JPH08305763A - 生産計画作成方法 - Google Patents

生産計画作成方法

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JPH08305763A
JPH08305763A JP12912095A JP12912095A JPH08305763A JP H08305763 A JPH08305763 A JP H08305763A JP 12912095 A JP12912095 A JP 12912095A JP 12912095 A JP12912095 A JP 12912095A JP H08305763 A JPH08305763 A JP H08305763A
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JP
Japan
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gene
initial
genes
rule
production plan
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JP12912095A
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English (en)
Inventor
Kenichi Sato
健一 佐藤
Yuji Nakajima
雄二 中島
Kazuma Inaoka
数磨 稲岡
Ushichirou Ikeda
卯七郎 池田
Osamu Oriki
修 大力
Shinya Mizuno
慎也 水野
Toshimitsu Baba
俊光 馬場
Kazuo Hamada
和郎 濱田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産計画の自動化が可能で、オペレータの負
荷軽減ができ、また不良品の発生頻度を低下させて、製
造コストの低下も図れ、さらに設備トラブルなどによる
リスケジューリングに早急に対応できる生産計画作成方
法を提供する。 【構成】 複数種の製品を同一ライン上で生産する生産
計画を作成する生産計画作成方法において、製造順番に
係わる予め定められた規則に基づいて初期スケジュール
を作成し、次いで該初期スケジュールを基準に、予め定
められた評価式が最良となるように、試行錯誤アルゴリ
ズムを用いて、前記初期スケジュールを改善する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生産計画作成方法に係
り、更に詳しくは、多品種の製品を同一ラインにより製
造するプロセスにおいて、最適な製造順番を作成できる
生産計画作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】製鋼生産計画、製鋼取鍋使用計画、鋼片
精製およびコイル倉庫などのヤード管制計画と、AGV
運行計画などの製鉄業における生産計画は、生産性向
上、製造コスト低減および高品質製品製造を実現するた
めに、製品納期とそれらより逆算される各プロセス投入
時期に関する物流計画を基に、各プロセスごとに、上下
プロセス間のマッチング、プロセス内の設備間のマッチ
ング、設備能力などを考慮して作成されている。従来の
生産計画は、各プロセスの熟練者が、製造順番に関する
規則に基づき、投入鋼種のグループ分けを行なった後、
それらをベースに、各グループの組合せを試行錯誤しな
がら作成していた。ところが、製造製品並びに高品質製
品の増加に伴う製造順番に関する規則の増加および厳密
化は、熟練者の計画作成の負荷を増大させると共に、作
成された生産計画の最適性を低下させていた。そこで、
これを自動化することが考えられ、またそれを実現化で
きると思われる手法も知られている。
【0003】自動化手法の従来法として、例えば製造順
番に関する規則を何個かのグループに分類し、それを全
て解くことで間接的に元の問題を解く分岐限定法、製造
順番に関する規則と熟練者のノウハウをルールベースシ
ステムのルールとして構築し、推論を実施する仮説推
論、製造順番に関する規則と熟練者のノウハウを評価関
数で表し、製造順番を遺伝子の並びとし、逐次、推定す
