JPH08308942A - 低出力半導体レーザー治療器 - Google Patents

低出力半導体レーザー治療器

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JPH08308942A
JPH08308942A JP7119730A JP11973095A JPH08308942A JP H08308942 A JPH08308942 A JP H08308942A JP 7119730 A JP7119730 A JP 7119730A JP 11973095 A JP11973095 A JP 11973095A JP H08308942 A JPH08308942 A JP H08308942A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 被検者の呼気時のみに極めて安全に使用でき
る軽微な刺激(低出力)レーザー光(1mW〜10m
W)を被検者の皮膚患部に照射せしめる。 【構成】 レーザー光照射を制御する制御部1と被検者
の呼気を検知する呼吸センサー部2と被検者の皮膚患部
を検知しかつ治療時間を制御するプローブ部3とから構
成され、呼吸センサー部2は被検者の鼻腔の温度を検出
するサーミスターと環境温度の変化による感度補正を行
うサーミスターとからなり、そして、プローブ部3のタ
ッチセンサー31が皮膚患部に触れているとき、鼻腔の
温度を検出するサーミスターの温度が呼気時に僅かでも
高くなると差動アンプ45を介して呼吸モニター回路2
1が動作され、制御部1の中央処理装置22を介してレ
ーザー光が被検者の皮膚患部に照射し、即ちレーザー光
照射が被検者の呼気時のみに同期して行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体レーザー治療器に
関し、更に詳しくは被検者の呼気を検出する呼吸センサ
ー部とレーザー光照射を制御する制御部と治療開始及び
皮膚患部を検知するプローブ部とを有し、プローブ部の
タッチセンサーの作動で制御部を動作し、被検者の呼気
時のみにレーザー光を患部に照射して被検者の疼痛緩解
や生体活性化作用を促進せしめるようにした低出力半導
体レーザー治療器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の疼痛治療用の医用半導体
レーザー治療器としては、筋肉・関節の疼痛緩解に適用
するような、レーザー種類では波長780nmないし8
30nmの近赤外線で、10mWから60mWのレーザ
ー光出力からなる半導体レーザーを利用した構造のもの
が知られている(特開平5−57026号)。このよう
なレーザー治療器においては、治療中、レーザー光の照
射は常時行われるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】医用レーザー治療器の
中でも、疼痛治療用低出力半導体レーザー治療器は、近
年その治療効果が認められ、高齢化社会の到来ととも
に、年々治療を求める患者数が増加する傾向にある。こ
の種の低出力半導体レーザー治療器による治療効果につ
いてはレーザー光出力すなわち、物理刺激の量(エネル
ギー)が大きく寄与するとされ、大出力化への傾向が進
んでいるが、大出力化になればなるほど、治療時におけ
る危険性も増大し、治療場所も特定化され、取り扱いも
煩雑となる。従って、この種の疼痛治療が、極めて安全
かつ簡便に、しかも治療場所が特定されることなく実施
し得る治療器の開発が強く要望されていた。
【0004】本発明者は、このような要望を満足せしめ
るため、被検者の自律神経機能と呼吸運動との関係に着
目して種々の研究を行った。その結果、被検者の呼吸と
くに呼気時のみに同期してレーザー光照射を皮膚患部に
対して行えば極めて効果的な治療効果が得られることを
究明し、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、自律神経機能と呼吸運動とは密
接な関係がある。呼吸運動による自律神経機能の変化
は、瞬時心拍数の変化を指標として観察することがで
き、吸気時には心拍数は増加し、呼気時には減少する。
更にまた、呼吸による心拍数の変化は副交感神経機能に
より調節されており、呼気時には副交感神経機能が亢進
し、吸気時には抑制される。
【0006】しかるに、例えば電気、機械、熱、光エネ
