様な関係があるため、イン
ク吸引動作時に発生する動負圧をもとに各色のインク吸
引量を求めることも可能である。
【0035】(第2の実施例)次に、本発明の第2実施
例による回復動作とその時点でのインク残量検知の手順
を図11に従って説明する。
【0036】インク吸引動作によって安定した記録が得
られるための吸引量は、インクタンク41Bkの場合
0.09(g)以上、インクタンク41Y,41M,4
1Cの場合、それぞれ0.03(g)以上を確保しなけ
ればならないのに、表1に示されている実験2、実験3
結果の様に、4色合わせた1回の吸引量を0.3(g)
に設定したのでは、静負圧が高いインクタンクに収容さ
れているインクの吸引量が、安定記録達成に必要な吸引
量を十分確保できない場合がでてくる事がわかった。
【0037】本実施例は、インク吸引動作によって無駄
なインク消費をすることなく、しかも各色での記録が安
定する吸引量を確保できるようにするものである。
【0038】図11において、まず、ステップS11で
図6の関係からインクタンク41Bkでの静負圧を、ま
た図7の関係からインクタンク41Y,41M,41C
3色のインクタンクの静負圧をその時点で演算されてい
る各インク残量に対して求める。次いで、ステップS1
2で4色合わせた0.3(g)の初期設定吸引量から、
表1のような形態のテーブルを参照して各インクタンク
41での静負圧と各インクのインク吸引量との関係をも
とに4色各々の吸引量を求める。そして求められた4色
各々の吸引量が、安定記録に必要な吸引量としてインク
タンク41Bkでは0.09(g)、インクタンク41
Y,41M,41Cの3色では0.03(g)以上であ
るか否かをステップS13で判断する。
【0039】しかして、ここで肯定の判断であればステ
ップS14で4色合わせた吸引量が0.3(g)になる
ように吸引を行い、更にステップS15でインク吐出口
形成面2に付着したインク等をクリーニングするワイピ
ングを行って、ステップS16で4色の各々について混
色したインク等を除去するのに必要な予備吐出を行う。
そして、ステップS17でステップS12により求めら
れた4色各々の吸引量からの4色各々のインク消費量を
不揮発性メモリであるRAM509に書き込みインク残
量を更新する。
【0040】また、ステップS13の判断で“否定”で
あればステップS18に移行して、安定記録に必要な吸
引量に達していないインクの吸引量をBkの場合ならば
0.09(g)、Y,MまたはCの3色の場合ならば
0.03(g)にそれぞれ設定する。かくして、次のス
テップS19でステップS12において求められた4色
各々の吸引量の比率に従って、ステップS18で設定さ
れた吸引量をあてはめ、4色各々の吸引量を求める。そ
して、ステップS20で4色合わせた吸引量を求め、ス
テップS21でステップS20において求めた吸引量に
従って吸引を行い、次のステップS22でインク吐出口
形成面22に付着したインク等をクリーニングするワイ
ピングを行って、ステップS23で4色の各々について
混色したインク等を除去するのに必要な予備吐出を行っ
た上、ステップS24でステップS19により求められ
た4色各々の吸引量から4色各々のインク消費量を不揮
発性メモリであるRAM509に書き込みインク残量を
更新する。
【0041】図12は、インクタンク41Yの静負圧と
インク吸引動作を行うときの吸引負圧力による記録ヘッ
ド部21内からの泡抜け性の相関性を示す。なお他の3
色についても同じ様な結果になった。ここで斜線を施し
た領域が記録ヘッド部21内からの泡抜けが良好な領域
で、タンクの静負圧が高くなるほど最高吸引負圧力を高
くしないと、記録ヘッド部21内からの泡抜け性が悪く
なることがわかる。本実施例においてはインク吸引動作
での最高吸引負圧力を−0.5atmに設定している事
から、図11のステップS18〜20での4色合わせた
吸引量を変えるときに同時に最高吸引負圧力を−0.5
atmより高く設定することでインク吸引動作後に泡に
よる印字不良の発生をなくすことができる。ここで上記
の吸引量や吸引負圧力を変更するには、ポンプユニット
513(図5参照)のピストン速度やピストンストロー
ク等を変化させる事で十分に対応がとれるものである。
【0042】上述したように、この第2の実施例では、
液室が4つに分離され4色について吐出可能なカラーイ
ンクジェット記録ヘッドを用いた場合においても、イン
ク吸引動作によって無駄なインク消費をすることなく、
各色による安定記録が得られる吸引量を確保しつつ、回
復動作によるインク消費量を4色全てについて正確に求
めることができる。
【0043】(第3の実施例)本実施例もまた、図4に
示したインクジェットユニット11の適用例であるが、
本実施例ではそのインク組成としては、Bkインクに一
般に使用されるいわゆる普通紙に対して記録品位の優れ
たものを使用し、テキスト等の文字品位は濃く、かつく
っきり感の良いものを採用した。また、C,M,Yのカ
ラーインクについては、インク同士が隣あってもその境
界の画像がにじみ難い様に界面活性剤等を含むインクを
採用した。各インク組成例を表2に示す。
【0044】
【表2】
【0045】図13は、上記のインク組成でのBkおよ
びYインクの蒸発率と時間の関係を気温30℃、湿度8
0%の環境において調査した結果である。なお他のMお
よびCの2色のインクは、Yインクと同様の結果になっ
た。
【0046】図13からBkインクの蒸発率は平衡状態
で約70%、Yインクの蒸発率は約50%であることか
ら、インクの残存率としてはBkインクが30%、カラ
ー3色のインクは各々が50%になることがわかる。こ
のことから予備吐出や回復動作等により廃インクとして
