JPH08305493A - 座標検出装置 - Google Patents

座標検出装置

Info

Publication number
JPH08305493A
JPH08305493A JP10983095A JP10983095A JPH08305493A JP H08305493 A JPH08305493 A JP H08305493A JP 10983095 A JP10983095 A JP 10983095A JP 10983095 A JP10983095 A JP 10983095A JP H08305493 A JPH08305493 A JP H08305493A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
voltage
coordinate
electrodes
electrode group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10983095A
Other languages
English (en)
Inventor
Kosei Tagawa
孝生 田川
Kengo Takahama
健吾 高浜
Hitoshi Koino
仁 濃野
Shigeki Iguchi
茂樹 井口
Katsumi Hirano
勝己 平野
Kunio Hiromoto
邦雄 廣本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP10983095A priority Critical patent/JPH08305493A/ja
Publication of JPH08305493A publication Critical patent/JPH08305493A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Position Input By Displaying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 座標位置を検出する際の精度を向上させるこ
とができる座標検出装置を提供する。 【構成】 座標検出装置51における液晶パネル61
は、同一の長さにおける電極本数がコモン電極Cより多
いセグメント電極Sをコモン電極Cに対して電子ペン8
側に設けて形成される。上述のように各電極S,Cが設
けられているので、コモン電極Cはセグメント電極Sの
各電極間の隙間を介して電子ペン8と静電的に結合する
こととなり、電子ペン8から遠いコモン電極Cからであ
っても充分な指示信号のレベルを得ることができ、電子
ペン8によって示される液晶パネル61の座標位置の検
出精度を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パネルに設けられる電
極と、前記電極と静電的に結合する電極によって示され
る座標を得ることができるように構成した座標検出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、典型的な従来例である表示一体
型の座標検出装置21の構成を示すブロック図であり、
図10は液晶パネル1の電極構造を示す平面図である。
座標検出装置21では、切換回路4は制御回路7の制御
に従って座標検出期間には検出制御回路6から信号を受
取る。座標検出期間においては、検出制御回路6からの
信号に基づいて、セグメント駆動回路3はセグメント電
極走査信号を生成して、液晶パネル1のセグメント電極
Sを順次走査する。さらに、前記座標検出期間において
セグメント電極Sの走査が終了すると、検出制御回路6
からの各信号に基づいてコモン駆動回路2はコモン電極
走査信号を生成して、コモン電極Cを順次走査する。
【0003】電子ペン8の先端部に形成される指示電極
は、直下のセグメント電極Sあるいはコモン電極Cとほ
んのわずかの容量で結合しており、x座標検出回路10
およびy座標検出回路11は、前記指示電極に誘起され
た微小な誘導電圧の発生タイミングと各電極S,Cの走
査タイミングとに基づいて電子ペン8の先端部が示す液
晶パネル1のx座標およびy座標を検出する。
【0004】また表示期間においては、制御回路7の制
御に従って切換回路4は入力を表示制御回路5側に切換
えて表示データ供給回路13から供給される表示データ
に基づいた画像を液晶パネル1に表示する。
【0005】コモン電極駆動回路2およびセグメント電
極駆動回路3には、直流電源回路12から予め定める複
数の電圧が与えられる。
【0006】図10に示すように、液晶パネル1は左右
方向100にm本のセグメント電極S1,S2,…,S
mが配列され、上下方向101にn本のコモン電極C
1,C2,Cnとが配列される。セグメント電極S1,
S2,…,Smを総称する際には参照符Sを用い、コモ
ン電極C1,C2,…,Cnを総称する際には参照符C
を用いる。コモン電極Cとセグメント電極Sとが交差す
る領域で画素22を構成している。すなわち、液晶パネ
ル1にはn×m個の画素22がマトリクス状に配列され
ている。
【0007】セグメント電極Sは、表示を行う画素の表
示色に対応して配置されており、たとえばR(赤),G
(緑),B(青)の3色を1組にしてセグメント電極S
に繰り返し対応づけられる。表示色に対応した表示のた
めの信号電圧が前記セグメント駆動回路3から供給され
る。コモン電極Cは、表示を行う行を定め、表示位置信
号電圧が印加されたコモン電極Cに対応した行がセグメ
ント電極Sに与えられた表示信号に応じた表示を行う。
【0008】カラー表示を行う場合、セグメント電極S
は3色、すなわちセグメント電極3本によって1画素を
構成するためにコモン電極Cより同一長さにおける電極
本数が多くなるように形成されており同一長さではセグ
メント電極Sはコモン電極Cの約3倍の電極本数で形成
される。カラー表示を行う際の1画素は画素領域23で
示される。
【0009】液晶パネル1において、たとえばセグメン
ト電極SのピッチPsは0.12mmであり、セグメン
ト電極Sの幅wsは0.1mmである。また、コモン電
極CのピッチPcは0.36mmであり、コモン電極C
の幅wcは0.33mmである。各セグメント電極Sの
