JPH08309522A - 金属ボールの搭載方法 - Google Patents

金属ボールの搭載方法

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JPH08309522A
JPH08309522A JP7112892A JP11289295A JPH08309522A JP H08309522 A JPH08309522 A JP H08309522A JP 7112892 A JP7112892 A JP 7112892A JP 11289295 A JP11289295 A JP 11289295A JP H08309522 A JPH08309522 A JP H08309522A
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electrode
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Seiji Sakami
省二 酒見
Tadahiko Sakai
忠彦 境
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 微少な金属ボールであっても、円滑に電極に
移載できる金属ボールの搭載方法を提供することを目的
とする。 【構成】 金属ボール2を電極6の位置に合わせて整列
させるステップと、整列させた金属ボール2の上部に粘
着シート15を接触させ、粘着シート15に金属ボール
2を転写するステップと、粘着シート15に転写された
金属ボール2を電極6に位置合わせするステップと、粘
着シート15の粘着力を低下させて電極6上の金属ボー
ル2から粘着シート15を外すステップとを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属ボールを用いた金
属ボールの搭載方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】基板やあるいはBGA(ボールグリッド
アレイ)などの電子部品に半田のプリコートを施すため
に、近年直径1ミリメートル以下の小径の金属ボールと
しての半田ボールを用いる工法が実施されるにいたって
いる。また、同様に電極に金属ボールとしての金ボール
を搭載することもある。
【0003】ところが、回路構成あるいは電子部品自体
の集積度が向上するに伴い、電極が緻密化し、金属ボー
ル自体の直径が小さくなる傾向にある。このように、金
属ボールが微少化するに伴って、次のような問題点が顕
著になってきている。
【0004】即ち、金属ボールを電極に移載する具体的
方法として、吸着ヘッドに多数の小さな穴をあけ、この
穴に金属ボールを吸着して転写する技術が一般的であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この技
術によると、上述したように、金属ボールが微少化する
につれ、吸着ヘッドにさらに細かな穴をあける加工が必
要になる。ここで、多数の細かな穴を精度よくあける加
工は、実際のところ非常に難しく、最近この工法では、
金属ボールの微少化に対応できなくなっている。
【0006】そこで本発明は、微少な金属ボールであっ
ても、円滑に電極に移載できる金属ボールの搭載方法を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の金属ボールの搭
載方法は、金属ボールを電極の位置に合わせて整列させ
るステップと、整列させた金属ボールの上部に粘着シー
トを接触させ、粘着シートに金属ボールを転写するステ
ップと、粘着シートに転写された金属ボールを電極に位
置合わせするステップと、粘着シートの粘着力を低下さ
せて、電極上の金属ボールから粘着シートを外すステッ
プとを含む。
【0008】
【作用】上記構成により、金属ボールは、粘着シートに
転写され、電極上まで移送されて位置合わせされる。そ
の状態で粘着シートに紫外線又は熱等のエネルギーを作
用させて粘着シートの粘着力を低下させ、金属ボールか
ら粘着シートを外すと金属ボールは、電極に移載され
る。
【0009】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の実施例に
ついて説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例における金属ボー
ルの搭載装置の正面図である。図1中、1は半田ボール
又は金ボールなどの金属ボールを位置決めする位置決め
テーブルであり、位置決めテーブル1の上面には、図3
に示すように複数の金属ボール2を挿入するための孔3
aが開けられたマスクが重合されている。そして、金属
ボール2は、マスク3の孔3aに挿入されることによ
り、後述する電極の配置に合わせて整列するようになっ
ている。なお、孔3aの直径は、金属ボール2の直径よ
りやや大きく、マスク3の厚さは金属ボール2の直径よ
りも薄く形成する。ここで、金属ボール2が微少化した
ときは、孔3aの直径を小さくする必要があるが、この
ような加工は、エッチングなどによることにより、簡単
に行うことができる。
【0011】なお、マスク3の孔3aに金属ボール2を
挿入するためには、マスク3などに振動を与えながらマ
スク3上の金属ボール2を孔3aに落としこむようにし
てもよいし、図示しないスキージなどにより、金属ボー
ル2をマスク3上でかき寄せて孔3aに落としこむよう
にしてもよい。
【0012】また、4は電子部品(本実施例ではBGA
(ボールグリッドアレイ))5をその電極6が上向きに
なるように支持する載置台、7は金属ボール2を移載す
る移動ボックス、8は移動ボックス7を昇降自在に支持
するブラケット、9はブラケット8に設けられ、ブラケ
ット8に対して移動ボックス7を昇降させるZモータ、
10はブラケット8の上部に設けられる送りナット、1
1は送りナット10に螺合し、位置決めテーブル1と載
置台4との上方にわたって回転自在に軸支される送りネ
ジ、12は送りネジ11を回転させるXモータである。
【0013】さて、移動ボックス7の内部には、図2に
示すような部材が収納されている。即ち、左右に供給ロ
ーラ13、巻き取りローラ14が軸支され、これらのロ
ーラ13、14には、下面側が粘着面となっている粘着
