JPH08304553A - 半導体検出素子モジュール及び半導体検出素子モジュールの製造方法 - Google Patents

半導体検出素子モジュール及び半導体検出素子モジュールの製造方法

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JPH08304553A
JPH08304553A JP10534295A JP10534295A JPH08304553A JP H08304553 A JPH08304553 A JP H08304553A JP 10534295 A JP10534295 A JP 10534295A JP 10534295 A JP10534295 A JP 10534295A JP H08304553 A JPH08304553 A JP H08304553A
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JP
Japan
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semiconductor
electrodes
electrode
semiconductor elements
module
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JP10534295A
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English (en)
Inventor
Haruo Kuroji
治夫 黒地
Masaya Kumasaki
昌也 熊▲さき▼
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GE Healthcare Japan Corp
Original Assignee
GE Yokogawa Medical System Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 両側面に電極が形成された複数の半導体素子
の電極が対向するように一列に配設される半導体検出素
子モジュールに関し、各半導体素子間で放電がなく、性
能の劣化がなく、外部に機械的強度の電極が露出しない
半導体検出素子モジュールを提供することを目的とす
る。 【構成】 各半導体素子10の下面に、少なくとも電極
12,13が形成された側面より突出する絶縁性の基板
14を取付け、各半導体素子10の基板14どうしを突
合せて一列に配設するとともに、半導体10の数を偶数
とし、両端の電極を他の電極に比べて外部衝撃に対して
損傷を受けにくい電極とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両側面に電極が形成さ
れた複数の半導体素子の前記電極が対向するように一列
に配設される半導体検出素子モジュール(module)及びそ
の製造方法に関する。
【0002】例えば、X線,γ線,β線等の放射線を用い
た医療用撮像装置や医療用スキャン装置において、近
年、検出器が小型になる等の理由により、半導体を用い
た検出器に関して種々の提案が行なわれている。
【0003】特に、医療用スキャン装置においては、多
チャンネルの検出器が必要である。本発明は、多チャン
ネルの半導体検出器に好適な半導体検出素子モジュール
に関する。
【0004】
【従来の技術】次に、図面を用いて従来の半導体検出素
子モジュールを説明する。図4は従来の半導体検出素子
モジュールの斜視図、図5は図4におけるA方向矢視
図、図6は図4における半導体素子の斜視図である。
【0005】先ず、図6を用いて、半導体素子1の構成
を説明する。図において、2は例えば、CdTe等の半導体
本体、3は半導体本体2の一方の側面に蒸着等の方法に
より形成され、信号を取り出すための信号(シグナル)電
極、4は半導体本体2の他方の側面に蒸着等の方法によ
り形成され、バイアス電圧が印加されるバイアス電極で
ある。
【0006】次に、図4及び図6を用いて、図4に示す
半導体素子をモジュールにした場合の構成を説明する。
これらの図において、各半導体素子1は例えば、絶縁シ
ート5を介して一列に配設されている。そして、絶縁シ
ート5を介して対向する隣接する二つの半導体素子1の
電極は、一方の電極が信号電極3ならば、他方の電極は
バイアス電極4である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成の半
