JPH08309478A - ガスタービンブレードの精密鋳造用鋳型及びガスタービンブレードの製造方法 - Google Patents

ガスタービンブレードの精密鋳造用鋳型及びガスタービンブレードの製造方法

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JPH08309478A
JPH08309478A JP7114223A JP11422395A JPH08309478A JP H08309478 A JPH08309478 A JP H08309478A JP 7114223 A JP7114223 A JP 7114223A JP 11422395 A JP11422395 A JP 11422395A JP H08309478 A JPH08309478 A JP H08309478A
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less
gas turbine
turbine blade
mold
casting
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JP7114223A
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English (en)
Inventor
Tadami Ishida
忠美 石田
Akira Yoshinari
明 吉成
Akira Okayama
昭 岡山
Toshiaki Saito
年旦 斎藤
Hiroshi Fukui
寛 福井
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高品質なガスタービンブレード及びそれらを効
率よく製造するために、合金との無反応性に優れた鋳型
を提供することにある。 【構成】ガスタービンブレードをC及びHfを含むNi
基耐熱超合金で溶製する際、鋳型表面層において、フィ
ラー材にアルミナと部分安定化ジルコニア,バインダー
をコロイダルシリカとしたスラリーを用い、高品質なガ
スタービンブレード及びそれらを効率よく製造する。 【効果】高品質なガスタービンブレード及びそれらを効
率よく製造するために、合金との無反応性に優れた鋳型
を提供することにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電用ガスタービンブ
レードを溶製するに際し、特にC,Hfを含むNi基耐
熱超合金を鋳造するのに好適な、低反応性セラミックか
らなる精密鋳造用鋳型及びガスタービンブレードの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】発電用ガスタービンのブレード材料は、
従来から主としてNi基耐熱超合金が使用されてきた。
ガスタービンの熱効率向上を図るため、年々燃焼ガス温
度が上昇してきた。ガスタービンブレードの組織は従来
は等軸晶が主流であった。しかし、燃焼ガス温度の上昇
に伴い、耐熱強度は限界に達している。そのため、更に
耐熱強度を向上させるため、組織を一方向凝固法による
柱状晶化、あるいは、単結晶化すると共に、ブレード内
部に複雑な冷却孔を設け、内部からの冷却を図ってき
た。
【0003】一方向凝固法でガスタービンブレードを製
造する場合、鋳型は高温下に長時間保持されると共に、
合金溶湯と長時間接触するため、鋳型には、高温強度,
合金溶湯との無反応性などの性質が要求される。
【0004】一方向凝固法に適用される鋳型の一例とし
ては特開平4−224044 号に示されている。この鋳型は、
スラリー中のフィラー及び細粒耐火物が主としてAl2
3微細粒子よりなり、鋳物側の表面層となる第1層中
に含まれる前記フィラーの最大粒子径を第2層中に含ま
れる前記フィラーの最大粒子径より小さくし、かつ第2
層以降中に含まれる前記フィラーの最大粒子径が10μ
m以上200μm以下で平均粒子径が20μm以上とな
るようにしたことを特徴としている。
【0005】特開平4−224044 号の方法により得られる
鋳物は、C,Hfを含まない合金では鋳肌が良好とな
る。また、鋳型は第2層以降のスラリー中に含まれるフ
ィラーの50%累積重量に相当する平均粒子径を20μ
m以上とすることにより、高温強度が向上する。また、
フィラーの粒子径を溶湯側の第1層から外側へ向かうほ
ど大きくすることにより、曲げ応力が第1層から外層に
向かって圧縮から引張に変化するのに対応して各層の鋳
