JPH0830504A - 記憶媒体の管理方法および記憶媒体管理装置 - Google Patents

記憶媒体の管理方法および記憶媒体管理装置

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JPH0830504A
JPH0830504A JP6160397A JP16039794A JPH0830504A JP H0830504 A JPH0830504 A JP H0830504A JP 6160397 A JP6160397 A JP 6160397A JP 16039794 A JP16039794 A JP 16039794A JP H0830504 A JPH0830504 A JP H0830504A
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JP
Japan
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area
signal
storage medium
programming module
address
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JP6160397A
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Inventor
Yutaka Yoshida
豊 吉田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の高速性が保持され、プログラミング・
モジュール毎に連続したメモリ領域を確保し、更にメモ
リの内容を壊さないように保護し、効率の良いプログラ
ミングが可能な記憶媒体の管理方法及び記憶媒体管理装
置を提供することにある。 【構成】 各々のプログラミング・モジュール毎にアド
レスが連続かつ独立な一時作業領域を配分する一時作業
領域配分工程を備えて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータシステム
等のメモリを管理する記憶媒体の管理方法及び記憶媒体
管理装置に係り、より詳細には複数のプログラミング・
モジュールに基づいて高速でロボットのディジタル制御
を行うマイクロプロセッサおいてメモリを管理する記憶
媒体の管理方法及び記憶媒体管理装置に関する。
【0002】最近のFA(ファクトリ・オートメーショ
ン)、家電、OA(オフィス・オートメーション)、自
動車等の産業分野では、マイクロプロセッサの機能向上
に伴い、各製品のディジタル化が急速に進んでいる。こ
の様な応用製品の中に使用されるマイクロプロセッサ
は、パーソナルコンピュータ等に用いられるの汎用マイ
クロプロセッサとは異なり、大がかりなオペレーティン
グ・システム(以下「OS」という。)を持たずメモリ
の管理は成されていないのが一般的であった。
【0003】しかし、各応用分野で要求される機能が拡
大されるに従い、このような分野でもより高機能のマイ
クロプロセッサが使用されるようになり、DSP(Digi
talSignal Processor)等の従来は特殊用途に限定され
た特定用途向けマイクロプロセッサにおいても汎用マイ
クロプロセッサと変わらない1Gバイト等のような大き
なメモリ空間を持つようになった。
【0004】このため、複雑なアプリケーション機能を
特定用途向けマイクロプロセッサ上で実現するために、
このような特定用途向けマイクロプロセッサにおいても
メモリの適切な管理機能を持たせることが望まれてい
る。
【0005】
【従来の技術】従来、マイクロコンピュータシステムに
おけるメモリ管理は、その管理の容易さ等からOSや特
定のアプリケーションプログラムによってなされてい
た。
【0006】また、マイクロコンピュータを利用した高
速処理が要求される装置については、OSや特定のアプ
リケーションプログラムが動作する時間も冗長となるの
で、各プログラミング・モジュールが直接メモリ領域に
アクセスするように設計されてきた。
【0007】図15に、従来のOSによる仮想メモリを
利用したメモリ管理の概念図を示す。図15を参照し
て、従来のメモリ管理装置は、RAM1と、OS22
と、を備えて構成されている。RAM1は、物理メモリ
mem1、mem2が配分されている。物理メモリme
m1は、ある演算を実行するサブルーチンsp1が作業
領域としてアクセスする仮想メモリ23に対応するメモ
リ領域である。物理メモリmem2は、サブルーチンを
呼び出すメインプログラムmpが作業領域としてアクセ
スする仮想メモリ24に対応するメモリ領域である。
【0008】OS22は、サブルーチンsp1やメイン
プログラムmpの仮想メモリに対するアクセスを、物理
メモリに対するアクセスとして働く。すなわち、ユーザ
はサブルーチンsp1やメインプログラムmpのプログ
ラミング時にRAM1上の物理メモリmem1、mem
2を意識することなくプログラミングを行うことができ
る。
【0009】次に、図16に従来の特定のアプリケーシ
ョン・プログラムを利用したメモリ管理の概念図を示
す。図16に示すように、従来のメモリ管理装置は、R
AM1と、メモリアクセスモジュールmamと、を備え
て構成されている。RAM1には、物理メモリmem
1、mem2が配分されている。物理メモリmem1
は、サブルーチンが実際に使用するメモリである。物理
メモリmem2は、メインプログラムが実際に使用する
メモリである。
【0010】メモリアクセスモジュールmamは、サブ
ルーチンsp1やメインプログラムmpの呼び出しに応
じて、各作業領域mem1、mem2をRAM1上に確
保する。また、メモリアクセスモジュールmamは、サ
ブルーチンsp1やメインプログラムmpのアクセス命
令に応じて適切なアドレスを指定しているか否かを判断
した後に、RAM1へ実際にアクセスを行う。
【0011】図17に従来のマイクロコンピュータによ
る高速処理を行う場合の概念図を示す。この場合におい
て、サブルーチンsp1及びメインプログラムmpは、
モジュール化を行わないことにより高速処理を可能とす
る。サブルーチンsp1及びメインプログラムmpは、
RAM1に直接アクセスすることによって装置全体の処
理速度の高速化を実現している。RAM1の作業領域
は、サブルーチンsp1がメインプログラムmpの使用
する作業領域へのアクセスを禁止するような特別な保護
機能を持たない。
【0012】次に、メモリ管理装置としてのロボット制
御装置を例として具体的に説明する。図18に従来のロ
ボット制御装置のブロック構成図を示す。
【0013】図18において、従来のロボット制御装置
は、ロボット制御用コントローラ・ボード25と、i/
o装置26と、ドライバ11と、操作機構12と、セン
サ13と、を備えて構成されている。
【0014】ロボット制御用コントローラ・ボード25
は、ロボットを動作させるべく、操作機構12からのフ
ィードバック信号FBSigに対応するデータ信号Da
taをi/o装置26から受信して、ロボットハンド等
を動作させるモータやシリンダ等の駆動量を算出してi
/o装置26に出力する。i/o装置26は、駆動量と
なるドライブ信号DrvSigをドライバ部11に出力
する。ドライバ部11は、ドライブ信号DrvSigに
基づいてモータやシリンダ等を動作させ、操作機構12
にロボットハンド等を動作させる操作信号OpeSig
を出力する。操作機構12は、操作信号OpeSigに
基づいてロボットハンド等を動作させるとともに、ロボ
ットハンド等の移動量をフィートバック信号FBSig
としてセンサ13に出力する。
【0015】この場合において、従来のロボット制御装
置は、フィードバック信号FBSigが得られてから、
ドライブ信号DrvSigを高速に算出して出力するこ
とが望まれ、プログラムもモジュール化を行わず、ま