ルギー等による物理刺激により生体を刺激し、生体の刺
激に対するリバウンドを利用し交感神経の過緊張を緩和
し、血管を拡張し、末梢循環を改善することで、疼痛の
緩解、消炎効果を実現し、副交感神経機能を亢進させる
ことにより自律神経機能のバランス改善せしめることが
できることになる。
【0007】従って、本発明の目的は被検者の呼気時の
みに、極めて安全に使用できる軽微な物理刺激(低出
力)レーザー光(1mW〜10mW)を被検者の皮膚患
部に照射せしめることで、自律神経機能に有効な作用を
与えて、極めて効果的な治療効果を期待でき、かつま
た、治療手技においても特別の熟練度を必要とすること
なく、広く適用できる低出力半導体レーザー治療器を提
供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のごとく本発明の課
題は、レーザー光照射を制御する制御部と被検者の皮膚
患部を検知しかつ治療開始を制御するするプローブ部と
被検者の呼気を検知する呼吸センサー部とから構成さ
れ、該呼吸センサー部が被検者の呼気信号を検知した時
のみ制御部を制御してレーザー光を被検者の皮膚患部に
照射せしめることにより、レーザー光の照射が被検者の
呼吸と同期、特にそのレーザー光照射が極めて有効な呼
気時のみに同期して行わせることができる。
【0009】上記の制御部は呼気時のみにレーザー光照
射を制御する中央処理装置を有し、該中央処理装置は治
療器の電源回路、被検者の呼気を検知する呼吸モニター
回路と接続され、かつまた、上記の中央処理装置は治療
器が異常事態となった場合の異常警報回路、被検者の皮
膚患部を検知しかつ治療開始制御を行うプローブ部と接
続するための接続回路、レーザー光照射中の動作状態を
示す表示回路、更に、治療時間を決定する照射時間設定
計数回路、レーザー光により皮膚患部を治療中であるこ
とを示す治療中通報回路にそれぞれ接続され、当該治療
器を安全に使用することができる。
【0010】更に、本発明は前記のプローブ部は被検者
の皮膚患部と接触せしめられるタッチセンサーを有し、
該タッチセンサーは半透明のレーザー光案内体の先端部
に装備され、該レーザー光案内体にはレーザー光照射中
を表示する発光ダイオードが内装され、それの高輝度発
光により操作者がレーザー光照射中であることを目視し
得る。更に、皮膚患部を検知するタッチセンサーにより
動作されかつレーザー駆動回路を制御する制御回路を有
し、該制御回路は前記のレーザー光照射を制御する制御
部と接続される接続回路と低出力半導体レーザーの駆動
回路に接続される。
【0011】前記プローブ部の接続回路には照射時間設
定スイッチと呼吸モニター表示回路がそれぞれ接続さ
れ、かつまた、上記の制御回路にはレーザー光の照射開
始を行う治療開始スイッチを接続して構成されていて、
レーザー光案内体の先端に設けたタッチセンサーが被検
者の皮膚患部に触れているとき、プローブ部に設けた治
療開始スイッチをオンにすれば制御回路が半導体レーザ
ーの駆動回路を動作し、レーザー光照射の動作開始が行
われることになり、当該装置の操作性が容易となりかつ
安全性が高められる。
【0012】前記の呼吸センサー部は被検者の鼻腔の温
度を検出するサーミスターと環境温度の変化による感度
補正を行うサーミスターとを備え、鼻腔の温度を検出す
るサーミスターの温度が呼気時に僅かでも高くなると差
動アンプを介して呼吸モニター回路が動作されるように
し、更に制御部には制御ボックスを有し、そのフロント
パネルには少なくともレーザー光照射中表示を示す発光
ダイオードと皮膚患部の検知表示を示す発光ダイオード
とを備えているため、呼気信号が確実に検知されのでレ
ーザー光の同期動作が正確に行える。
【0013】上記のプローブ部には被検者の呼気を検知
表示する発光ダイオードと、レーザー光照射中を表示を
する発光ダイオードとを備えている。さらに具体的に
は、プローブ部はプローブ本体を備え、プローブ本体に
はレーザー光照射中表示のための発光ダイオードを有し
かつ皮膚患部検知用タッチセンサーと、当該治療器をリ
モートコントロール式に操作するための治療開始スイッ
チと、呼吸センサー部の動作状態を表示する呼気表示発
光ダイオードと、レーザー光の照射時間設定スイッチと
を有するがユニット構造に構成されている。
【0014】前記制御部の接続回路とプローブ部の接続
回路とが互いに接続され、該制御部の呼吸モニター回路