吸収体に吸収された廃インク量をインクの残存率を考慮
してBkと他の色Y,M,Cのインクとを色別に計測
し、廃インク溢れの警告を正確に行う必要がある。
【0047】従来では、表1の実験1の結果より求めら
れた吸引量の比率Bk:Y:M:C=3:1:1:1で
のインク消費量に上記の各色のインク残存率を考慮した
廃インク量を廃インクのカウンタに書き込み更新させて
いた。しかし、実験2から実験6の結果からわかる様
に、インクタンクの静負圧の比率とインク吸収量の比率
との関係は、反比例の関係にある事がわかる。そこでこ
の様な実験結果に基づき各インクタンクのインク残量か
ら各インクタンクの負圧量を推定した組み合わせテーブ
ルを作成し、インク吸引動作にともなう各色のインクタ
ンクからの吸引量を予測して、廃インクの計量値として
上記の各色のインク残存率を考慮した廃インク量を書き
込み更新させていく事で精度が向上した。
【0048】図14は、本発明の第3の実施例による回
復動作とその時点でのインク残量検知の手順を示す。図
14において、まずステップS21でその時点で求めら
れているインク残量に基づいて、図6の関係からインク
タンク41Bkの静負圧を、また図7の関係から41
Y,41M,41C3色のインクタンクの静負圧をそれ
ぞれ求める。次いで、ステップS22で表1に示してあ
るような各インクタンクの静負圧と各インク別のインク
吸引量との関係をもとに4色各々の吸引量を求める。そ
の後、ステップS23で吸引を行い、ステップS24で
インク吐出口形成面22に付着したインク等のワイピン
グを行ったあとステップS25で4色の各々について混
色したインク等を除去するのに必要な予備吐出を行う。
【0049】そして、ステップS26でステップS22
において求めた4色各々の吸引量から4色各々のインク
消費量を不揮発性メモリであるRAM509書き込み更
新する。次いで、ステップS27でステップS22より
求められた4色各々の吸引量にインク残存率(41Bk
では30%、他の41Y,41M,41Cでは50%)
をかけた値を不揮発性メモリであるRAM509に書き
込み更新する。
【0050】上述したように、この第3の実施例では、
液室が4つに分離され4色の吐出が可能なカラーインク
ジェット記録ヘッドを用いた場合においても、インク吸
引動作による廃インク量を各色のインク残存率を考慮し
て正確に求める事ができるため、廃インク溢れの警告を
正確に行うことができる。なお、廃インク溢れの警告や
エラーの表示に関しては、LCD(液晶表示板)で表示
しても良いし、LEDの点滅等によって使用者に知らせ
ても良い。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数色のインクを色別に収容するインクタンクと、該イ
ンクタンクに収容された色別のインクを群別に吐出可能
なインク吐出口群を有する記録ヘッド部と、前記インク
吐出口群にキャッピングして回復動作を行う回復手段
と、記録動作時および回復動作時に個々の前記インク吐
出口から吐出されたインク吐出量ならびに前記回復手段
による前記インク吐出口群からのインク吸引動作時のイ
ンク吸引量に基づき算出された前記インクタンク別のイ
ンク消費量から該インクタンク別のインク残量を検出す
る検出手段とを具備し、前記回復手段による前記インク
吸引動作時に吸引されるインク吸引量をその時点で前記
検出手段により検出されたインクタンク別のインク残量
または該インク残量に対応する負圧に基づいて算出する
ようにしたので、1つの記録ヘッド部により複数色のイ
ンク吐出が可能なインクジェット記録装置でのインク吸
引動作によるインク消費量を各色別に全て正確に計量
し、常に正確なインク残量を求めることが可能になっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用が可能なシリアル型インクジェッ
ト記録装置の構成の概要を示す斜視図である。
【図2】同一記録ヘッド部により複数色の吐出が可能な
インクジェット記録ヘッドをインク吐出口側から見た模
式的斜視図である。
【図3】図2に示したインクジェット記録ヘッドのイン
ク吐出部の構造を模式的に示す部分斜視図である。
【図4】本発明に適用される複数色吐出可能なインクジ
ェットユニットの構成を、インク吐出口配列方向と直交
する方向の断面図(A)および吐出口配列方向に沿った
方向の断面図(B)によって示す説明図である。
【図5】本発明インクジェット記録装置の制御用回路の
構成を示すブロック図である。
【図6】吸収体が装填されたBkインクタンクの静負圧
とそのタンク内のインク残量との関係を示すグラフであ
る。
【図7】吸収体が装填されたYインクタンクの静負圧と
そのタンク内のインク残量との関係を示すグラフであ
る。
【図8】1個のインク吐出口からのインクの吐出量とイ
ンクタンクの静負圧との関係をBkインクおよびYイン
クについて示すグラフである。
【図9】吸収体が装填されたBkインクタンクの静負圧
と1つのキャップで4色同時に吸引するインク吸収動作
によって消費されるBkインクの吸引量及び、Yインク
の吸引量との関係を示すグラフである。
【図10】本発明の第1の実施例における回復動作を示
すフローチャートである。
【図11】本発明の第2の実施例における回復動作を示
すフローチャートである。
【図12】吸収体が装填されたYインクタンクの静負圧
とインク吸引動作を行うときの最高吸引負圧力による記
録ヘッド部内からの泡抜け性との相関図である。
【図13】気温30℃、湿度80%の環境における蒸発
率と時間の関係をBkインクおよびYインクについて調
査した結果を示すグラフである。