た、OSや特定のメモリ管理用のアプリケーション・プ
ログラムによるメモリ管理を行わないことでその高速性
を実現している。
【0016】図19に従来のロボット制御用コントロー
ラ・ボードの具体的な配置図を示す。尚、図19(a)
が上面図、図19(b)が側面図である。図19におい
て、従来のロボット制御用コントローラ・ボード25
は、メイン・ボード27と、ドータ・ボード15とを備
えて構成されている。
【0017】メイン・ボード27は、プロセッサ3と、
VME端子17、18と、各種制御回路20と、を有し
ている。ドータ・ボード15は、データ・メモリ1と、
プログラム・メモリ21と、を有している。
【0018】また、メイン・ボード27とドータ・ボー
ド15とは、コネクタを介してメモリ1、21のバスラ
インや制御ライン等が接続されている。ここで、メイン
・ボード27とドータ・ボード15とを分割して設計し
た理由は、メモリ1、21のバスラインや制御ライン等
が接続されているコネクタに、必要なときにプロセッサ
3のエミュレータ機能等を追加できるように意図したた
めである。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図15
に示すように、OS22によるメモリ管理を行う方法で
あれば、メモリ管理に要する時間が冗長であり、高速処
理を要求されるマニュピレータ又は精密ステージ制御若
しくは画像処理等のターゲットシステム等の実時間処理
を行うマイクロプロセッシングユニットを使用するFA
分野では実用性に乏しいという問題点がある。
【0020】更に、図16に示す特定のアプリケーショ
ン・プログラムmamによるメモリ管理を行う方法で
は、OS22によるメモリ管理を行う方法に比較すれば
高速ではあるが、さらに高速性を要求される場合に適さ
ないばかりでなく、特定のアプリケーションでしか動作
出来ないために、他のアプリケーションへの汎用性がな
いという問題が生ずる。
【0021】また、図17に示すように、メモリ管理を
行わない方法は、装置を高速に制御する目的のため、プ
ログラムは機能別に分割されたモジュール構造が図られ
ずに一本化されたプログラムとなり、RAM1上のデー
タ配分についても規則性がなく、当然、誤って別のメモ
リ領域にアクセスすることも考えられ、場合によっては
メモリ内容を壊して装置の誤動作、あるいは装置の暴走
を招く結果となる。
【0022】図20にメモリの不正アクセスが発生する
場合を説明する概念図を示す。図20と図17とは構成
が同一であり、RAM1領域にはサブルーチンsp1が
使用するメモリ領域mem1と、メインプログラムmp
が使用するメモリ領域mem2と、メインプログラムm
pのメッセージ・ログ・ポインタ領域mem2’と、が
割り当てられているものとする。
【0023】いま、メインプログラムmpがメッセージ
・ログ・ポインタ領域mem2’の境界を誤って判断
し、メッセージ・ログ・ポインタ領域mem2’まで書
き込んでその内容を壊してしまったとする。ここで、メ
ッセージ・ログ・ポインタ領域mem2’の内容がサブ
ルーチンsp1のメモリ領域mem1を指していたとす
れば、さらにメインプログラムmpがサブルーチンsp
1のメモリ領域mem1を壊すことになり、場合によっ
ては装置全体及びその周辺にまでも被害を及ぼす結果と
なる。
【0024】そこで、本発明の目的は、装置の高速性が
保持され、プログラミング・モジュール毎に連続したメ
モリ領域を確保し、更にメモリの内容を壊さないように
保護し、効率の良いプログラミングが可能な記憶媒体の
管理方法及び記憶媒体管理装置を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、二以上のプログラミング
・モジュールの処理を行う情報処理装置における記憶媒
体の管理方法において、各々の前記プログラミング・モ
ジュール毎にアドレスが連続かつ独立な一時作業領域を
配分する一時作業領域配分工程を備えて構成する。
【0026】請求項2に記載の発明は、二以上のプログ
ラミング・モジュールの処理を行う情報処理装置におけ
る記憶媒体の管理方法において、各々の前記プログラミ
ング・モジュール毎にアドレスが連続かつ独立な共有デ
ータ領域を配分する共有データ領域配分工程と、各々の
前記プログラミング・モジュールから出力される共有デ
ータ領域にアクセスするためのアドレス信号を全てのプ
ログラミング・モジュールで共有して使用する共有デー
タ領域をアクセスするためのアドレス信号に変換するア
ドレス信号変換工程と、を備えて構成する。
【0027】請求項3に記載の発明は、二以上のプログ
ラミング・モジュールの処理を行う情報処理装置におけ
る記憶媒体の管理方法において、各々の前記プログラミ
ング・モジュール毎にアドレスが連続かつ独立なパラメ
ータ領域を配分するパラメータ領域配分工程と、一のプ
ログラミング・モジュールに呼出された他のプログラミ
ング・モジュールが出力したマップ制御信号及び当該他
のプログラミング・モジュールに対応する前記パラメー
タ領域にアクセスするためのアドレス信号に基づいて前
記他のプログラミング・モジュールが出力したアドレス
信号を前記一のプログラミング・モジュールに対応する
前記パラメータ領域にアクセスするためのアドレス信号
に変換するパラメータアドレス信号変換工程と、を備え
て構成する。
【0028】請求項4に記載の発明は、二以上のプログ
ラミング・モジュールの処理を行う情報処理装置におけ
る記憶媒体の管理方法において、現在実行中のプログラ
ミング・モジュールが出力したプログラミング・モジュ
ール特定信号に基づいて当該プログラミング・モジュー
ルを識別するための識別信号を出力する識別工程と、前
記識別信号に基づいて当該プログラミング・モジュール
に配分された前記記憶媒体上の記憶領域に対応するアド
レス領域信号を出力するテーブルルックアップ工程と、
前記プログラミング・モジュールが前記記憶媒体をアク
セスしようとして出力したアドレス信号と前記アドレス
領域信号に基づいて、現在実行中のプログラミング・モ
ジュールが当該プログラミング・モジュールに配分され
た前記記憶媒体の記憶領域以外の記憶領域に対してアク
セスしようとした場合に当該記憶領域へのアクセスを禁
止するための記憶媒体保護信号を出力する記憶媒体保護
信号出力工程と、を備えて構成する。
【0029】請求項5に記載の発明は、二以上のプログ
ラミング・モジュールの処理を行う情報処理装置におけ
る記憶媒体の管理装置において、各々のプログラミング
・モジュール毎に予め配分された前記記憶媒体の記憶領
域にアクセスするために各前記プログラミング・モジュ
ールにより出力されたアドレス信号を実際にアクセスす
べき前記記憶媒体の記憶領域に対応する実アドレス信号
に変換して出力するマップ回路を備えて構成する。
【0030】請求項6に記載の発明は、二以上のプログ
ラミング・モジュールの処理を行う情報処理装置におけ
る記憶媒体の管理装置において、各プログラミング・モ
ジュールに予め割り当てられた判別信号に基づいて、現
在実行中のプログラミング・モジュールを識別して識別
信号を出力する識別手段と、前記識別信号に基づいて当
該プログラミング・モジュールに配分された前記記憶媒
体の記憶領域を示すアドレス領域信号を出力するテーブ
ルルックアップ手段と、前記プログラミング・モジュー
ルが前記記憶媒体をアクセスしようとして出力したアド
レス信号と前記アドレス領域信号とを比較することによ
り不正アクセスを検出し、当該アドレス信号に対応する
記憶領域へのアクセスを禁止するための記憶媒体保護信
号を出力する保護信号出力手段と、を備えて構成する。
【0031】請求項7に記載の発明は、記憶媒体を有
し、二以上のプログラミング・モジュールの処理に基づ
いてロボット制御を行うロボット制御装置において、各
々のプログラミング・モジュール毎に予め配分された前
記記憶媒体の記憶領域をアクセスするために各前記プロ
