JPH0830640A - 情報再生装置 - Google Patents

情報再生装置

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JPH0830640A
JPH0830640A JP6164131A JP16413194A JPH0830640A JP H0830640 A JPH0830640 A JP H0830640A JP 6164131 A JP6164131 A JP 6164131A JP 16413194 A JP16413194 A JP 16413194A JP H0830640 A JPH0830640 A JP H0830640A
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Kazuhiko Yamauchi
一彦 山内
Masayuki Kozuka
雅之 小塚
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大きなサイズの予約領域が設けられているに
もかかわらず、良好な検索の速度効率をあげる。 【構成】 接続手段6を通じて情報記録装置6からファ
イルと再生手順は、読み出し手段4によって読み出され
る。前記再生手順に従ってファイルは、再生制御手段1
により再生され、出力手段5によって出力される。バッ
ファリング領域とその領域に相反的に変動する未使用領
域とが主記憶手段2に設けられる。主記憶手段2の未使
用領域サイズは、未使用領域サイズ計算手段によって計
算される。インデックスは、前記未使用領域サイズに合
わせてインデックス生成手段1によって動的に生成さ
れ、主記憶手段2の未使用領域に格納される。キーワー
ドと主記憶手段2に格納されたそのインデックスとを用
いてファイルが検索手段1により検索される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音声情報と映像情報など
の再生情報とキーワードとからなる複数のファイルが記
録された記録媒体を再生制御プログラムに従って再生出
力すると共に、主記憶に格納したインデックスを用いて
ファイルを検索する情報再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】音声情報と映像情報からなる複数のファ
イルが記録された記録媒体を再生出力し、加えて検索が
可能な情報再生装置としてCD−ROM(Compact Disc
ReadOnly Memory)内蔵型プレイヤーがある。CD−R
OMは情報記録媒体であり、音声や映像、プログラムデ
ータなど幅広いメディアの記録媒体として利用されてい
る。CD−ROMプレイヤーはCD−ROMに記録され
た記録情報を、CD−ROMまたはフロッピーディスク
など別媒体により供給される再生制御プログラムに従っ
て再生し音声出力と映像出力を行う。
【0003】近年、これらCD−ROMに記録された幅
広いメディアを統合的に扱うアプリケーションが考案さ
れてきている。これらはマルチメディアアプリケーショ
ンと総称されプレゼンテーションや電子本の分野で数多
く制作されている。この中で電子本アプリケーション
は、紙メディアである本を電子的に表現するマルチメデ
ィアアプリケーションであり、複数の記事ファイルから
構成されている。記事ファイルは再生制御プログラムに
より再生経路とユーザの指示に従って順次再生される。
辞書や辞典関連の電子本アプリケーションではさらにキ
ーワードを用いて再生する記事ファイルを検索すること
も行われる。検索を実行する際には記事ファイルのイン
デックスが主記憶上に格納されており、これを検索しキ
ーワードに合致する記事ファイルのCD−ROM上での
記録アドレスを求めることにより行われる。
【0004】以下図面を参照しながら、上記した従来の
情報再生装置の一例について説明する。図3aは従来の
情報再生装置の構成を示すものである。本図は、制御部
31、主記憶部32、入力部33、読み出し部34、出
力部35、情報記録部36から構成されている。情報記
録部36は、CD−ROMを情報記録媒体とした情報記
録部であり、音声情報、映像情報からなる複数の記事フ
ァイルと記事ファイルを再生するための再生制御プログ
ラムと、記事ファイルを検索するためのインデックスと
検索プログラムとがランダムアクセス可能な状態で記録
されている。
【0005】読み出し部34は、情報記録部36から記
録情報を読み出す。出力部35は、読み出された記録情
報の音声出力と映像出力を行い、音声出力のためのスピ
ーカ装置と映像出力のためのディスプレイ装置が付随し
ている。入力部33は、ユーザからの入力情報を受け取
る。主記憶部32は、RAMで構成され、再生制御プロ
グラム、検索プログラム、インデックス、各種データの
格納やバッファ領域が確保される。
【0006】制御部31は、再生制御プログラムと検索
プログラムを実行する制御部である。具体的な制御部3
1の構成は、図3bに示す。再生制御手段31aは、再
生制御プログラムを実行する。検索手段31bは、検索
プログラムを実行する。検索初期化手段31cは、検索
プログラムのうちの初期化を行う部分を実行する。
【0007】以上のように構成された情報再生装置につ
いて、以下その動作について説明する。まず、記録情報
の再生と出力の流れについて簡単に説明する。既に初期
化は完了しているものとする。初期化時には情報記録部
36から再生制御プログラムと検索プログラムが主記憶
部32にロードされる。主記憶部32にロードされた再
生制御プログラムは再生制御手段31aで実行される。
再生制御手段31aは再生制御プログラムにより指定さ
れる再生経路に従い情報記録部36から読み出し部34
を通して記事ファイルを読み出す。読み出された記事フ
ァイルは音声情報と映像情報に分離され所定の処理を施
されて出力情報に変換される。出力情報に変換された音
声情報と映像情報は出力時にリアルタイム性を保証する
目的や繰り返し再生する目的で主記憶部32でバッファ
リング処理が行われた後に出力部35に出力される。出
力情報が入力された出力部35においては、映像情報は
ディスプレイ装置から映像出力され、音声情報はスピー
カ装置から音声出力される。例えば、動物百科に関する
電子本アプリケーションであって、再生制御プログラム
により再生された記事ファイルが”アフリカ象”に関す
るものであれば、アフリカ象の生態を説明するテキスト
情報とアフリカ象の動画映像とアフリカ象の生態を説明
するナレーション音声が出力される。この場合におい
て、ユーザが入力部33に対して再生の制御要求を行っ
て、再生経路を逆再生させたり、2〜3の記事ファイル
をスキップさせたり、経路を前進させたり、経路分岐点
で分岐させたしたりすることができる。
【0008】次に検索動作について説明する。まず検索
手段31bが検索で利用する索引の構造である索引順次
編成ファイルについて概略を説明する。図5は例として
A0からA99までの100個のキーワードを持つ索引
順次編成ファイルの説明図である。索引順次編成ファイ
ルはデータ部であるデータレコード情報52とデータレ
コード情報52の索引部である索引情報51からなる。
【0009】データレコード情報52は、複数のレコー
ドから構成され、各レコードはデータとキーワードから
なる。データレコード情報52は、キーワード部にA0
〜A99のキーワードが、データ部にキーワードが対応
する記事ファイルのアドレス値が格納された例を示して
いる。
【0010】索引情報51は、2段の索引階層を持ち、
第一段目の索引階層であるインコアインデックス情報5
3と第二段目の索引階層であるキーワードブロック情報
54からなる。インコアインデックス情報53は、複数
のセルから構成される。1つのセルは1つのキーワード
を持ち、セルとして持つキーワードはキーワード総数よ
りも少ない。本例であれば100個のキーワードの中で
A0、A10、...、A90の計10個がセルとして
抽出され文字コードで昇順にソートされインコアインデ
ックスが構成される。
【0011】キーワードブロック情報54は複数のセル
から構成される。そのセルは、それぞれ前記キーワード
のいずれかを含み、キーワードの文字コードで昇順にソ
ートされている。本例であれば100個のセルが文字コ
ードで昇順にA0からA99までソートされ並べられて
いる。キーワードブロック情報のセルは複数のセル群に
ブロック化され、キーワードブロックとして管理され
る。本例の場合は10個のキーワードを有するキーワー
ドブロックにブロック化されている。また、各キーワー
ドブロックはセルのソート順に従って他のキーワードブ
ロックに論理的に連結されている。インコアインデック
ス情報53の各セルは、同一のキーワードを含むキーワ
ードブロックに論理的に連結されている。本例であれ
ば、A0のキーワードを含むキーワードセルはキーワー
ドブロック55aに連結されている。また、さらにキー
ワードブロックの各セルは、セル内に持つキーワードが
対応するデータレコード情報52のレコードに論理的に
連結している。
【0012】次に上述した構成の索引順次編成ファイル
の検索方法について説明する。まず第一にインコアイン
デックス情報が検索キーワードで走査される。検索キー
ワードに合致したセルがあれば、そのセルが論理的に連
結しているキーワードブロックを獲得する。検索キーワ
ードが合致するセルが見つからない場合、ソートの順位
の中で検索キーワード自体の順位を超えない最も順位が
高いセルが連結するキーワードブロックが獲得される。
例えば、検索キーワードが”A12”の場合、キーワー
ド”A20”はそれ自体の順位よりも高いため、キーワ
ード”A10”を含むセルが連結するキーワードブロッ
クが獲得される。キーワードブロックが獲得されれば、
検索キーワードが合致するセルを検出し、このセルが対
応するレコードを獲得する。
【0013】次に従来例の情報再生装置が上述した索引
順次編成ファイルを利用した検索動作について以下説明
する。図4は情報記録部36のCD−ROMに格納され
た記録情報の構成図である。情報記録部36には再生制
御プログラムと検索プログラムと記事ファイル群とイン
デックス情報が記録されている。インデックス情報は上