隙間dsは0.02mmであり、各コモン電極Cの隙間
dcは0.03mmである。図10に示す液晶パネル1
において、電子ペン8側から見て下側に配置されるセグ
メント電極Sと、セグメント電極に対して上側に配置さ
れるコモン電極Cとの電子ペン8側からみた面積比は
1:13.2となる。
【0010】図11は、液晶パネル1と電子ペン8との
間で生成する静電容量を説明するための図である。液晶
パネル1においては、基板111にコモン電極Cが形成
され、基板112にセグメント電極Sが形成されてい
る。基板111と基板112とは、液晶層113を挟ん
でコモン電極Cとセグメント電極Sとが直交するように
貼り合わされる。基板111において、コモン電極Cが
形成されていない表面を覆うように偏光板114が形成
される。基板112において、セグメント電極Sが形成
されていない表面を覆うように偏光板115が形成され
る。
【0011】前述した座標検出期間中にセグメント電極
Sあるいはコモン電極Cに走査電圧が印加されると、前
記各電極S,Cと電子ペン8の先端部に設けられる指示
電極8aとの間に設けられる基板111などによる静電
容量によって指示電極8aに電圧が誘起される。
【0012】図12は座標検出装置21における2値化
回路32についての図であり、図12(1)は2値化回
路32の構成を示すブロック図である。2値化回路32
は、比較器33と可変電圧源34とを含んで構成され
る。電子ペン8の先端電極8aに誘起された電圧は増幅
器9で増幅された後、比較器33において2値化信号に
変換される。比較器33の反転入力端子には、可変電圧
源34によって予め定められる基準電圧Vsが入力され
ており、非反転入力端子に接続されている増幅器9から
基準電圧Vs以上のレベルの電圧が入力されたときに比
較器33の出力がハイレベルとなる。
【0013】座標検出装置21においては、セグメント
電極Sおよびコモン電極Cと電子ペン8の指示電極8a
との静電結合を利用して電子ペン8の液晶パネル1にお
ける座標位置を求めている。各電極S,Cと電子ペン8
の指示電極8aとの静電結合は、通常電子ペン8に対し
セグメント電極Sよりも上側に配置されるコモン電極C
との結合は大きいが、電子ペン8に対して下側に配置さ
れるセグメント電極Sとの結合は上側に配置された各コ
モン電極Cの間を介しての結合であるため極めて小さ
い。したがって、各座標検出回路10,11によって検
出される電圧は図12(2)に示されるようになる。セ
グメント電極Sを走査することによって得られるセグメ
ント電極検出信号36は、コモン電極Cを走査すること
によって得られるコモン電極検出信号37に比べて著し
く小さい。たとえば、液晶パネル1では、コモン電極C
に電圧を印加することによって電子ペン8に誘起する電
圧は数十mV程度になるのに対して、セグメント電極S
に電圧を印加することによって電子ペン8に誘起する電
圧は4mV程度に過ぎない。
【0014】電子ペン8の液晶パネル1における座表位
置は各検出信号のピークが得られたタイミングTx,T
yによって示される。前述のように、セグメント電極検
出信号36とコモン電極検出信号37との電圧レベルが
異なるので、たとえば図12(2)に示すようにコモン
電極検出信号37を基準として基準電圧Vs1を定めた
場合、セグメント電極検出信号36の電圧レベルは基準
電圧Vs1よりも小さく電子ペン8の存在するx座標を
検出することはできない。また、セグメント電極検出信
号36を基準として基準電圧Vs2を定めた場合、図1
2(3)に示すように基準電圧Vs2はコモン電極検出
信号37の裾の部分にあたり、2値化されたパルス信号
39は、セグメント電極検出信号36と基準電圧Vs2
とによって2値化されたパルス信号38よりも幅広のパ
ルス信号となる。図12(3)において、時刻t71か
ら時刻t72まではX座標の検出期間であり、時刻t7
2から時刻t73まではY座標の検出期間である。時刻
t77から時刻t78までハイ「H」レベルとなるパル
ス信号39に基づいて座標の検出を行うと座標の検出精
度が低下する。このように、コモン電極Cを走査するこ
とによって誘起された電圧と、セグメント電極Sを走査
することによって得られた電圧との差があまりにも大き
いため比較器33に入力する基準電圧Vsの設定が困難
となる。
【0015】図13はx座標検出時におけるコモン電極
駆動回路2およびセグメント駆動回路3の等価回路図で
あり、図14は上記x座標検出期間中において液晶パネ
ル1のセグメント電極Sに印加されるセグメント電極走
査信号Sdのタイミングチャートおよび電子ペン8ある
いは増幅器9からの出力信号の波形図である。図13に
おいて、セグメント駆動回路3におけるスイッチE1,
E2,…,Emは各セグメント電極Sに順次走査電圧V
5を印加するためのスイッチであり、コモン駆動回路2
におけるスイッチD1,D2,…,Dnは、各コモン電
極Cに順次走査電圧V5を印加するためのスイッチであ
る。スイッチD1,D2,…,Dnを総称するときは参
照符Dを用い、スイッチE1,E2,…,Emを総称す
るときは参照符Eを用いる。なお、抵抗rc1,rc
5,rs1,rs5はオン抵抗である。
【0016】抵抗rc1,rc5は各スイッチDに対応
付けられており、抵抗rc1は電圧V1側に接続されて
いるときの抵抗を示し、抵抗rc5は電圧V5側に接続
されているときの抵抗を示す。抵抗rs1,rs5は各
スイッチEに対応付けられており、抵抗rs1は電圧V
1側に接続されているときの抵抗を示し、抵抗rs5は
電圧V5側に接続されているときの抵抗を示す。
【0017】前記セグメント駆動回路3におけるスイッ
チDは、スイッチD1からスイッチDmに向かって電圧
V5側に順次切換えられる。図14(1)に示すセグメ
ント電極走査信号Sd1がセグメント電極S1に印加さ
れると、引き続いて図14(2)に示すセグメント電極
走査信号Sd2がセグメント電極S2に印加される。以
後、順番にセグメント電極Sにセグメント電極走査信号
Sdが印加され、図14(3)に示すセグメント電極走
査信号Sdm−1がセグメント電極Sm−1に印加さ
れ、図14(4)に示すセグメント電極走査信号Sdm
がセグメント電極Smに印加される。このようにして、