る遺伝子アルゴリズムなどがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、分岐限
定法については、モデルの構築および分類が複雑で困難
であり、さらに解の導出に長時間かかるという問題点が
ある。また、仮説推論では、ルール構築は比較的簡単
で、短時間に解が得られるが、推論結果が最適値である
とは限らないという問題点がある。さらに、遺伝子アル
ゴリズムでは、評価関数の構築は容易で、最適解を導出
可能であるものの、投入鋼種の差により、逐次、推定回
数に大幅な違いを生じるという問題点がある。以上のこ
とから、このような従来の手法では、短時間に最適な生
産計画を自動作成することは困難である。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、生産計画の自動化が可能で、オペレータの負荷軽減
ができ、また不良品の発生頻度を低下させて、製造コス
トの低下も図れ、さらに設備トラブルなどによるリスケ
ジューリングに早急に対応できる生産計画作成方法を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の生産計画作成方法は、複数種の製品を同一ライン
上で生産する生産計画を作成する生産計画作成方法にお
いて、製造順番に係わる予め定められた規則に基づいて
初期スケジュールを作成し、次いで該初期スケジュール
を基準に、予め定められた評価式が最良となるように、
試行錯誤アルゴリズムを用いて、前記初期スケジュール
を改善するように構成されている。
【0007】
【作用】請求項1記載の生産計画作成方法においては、
生産計画作成の第1ステップとして、設備間のマッチン
グ、設備能力および熟練者のノウハウに起因する製造順
番に関する規則ごとにルール群として構築したエキスパ
ートシステムを用いて、複数の初期スケジュールを作成
する。次に、試行錯誤アルゴリズムとして遺伝子アルゴ
リズムを適用する。このアルゴリズムにおいて、製造順
番を遺伝子の並びとして表し、遺伝子の入替え、突然変
異を繰り返し実施することにより、最終的に最適な遺伝
子、すなわち最適なスケジュールを作成する。なお、高
生産性、低製造コストおよび高品質な製品を製造可能な
生産計画を作成するために、前記規則を遺伝子アルゴリ
ズムの評価関数として構築し、遺伝子の作成毎に、この
評価関数に基づいて遺伝子の評価を実施する。
【0008】ここで、生産計画作成のアルゴリズムによ
り、エキスパートシステムと遺伝子アルゴリズムを併用
した理由を、図13を参照して説明する。図13(b)
に示すように、エキスパートシステムを単独で用いる場
合には、推論を何度実施しても推論結果は同一であり、
推論結果は最適解とは限定できない。図13(c)に示
すように、遺伝子アルゴリズムを単独で使用すると、初
期解集団はランダムに作成されるために、最適解の導出
に膨大な推定回数を必要とし、さらに局所最適解に陥り
易くなり、そこから抜け出すためには、突然変異に期待
するしかない。そこで、本発明は、まずエキスパートシ
ステムにより複数の解を作成し、それを遺伝子アルゴリ
ズムの初期解とすることにより、図13(a)に示すよ
うに、比較的良い地点から推定を開始できると共に、広
い空間を探索することにより、局所最適解に陥り難くな
って、短時間で最適解の導出が可能になる。
【0009】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の一実施例に係る生産計画作
成方法の生産計画作成のアルゴリズムの動作フロー図、
図2は投入鋼種の一例を示す説明図、図3(a)はルー
ルグループ(1)による推論結果を示す説明図、図3
(b)はルールグループ(2)による推論結果を示す説
明図、図3(c)はルールグループ(3)による推論結
果を示す説明図、図3(d)はルールグループ(4)に
よる推論結果を示す説明図、図3(e)はルールグルー
プ(16)による推論結果を示す説明図、図3(f)は
ルールグループ(17)による推論結果を示す説明図、
図4はルールベース推論結果を用いた初期遺伝子の作成
例を示す説明図、図5は不足初期遺伝子の作成例を示す
説明図、図6は遺伝子の評価例を示す説明図、図7はエ