述した索引順次編成ファイルにおけるインコアインデッ
クス情報とキーワードブロック情報とデータレコード情
報から構成される。データレコード情報に格納されるレ
コードのデータは記事ファイルの情報記録部36上のア
ドレス値である。検索初期化要求の入力情報が再生制御
手段31aに入力されると、再生制御手段31aは検索
初期化手段31cを起動する。検索初期化手段31cは
情報記録部36から索引順次編成ファイルのインコアイ
ンデックス情報を読み出し、主記憶部32に格納する。
ユーザが入力部33に検索キーワードを入力すると、再
生制御手段31aは検索キーワードを検索手段31bに
渡し、検索手段31bは索引順次編成ファイルに対し検
索動作を行う。検索手段31bはまず第一に主記憶部3
2に格納されたインコアインデックスを検索キーワード
で走査し、検索キーワードに合致したセルがあれば、そ
のセルが論理的に連結しているキーワードブロックを獲
得し、なければソートの順位の中でそのキーワード自体
の順位を超えない最も論理的順位が高いセルに連結する
キーワードブロックを獲得する。キーワードブロックの
獲得とは、具体的には連結しているキーワードブロック
を情報記録部36から主記憶部32に確保したバッファ
リング領域に読み込む事である。キーワードブロックが
読み込まれれば、検索手段31bはキーワードブロック
内のセルを走査し検索キーワードに合致するセルを獲得
する。検索手段31bは獲得したセルが連結しているデ
ータレコード情報のレコードを主記憶部32に確保した
バッファリング領域に読み出し、レコードのデータから
記事ファイルのアドレス値を獲得する。獲得されたアド
レス値は、検索手段31bから再生制御手段31aに返
値される。アドレス値が返値された再生制御手段31a
はアドレス値に該当する記事ファイルを情報記録部36
から読み出して再生し出力する。例えば、”虎”に関す
る記事ファイルが再生中にユーザが検索要求を行うと、
キーワード入力待ち状態になり、ユーザが検索キーワー
ドとして”アフリカ象”を入力すれば、”アフリカ象”
をキーワードとして持つ記事ファイルが検索され再生出
力されることになる。
【0014】検索動作時の主記憶部32の使用状況につ
いて図8を用いて説明する。図8は主記憶部32のメモ
リ割り当てを説明する説明図である。801は、検索初
期化手段31cが起動する直前の主記憶部32のメモリ
割り当てを示し、802は直後の主記憶部32のメモリ
割り当てを示す。801に示す検索初期化前の主記憶部
32は、再生制御プログラム占有領域81と検索プログ
ラム占有領域82と使用可能領域84と未使用領域85
とに分割されている。
【0015】再生制御プログラム占有領域81は、再生
制御プログラムと作業領域およびバッファリング領域と
が含まれる領域であり、固定的に設けられる固定領域8
1aと常時確保されておらず必要に応じて確保される変
動領域81bとに分けられる。再生制御プログラムによ
り処理される記事ファイルは映像情報や音声情報を扱う
ファイルや、扱わないファイルがある関係上、各記事フ
ァイル毎にデータ量のばらつきが大きくまた処理手順も
異なる。このため、これを処置するための作業領域は記
事ファイル毎に大きく変動する。例えば、テキスト情報
と音声ナレーションを持つ記事ファイルはテキスト情報
だけしか持たない記事ファイルと比べて、音声を処理す
るための領域が別途必要である。同じ音声を処理する領
域にしても、音声情報を主記憶部に持ち常時繰り返し再
生を行う場合と、そうでない場合では必要とされるバッ
ファリング領域が異なる。
【0016】従ってこれらの作業領域やバッファリング
領域として必要とする変動する領域を再生制御プログラ
ム占有領域の変動領域81bとし、それ以外の常設され
ている領域を再生制御プログラムの固定領域81aとす
る。この変動領域81bは、その性質上その領域がゼロ
のこともあれば最大となることもある。そのため変動領
域81bの領域が最大となるとなる領域のサイズとして
固定的に予約領域83として設けている。この予約領域
83において、変動領域81bに使用されている以外の
領域は、どこにも使用されていない領域である未使用領
域85として存在している。
【0017】検索プログラム占有領域82は、検索プロ
グラムと作業領域およびバッファリング領域が含まれる
領域であり、その大きさは、固定的に設けられてる。使
用可能領域84は、インデックスを格納すべき領域であ
る。802に示す検索初期化後の主記憶部32は、再生
制御プログラム占有領域81と検索プログラム占有領域
82とインデックスデータ占有領域86と未使用領域8
5とに分割されている。
【0018】インデックスデータ占有領域86は、イン
デックスが格納されている領域であある。次に検索の速
度効率と主記憶部の消費について図5、図6を用いて説
明する。ここで消費とは、主記憶部においてメモリを使
用することである。図5、図6は索引順次編成ファイル
の説明図である。インコアインデックス情報53は検索
実行時には情報再生装置の主記憶部32に常駐する。こ
れに対し、キーワードブロック情報54は全てが主記憶
部32に常駐する必要はなく、検索時に必要なキーワー
ドブロックのみが主記憶部32のバッファリング領域に
確保される。このため、主記憶部の消費を抑えようとす
ればインコアインデックス情報53のセル数を減らせば
良い。図5の索引順次編成ファイルの場合、100個の
キーワードを管理するために10個のセルからなるイン
コアインデックス情報53を有している。図6の索引順
次編成ファイルは同様に100個のキーワードを管理す
るがインコアインデックス情報63はA0、A20、A
40、A60、A80の5つのセルから構成され、主記
憶部32の消費は半分ですむ。ただしこの場合検索速度
効率が悪くなる。理由はインコアインデックス情報63
の各セルはセル数がインコアインデックス情報53に比
べ半減しているため、セルから連結する索引の第二階層
であるキーワードブロックが倍の数のセルを有する必要
があるためである。倍の数のキーワードセルを管理する
ためには2つのキーワードブロックを必要とする。2つ
のキーワードブロックの場合、検索時に検索キーワード
が一番目のキーワードブロック内に発見できない場合、
2番目のキーワードブロックを主記憶部32に読み出す
必要がある。このため、情報記録部36からの読み出し
動作が2回になる。情報記録部36に対する読み出し動
作は、記録媒体に対するシーク待時間や読み取り時間が
必要であるため処理時間が長い。このため、読み取り動
作の回数が増えれば、検索全体の処理時間が大幅に劣化
する。上述した理由により、主記憶の消費を減らしたい
ならばインコアインデックス情報のサイズを減ずれば良
いが、検索の速度効率は悪くなることがわかる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来技術
では、主記憶部における予約領域83は、再生制御プロ
グラムにより使用される変動領域81bを予想される最
大として設けられているため、その予約領域83のサイ
ズは無視出来ないくらい大きなサイズであった。そのた
め、インデックスを格納すべき領域は、その予約領域8
3に圧迫され、大きな領域のサイズを取ることが出来
ず、それにより検索の速度効率が悪かった。
【0020】本発明は上述した問題点に鑑み、大きなサ
イズの予約領域が設けられているにもかかわらず、良好
な検索の速度効率をあげることのできる情報再生装置の
提供を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1における発明では、キーワードと再生情報
から構成される複数のファイルと、前記複数のファイル
を再生する手順である再生手順とを記録している情報記
録装置に接続する接続手段と、前記接続手段を通じて情
報記録装置からファイルと再生手順を読み出す読み出し
手段と、前記再生手順に従ってファイルを再生し出力情
報に変換する再生制御手段と、前記出力情報を出力する
出力手段と、前記ファイルを検索するためのキーワード
を入力する入力手段と、ファイルを再生するための領域
であってファイルによってその領域のサイズが変動する
バッファリング領域とその領域に相反的に変動する未使
用領域とを有する主記憶手段と、前記主記憶手段の未使
用領域サイズを計算する未使用領域サイズ計算手段と、
インデックスを前記未使用領域サイズに合わせて動的に
生成し主記憶手段の未使用領域に格納するインデックス
生成手段と、前記キーワードと主記憶手段に格納された
インデックスを用いてファイルを検索する検索手段とを
備えたことを特徴とする。
【0022】請求項2における発明では、前記インデッ
クス生成手段は、前記主記憶手段における占有サイズが
異なる複数のインデックスを記録しているインデックス
候補記録部と、前記未使用領域サイズに収まるインデッ
クスをインデックス候補記録部から選択し主記憶手段に
格納する選択部とから構成されていることを特徴とす
る。
【0023】請求項3における発明では、情報再生装置
は更に検索速度の高速化要求を受け付ける検索速度変更
要求受付手段と、前記主記憶手段に格納されたインデッ
クスを検出するインデックス検出手段と、前記検索速度
の高速化要求と計算された未使用領域サイズと検出され
たインデックスとに基づいて、置き換えるべきサイズが
大きいインデックスを動的に生成し、主記憶手段に格納
されたインデックスと置き換える置き換え手段とを備え
たことを特徴とする。
【0024】請求項4における発明では、前記インデッ
クス置き換え手段は、前記検索速度の高速化要求と計算
された未使用領域サイズと検出されたインデックスとに
基づいて、置き換えるべきサイズが大きいインデックス
を前記インデックス候補記録部から選択し、前記主記憶
手段に格納されたインデックスと置き換えることを特徴
とする。
【0025】請求項5における発明では、前記検索速度
変更要求受付手段は、さらに、検索速度の低速化要求も
受け付け、前記インデックス置き換え手段は、さらに、
検索速度の低速化要求に基づき、置き換えるべきサイズ
が小さいインデックスを動的に生成し、主記憶手段に格
納されたインデックスと置き換えることを特徴とする。
【0026】請求項6における発明では、前記インデッ
クス置き換え手段は、さらに、検索速度の低速化要求に