型強度を向上することができる。
【0006】さらに、細粒耐火物の平均粒子径に対する
フィラーの平均粒子径の比を一定範囲に限定することに
より、鋳型の密度を高め内部の空隙を減少させ、強度を
向上させることができる。また、第1層及び第2層以降
に用いるフィラーの最大粒子径をそれぞれ100μm以
下及び100μm以上200μm以下とすることによっ
ても同様の効果が得られる。
【0007】また、特開昭60−18250号には、一方向性
凝固超合金鋳造用の鋳型で、Al23とZrO2 とを含
有するフェースコート層をワックス模型に塗布し、溶湯
に対する防護層とする事が記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】特開平4−224044 号に
述べられている方法による鋳型の高温強度は充分であ
る。しかし、前記鋳型はC,Hfを含まない単結晶合金
を鋳造することを目的としたものであり、C,Hfを含
むNi基耐熱超合金を鋳造した場合、鋳型第1層と合金
溶湯が反応し鋳物表面に凸欠陥が多数発生する。
【0009】凸欠陥を手仕上げや機械加工により除去す
ることは可能である。しかし、加工時間,加工費用の増
大を招き、よって、鋳物の単価が高くなる。また、反応
により合金が汚染されるため、鋳物では実体強度,耐食
性など合金本来の緒性質を低下させる問題点がある。
【0010】また、特開昭60−18250 号に述べられてい
る方法によっても、C,Hfを含むNi基耐熱超合金を
鋳造した場合、鋳型第1層と合金溶湯が反応し鋳物表面
に凸欠陥が多数発生する。
【0011】本発明の目的は、高品質なガスタービンブ
レードを効率よく製造する方法を提供することにある。
また、C及びHfを含むNi基耐熱超合金との無反応性
に優れて表面品質の優れた鋳物が製造できる鋳型の提供
をすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のガスタービンブ
レードの精密鋳造用鋳型は、交互にスラリーと耐火物と
が重ね合わさる複数層を有し、CとHfを含有するNi
基合金からなるガスタービンブレードの精密鋳造用鋳型
において、該スラリーがフィラーとバインダーとからな
り、該フィラー(I)はアルミナ(Al23)を有し、
該フィラー(II)はアルミナ(Al23)と部分安定化
ジルコニア(ZrO2 )とを有し、前記バインダーはコ
ロイダルシリカとし、該フィラー(II)を用いた該スラ
リーを鋳物面側の表面層としたことを特徴とする。
【0013】本発明のガスタービンブレードの精密鋳造
用鋳型は、交互にスラリーと耐火物とが重ね合わさる複
数層を有し、CとHfを含有するNi基合金からなるガ
スタービンブレードの精密鋳造用鋳型であって、該スラ
リーがフィラーとバインダーとからなり、該フィラー
(I)はアルミナ(Al23)を有し、該フィラー(II)
はアルミナ(Al23)と部分安定化ジルコニア(Zr
2 )とを有し、かつ該Al23と該ZrO2の混合物
中で該ZrO2含有割合が重量%で10〜70%であ
り、前記バインダーはコロイダルシリカとし、該フィラ
ー(II)を用いた該スラリーを鋳物面側の表面層とした
ことを特徴とする。
【0014】本発明のガスタービンブレードの精密鋳造
用鋳型は、交互にスラリーと耐火物とが重ね合わさる複
数層を有し、CとHfを含有するNi基合金からなるガ
スタービンブレードの精密鋳造用鋳型において、該スラ
リーがフィラーとバインダーとからなり、該フィラーは
アルミナ(Al23)と部分安定化ジルコニア(ZrO2)と
を有し、前記バインダーはコロイダルシリカとし、該ス
ラリーを鋳物面側の表面層としたことを特徴とする。
【0015】本発明のガスタービンブレードの精密鋳造
用鋳型は、交互にスラリーと耐火物とが重ね合わさる複
数層を有し、CとHfを含有するNi基合金からなるガ
スタービンブレードの精密鋳造用鋳型であって、該スラ
リーがフィラーとバインダーとからなり、該フィラーは
アルミナ(Al23)と部分安定化ジルコニア(ZrO2)と
を有し、かつ該Al23と該ZrO2の混合物中で該Z
rO2含有割合が重量%で10〜70%であり、前記バ
インダーはコロイダルシリカとし、該スラリーを鋳物面
側の表面層としたことを特徴とする。
【0016】本発明のガスタービンブレードの精密鋳造
用鋳型は、前記部分安定化ジルコニアを1種又は2種の
混合粉をフィラーとし、前記部分安定化ジルコニアがカ
ルシア(CaO)又はイットリア(Y23)で安定化さ