と呼吸センサー部とがそれぞれ接続され、プローブ部の
先端部に設けたタッチセンサーが被検者の皮膚患部に触
れ、かつ、呼吸センサー部が被検者の呼気を検知した時
のみ、呼吸モニター回路を介して中央処理装置の動作に
よりレーザー光が照射され、従って呼気時に同期してレ
ーザー光が被検者の皮膚患部に照射されることになる。
【0015】上記のプローブ部に設けた被検者の皮膚患
部を検知するタッチセンサーは、プローブ本体に対して
任意の角度を保って設けられた半透明のレーザー光案内
体に装備され、該案内体はレーザー光照射を表示する高
輝度を発する発光ダイオードを備えている。被検者への
治療に際しては、タッチセンサーが皮膚患部に適切な角
度を保って接触せしめられる。制御部とプローブ部と呼
吸センサー部とは電気的に離接可能に構成する。
【0016】
【実施例】以下に図面に示した本発明の実施例について
詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものでは
ない。図1は本発明の医用低出力半導体レーザー治療器
の構成が概略的に示してあり、レーザー光照射を制御す
る制御部1、被検者の呼気を検出する呼吸センサー部2
および被検者の皮膚患部を検知しかつ治療開始を制御す
るプローブ部3とから構成されている。制御部1は制御
ボックス1aを備え、そのフロントパネル4にはレーザ
光照射中を表示する発光ダイオード5、被検者の皮膚患
部を検知表示する発光ダイオード6、及び被検者の呼気
を検出表示する発光ダイオード7を夫々備えている。
【0017】呼吸センサー部2は制御部1にコード2a
を介して離接可能に接続され、かつまた、呼吸センサー
部2は例えば粘着テープ8により被検者の鼻腔部付近に
セットされ、呼吸センサー9によって被検者の呼気が確
実に検出される。なお、呼吸センサー部2の被検者への
セットは本例のように粘着テープ8によらず例えば装着
バンドを被検者のヘッドに装着することにより、呼吸セ
ンサー9が所定の箇所へセットされるようにしてもよ
い。
【0018】プローブ部3は把持し易いようにハンドタ
イプに構成されていて、上記の制御部1にコード3aを
介して離接可能に接続され、しかもプローブ部3は角柱
状のプローブ本体10を備えている。プローブ本体10
の上面パネルト11の先端側には治療開始スイッチ12
が設けられ、操作者が当該治療器をリモートコントロー
ル式に操作でき、その操作性が高められている。治療開
始スイッチ12と反対側のプローブ本体10の上面パネ
ル11の後端側には被検者の呼気を検出表示する発光ダ
イオード13とレーザー光の照射時間を設定する設定ス
イッチ14が設けてある。
【0019】プローブ本体10の先端側は適宜の角度に
屈曲させてあり、その先端部には先端にタッチセンサー
15を装備せしめた半透明の合成樹脂材料からなるレー
ザー光案内体16が設けてある。上記プローブ本体10
の先端側の適宜の屈曲により、プローブ本体10を把持
した時、タッチセンサー15を被検者の皮膚患部に対し
て密接し易いようになっている。レーザー光案内体16
にはレーザー光の照射中を表示する発光ダイオードが組
み込んであり、その高輝度発光により操作者がレーザー
光照射が行われていることを目視し得るようになってい
る。
【0020】図2は本発明による低出力半導体レーザー
治療器の制御部1、呼吸センサー部2及びプローブ部3
の詳細ブロック図が示してある。被検者の呼気時のみレ
ーザー光照射を制御する制御部1は治療器の電源回路2
0と呼吸モニター回路21を備えていて、これらは中央
処理装置22に接続してある。呼吸モニター回路21は
コード2aを介して被検者の呼気を検出する呼吸センサ
ー部2と接続され、呼吸センサー部2により検出された
呼気信号が呼吸モニター回路21に導入され、中央処理
装置22を動作し、呼気時のみレーザー光照射が行われ
る。
【0021】制御部1の中央処理装置22はレーザー光
照射の動作状態を表示する表示回路23、皮膚患部へレ
ーザー光照射する照射時間の設定計数回路24、当該治
療器が治療作動中であることを表示する通報回路25が
それぞれ接続してある。更にまた、中央処理装置22
は、当該治療器の異常状態を警報する警報回路26およ
びプローブ部3とコード3aで離接可能に接続される接
続回路27に接続してある。従って、呼吸モニター回路
21より中央処理装置22が動作されることにより、レ
ーザー光照射が行われる。