導体モジュールにおいては、下記のような問題点があ
る。
【0008】(1) 隣接半導体素子1間で、絶縁シート5
を介して配設される。モジュールの各半導体素子1の小
ピッチ化を行なおうとすると、充分な厚さの絶縁シート
5を用いることができず、絶縁シート5の絶縁破壊が発
生し、隣接する半導体素子1間で放電する恐れがある。
【0009】(2) 半導体素子1は絶縁シート5を介して
一列の配設される。よって、半導体素子1を一列に整列
する際に、図4において、矢印B方向、即ち、各半導体
素子1の各電極3,4に略垂直な圧縮応力が作用する。
電極3,4に応力が作用すると、電極-半導体界面の状態
変化が起こり、暗電流増加等の性能劣化を引き起こす。
【0010】(3) 信号電極3及びバイアス電極4は、同
一金属,同一接合法とは限らない。よって、外部衝撃に
対する耐性も異なる。一方、図4に示す従来の半導体モ
ジュールの半導体素子1の配列では、一方の端部の電極
と他方の端部の電極は異なり、必ず弱い方の電極が外部
に露出してしまう問題点がある。
【0011】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、各半導体素子間で性能の劣化がない
半導体モジュール及び半導体モジュールの製造方法を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する半導
体素子モジュールの発明は、両側面に電極が形成された
複数の半導体素子の前記電極が対向するように一列に配
設される半導体検出素子モジュールにおいて、前記各半
導体素子の下面に、少なくとも前記電極が形成された側
面より突出する絶縁性の基板を取付け、前記各半導体素
子の基板どうしを突合せて一列に配設するものである。
【0013】ここで、半導体素子間の放電を防止する点
で、前記半導体素子の電極と、対向する隣接半導体素子
の電極とは、同時極性であることが望ましい。また、機
外部衝撃に対する耐性のため、前記半導体素子の数は偶
数であり、両端の電極は、他の電極に比べて外部衝撃に
対して損傷を受けにくい電極であることが望ましい。
【0014】また、上記課題を解決する半導体モジュー
ルの製造方法は、両側面に電極が形成された複数の半導
体素子を各半導体素子の電極が対向するように一列に配
設されてなる半導体検出素子モジュールの製造方法にお
いて、各半導体素子の下面に、少なくとも電極が形成さ
れた側面より突出する絶縁性の基板を取付ける工程と、
前記各半導体素子の基板どうしを突合せて一列に配設す
る工程とからなるものである。
【0015】ここで、半導体素子間の放電を防止する点
で、各半導体素子の基板どうしを突合せて一列に配設す
る工程において、半導体素子の電極と、対向する隣接半
導体素子の電極とは、同時極性とすることが望ましい。
【0016】また、機外部衝撃に対する耐性のため、半
導体素子の数は偶数であり、両端の電極は、他の電極に
比べて外部衝撃に対して損傷を受けにくい電極であるこ
とが望ましい。
【0017】
【作用】本発明の半導体検出素子モジュール及び半導体
検出素子モジュールの製造方法において、少なくとも電
極が形成された側面より突出する基板どうしを突合せて
一列に配設したことにより、電極に応力が作用しないの
で、電極-半導体界面の状態変化が起こらず、暗電流増
加等の性能劣化もなくなる。
【0018】また、対向する隣接半導体素子の電極は、
同電位であるので、隣接半導体素子間の放電がなくな
る。更に、半導体素子の数は偶数とし、両端の電極を他
の電極に比べて外部衝撃に対して損傷を受けにくい電極
としたことにより、他の電極保護を行なうことができ
る。
【0019】
【実施例】次に図面を用いて本発明の一実施例を説明す
る。図1は本発明の一実施例の半導体検出素子モジュー
ルの斜視図、図2は図1におけるC方向矢視図、図3は
図1における半導体素子セルの斜視図である。
【0020】先ず、図1及び図2を用いて本実施例の半
導体検出素子モジュールの全体構成を説明する。半導体
素子10において、CdTe(テルル化カドミウム)等の半導
体本体11の一方の側面には、材質がAu(金)で、信号を
取り出すための信号(シグナル)電極12が、他方の側面
には、材質がIn(インジウム)で、バイアス電圧が印加さ
れるバイアス電極13がそれぞれ形成されている。
【0021】半導体素子10の下面には、電極12,1
3が形成された側面に突出する絶縁性の基板(例えば、