グラミング・モジュールにより出力されたアドレス信号
を実際にアクセスすべき前記記憶媒体の記憶領域に対応
する実アドレス信号に変換して出力するマップ回路を備
えて構成する。
【0032】請求項8に記載の発明は、記憶媒体を有
し、二以上のプログラミング・モジュールの処理に基づ
いてロボット制御を行うロボット制御装置において、各
プログラミング・モジュールに予め割り当てられた判別
信号に基づいて、現在実行中のプログラミング・モジュ
ールを識別して識別信号を出力する識別手段と、前記識
別信号に基づいて当該プログラミング・モジュールに配
分された前記記憶媒体の記憶領域を示すアドレス領域信
号を出力するテーブルルックアップ手段と、前記プログ
ラミング・モジュールが前記記憶媒体をアクセスしよう
として出力したアドレス信号と前記アドレス領域信号と
を比較することにより不正アクセスを検出し、記憶媒体
保護信号を出力する保護信号出力手段と、を備えて構成
する。
【0033】
【作用】請求項1に記載の発明よれば、各々のプログラ
ミング・モジュール毎にアドレスが連続かつ独立な一時
作業領域を配分したので、アドレスを指定するプロセッ
サのレジスタ操作が簡便になり、また、読み出し専用メ
モリに冗長なプログラム・コードを加えることなく記憶
媒体の管理が可能となり、したがって、装置の高速処理
が可能となる。また、各々の一時記憶領域同士は互いに
独立することとなり、一のプログラミング・モジュール
が他のプログラミング・モジュールが使用する一時作業
領域を破壊されることがなく、したがって、メモリの記
憶内容の安全性が保証される。
【0034】請求項2に記載の発明によれば、共有デー
タ領域配分工程によって各々のプログラミング・モジュ
ール毎にアドレスが連続かつ独立な共有データ領域が配
分され、アドレス信号変換工程によって各々のプログラ
ミング・モジュールから出力される共有データ領域にア
クセスするためのアドレス信号を全てのプログラミング
・モジュールで共有して使用する共有データ領域をアク
セスするためのアドレス信号に変換するので、読み出し
専用メモリに冗長なプログラム・コードを加える必要な
く記憶媒体の管理が行えることとなり、したがって、装
置の高速処理が可能となる。
【0035】請求項3に記載の発明によれば、パラメー
タ領域配分工程によって各々のプログラミング・モジュ
ール毎にアドレスが連続かつ独立なパラメータ領域が配
分され、パラメータアドレス信号変換工程によって一の
プログラミング・モジュールに呼出された他のプログラ
ミング・モジュールが出力したマップ制御信号及び他の
プログラミング・モジュールに対応するパラメータ領域
にアクセスするためのアドレス信号に基づいて他のプロ
グラミング・モジュールが出力したアドレス信号を一の
プログラミング・モジュールに対応するパラメータ領域
にアクセスするためのアドレス信号に変換するので、読
み出し専用メモリに冗長なプログラム・コードを加える
必要なく記憶媒体の管理が行えることとなり、したがっ
て、装置の高速処理が可能となる。
【0036】請求項4に記載の発明によれば、識別工程
によって現在実行中のプログラミング・モジュールが出
力したプログラミング・モジュール特定信号に基づいて
プログラミング・モジュールを識別するための識別信号
が出力され、テーブルルックアップ工程によって識別信
号に基づいてプログラミング・モジュールに配分された
記憶媒体上の記憶領域に対応するアドレス領域信号が出
力され、記憶媒体保護信号出力工程によってプログラミ
ング・モジュールが記憶媒体をアクセスしようとして出
力したアドレス信号とアドレス領域信号に基づいて、現
在実行中のプログラミング・モジュールがプログラミン
グ・モジュールに配分された記憶媒体の記憶領域以外の
記憶領域に対してアクセスしようとした場合に当該記憶
領域へのアクセスを禁止するための記憶媒体保護信号を
出力するので、実行中のプログラミング・モジュールは
他のプログラミング・モジュールが占有するメモリ領域
にアクセスすることなく、実行中のプログラミング・モ
ジュールが使用するメモリにアクセスすることができ、
したがって、RAMを確実に保護することができる。
【0037】請求項5に記載の発明によれば、マップ回
路によって各々のプログラミング・モジュール毎に予め
配分された記憶媒体の記憶領域にアクセスするために各
プログラミング・モジュールにより出力されたアドレス
信号を実際にアクセスすべき記憶媒体の記憶領域に対応
する実アドレス信号に変換して出力するので、読み出し
専用メモリに冗長なプログラム・コードを加えることな
く記憶媒体の管理が行えることとなり、したがって、装
置の高速処理が可能となる。
【0038】請求項6に記載の発明によれば、識別手段
によって各プログラミング・モジュールに予め割り当て
られた判別信号に基づいて、現在実行中のプログラミン
グ・モジュールを識別して識別信号を出力し、テーブル
ルックアップ手段によって識別信号に基づいて当該プロ
グラミング・モジュールに配分された記憶媒体の記憶領
域を示すアドレス領域信号を出力し、保護信号出力手段
によって前記プログラミング・モジュールが記憶媒体を
アクセスしようとして出力したアドレス信号とアドレス
領域信号とを比較することにより不正アクセスを検出
し、アドレス信号に対応する記憶領域へのアクセスを禁
止するための記憶媒体保護信号を出力するので、実行中
のプログラミング・モジュールは他のプログラミング・
モジュールが占有するメモリ領域にアクセスすることな
く、実行中のプログラミング・モジュールが使用するメ
モリにアクセスすることができ、したがって、RAMを
確実に保護することができる。
【0039】請求項7に記載の発明によれば、マップ回
路によって各々のプログラミング・モジュール毎に予め
配分された記憶媒体の記憶領域をアクセスするために各
プログラミング・モジュールにより出力されたアドレス
信号を実際にアクセスすべき記憶媒体の記憶領域に対応
する実アドレス信号に変換して出力するので、読み出し
専用メモリに冗長なプログラム・コードを加えることな
く記憶媒体の管理が行えることとなり、したがって、ロ
ボット制御装置の高速処理が可能となる。
【0040】請求項8に記載の発明によれば、識別手段
によって各プログラミング・モジュールに予め割り当て
られた判別信号に基づいて、現在実行中のプログラミン
グ・モジュールを識別して識別信号を出力し、テーブル
ルックアップ手段によって識別信号に基づいてプログラ
ミング・モジュールに配分された記憶媒体の記憶領域を
示すアドレス領域信号を出力し、保護信号出力手段によ
ってプログラミング・モジュールが記憶媒体をアクセス
しようとして出力したアドレス信号とアドレス領域信号
とを比較することにより不正アクセスを検出し、記憶媒
体保護信号を出力するので、実行中のプログラミング・
モジュールは他のプログラミング・モジュールが占有す
るメモリ領域にアクセスすることなく、実行中のプログ
ラミング・モジュールが使用するメモリにアクセスする
ことができ、したがって、RAMを確実に保護すること
ができる。
【0041】
【実施例】次に、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。第1実施例 図1に本発明の第1実施例を示す一時作業領域を管理す
る説明図を示す。
【0042】図1において、RAM1上には、一時作業
領域mw1と、一時作業領域mw2と、が設けられてい
る。一時作業領域mw1は、プログラミング・モジュー
ルであるサブルーチンsp1が専有して使用し、アドレ
スが連続であり、且つ他のプログラミング・モジュール
が使用する一時作業領域mw2とは独立して配分され
る。一時作業領域mw2は、プログラミング・モジュー
ルであるメインプログラムmpが専有して使用し、アド
レスが連続であり、且つ他のプログラミング・モジュー
ルが使用する一時作業領域とは独立して配分される。