【0022】プローブ部3は制御回路35を備え、該制
御回路35はタッチセンサー15のタッチセンサー回路
31により動作される。制御回路35はプローブ本体1
0に設けた治療開始スイッチ12によりオン・オフ制御
される。制御回路35はタッチセンサー回路31の動作
により低出力半導体レーザー32の駆動回路33を制御
する。制御部1の接続回路27とコード3aを介して離
接可能に接続された接続回路30は制御回路35を動作
し、該接続回路35はレーザー光の照射時間設定スイッ
チ14と呼吸モニター表示回路34に接続してある。
【0023】図3は呼吸センサー部2により動作される
呼吸モニター回路21が詳細に示してある。呼吸センサ
ー部2は2個のサーミスター40、41から構成され、
サーミスター40は鼻腔の温度を検出するものであり、
サーミスター41は環境温度たとえば鼻腔温度の変化に
よる感度補正を行うものである。サーミスター40、4
1は抵抗42、、42a及び43を介して差動アンプ4
5に接続され、鼻腔温度が呼気時に僅かでも高くなる
と、差動アンプ45が動作される。差動アンプ45の動
作によりインバータ46を介してロジックレベル(5
V)に変換し、呼吸モニター回路21がアクティブ状態
となる。
【0024】この時、被検者の呼気時を検知表示する制
御部1の呼気発光ダイオード7が点灯され、同時にプロ
ーブ部3の呼気発光ダイオード13も点灯される。この
状態において、プローブ部3の先端部のタッチセンサー
15を被検者の皮膚患部に触れさせておけば、タッチセ
ンサー15により動作するタッチセンサー回路31を介
して制御回路35が動作され、タッチセンサー15のO
N信号との論理積で皮膚検知論理積回路47がアクティ
ブ状態となり、レーザー光発射が可能な状態となる。
【0025】この呼気信号と皮膚検知論理積回路47は
インバータ回路48を介して抵抗48a及びコンデンサ
ー48bにより構成される遅延回路により安定化され、
更にフリップフロップ回路49、50により、時定数が
調整されて、制御部1の中央処理装置22に供給され
る。
【0026】さて、プローブ部3のレーザー光照射時間
設定スイッチ14にてトリガーすると、その信号が照射
時間設定スイッチ回路14を介して接続回路30に供給
され、更に接続回路27、中央処理装置22を介して照
射時間設定計数回路24に治療時間が設定される。この
設定時間は一般的には30秒〜2分程度である。そこ
で、呼吸センサー部2を被検者の鼻腔付近にセットした
状態で、プローブ部3のタッチセンサー15を被検者の
皮膚患部に軽く押しあてるとタッチセンサー回路31を
介して制御回路35が動作される。
【0027】同時に制御回路35の動作が接続回路3
0、27を介して中央処理装置22に伝送される。しか
るに、呼吸センサー部2を被検者の鼻腔近傍にセットし
た状態で、プローブ部3のタッチセンサー15を被検者
の皮膚患部に接触せしめると、制御部1の動作状態表示
回路23の皮膚検知表示の発光ダイオード7が点灯し、
操作者はその状態を目視により確認できる。
【0028】この状態を確認して後、プローブ部3に設
けた治療開始スイッチ12を操作すると、サーミスタ4
0、41が被検者の呼吸とくに呼気を検出し、その検出
信号が呼吸モニター回路21を介して中央処理装置22
に供給される。この信号により制御部1の中央処理装置
22がレーザー駆動回路33を動作し、低出力半導体レ
ーザー32から1mW〜10mWのうち、予め任意の出
力光に選択された低出力レーザー光発射が行われる。レ
ーザー光照射中はダイオード51aを介して論理積回路
51が動作してアラーム音を発する。
【0029】前記の治療開始スイッチ12が操作される
ことにより、接続回路30、27を介して中央処理装置
15に伝送されレーザー光照射が開始され、その動作状
態を表示する表示回路23の発光ダイオード5が点灯
し、同時に治療中であることの通報回路25が通報音と
なって発生される。レーザー光照射中は、半透明の案内
体15内の発光ダイオードが点灯してレーザー光照射中
であることを通報する。更に、レーザー光照射時間設定
計数回路24は治療時間を減数表示する。設定した治療
時間に達すると、警報音とともにレーザー光照射が終了
する。
【0030】この後、治療前にあらかじめ設定した治療
時間が中央処理装置22により再び設定され、レーザー
光照射時間がレーザー光照射時間設定計数回路24に再