基づき、置き換えるべきサイズが小さいインデックスを
前記インデックス候補記録部から選択し、主記憶手段に
格納されたインデックスと置き換えることを特徴とす
る。請求項7における発明では、キーワードと再生情報
から構成される複数のファイルと、前記複数のファイル
を再生する手順である再生手順とを記録している情報記
録装置に接続する接続手段と、前記接続手段を通じて情
報記録装置からファイルと再生手順を読み出す読み出し
手段と、前記再生手順に従ってファイルを再生し出力情
報に変換する再生制御手段と、前記出力情報を出力する
出力手段と、前記ファイルを検索するためのキーワード
を入力する入力手段と、ファイルを再生するための領域
であってファイルによってその領域のサイズが変動する
バッファリング領域とその領域に相反的に変動する未使
用領域とを有する主記憶手段と、前記主記憶手段の未使
用領域サイズを計算する未使用領域サイズ計算手段と、
インデックスをキーワード体系別に前記未使用領域サイ
ズに合わせて動的に生成し前記主記憶の未使用領域に格
納するインデックス生成手段と、前記キーワードと主記
憶手段に格納されたインデックスを用いてファイルを検
索する検索手段と、前記主記憶手段に格納された複数の
前記インデックスを検出するインデックス検出手段と、
評価関数を用いて前記主記憶手段にあるインデックスを
評価しキーワード体系毎に前記主記憶手段の占有優先度
を求める評価手段と、検索速度の高速化要求とインデッ
クスのキーワード体系の指定とを受け付ける検索速度変
更要求受付手段と、指定されたキーワード体系以外のイ
ンデックスであって前記主記憶手段に格納されていて、
かつ前記主記憶手段内における占有優先度が低いインデ
ックスを、そのインデックスと同一のキーワード体系に
属するインデックスであってサイズが小さいものに置き
換えるべくインデックスを動的に生成し置き換える第一
のインデックス置き換え手段と、計算された未使用領域
サイズと検出された前記インデックスとに基づいて、置
き換えるべきサイズが大きいインデックスを動的に生成
し、それを指定されたキーワード体系のインデックスで
あって主記憶手段に格納されているインデックスと置き
換える第二のインデックス置き換え手段とを備えること
を特徴とする。
【0027】請求項8における発明では、情報再生装置
は更に解放すべきメモリサイズの情報が付随したメモリ
解放要求を受け付けるメモリ解放要求受付手段と、メモ
リ解放要求を受け付けた場合に、前記主記憶手段内の占
有優先度がもっとも低いインデックスを、そのインデッ
クスと同じキーワード体系に属しかつサイズが小さいイ
ンデックスに、メモリ解放要求に付随した解放すべきメ
モリサイズに達するまで繰り返し置き換えるべくインデ
ックスを動的に生成し置き換えるメモリ解放手段を備え
たことを特徴とする。
【0028】請求項9における発明では、前記インデッ
クス候補記録部は、前記情報記録装置に含まれることを
特徴とする。
【0029】
【作用】上記構成によれば、請求項1における発明で
は、接続手段を通じて情報記録装置からファイルと再生
手順は読み出し手段によって読み出される。前記再生手
順に従ってファイルは、再生制御手段により再生され出
力情報に変換され、出力手段によって出力される。ファ
イルを再生するための領域であってファイルによってそ
の領域のサイズが変動するバッファリング領域とその領
域に相反的に変動する未使用領域とが主記憶手段に設け
られる。ここで相反的な関係とは、バッファリング領域
が増加したときは、その増加した分だけ未使用領域が減
少し、バッファリング領域が減少したときは、その減少
した分だけ未使用領域が増加するという関係である。主
記憶手段の未使用領域サイズは、未使用領域サイズ計算
手段によって計算される。インデックスは、前記未使用
領域サイズに合わせてインデックス生成手段によって動
的に生成され、主記憶手段の未使用領域に格納される。
キーワードと主記憶手段に格納されたそのインデックス
とを用いてファイルが検索手段により検索される。
【0030】請求項2における発明では、占有サイズが
異なる複数のインデックスは、インデックス候補記録部
に記録されている。前記未使用領域サイズに収まるイン
デックスは、インデックス候補記録部から選択部によっ
て選択され、主記憶手段に格納される。請求項3におけ
る発明では、検索速度の高速化要求は、検索速度変更要
求受付手段によって受け付けられる。前記主記憶手段に
格納されたインデックスは、インデックス検出手段によ
り検出される。前記検索速度の高速化要求と計算された
未使用領域サイズと検出されたインデックスとに基づい
て、置き換えるべきサイズが大きいインデックスが、イ
ンデックス置き換え手段により動的に生成される。その
生成されたインデックスは、主記憶手段に格納されたイ
ンデックスとインデックス置き換え手段によって置き換
えられる。
【0031】請求項4における発明では、前記検索速度
の高速化要求と計算された未使用領域サイズと検出され
たインデックスとに基づいて、置き換えるべきサイズが
大きいインデックスがインデックス置き換え手段によっ
て前記インデックス候補記録部から選択される。選択さ
れたインデックスと前記主記憶手段に格納されたインデ
ックスがインデックス置き換え手段によって置き換えら
れる。
【0032】請求項5における発明では、検索速度の低
速化要求は、さらに検索速度変更要求受付手段によって
受け付けられる。そして検索速度の低速化要求に基づ
き、置き換えるべきサイズが小さいインデックスは、イ
ンデックス置き換え手段によって動的に生成される。生
成されたインデックスと主記憶手段に格納されたインデ
ックスとはインデックス置き換え手段によって置き換え
られる。
【0033】請求項6における発明では、検索速度の低
速化要求に基づき、置き換えるべきサイズが小さいイン
デックスは、前記インデックス候補記録部からインデッ
クス置き換え手段によって選択される。選択されたイン
デックスと主記憶手段に格納されたインデックスとはイ
ンデックス置き換え手段によって置き換えられる。請求
項7における発明では、接続手段を通じて情報記録装置
からファイルと再生手順は、読み出し手段によって読み
出される。再生手順に従ってファイルは、再生制御手段
により再生され、出力情報に変換され、出力手段によっ
て出力される。ファイルを再生するための領域であって
ファイルによってその領域のサイズが変動するバッファ
リング領域とその領域に相反的に変動する未使用領域と
が主記憶手段に設けられる。主記憶手段の未使用領域サ
イズは、未使用領域サイズ計算手段によって計算され
る。インデックスは、キーワード体系別に前記未使用領
域サイズに合わせてインデックス生成手段によって動的
に生成され、主記憶の未使用領域に格納される。キーワ
ードと主記憶手段に格納されたインデックスを用いてフ
ァイルは、検索手段によって検索される。主記憶手段に
格納された複数のインデックスは、インデックス検出手
段により検出される。そして前記主記憶手段にあるイン
デックスは、評価手段によって評価関数を用いて評価さ
れ、キーワード体系毎に前記主記憶手段の占有優先度が
求められる。検索速度の高速化要求とインデックスのキ
ーワード体系の指定とが検索速度変更要求受付手段によ
って受け付けられる。指定されたキーワード体系以外の
インデックスであって前記主記憶手段に格納されてい
て、かつ前記主記憶手段内における占有優先度が低いイ
ンデックスが、そのインデックスと同一のキーワード体
系に属するインデックスであってサイズが小さいものに
置き換えるべくインデックスが第一のインデックス置き
換え手段によって動的に生成され、置き換えられる。そ
して計算された未使用領域サイズと検出された前記イン
デックスとに基づいて、置き換えるべきサイズが大きい
インデックスが第二のインデックス置き換え手段によっ
て動的に生成される。生成されたインデックスは、指定
されたキーワード体系のインデックスであって主記憶手
段に格納されているインデックスと第二のインデックス
置き換え手段によって置き換えられる。
【0034】請求項8における発明では、解放すべきメ
モリサイズの情報が付随したメモリ解放要求は、メモリ
解放要求受付手段によって受け付けられる。メモリ解放
要求を受け付けた場合に、前記主記憶手段内の占有優先
度がもっとも低いインデックスを、そのインデックスと
同じキーワード体系に属しかつサイズが小さいインデッ
クスに、メモリ解放要求に付随した解放すべきメモリサ
イズに達するまで繰り返し置き換えるべくインデックス
がメモリ解放手段によって動的に生成され、置き換えら
れる。
【0035】請求項9における発明では、前記インデッ
クス候補記録部は、前記情報記録装置に含まれる。
【0036】
【実施例】以下本発明の第1の実施例について、図1、
図7、図9を用いて説明する。図1aは本発明の実施例
における情報再生装置の構成を示すものである。本図
は、制御部1、主記憶部2、入力部3、読み出し部4、
出力部5、情報記録部6から構成されている。
【0037】まず情報記録部6について図7を参照して
説明する。図7は情報記録部6の記録情報の構成図であ
る。情報記録部6はCD−ROMを情報記録媒体とし情
報を記録する。記録情報には記録アドレス値を用いてラ
ンダムアクセスが可能である。記録情報はインデックス
情報71と再生制御プログラム72と検索プログラム7
3と記事ファイル群74から構成される。
【0038】記事ファイル群74は、さらに複数の記事
ファイルからなる。記事ファイルは音声情報、映像情報
から構成され、さらに記事ファイルのキーワードが付随
している。また映像情報にはテキスト情報、静止画情
報、動画情報、アニメーション情報が含まれる。再生制
御プログラム72は、記事ファイル群の再生手順とユー
ザからの入力情報の処理命令からなる。
【0039】インデックス情報71は、インコアインデ
ックス候補情報75とキーワードブロック情報76とデ
ータレコード情報77とからなる。インコアインデック
ス候補情報75はさらに5個のセル数の異なるインデッ
クス752、752・・・と各インデックスのサイズ情
報751とからなる。これらの中でキーワードブロック
情報76とデータレコード情報77とインコアインデッ