セグメント電極走査信号Sdとして走査電圧V5が液晶
パネル1における一端に位置するセグメント電極S1か
ら順次他端に位置するセグメント電極Smに向かって印
加される。図13においては、セグメント電極S2,S
3,S4に走査電圧V5が印加されており、他のセグメ
ント電極S1,S5,…,Smには非走査電圧V1が印
加されており、コモン電極Cには電圧V1が供給されて
いる。
【0018】前記電子ペン8を液晶パネル1上に置いた
場合に、電子ペン8に誘起される電圧の波形は図14
(7)に示すような波形が理想的である。このような理
想的な波形の検出信号は、たとえば前述の図13におけ
るコモン電極Cのように電子ペン8に近いほうの電極を
走査する場合に得られる。しかし、液晶パネル1におい
ては、上側、すなわち電子ペン8に近い側に位置するコ
モン電極Cと下側に位置するセグメント電極Sは液晶層
13を介して静電的な結合を行っているので、座標検出
期間においてセグメント電極Sの走査をした場合、コモ
ン電極Cの抵抗およびコモン駆動回路2のオン抵抗rc
1,rc5が大きいためセグメント電極Sには図14
(5)に示す電圧が誘起する。
【0019】このような状態で電子ペン8を液晶パネル
1上に置くと、電子ペン8には図14(6)のような電
圧が誘起する。図14においてGはセグメント電極Sを
走査することによって得られる電圧による真の検出電圧
を示すが、実際には図14(6)に示す誘導ノイズピー
クFおよび誘導ノイズピークRが重畳されることによっ
て図14(8)に示すように検出される。誘導ノイズピ
ークFあるいは誘導ノイズピークRの値はコモン電極C
の抵抗rが大きいほど大きくなり、誘導ノイズピーク
F,Rが検出信号ピークSに重畳されることによって、
特に電子ペン8が両端部に存在する場合にx座標の検出
精度が低下する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】前述のような座標検出
精度の低下を防ぐための技術が特開平6−131118
号公報に開示されている。前記公報においては、コモン
電極に対して下側に配置され、検出ペンから遠い位置に
あるセグメント電極が走査される際に、補正電圧生成手
段によって生成された補正電圧をコモン電極に印加して
いる。コモン電極に補正電圧を印加することによって、
下側のセグメント電極を走査する際に印加される走査電
圧に起因して上側に位置するコモン電極に誘起される電
圧を打ち消して座標検出の精度を向上させている。
【0021】前記補正電圧生成手段によって供給される
補正電圧は、液晶パネルごとに必要とされる電圧が異な
るので、予め液晶パネルごとに印加すべき補正電圧を測
定しておかなければならず手間がかかる。また、補正電
圧生成手段を設けることによって装置の構成が大きくな
る。なお、前記公報に示されている表示一体型タブレッ
ト装置の液晶パネルでは、補正電圧を印加することによ
る効果を増大させるために、コモン電極よりも抵抗値が
高くなるセグメント電極をコモン電極に対して検出ペン
から遠い下側に配置している。
【0022】本発明の目的は、精度よく座標検出を行う
ことができる座標検出装置を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の電極が
間隔をあけて予め定める方向に配列される座標検出のた
めのパネルと、電圧を印加されることによって前記電極
とパネルにおける座標を指示するための指示電極との静
電的な結合によって指示電極に発生した電気容量を指示
信号として出力する座標指示手段と、前記電極に対し
て、予め定めるタイミングで予め定める電圧を順次的に
印加する電圧印加手段と、座標指示手段と電圧印加手段
とに接続され、指示信号の発生タイミングと電圧印加手
段による電圧の印加タイミングとに基づいて、座標指示
手段が存在するパネルの座標位置を検出する座標検出手
段とを備える座標検出装置において、前記パネルは、各
電極が互いに平行となるように所定の間隔をあけて配列
される第1電極群と、第1電極とは異なる方向で各電極
が互いに平行となり、第1電極群よりも同一長さにおけ
る電極本数が多く配列され、かつ第1電極群よりも座標
指示手段側に形成される第2電極群とを備えることを特
徴とする座標検出装置である。また本発明は、前記パネ
ルにおける第2電極群の各電極間間隔は、第1電極群の
各電極間間隔より小さくなるように第1電極群および第
2電極群の各電極を配列することを特徴とする。また本
発明は、各電極が互いに平行となるように所定の間隔を
あけて配列される第3電極群および第3電極群とは異な
る方向で各電極が互いに平行となるように所定の間隔を
あけて配列される第4電極群を備える座標検出のための
パネルと、前記電極に対して、予め定めるタイミングで
予め定める電圧を順次的に印加する電圧印加手段と、電
圧を印加されることによって前記電極とパネルにおける
座標を指示するための指示電極との静電的な結合によっ
て指示電極に発生した電気容量を指示信号として出力す
る座標指示手段と、座標指示手段に接続され、与えられ
る指示信号を各電極群毎に異なる基準電圧に基づいて2
値化してパルス信号として出力する変換手段と、変換手
段と電圧印加手段とに接続され、パルス信号と電圧印加
手段による電圧の印加タイミングとに基づいて座標指示
手段が存在するパネルの座標位置を検出する座標検出手
段とを備えることを特徴とする座標検出装置である。ま
た本発明は、前記変換手段は、第3電極群が第4電極群
に対して座標指示手段に近くなるようにパネルが形成さ
れている場合には、第3電極群に電圧を付加したときに
与えられる指示信号を2値化する第1基準電圧を、第4
電極群に電圧を印加したときに与えられる指示信号を2
値化する第2基準電圧よりも低く設定し、第4電極群が
第3電極群に対して座標指示手段に近くなるようにパネ
ルが形成されている場合には第1基準電圧を第2基準電
圧よりも高く設定することを特徴とする。また本発明
は、複数の電極が間隔をあけて予め定める方向に配列さ
れる座標検出のためのパネルと、前記電極に対して、予
め定めるタイミングで予め定める電圧を順次的に印加す
る電圧印加手段と、電圧を印加されることによって前記
電極とパネルにおける座標を指示するための指示電極と