リート遺伝子の保存戦略の例を示す説明図、図8は2個
の親遺伝子の抽出例を示す説明図、図9(a)は評価値
を反映した抽出確率を示す円グラフ、図9(b)は通常
の抽出確率を示す円グラフ、図10(a)は遺伝子の交
配開始前の抽出親遺伝子の例を示す説明図、図10
(b)は抽出親遺伝子の分離状態の例を示す説明図、図
10(c)は抽出親遺伝子の入替え状態の例を示す説明
図、図10(d)は抽出親遺伝子の結合状態の例を示す
説明図、図10(e)は遺伝子の交配後の作成子遺伝子
の例を示す説明図、図11(a)は作成子遺伝子の突然
変異の操作前の例を示す説明図、図11(b)は作成子
遺伝子の突然変異操作における抽出状態の例を示す説明
図、図11(c)は作成子遺伝子の突然変異操作におけ
る入替え状態の例を示す説明図、図11(d)は作成子
遺伝子の突然変異操作における組込み状態の例を示す説
明図、図11(e)は作成子遺伝子の突然変異の操作後
の子遺伝子の例を示す説明図、図12は次世代への登録
例を示す説明図、図13(a)は本手段における評価値
と推論回数との関係を示すグラフ、図13(b)はエキ
スパートシステムにおける評価値と推論回数との関係を
示すグラフ、図13(c)は遺伝子アルゴリズムにおけ
る評価値と推論回数との関係を示すグラフである。
【0010】本発明の一実施例に係る生産計画作成方法
は、複数種の鋼種を同一ライン上で生産する生産計画を
作成する方法であり、以下、図1に示す生産計画作成の
アルゴリズムの動作フロー図に基づいて詳細に説明す
る。ステップ10において、製鋼へ投入される全ての鋼
種をキーボードなどによりコンピュータに入力する。図
2を参照しながら一例を述べると、A2、B4、C8、
A3、B1-1、C4、A4、C2、B1-2の9個の鋼種
が投入されたものとする。このうち、鋼種のB4および
A4が2チャージで1キャストであり、その他の鋼種は
1チャージ1キャストである。これらの鋼種には、成分
『b』、『c』、『d』を含むものがある。成分『b』
はA3に1部、A2に2部、A4に2部含まれ、また成
分『c』はA2に1部、A4に2部、A3に3部含ま
れ、さらに成分『d』がB1-1に1部、B1-2に2部含
まれている。
【0011】
【表1】
【0012】次いでステップ11において、投入鋼種の
入力を、予め登録されたルールグループ(表1参照)の
それぞれの条件項目に照合させて、エキスパートシステ
ムにより、初期スケジュールを作成する。ここで、ルー
ル群は表1により示される製鋼プロセスにおける設備間
のマッチング、設備能力および熟練者のノウハウに起因
する製造順番に関する規則ごとに、17のルールグルー
プに構築され、n(=17)個の初期スケジュールを作
成する。ルールグループ(1)の規則内容は、全てのル
ールグループ(1)〜(17)に共通する基本ルールで
あり、図3(a)に示すように、各鋼種を成分『a』に
関して3つに分類する。処理順番は、『a』を含むA成
分鋼種グループ(以下、単にAグループ)、『a』に関
係しないB成分鋼種グループ(以下、単にBグルー
プ)、同じく『a』を含まないC成分鋼種グループ(以
下、単にCグループ)の順である。
【0013】ルールグループ(2)では、図3(b)に
示すように、スタートはA成分鋼種の成分『b』が低い
鋼種順に並び換える。すなわち、Aグループ内において
A2→A3→A4の順が、A3→A2→A4か、A3→
A4→A2の順に並び換えられる(同図では前者を例と
する)。ルールグループ(3)では、図3(c)に示す
ように、スタートはA成分鋼種で単鋳造(1チャージで
1キャスト)とする。すなわち、Aグループ内において
A2→A3→A4の順か、A3→A2→A4の順とする
(同図では後者を例とする)。ルールグループ(4)で
は、図3(d)に示すように、A成分鋼種は成分『c』
の高い鋼種から処理する。すなわち、Aグループ内にお
いて、A3→A4→A2の順となる。ここで、ルールグ
ループ(5)〜(15)までの説明は省略する。
【0014】ルールグループ(16)では、図3(e)
に示すように、操業における単鋳造は、連続α7 チャー
ジまで処理可能とする。すなわち、AグループをA3→
A2→A4、BグループをB1-2→B1-1→B4、Cグ
ループをC4→C8→C2の順とする。ルールグループ