【0043】このように、サブルーチンsp1及びメイ
ンプログラムmpは、それぞれアドレスが連続であり、
且つ他のプログラミング・モジュールが使用する一時作
業領域とは独立して配分した一時作業領域mw1、mw
2を各々専有するので、プログラミング・モジュールs
p1、mpの一時作業領域mw1、mw2にアクセスす
るプロセッサ3のレジスタ操作が簡便になることとな
り、装置の高速処理が可能となる。更に、プログラミン
グ・モジュールsp1、mpが使用するRAM1上のメ
モリ管理は、各プログラミング・モジュールが個々に行
うので、OSや特定のアプリケーション・プログラム等
の冗長なプログラム・コードを加えることなく行えるこ
ととなり、プログラム・コードを格納する記憶媒体の容
量を低減でき、さらに装置の高速処理が可能となる。ま
た、各々の一時作業領域mw1、mw2同士は互いに独
立することとなり、プログラミング・モジュールsp1
は他のプログラミング・モジュールmpが使用する一時
作業領域mw2内のデータを壊すことなく、RAM1内
のデータの安全性が保証される。第2実施例 ところで、本発明の第1実施例をそのまま複数のプログ
ラミング・モジュールsp1、mp間で共通して使用す
る共有データmc1、mc2について適用すると、更に
各々のプログラミング・モジュールsp1、mpが専有
する共有データについての整合性をとる必要が生じ処理
が複雑となる。
【0044】そこで、これを解決すべく、共有データ領
域を管理する第2実施例を図2に示す。図2において、
RAM1上には、共有データ領域mc1と、共有データ
領域mc2と、が設けられている。
【0045】共有データ領域mc1は、プログラミング
・モジュールであるサブルーチンsp1が専有して使用
し、アドレスが連続であり、且つ他のプログラミング・
モジュールが使用する共有データ領域とは独立して配分
される。共有データ領域mc2は、プログラミング・モ
ジュールであるメイン・プログラムmpが使用し、アド
レスが連続であり、全てのプログラミング・モジュール
sp1、mpが共有して使用するように配分される。
【0046】また、マップ(map)回路1は、各々の
プログラミング・モジュールsp1、mpが専有するR
AM1上の共有データ領域mc1、mc2のアドレスを
指定するアドレス信号Adr1、Adr1’に基づい
て、全てのプログラミング・モジュールsp1、mpが
共有して使用する共有データ領域mc2のアドレスに対
応するアドレス信号Adr2に変換する。
【0047】マップ回路2は、メインプログラムmpが
専有する共有データ領域mc2のアドレスを指定するア
ドレス信号Adr1’を入力すると、全てのプログラミ
ング・モジュールが共有して使用するメインプログラム
mp専用の共有データ領域mc2のアドレスを指定する
アドレス信号Adr2を出力する。また、サブルーチン
sp1が専有する共有データmc1のアドレスを指定す
るアドレス信号Adr1を入力して、同様に、共有デー
タ領域mc2のアドレスを指定するアドレス信号Adr
2を出力する。
【0048】なお、メインプログラムmp専用の共有デ
ータ領域mc2及びサブルーチンsp1専用の共有デー
タ領域mc1は、同一の構成である。更に、本実施例で
は、マップ回路2が指定する全てのプログラミング・モ
ジュールsp1、mpが共有して使用する共有データ領
域mc2のアドレスは、メインプログラムmpの共有デ
ータ領域mc2を指定しているが、他のプログラミング
・モジュールの共有データ領域であっても、また別に設
定した共有データ領域であってもかまわない。
【0049】以上のように、プログラミング・モジュー
ルsp1、mpが各々の専有する共有データ領域mc
1、mc2のアドレスにアクセスしようとすると、マッ
プ回路2によって全てのプログラミング・モジュールs
p1、mpが共有して使用する共有データ領域mc2の
アドレスに変換するので、全てのプログラミング・モジ
ュールsp1、mp間で使用する共有データの整合性を
とることができる。第3実施例 上記第2実施例の考え方をサブルーチン・コールを行う
ときに取り扱う引き数の受け渡しを行うパラメータにつ
いて適用すると、更に、サブルーチン・コールを行うプ
ログラミング・モジュールmpが専有するパラメータ領
域mf2と、呼び出されるサブルーチンsp1が専有す
るパラメータ領域mf1と、の間の整合性を取る必要が
生じ処理が複雑になる。
【0050】そこで、これを解決すべく、パラメータ領
域を管理する本発明の第3実施例を図3及び図4に示
す。まず、図3にパラメータ領域管理の説明図を示す。
【0051】図3において、RAM1上には、パラメー
タ領域mf0と、パラメータ領域mf1と、パラメータ
領域mf2とを備えている。パラメータ領域mf0は、
プログラミング・モジュールであるサブルーチンsp0
が専有して使用し、アドレスが連続であり、且つ他のプ
ログラミング・モジュールが使用するパラメータ領域と
は独立して配分される。パラメータ領域mf1は、プロ
グラミング・モジュールであるサブルーチンsp1が専
有して使用し、アドレスが連続であり、且つ他のプログ
ラミング・モジュールが使用するパラメータ領域とは独
立して配分される。パラメータ領域mf2は、プログラ
ミング・モジュールであるメインプログラムmpが使用
し、アドレスが連続であり、且つ他のプログラミング・
モジュールが使用するパラメータ領域とは独立して配分
される。
【0052】また、マップ回路では、各々のサブルーチ
ンsp0、sp1がサブルーチン・コールをされたとき
にマップ回路2に出力するマップ制御信号Ctrl0、
Ctrl1、サブルーチン・コール処理を行うとき、呼
び出されたサブルーチンsp0、sp1がパラメータ領
域mf0、mf1にアクセスするアドレスのアドレス信
号Adr1’、Adr1及びサブルーチンsp0、sp
1を呼び出したプログラミング・モジュールsp1、m
pのパラメータ領域mf1、mf2にアクセスするアド
レスのアドレス信号Adr1、Adr2とを入力してマ
ップ制御信号Ctrl0、Ctrl1を出力したサブル
ーチンsp0、sp1のアドレス信号Adr1’、Ad
r1をサブルーチン・コールしたプログラミング・モジ
ュールsp1、mpの専有するパラメータ領域mf1、
mf2のアドレス信号Adr2’、Adr2に変換す
る。
【0053】次に、図4に示す本発明の第3実施例を示
すアドレス変換方法の流れ図を参照して動作を説明す
る。まず、メインプログラムmpがサブルーチンsp1
をサブルーチン・コールするために、メインプログラム
mpのパラメータ領域mf2にサブルーチンsp1への
引き数を書き込む。その後、サブルーチンsp1をサブ
ルーチン・コールする(ステップS1)。
【0054】サブルーチン・コールされたサブルーチン
sp1は、引き数を読み出すために、まず、マップ回路
2にオン状態のマップ制御信号Ctrl1を送信する。
次に、サブルーチンsp1のパラメータ領域mf1を指
定して引き数を読み込む。最後に、マップ回路2にオフ
状態のマップ制御信号Ctrl1を送信する(ステップ
S2)。この処理で、サブルーチンsp1は、マップ回
路2にオン状態のマップ制御信号Ctrl1を送信した
ので、マップ回路2がアドレス変換を行い、メインプロ
グラムmpのパラメータ領域mf2を読み込むことにな
るので、ステップS1でメインプログラムmpのパラメ
ータ領域mf2に書き込んだ引き数を正確にサブルーチ
ンsp1に引き渡すことができる。
【0055】更に、サブルーチンsp1の処理中にサブ
ルーチンsp0をサブルーチン・コールする場合につい
て述べる。サブルーチンsp1は、サブルーチンsp0
を呼び出す側であるので、オフ状態のマップ制御信号C
trl1を送信した後にサブルーチンsp0に引き渡す
ための引き数を書き込む。その後サブルーチンsp0を
コールする(ステップS3)。
【0056】サブルーチン・コールされたサブルーチン