れていることが望ましい。
【0017】本発明のガスタービンブレードの精密鋳造
用鋳型は、前記CaOの割合が重量%で4.0〜6.0%
の範囲であることが望ましい。
【0018】本発明のガスタービンブレードの精密鋳造
用鋳型は、前記Y23の割合が重量%の8.0〜10.0
%の範囲であることが望ましい。
【0019】本発明のガスタービンブレードの精密鋳造
用鋳型は、前記Al23と前記ZrO2の混合物中で前
記ZrO2含有割合が重量%で20〜70%であること
が望ましい。
【0020】本発明のガスタービンブレードの精密鋳造
用鋳型は、前記Al23と前記ZrO2の混合物中で前
記ZrO2含有割合が重量%で30〜60%であること
が望ましい。
【0021】本発明のガスタービンブレードの精密鋳造
用鋳型は、前記Al23の平均粒子径が10.0μm で
あり、かつ前記ZrO2の平均粒子径が12.0μmであ
ることが望ましい。
【0022】本発明のガスタービンブレードの精密鋳造
用鋳型は、前記Al23の通過質量百分率が 1.0μm以下が12.9% 1.5μm以下が15.9% 2.0μm以下が21.3% 3.0μm以下が26.6% 4.0μm以下が31.8% 6.0μm以下が38.3% 8.0μm以下が45.8% 12.0μm以下が54.6% 16.0μm以下が63.0% 24.0μm以下が72.6% 32.0μm以下が82.8% 48.0μm以下が94.6% 64.0μm以下が97.3% 96.0μm以下が100% であり、前記ZrO2 の通過質量百分率が 1.0μm以下が6.4% 1.5μm以下が7.3% 2.0μm以下が8.9% 3.0μm以下が12.3% 4.0μm以下が17.2% 6.0μm以下が24.9% 8.0μm以下が34.3% 12.0μm以下が52.6% 16.0μm以下が71.6% 24.0μm以下が90.2% 32.0μm以下が99.0% 48.0μm以下が100% であることが望ましい。
【0023】本発明のガスタービンブレードの製造方法
は、CとHfを含有するNi基合金からなるガスタービ
ンブレードの製造方法において、鋳物面側の少なくとも
表面層がアルミナ(Al23)と部分安定化ジルコニア
(ZrO2 )とを有する精密鋳造用鋳型に、CとHfを
含有するNi基合金の溶融金属を注湯して鋳造すること
を特徴とする。
【0024】本発明のガスタービンブレードの製造方法
は、CとHfを含有するNi基合金からなるガスタービ
ンブレードの製造方法において、鋳物面側の少なくとも
表面層がアルミナ(Al23)と部分安定化ジルコニア
(ZrO2 )とを有し、かつ該アルミナと該部分安定化
ジルコニアの混合物中で該部分安定化ジルコニア含有割
合が重量%で10〜70%である精密鋳造用鋳型に、C
とHfを含有するNi基合金の溶融金属を注湯して鋳造
することを特徴とする。
【0025】
【作用】上記方法による第1層(鋳型表面層)用スラリ
を適用した鋳型を用い、C,Hfを含むNi基耐熱超合
金を一方向凝固して得られるガスタービンブレードは、
C,Hfと鋳型の反応を低減できる。
【0026】よって、反応に起因する鋳物の表面欠陥
で、特に、凸欠陥発生数を大幅に低減できる。また、反
応に起因し、鋳型による合金の汚染を大幅に低減できる
ため、実体強度,耐食性など合金本来の緒性質を損わな
い高品質なガスタービンブレードを製造することができ
る。
【0027】凸欠陥の発生は、図5に示す過程で生じる
と考えられる。
【0028】図5は、第1層(鋳型表面層)のスラリー
をAl23とした場合であり、鋳型6面と鋳造するNi
基合金5の接触部での反応を示したものである。
【0029】鋳造するNi基合金5がC及びHfを含有
していると、合金中のCによりAl23層7が還元さ
れ、またCOが発生する。
【0030】そして、COと合金中のHfとが反応し、
HfO2 が形成され、Cが発生する。すなわち、図5の
HfO2層8が形成される。
【0031】次に、HfO2層8のNi基合金5側に、
合金中のTiと発生したCとが反応したTiC11が形
成される。
【0032】このようにして形成されたHfO2 層8も
しくはTiC11に鋳造されるNi基合金5の溶湯が侵
入し、結果的に、凸欠陥9が発生すると考えられる。
【0033】この凸欠陥9は、鋳造後、機械加工もしく
は手仕上げ加工によって除去することは可能であるが、
欠陥を除去した面の品質は劣る。
【0034】凹欠陥の発生は、図6に示す過程で生じる
と考えられる。
【0035】図は、第1層(鋳型表面層)のスラリーを