クス候補情報のインデックスは従来例で説明した索引順
次編成ファイルの構成要素と同様のものであるので説明
を省略する。
【0040】データレコード情報77は、記事ファイル
の情報記録部6での記録アドレス値をデータとして持つ
レコードから構成される。キーワードブロック情報76
は、データレコード情報77の第二階層の索引情報であ
る。さらにインコアインデックス候補情報75の全ての
インデックスは、従来例でインコアインデックス情報と
称した第一階層の索引情報である。
【0041】なお各インデックスはそれを構成するセル
数が異なるが、全て同一の前述したキーワードブロック
情報76に対するものである。例えば図5、図6におけ
るインコアインデックス情報53とインコアインデック
ス情報63は構成するセル数が10個と5個で異なる
が、同一のキーワードブロック情報に対するものであ
り、本実施例の各インデックスはこれと同様のものであ
る。5個のインデックスの中で第一のインデックス75
2のセル数が最も多く、第2のインデックス753が第
一のインデックスに次いで多く、以下第3のインデック
ス754、第4のインデックス755と構成セル数が減
少し、第5のインデックス756の構成セル数が最も少
ない。
【0042】検索プログラム73は、記事ファイルをキ
ーワードと前述したインデックス情報71が構成する索
引順次編成ファイルを用いて検索するための手順であ
る。なお索引順次編成ファイルの検索手順に関しては従
来例で図5を用いて説明しておりここでの説明は省略す
る。次に、情報記録部6以外の情報再生装置の構成要素
について説明する。
【0043】読み出し部4は、与えられたアドレス値に
従い情報記録部6から記録情報を読み出す。主記憶部2
は、RAMから構成され、再生制御プログラム72、検
索プログラム73、記事ファイルをキーワードで検索す
るためのインデックス、各種データが格納される。主記
憶部2はさらに、再生制御プログラムと検索プログラム
の作業領域およびバッファ領域が確保される。
【0044】出力部5は、読み出された記録情報の音声
出力と映像出力を行い、音声出力のためのスピーカ装置
と映像出力のためのディスプレイ装置が付随している。
入力部3は、ユーザからの入力情報を受け取り解釈す
る。入力情報には記事ファイルの再生順序の制御要求と
検索初期化要求とキーワード情報を付随した検索実行要
求と検索速度効率を変更する検索速度変更要求がある。
【0045】制御部1は、主記憶部2に格納された再生
制御プログラム72と検索プログラム73を主記憶部2
にそれぞれ確保された作業領域で実行する。検索プログ
ラムには、検索初期化処理と検索初期化処理とインデッ
クス変更処理とがある。そして、制御部1の制御内容
は、図12〜図14のフローチャートに示される。次
に、制御部1の詳細な構成要素について図1bを参照し
て説明する。制御部1は再生制御手段1aと検索手段1
bと未使用領域サイズ計算手段1cとインデックス生成
手段1dとインデックス検出手段1eとインデックス置
き換え手段1fからなる。
【0046】再生制御手段1aは再生制御プログラムを
実行する。再生制御手段1aは、再生制御プログラム7
2で指定された再生手順に従い、再生する記事ファイル
を決定し、読み出し部4を介して情報記録部6から記事
ファイルを読み出す。読み出された記事ファイルは音声
情報と映像情報に分離される。分離された映像情報はさ
らにテキスト情報と静止画情報とアニメーション情報と
動画情報に分離され、それぞれ所定の処理を施され出力
情報に変換される。出力情報に変換された音声情報と映
像情報は出力時にリアルタイム性を保証する目的や繰り
返し再生する目的で主記憶部2でバッファリング処理が
行われた後に出力部5に出力される。また、再生制御手
段1aは、入力部からの入力情報を処理する。入力情報
には再生順序の制御要求、検索初期化要求、検索要求、
検索速度変更要求がある。入力情報が再生順序の制御要
求であれば、それに従い記事ファイル群の再生順序を変
更する。具体的には再生経路を逆に進んだり、1または
2個の記事ファイルをスキップして進行したり、再生経
路の分岐点では制御要求の指示に従いどちらかの経路を
選択し進行する。入力情報が検索初期化要求であれば再
生制御手段1aはインデックス生成手段1dを起動す
る。入力情報が検索要求であれば再生制御手段1aは検
索手段1bを起動し、付随しているキーワードを検索手
段1bに渡し、検索手段から返値されるアドレス値に記
録された記事ファイルを上述した処理と同様の手順で再
生制御する。入力情報が検索速度変更要求であれば再生
制御手段1aはインデックス置き換え手段1fを起動し
検索速度変更要求を渡す。検索速度変更要求は検索速度
の高速化要求と低速化要求がある。
【0047】未使用領域サイズ計算手段1cとインデッ
クス生成手段1dは検索プログラムの検索初期化処理を
実行する。未使用領域サイズ計算手段1cは、主記憶部
2の未使用領域サイズを計算する。未使用領域サイズ
は、主記憶部2から再生制御プログラム占有領域913
と検索プログラム占有領域914とを除いた領域を求
め、さらにインデックスが格納されていればその領域も
除いた領域である。
【0048】インデックス生成手段1dは、再生制御手
段1aから起動されると未使用領域サイズ計算手段1c
から主記憶部2の未使用領域サイズを獲得する。未使用
領域サイズが獲得されれば、インデックス生成手段1d
は情報記録部6のインコアインデックス候補情報から未
使用領域サイズよりも小さなサイズのインデックスであ
って、そのなかで最大サイズのものを一つ選択し、これ
を読み出し部4を介して読み出し主記憶部2に確保す
る。主記憶部2に確保されたインデックスは情報記録部
6に記録されたデータレコード情報77とキーワードブ
ロック情報76と共に索引順次編成ファイルを構成す
る。
【0049】検索手段1bは検索プログラムの検索実行
処理を行う。検索手段1bは再生制御手段1aから起動
されると、入力されたキーワードを用いて索引順次編成
ファイルを検索し、キーワードが対応する記事ファイル
のアドレス値を獲得する。検索手段1bは獲得したアド
レス値を再生制御手段1aに返値する。なお索引順次編
成ファイルの検索手順に関しては従来例で図5を用いて
説明しておりここでの説明は省略する。
【0050】インデックス検出手段1eとインデックス
置き換え手段1fは検索プログラムのインデックス変更
処理を行う。インデックス検出手段1eは、要求があれ
ば主記憶部2にロードされているインデックスの状態情
報を出力する。状態情報は、インデックスのサイズと格
納位置であり、主記憶部2にインデックスがロードされ
る時に獲得され内部に記憶されている。
【0051】インデックス置き換え手段1fは、再生制
御手段1aにより起動され、起動されるとインデックス
検出手段1eから主記憶部2に現在ロードされているイ
ンデックスの状態情報を獲得する。状態情報を獲得した
インデックス置き換え手段1fは未使用領域サイズ計算
手段1cから主記憶部の未使用領域サイズを獲得し、現
在ロードされているインデックスサイズを未使用領域サ
イズに加え、この値を新たな未使用領域サイズとする。
例えば、状態情報により獲得されたインデックスのサイ
ズが20KBであり、未使用領域サイズ計算手段1cか
ら獲得した未使用領域サイズが50KBであれば70K
Bが新たな未使用領域サイズとなる。状態情報と新たな
未使用領域サイズを獲得したインデックス置き換え手段
1fは入力される検索速度変更要求が高速化要求であれ
ば、現在ロードされているインデックスよりもサイズが
大きく、加えて未使用領域サイズよりも小さなインデッ
クスが情報記録部6のインデックス候補情報にあれば、
現在ロードされているインデックスを廃棄してこれを再
ロードする。例えば未使用領域サイズが70KBであり
ロードされているインデックスのサイズが20KBであ
る上の例では、インデックス候補情報から20KB以上
70KB以下のインデックスを一つ選びこれが再ロード
されることになる。このようにインデックスの主記憶部
の占有サイズが大きくなるので、検索速度効率が向上す
ることになる。また、検索速度変更要求が低速化要求で
あれば、現在ロードされているインデックスよりも小さ
なサイズのインデックスがインデックス候補情報のなか
にあれば、現在主記憶部2にロードされているインデッ
クスを廃棄しこれを再ロードする。これによって、イン
デックスの主記憶部の占有サイズが減少し、この分だけ
メモリが解放されることになる。
【0052】以上のように構成された情報再生装置につ
いて、以下図1、図7、及び図9を用いてその動作を説
明する。まず、記録情報の再生と出力の流れについて説
明する。既に初期化は完了しているものとする。初期化
時には情報記録部6から再生制御プログラム72と検索
プログラム73が主記憶部2にロードされる。主記憶部
2にロードされた再生制御プログラム72は再生制御手
段1aで実行される。再生制御手段1aは再生制御プロ
グラムにより指定される再生経路に従い情報記録部6か
ら読み出し部4を通して記事ファイルを読み出す。読み
出された記事ファイルは音声情報と映像情報に分離され
所定の処理を施されて出力情報に変換される。出力情報
に変換された音声情報と映像情報は出力時にリアルタイ
ム性を保証する目的や繰り返し再生する目的で主記憶部
2でバッファリング処理が行われた後に出力部5に出力
される。出力情報が入力された出力部5は映像情報をデ
ィスプレイ装置から映像出力し、音声情報をスピーカ装
置から音声出力する。例えば、動物百科に関する電子本
アプリケーションであり、再生制御プログラム72によ
り再生された記事ファイルが”アフリカ象”に関するも
のであれば、アフリカ象の生態を説明するテキスト情報
とアフリカ象の動画映像とアフリカ象の生態を説明する
ナレーション音声が出力される。入力部3にユーザが再
生順序の制御要求を行えば、入力部3はこれを解釈し入
力情報を制御部1に出力する。再生順序の制御要求が入
力された制御部1の再生制御手段1aは、再生制御要求
に従い、記事ファイル群の再生順序を変更する。例えば
再生経路を逆に進んだり、1または2個の記事ファイル
をスキップして進行したり、再生経路の分岐点では制御
要求の指示に従いどちらかの経路を選択し進行する。な