の静電的な結合によって指示電極に発生した電気容量を
指示信号として出力する座標指示手段と、座標指示手段
に接続され、与えられる指示信号が低レベルである場合
の増幅度を高レベルである場合の増幅度よりも高く定め
る増幅手段と、増幅手段と電圧印加手段とに接続され、
パルス信号と電圧印加手段による電圧の印加タイミング
とに基づいて座標指示手段が存在するパネルの座標位置
を検出する座標検出手段とを備えることを特徴とする座
標検出装置である。
【0024】
【作用】本発明に従えば、座標検出装置におけるパネル
は、第1電極群と第1電極群よりも同一長さにおける電
極本数が多く配列される第2電極群とが、座標指示手段
に対して第2電極群が第1電極群よりも指示電極に近く
なるように形成される。このパネルにおける座標指示手
段の存在する座標位置を検出するために、電圧印加手段
によって各電極に対して予め定めるタイミングで電圧を
順次的に印加し、座標指示手段の指示信号の発生タイミ
ング、および電圧印加手段による電圧の印加タイミング
に基づいて座標検出手段が座標指示手段の存在する座標
を検出する。したがって、第1電極群に含まれる電極は
第2電極群における各電極間の隙間を介して指示電極と
静電的に結合することとなり第1電極群の電極と指示電
極との静電結合を密にすることができる。
【0025】また好ましくは、前記パネルにおける第2
電極群の各電極間間隔は、第1電極群の各電極間間隔よ
り小さくなるように各電極が配列される。したがって、
第1電極群に含まれる電極は、当該電極群の各電極間の
間隔よりも各電極間の間隔が小さくなるように形成され
る第2電極群の各電極の隙間を介して指示電極と静電的
に結合する。
【0026】また本発明に従えば、パネルにおける座標
指示手段の存在する座標位置を検出する際に、指示電極
とパネルに設けられる電極との間に静電結合によって発
生する指示信号を変換手段において、第3電極群につい
ての座標位置を検出するときと、第4電極群についての
座標位置を検出するときとで基準とする電圧レベルを変
更して指示信号を2値化する。したがって、指示電極に
対するパネルにおける電極群の位置によって、指示電極
と電極との間に発生する指示信号の発生電圧に差が発生
するが、電極群の位置によって座標検出の基準となる基
準電圧を変更しているので、各電極ごとに最適なレベル
で座標の検出を行うことができる。
【0027】また好ましくは、第3電極群が第4電極群
に対して座標指示手段に近くなるようにパネルが形成さ
れている場合には、第3電極群に電圧を付加したときに
与えられる指示信号を2値化する第1基準電圧を、第4
電極群に電圧を印加したときに与えられる指示信号を2
値化する第2基準電圧よりも低く設定し、第4電極群が
第3電極群に対して座標指示手段に近くなるようにパネ
ルが形成されている場合には第1基準電圧を第2基準電
圧よりも高く設定する。したがって、発生される指示信
号電圧は低くなる指示電極から遠方側の電極群における
電極からの信号電圧は、低く定められる基準電圧によっ
て2値化され、充分な指示信号のレベルを得ることがで
きる指示電極側の電極群における電極からの指示信号
は、前記基準電圧よりも高く定められる基準電圧によっ
て2値化されることとなり、いずれの電極群から検出さ
れた信号であっても所望する精度で2値化を行うことが
できる。
【0028】さらに本発明に従えば、パネルにおける指
示電極の存在する座標位置を検出する際に座標指示手段
とパネルに設けられる電極との間に静電結合によって発
生する指示信号が低レベルである場合の増幅度を高レベ
ルである場合の増幅度よりも高く定める。したがって、
指示信号のレベルが低い場合には高い増幅度で増幅し、
指示信号のレベルが高い場合には低い増幅度で増幅する
こととなり、座標指示手段に対する配列位置に関係なく
信号電圧のレベルを同程度にすることができる。
【0029】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例である座標検出
装置51の構成を示すブロック図である。座標検出装置
51において、液晶パネル61を除く他の構成要素は従
来技術で説明した座標検出装置21と同一であるので、
同一の参照符を付して説明を省略する。また、液晶パネ
ル61の駆動方法は座標検出装置21における液晶パネ
ル1と同一である。液晶パネル61の電極構造を図2に
示す。
【0030】液晶パネル61は、上下方向101にコモ
ン電極Cが配列され、左右方向100にセグメント電極
Sが配列される。液晶パネル61において、各電極S,
Cの電極幅Ws,Wcおよび隣接する電極のピッチP
s,Pcは、従来の技術で説明した液晶パネル1と同一
であるので同一の参照符を付す。
【0031】液晶パネル61は、前述の液晶パネル1に
おいては図10に示すように紙面の手前側にコモン電極
Cを配列し、コモン電極の下側となるようセグメント電
極Sを配列していたのを、図2に示すように紙面の手前
側にセグメント電極Sを配列し、セグメント電極Sの下
側となるようにコモン電極Cを配列している。
【0032】液晶パネル61では、電子ペン8側から見
てセグメント電極Sがコモン電極Yよりも上側になるよ
うに各電極S,Cが形成されるので、電子ペン8側から
見たときのセグメント電極Sとコモン電極Cとの面積比
が1:5.45となっている。従来の液晶パネル1と比
較した場合、セグメント電極Sとコモン電極Cとの面積
比が近くなっている。
【0033】図3は座標検出装置51における表示期間
と座標検出期間とにおけるタイミングチャートであり、
図4は座標検出期間におけるタイミングチャートであ
る。
【0034】図3に示すタイミングチャートにおいて、
時刻t0から時刻t3までの期間W0がN番目のフレー
ム期間となり、時刻t3以降はN+1番目のフレーム期
間となる。期間W0において、時刻t0から時刻t1ま
での期間T1は表示期間であり、液晶パネル61の各電
極S,Cに対して駆動電圧が印加される。時刻t1から
時刻t3までの期間W2は座標検出期間であり、液晶パ
ネル61における電子ペン8の存在する座標位置が検出
される。さらに期間W2は、時刻t1から時刻t2まで
の期間W3と、時刻t2から時刻t3までの期間W4と