表示され、更なる治療を前記と同様の操作により行うこ
とができる。尚、治療の途中でレーザー光照射を中断す
る場合は、タッチセンサー15を被検者の皮膚患部から
離すとレーザー光照射が中断され、かつまた、レーザー
光照射時間設定スイッチ14を押すことで、中央処理装
置22をリセットすることができる。
【0031】上記のように、低出力レーザー光(1mW
〜10mW)照射が、被検者の呼気時のみ物理刺激の量
(エネルギー)として皮膚患部に与えられる。呼吸運動
により自律神経機能は種々の変動しており、特に呼気時
においては副交感神経機能が亢進され、筋肉の緩和が実
現される。従って、被検者の呼気時のみにレーザー光照
射を行うことは、自律神経機能に有効な作用を及ぼし、
極めて軽微な刺激(低出力)で疼痛緩解や自律神経の有
効な治療効果を実現することが可能となる。
【0032】本発明者は、本低出力半導体レーザー治療
器により被検者の皮膚患部に極めて軽微な刺激(低出
力)を与えて、疼痛緩解や自律神経の有効な治療効果を
以下の方法によって確認した。
【0033】
【発明の効果】
1.生体の自律神経機能リズム (1)呼吸リズムと自律神経機能 生体の自律神経機能は、種々の変動をしており、種々の
健康法や鍼灸臨床等で最も注目されるのは呼吸、体位な
どによるリズムである。
【0034】図4(a)から呼吸運動による自律神経機
能の変化を瞬時心拍数の変化を指標として、自律神経機
能遮断剤を用いて検討したものである。図4(b)から
深呼吸による心拍数の変化が、アトロピンによる副交感
神経機能の遮断により消失するところから、呼吸による
心拍数の変化は副交感神経機能により調節されているこ
とがわかる。図4(c)から深呼吸を連続すると交換神
経機能の影響が混入してくることがわかる。以上の結果
から、深呼吸運動による心拍数の変動は、副交感神経機
能の遮断で消失するので、副交感神経の作用であること
がわかる。
【0035】図5は吸気時、呼気時の副交感神経機能変
化の方向を示したものである。吸気時には瞬時心拍数は
増加するが、副交感神経の活動は低下し、呼気時には瞬
時心拍数は減少するが、副交感神経の活動は亢進する。
従って、心拍数が増加することは副交感神経機能が抑制
方向に動いていることであり、心拍数が減少するという
ことは副交感神経機能が亢進方向に動いているとであ
る。この現象は、副交感神経により支配されているの
で、吸気時には副交感神経機能が抑制される方向を向い
ており、呼気時には副交感神経機能が亢進する方向を向
いていることがわかる。
【0036】2.物理刺激による生体反応と呼気時生体
条件の同調 (1)皮膚・皮下組織への物理刺激による反応 レーザー光等物理刺激の多くは、痛みを与えない限り副
交感神経機能を高める反応を生起する。 (2)物理刺激による反応と生体内で起きている減少と
の同調 物理刺激による副交感神経機能を高める反応と生体内に
おいて呼気時における副交感神経機能を高めている減少
とが同調し、極めて軽微な刺激で大きな反応を確実に生
起できる。 (3)同調による自律神経機能の高まりが解けにくい歪
みを改善させる。緊張の連続、疲労などによる筋の過緊
張は運動時の痛みの原因である。このような筋の過緊張
は自律神経の高まりにより解消される。
【0037】3.ダブルブラインドによるレーザー光の
自律神経反応についての検討 目的;刺激による反応を客観的に確認する。 方法;物理刺激で刺激感覚のあるものではダミーが作れ
ないが、刺激感覚の無いレーザー光であれば可能であ
る。
【0038】実験例 1 健康成人30名(男性19名、女性11名)、年齢18
〜46歳(平均21.3±5.2歳)を対象にポリグラ
フシステムを用いて、レーザー照射前と照射後(10分
後、20分後、30分後)で心拍数、心拍数による自律
神経機能の変化(臥位から立位への体位変換による心拍
数の変動)を観察し検討した。
【0039】分析には西條らによる動的自律神経機能観
察法(理療の科学、第16巻第1号、平成4年、心拍数
で観察できる自律神経機能状態)を用いた。この動的自
律神経機能観察法とは、臥位や立体の体位変換、深呼
吸、嚥下等の負荷を加えて、それらの負荷に対する反応
の仕方から自律神経機能を読みとるものである。
【0040】被検者の実験条件としては、あらかじめコ
ンピューター管理でレーザー光照射する群(以下、照射
群として16名)およびレーザー光照射しない群(以
下、非照射群として14名)を無作為割付けで行った