sp0は、引き数を読み出すために、まず、マップ回路
2にオン状態のマップ制御信号Ctrl0を送信し、サ
ブルーチンsp0のパラメータ領域mf0を指定して引
き数を読み込む。次に、サブルーチンsp0は、サブル
ーチンsp1に返り値を引き渡すためにサブルーチンs
p0のパラメータ領域mf0に返り値を書き込む。ここ
で、マップ制御信号Ctrl0はオン状態のままである
ので、サブルーチンsp0のパラメータ領域に書き込ま
れた返り値は、マップ回路2がアドレス変換を行ってい
る最中なので、実際には、サブルーチンsp1のパラメ
ータ領域mf1に書き込まれたことになる。その後、オ
フ状態のマップ制御信号Ctrl0を送信して、リター
ン命令を実行する(ステップS4)。
【0057】サブルーチンsp1は、サブルーチンsp
1のパラメータ領域mf1からサブルーチンsp0の返
り値を読み込む(ステップS5)。なお、この時、マッ
プ制御信号Ctrl1はオフ状態のままである。
【0058】サブルーチンsp1は、メインプログラム
mpに返り値を引き渡すために、オン状態のマップ制御
信号Ctrl1を送信して、サブルーチンsp1のパラ
メータ領域mf1に返り値を書き込む。この時、オン状
態のマップ制御信号Ctrl1を送信しているので、マ
ップ回路2はメインプログラムmpのパラメータ領域m
f2にアクセスしている。その後、オフ状態のマップ制
御信号Ctrl1を送信して、リターン命令を実行する
(ステップS6)。
【0059】メインプログラムmpは、メインプログラ
ムmpのパラメータ領域mf2からサブルーチンsp1
の返り値を読み込む(ステップS7)。以上のように、
サブルーチン・コールを行うプログラミング・モジュー
ルmpはプログラミング・モジュールmpのパラメータ
領域mf2のアドレスにアクセスしつつ、サブルーチン
・コールされるサブルーチンsp1がマップ回路2にオ
ン状態の制御信号Ctrl1を送信することによって、
マップ回路2がサブルーチン・コールを行うプログラミ
ング・モジュールmpのパラメータ領域mf2にアドレ
スに変換するので、全てのプログラミング・モジュール
間で使用する引き数の整合性をとることができる。第4実施例 図5に本発明の第4実施例を示すメモリ保護装置のブロ
ック構成図を示す。
【0060】図5において、本実施例のメモリ保護装置
は、プロセッサ3と、実行中プログラムの識別部4と、
テーブル・ルックアップ回路5と、メモリ保護信号出力
部6と、を備えて構成する。プロセッサ3は、プログラ
ミング・モジュールp1が実行されると、各プログラミ
ング・モジュールで固有な固有信号IDSigを識別信
号出力部4に出力するとともに、RAM1にアクセスす
るアドレスのアドレス信号Adr1を出力する。実行中
のプログラムの識別部4は、固有信号IDSigを入力
して、実行中のプログラミング・モジュールp1の識別
信号Selectをテーブル・ルックアップ回路5に出
力する。テーブル・ルックアップ回路5は、識別信号を
入力して、実行中のプログラミング・モジュールp1が
専有するRAM1上の領域を表すアドレス領域信号Ad
rRngをメモリ保護信号出力装置6に出力する。メモ
リ保護信号出力部6は、アドレス信号Adr1とアドレ
ス領域信号AdrRngに基づいて、プロセッサ3が指
定するアドレス信号Adr1が誤って実行中のアドレス
を指定したときに、プロセッサ3等に所定のメモリが侵
害されたことを通知するメモリ保護信号Prtを出力す
る。次に動作について説明する。プロセッサ3は、プロ
グラミング・モジュールp1が実行されると、各々のプ
ログラミング・モジュールp1で固有な固有信号IDS
igを識別信号出力部4に出力すると共に、RAM1に
アクセスするアドレスのアドレス信号Adr1を出力す
る。実行中プログラムの識別部4は、固有信号IDSi
gを入力して、実行中のプログラミング・モジュールp
1の識別信号Selectをテーブル・ルックアップ回
路5に出力する。テーブル・ルックアップ回路5は、識
別信号Selectを入力して、実行中のプログラミン
グ・モジュールp1が専有するRAM1上の領域を表す
アドレス領域信号AdrRngをメモリ保護信号出力装
置6に出力する。メモリ保護信号出力部6は、アドレス
信号Adr1及びアドレス領域信号AdrRngに基づ
いて、プロセッサ3が指定するアドレス信号Adr1が
誤って実行中のプログラミング・モジュールp1が使用
するRAM1上のメモリ領域以外のアドレスを指定した
ときに、プロセッサ3等に所定のメモリ領域が侵害され
たことを通知するメモリ保護信号Prtを出力する。
【0061】以上のように、実行中のプログラミング・
モジュールp1がRAM1の領域にアクセスしようとす
るアドレス信号Adr1と、実行中のプログラミング・
モジュールp1の専有するメモリのアドレス領域信号A
drRngと、を比較するので、プロセッサ3が指定す
るアドレス信号Adr1が実行中のプログラミング・モ
ジュールp1が使用するRAM1のメモリ領域であるか
否かを判断して、アドレス信号Adr1がアドレス領域
信号AdrRng以外のアドレスを指定したときにメモ
リ保護信号Prtをプロセッサ3等に出力するので、他
のプログラミング・モジュールが使用するRAM1のメ
モリ領域を保護することができる。第5実施例 図6に本発明の第5実施例を示すアドレスマッピング機
構のブロック構成図を示す。
【0062】図6において、本実施例のアドレスマッピ
ング機構は、プロセッサ3と、SRAM2と、RAM1
と、を備えて構成する。プロセッサ3は、実行中のプロ
グラミング・モジュールが専有するメモリ領域にアクセ
スするアドレスのアドレス信号Adr1をマップ回路2
に出力し、更に、データ信号Dataによって物理メモ
リであるRAM1との間でデータの受け渡しを行う。S
RAM2は、アドレス信号Adr1を入力して、そのア
ドレス信号Adr1が実際にRAM1にアクセスしよう
とするアドレスのアドレス信号Adr2をRAM1に出
力する。RAM1は、アドレス信号Adr2が入力さ
れ、データ信号Dataによってプロセッサ3との間で
データの受け渡しを行う。なお、本実施例でマップ回路
2は、SRAMのデコーダ機能を利用して実現される。
【0063】次に、動作について説明する。プログラミ
ング・モジュールの処理を実行するプロセッサ3は、プ
ログラミング・モジュールが専有する連続したアドレス
を有し、かつ、他のプログラミング・モジュールが専有
するメモリ領域とは独立したRAM1のメモリ領域を指
定するアドレス信号Adr1をマップ回路2に出力す
る。アドレス信号Adr1を受信したマップ回路2は、
プロセッサ3がアクセスしようとするアドレスが、一時
作業領域mwであるのか、パラメータ領域mfであるの
か、又は共有データ領域mcであるのかを識別し、識別
した結果に基づいたアドレス信号Adr2をRAM1へ
出力する。アドレス信号Adr2を入力したRAM1
は、入力したアドレス信号Adr2で指定されたアドレ
ス上でデータ信号Dataによりプロセッサ3とのデー
タの受け渡しを行う。
【0064】以上のように、プロセッサ3が送信するア
ドレス信号Adr1は、マップ回路2でアドレス変換し
た後に、物理メモリであるRAM1にアクセスするの
で、OS22等の冗長なプログラムによらずにメモリ管
理を行え、装置の高速処理が可能となり、また、プログ
ラム・コードを格納する記憶媒体の容量を低減できる。 第6実施例 図7に本発明の第6実施例を示すアドレスマッピング機
構のブロック構成図を示す。
【0065】図7において、第6実施例のアドレスマッ
ピング機構が、本発明の第5実施例の構成と異なるの
は、SRAMで実現したマップ回路2をデコーダ8に置
き換えて構成した点である。
【0066】以上のように、マップ回路2をSRAMよ
りも高速に動作するデコーダ8に置き換えたので、プロ
セッサ3が指定したアドレス信号Adr1をSRAMを
用いた場合よりも高速にアドレス変換を行え、変換され