を含む。期間W3はx座標検出期間であり、期間W4は
y座標検出期間である。
【0035】図4に示される座標検出期間が、たとえば
N番目のフレーム期間における座標検出期間であるとす
ると、前記時刻t1と時刻t11とが一致し、前記時刻
t2と時刻t12とが一致し、前記時刻t3と時刻t1
3とが一致する。
【0036】座標検出装置21においては、座標検出期
間中に切換え回路4から出力されるクロック信号cpに
基づいて、図4(1)に示すセグメント電極走査用クロ
ック信号cpsと図4(4)に示すコモン電極走査用ク
ロック信号cpdとが生成される。時刻t1から時刻t
2までのx座標検出期間において、セグメント電極走査
用クロック信号cpsは少なくともセグメント電極Sと
同数のm回立上がり、コモン電極走査用クロック信号c
pdは少なくともコモン電極Cと同数のn回立上がる。
【0037】セグメント電極Sは、コモン電極Cに対し
て同一長さに3倍の電極本数が存在するように液晶パネ
ル61に設けられているので、図4(1)に示すセグメ
ント電極走査用クロック信号cpsは、図4(4)に示
すコモン電極走査用クロック信号cpdの3倍の周波数
となっている。したがって、x方向すなわちセグメント
電極Sの走査速度をy方向、すなわちコモン電極Cの走
査速度に等しくすることができる。隣接する電極の配列
間隔であるピッチの小さいセグメント電極Sを走査する
際に電子ペン8の指示電極8aに誘起される電圧波形
と、ピッチの大きなコモン電極Cを走査する際に誘起さ
れる電圧波形とが略等しくなり、電子ペン8の先端部が
示すx座標検出精度とy座標検出精度とを略等しくする
ことができる。
【0038】セグメント電極走査用クロック信号cps
が供給されているX座標検出期間においては、図4
(2)に示す電位VsをもつシフトデータSOが、セグ
メント電極走査用クロック信号cpsの立上がりごとに
図4(3)に示すようにセグメント電極走査信号Ss
1,Ss2,…,Ssmとしてセグメント電極Sに順次
供給される。セグメント電極走査信号Ss1,Ss2,
…,Ssmを総称するときは参照符Ssを用いる。ま
た、Y座標検出期間においては、前記シフトデータSO
と同一である図4(5)に示すシフトデータSOがコモ
ン電極走査用クロック信号cpdの立上がりごとに図4
(6)に示すようにコモン電極走査信号Cs1,Cs
2,…,Csnとして順次コモン電極Cに供給される。
コモン電極走査信号Cs1,Cs2,…,Csnを総称
するときは参照符Csを用いる。
【0039】以上のように本実施例によれば、座標検出
装置51における液晶パネル61を、コモン電極Cに対
して同一長さに3倍の電極本数が存在するように設けら
れるセグメント電極Sを電子ペン8に近い側に配列して
いるので、コモン電極Cはセグメント電極Sの各電極
S,Cの隙間を介して電子ペン8の指示電極8aと静電
的に結合することとなり、座標検出期間においてコモン
電極Cを走査した結果得られる信号電圧が高くなり、電
子ペン8の存在する座標位置の検出精度を向上させるこ
とができる。
【0040】図5は、本発明の第2実施例である座標検
出装置52に含まれる2値化回路56の構成を示すブロ
ック図である。座標検出装置52において、座標検出装
置と同一の構成要素には同一の参照符を付して説明を省
略する。座標検出装置52は、前述の2値化回路32に
置き換えて2値化回路56を設けた構成となっている。
本実施例においては、2値化回路56における処理の説
明を行う。なお、本実施例におけるx座標検出回路10
およびy座標検出回路11では、2値化回路56から供
給される信号に基づいて電子ペン8の存在する液晶パネ
ル61のx座標およびy座標を検出している。
【0041】2値化回路56は、第1比較器14と、第
2比較器15と、第1可変電圧源16と、第2可変電圧
源17とを含んで構成される。各可変電圧源16,17
は、0〜Vccの間の任意の電圧値を供給することがで
き、第1可変電圧源16は電圧Vsxを供給し、第2可
変電圧源17は電圧Vsyを供給する。電圧Vsxと電
圧Vsyとは、たとえばx座標に対応付けられるセグメ
ント電極Sがコモン電極Cよりも電子ペン8側に設けら
れている場合には、 Vsx > Vsy …(1) となるように定められ、y座標に対応付けられるコモン
電極Cがセグメント電極Sよりも電子ペン8側に設けら
れている場合には、 Vsx < Vsy …(2) となるように定められる。
【0042】第1比較器14の反転入力端子には、第1
可変電圧源16から電圧Vsxが入力されており、非反
転入力端子には増幅器9で増幅された検出信号が入力さ
れる。第1比較器14からは、電圧Vsx以上か未満か
によって2値化された信号が出力される。第2比較器1
5の反転入力端子には、第2可変電圧源16から電圧V
syが入力されており、反転入力端子には第1比較器1
4と同様に増幅器9で増幅された検出信号が入力され
る。第2比較器15からは電圧Vsy以上か未満かによ
って2値化された信号が出力される。
【0043】図6は2値化回路56における信号のタイ
ミングチャートである。図6(1)は、電子ペン8によ
って検出された電圧を増幅器9で増幅した信号を示して
おり、時刻t51から時刻t52までの期間W31では
セグメント電極Sが走査されることによって得られた検
出信号を増幅した信号が示され、時刻t52から時刻t
53までの期間W32ではコモン電極Cが走査されるこ
とによって得られた検出信号を増幅した信号が示されて
いる。
【0044】第1比較器14は、入力される検出信号が
電圧Vsx以上となる時刻t55から時刻t56までハ
イ「H」レベルを出力する。第1比較器14の出力は図
6(2)に示すパルス波形となる。前記パルス波形は、
時刻t35以前と時刻t36以降はロー「L」レベルと
なっている。
【0045】第2比較器15は、図6(3)に示すよう
に入力される検出信号が電圧Vsy以上となる時刻t3
7から時刻t38までと、時刻t39から時刻t40ま
でとがハイ「H」レベルを出力する。図6(3)に示さ
れるパルス波形において、時刻t58から時刻t59ま
でのハイレベルである期間は、電子ペン8の存在するx
座標を示しているが出力されるパルスの幅が広すぎるの
で、検出される座標と実際に電子ペン8によって示され