ZrO2とした場合であり、鋳型6面と鋳造するNi基
合金5の接触部での反応を示したものである。
【0036】凹欠陥発生の原因は、ZrO210からの
酸素の供給と考えられる。
【0037】ZrO210からの酸素Oの供給によっ
て、Ni基合金5側で酸化物(主に、HfO2 層8)が
形成される。
【0038】そして、HfO2層8の形成と成長に伴う
酸化物層からCが排出される。
【0039】次に、排出されたCと合金中のTiとが反
応し、HfO2層8のNi基合金5側にTiC11が形
成され、結果的に凹欠陥12となると考えられる。
【0040】このようにして生じた凹欠陥は、鋳造後に
補修することは困難である。
【0041】すなわち、凸欠陥は、加工による除去が可
能であるが、凹欠陥は無理であり、また、溶接補修もで
きないため、有害な凹欠陥が発生した場合には、不良品
となってしまう。
【0042】以上のように、鋳型面と鋳造する合金の溶
湯との接触部では、鋳型表面層の成分とC及びHfを含
む合金の溶湯成分との特有の反応によって、凹欠陥及び
凸欠陥が発生する。
【0043】本発明は、C及びHfを含む合金を鋳造す
る鋳型の表面層に使用するスラリーを、Al23単体も
しくはZrO2 単体スラリーとした場合に生じる問題を
解消するために、アルミナAl23と部分安定化ジルコ
ニアZrO2 とを混合したものである。
【0044】アルミナAl23と部分安定化ジルコニア
ZrO2 とを鋳型の表面層にしようとすることにより、
凹欠陥及び凸欠陥の発生を抑制することができる。
【0045】この際、アルミナAl23と部分安定化ジ
ルコニアZrO2 との割合は、適切な範囲にすることが
望ましい。
【0046】また、凹欠陥は、補修することが困難であ
るので前記割合は、特に、凹欠陥が発生しづらい範囲が
好ましい。
【0047】さらに、凹欠陥及び凸欠陥の双方が発生し
づらい範囲がより好ましい。
【0048】凹欠陥及び凸欠陥は、一般的に0.5個/c
m2以下であれば、鋳物として問題が無いと考えられる。
すなわち、発生する凹欠陥及び凸欠陥を0.5個/cm2
下とするアルミナAl23と部分安定化ジルコニアZr
2 との割合にすることが好ましい。
【0049】部分安定化ZrO2 をCaOまたはY23
で安定化することで、さらに凹欠陥及び凸欠陥の発生を
抑制することができる。
【0050】この際、CaO:4.0〜6.0重量%,Y
23:8.0〜10.0重量%とすることで、ZrO2
安定化の効果を向上することができる。
【0051】Al23及び部分安定化ZrO2の平均粒
子径をそれぞれ10.0μm及び12.0μmとし、さら
に、Al23及び部分安定化ZrO2 の通過質量百分率
を次のようにすることによって、さらに凹欠陥及び凸欠
陥の発生を抑制することができる。
【0052】Al23の場合 1.0μm以下が12.9% 1.5μm以下が15.9% 2.0μm以下が21.3% 3.0μm以下が26.6% 4.0μm以下が31.8% 6.0μm以下が38.3% 8.0μm以下が45.8% 12.0μm以下が54.6% 16.0μm以下が63.0% 24.0μm以下が72.6% 32.0μm以下が82.8% 48.0μm以下が94.6% 64.0μm以下が97.3% 96.0μm以下が100% 部分安定化ZrO2の場合 1.0μm以下が6.4% 1.5μm以下が7.3% 2.0μm以下が8.9% 3.0μm以下が12.3% 4.0μm以下が17.2% 6.0μm以下が24.9% 8.0μm以下が34.3% 12.0μm以下が52.6% 16.0μm以下が71.6% 24.0μm以下が90.2% 32.0μm以下が99.0% 48.0μm以下が100% また、上記のように少なくとも鋳型の表面層に部分安定
化ジルコニアとアルミナとが含有していることにより、
前記鋳型にC及びHfを含有するNi基合金の溶融金属
を注湯し、鋳造することにより、鋳型面と鋳造する合金
の溶融金属との接触部では、鋳型表面層の成分とC及び
Hfを含む合金の溶融金属成分との反応が抑制され、鋳
物の凹欠陥及び凸欠陥の発生が抑制される。
【0053】そのため、高品質なガスタービンブレード
が製造できる。また、凸欠陥の発生が抑制されるため、
凸欠陥の除去を行う加工工程が短縮又は省略することが
でき、ガスタービンブレードの品質向上及び製造工程の
短縮が可能となる。
【0054】詳細すると、ガスタービンブレードの主な
製造工程は、上記の鋳造,鋳造後の検査,鋳造後の加