たアドレス信号Adr2をRAM1のメモリ領域へ出力
することとなり、更に高速処理が可能になる。第7実施例 図8、図9、図10、図11、図12、図13、図14
に本発明の第7実施例を示す。
【0067】まず、図8は、本発明の第7実施例を示す
ロボット制御装置のブロック構成図である。図8におい
て、本実施例のロボット制御装置は、ロボット制御用コ
ントローラ・ボード9と、i/o装置10と、ドライバ
11と、操作機構12と、センサ13と、を備えて構成
する。ロボット制御用コントローラ・ボード9は、ロボ
ットを制御するためにアドレス信号Addressとデ
ータ信号Dataとによってi/o装置10とデータの
受け渡しを行うと共に、プロセッサ3がRAM1への不
正アクセスを認識した場合に、メモリ保護信号Prtを
i/o装置10に出力し、VME割り込み信号VMEI
ntrをホスト・コンピュータに出力する。i/o装置
10は、センサ13からセンサ信号SnsSigを受信
し処理させるべくロボット制御用コントローラ・ボード
9に送信し、ロボット制御用コントローラ・ボード9か
らの結果を受信し、ドライバ11にモータやドライバ等
を動作させるドライブ信号DrvSigを送信する。ド
ライバ11は、ドライブ信号DrvSigに基づいてロ
ボットハンド等を操作する操作信号OpeSigを出力
する。操作機構12は、操作信号OpeSigに基づい
てロボットハンド等が移動した距離等を表すフィードバ
ック信号FBSigを出力する。センサ13は、フィー
ドバック信号FBSigに基づいてセンサ信号SnsS
igを出力する。
【0068】次に、動作について説明する。ロボット制
御用コントローラ・ボード9は、操作機構12からのフ
ィードバック信号FBSigがi/o装置10を介して
データ信号Dataとして入力され、ロボットハンド等
を動作させるモータやシリンダ等の駆動量を算出してi
/o装置10に出力する。これにより、i/o装置10
は、駆動量となるドライブ信号DrvSigをドライバ
11に出力する。ドライバ11は、ドライブ信号Drv
Sigに基づいてモータやシリンダ等を動作させ、操作
機構12にロボットハンド等を動作させる操作信号Op
eSigを出力する。操作機構12は、操作信号Ope
Sigに基づいてロボットハンド等を動作させ、ロボッ
トハンド等の移動量をフィートバック信号FBSigと
してセンサ13に出力する。以下、同様にして、ロボッ
ト制御用コントローラ・ボード9は、センサ信号Sns
Sigに基づいてドライブ信号DrvSigを出力す
る。
【0069】また、ロボット制御用コントローラ・ボー
ドは9、ボード上のプロセッサ3のRAM1への不正ア
クセスを認識した場合に、メモリ領域が侵害されたこと
を周辺装置に知らせるために、メモリ保護信号Prtを
i/o装置10に出力し、VME割り込み信号VMEI
ntrをホスト・コンピュータに出力する。i/o装置
10がメモリ保護信号Prtを入力すると、i/o装置
10をリセットしてセンサ信号SnsSigのロボット
制御用コントローラ・ボード9への出力処理を停止す
る。また、ホスト・コンピュータがVME割り込み信号
VMEIntrを入力すると、ホスト・コンピュータは
RAM1への不正アクセス発生時の所定の処理を行うこ
とが出来る。
【0070】図9に第7実施例のロボット制御用コント
ローラ・ボードの具体的な配置図を示す。尚、図9
(a)が上面図、図9(b)が側面図である。図9にお
いて、ロボット制御用コントローラ・ボード9は、メイ
ン・ボード14と、ドータ・ボード15と、アドレスマ
ッピング・ボード16と、を備えて構成する。メイン・
ボード14は、各処理を実行するプロセッサ3と、i/
o装置10等の周辺機器とのインターフェースであるV
ME端子17、18と、メモリ保護信号Prtをホスト
・コンピュータへのVME割り込み信号VMEIntr
に変換するVMEインタラプタ19と、その他メイン・
ボード14上の各種制御回路20と、を備えて構成され
る。ドータ・ボード15は、プロセッサ3の処理を行う
ための作業メモリであるRAM1と、プログラム・コー
ドが入力されているROM21と、を備えて構成され
る。アドレスマッピング・ボード16は、メモリの配分
を行うマップ回路2と、プロセッサ3のRAM1への不
正アクセスを認識してメモリ保護信号Prtを出力する
メモリ保護回路7と、を備えて構成する。
【0071】ここで、アドレスマッピング・ボード16
をメイン・ボード14とドータ・ボード15との間に配
置しているので、メイン・ボード14上のプロセッサ3
がドータ・ボード15上のメモリ領域にアクセスするア
ドレスをモニタすることができ、マップ回路2は、プロ
セッサ3からのアドレス信号Adr1を入力して、マッ
プ回路2にプログラミングされた論理式に基づいたアド
レス信号Adr2をRAM1に出力することができる。
【0072】なお、マップ回路2及びメモリ保護回路7
は、アドレス信号Adr1等の信号を入力して、予め決
定された論理式に基づいた信号を出力するプログラマブ
ル・ロジック・デバイス(PLD)等によって実現され
る。
【0073】図10に本発明の第7実施例のロボット制
御用コントローラ・ボードのブロック構成図を示す。図
10において、本実施例のロボット制御用コントローラ
・ボード9は、プロセッサ3と、RAM2と、マップ回
路2と、メモリ保護回路7と、VMEインタラプタ19
と、を備えて構成する。プロセッサ3は、富士通製32
ビットDSPであり、i/o装置10とRAM1とにデ
ータの受け渡しを行うデータ信号Dataを入出力し、
RAM1とマップ回路2とメモリ保護回路7とにアクセ
スするアドレス信号A0〜A15を出力し、メモリ保護
回路7に実行中のプログラミング・モジュールを識別す
る識別信号pag2、pag3を出力する。RAM2
は、データ信号Dataによってプロセッサ3とデータ
の受け渡しを行い、16ビットのアドレス信号A0〜A
15のうち、プロセッサ3からアドレス信号A0〜A1
1を入力し、マップ回路2から論理信号MA12〜MA
15を入力する。マップ回路2は、アドレス信号A12
〜A15を入力し、予めプログラミングされた論理式に
基づいて、論理信号MA12〜MA15を出力する。メ
モリ保護回路7は、プロセッサ3からアドレス信号A1
2〜A15と識別信号pag2、pag3とを入力し
て、予めプログラミングされた論理式に基づいて、メモ
リ保護信号Prtをプロセッサ3、VMEインタラプタ
19及びi/o装置10に出力する。VMEインタラプ
タ19は、メモリ保護信号Prtを入力して、ホスト・
コンピュータにVME割り込み信号VMEIntrを出
力する。
【0074】次に、動作について説明する。まず、マッ
プ回路2は、プログラミング・モジュールp1の処理を
行うプロセッサ3が指定するアドレス信号A0〜A15
のうちアドレス信号A12〜A15を入力して、プログ
ラミング・モジュールp1が独自に専有する一時作業領
域mw1のアドレスであるか、プログラミング・モジュ
ールp1の共有データ領域mc1のアドレスであるか、
を予めプログラミングされた論理式に基づいて識別し
て、実際にRAM1にアクセスする論理信号MA12〜
MA15を出力する。
【0075】また、メモリ保護回路7は、アドレス信号
A12〜A15と識別信号pag2、pag3とを入力
して、識別信号pag2、pag3によって実行中のプ
ログラミング・モジュールp1が使用するRAM1中の
メモリ領域mem1と、プロセッサ3がRAM1にアク
セスするアドレス信号A12〜A15と、を比較して、
メモリ領域mem1以外のアドレス信号A12〜A15
を入力したときにメモリ保護信号Prtを出力する。
【0076】図11に第7実施例のメモリ構成図を示
す。図11において、RAM1の容量は64Kワードか
ら成り、4つのプログラミング・モジュールp1、p
2、p3、p4とメモリマップトi/oとにRAM1の
メモリが配分されている。