お、上述した動作と手順で再生される記事ファイルは、
記事ファイルの構成により主記憶部2に確保されるバッ
ファリング処理が記事ファイル毎に異なるため、記事フ
ァイル毎に主記憶部2の占有量が異なる。加えて、再生
順序がユーザからの入力情報により変更されるため、シ
ステムが主記憶部2の占有量の変化を予測することがで
きない。
【0053】次ぎに検索動作について図9を参照して説
明する。図9は主記憶部2のメモリ割り当てを説明する
説明図である。91は、インデックスが格納される前の
メモリ割り当てを示す図であり、92は、インデックス
が格納された後のメモリ割り当てを示す図である。91
に示す図については、図8の801で説明した図と同様
であるので説明を省略する。まず主記憶部2が91に示
す図の状態の時に、ユーザが入力部3に検索初期化要求
を行えば、検索初期化要求の入力情報が再生制御部1a
に出力される。検索初期化要求の入力情報が入力された
再生制御手段1aはインデックス生成手段1dを起動す
る。起動されたインデックス生成手段1dは未使用領域
サイズ計算手段1cから未使用領域のサイズである未使
用領域サイズを獲得する。未使用領域サイズはこの時点
での再生制御プログラム占有領域913と検索プログラ
ム占有領域914を除いた領域のサイズが求められる。
このため、算出される未使用領域サイズは再生制御プロ
グラムの予約領域915を一部含んだサイズが算出され
る。未使用領域サイズを獲得したインデックス生成手段
1dは、インコアインデックス候補情報75に格納され
た5個のインデックスから未使用領域サイズよりも小さ
く、構成セル数がもっとも多いインデックスを一つ選
び、これを主記憶部2にロードする。例えば、未使用領
域サイズが50KBであり。第一のインデックス752
が70KB、第二のインデックス753が48KB、第
三のインデックス754が30KB、第四のインデック
ス755が10KB、第5のインデックス756が5K
Bであれば、第一のインデックス752を除いた中で最
も構成セル数が多い第二のインデックス753が選ば
れ、主記憶部2にロードされ、検索の初期化が完了す
る。ロードされたインデックスは、802に示す図にお
けるインデックスデータ占有領域921に存在する。こ
のインデックスデータ占有領域921は、インデックス
を格納している領域であるが、図8において説明したイ
ンデックスデータ占有領域86とは異なり未使用領域9
17であった領域にまで領域が拡張していることが分か
る。そして検索の初期化が完了した後に、ユーザが入力
部3に対し検索用キーワードを入力すれば、入力部3は
キーワードが付随した検索要求の入力情報を出力する。
検索要求が入力された再生制御部1aは検索手段1bを
起動し、付随しているキーワードを検索手段1bに出力
する。キーワードが入力された検索手段1bは主記憶部
2と情報記録部6に構築された索引順次編成ファイルを
キーワードで検索し、キーワードに合致する記事ファイ
ルのアドレス値を獲得し、これを再生制御手段1aに出
力する。検索手段1bからアドレス値の入力を受けた再
生制御手段1aは、アドレス値に従って情報記録部6か
ら記事ファイルを読み出し部4を介して読みだし、前述
した処理と手順でこれを再生し出力する。
【0054】次ぎにインデックスが置き換えられる動作
について説明する。ユーザが入力部3に検索速度変更要
求を行えば、検索速度変更要求の入力情報が再生制御部
1aに出力される。検索速度変更要求が入力された再生
制御手段1aはインデックス置き換え手段1fを起動す
る。起動されたインデックス置き換え手段1fはインデ
ックス検出手段1eから主記憶部2にロードされている
インデックスの状態情報を獲得し、未使用領域サイズ計
算手段1cから主記憶部の未使用領域サイズを獲得し、
現在ロードされているインデックスのサイズを未使用領
域サイズに加え、この値を新たな未使用領域サイズとす
る。未使用領域サイズを獲得した後の処理は検索速度変
更要求が高速化要求の時と低速化要求の時とで動作が異
なる。検索速度変更要求が高速化要求の場合、インデッ
クス置き換え手段1fは現在ロードされているインデッ
クスよりもサイズが大きく、加えて未使用領域サイズよ
りも小さなインデックスが情報記録部6のインデックス
候補情報にあれば、現在ロードされているインデックス
を廃棄してこれを再ロードする。サイズの大きなインデ
ックスは構成セル数が多くこのため検索効率が向上す
る。
【0055】検索速度変更要求が低速化要求であれば、
インデックス置き換え手段1fは現在ロードされている
インデックスよりも小さなサイズのインデックスをイン
コアインデックス候補情報75の中から選び、現在主記
憶部2にロードされているインデックスを廃棄しこれを
再ロードする。主記憶部を占有するインデックスのサイ
ズ減少分のメモリが解放される。
【0056】以上のように本実施例によれば、検索の初
期化時に、その時点での主記憶部2の未使用領域サイズ
を算出する未使用領域サイズ計算手段1cと、未使用領
域サイズよりも小さなインデックスを動的に生成するイ
ンデックス生成手段1dを設けることにより、検索時に
その時点で利用可能な未使用領域の最大量に合わせたイ
ンデックスを使用することができ、利用可能な未使用領
域の最小量に合わせて作成された固定サイズのインデッ
クスを使用するのに比べて全体の検索の速度効率を高め
ることができる。
【0057】例えば、主記憶部2のサイズが100KB
であり、検索プログラムの占有領域914が20KB、
再生制御プログラムの占有領域911が20KB、再生
制御プログラム911により使用される予約領域912
内の領域が再生制御プログラムにより再生される記事フ
ァイルにより0KBから30KBで変動するとした場
合、未使用領域サイズは30KBから60KBの範囲で
変動する。従来例であれば、再生制御プログラムの動作
を保証するために常時利用できる最小限の未使用領域サ
イズ30KBに合わせたインデックスが使用されてい
た。これに対し、本発明では検索の初期化が行われた時
点での主記憶の未使用領域サイズに合わせたサイズのイ
ンデックスを検索に利用できるため、主記憶部の未使用
領域が40KBであれば、最大40KBのインデックス
を生成しこれを検索に使用することができる。このた
め、従来例に比べ、全体的にサイズの大きなインデック
スを使用することができ検索効率が向上する。また、本
実施例によれば、主記憶部2にロードされているインデ
ックスを検出するインデックス検出手段1eと、主記憶
部2にロードされているインデックスをサイズの大きな
インデックスに置き換えるインデックス置き換え手段1
fを設けることにより、既にロードされているインデッ
クスを構成セル数が多いインデックスに置き換えること
ができる。従って、ユーザが検索速度効率を向上させた
い時、例えば頻繁に検索動作を行うときなどに検索速度
効率を向上させることが可能になる。また、本実施例に
よれば、主記憶部2にロードされているインデックスを
検出するインデックス検出手段1eと、主記憶部2にロ
ードされているインデックスをサイズ小さなインデック
スに置き換えるインデックス置き換え手段1fを設ける
ことにより、インデックスに占有される主記憶部2の占
有サイズを減少させることができる。従って、再生制御
プログラムが現在の未使用領域サイズよりも大きなサイ
ズのメモリを必要とする時に、ユーザは未使用領域サイ
ズを増加させることができる。
【0058】以下本発明の第2の実施例について図面を
参照しながら説明する。図2は本発明の第2の実施例を
示す情報再生装置のブロック図である。図2aは、制御
部21、主記憶部22、入力部23、読み出し部24、
出力部25、情報記録部26から構成される。以下、そ
れぞれの構成について詳細を説明する。まず情報記録部
26について図11を参照して説明する。図11は情報
記録部26の記録情報の構成図である。
【0059】情報記録部26は、CD−ROMを情報記
録媒体とし情報を記録する。情報記録部26の記録情報
は記録アドレス値を用いてランダムアクセスが可能であ
る。記録情報は3個のインデックス情報111、11
2、113と再生制御プログラム114と検索プログラ
ム115と記事ファイル群116から構成される。個々
の記録情報であるインデックス情報111・・・と再生
制御プログラム114と検索プログラム115と記事フ
ァイル群116については第一の実施例で図7を用いて
説明した内容と同一であるためここでは説明を省略す
る。第一の実施例とは異なる点は3個のインデックス情
報111、112、113が複数存在する点である。3
個のインデックス情報111、112、113は記事フ
ァイル群を検索対象とするそれぞれ異なるキーワード体
系を持つ索引順次編成ファイルを構成する。異なるキー
ワード体系の目的は検索範囲を限定するものと検索目的
を変更する場合がある。前者の例としては例えば、動物
に関する電子本の中で記事ファイル群をアジア地区の動
物、アフリカ地区の動物、アメリカ地区の動物で3種類
にグループ化し、グループ別にキーワード体系を構築す
る場合などがある。
【0060】この例の場合、ユーザはアフリカ地区に住
む動物を検索しようとすればアフリカ地区のグループに
対応する索引順次編成ファイルだけを検索すればよいこ
とになり、検索範囲が限定することができる。後者の場
合の一例としては、家電製品のカタログの電子本の中
で、価格体系で検索する目的のキーワード体系と品目別
に検索するキーワード体系と品名別に検索するキーワー
ド体系をそれぞれ持ち、検索用途により使い分ける例が
ある。
【0061】次に、情報記録部26以外の情報再生装置
の構成要素について以下説明する。読み出し部24は、
与えられたアドレス値に従い情報記録部26から記録情
報を読み出す。主記憶部22はRAMから構成され、再
生制御プログラム114、検索プログラム115、各種
データと記事ファイルをグループ別にキーワードで検索
するための複数のインデックスが格納される。主記憶部
22にはさらに、再生制御プログラム114と検索プロ
グラム115の作業領域およびバッファ領域が確保され
る。
【0062】出力部25は、読み出された記録情報の音
声出力と映像出力を行い、音声出力のためのスピーカ装
置と映像出力のためのディスプレイ装置が付随してい