工,熱処理前検査,熱処理,熱処理後検査,仕上げ加工
及び完成検査である。
【0055】この工程中で、本発明による凸欠陥の発生
抑制により、鋳造後の検査,鋳造後の加工及び熱処理前
検査が短縮又は省略することができる。
【0056】
【実施例】
(実施例1)図1に本発明で製作した鋳型の構成を示
す。
【0057】1は鋳物側であり、2はバック層でアルミ
ナスラリーとアルミナスタッコで構成され、3はフェー
ス層でアルミナと部分安定化ジルコニアの混合粉を用い
たスラリーとアルミナスタッコで構成されている。
【0058】鋳型の表面層となるのは、フェース層3で
あり、バック層2は複数層からなる。
【0059】以下製造方法を説明する。
【0060】最初に表1に示す条件でフェース層3のフ
ェースコート用のフィラーとバインダーからなるスラリ
ーを作製した。
【0061】
【表1】
【0062】フィラーはCaO(部分安定化ジルコニア
において5重量%)で安定化した部分安定化ジルコニア
とアルミナ粉を重量で1:1に混合したものを用いた。
【0063】すなわち、配合割合は50重量%とした。
【0064】図2に部分安定化ジルコニア及びアルミナ
粉の粒度分布を示す。平均粒子径はそれぞれ10μm及
び12μmとした。
【0065】次にバインダーと混合フィラーの割合を
4.7g/cc としたスラリーを作製した。
【0066】また、スラリーには界面活性剤として非イ
オン系リン酸エステルを、消泡剤としてn−オクチルア
ルコールをそれぞれバインダー体積比で0.3%,0.1
%添加した。
【0067】さらに、Al23及び部分安定化ZrO2
の通過質量百分率を次のようにした。
【0068】Al23の場合 1.0μm以下が12.9% 1.5μm以下が15.9% 2.0μm以下が21.3% 3.0μm以下が26.6% 4.0μm以下が31.8% 6.0μm以下が38.3% 8.0μm以下が45.8% 12.0μm以下が54.6% 16.0μm以下が63.0% 24.0μm以下が72.6% 32.0μm以下が82.8% 48.0μm以下が94.6% 64.0μm以下が97.3% 96.0μm以下が100% 部分安定化ZrO2 の場合 1.0μm以下が6.4% 1.5μm以下が7.3% 2.0μm以下が8.9% 3.0μm以下が12.3% 4.0μm以下が17.2% 6.0μm以下が24.9% 8.0μm以下が34.3% 12.0μm以下が52.6% 16.0μm以下が71.6% 24.0μm以下が90.2% 32.0μm以下が99.0% 48.0μm以下が100% 次に、部分安定化ジルコニアとアルミナの混合割合を、
別途予備実験を行い定めた。
【0069】すなわち、部分安定化ジルコニアとアルミ
ナの混合割合を変化させたスラリーを用いた鋳型を多数
作製し、幅100mm,厚さ15mm,長さ200mmの平板
を一方向凝固で鋳造した。
【0070】表2に鋳造条件,表3に合金組成を示す。
【0071】
【表2】
【0072】
【表3】
【0073】鋳型の加熱温度は、鋳込み温度より若干低
い温度である1526℃で実施した。そして、鋳込み温
度は、1530〜1540℃が好ましく、本実施例で
は、1530℃で実施した。
【0074】次に、鋳型からの鋳物引出速度は、20〜
40(cm/時間)が好ましく、本実施例では35(cm/
時間)で実施した。
【0075】Ni基合金は、C及びHfを含有してお
り、本実施例ではC:0.24 重量%及びHf:0.4
9 重量%を含有させた鋳物であるガスタービンブレー
ドを鋳造した。
【0076】また、Ni基合金は、Ti:3.17 重量
%を含有している。
【0077】鋳造後、鋳物の表面状態を調べたところ、
アルミナフィラー単体では凸欠陥が多数発生し、部分安
定化ジルコニアフィラーを添加すると凸欠陥の数が減少
することが明らかになった。
【0078】アルミナフィラー単体で多数発生した凸欠
陥を図4に示す。
【0079】図4は、ガスタービンブレードのブレード
の翼部背側で顕著に欠陥が発生した部位の凸欠陥を示
す。
【0080】図4での局部的に多数発生した欠陥の数
は、数十個/cm2であった。
【0081】ガスタービンブレードは、図7に示すよう
に、翼部13,プラットホーム部14,シャンク部15
及びタブティール部16を有している。
【0082】翼部背側とは、このガスタービンブレード
の翼部13は曲面を有しており、その曲面の外側である
翼部13の背側である。
【0083】このような凸欠陥が多数発生した場合は、