る座標とにずれが生じるため座標の検出には用いられな
い。すなわち、y座標検出回路11では時刻t60から
時刻t61までのハイ「H」レベルであるパルス波形と
コモン電極Cに対する走査電圧印加タイミングとに基づ
いて電子ペン8の存在するy座標を検出する。
【0046】以上のように本実施例によれば、電子ペン
8によって検出された信号を2値化する際に、基準とす
る電圧を、セグメント電極Sおよびコモン電極Cで異な
る電圧値としているので、各電極S,Cで互いに異なる
電圧値となる電子ペン8によって検出される信号電圧に
基づく座標位置の検出精度を向上させることができる。
【0047】図7は、本発明の第3実施例である座標検
出装置53に含まれる2値化回路57の構成を示すブロ
ック図であり、図8は2値化回路57における信号のタ
イミングチャートである。座標検出装置53において、
前述の第1実施例における座標検出装置51と同一の構
成要素には同一の参照符を付して説明を省略する。2値
化回路57は、前述の座標検出装置52における2値化
回路56に置き換えて用いられる。2値化回路57は、
基準電圧源58と比較器59とを含んで構成される。
【0048】基準電圧源58には、電圧Vccが供給さ
れており、入力される制御信号、たとえば切換回路4か
ら供給される信号に従って電圧Vsvを比較器59に供
給する。図8(1)は、2値化回路57に入力される制
御信号の例を示す波形図である。前記制御信号は、座標
検出期間が切換わるごとに立上がる。前記制御信号が立
上がるたびに図8(2)に示す電圧Vsvが切換わる。
電圧Vsvが時刻t51まで電圧Vyであるとすると、
時刻t51における制御信号の立上がりに伴って電圧V
xとなる。基準電圧源58の出力は、時刻t52まで電
圧Vxとなり、次に時刻t52において制御信号が立上
がると、電圧Vyとなる。さらに3回目に制御信号が立
上がる時刻t53まで電圧Vyとなる。なお、時刻t5
3以降は画像表示期間となる。
【0049】比較器59は、反転入力端子に電圧Vsv
が与えられており、非反転入力端子には図8(3)に示
す増幅器9の出力が与えられる。図8(4)に示される
比較器59の出力は、時刻t51から時刻t52までの
期間では増幅器9の出力が電圧Vx以上となる時刻t5
4から時刻t55までハイ「H」レベルとなり、時刻t
52から時刻t53までの期間では増幅器9の出力が電
圧Vy以上となる時刻t56から時刻t57までハイレ
ベルとなる。
【0050】以上のように本実施例によれば、電子ペン
8によって検出された信号を2値化する際に基準とする
電圧値をセグメント電極Sおよびコモン電極Cで異なる
電圧値としているので、各電極S,Cで互いに異なる電
圧値となる電子ペン8によって検出される信号電圧に基
づく座標位置の検出精度を向上させることができる。
【0051】本発明の第4実施例である座標検出装置5
4は、前述の図1に示す座標検出装置51において電子
ペン8によって検出された電圧を増幅して2値化回路3
2へと与える増幅器9が増幅器79に置き換えられたも
のである。
【0052】座標検出装置54において、座標検出装置
51と同一の構成要素には同一の参照符を付して説明を
省略する。以下に、本実施例の特徴である増幅器79に
ついて説明を行う。
【0053】増幅器59は、たとえば、いわゆるログア
ンプと称される対数曲線で示される入出力特性を有する
増幅器である。増幅器79は、図12に示されるセグメ
ント電極検出信号36のような低いレベルの信号が入力
されたときには高い増幅度で増幅を行い、コモン電極検
出信号37のような高いレベルの信号が入力されたとき
には低い増幅度で増幅を行うことによって増幅器79か
ら出力される信号のレベルが一定となるようにしてい
る。
【0054】以上のように本実施例によれば、入力され
る信号のレベルが異なっても増幅器59から出力される
信号のレベルが等しくなるので、増幅器79から出力さ
れる信号の2値化を行う回路における基準の電圧を1つ
に固定することができ、2値化回路の構成を増やすこと
なく座標位置の検出精度を向上させることができる。
【0055】なお、上述の各実施例においては、座標検
出のためのパネルとしてデューティ駆動方式による液晶
パネル1,61を用いて説明を行ったが、格子状に複数
の電極が配列され、所定の長さにおける一方の電極の本
数と他方の電極の本数とが異なる構成であれば、他の駆
動方式による液晶パネル、EL(ElectroLuminescenc
e)表示パネル、プラズマ表示パネルなどを用いてもよ
い。また、パネルの表示方法としては、図1に示すよう
な1画面方式について説明を行ったが、パネルにおける
表示画面を上半分と下半分とに分割して同時に並行して
表示を行う2画面方式にも適用することができる。
【0056】また、第2実施例において示される座標検
出装置52では、座標検出のためのパネルとして、所定
の長さにおける一方の電極の本数と他方の電極の本数と
が異なるパネルを用いた場合の説明を行ったが、所定の
長さにおける一方の電極の本数と他方の電極の本数とが
等しいパネルを用いた場合であっても、一方の電極で検
出される電圧と他方の電極で検出される電圧とが異なる
ような構成のパネルであればよい。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第1電極
群に含まれる電極は座標指示手段側に形成される第2電
極群における各電極間の隙間を介して指示電極と静電的
に結合することとなるので、第1電極群の電極と指示電
極との静電結合を密にすることができ、指示電極の存在
する座標位置の検出精度、特に第1電極群に対応付けら
れる座標位置の検出精度を向上させることができる。
【0058】また本発明によれば、パネルに配列される
第2電極群の各電極間間隔は、第1電極群の各電極間間
隔よりも小さくなるように配列されるので、第1電極群
の各電極は第2電極群の各電極の隙間を介して指示電極
と静電的に結合することができる。
【0059】さらに本発明によれば、いずれの電極群に
含まれる電極からの指示信号であるかによって座標検出
の基準とする電圧値を変更するので、指示電極を介して
検出される指示信号を各電極群ごとに予め定める電圧レ
