JPH08304971A - 多色ネガ写真要素 - Google Patents

多色ネガ写真要素

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JPH08304971A
JPH08304971A JP8107764A JP10776496A JPH08304971A JP H08304971 A JPH08304971 A JP H08304971A JP 8107764 A JP8107764 A JP 8107764A JP 10776496 A JP10776496 A JP 10776496A JP H08304971 A JPH08304971 A JP H08304971A
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coupler
layer
exposure
blue
dye
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Stephen P Singer
ポール シンガー スティーブン
Paul Barrett Merkel
バレット メーケル ポール
Jeffrey Walter Schmoeger
ウォルター スクモーガー ジェフリー
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Eastman Kodak Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理後、フィルム中に残留する緑色増感色素
の望ましくない480nmの吸収に基づくプリンター適
合性不良のない写真要素を提供することを目的とする。 【解決手段】 青感性ハロゲン化銀乳剤第一層および緑
色光増感ハロゲン化銀乳剤第二層を担持する支持体を含
んでなる多色ネガ写真要素であって、前記第二層が緑色
色素を含有し、そして前記第一層が、現像剤酸化体とカ
プリングする際、460〜510nmの範囲の吸収極大
を有する色素を生成する色相補正カプラーと組合わさっ
ているので、前記要素の中間スケールでのD480/D
440濃度比が、前記の色相補正カプラーなしの要素が
示すものより大きい多色ネガ写真要素。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発色現像剤酸化体
との反応後に460〜510nmの範囲にピーク吸収を
有する色素を生成するカプラ−を、青感性層と組合わせ
て含有せしめることにより、プリンター適合性が改良さ
れたカラーネガ写真要素に関する。
【0002】
【従来の技術】カラーネガ−ポジ写真方式は、あるシー
ンをカラーネガフィルム上に露光することに基づいてい
る。この露光ネガを、次にネガティブ作動性カラー写真
印画紙上に投影して、現像後、カラー反射プリントの状
態で所望のポジ画像を形成する。写真印画紙を正確に露
光するために、露光時間、並びに印画紙の露光に用いる
赤色、緑色および青色の光量間のバランスを調整できる
ように、3種類のカラーレコード(赤、緑、青)におけ
るネガの平均濃度を測定しなければならない。
【0003】写真仕上げ業においては、赤色、緑色およ
び青色のフィルターを用いて、ネガの平均カラー濃度を
走査することが一般的に行われている。これらのフィル
ターについては一律の基準はない。フィルターの組み合
わせが異なれば、同一のネガを異なって読み取ることが
あり、これはこれらのフィルターが受ける光量が変動す
るからである。殆どの場合、プリンターフィルターセッ
トの応答は、後の印画紙の露光の算出において考慮され
るから、このことは問題にはならない。しかしながら、
この方法では、特定のプリンター装置により読み取られ
るものとして、測定された任意の、そしてすべてのネガ
の赤色、緑色および青色の濃度が、各ネガにおける実際
のカラー濃度を反映すると仮定している。
【0004】カラーネガフィルムは、それらが任意の所
定のシーンについてカラーバランスの差異が許容可能で
ある最終写真プリントを形成するならば、ある特定のプ
リンターについて”プリンター適合性あり(print
er compatible)”と考えられている。写
真仕上げ業においては、ネガ要素のタイプもしくは組成
に拘わらず、そして要素の露光レベルに拘わらず、カラ
ーバランスが正確であるプリントを常に形成することが
望ましい。カラーバランスを十分に達成するためには、
すべてのネガは、プリンター(そのフィルターセットを
用いて)、およびネガがプリントされる写真印画紙の両
者により読み取られるものとして、その濃度が等しい応
答を与えることが求められるであろう。したがって、す
べてのネガが、最小露光から最高露光の露光スケール全
体にわたって、波長−波長に同一の濃度を与えることが
必要である。
【0005】実際には、このようにはならない。写真仕
上げ業において見られるように、異なるネガ要素のある
波長−ある波長での濃度(分光写真)応答は広く変動す
る。異なる市販ソースから得られるネガは、異なる分光
写真応答を有する全く異なるカプラーを用いることが多
い。加えるに、異なるカプラーによれば、凝集の量およ
びタイプが異なり、並びに露光の相関としての他の色相
シフト現象が異なるので、露光スケール全体にわたっ
て、ネガの任意の特定波長での濃度シフトを引き起こ
す。さらに、一般的色相は同じであるが同一の色相では
ない異なるカプラーを、単一カラー記録に用いるのが普
通である。例えば、典型的層は、画像カプラーと、同一
の一般的クラスに属する異なる色素を生成する画像改質
剤からなってよい。生成される異なる色素が同一でなけ
れば、色相全体のシフトが、各種のカプラー間の活性の
相違に応じて、露光の相関として起こることがある。最
終的に、そして本発明において最も重要なこととして、
フィルムの成分に依って、処理中に異なるレベルのステ
インまたは望ましくないカラー源がフィルム中に保持、
生成または導入されることがあるので、ネガが異なれ
ば、互いに分光光度的に変動するであろう。
【0006】青感性記録では、緑感性記録により生じる
問題と異なるプリンター適合性の問題が生じる。例え
ば、最高走査応答の青色波長は、印画紙のピーク感度か