【図14】本発明の第3の実施例における回復動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
11 インクジェットユニット 13 キャリッジ 15 キャリッジモータ 17 回復ユニット 18 キャップ部 21 記録ヘッド部 22 インク吐出口形成面 23Bk,23C,23M,23Y,23 インク吐出
口 32 吐出エネルギ発生素子 41Bk,41C,41M,41Y,41 インクタン
ク 500 中央制御部(CPU) 503 画像信号処理部 508 ROM 509 (NV)RAM 510 回復系モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八重樫 尚雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数色のインクを色別に収容するインク
    タンクと、 該インクタンクに収容された色別のインクを群別に吐出
    可能なインク吐出口群を有する記録ヘッド部と、 前記インク吐出口群にキャッピングして回復動作を行う
    回復手段と、 記録動作時および回復動作時に個々の前記インク吐出口
    から吐出されたインク吐出量ならびに前記回復手段によ
    る前記インク吐出口群からのインク吸引動作時のインク
    吸引量に基づき算出された前記インクタンク別のインク
    消費量から該インクタンク別のインク残量を検出する検
    出手段とを具備し、 前記回復手段による前記インク吸引動作時に吸引される
    インク吸引量をその時点で前記検出手段により検出され
    たインクタンク別のインク残量または該インク残量に対
    応する負圧に基づいて算出するようにしたことを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記回復手段は前記回復動作として前記
    記録ヘッド部のインク吐出口群をキャッピングした状態
    で前記複数色のインクを色別に収容したインクタンクか
    ら一斉吸引を行うものであり、該一斉吸引時に消費され
    る前記インクタンク別の消費量は該インクタンク別のイ
    ンク残量または該インク残量に対応する負圧に基づいて
    算出されることを特徴とする請求項1に記載のインクジ
    ェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記一斉吸引動作時のインク吸引量が所
    定量に満たない場合は、前記インク吸引量が所定量とな
    るように前記回復手段による一斉吸引動作が制御される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェ
    ット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記回復手段による一斉吸引動作時のイ
    ンク吸引量はその時点での各インクタンクにおける負圧
    に打ち勝って十分な吸引量が得られるように制御される
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかの項に記
    載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記回復手段により前記インク吐出口か
    ら吐出または吸引された廃インクを収容する廃インクタ
    ンクを有し、前記回復動作時に個々の前記インク吐出口
    から吐出ないし吸引されたインクの吐出量ないし吸引量
    に基づいて廃インク量を演算し、該廃インク量の累計に
    より前記廃インクの溢れを判断することを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれかの項に記載のインクジェット
    記録装置。
  6. 【請求項6】 前記廃インクタンクはインク吸収体を有
    し、該インク吸収体の吸収率に前記廃インク量の累計を
    掛け合わすことにより前記溢れを判断することを特徴と
    する請求項5に記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記インクタンクの負圧は、インクが消
    費されるに従って高くなると共に、個々のインクタンク
    からのインク吸引量は前記負圧の変化に対して非線形変
    化することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかの
    項に記載のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記個々のインクタンクからのインク吸
    引量は前記インクタンク別に設定されている負圧とイン
    ク吸引量との関係を示す図表に基づいて算出されること
    を特徴とする請求項1ないし7のいずれかの項に記載の
    インクジェット記録装置。
JP12140895A 1995-05-19 1995-05-19 インクジェット記録装置 Pending JPH08310009A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009214450A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Canon Inc インク残量の検知方法およびインクジェット記録装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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