ベルで検出を行うことができ、指示電極の存在する座標
位置の検出精度を向上させることができる。
【0060】またさらに本発明によれば、たとえば第3
電極群に対して指示電極側に配置される第4電極群に含
まれる電極からの指示信号を2値化する際の第1基準電
圧を第3電極群に含まれる電極からの指示信号を2値化
する際の第1基準電圧よりも高く設定しているので、各
電極群の電極から検出される指示信号に対応した第1お
よび第2の基準電圧によって2値化され、座標指示手段
の存在する座標位置の検出精度を向上させることができ
る。
【0061】またさらに本発明によれば、入力される信
号電圧によって増幅度の異なる増幅器によって各電極群
の電極から検出された指示信号を増幅するので、いずれ
の電極群から検出された指示信号であるかに関係なく信
号電圧のレベルを同程度にすることができ、指示電極の
存在する座標位置の精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である座標検出装置51の
構成を示すブロック図である。
【図2】液晶パネル61の電極構造を示す図である。
【図3】座標検出装置51における液晶パネル61を動
作させる際のタイミングチャートである。
【図4】座標検出装置51において座標を検出する際の
各座標検出回路10,11における信号のタイミングチ
ャートである。
【図5】座標検出回路56の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】座標検出回路56における信号のタイミングチ
ャートである。
【図7】座標検出回路57の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】座標検出回路57におけるタイミングチャート
である。
【図9】典型的な従来例である座標検出機能を備えた表
示装置21の構成を示すブロック図である。
【図10】表示パネル1の電極構造を示す平面図であ
る。
【図11】電子ペン8と表示パネル1との断面図であ
る。
【図12】座標検出回路32の構成を示すブロック図で
ある。
【図13】表示パネル1とコモン電極駆動回路2とセグ
メント電極駆動回路3との構成を示す図である。
【図14】座標検出機能付表示装置21におけるセグメ
ント電極Sを走査する信号とx座標検出回路10によっ
て検出される信号とを示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1,61 液晶パネル 2 コモン駆動回路 3 セグメント駆動回路 4 切換回路 5 表示制御回路 6 検出制御回路 7 制御回路 8 電子ペン 9,79 増幅器 10 x座標検出回路 11 y座標検出回路 12 直流電源回路 13 表示データ供給回路 32,65,57 2値化回路 51,52,53,54 座標検出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井口 茂樹 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 平野 勝己 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 廣本 邦雄 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電極が間隔をあけて予め定める方
    向に配列される座標検出のためのパネルと、 電圧を印加されることによって前記電極とパネルにおけ
    る座標を指示するための指示電極との静電的な結合によ
    って指示電極に発生した電気容量を指示信号として出力
    する座標指示手段と、 前記電極に対して、予め定めるタイミングで予め定める
    電圧を順次的に印加する電圧印加手段と、 座標指示手段と電圧印加手段とに接続され、指示信号の
    発生タイミングと電圧印加手段による電圧の印加タイミ
    ングとに基づいて、座標指示手段が存在するパネルの座
    標位置を検出する座標検出手段とを備える座標検出装置
    において、 前記パネルは、 各電極が互いに平行となるように所定の間隔をあけて配
    列される第1電極群と、 第1電極とは異なる方向で各電極が互いに平行となり、
    第1電極群よりも同一長さにおける電極本数が多く配列
    され、かつ第1電極群よりも座標指示手段側に形成され
    る第2電極群とを備えることを特徴とする座標検出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記パネルにおける第2電極群の各電極
    間間隔は、第1電極群の各電極間間隔より小さくなるよ
    うに第1電極群および第2電極群の各電極を配列するこ
    とを特徴とする請求項1記載の座標検出装置。
  3. 【請求項3】 各電極が互いに平行となるように所定の
    間隔をあけて配列される第3電極群および第3電極群と
    は異なる方向で各電極が互いに平行となるように所定の
    間隔をあけて配列される第4電極群を備える座標検出の
    ためのパネルと、 前記電極に対して、予め定めるタイミングで予め定める
    電圧を順次的に印加する電圧印加手段と、 電圧を印加されることによって前記電極とパネルにおけ
    る座標を指示するための指示電極との静電的な結合によ
    って指示電極に発生した電気容量を指示信号として出力
    する座標指示手段と、 座標指示手段に接続され、与えられる指示信号を各電極
    群毎に異なる基準電圧に基づいて2値化してパルス信号
    として出力する変換手段と、 変換手段と電圧印加手段とに接続され、パルス信号と電
    圧印加手段による電圧の印加タイミングとに基づいて座
    標指示手段が存在するパネルの座標位置を検出する座標
    検出手段とを備えることを特徴とする座標検出装置。
  4. 【請求項4】 前記変換手段は、第3電極群が第4電極
    群に対して座標指示手段に近くなるようにパネルが形成
    されている場合には、第3電極群に電圧を付加したとき
    に与えられる指示信号を2値化する第1基準電圧を、第
    4電極群に電圧を印加したときに与えられる指示信号を