らかなり偏る。一方、緑色記録の適合性の問題は、吸収
曲線の形状またはバンド幅からさらに生じる。さらに、
各種の製造業者は、彼らのカラー印画紙の緑色記録のた
めに本質的に同一の分光感度を用いるが、青色記録は製
造業者間でかなり異なる。
【0007】そのプリンターにより見られるような青色
記録の変動は、(1)例えば、異なる2種類の異なるカ
プラーから形成される2種類のイエロー色素間の色相の
差異に基づいて、所定の青色記録についての露光レベル
の相関として生じるもの;および(2)例えば、像様ス
テインまたは色素凝集のような、異なる写真要素の化学
構成の変動の相関として生じるものとして目視すること
ができる。ネガ間の波長−波長濃度応答のこれらの変動
のいずれも、青色記録において特に問題となる。市販の
写真印画紙は、典型的に470nm〜480nmの青色
光に対して最高感度を有するが、これはプリンターラン
プが、緑色光および赤色光の量と比較して約440nm
で不十分な光量しか生じさせないからである。市販のカ
ラーネガフィルムは、プリンターによる過剰の緑色濃度
応答を防止するために、典型的に440nm〜445n
mに最高濃度を有する色素を生じるイエローカプラーを
含有する。プリンターは、典型的に440〜445nm
の範囲に最高感度を有する青色フィルターを使用する。
このように、すべてのネガフィルムが、露光スケール全
体にわたって、480nmと比較した440nm範囲の
濃度との間に、同一の関係を有することが望ましい。2
種類のネガが、440nmと480nm範囲間で異なる
関係を有するならば、得られるプリントは、同時にプリ
ンターおよび印画紙の両者に同一に見えることがないの
で、異なるカラーを有するであろう。
【0008】480と440濃度間の関係の変動に重要
な影響を与えるものは、ネガ要素の処理後に残留する緑
色増感色素により引き起こされるステインの存在であ
る。この点で、残留緑色増感色素は、典型的に510n
m範囲において広く吸収し、440nmにおけるより4
80nmにおける濃度に遙に大きく寄与し、したがって
ステインに対する主な原因となる。さらに、このステイ
ンは、低現像域では(この域では、増感色素がなお銀表
面に十分に吸着し、そして現像工程で有意に除去されな
い)最高であり、高現像域では(この域では、増感色素
の現像の際、部分的に表面から除去され、定着前でさえ
も洗い出される機会ガ十分にある)最低である点で、反
−像様であることが多い。現像工程で増感色素が銀表面
からより高い程度まで除去されるならば、定着工程で除
去しなければならない色素は減少し、除去工程全体が向
上する。緑色層が露光されないか、または現像されない
(赤色または青色露光におけるように)場合でさえ、緑
色増感色素に基づくステインは、近隣現像層の影響故
に、反−像様である傾向がある。このように、異なるフ
ィルムは、異なるタイプのフィルム間のみならず、また
露光スケールを通じて、異なる量の緑色増感色素を保持
することがある。このことは、440nmに対する48
0nmでの比または濃度の変動、および異なるフィルム
間のみならずネガの露光が変動するにつれ得られるプリ
ントのカラーバランスの変動を引き起こすであろう。
【0009】このように、異なるネガ間の、または特定
ネガについて露光スケール内での440nmと480n
mでの濃度差の変動が、最終プリントのカラーバランス
の変動を引き起こすことがある。残留緑色増感色素に基
づくステインは、反−像様的に変動し、この問題の程度
は、露光レベルが増加するにつれ低下する。440nm
と480nmの範囲間でのそれらの応答が異なるフィル
ムから、カラーバランスが調和したカラープリントを得
るために、仕上げ業者は、その特定のフィルムのための
露光を正しく算出するように異なるフィルムを分別しな
ければならないか、あるいは仕上げ業者は、プリント作
業の際カラーバランスを手動で調整することができる。
これらの作業は望ましくなく、作業コストが高くなり、
プリンター出力が低下し、作業員のエラーの機会が増加
する。分別を用いないプリンターでは(単一チャンネル
プリンター)、すべてのフィルムに許容可能な/最適化
プリントを同時に形成することは不可能である。それら
のネガフィルムを他のフィルムから分別することなく、
またはカラーバランスを手動で調整することなく、異な
るプリンターでプリントすることができ、それでもなお
カラーバランスの良好な印画紙プリントを得ることがで
きるカラーネガフィルムを有することは望ましいであろ
う。
【0010】プリンター応答を調整するために、写真的
に不活性な着色剤を写真要素に添加できることは知られ
ている。例えば、米国特許出願番号第075,068号
(1993年6月10日出願)および米国特許第5,2
38,797号の両者は、プリンター適合性を向上させ
るために、560nmより高いピーク吸収を有する写真
上不活性の着色剤の使用について記載している。しかし
ながら、その補正が像様ではないので、この方法は限ら
れている。不活性色素によりもたらされる濃度量は、露
光スケール全体にわたって固定され且つ一定である。高
露光では補正量は不十分であり、一方、低露光では補正
は過剰になるであろう。露光スケール中の一点において
のみ、補正度が理想的になるであろう。加えるに、これ
らの不活性着色剤は、余りに深色性(560nmより大
きい吸収極大)であり、青色記録の前記課題、すなわ
ち、440nm〜480nmの範囲での課題の解決には
至らない。
【0011】米国特許出願番号第139,238号(1
993年10月19日出願)は、550nmと比較し
て、560〜580nmでの濃度が不十分なマゼンタカ
プラーを用いた場合、緑色記録に関するプリンター適合
性を向上させるために、560nmより大きい吸収極大
を有する色素を現像後に形成する色相補正カプラーの使
用について記載している。米国特許第5,270,15
6号は、1−ペンタクロロフェニル−4−アゾフェニル
−5−ピラゾロンマスキングカプラーとピラゾロトリア
ゾールマゼンタ画像カプラーを組み合わせて最終プリン
トのカラー変動を最小にすることについて記載してい
る。しかしながら、これらの材料は緑色記録(530n
m〜590nm)に影響を与えるが、青色記録、すなわ