凸欠陥除去のための手仕上げ加工又は機械加工を行わな
ければならない。
【0084】一方、部分安定化ジルコニアの混合割合が
多くなると逆に凹欠陥が発生した。これらの凸欠陥及び
凹欠陥の発生数(平均)とアルミナと部分安定化ジルコ
ニア粉の混合割合の関係を図3に示す。
【0085】すなわち、アルミナと部分安定化ジルコニ
ア粉において、部分安定化ジルコニアの割合が重量%
で、30〜60%の範囲で良好な鋳肌になり、鋳物表面
に凹凸欠陥は発生しないことが明らかになった。
【0086】また、前記部分安定化ジルコニアの割合が
重量%で、10〜70%の範囲であると鋳物表面に発生
する凹凸欠陥は0.5個/cm2以下であることがわかる。
【0087】この発生数は、製品上支障がないと考えら
れる。
【0088】前記部分安定化ジルコニアの割合が重量%
で、10〜60%の範囲であると鋳物表面には除去可能
な凸欠陥のみ発生し、凹欠陥は発生しない事がわかる。
【0089】この結果をもとに本実施例ではアルミナと
部分安定化ジルコニアの混合割合は1:1とした。すな
わち、前記部分安定化ジルコニアの割合を重量%で、5
0%とした。
【0090】次に、作製したフェースコート用スラリー
に、金型に射出成型し有機溶剤で洗浄したガスタービン
翼形状のワックス模型を浸積後、粒径が50〜120μ
mのアルミナスタッコを降りかけ2時間乾燥し、第1層
とした。
【0091】この第1層が、最終的に鋳型の表面層(鋳
物と接触する側)となる。
【0092】第2層以降のバック層はアルミナスラリー
とアルミナスタッコを用いた。
【0093】表4にバック層のアルミナスラリーの配合
条件及び表5にスタッコの粒径を示す。
【0094】
【表4】
【0095】
【表5】
【0096】バック層は、アルミナスラリーに浸積後ス
タッコを降りかけ乾燥する工程を10回繰り返し鋳型厚
さを10〜12mmとした。
【0097】鋳型造形後、オートクレーブで脱ワックス
し、900℃で一時間焼成し鋳造用鋳型とした。
【0098】試作した鋳型を用いて鋳造試験を行い、ガ
スタービン用一方向凝固動翼を製作した。
【0099】鋳造条件,合金組成は表2,表3と同じと
した。
【0100】鋳造後の検査結果、鋳造した翼の表面に凸
欠陥及び凹欠陥は発生せず鋳肌は良好であり、検査時間
は短縮し、欠陥の記録をとらなくても良くなった。
【0101】次に、欠陥が無いために、熱処理前の加工
を行わずに、従来と同様の熱処理,仕上げ加工,検査等
を実施した。
【0102】以上のように、本実施例では、C及びHf
を含むNi基合金との無反応性に優れて表面品質の優れ
た鋳物が製造できる鋳型の提供をすることができた。
【0103】そのため、鋳造時の鋳型と溶湯との反応が
原因で発生する鋳物表面の欠陥と合金の汚染を著しく低
減でき、高品質なガスタービンブレードを効率よく製造
することができた。
【0104】また、鋳物表面の欠陥が低減され、鋳造後
の検査,加工工程が省略もしくは短縮できる。
【0105】(実施例2)次にY23(9.0重量%)で
安定化した部分安定化ジルコニアを用いて(実施例1)
と同様にして鋳型を作製した。
【0106】この場合、フェースコート用スラリーの部
分安定化ジルコニアの割合は重量%で30%とした。
【0107】スラリーの作製条件,鋳造条件合金組成は
(実施例1)と同様である。
【0108】作製した鋳型を用いて鋳造したガスタービ
ン用一方向凝固動翼の表面に凸欠陥及び凹欠陥は発生せ
ず鋳肌は良好であった。
【0109】以上のように、本実施例では、C及びHf
を含むNi基合金との無反応性に優れて表面品質の優れ
た鋳物が製造できる鋳型の提供をすることができた。
【0110】そのため、鋳造時の鋳型と溶湯との反応が
原因で発生する鋳物表面の欠陥と合金の汚染を著しく低
減でき、高品質なガスタービンブレードを効率よく製造
することができた。
【0111】また、鋳物表面の欠陥が低減され、鋳造後
の手仕上げ加工工程及び機械加工工程が省略もしくは短
縮できる。
【0112】
【発明の効果】本発明によれば、合金との無反応性に優
れて表面品質の優れた鋳物が製造できる鋳型の提供をす
ることができた。
【0113】そのため、鋳造時の鋳型と溶湯との反応が
原因で発生する鋳物表面の欠陥と合金の汚染を著しく低
減でき、高品質なガスタービンブレードを効率よく製造
することができる。
【0114】また、鋳物表面の欠陥が低減され、鋳造後
の手仕上げ加工工程及び機械加工工程が省略もしくは短
縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で製作した鋳型の構成を示す断面図であ
る。
【図2】本発明に用いた部分安定化ジルコニア及びアル
ミナ粉の粒度分布である。
【図3】凹欠陥及び凸欠陥発生数に及ぼすフィラー材配
合割合の影響。
【図4】タービンブレードの翼部背側部の発生凸欠陥の
従来例。
【図5】アルミナ鋳型とNi基合金の反応概略図。
【図6】ジルコン鋳型とNi基合金の反応概略図。
【図7】製作するタービンブレードの概略図。
【符号の説明】
1,6…鋳型、2…バック層、3…フェース層、4…凸
欠陥、5…Ni基合金、7…Al23層、8…HfO2
層、9…凸欠陥、10…ZrO2、11…TiC、12
…凹欠陥、13…翼部、14…プラットホーム部、15
…シャンク部、16…タブティール部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 35/48 F01D 5/12 C22C 19/03 5/28 F01D 5/12 C04B 35/10 F 5/28 35/48 A (72)発明者 斎藤 年旦 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 福井 寛 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交互にスラリーと耐火物とが重ね合わさる
    複数層を有し、CとHfを含有するNi基合金からなる
    ガスタービンブレードの精密鋳造用鋳型において、該ス
    ラリーがフィラーとバインダーとからなり、該フィラー
    (I)はアルミナ(Al23)を有し、該フィラー(II)
    はアルミナ(Al23)と部分安定化ジルコニア(Zr
    2 )とを有し、前記バインダーはコロイダルシリカと
    し、該フィラー(II)を用いた該スラリーを鋳物面側の
    表面層としたことを特徴とするガスタービンブレードの
    精密鋳造用鋳型。
  2. 【請求項2】交互にスラリーと耐火物とが重ね合わさる
    複数層を有し、CとHfを含有するNi基合金からなる
    ガスタービンブレードの精密鋳造用鋳型であって、該ス
    ラリーがフィラーとバインダーとからなり、該フィラー
    (I)はアルミナ(Al23)を有し、該フィラー(II)
    はアルミナ(Al23)と部分安定化ジルコニア(Zr
    2 )とを有し、かつ該Al23と該ZrO2 の混合物
    中で該ZrO2 含有割合が重量%で10〜70%であ
    り、前記バインダーはコロイダルシリカとし、該フィラ
    ー(II)を用いた該スラリーを鋳物面側の表面層とした
    ことを特徴とするガスタービンブレードの精密鋳造用鋳
    型。
  3. 【請求項3】交互にスラリーと耐火物とが重ね合わさる
    複数層を有し、CとHfを含有するNi基合金からなる
    ガスタービンブレードの精密鋳造用鋳型において、該ス
    ラリーがフィラーとバインダーとからなり、該フィラー
    はアルミナ(Al23)と部分安定化ジルコニア(Zr
    2 )とを有し、前記バインダーはコロイダルシリカと
    し、該スラリーを鋳物面側の表面層としたことを特徴と
    するガスタービンブレードの精密鋳造用鋳型。
  4. 【請求項4】交互にスラリーと耐火物とが重ね合わさる
    複数層を有し、CとHfを含有するNi基合金からなる
    ガスタービンブレードの精密鋳造用鋳型であって、該ス
    ラリーがフィラーとバインダーとからなり、該フィラー
    はアルミナ(Al23)と部分安定化ジルコニア(Zr
    2)とを有し、かつ該Al23と該ZrO2の混合物中
    で該ZrO2 含有割合が重量%で10〜70%であり、
    前記バインダーはコロイダルシリカとし、該スラリーを
    鋳物面側の表面層としたことを特徴とするガスタービン
    ブレードの精密鋳造用鋳型。
  5. 【請求項5】請求項1から請求項4に記載のガスタービ
    ンブレードの精密鋳造用鋳型において、前記部分安定化
    ジルコニアを1種又は2種の混合粉をフィラーとし、前
    記部分安定化ジルコニアがカルシア(CaO)又はイッ
    トリア(Y23)で安定化されていることを特徴とする
    ガスタービンブレードの精密鋳造用鋳型。
  6. 【請求項6】請求項5に記載のガスタービンブレードの
    精密鋳造用鋳型において、前記CaOの割合が重量%で4.