【0077】プログラミング・モジュールp1はフィー
ドバック制御演算処理を行い、4Kワードのメモリ領域
m1が配分されている。プログラミング・モジュールp
2はホスト・コンピュータとのインターフェース処理を
行い、4Kワードのメモリ領域m2が配分されている。
プログラミング・モジュールp3は目標軌道生成演算処
理を行い、4Kワードのメモリ領域m3が配分されてい
る。プログラミング・モジュールp4はデータトレース
処理を行い、48Kワードのメモリ領域m4が配分され
ている。メモリマップトi/oには4Kワードのメモリ
領域m0が配分されている。
【0078】メモリ領域m1は一時作業領域mw1と共
有データ領域mc1とを備え、メモリ領域m2は一時作
業領域mw2と共有データ領域mc2とを備え、メモリ
領域m3は一時作業領域mw3と共有データ領域mc3
とを備え、メモリ領域m4は、一時作業領域mw4と、
共有データ領域mc4と、トレース処理領域trace
と、を備えて構成する。
【0079】図12に本発明の第7実施例の共有データ
領域におけるメモリ配分図を示す。図12において、本
実施例の共有データ領域におけるメモリは、領域aと、
領域bと、領域cと、領域dと、に配分されている。領
域aは、目標軌道生成用の共通データを取り扱う。領域
bは、入出力装置に関する共通データを取り扱う。領域
cは、サーボ関係の共通データを取り扱う。領域dは、
メモリマップトi/o用の領域である。
【0080】このように、各々のプログラミング・モジ
ュールp1、p2、p3、p4が共有する共有データ領
域mcを各処理の機能別にRAM1領域を配分したの
で、プログラム作成の作業性が向上する。
【0081】図13に本発明の第7実施例の共有データ
領域におけるアドレスマップの構成図を示す。図13に
おいて、本実施例の共有データ領域は上述の図12及び
図13と同一構成であり、マップ回路によって次のよう
にアドレスを変換される。
【0082】すなわち、各々のプログラミング・モジュ
ールp1、p2、p3、p4が使用する目標軌道生成用
の共通データを取り扱う領域aと、入出力装置に関する
共通データを取り扱う領域bと、サーボ関係の共通デー
タを取り扱う領域cと、は、マップ回路2によってメモ
リ領域mc1にアドレス変換される。また、各々のプロ
グラミング・モジュールp1、p2、p3、p4が使用
するメモリマップトi/o用の領域dのアドレスは、マ
ップ回路2によって実際のメモリマップトi/o領域で
あるメモリ領域m0のアドレスに変換される。
【0083】図14に本発明の第7実施例の実行中プロ
グラミング・モジュールの識別装置のブロック構成図を
示す。図14において、本実施例の実行中プログラミン
グ・モジュールの識別装置は、各々のプログラミング・
モジュールp1、p2、p3、p4の固有信号IDSi
gとしてアドレス信号の上位2ビットを入力し、固有信
号IDSigに基づいた識別信号pag2、pag3を
出力する実行中プログラムの識別部4と、を備えて構成
される。
【0084】次に、動作について説明する。各々のプロ
グラミング・モジュールp1、p2、p3、p4は、プ
ロセッサ3に呼び出された時点でそのプログラミング・
モジュールが持つ固有の固有信号IDSigを実行中プ
ログラムの識別部4に出力する。なお、本実施例では、
固有信号IDSigは、本装置のうち未使用である上位
2ビットのアドレス信号A14〜A15を利用して4つ
のプログラミング・モジュールp1、p2、p3、p4
で固有の固有信号IDSigとする。
【0085】より具体的には、プログラミング・モジュ
ールp1であればアドレス・ビットの上位2ビットを固
有信号IDSig[00]とし、プログラミング・モジ
ュールp2であればアドレスビットの上位2ビットを固
有信号IDSig[01]とし、プログラミング・モジ
ュールp3であればアドレスビットの上位2ビットを固
有信号IDSig[10]とし、プログラミング・モジ
ュールp4であればアドレスビットの上位2ビットを固
有信号IDSig[11]とする。
【0086】実行中プログラムの識別部4は、固有信号
IDSigを入力して固有信号IDSigに基づいた識
別信号pag2、pag3を出力する。以上のように、
実行中プログラムの識別部4は、プログラミング・モジ
ュールがプロセッサ3に呼び出されたときに出力する上
位2ビットのアドレス信号である固有信号IDSigを
入力して、固有信号IDSigに基づいた識別信号pa
g2、pag3を出力するので、識別信号pag2、p
ag3によって、現在どのプログラミング・モジュール
が実行中であるかを容易に知ることが出来る。
【0087】
【発明の効果】上記本発明の構成によれば、ハードウェ
ア機構により、連続したアドレスの記憶媒体領域を各々
のプログラミング・モジュール毎に配分し、マップ回路
により、プロセッサが各々のプログラミング・モジュー
ル毎に配分されたメモリ領域にアクセスするアドレス信
号を実際に使用するメモリ領域のアドレス信号に変換
し、メモリ保護回路により、プロセッサの指定するアド
レス信号が実行中のプログラミング・モジュールの使用
する記憶媒体領域であるか否かを判断して記憶媒体領域
を保護するので、装置の高速性が保持され、プログラミ
ング・モジュール毎に連続、かつ独立したメモリ領域が
確保され、更にメモリの内容を壊さないように保護さ
れ、効率の良いプログラミングが可能な記憶媒体の管理
が可能である。
【0088】また、ロボット制御装置においては、制御
の高速性が保持され、ロボットの誤動作及びロボットの
暴走を未然に防ぐことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す一時作業領域を管理
する説明図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す共有データ領域を管
理する説明図である。
【図3】本発明の第3実施例を示すパラメータ領域を管
理する説明図である。
【図4】本発明の第3実施例を示すアドレス変換方法の
流れ図である。
【図5】本発明の第4実施例を示すメモリ保護装置のブ
ロック構成図である。
【図6】本発明の第5実施例を示すアドレスマッピング
機構のブロック構成図である。
【図7】本発明の第6実施例を示すアドレスマッピング
機構のブロック構成図である。
【図8】本発明の第7実施例を示すロボット制御装置の
ブロック構成図である。
【図9】本発明の第7実施例のロボット制御用コントロ
ーラ・ボードの配置図である。
【図10】本発明の第7実施例のロボット制御用コント
ローラ・ボードのブロック構成図である。
【図11】本発明の第7実施例のメモリ構成図である。
【図12】本発明の第7実施例の共有データ領域におけ
るメモリ配分図である。
【図13】本発明の第7実施例の共有データ領域におけ
るアドレスマップの構成図である。
【図14】本発明の第7実施例の実行中プログラミング
・モジュールの識別装置のブロック構成図である。
【図15】従来のOSによる仮想メモリを利用したメモ
リ管理の概念図である。
【図16】従来の特定のアプリケーションプログラムを
利用したメモリ管理の概念図である。
【図17】従来のマイクロコンピュータによる高速処理
を行う概念図である。
【図18】従来のロボット制御装置のブロック構成図で
ある。
【図19】従来のロボット制御用コントローラボードの
配置図である。
【図20】メモリの不正アクセスが発生する場合を説明
する概念図である。
【符号の説明】
1…RAM 2…マップ回路 3…プロセッサ 4…実行中プログラムの識別部 5…テーブル・ルックアップ回路 6…メモリ保護信号出力部 7…メモリ保護回路 8…デコーダ 9、25…ロボット制御用コントローラ・ボード 10、26…i/o装置 11…ドライバ 12…操作機構 13…センサ 14、27…メインボード 15…ドータ・ボード 16…アドレスマッピング・ボード 17、18…VME端子 19…VMEインタラプタ 20…各種制御回路 21…ROM 22…OS 23、24…仮想メモリ sp0、sp1…サブルーチン mp…メインプログラム p1〜p4…プログラミング・モジュール mam…メモリアクセス・モジュール Adr1、Adr1’、Adr2、Address、A