ち、440〜480nmの範囲の前記課題の解決には至
らない。
【0012】先に引用した先行技術に記載されているよ
うな緑色記録の異なる範囲の濃度における不調和により
引き起こされるプリンター適合性の課題は、マゼンタカ
プラーの選択およびそれに続いて形成されるマゼンタ色
素から主に生じる結果である。このマゼンタ画像色素の
課題は、追加量のマゼンタ色素がその際に形成されるの
で、露光レベルの増加と共に悪化するものの一つであ
る。一方、イエロー記録についての現在の問題点は、露
光レベルの増加と共に改良されるものの一つである。青
色記録、特に低露光での青色記録の重要な点は、440
nmにおけるより450nmにおける濃度に、より影響
を与える残留緑色増感色素の存在による。このイエロー
カラード種は、低露光域における480nmでの青色濃
度に、より影響を与え、高露光域においてはその影響が
少ない点で反−画像様に存在する。このように、440
nmと比較して480nmでの濃度の変動が、異なるフ
ィルム間のみならず、露光スケール全体にわたって課題
である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】処理後、フィルム中に
残留する緑色増感色素の望ましくない480nmの吸収
に基づくプリンター適合性不良がない写真要素を提供す
ることが望ましい。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、青感性ハロゲ
ン化銀乳剤第一層および緑色光増感ハロゲン化銀乳剤第
二層を担持する支持体を含んでなる多色ネガ写真要素で
あって、前記第二層が緑色光に増感された色素を含有
し、そして前記第一層が、現像剤酸化体とカプリングす
る際460〜510nmの範囲に吸収極大を有する色素
を生成する色相補正カプラーと組合わさっているので、
D480/D440濃度比が、前記の色相補正色素なし
の要素が示すものより大きい多色ネガ写真要素を提供す
る。本発明は、また本発明の色相補正(修正)カプラー
と組合わさった青感性ハロゲン化銀乳剤層、および本発
明の写真要素に画像を形成する方法をも含む。
【0015】本発明は、処理後、フィルム中に残留する
緑色増感色素の望ましくない480nmの吸収に基づく
プリンター適合性不良がない写真要素を提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】プリンターにより検出される青色
記録の変動をより少なくするという目的は、処理後、4
60〜510nm間にピーク吸収を有する色素を形成す
るカプラー(以下、色相補正カプラーと称される)をフ
ィルムにさらに添加することにより、440nmでの濃
度と比較して480nmで十分な濃度を有しないフィル
ムにおいて達成することができる。その結果、このよう
なフィルムの青色濃度は、480nmで十分な濃度を有
し、そして露光スケール全体にわたって一定のままであ
る他のフィルムと比較して、プリンターおよび写真印画
紙の両者に同様に見える。このことは、任意のフィルム
ネガから形成される最終の印画紙画像が、カラーバラン
ス全体にわたってその写真仕上げ業により見られるのと
同様であり、かつ露光スケール全体にわたって一定であ
ることを意味する。
【0017】特に断らない限り、濃度値は、フィルム
の”中性中間スケール露光”で測定することが理解され
るであろう。本出願の目的のために、中性中間スケール
露光とは、要素のISOスピードを+0.82logE
露光単位超える点での中性(すなわち、3種類のカラー
記録すべて)露光を意味する。これは、正確に露光され
たネガの平均濃度範囲(中間スケール露光と称されるこ
とが多い)に近似する。
【0018】本発明は、前記色相補正カプラーが存在し
ないと、中性中間スケール露光での要素のD480/D
440が0.95以下(特に、D480/D440が
0.9以下またはさらに0.85以下)である前記タイ
プのカラー写真ネガに特に用途がある。前記色相補正カ
プラーは、高露光条件下で少なくとも0.06、好まし
くは少なくとも0.10(さらに好ましくは少なくとも
0.15)のD480/D440増加をもたらすべきで
ある。この色相補正カプラーは、ネガの写真処理の際、
脱色または除去されない色素を生成すべきである。色素
補正カプラーから生成する色素の半帯域幅(”HB
W”)は、20〜200nmであることができ、好まし
くは50〜150nmである。”HBW”は、1/2極
大高さでの吸収ピークの幅である。色相補正カプラーの
望ましくない吸収により引き起こされることがある緑色
濃度の増加を最小に保つことも好ましい。この点で、中
性中間スケールでの要素のD550/D440の増加
(色相補正カプラーにより引き起こされる)は、色相補
正カプラーが中性中間スケールでD480/D440を
増加させる量より小さいことが好ましい。
【0019】色相補正カプラーおよびそれから得られる
色素は、非拡散性であることが好ましく、すなわち、長
期保存の際、塗布層に残留することが好ましい。このこ
とは、例えば、カプラーをバラスト化するか、またはカ
プラーをポリマー主鎖に結合させることにより達成する
ことができる。色相補正カプラーによりもたらされる4
80nmでの濃度範囲は、0.001〜2.0、好まし
くは0.005〜1.0であるべきである。適切には、
色相補正カプラーの塗布レベルは、約0.0002g/
2 〜5g/m2 、さらに適切には約0.001g/m
2 〜2g/m2、さらに典型的には0.01〜1g/m
2 である。色相補正カプラーが、熱安定性と同時に光安
定性の点の両者で優れた安定性を有するので、そのネガ
のカラーバランス状況が経時変化しないことも極めて望
ましい。
【0020】本発明の色相補正カプラーは、青感性層と
組合わさっている(青感性層中に配置するか、または青
感性層に近接する)。青色光に対して異なる感度を有す
る層が2層以上存在する場合は、色相補正カプラーが、
480nm範囲に追加濃度を必要とする濃度域に主に寄
与する青感性層に存在することが望ましい。例えば、4
80nmでの濃度を高露光域で増加させる必要があるな
らば、感度が低い層に配置するのが好ましい。480n