(二重盲検)。実験装置は低出力半導体レーザー装置と
して皮膚接触式半導体低出力レーザー光(波長780n
m、出力1mW)を用いた。レーザー光の刺激部位は、
左前腕後面手関節の中枢2横指(外関)である。刺激方
法は、刺激対象の前腕を水平に置き、約30グラムある
レーザー発射端子を垂直に刺激部位に呼気時にのみ力を
加えずにのせた。刺激時間は、3分間とした。その実験
結果は、図6〜図8に示した。
【0041】図6は被検者の臥位時安静心拍数の変化
(心拍数/分)を示したものであり、レーザー発射前を
コントロールとして、レーザー発射10分後では、照射
群では約−5、非照射群では約−3、レーザー発射20
分後では、照射群では約−5、非照射群では約−3、レ
ーザー発射30分後では、照射群では約−6、非照射群
では約−4であった。以上の結果から、被検者の臥位時
安静心拍数の変化(心拍数/分)は、照射群では非照射
群に較べて心拍数が減少していることが分かる。
【0042】図7は、副交感神経機能関与度の変化(心
拍数/分)を示したものであり、レーザー発射前をコン
トールとして、レーザー発射10分後では、照射群では
約7.5、非照射群では約−2.5、レーザー発射20
分後では、照射群では約7.5、非照射群では約1.
5、レーザー発射30分後では、照射群では約9、非照
射群では約5であった。以上の結果から、被検者の副交
感神経機能関与度の変化(心拍数/分)は、照射群では
非照射群に較べて心拍数が増加していることが分かる。
【0043】図8は、交感神経機能関与度の変化(心拍
数/分)を示したものであり、レーザー発射前をコント
ールとして、レーザー発射10分後では、照射群では約
2.5、非照射群では0、レーザー発射20分後では、
照射群では約3、非照射群では約−1、レーザー発射3
0分後では、照射群では約3.5、非照射群では約0.
5であった。以上の結果から、被検者の交感神経機能関
与度の変化(心拍数/分)は、照射群では非照射群に較
べて心拍数が増加していることが分かる。
【0044】以上の実験結果より明らかように、1mW
出力の低出力レーザー光の生体照射は、副交感神経機能
が高まるリズムに合わせ、即ち、呼気時に低出力レーザ
ー光を選択的に照射すれば副交感神経機能を一層高める
現象が生じ、極めて軽微な物理刺激で大きな生体活性を
生起せしめることができる。すなわち、低出力レーザー
光の呼気時の生体照射が、副交感神経機能を高め得るこ
とがダブルブラインド法により科学的に証明され、かつ
呼気時の低出力レーザー光の生体照射による治療法は、
生体のもっているホメオスタシス(homeostas
is)を高める治療法のため、副作用の危険性もなく、
安全にしかも広範に適用し得ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による低出力半導体レーザー治療器の略
図的外観図である。
【図2】本発明による低出力半導体レーザー治療器のブ
ロック図である。
【図3】本発明による低出力半導体レーザー治療器にお
ける呼吸モニター部の回路図である。
【図4】呼吸運動による自律神経機能の変化を瞬時心拍
数の変化を指標として表したグラフである。
【図5】吸気時、呼気時の副交感神経機能変化の方向を
示すグラフである。
【図6】被検者の臥位時安静心拍数の変化を示すグラフ
である。
【図7】被検者の副交感神経機能関与度の変化を示すグ
ラフである。
【図8】被検者の交感神経機能関与度の変化を示すグラ
フである。
【符号の説明】
1 制御部 2 呼吸センサー部 3 プローブ部 4 フロントパネル 5 レーザー光照射表示の発光ダイオード 6 皮膚患部の検知発光ダイオード 7、13 呼気用発光ダイオード 9 呼吸センサー 10 プローブ本体 11 上面パネル 12 治療開始スイッチ 14 照射時間設定スイッチ 15 タッチセンサー 20 電源回路 21 呼吸モニター回路 22 中央処理装置 22 動作状態表示回路 24 照射時間設定計数回路 25 治療中通報回路 26 装置異常警報回路 27、30 接続回路 31 タッチセンサー回路 32 低出力半導体レーザー 33 駆動回路 40、41 サーミスター 45 差動アンプ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー光照射を制御する制御部と皮膚
    患部を検知するプローブ部と被検者の呼気を検知する呼