(17)では、図3(f)に示すように、操業における
納期制約で順番を決める。すなわち、AグループをA2
→A3→A4、BグループをB4→B1-1→B1-2、C
グループをC8→C4→C2の順とする。
【0015】ステップ12において、他にルールグルー
プが存在するか否かを判断し、あればステップ11へ戻
って初期スケジュール推論を行い、なければステップ1
3へ進む。ステップ13では、図4に示すように、n
(=17)個の各初期スケジュール結果を、そのままn
(=17)個の初期遺伝子として記憶する。
【0016】ステップ14において、図5に示すよう
に、この初期遺伝子のn個を差し引いた、1世代におけ
る残りの初期遺伝子の集団数(N−n)分の初期遺伝子
を、ルールグループ(1)を満足するようにランダムに
作成する。なお、初期遺伝子の集団数Nは、従来の手作
業による経験則から得られた数(例えば500、100
0など)である。ステップ15において、図6に示すよ
うに、所定の評価基準に基づいて、N個全ての初期遺伝
子を評価する。
【0017】
【数1】
【0018】ここで、遺伝子の評価となる評価値Eは、
数1により表され、評価値の小さい遺伝子ほど良い遺伝
子である。なお、WiおよびHiは重み係数および評価
関数であり、添字iは表1の括弧内のルール群番号に対
応する規則を示している。ここで、1ペナルティは評価
関数戻り値1、α7 は評価基準値3、表1に示す重要度
1は重み係数30、重要度2は重み係数20、重要度3
は重み係数10である。なお、この評価では製造時間を
除いている。
【0019】ステップ16において、図7に示すよう
に、次世代(m+1)の最良遺伝子が、現世代(m)の
最良遺伝子より悪くなるのを防ぐために、N個の遺伝子
の中で最良評価値、ここでは最小評価値の遺伝子をその
まま子遺伝子とする。ステップ17において、図8に示
すように、N個の遺伝子内から評価値の小さいものより
順に、2個の親遺伝子を抽出する。従って、抽出される
確率は好ましい遺伝子ほど高い。ここで遺伝子は淘汰さ
れ、良い遺伝子が次世代に反映され易くなる。次式の表
2において、抽出確率の演算式の一例を示す。なお、こ
の演算式に限らずとも他の式を採用してもよい。
【0020】
【数2】
【0021】図9の円グラフに示すように、通常の抽出
方法では、世代数が増加しても各遺伝子1〜Nが等しい
抽出確率になるのに対し(図9(b)参照)、本手段の
抽出方法では、世代数が増えるに従って、徐々に最良遺
伝子である遺伝子1の抽出される確率が大きくなる(図
9(a)参照)。
【0022】ステップ18において、遺伝子の交配を実
施するか否かを判断する。遺伝子の交配とは、2個の親
遺伝子間において、鋼種グループごと一部を交換するこ
とをいい、交配の実施確率は経験則に基づいて行なわ
れ、ここでは50%である。交配をしない場合にはステ
ップ19へ進んで、親遺伝子をそのまま子遺伝子として
登録し、交配する場合には、ステップ20へ進んで、図
10に示すように、交配により2個の親遺伝子から2個
の子遺伝子を作成する。ここで、次世代の子遺伝子の作
成方法の一例を示す。
【0023】仮に、図10(a)に示す抽出親遺伝子1
と抽出親遺伝子Nとを抽出し、図10(e)に示すB、
Cグループが相互に入替えられた作成子遺伝子2、3を
作成するものとする。図10(a)に示す抽出親遺伝子
1と抽出親遺伝子Nとは、まず図10(b)に示すよう
に前側のAグループと後側のB、Cグループとに2分さ
れる。なお、このA、Bグループ間で2分される確率
は、B、Cグループ間で2分される確率と同じ50%で
ある。次いで、図10(c)に示すように、両抽出親遺
伝子1、N間において、後側のB、Cグループの入替え
が行なわれ、次いで図10(d)に示すように、それぞ
れの抽出親遺伝子1、Nにおいて、前側のAグループ
と、交換された後側のB、Cグループとが結合されるこ
とにより、作成子遺伝子2、3が作成される。
【0024】その後、フローにおいて、交配の実施の有
無に係わらずステップ21へ進み、遺伝子の突然変異を
実施するか否かを判断する。遺伝子の突然変異とは、各
鋼種グループ内での特定鋼種の入替えを意味し、その実
施確率は“突然変異”という意味合いからも、ここでは
数%と僅かである。この作業を実施しない場合にはステ