mでの濃度を低露光域で増加させる必要があるならば、
最高感度の青感性層に配置するのが好ましい。任意の他
のタイプのカプラー、例えば、当該技術分野において知
られているマスキングカプラー、現像抑制剤放出カプラ
ー、漂白促進剤放出カプラー等を色相補正カプラーと共
に存在させてもよい。
【0021】本発明の色相補正カプラーは、現像剤酸化
体と反応した際、当該技術分野において知られている任
意の写真有用基を放出し、色相補正以外の追加の機能を
発揮することもできる。写真有用基の例としては、現像
抑制剤(直接的にもしくはタイミング基を介して間接的
に)、アゾ基、漂白促進剤、現像促進剤、電子移動剤、
漂白抑制剤等を挙げることができるが、これらに限定さ
れない。
【0022】本発明の色相補正カプラーは、当該技術分
野において知られている方法、例えば、水中油形分散
体、ポリマー、固体粒子またはラテックス、例えば、こ
の出願において後述するResearch Discl
osureに記載されている方法で、本発明の写真フィ
ルム中に導入せしめることができる。色相補正カプラー
は、別のカプラーと共に共分散させてもよい。色相補正
カプラーから生成される色素のピーク吸収は、環境に大
きく依存し、それ故カプラー溶剤、添加物および分散条
件を適切に選択することにより所望の濃度要件を与える
ように操作してもよいことを理解すべきである。
【0023】すでに述べたように、本発明は、440n
m域と比較して480nm域に低濃度を有する現像ネガ
を、さらに高いD480/D440比に調整するための
手段を提供する。その結果、本発明ネガは、任意のタイ
プのイエローカプラー、またはカラー現像剤酸化体と反
応する際、480nmに比較的低い吸収(例えば、中性
中間スケール露光でのD480/D440が0.95以
下)を有する青色記録を形成するイエローカプラーの組
み合わせを含有する。本発明のネガ要素は、特にイエロ
ー画像色素形成性カプラーとして、アシルアセトアニリ
ド(例えば、米国特許第5,118,599号に記載さ
れているもの)またはマロンジアニリド(例えば、ヨ−
ロッパ特許第0 482 522A1号に記載されてい
るもの)を始めとするアシルアセトアミド(例えば、ヨ
−ロッパ特許第0 447 969A1号に記載されて
いるもの)を含有する。これらのイエロー画像カプラー
は、2当量であること、すなわち、現像剤酸化体と反応
する際、放出されるカプリング離脱基を含有することが
好ましい。
【0024】所望の写真特性を保持するための必要性以
外は、使用する色相補正カプラーの特定の式は本発明に
ついて限定的ではないが、以下が、本発明に用いるのに
適切な色相補正カプラーの例である:
【0025】
【化1】
【0026】
【化2】
【0027】特に断らない限り、本明細書における分子
上に置換可能な置換基としては、置換もしくは非置換
の、写真用途に必要な特性を失わせない任意の基が挙げ
られる。用語”基”は置換可能な水素を含有する置換基
の定義に適用される場合は、置換基の非置換形のみなら
ず、また本明細書に挙げた任意の基(複数を含む)でさ
らに置換された形のものも包含することを意図する。適
切には、基は、ハロゲンであるか、または炭素、珪素、
酸素、窒素、リンもしくはイオウ原子により分子の残基
に結合していてもよい。これら置換基は、例えば、ハロ
ゲン、例えば、塩素、臭素もしくはフッ素;ニトロ;ヒ
ドロキシ;シアノ;カルボキシル;またはさらに置換さ
れていてもよい基、例えば、アルキル(直鎖もしくは枝
状アルキル、例えば、メチル、トリフルオロメチル、エ
チル、t−ブチル、3−(2,4−ジ−t−ペンチルフ
ェノキシ)プロピルおよびテトラデシル;アルケニル、
例えば、エチレン、2−ブテン;アルコキシ、例えば、
メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、2−メト
キシエトキシ、sec−ブトキシ、ヘキシルオキシ、2
−エチルヘキシルオキシ、テトラデシルオキシ、2−
(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)エトキシおよ
び2−ドデシルオキシエトキシ;アリール、例えば、フ
ェニル、4−t−ブチルフェニル、2,4,6−トリメ
チルフェニル、ナフチル;アリールオキシ、例えば、フ
ェノキシ、2−メチルフェノキシ、α−もしくはβ−ナ
フチルオキシおよび4−トリルオキシ;カルボンアミ
ド、例えば、アセトアミド、ベンゾアミド、ブチルアミ
ド、テトラデカンアミド、α−(2,4−ジ−t−ペン
チルフェノキシ)アセトアミド、α−(2,4−ジ−t
−ペンチルフェノキシ)ブチルアミド、α−(3−ペン
タデシルフェノキシ)ヘキサンアミド、α−(4−ヒド
ロキシ−3−t−ブチルフェノキシ)テトラデカンアミ
ド、2−オキソ−ピロリジン−1−イル、2−オキソ−
5−テトラデシルピロリン−1−イル、N−メチルテト
ラデカンアミド、N−スクシンイミド、N−ナフタルイ
ミド、2,5−ジオキソ−1−オキサゾリジニル、3−
ドデシル−2,5−ジオキソ−1−イミダゾリルおよび
N−アセチル−N−ドデシルアミノ、エトキシカルボニ
ルアミノ、フェノキシカルボニルアミノ、ベンジルオキ
シカルボニルアミノ、ヘキサデシルオキシカルボニルア
ミノ、2,4−ジ−t−ブチルフェノキシカルボニルア
ミノ、フェニルカルボニルアミノ、2,5−(ジ−t−
ペンチルフェニル)カルボニルアミノ、p−ドデシルフ
ェニルカルボニルアミノ、p−トルイルカルボニルアミ
ノ、N−メチルウレイド、N,N−ジメチルウレイド、
N−メチル−N−ドデシルウレイド、N−ヘキサデシル
ウレイド、N,N−ジオクタデシルウレイド、N,N−
ジオクチル−N’−エチルウレイド、N−フェニルウレ
イド、N,N−ジフェニルウレイド、N−フェニル−N
−p−トルイルウレイド、N−(m−ヘキサデシルフェ
ニル)ウレイド、N,N−(2,5−ジ−t−ペンチル
フェニル)−N’−エチルウレイドおよびt−ブチルカ
ルボンアミド;スルホンアミド、例えば、メチルスルホ
ンアミド、ベンゼンスルホンアミド、p−トルイルスル
ホンアミド、p−ドデシルベンゼンスルホンアミド、N
−メチルテトラデシルスルホンアミド、N,N−ジプロ
ピルスルファモイルアミノおよびヘキサデシルスルホン