る。入力部23は、ユーザからの入力情報を受け取り解
釈する。入力情報には記事ファイルの再生順序の制御要
求と検索初期化要求とキーワード情報を付随した検索実
行要求と検索速度効率の変更を要求する検索速度変更要
求と解放するメモリサイズを付随するメモリ解放要求が
ある。検索初期化要求と検索実行要求と検索速度変更要
求については対象とするキーワード体系の索引順次編成
ファイルの識別子が付随している。
【0063】制御部21は、主記憶部22に格納された
再生制御プログラム114と検索プログラム115を主
記憶部22にそれぞれ確保された作業領域で実行する。
検索プログラムには、検索初期化処理と検索実行処理と
インデックス変更処理とがある。そして、制御部21の
制御内容は、図15〜図17のフローチャートに示され
る。
【0064】次に、制御部21の詳細な構成要素につい
て図2bを参照して説明する。制御部21は再生制御手
段21aと検索手段21bと未使用領域サイズ計算手段
21cとインデックス生成手段21dとインデックス検
出手段21eとインデックス置き換え手段21fと評価
手段21gからなる。再生制御手段21aは再生制御プ
ログラム114を実行する。再生制御手段21aについ
ては、第一の実施例における再生制御手段1aと再生制
御プログラム72と同様であるためここでは説明を省略
する。第一の実施例とは異なる点は処理する入力情報が
第一の実施例の検索初期化要求、検索実行要求、再生順
序の制御要求、検索速度変更要求に加えてメモリ解放要
求を処理する点である。再生制御手段21aは入力部2
3に入力された情報がメモリ解放要求であれば、インデ
ックス置き換え手段21fを起動しメモリ解放要求を渡
す。メモリ解放要求には解放するメモリサイズが付随し
ている。
【0065】未使用領域サイズ計算手段21cとインデ
ックス生成手段21dは、検索プログラムの中の検索初
期化処理を行う。未使用領域サイズ計算手段21cとイ
ンデックス生成手段21dの構成は第一の実施例におけ
る未使用領域サイズ計算手段21cとインデックス生成
手段21dと同様でありここでは詳細な説明を省略す
る。第一の実施例と異なる点は検索初期化要求に付随し
ているキーワード体系の識別子に従い指定される索引順
次編成ファイルを構築する点である。
【0066】検索手段21bは、検索プログラム115
の検索実行処理を行う。検索手段21bは第一の実施例
における検索手段1bと同様でありここでは詳細な説明
を省略する。第一の実施例と異なる点は検索実行要求に
付随しているキーワード体系の識別子に従い指定された
索引順次編成ファイルを検索対象とする点である。イン
デックス検出手段21eとインデックス置き換え手段2
1fと評価手段21gは、検索プログラム115のイン
デックス変更処理を行う。
【0067】インデックス検出手段21eは、要求があ
れば主記憶部22にロードされている複数のキーワード
体系別にインデックスを検出し、状態情報を出力する。
状態情報とは各インデックスのサイズと格納位置と検索
に利用された回数である頻度情報であり、インデックス
が主記憶部22にロードされた時にサイズと格納位置を
内部に記憶し、また検索に利用される毎に頻度情報を更
新し記憶する。
【0068】評価手段21gは、インデックス検出手段
21eから各インデックスのサイズと頻度情報を獲得
し、これらの値を評価関数で評価し、各インデックスの
評価値を求める。図10bは本実施例の評価手段21g
で行われるインデックスの評価を説明するための一例の
説明図である。本実施例の場合、評価関数は(サイズ−
利用回数×50)であり、インデックス検出手段21e
から入力されたサイズと利用回数により評価値が求めら
れる。この例ではキーワード体系の種類が1で表される
インデックスはサイズが100B、利用回数が3回であ
るため評価値は100−3×50=−50となる。同様
にキーワード体系の種類が2で表されるインデックスは
−80、キーワード体系の種類が3で表されるインデッ
クスは400が評価値となる。インデックス置き換え手
段21fは再生制御手段21aにより起動され、検索速
度変更要求に従い、高速化処理または低速化処理を行
う。高速化処理では優先度の低いキーワード体系のロー
ド済インデックスをメモリ占有サイズが小さな同じキー
ワード体系のインデックスに置き換え、検索速度変更要
求により検索効率向上を指定されたキーワード体系に所
属するインデックスをよりメモリ占有サイズの大きな同
じキーワード体系のインデックスへと置き換える処理を
行う。より具体的に説明すると、インデックス置き換え
手段21fは評価手段21gから主記憶部22にロード
されている全てのインデックスの評価値を獲得し、イン
デックスの評価値に従い置き換え対象のキーワード体系
を決定する。評価値は大きければ大きいほど主記憶部2
2内における占有優先度は低いと判定され、評価値の最
も大きなインデックスが所属するキーワード体系を置き
換え対象とする。置き換え対象とされたキーワード体系
のインデックスは主記憶部22から廃棄され、情報記録
部26のインデックス候補情報の中から廃棄されたイン
デックスよりもサイズが小さく同じキーワード体系のイ
ンデックスが選択されこれが主記憶部22にロードされ
る。次にインデックス置き換え手段21fは検索速度変
更要求の識別子により指定されるキーワード体系に所属
するインデックスを主記憶部22から廃棄し、未使用領
域サイズ計算手段21cから主記憶部22の未使用領域
サイズを獲得する。未使用領域サイズを獲得したインデ
ックス置き換え手段21fは情報記録部26のインデッ
クス候補情報の中から、同じキーワード体系に所属し、
未使用領域サイズよりも小さく、廃棄したインデックス
よりもメモリ占有サイズが大きなインデックスを選びこ
れを主記憶部22にロードする。低速化処理ではインデ
ックス置き換え手段21fは検索速度変更要求の識別子
により指定されるキーワード体系に所属するインデック
スを主記憶部22から廃棄し、同じキーワード体系に所
属し、メモリ占有サイズがより小さなインデックスを情
報記録部26のインデックス候補情報の中から選びこの
インデックスを主記憶部22にロードする。インデック
ス置き換え手段21fはさらに再生制御手段21aによ
り起動されメモリ解放処理を行う。インデックス置き換
え手段21fは評価手段21gから主記憶部22にロー
ドされている全てのインデックスの評価値を獲得し、イ
ンデックスの評価値が最も低いキーワード体系のインデ
ックスを置き換え対象と決定する。置き換え対象に決定
されたキーワード体系のインデックスは情報記録部26
のインデックス候補情報の中から主記憶部22の占有領
域サイズの小さく同一のキーワード体系のインデックス
に置き換えられ、占有領域サイズの差分のメモリが解放
される。解放されたメモリが入力部23により指定され
た解放サイズに到達していなければさらに同様の手順を
踏み、置き換え対象のキーワード体系を決定しこれを置
き換えメモリを解放する動作を続ける。
【0069】以上のように構成された情報再生装置につ
いて、以下図2を用いてその動作を説明する。動作の中
で記録情報の再生出力動作は第一の実施例と同様であり
ここでは説明を省略する。第一の実施例とは異なる点で
ある検索動作およびインデックスの置き換え動作につい
て以下説明する。まず、検索動作ついて説明する。ユー
ザが入力部23に検索対象のキーワード体系を指定した
検索初期化要求を行えば、検索初期化要求の入力情報が
再生制御部21aに出力される。検索初期化要求が入力
された再生制御手段21aはインデックス生成手段21
dを起動する。またこの時、検索初期化要求に付随して
いる識別子により指定されるキーワード体系をインデッ
クス生成手段21dに通知する。起動されたインデック
ス生成手段21dは未使用領域サイズ計算手段21cか
ら未使用領域サイズを獲得する。未使用領域サイズを獲
得したインデックス生成手段21dは、インコアインデ
ックス候補情報120に格納された複数のインデックス
の中から、通知されたキーワード体系に所属し、未使用
領域サイズよりも小さく、サイズがもっとも大きなイン
デックスを一つ選び、これを主記憶部22にロードす
る。検索の初期化が完了した後に、ユーザが入力部23
に対し検索対象のキーワード体系を指定し検索用キーワ
ードを入力すれば、入力部23はキーワードが付随した
検索要求の入力情報を再生制御出段21aに出力する。
キーワードが入力された検索手段21bは主記憶部22
と情報記録部26上に構築された複数のキーワード体系
の索引順次編成ファイルの中から検索対象に指定された
索引順次編成ファイルをキーワードで検索し、キーワー
ドに合致する記事ファイルのアドレス値を獲得し、これ
を再生制御手段21aに出力する。検索手段21bから
アドレス値の入力を受けた再生制御手段21aは、アド
レス値に従って情報記録部26から記事ファイルを読み
出し部4を介して読みだし、前述した処理と手順でこれ
を再生し出力する。
【0070】次にインデックスが置き換えられる動作に
ついて説明する。ユーザが入力部23に対象とするキー
ワード体系を指定した検索速度変更要求を行えば、検索
速度変更要求の入力情報が再生制御部21aに出力され
る。検索速度変更要求が入力された再生制御手段21a
はインデックス置き換え手段21fを起動する。インデ
ックス置き換え手段21fはインデックス検出手段21
eを起動し指定されたキーワード体系に所属するインデ
ックスを主記憶部22から検出し、評価手段21gを起
動し主記憶部22にロードされている全てのインデック
スの評価値を獲得する。さらにインデックス置き換え手
段21fは未使用領域サイズ計算手段21cから主記憶
部22の未使用領域サイズを獲得する。評価値と未使用
領域サイズを獲得し、検索速度効率を変更するインデッ
クスを検出したインデックス置き換え手段21fは検索
速度変更要求に従い高速化処理または低速化処理を行
う。検索速度変更要求が高速化の場合ではインデックス
置き換え手段21fは評価手段21gにより決定された
インデックスの評価値に従い置き換え対象のキーワード
体系を決定する。インデックス置き換え手段21fは置
き換え対象に決定されたインデックスを主記憶部22か
ら廃棄し、情報記録部26のインコアインデックス候補