ップ22へ進み、実施する場合にはステップ23へ行っ
て、遺伝子操作を行なう。ここで、図11を参照して突
然変異の遺伝子操作の一例を示す。
【0025】仮に、図11(a)に示すように、作成子
遺伝子3のAグループにおいて、突然変異が発生したと
する。なお、A〜Cの各グループにおける突然変異の確
率は33.3%である。次いで、図11(b)に示すよ
うに、Aグループ内において、A4を抽出1、A3を抽
出2として抽出する。なお、抽出キャストは確率で決定
され、抽出1のA4が選択される確率は33.3%、抽
出2のA3が選択される確率は50.0%である。それ
から、図11(c)において、抽出1のA4と抽出2の
A3との入替えを行い、図11(d)において、作成子
遺伝子3の本体に組込む。これにより、図11(e)に
示す突然変異した子遺伝子3が作成される。
【0026】続いて、遺伝子操作の実施の有無に係わら
ずステップ24へ進み、図12に示すように、2個の子
遺伝子の次世代(m+1)への登録を行なう。なお、図
12においては、作成子遺伝子2と突然変異した子遺伝
子3を例にとる。
【0027】ステップ25において、子遺伝子をN個作
成したか否かを判断し、作成していなかったらステップ
17の前まで戻って以下の操作を繰り返し、作成してい
たならステップ26へ進む。ステップ26では、ステッ
プ15の遺伝子評価以降の操作を、予め設定されていた
M(例えば50、100)世代数だけ繰り返したか否か
の判断がなされる。その世代数に達していなかったな
ら、ステップ15の前まで戻って操作を繰り返し、達し
ていたならステップ27へ進む。ステップ27におい
て、最終的なN個の子遺伝子の評価を行い(図6参
照)、ステップ28において、N個の子遺伝子内で最小
評価値の遺伝子を最終的な最適遺伝子、すなわち最も良
い遺伝子の並びを最適生産計画とする。このように、エ
キスパートシステムと遺伝子アルゴリズムを組み合わせ
ることにより、高生産性、低製造コストおよび高品質を
実現する生産計画の自動作成が可能になる。
【0028】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明はこの実施例に限定されるものではなく、要旨を逸脱
しない範囲での方法の変更があっても本発明に含まれ
る。例えば、実施例では、複数種の製鋼を同一ライン上
で生産する生産計画を作成する方法を例に説明したが、
これに限定しなくても、いろいろな複数種の製品を同一
ラインで造るための生産計画の作成に用いることができ
る。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の生産計画作成方法におい
ては、このように製造順番に係わる予め定められた規則
に基づいて初期スケジュールを作成し、これを基準に、
予め定められた評価式が最良になるように試行錯誤アル
ゴリズムを用いて、初期スケジュールを改善するように
したので、生産計画の自動化が可能で、オペレータの負
荷軽減ができ、また不良品の発生頻度を低下させて、製
造コストの低下も図れ、さらに設備トラブルなどによる
リスケジューリングに早急に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る生産計画作成方法の生
産計画作成のアルゴリズムの動作フロー図である。
【図2】投入鋼種の一例を示す説明図である。
【図3】(a)ルールグループ(1)による推論結果を
示す説明図である。 (b)ルールグループ(2)による推論結果を示す説明
図である。 (c)ルールグループ(3)による推論結果を示す説明
図である。 (d)ルールグループ(4)による推論結果を示す説明
図である。 (e)ルールグループ(16)による推論結果を示す説
明図である。 (f)ルールグループ(17)による推論結果を示す説
明図である。
【図4】ルールベース推論結果を用いた初期遺伝子の作
成例を示す説明図である。
【図5】不足初期遺伝子の作成例を示す説明図である。
【図6】遺伝子の評価例を示す説明図である。
【図7】エリート遺伝子の保存戦略の例を示す説明図で
ある。
【図8】2個の親遺伝子の抽出例を示す説明図である。
【図9】(a)評価値を反映した抽出確率を示す円グラ
フである。 (b)通常の抽出確率を示す円グラフである。