アミド;スルファモイル、例えば、N−メチルスルファ
モイル、N−エチルスルファモイル、N,N−ジプロピ
ルスルファモイル、N−ヘキサデシルスルファモイル、
N,N−ジメチルスルファモイル;N−〔3−(ドデシ
ルオキシ)プロピル〕スルファモイル、N−〔4−
(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)ブチル〕スル
ファモイル、N−メチル−N−テトラデシルスルファモ
イルおよびN−ドデシルスルファモイル;カルバモイ
ル、例えば、N−メチルカルバモイル、N,N−ジブチ
ルカルバモイル、N−オクタデシルカルバモイル、N−
〔4−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)ブチ
ル〕カルバモイル、N−メチル−N−テトラデシルカル
バモイルおよびN、N−ジオクチルカルバモイル;カル
ボニル、例えば、アセチル、(2,4−ジ−t−アミル
フェノキシ)アセチル、フェノキシカルボニル、p−ド
デシルオキシフェノキシカルボニル、メトキシカルボニ
ル、ブトキシカルボニル、テトラデシルオキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、
3−ペンタデシルオキシカルボニルおよびドデシルオキ
シカルボニル;スルホニル、例えば、メトキシスルホニ
ル、オクチルオキシスルホニル、テトラデシルオキシス
ルホニル、2−エチルヘキシルオキシスルホニル、フェ
ノキシスルホニル、2,4−ジ−t−ペンチルフェノキ
シスルホニル、メチルスルホニル、オクチルスルホニ
ル、2−エチルヘキシルスルホニル、ドデシルスルホニ
ル、ヘキサデシルスルホニル、フェニルスルホニル、4
−ノニルフェニルスルホニルおよびp−トルイルスルホ
ニル;スルホニルオキシ、例えば、ドデシルスルホニル
オキシおよびヘキサデシルスルホニルオキシ;スルフィ
ニル、例えば、メチルスルフィニル、オクチルスルフィ
ニル、2−エチルヘキシルスルフィニル、ドデシルスル
フィニル、ヘキサデシルスルフィニル、フェニルスルフ
ィニル、4−ノニルフェニルスルフィニルおよびp−ト
ルイルスルフィニル;チオ、例えば、エチルチオ、オク
チルチオ、ベンジルチオ、テトラデシルチオ、2−
(2、4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)エチルチオ、
フェニルチオ、2−ブトキシ−5−t−オクチルフェニ
ルチオおよびp−トリルチオ;アシルオキシ、例えば、
アセチルオキシ、ベンゾイルオキシ、オクタデカノイル
オキシ、p−ドデシルアミドベンゾイルオキシ、N−フ
ェニルカルバモイルオキシ、N−エチルカルバモイルオ
キシおよびシクロヘキシルカルボニルオキシ;アミン,
例えば、フェニルアニリノ、2−クロロアニリノ、ジエ
チルアミン、ドデシルアミン;イミノ、例えば、1−
(N−フェニルイミド)エチル、N−スクシンイミドま
たは3−ベンジルヒダントイニル;ホスフェート、例え
ば、ジメチルホスフェートおよびエチルブチルホスフェ
ート;ホスファイト、例えば、ジエチルおよびジヘキシ
ルホスファイト;複素環式基、複素環式オキシ基または
複素環式チオ基であって、その各々が置換されていても
よく、炭素原子並びにおよび酸素、窒素およびイオウか
らなる群より選ばれる少なくとも1個のヘテロ原子から
なる3〜7員の複素環式環を含有するもの、例えば、2
−フリル、2−チエニル、2−ベンゾイミダゾリルオキ
シまたは2−ベンゾチアゾリル;第四アンモニウム、例
えば、トリエチルアンモニウム;並びにシリルオキシ、
例えば、トリメチルシリルオキシであってよい。
【0028】必要に応じて、これらの置換基はそれ自身
前記置換基で一回以上さらに置換されてもよい。用いら
れる特定の置換基は、特定用途に望ましい写真特性を得
るために当業者により選択されてよく、例えば、疎水性
基、可溶化基、ブロック基、離脱性基もしくは離脱可能
基等を挙げることができる。一般に、前記基およびその
置換基は48個までの炭素原子、典型的に1〜36個の
炭素原子、通常は、24個未満の炭素原子のものが挙げ
られるが、選択された特定の置換基に応じてそれ以上の
数も可能である。
【0029】望ましい場合には、本発明の写真要素は、
Research Disclosure、1992年
11月、Item 34390、(Kenneth M
ason Publication,Ltd.,Dud
ley Annex,12aNorth Stree
t,Emsworth,Hampshire P010
7DQ,England発行、その内容は、引用する
ことにより本明細書に包含する)に記載されているよう
な塗布磁性層と関連付けて用いることもできる。本発明
材料を小さいフォーマットで用いるのが望ましい場合
は、Research Disclosure、199
4年6月、Item 36230に適切な実施態様があ
る。
【0030】本発明の乳剤および要素に用いるのに適切
な材料の以下の検討は、Research Discl
osure、1994年9月、Item 36544を
参考にして行うであろう。Research Disc
losureは、前記より入手可能であり、以下、”
esearch Disclosure”と称し、その
内容は、引用することにより、そこに引用されている特
許および刊行物も含めて本明細書に包含し、以下の節は
Research Disclosureの節である。
【0031】前記した以外では、本発明に用いるハロゲ
ン化銀乳剤含有要素は、この要素と共に用意されている
このタイプの処理指示書(すなわち、カラーネガ、反転
または直接ポジ処理)に示されているように、ネガティ
ブ作動性乳剤、またはポジティブ作動性乳剤であること
ができる。適切な乳剤およびそれらの調製並びに化学増
感および分光増感の方法は第I節〜第V節に記載されて
いる。各種添加物、例えば、UV色素、蛍光増白剤、カ
ブリ防止剤、安定剤、光吸収剤および散乱剤、物性改質
性添加物、例えば、硬膜剤、塗布助剤、可塑剤、潤滑剤
およびマット剤は、例えば、第II節および第VI節〜
第VIII節に記載されている。発色材料は第X節〜第
XIII節に記載されている。走査促進は、第XIV節