情報120の中から廃棄したインデックスよりもサイズ
の小さく同一のキーワード体系に属するインデックスを
選択しこれを主記憶部22にロードする。この際、廃棄
されたインデックスと再ロードされたインデックスのサ
イズの差の量のメモリが解放されることになる。次にイ
ンデックス置き換え手段21fは入力部23により指定
された検索速度効率を向上させるインデックスを主記憶
部22から廃棄し、再度未使用領域サイズ計算手段21
cから主記憶部22の未使用領域サイズを獲得する。未
使用領域サイズを獲得したインデックス置き換え手段2
1fは情報記録部26のインデックス候補情報の中か
ら、検索速度効率を向上させるキーワード体系に所属
し、未使用領域サイズよりも小さく、廃棄したインデッ
クスよりもメモリ占有サイズが大きなインデックスを選
びこれを主記憶部22にロードする。検索速度変更要求
が低速化要求であれば、入力手段23により指定された
検索速度効率を低速化するキーワード体系のインデック
スを主記憶部22から廃棄し、メモリ占有サイズが小さ
く加えて同じキーワード体系に所属するインデックスを
インデックス候補情報の中から選びこれを再ロードする
処理を行う。また、ユーザが入力部23にメモリ解放要
求を行えばインデックス置き換え手段21fは再生制御
手段21aにより起動されてメモリの解放処理を行う。
起動されたインデックス置き換え手段21fは評価手段
21gを起動し主記憶部22にロードされている全ての
インデックスの評価値を獲得する。さらにインデックス
置き換え手段21fは未使用領域サイズ計算手段21c
から主記憶部22の未使用領域サイズを獲得する。未使
用領域サイズとインデックスの評価値を獲得したインデ
ックス置き換え手段21fは評価値が最も低いキーワー
ド体系のインデックスを置き換え対象として決定し、こ
れを主記憶部22から廃棄し、情報記録部26のインデ
ックス候補情報の中から廃棄したインデックスよりもサ
イズの小さく同一のキーワード体系に属するインデック
スを選択しこれを主記憶部22にロードする。この際、
廃棄されたインデックスと再ロードされたインデックス
のサイズの差の量のメモリが解放される。解放されたメ
モリサイズが入力部23により指定された解放メモリサ
イズに到達していなければ、解放メモリサイズに到達す
るまで同様の手順と処理を繰り返し、置き換え対象のキ
ーワード体系を決定し、そのインデックスをメモリサイ
ズの小さなものに置き換えメモリを解放する処理を続け
る。
【0071】以上のように本実施例によれば、主記憶部
22にロードされているインデックスの主記憶部22の
占有優先度を評価値として求める評価手段21gと高速
化の検索速度変更要求があれば占有優先度の低いキーワ
ード体系のインデックスを同じキーワード体系に所属す
るメモリ占有サイズの小さなインデックスに置き換えて
その差分量のメモリを解放し、検索速度高速化対象のイ
ンデックスをその差分量分大きなサイズのインデックス
に置き換えるインデックス置き換え手段21fを設ける
ことにより頻繁に使用する索引順次編成ファイルの検索
速度効率を下げることなく、特定キーワード体系の検索
速度効率を向上させることができる。また、本実施例に
よればメモリの解放要求があれば、指定された解放メモ
リサイズに達するまで、占有優先度の最も低いキーワー
ド体系のインデックスを占有領域サイズの小さな同一の
キーワード体系に属するインデックスに置き換え、差分
のメモリを解放する動作を続けるインデックス置き換え
手段21fを設けることにより、頻繁に使用するキーワ
ード体系の検索効率を大きく下げることなく必要なメモ
リを解放することができる。
【0072】なお、全ての実施例においてインデックス
生成手段はユーザが入力部に対して検索初期化要求を行
うことにより起動されたが、インデックス生成手段が起
動されるのはこれに限るものではなく、例えば、検索用
のインターフェースを持つ特定の記事ファイルが再生さ
れる事により起動されてもよいことはいうまでもない。
【0073】なお、全ての実施例においてインデックス
置き換え手段はユーザが入力部に対して検索速度変更要
求やメモリ解放要求を行うことにより起動されたが、イ
ンデックス置き換え手段が起動されるのはこれに限るも
のではなく、例えば、再生制御プログラムが未使用領域
の変動に合わせて起動するものでもよい。この場合、再
生制御プログラムは動作するためのメモリが不足すれば
メモリを解放するために低速化速度変更要求を行い、メ
モリの未使用領域が増えれば高速化の速度変更要求を行
う。
【0074】なお、第一の実施例において主記憶部の未
使用領域が変動するのは再生制御プログラムの占有領域
が再生する記事ファイルにより変動するためであるとし
たが、未使用領域サイズが変動するのはこれに限らず、
例えば、検索プログラムや他のプログラムの占有領域が
変動する場合もありうる。検索プログラムの占有領域サ
イズが変動する例としては、第二の実施例のように複数
のインデックスが主記憶部にロードされるため占有領域
が変動する場合がある。後者の他のプログラムとは、電
卓、時計、虫眼鏡、スクリーンセーバなどのアクセサリ
ープログラムの例がある。アクセサリープログラムはユ
ーザにより起動の有無が判断される。このため、起動さ
れているアクセサリプログラムの種類と数により主記憶
の占有領域が変動することになる。
【0075】なお、全ての実施例においてインデックス
生成手段は情報記録部に記録されたインコアインデック
ス候補情報から必要なサイズのインデックスを取り出す
ことにより主記憶部にロードするインデックスを動的に
生成していたが、インデックス生成手段によるインデッ
クスの動的生成はこれに限るものではなく、例えば、主
記憶部でインデックスを再構築することにより動的に生
成してもよい。インデックスを再構築する一例を以下説
明する。索引順次編成ファイルを構築するキーワードブ
ロック情報とデータレコード情報が情報記録部に記録さ
れる。インデックス生成手段は情報記録部のキーワード
ブロック情報を走査し、キーワードブロックの個数をカ
ウントする。図5で示される索引順次編成ファイルと同
一の構成であれば、キーワードブロックの個数は10個
になる。次にインデックス生成手段は未使用領域サイズ
計算手段から主記憶部の未使用領域サイズを獲得し、未
使用領域サイズに格納可能なインデックスサイズを決定
し、決定したインデックスサイズに従ってインデックス
の構成セル数を決定する。インデックス生成手段はキー
ワードブロック総数を決定した構成セル数で除算し一つ
の構成セルが参照するキーワードブロック群に含まれる
キーワードブロックの個数を決定する。キーワードブロ
ック群に含まれるキーワードブロックの個数を決定した
インデックス生成手段は各キーワードブロック群の先頭
セルを構成セルとしてそれぞれ選択し主記憶部に置くイ
ンデックスを構築する。具体的に説明すると、図5の例
であればキーワードブロック情報が持つキーワードブロ
ックの個数は10個であり、決定された構成セル数が5
個であれば、10個を5個で除算した結果である2がキ
ーワードブロック群に含まれるキーワードブロックの個
数になる。このためインデックス生成手段は2個のキー
ワードブロック毎にキーワードブロックの先頭セルを選
択し、これをインデックスの構成セルとする。図5であ
れば1番目のキーワードブロックの先頭セルA0、3番
目のキーワードブロックの先頭セルA20、5番目のキ
ーワードブロックの先頭セルA40、7番目のキーワー
ドブロックの先頭セルA60、9番目のキーワードブロ
ックの先頭セルA80が構成セルとしてインデックス生
成手段により選択される。インデックス生成手段は選択
したセルとそれらの情報記録部上でのアドレス値から主
記憶部に置くインデックスを構築する。
【0076】以上説明したように、インデックス生成手
段は未使用領域サイズに応じて動的に主記憶部に置くイ
ンデックスを構築することができる。
【0077】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明では、主
記憶手段の未使用領域のサイズを計算し、このサイズに
合わせて主記憶手段に格納するインデックスを動的に生
成するため、変動する主記憶手段の未使用領域のサイズ
に合わせて、その時点で最適な検索効率で検索を実行す
ることができる。
【0078】請求項2の発明では、複数のインデックス
を記録しているインデックス候補記録部を設け、選択部
が、未使用領域サイズに格納するインデックスをインデ
ックス候補記録部から選択して主記憶手段に格納するこ
とにより、短い時間でインデックスを主記憶手段に格納
でき、その時点での最適な検索効率で検索を実行するこ
とができる。
【0079】請求項3の発明では、検索速度の高速化要
求を受け付け、検索速度の高速化要求と計算された未使
用領域サイズと検出されたインデックスに基づいて置き
換えるべきインデックスを動的に生成し、置き換えるの
で、主記憶手段の未使用領域のサイズが変動した場合で
も検索速度の高速化を行うことができる。請求項4の発
明では、検索速度の高速化要求を受け付け、検索速度の
高速化要求と計算された未使用領域サイズと検出された
インデックスに基づいて置き換えるべきインデックスを
インデックス候補記録部から選択し、置き換えるので、
高速に置き換えを行うことができ、かつ主記憶手段の未
使用領域のサイズが変動した場合でも検索速度の高速化
を行うことができる。
【0080】請求項5の発明では、検索速度の低速化要
求も受け付けることにより、未使用領域のサイズが小さ
くなった場合でも、サイズが小さいインデックスを動的
に生成し、置き換えることにより正常な検索を続行する
ことができる。請求項6の発明では、検索速度の低速化
要求も受け付けることにより、未使用領域のサイズが小
さくなった場合でも、サイズが小さいインデックスをイ
ンデックス候補記録部から選択し置き換えることにより
正常な検索を続行することができる。
【0081】請求項7の発明では、異なるキーワード体
系のインデックスが主記憶手段に格納された場合でも、
キーワード体系を指示する情報が付随した検索速度の高
速化要求を受け付け、かつ主記憶手段に格納されている
インデックス毎に占有優先度の度合を求める評価手段に