    0〜6.0%の範囲であることを特徴とするガスタービ
    ンブレードの精密鋳造用鋳型。
  7. 【請求項7】請求項5に記載のガスタービンブレードの
    精密鋳造用鋳型において、前記Y23の割合が重量%の
    8.0〜10.0%の範囲であることを特徴とするガスタ
    ービンブレードの精密鋳造用鋳型。
  8. 【請求項8】請求項1〜請求項7のいずれかに記載のガ
    スタービンブレードの精密鋳造用鋳型において、前記A
    23と前記ZrO2の混合物中で前記ZrO2含有割合
    が重量%で20〜70%であることを特徴とするガスタ
    ービンブレードの精密鋳造用鋳型。
  9. 【請求項9】請求項1〜請求項8のいずれかに記載のガ
    スタービンブレードの精密鋳造用鋳型において、前記A
    23と前記ZrO2の混合物中で前記ZrO2含有割合
    が重量%で30〜60%であることを特徴とするガスタ
    ービンブレードの精密鋳造用鋳型。
  10. 【請求項10】請求項1〜請求項9のいずれかに記載の
    ガスタービンブレードの精密鋳造用鋳型において、前記
    Al23の平均粒子径が10.0μmであり、かつ前記
    ZrO2の平均粒子径が12.0μm であることを特徴
    とするガスタービンブレードの精密鋳造用鋳型。
  11. 【請求項11】請求項1〜請求項10のいずれかに記載
    のガスタービンブレードの精密鋳造用鋳型において、前
    記Al23の通過質量百分率が 1.0μm以下が12.9% 1.5μm以下が15.9% 2.0μm以下が21.3% 3.0μm以下が26.6% 4.0μm以下が31.8% 6.0μm以下が38.3% 8.0μm以下が45.8% 12.0μm以下が54.6% 16.0μm以下が63.0% 24.0μm以下が72.6% 32.0μm以下が82.8% 48.0μm以下が94.6% 64.0μm以下が97.3% 96.0μm以下が100% であり、前記ZrO2 の通過質量百分率が 1.0μm以下が6.4% 1.5μm以下が7.3% 2.0μm以下が8.9% 3.0μm以下が12.3% 4.0μm以下が17.2% 6.0μm以下が24.9% 8.0μm以下が34.3% 12.0μm以下が52.6% 16.0μm以下が71.6% 24.0μm以下が90.2% 32.0μm以下が99.0% 48.0μm以下が100% であることを特徴とするガスタービンブレードの精密鋳
    造用鋳型。
  12. 【請求項12】CとHfを含有するNi基合金からなる
    ガスタービンブレードの製造方法において、鋳物面側の
    少なくとも表面層がアルミナ(Al23)と部分安定化
    ジルコニア(ZrO2 )とを有する精密鋳造用鋳型に、
    CとHfを含有するNi基合金の溶融金属を注湯して鋳
    造することを特徴とするガスタービンブレードの製造方
    法。
  13. 【請求項13】CとHfを含有するNi基合金からなる
    ガスタービンブレードの製造方法において、鋳物面側の
    少なくとも表面層がアルミナ(Al23)と部分安定化
    ジルコニア(ZrO2 )とを有し、かつ該アルミナと該
    部分安定化ジルコニアの混合物中で該部分安定化ジルコ
    ニア含有割合が重量%で10〜70%である精密鋳造用
    鋳型に、CとHfを含有するNi基合金の溶融金属を注
    湯して鋳造することを特徴とするガスタービンブレード
    の製造方法。
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