に記載されている。支持体、露光、現像方式、処理方法
および処理剤は、第XV節〜第XX節に記載されてい
る。本発明の写真要素に用いるのに適切な他の成分を含
む望ましい写真要素および処理工程は、Researc
h Disclosure,1995年2月、Item
37038、に記載されている。
【0032】Research Disclosur
e,1979年11月、Item 18716(Ken
neth Mason Publication,Lt
d.,Dudley Annex,12a North
Street,Emsworth,Hampshir
e P010 7DQ,Englandより入手可能で
あり、引用することにより本明細書に包含する)に記載
されているような反射カラープリントを得るのに、本発
明の概念を用いることができることもまた意図してい
る。
【0033】ネガティブ作動性ハロゲン化銀では、この
処理工程によりネガ画像をもたらす。前記要素は、Th
e British Journal of Phot
ography Annual (1988年)、19
1〜198頁に記載されているように、既知のKoda
kC−41発色処理により処理することができる。適用
可能な場合は、前記写真要素は、カラープリント処理、
例えば、the British Journal o
f Photography Annual(1988
年)、198〜199頁に記載されているように、Ea
stman Kodak CompanyのRA−4処
理に従って処理してもよい。このようなネガティブ作動
性乳剤は、典型的にカラーネガ方法、例えば、前記のC
−41またはRA−4処理を用いる処理に対する指示書
と共に販売されている。ポジ画像(または反転画像)を
得るためには、発色現像工程は非発色現像主薬でまず現
像処理して露光されたハロゲン化銀を現像(色素は生じ
ない)し、次いでその要素を均一にカブらせて未露光ハ
ロゲン化銀を現像可能にすることができる。このような
反転乳剤は、典型的にカラー反転方法、例えば、E−6
を用いる処理に対する指示書と共に販売されている。あ
るいは、直接ポジ乳剤を用いてポジ画像を得ることもで
きる。
【0034】好ましい発色現像主薬はp−フェニレンジ
アミン類であり、例えば、以下を挙げることができる:
4−アミノ−N,N−ジエチルアニリン塩酸塩、4−ア
ミノ−3−メチル−N,N−ジエチルアニリン塩酸塩、
4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(2−メタ
ンスルホンアミド−エチル)アニリンセスキ硫酸塩水和
物、4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(2−
ヒドロキシエチル)アニリン硫酸塩、4−アミノ−3−
(2−メタンスルホンアミド−エチル)−N,N−ジエ
チルアニリン塩酸塩および4−アミノ−N−エチル−N
−(2−メトキシエチル)−m−トルイジン ジ−p−
トルエンスルホン酸。
【0035】現像後に、銀またはハロゲン化銀除去のた
めの漂白、定着もしくは漂白−定着、洗浄および乾燥を
行う。本明細書に引用されている同時係属出願、特許お
よび他の刊行物の内容全体を、引用することにより本明
細書中に包含する。
【0036】
【実施例】本発明を、以下の単一層および多層について
の例において説明する。酢酪酸セルロース透明フィルム
支持体に、ゼラチン(3.77g/m2 )、青色増感臭
ヨウ化銀乳剤(0.807g/m2 )、およびイエロー
画像カプラー(1.076g/m2 :単独塗布の場合;
または0.699g/m2 :0.377g/m2 で色相
補正カプラーと共に塗布する場合)を塗布することによ
り単一層写真要素を調製した。次に、2.70g/m2
のゼラチンおよび総ゼラチンに基づいて1.75重量%
のビス−ビニルスルホニルメチルエーテル硬化剤を含む
層を、この層にオーバーコートした。すべてのカプラー
を、それ自身の重量のジブチルフタレート中に分散させ
た。
【0037】所定の波長測定のすべては、KODAK
FLEXICOLOR II Process(Bri
tish Journal of Photograp
hyAnnual、1988年、196〜198頁にお
けるように、ネガフィルムの現像用にこの業界で典型的
に用いられるような2−〔(4−アミノ−3−メチルフ
ェニル)エチルアミノ〕エタノールを用いる、要素の現
像を参考にする。各要素試料を、段階化濃度試験物体を
介して像様露光し、次いで BritishJourn
al of Photography Annual
1988年、196〜198頁に記載されているような
KODAK FLEXICOLORII(C41)に付
した。濃度および分光写真測定は、表示された波長およ
び/または露光値で行った。440nmでの濃度に対す
る480nmでの濃度の比は、イエロー色相の広がりの
目安である。露光については、低とは、Dminより
0.15上の濃度に最も近似する濃度を有する段階で行
った測定を意味し、中とは、Dminより1.0上の濃
度に最も近似する段階で、そして高とは、最高濃度で行
った測定を意味する。
【0038】第I表は、HCC−1のような色相補正カ
プラーを添加すると、440nmと比較して480nm
での青色記録の濃度を大幅に高めることを実証するもの
である。このことは、色相補正カプラーを含有するフィ
ルムは、プリンター(約440nmを読み取る)および
写真印画紙(約480nmを読み取る)の両者に対して
もっと同じように見えることを意味する。2種類のイエ
ローカプラーを単に組み合わせることは、例え、その一
方が他方に対して深色であっても、本発明の色相補正カ
プラーのように480nmでの濃度を十分に増加させる
のには不十分である。深色画像カプラーDまたはEを添
加しても、ヒプソクロミック(hyposochrom
ic)画像カプラーBまたはCのD480/D440比
は高めないが、HCC−1を添加するとそれを凌ぐこと
に注目されたい。
【0039】
【表1】
【0040】使用材料の構造は、以下の通りである:
【0041】
【化3】
【0042】
【化4】
【0043】
【化5】
【0044】本発明の原理のいくつかを実証する多層フ