基づいてインデックスを置き換えるので、使用頻度の高
いキーワード体系での検索効率を落とすことなく主記憶
手段の未使用領域のサイズが変動した場合でも検索速度
の高速化を行うことができる。
【0082】請求項8の発明では、解放すべきメモリサ
イズの情報が付随したメモリ解放要求を受け付け、評価
手段とメモリ解放手段とにより解放すべきメモリサイズ
の分だけメモリを解放することができるので、使用頻度
の高いキーワード体系での検索効率を落とすことなく正
常な検索を続行することができる。請求項9の発明で
は、インデックス候補記録部は、情報記録装置に含まれ
ているので、インデックス候補記録部は、情報再生装置
とは分離可能となり、情報再生装置の使用がより柔軟に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における情報再生装置の
構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第二の実施例における情報再生装置の
構成を示すブロック図。
【図3】従来の情報再生装置の構成を示すブロック図。
【図4】従来の情報再生装置によって再生される記録情
報の構成図。
【図5】索引順次編成ファイルの動作を説明するための
説明図。
【図6】索引順次編成ファイルの動作を説明するための
説明図。
【図7】本発明の第一の実施例における情報再生装置に
よって再生される記録情報の構成図。
【図8】従来例の主記憶部のメモリ割り当てを説明する
説明図。
【図9】本発明の第一の実施例における主記憶部のメモ
リ割り当てを説明する説明図。
【図10】本発明の第二の実施例における。評価部の評
価方法を説明する説明図。
【図11】本発明の第二の実施例における情報再生装置
によって再生される記録情報の構成図。
【図12】第一の実施例における制御部1の制御内容を
示すフロー図である。
【図13】図12の続きである。
【図14】図13の続きである。
【図15】第二の実施例における制御部21の制御内容
を示すフロー図である。
【図16】図15の続きである。
【図17】図16の続きである。
【符号の説明】
1 制御部 1a 再生制御手段 1b 検索手段 1c 未使用領域サイズ計算手段 1d インデックス生成手段 1e インデックス検出手段 1f インデックス置き換え手段 2 主記憶部 3 入力部 4 読み出し部 5 出力部 6 情報記録部 21 制御部 21a 再生制御手段 21b 検索手段 21c 未使用領域サイズ計算手段 21d インデックス生成手段 21e インデックス検出手段 21f インデックス置き換え手段 21g 評価手段 22 主記憶部 23 入力部 24 読み出し部 25 出力部 26 情報記録部 31 制御部 31a 再生制御手段 31b 検索手段 31c 検索初期化手段 32 主記憶部 33 入力部 34 読み出し部 35 出力部 36 情報記録部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像情報と音声情報などの再生情報を有
    する複数のファイルを再生し出力すると共に、ファイル
    を検索するためのインデックスを用いて前記ファイルを
    検索する情報再生装置であって、 キーワードと再生情報から構成される複数のファイル
    と、前記複数のファイルを再生する手順である再生手順
    とを記録している情報記録装置に接続する接続手段と、 前記接続手段を通じて情報記録装置からファイルと再生
    手順を読み出す読み出し手段と、 前記再生手順に従ってファイルを再生し出力情報に変換
    する再生制御手段と、 前記出力情報を出力する出力手段と、 前記ファイルを検索するためのキーワードを入力する入
    力手段と、 ファイルを再生するための領域であってファイルによっ
    てその領域のサイズが変動するバッファリング領域とそ
    の領域に相反的に変動する未使用領域とを有する主記憶
    手段と、 前記主記憶手段の未使用領域サイズを計算する未使用領
    域サイズ計算手段と、 インデックスを前記未使用領域サイズに合わせて動的に
    生成し主記憶手段の未使用領域に格納するインデックス
    生成手段と、 前記キーワードと主記憶手段に格納されたインデックス
    を用いてファイルを検索する検索手段とを備えたことを
    特徴とする情報再生装置。
  2. 【請求項2】 前記インデックス生成手段は、 前記主記憶手段における占有サイズが異なる複数のイン
    デックスを記録しているインデックス候補記録部と、 前記未使用領域サイズに収まるインデックスをインデッ
    クス候補記録部から選択し主記憶手段に格納する選択部
    とから構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    情報再生装置。
  3. 【請求項3】 情報再生装置は更に検索速度の高速化要
    求を受け付ける検索速度変更要求受付手段と、 前記主記憶手段に格納されたインデックスを検出するイ
    ンデックス検出手段と、 前記検索速度の高速化要求と計算された未使用領域サイ
    ズと検出されたインデックスとに基づいて、置き換える
    べきサイズが大きいインデックスを動的に生成し、主記
    憶手段に格納されたインデックスと置き換える置き換え
    手段とを備えたことを特徴とする請求項2記載の情報再
    生装置。
  4. 【請求項4】 前記インデックス置き換え手段は、 前記検索速度の高速化要求と計算された未使用領域サイ
    ズと検出されたインデックスとに基づいて、置き換える
    べきサイズが大きいインデックスを前記インデックス候
    補記録部から選択し、前記主記憶手段に格納されたイン
    デックスと置き換えることを特徴とする請求項3記載の
    情報再生装置。
  5. 【請求項5】 前記検索速度変更要求受付手段は、 さらに、検索速度の低速化要求も受け付け、 前記インデックス置き換え手段は、 さらに、検索速度の低速化要求に基づき、置き換えるべ
    きサイズが小さいインデックスを動的に生成し、主記憶
    手段に格納されたインデックスと置き換えることを特徴
    とする請求項3又は請求項4記載の情報再生装置。
  6. 【請求項6】 前記インデックス置き換え手段は、さら
    に、検索速度の低速化要求に基づき、置き換えるべきサ
    イズが小さいインデックスを前記インデックス候補記録
    部から選択し、主記憶手段に格納されたインデックスと
    置き換えることを特徴とする請求項5記載の情報再生装
    置。
  7. 【請求項7】 映像情報と音声情報などの再生情報を有
    する複数のファイルを再生し出力すると共に、ファイル
    を検索するためのインデックスであって、キーワード体
    系が異なる複数のインデックスを用いて前記ファイルを
    検索する情報再生装置であって、 キーワードと再生情報から構成される複数のファイル
    と、前記複数のファイルを再生する手順である再生手順
    とを記録している情報記録装置に接続する接続手段と、 前記接続手段を通じて情報記録装置からファイルと再生
    手順を読み出す読み出し手段と、 前記再生手順に従ってファイルを再生し出力情報に変換
    する再生制御手段と、 前記出力情報を出力する出力手段と、 前記ファイルを検索するためのキーワードを入力する入
    力手段と、 ファイルを再生するための領域であってファイルによっ
    てその領域のサイズが変動するバッファリング領域とそ
    の領域に相反的に変動する未使用領域とを有する主記憶
    手段と、 前記主記憶手段の未使用領域サイズを計算する未使用領
    域サイズ計算手段と、 インデックスをキーワード体系別に前記未使用領域サイ
    ズに合わせて動的に生成し前記主記憶の未使用領域に格
    納するインデックス生成手段と、 前記キーワードと主記憶手段に格納されたインデックス
    を用いてファイルを検索する検索手段と、 前記主記憶手段に格納された複数の前記インデックスを
    検出するインデックス検出手段と、 評価関数を用いて前記主記憶手段にあるインデックスを
    評価しキーワード体系毎に前記主記憶手段の占有優先度
    を求める評価手段と、 検索速度の高速化要求とインデックスのキーワード体系
    の指定とを受け付ける検索速度変更要求受付手段と、 指定されたキーワード体系以外のインデックスであって
    前記主記憶手段に格納されていて、かつ前記主記憶手段
    内における占有優先度が低いインデックスを、そのイン
    デックスと同一のキーワード体系に属するインデックス
    であってサイズが小さいものに置き換えるべくインデッ
    クスを動的に生成し置き換える第一のインデックス置き
    換え手段と、 計算された未使用領域サイズと検出された前記インデッ
    クスとに基づいて、置き換えるべきサイズが大きいイン
    デックスを動的に生成し、それを指定されたキーワード
    体系のインデックスであって主記憶手段に格納されてい
    るインデックスと置き換える第二のインデックス置き換
    え手段とを備えることを特徴とする情報再生装置。
  8. 【請求項8】 情報再生装置は更に解放すべきメモリサ
    イズの情報が付随したメモリ解放要求を受け付けるメモ
    リ解放要求受付手段と、 メモリ解放要求を受け付けた場合に、前記主記憶手段内
    の占有優先度がもっとも低いインデックスを、そのイン
    デックスと同じキーワード体系に属しかつサイズが小さ
    いインデックスに、メモリ解放要求に付随した解放すべ
    きメモリサイズに達するまで繰り返し置き換えるべくイ
    ンデックスを動的に生成し置き換えるメモリ解放手段を
    備えたことを特徴とする請求項7記載の情報再生装置。
  9. 【請求項9】 請求項2乃至請求項6何れか記載の情報
    再生装置において、 前記インデックス候補記録部は、前記情報記録装置に含
    まれることを特徴とする情報再生装置。
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