0〜A15…アドレス信号 Data…データ信号 Ctrl1、Ctrl2…マップ制御信号 mem0〜mem2、m0〜m4…メモリ領域 mw1〜mw4…一時作業領域 mc1〜mc4…共有データ領域 mf0〜mf2…パラメータ領域 IDSig、pag2、pag3…固有信号 Select…識別信号 AdrRng…アドレス領域信号 Prt…メモリ保護信号 VMEIntr…VME割り込み要求信号 DrvSig…ドライブ信号 OpeSig…操作信号 FBSig…フィードバック信号 SnsSig…センサ信号 MA12〜MA15…論理信号

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二以上のプログラミング・モジュールの
    処理を行う情報処理装置における記憶媒体の管理方法に
    おいて、 各々の前記プログラミング・モジュール毎にアドレスが
    連続かつ独立な一時作業領域を配分する一時作業領域配
    分工程を備えたことを特徴とする記憶媒体の管理方法。
  2. 【請求項2】 二以上のプログラミング・モジュールの
    処理を行う情報処理装置における記憶媒体の管理方法に
    おいて、 各々の前記プログラミング・モジュール毎にアドレスが
    連続かつ独立な共有データ領域を配分する共有データ領
    域配分工程と、 各々の前記プログラミング・モジュールから出力される
    共有データ領域にアクセスするためのアドレス信号を全
    てのプログラミング・モジュールで共有して使用する共
    有データ領域をアクセスするためのアドレス信号に変換
    するアドレス信号変換工程と、 を備えたことを特徴とする記憶媒体の管理方法。
  3. 【請求項3】 二以上のプログラミング・モジュールの
    処理を行う情報処理装置における記憶媒体の管理方法に
    おいて、 各々の前記プログラミング・モジュール毎にアドレスが
    連続かつ独立なパラメータ領域を配分するパラメータ領
    域配分工程と、 一のプログラミング・モジュールに呼出された他のプロ
    グラミング・モジュールが出力したマップ制御信号及び
    当該他のプログラミング・モジュールに対応する前記パ
    ラメータ領域にアクセスするためのアドレス信号に基づ
    いて前記他のプログラミング・モジュールが出力したア
    ドレス信号を前記一のプログラミング・モジュールに対
    応する前記パラメータ領域にアクセスするためのアドレ
    ス信号に変換するパラメータアドレス信号変換工程と、 を備えたことを特徴とする記憶媒体の管理方法。
  4. 【請求項4】 二以上のプログラミング・モジュールの
    処理を行う情報処理装置における記憶媒体の管理方法に
    おいて、 現在実行中のプログラミング・モジュールが出力したプ
    ログラミング・モジュール特定信号に基づいて当該プロ
    グラミング・モジュールを識別するための識別信号を出
    力する識別工程と、 前記識別信号に基づいて当該プログラミング・モジュー
    ルに配分された前記記憶媒体上の記憶領域に対応するア
    ドレス領域信号を出力するテーブルルックアップ工程
    と、 前記プログラミング・モジュールが前記記憶媒体をアク
    セスしようとして出力したアドレス信号と前記アドレス
    領域信号に基づいて、現在実行中のプログラミング・モ
    ジュールが当該プログラミング・モジュールに配分され
    た前記記憶媒体の記憶領域以外の記憶領域に対してアク
    セスしようとした場合に当該記憶領域へのアクセスを禁
    止するための記憶媒体保護信号を出力する記憶媒体保護
    信号出力工程と、 を備えたことを特徴とする記憶媒体の管理方法。
  5. 【請求項5】 二以上のプログラミング・モジュールの
    処理を行う情報処理装置における記憶媒体の管理装置に
    おいて、 各々のプログラミング・モジュール毎に予め配分された
    前記記憶媒体の記憶領域にアクセスするために各前記プ
    ログラミング・モジュールにより出力されたアドレス信
    号を実際にアクセスすべき前記記憶媒体の記憶領域に対
    応する実アドレス信号に変換して出力するマップ回路を
    備えたことを特徴とする記憶媒体の管理装置。
  6. 【請求項6】 二以上のプログラミング・モジュールの
    処理を行う情報処理装置における記憶媒体の管理装置に
    おいて、 各プログラミング・モジュールに予め割り当てられた判
    別信号に基づいて、現在実行中のプログラミング・モジ
    ュールを識別して識別信号を出力する識別手段と、 前記識別信号に基づいて当該プログラミング・モジュー
    ルに配分された前記記憶媒体の記憶領域を示すアドレス
    領域信号を出力するテーブルルックアップ手段と、 前記プログラミング・モジュールが前記記憶媒体をアク
    セスしようとして出力したアドレス信号と前記アドレス
    領域信号とを比較することにより不正アクセスを検出
    し、当該アドレス信号に対応する記憶領域へのアクセス
    を禁止するための記憶媒体保護信号を出力する保護信号
    出力手段と、 を備えたことを特徴とする記憶媒体の管理装置。
  7. 【請求項7】 記憶媒体を有し、二以上のプログラミン
    グ・モジュールの処理に基づいてロボット制御を行うロ
    ボット制御装置において、 各々のプログラミング・モジュール毎に予め配分された
    前記記憶媒体の記憶領域をアクセスするために各前記プ
    ログラミング・モジュールにより出力されたアドレス信
    号を実際にアクセスすべき前記記憶媒体の記憶領域に対
    応する実アドレス信号に変換して出力するマップ回路を
    備えたことを特徴とするロボット制御装置。
  8. 【請求項8】 記憶媒体を有し、二以上のプログラミン
    グ・モジュールの処理に基づいてロボット制御を行うロ
    ボット制御装置において、 各プログラミング・モジュールに予め割り当てられた判
    別信号に基づいて、現在実行中のプログラミング・モジ
    ュールを識別して識別信号を出力する識別手段と、 前記識別信号に基づいて当該プログラミング・モジュー
    ルに配分された前記記憶媒体の記憶領域を示すアドレス
    領域信号を出力するテーブルルックアップ手段と、 前記プログラミング・モジュールが前記記憶媒体をアク
    セスしようとして出力したアドレス信号と前記アドレス
    領域信号とを比較することにより不正アクセスを検出
    し、記憶媒体保護信号を出力する保護信号出力手段と、 を備えたことを特徴とするロボット制御装置。
JP6160397A 1994-07-12 1994-07-12 記憶媒体の管理方法および記憶媒体管理装置 Withdrawn JPH0830504A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7117317B2 (en) 2002-02-28 2006-10-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Apparatus and method for efficient storage of data streams that each comprise separately transmitted data blocks

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