    2値化する第2基準電圧よりも低く設定し、第4電極群
    が第3電極群に対して座標指示手段に近くなるようにパ
    ネルが形成されている場合には第1基準電圧を第2基準
    電圧よりも高く設定することを特徴とする請求項3記載
    の座標検出装置。
  5. 【請求項5】 複数の電極が間隔をあけて予め定める方
    向に配列される座標検出のためのパネルと、 前記電極に対して、予め定めるタイミングで予め定める
    電圧を順次的に印加する電圧印加手段と、 電圧を印加されることによって前記電極とパネルにおけ
    る座標を指示するための指示電極との静電的な結合によ
    って指示電極に発生した電気容量を指示信号として出力
    する座標指示手段と、 座標指示手段に接続され、与えられる指示信号が低レベ
    ルである場合の増幅度を高レベルである場合の増幅度よ
    りも高く定める増幅手段と、 増幅手段と電圧印加手段とに接続され、パルス信号と電
    圧印加手段による電圧の印加タイミングとに基づいて座
    標指示手段が存在するパネルの座標位置を検出する座標
    検出手段とを備えることを特徴とする座標検出装置。
JP10983095A 1995-05-08 1995-05-08 座標検出装置 Pending JPH08305493A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10983095A JPH08305493A (ja) 1995-05-08 1995-05-08 座標検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10983095A JPH08305493A (ja) 1995-05-08 1995-05-08 座標検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08305493A true JPH08305493A (ja) 1996-11-22

Family

ID=14520294

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10983095A Pending JPH08305493A (ja) 1995-05-08 1995-05-08 座標検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08305493A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI419025B (zh) * 2009-05-25 2013-12-11 Hitachi Displays Ltd A sensing device for detecting contact with or close to an object, and a display device for mounting the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI419025B (zh) * 2009-05-25 2013-12-11 Hitachi Displays Ltd A sensing device for detecting contact with or close to an object, and a display device for mounting the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3987729B2 (ja) 入出力一体型表示装置
KR101809917B1 (ko) 구동 회로, 터치 디스플레이 장치 및 그 구동방법
US10338738B2 (en) Touch display device and method for driving the same
US9239644B2 (en) Liquid crystal display device
US8274481B2 (en) Display device with touch sensor, and drive method for the device
CN105045423B (zh) 修改解调以避免干扰
US5642134A (en) Integrated tablet device having position detecting function and image display function
US10871852B2 (en) Touch display device, touch circuit, and touch sensing method
US5327163A (en) Display integrated type position reading apparatus
US20150277607A1 (en) Input device and display device
KR102430780B1 (ko) 터치 디스플레이 장치, 터치 회로 및 터치 센싱 방법
JPH10269020A (ja) 座標検出機能付液晶表示装置とその駆動回路
US10782829B2 (en) Touch sensing system
US5625382A (en) Display-integrated tablet
JPH08305493A (ja) 座標検出装置
JPH10293561A (ja) 液晶表示装置の駆動方法
JPH10124256A (ja) 表示一体型タブレット装置
WO2016047125A1 (ja) タッチパネル装置、入力装置、及びタッチパネルシステム
JP3329028B2 (ja) 座標検出装置付き表示装置
JP2653935B2 (ja) 座標入力装置
JP2000181624A (ja) 表示一体型タブレット装置
JP3146099B2 (ja) マトリックス型ディスプレイ駆動装置およびデジタイザ一体型表示装置
KR101859967B1 (ko) 플렉서블 인쇄회로보드를 포함한 표시장치
JP3085837B2 (ja) 位置検出装置
JP3173930B2 (ja) マトリックス型ディスプレイ駆動装置およびデジタイザ一体型表示装置