ィルムを、適切な比較と共に、以下のように調製した:比較例14(CML−1) 以下の層を三酢酸セルロースフィルム支持体上に塗布す
ることにより、比較の多層写真要素を調製した(塗布量
は1m2 当たりのgであり、乳剤サイズはディスク遠心
分離法により測定し、直径x厚さ(ミクロン)で報告す
る); 層1(ハレーション防止層):黒色コロイド状銀ゾル
(0.140);ゼラチン(2.15);OxDS−1
(0.108)、色素−1(0.049);色素−2
(0.017);および色素−3(0.014)。
【0045】層2(低感度シアン層):以下の3種類の
赤色増感(すべてRSD−1およびRSD−2の混合物
と共に)ヨウ臭化銀乳剤の配合物:(i)大サイズ平板
状粒子乳剤(1.3x0.118、4.1モル%I)
(0.522)、(ii)小平板状乳剤(0.85x
0.115、4.1モル%I)(0.337)、および
極小平板状粒子乳剤(0.55x0.115、1.5モ
ル%I)(0.559);ゼラチン(2.85);シア
ン色素形成性カプラーC−1(0.452);DIRカ
プラー、DIR−1(0.043);漂白促進剤放出カ
プラーB−1(0.054);およびカブリ防止剤、4
−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラ
アザインデン(0.016)。
【0046】層3(高感度シアン層):赤色増感(上記
と同じ)平板状ヨウ臭化銀乳剤(2.2x0.128、
4.1モル%I)(0.086);シアンカプラーC−
1(0.081);DIR−1(0.034);MC−
1(0.043);ゼラチン(1.72);およびカブ
リ防止剤、4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3
a,7−テトラアザインデン(0.010)。
【0047】層4(中間層):ゼラチン(1.29)。 層5(低感度マゼンタ層):以下の2種類の緑色増感
(両者ともGSD−1およびGSD−2の混合物と共
に)ヨウ臭化銀乳剤の配合物:(i)0.54x0.0
91、4.1モル%ヨウ化物)(0.194)および、
(ii)0.52x0.085、1.5モル%ヨウ化
物)(0.559);マゼンタ色素形成性カプラーM−
1(0.258);ゼラチン(1.08);およびカブ
リ防止剤、4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3
a,7−テトラアザインデン(0.005)。
【0048】層6(中感度マゼンタ層):以下の2種類
の緑色増感(上記と同じ)平板状ヨウ臭化銀乳剤の配合
物:(i)1.3x0.113、4.1モル%I)
(0.430)および、(ii)0.54x0.91、
4.1モル%I)(0.172);カプラーM−1
(0.086);MC−2(0.015);DIR−2
(0.016);ゼラチン(2.12);およびカブリ
防止剤、4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,
7−テトラアザインデン(0.003)。
【0049】層7(高感度マゼンタ層):緑色増感平板
状ヨウ臭化銀乳剤(1.8x0.127、4.1モル%
I)(0.689);ゼラチン(1.61);カプラー
M−1(0.059);MC−2(0.054);およ
びDIR−3(0.003)。 層8(イエローフィルター層):ゼラチン(0.8
6);Carey−Lea微細銀(0.043);およ
びOxDS−2(0.054)。
【0050】層9(低感度イエロー層):以下の3種類
の青色増感(すべてBSD−1と共に)平板状ヨウ臭化
銀乳剤の等量配合物:(i)0.50x0.085、
1.5モル%I)、(ii)0.60直径、3モル%
I、および(iii)0.68直径、3モル%I(全体
で0.430);イエロー色素形成性カプラーF(0.
699);イエロー色素形成性カプラーB(0.21
5);DIR−4(0.086);C−1(0.09
7);およびゼラチン(2.066)。
【0051】層10(高感度イエロー層):以下の2種
類の青色増感(YSD−1と共に)平板状ヨウ臭化銀乳
剤の配合物:(i)3.1x0.137、4.1モル%
I)(0.396)および、(ii)0.95直径、
7.1モル%I)(0.47);カプラーB(0.13
1);カプラーF(0.215);DIR−4(0.0
75);C−1(0.011);B−1(0.008)
およびゼラチン(1.08)。
【0052】層11(保護オーバーコートおよびUVフ
ィルター層):ゼラチン(1.61);臭化銀Lipp
man乳剤(0.215);UV−1およびUV−2
(1:1の比)(全体で0.023)並びにビス(ビニ
ルスルホニル)メタン硬化剤(総ゼラチン重量の1.6
%)。 当該技術分野に通常行われているように、界面活性剤、
塗布助剤、乳剤添加物、金属イオン封鎖剤、潤滑剤、マ
ット剤および着色性色素を、適切な層に添加した。
【0053】本例は、いくつかの市販カラーネガティブ
材料に用いられている、2種類のイエロー画像カプラー
混合物(カプラーBおよびF−第I表参照)を含むIS
O200 スピード多層フィルムを表す。このフィルム
は、他の市販製品に用いられている他のイエローカプラ
ー(カプラーA−第I表参照)と比較して、440nm
に対して480nmでの濃度が不十分である。比較例15(CML−2) 比較例15は、色素−4を0.054g/m2 で層1
(ハレーション防止層)に添加した以外は比較例14と
同様に調製した。色素−4は、480nmにλmaxを
有する写真的に不活性な色素である。本例は、非−像様
的に480nmの濃度が増加した多層フィルムを表す。
色素−4もまたいくつかの市販フィルム中に存在するこ
とに注目されたい。高露光レベルでは、比を増加させる
が、低露光レベルでは望ましくないことに比を高める原
因となるので、それによりΔを0.153まで増加させ
る。比較例16(CML−3) 比較例16は、比較の深色イエローカプラーGを低感度
イエロー層9に添加し(0.161)そしてカプラーF
のレベルを0.054g/m2 に調整してイエローカプ
ラーの総量を一定に保持した以外は、例14と同様に調