【図10】(a)遺伝子の交配開始前の抽出親遺伝子の
例を示す説明図である。 (b)抽出親遺伝子の分離状態の例を示す説明図であ
る。 (c)抽出親遺伝子の入替え状態の例を示す説明図であ
る。 (d)抽出親遺伝子の結合状態の例を示す説明図であ
る。 (e)遺伝子の交配後の作成子遺伝子の例を示す説明図
である。
【図11】(a)作成子遺伝子の突然変異の操作前の例
を示す説明図である。 (b)作成子遺伝子の突然変異操作における抽出状態の
例を示す説明図である。 (c)作成子遺伝子の突然変異操作における入替え状態
の例を示す説明図である。 (d)作成子遺伝子の突然変異操作における組込み状態
の例を示す説明図である。 (e)作成子遺伝子の突然変異の操作後の子遺伝子の例
を示す説明図である。
【図12】次世代への登録例を示す説明図である。
【図13】(a)本手段における評価値と推論回数との
関係を示すグラフである。 (b)エキスパートシステムにおける評価値と推論回数
との関係を示すグラフである。 (c)遺伝子アルゴリズムにおける評価値と推論回数と
の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10 ステップ 11 ステップ 12 ステップ 13 ステップ 14 ステップ 15 ステップ 16 ステップ 17 ステップ 18 ステップ 19 ステップ 20 ステップ 21 ステップ 22 ステップ 23 ステップ 24 ステップ 25 ステップ 26 ステップ 27 ステップ 28 ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 卯七郎 福岡県北九州市戸畑区飛幡町1番1号 新 日本製鐵株式会社八幡製鐵所内 (72)発明者 大力 修 神奈川県相模原市淵野辺5−10−1 新日 本製鐵株式会社エレクトロニクス研究所内 (72)発明者 水野 慎也 神奈川県相模原市淵野辺5−10−1 新日 本製鐵株式会社エレクトロニクス研究所内 (72)発明者 馬場 俊光 神奈川県相模原市淵野辺5−10−1 新日 本製鐵株式会社エレクトロニクス研究所内 (72)発明者 濱田 和郎 神奈川県相模原市淵野辺5−10−1 新日 本製鐵株式会社エレクトロニクス研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種の製品を同一ライン上で生産する
    生産計画を作成する生産計画作成方法において、製造順
    番に係わる予め定められた規則に基づいて初期スケジュ
    ールを作成し、次いで該初期スケジュールを基準に、予
    め定められた評価式が最良となるように、試行錯誤アル
    ゴリズムを用いて、前記初期スケジュールを改善するこ
    とを特徴とする生産計画作成方法。
JP12912095A 1995-04-28 1995-04-28 生産計画作成方法 Pending JPH08305763A (ja)

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JP12912095A JPH08305763A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 生産計画作成方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012208787A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Nippon Steel Corp 製造計画立案方法、製造計画立案装置、及びコンピュータプログラム
WO2015115467A1 (ja) * 2014-02-03 2015-08-06 Jfeスチール株式会社 溶鋼鍋の出鋼引当て方法、製鋼工場の操業方法、及び溶鋼鍋の出鋼引当て装置
WO2022158066A1 (ja) * 2021-01-19 2022-07-28 コニカミノルタ株式会社 製造条件最適化装置、プログラムおよび製造条件最適化方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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