シート15が調帯されている。また粘着シート15の中
央部は、透明なガラス板16により下方に張り出し、ガ
ラス板16に接することにより水平になっている。
【0014】ここで、本実施例では、粘着シート15と
して、紫外線(UV)が照射されると粘着力が低下する
性質を有するものを採用している。このため、ガラス板
16の上方に下向きにUVを照射するランプ17を設け
ている。したがって、ランプ17に通電すると、粘着シ
ート15のうちガラス板16に接している部分のみにつ
いて粘着力を低下させることができる。なお、粘着シー
トとして熱を加えると粘着力が低下する性質を有するも
のを用い、ランプ17にかえて熱線を発する加熱手段を
設けるなどしてもよい。すなわち、本発明で使用する粘
着シートとしてはエネルギー発生手段(ランプ17や加
熱手段等)のエネルギー(UVや熱など)を加えると粘
着力が低下するものであればよい。
【0015】本実施例の金属ボールの搭載装置は上記の
ような構成よりなり、次にこの装置を用いた金属ボール
の搭載方法について説明する。
【0016】まず図1に示すように、金属ボール2を電
極6の位置に合わせて整列させる。具体的には、金属ボ
ール2を、マスク3に開設された孔3aに、スキージで
かき寄せるなどして挿入して整列させる。
【0017】次に、整列させた金属ボール移動ボックス
7を上昇させておいて、Xモータ12を駆動して、粘着
シート15のうちガラス板16に接している部分を金属
ボール2の上方に位置させる(図2鎖線)。そして、Z
モータ9を駆動して、移動ボックス7を下降させ、粘着
シート15の粘着面を金属ボール2の上部に接触させる
(図2実線)。これにより、整列している金属ボール2
は、粘着シート15に貼り付いて、粘着シート15に転
写される。
【0018】次いで、Zモータ9を駆動して、図3に示
すように移動ボックス7を上昇させ、孔3aから金属ボ
ール2を外す。そして、Xモータ12を駆動して、移動
ボックス7を電子部品5の上方へ移動させ、さらにZモ
ータ9を駆動して、移動ボックス7を下降させ、図4に
示すように金属ボール2を電子部品5の電極6上に移載
する。
【0019】そして、ランプ17に通電して、UVを照
射する。これにより、粘着シート15のうちガラス板1
6に接している部分の粘着力が低下する。次に、Zモー
タ9を駆動して、図5の矢印N1で示すように、移動ボ
ックス7を上昇させる。このとき、粘着シート15のう
ち金属ボール2に接触している部分について粘着力が低
下しているので、金属ボール2は粘着シート15ととも
に上昇するのではなく、粘着シート15から外れて電極
6上に移載されたままの状態となる。これにより、金属
ボール2の移載が完了する。ここで、電極6上にはフラ
ックスが塗布されており、フラックスの粘着力により、
金属ボール2は粘着シート15とともに上昇しないよう
に拘束される。なお、次の移載に備えて、この後供給ロ
ーラ13から巻き取りローラ14側へ、所要長さだけ粘
着シート15を送っておく。
【0020】
【発明の効果】本発明の金属ボールの搭載方法は、金属
ボールを電極の位置に合わせて整列させるステップと、
整列させた金属ボールの上部に粘着シートを接触させ、
粘着シートに金属ボールを転写するステップと、粘着シ
ートに転写された金属ボールを電極上に移載するステッ
プと、粘着シートの粘着力を低下させ、電極上の金属ボ
ールから粘着シートを外すステップとを含むので、金属
ボールが微少化しても、吸着ヘッドに細かな穴あけ加工
を施す必要がなく比較的簡単な機構で金属ボールの移載
を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における金属ボールの搭載装
置の正面図
【図2】本発明の一実施例における金属ボールの搭載方
法の工程説明図
【図3】本発明の一実施例における金属ボールの搭載方
法の工程説明図
【図4】本発明の一実施例における金属ボールの搭載方
法の工程説明図
【図5】本発明の一実施例における金属ボールの搭載方
法の工程説明図
【符号の説明】
2 金属ボール 3 マスク 6 電極 15 粘着シート 17 ランプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属ボールをこの金属ボールが搭載される
    電極の位置に合わせて整列させるステップと、整列させ
    た金属ボールの上部に粘着シートを接触させ、粘着シー
    トに金属ボールを転写するステップと、粘着シートに転
    写された金属ボールを前記電極上に位置合わせするステ
    ップと、粘着シートの粘着力を低下させて金属ボールか
    ら粘着シートを外すステップとを含むことを特徴とする
    金属ボールの搭載方法。
  2. 【請求項2】前記粘着シートに紫外線を照射することに
    より、前記粘着シートの粘着力を低下させることを特徴
    とする請求項1記載の金属ボールの搭載方法。
  3. 【請求項3】前記粘着シートに熱を加えることにより前
    記粘着シートの粘着力を低下させることを特徴とする請
    求項1記載の金属ボールの搭載方法。
  4. 【請求項4】金属ボールを、マスクに開設された孔によ
    り整列させることを特徴とする請求項1記載の金属ボー
    ルの搭載方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980042766A (ko) * 1996-11-26 1998-08-17 윌리엄비.켐플러 땜납 부재를 기판에 부착하기 위한 방법 및 장치
US7935622B2 (en) 2004-05-19 2011-05-03 Infineon Technologies Ag Support with solder ball elements and a method for populating substrates with solder balls

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980042766A (ko) * 1996-11-26 1998-08-17 윌리엄비.켐플러 땜납 부재를 기판에 부착하기 위한 방법 및 장치
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