製した。この変化は、Δを減じる点で望ましい効果を奏
したが、0.004の程度に過ぎなかった。比較例17(CML−4) 比較例17は、比較の深色イエローカプラーGを層9に
添加(0.161)し、そしてカプラーFのレベルを
0.054g/m2 に調整してイエローカプラーの総量
を一定に保持した以外は、例14と同様に調製した。カ
プラーGは、ニトロ基以外はHCC−1と同一の構造を
有することに注目されたい。ニトロ基なしでは、前記カ
プラーは望ましい深色シフトなしの色素を形成する。Δ
の改良がなされたが、僅かな改良に過ぎなかった。本発明の実施例(IML−1) 本発明の実施例18は、HCC−1を低感度青色層9に
添加(0.161)し、そしてカプラーFのレベルを
0.054g/m2 に調整してイエローカプラーの総量
を一定に保持した以外は、例14と同様に調製した。本
発明の色相補正カプラーの補正効果は、主に高露光レベ
ルで発揮されたが、低露光値の望ましくないバルーニン
グは殆ど伴わなかった。
【0054】前記要素に用いられた材料の構造は、以下
の通りである:
【0055】
【化6】
【0056】
【化7】
【0057】
【化8】
【0058】
【化9】
【0059】
【化10】
【0060】
【化11】
【0061】
【化12】
【0062】
【化13】
【0063】比較例1〜13は、すべて異なる写真製造
業者から市販されているものである。比較例14〜17
および本発明例18の試験材料は、低感度イエロー記録
に位置することに注目されたい。このことは、この特定
のフォーマットの試験材料の効果を、層が現像される露
光域、即ち高露光でのみ最も明らかにする原因となるで
あろう。単一層について記載したように、これらの多層
フィルム要素は、青色層のみ段階露光され、そして処理
された。
【0064】
【表2】
【0065】第2表の市販の例1〜13から、製造業者
およびフィルムスピード並びに一定フィルム内の露光ス
ケールについて、市販製品にはD480/D440に大
幅な変動があることが明らかである。本発明の色相補正
カプラーは、青感性層と組み合わせて包含すると、この
差を低減する助けとなるであろう。例14〜18の多層
データに特に注意されたい。第2表は、最低感度青感性
記録において、本発明の色相補正カプラーを含有するフ
ィルムは、高露光において像様的に、440nmでの濃
度に比較して480nmでの濃度を高めることを実証し
ている。一方、本発明の色相補正カプラーでは、露光レ
ベルと共に480での濃度が増加する。かくして、これ
らの二つの効果全体では、全露光域にわたって比較的一
定のままであり、色再現性の課題の回避に役立ってい
る。CML−1に色相補正カプラーを添加してIML−
1を得ると、Δが低減する。加えるに、440nm〜4
80nm範囲の変動に対して感度が高い、KODAK
Model 3510Aプリンター、およびKODAK
EDGE写真印画紙を用いるプリント実験により、例
18、本発明の多層フィルムは、多層の比較例のいずれ
と比較しても、より青色の、そして中性色相により近い
(深色カプラーAを含有する市販の例と比較して)のプ
リントを与えることが確認された。
【0066】<追加の実施態様> <態様1> 前記色相補正カプラーの塗布レベルが、前
記色相補正カプラーがない場合に要素により得られるも
のより少なくとも0.06大きいD480/D440濃
度比を要素が有するようである請求項1記載の要素。 <態様2> 前記濃度比が、前記色相補正カプラーがな
い場合に要素により得られるものより少なくとも0.1
0大きい態様1記載の要素。 <態様3> 前記濃度比が、前記色相補正カプラーがな
い場合に要素により得られるものより少なくとも0.1
5大きい態様2記載の要素。 <態様4> 前記写真要素が、青色光に対して感光する
乳剤層を少なくとも2層含有し、前記層が、それぞれ高
感度および低感度である請求項1記載の写真要素。 <態様5> 前記色相補正カプラーが、低感度の感青色
光性層に含有されている態様4記載の要素。 <態様6> 前記色相補正カプラーが、以下からなる群
より選ばれる式のひとつにより表される請求項1記載の
要素。
【0067】
【化14】
【0068】<態様7> 色相補正カプラーの添加によ
り引き起こされる、中性中間スケール露光での要素のD
550/D440の増加が、色相補正カプラーの添加に
よる、中性中間スケール露光でD480/D440の増
加量より少ない請求項1記載の要素。 <態様8> 要素を露光後、請求項1記載の写真要素に
画像を形成するための方法であって、前記要素を発色現
像化学品と接触させることを含んでなる方法。 <態様9> 現像主薬酸化体とのカプリングの際、46
0〜510nmの範囲に吸収極大を有する色素を生じる
色相補正カプラーと組合わさっている青感性ハロゲン化
銀乳剤層。
【0069】本発明を、その好ましい実施例を特に参考
にして詳述したが、本発明の精神および範囲を逸脱する
ことなく変更および修正を行うことができることが理解
されるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェフリー ウォルター スクモーガー アメリカ合衆国,ニューヨーク 14612, ロチェスター,クロスビー レーン 295

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 青感性ハロゲン化銀乳剤第一層および緑
    色光増感ハロゲン化銀乳剤第二層を担持する支持体を含
    んでなる多色ネガ写真要素であって、前記第二層が緑色
    色素を含有し、そして前記第一層が、現像剤酸化体とカ
    プリングする際、460〜510nmの範囲に吸収極大
    を有する色素を生成する色相補正カプラーと組合わさっ
    ているので、前記要素の中間スケールでのD480/D
    440濃度比が、前記の色相補正カプラーなしの要素が
    示すものより大きい多色ネガ写真要素。
JP8107764A 1995-04-28 1996-04-26 多色ネガ写真要素 Pending JPH08304971A (ja)

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