    吸センサー部とから構成され、該呼吸センサー部が被検
    者の呼気信号を検知することにより制御部を制御してレ
    ーザー光が被検者の皮膚患部に照射されるようにしたこ
    とを特徴とする低出力半導体レーザー治療器。
  2. 【請求項2】 制御部はレーザー光照射を制御する中央
    処理装置を有し、該中央処理装置は電源回路、呼吸モニ
    ター回路と接続され、かつまた、上記の中央処理装置は
    装置異常警報回路、接続回路、動作状態表示回路、照射
    時間設定計数回路、治療中通報回路にそれぞれ接続して
    構成したことを特徴とする請求項1に記載の低出力半導
    体レーザー治療器。
  3. 【請求項3】 プローブ部はタッチセンサにより動作さ
    れる制御回路を有し、該制御回路は接続回路と低出力半
    導体レーザーの駆動回路に接続され、前記接続回路には
    照射時間設定スイッチ回路と呼吸モニター表示回路がそ
    れぞれ接続され、かつまた、前記の制御回路には治療開
    始スイッチを接続して構成したことを特徴とする請求項
    1に記載の低出力半導体レーザー治療器。
  4. 【請求項4】 呼吸センサー部は被検者の鼻腔の温度を
    検出するサーミスターと環境温度の変化による感度補正
    を行うサーミスターとから構成され、鼻腔の温度を検出
    するサーミスターの温度が呼気時に僅かでも高くなると
    差動アンプを介して呼吸モニター回路を動作するように
    したことを特徴とする請求項1または2項のいずか1つ
    に記載の低出力半導体レーザー治療器。
  5. 【請求項5】 制御部は制御ボックスを有し、そのフロ
    ントパネルに少なくともレーザー光照射中表示のための
    発光ダイオードと、皮膚検知表示のための発光ダイオー
    ドとを備えていることを特徴とする請求項1または2項
    のいずれか1つに記載の低出力半導体レーザー治療器。
  6. 【請求項6】 プローブ部に被検者の呼気を表示する発
    光ダイオードと、レーザー光照射中を表示をする発光ダ
    イオードとを備えたことを特徴とする請求項1または3
    項のいずれか1つに記載の低出力半導体レーザー治療
    器。
  7. 【請求項7】 プローブ部のプローブ本体には任意の角
    度を保って半透明のレーザー光案内体を有し、該レーザ
    ー光案内体はレーザー照射中表示のための発光ダイオー
    ドと皮膚患部を検知するタッチセンサーとを有してお
    り、かつまた、プローブ本体は治療開始スイッチと、呼
    吸センサー部の動作状態を表示する発光ダイオードと、
    レーザー光の照射時間設定スイッチとを有するユニット
    構造に構成したことを特徴とする請求項1、3項または
    4項のいずれか1つに記載の低出力半導体レーザー治療
    器。
  8. 【請求項8】 制御部の接続回路とプローブ部の接続回
    路とが互いに接続され、かつまた、制御部の呼吸モニタ
    ー回路と呼吸センサー部とが接続されて構成されること
    を特徴とする請求項1〜7項のいずれか1つに記載の低
    出力半導体レーザー治療器。
  9. 【請求項9】 レーザー光案内体の先端部に皮膚患部検
    出用のタッチセンサーを設け、該タッチセンサーが皮膚
    患部に触れ、かつ、呼吸センサー部が被検者の呼気時を
    検知したときのみ中央処理装置を動作せしめてレーザー
    光が照射されるように構成したことを特徴とする請求項
    1〜8項のいずれか1つに記載の低出力半導体レーザー
    治療器。
  10. 【請求項10】 レーザー光案内体の先端部に設けた皮
    膚患部検出用のタッチセンサーは、プローブ本体に対し
    て任意の角度を保ち、前記タッチセンサーが皮膚患部に
    対して適切な角度を保って接触されるように構成したこ
    とを特徴とする請求項1〜9項のいずれか1つに記載の
    低出力半導体レーザー治療器。
  11. 【請求項11】 制御部とプローブ部と呼吸センサー部
    とは電気的に離接可能に構成してあることを特徴とする
    請求項1〜10項のいずれか1つに記載の低出力半導体
    レーザー治療器。
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