セラミック基板)14がシリコン接着剤によって、固着
されている。
【0022】そして、対向する隣接半導体素子10の電
極が同じ電極(同電位)であるように、各半導体素子10
の基板14どうしを突合せて一列に配設し、半導体検出
素子モジュールが形成されている。
【0023】尚、本実施例においては、半導体素子10
の個数を偶数個(6個)で一つのモジュールを形成し、モ
ジュールの両端の電極が、外部衝撃に強いバイアス電極
13となるようにした。
【0024】また、図3に示すように、基板14の前面
にはバイアス用のランド(端子)14aが形成され、背面
には、信号用のランド(端子)14bが形成されている。
14cは一端部がランド14aに接続され、他端部は半
導体素子10のバイアス電極13近傍まで延出するバイ
アスラインである。そして、バイアスライン14cとバ
イアス電極13とは、導電性の接着剤やワイヤボンディ
ング等の手法により、電気的に接続されている。
【0025】14dは一端部がランド14bに接続さ
れ、他端部は半導体素子10の信号電極12近傍まで延
出する信号ラインである。そして、信号ライン14dと
信号電極12とは、導電性の接着剤やワイヤボンディン
グ等の手法により、電気的に接続されている。
【0026】次に、上記構成の半導体検出素子モジュー
ルの製造方法を説明する。 (1) 各半導体素子10の下面に、基板14を取付ける。 (2) 各半導体素子10の基板どうし14を突合せて一列
に配設する。
【0027】上記構成によれば、電極が形成された側面
より突出する基板14どうしを突合せて一列に配設した
ことにより、電極12,13に応力が作用しないので、
電極-半導体本体11との界面の状態変化が起こらず、
暗電流増加等の性能劣化もなくなる。
【0028】また、対向する隣接半導体素子10の電極
は、同電位であるので、隣接半導体素子間の放電がなく
なる。更に、モジュールを構成する半導体素子10の個
数を偶数とし、両端の電極を外部衝撃に対して損傷を受
けにくいバイアス電極13としたことにより、外部衝撃
に対して弱い他方の電極である信号電極12の保護を行
なうことができる。
【0029】尚、本発明は上記実施例に限定するもので
はない。上記実施例では、半導体素子10の電極が形成
された側面,前面及び背面より突出する基板14を用い
たが、これに限定するものではなく、少なくとも半導体
素子10の電極が形成された側面より突出する形状であ
れば、基板14どうしを突合せて一列に配設する際に、
電極12,13に応力が作用しないことが可能となる。
【0030】更に、本実施例は、シンチレータ検出素子
(X線-光電変換素子)にも適用可能である。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、少な
くとも電極が形成された側面より突出する基板どうしを
突合せて一列に配設したことにより、電極に応力が作用
しないので、電極-半導体界面の状態変化が起こらず、
暗電流増加等の性能劣化もなくなる。
【0032】また、対向する隣接半導体素子の電極は、
同電極であるので、隣接半導体素子間の放電がなくな
る。更に、半導体素子の数は偶数とし、両端の電極を外
部衝撃に対して損傷を受けにくい電極としたことによ
り、他の電極保護を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の半導体検出素子モジュール
の斜視図である。
【図2】図1におけるC方向矢視図である。
【図3】図1における半導体素子セルの斜視図である。
【図4】従来の半導体検出素子モジュールの斜視図であ
る。
【図5】図4におけるA方向矢視図である。
【図6】図4における半導体素子の斜視図である。
【符号の説明】
10 半導体素子 11 半導体素子本体 12 信号電極 13 バイアス電極 14 基板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側面に電極が形成された複数の半導体
    素子の前記電極が対向するように一列に配設される半導
    体検出素子モジュールにおいて、 前記各半導体素子の下面に、少なくとも前記電極が形成
    された側面より突出する絶縁性の基板を取付け、 前記各半導体素子の基板どうしを突合せて一列に配設す
    ることを特徴とする半導体検出素子モジュール。
  2. 【請求項2】 前記半導体素子の電極と、対向する隣接
    半導体素子の電極とは、同じ極性であることを特徴とす
    る請求項1記載の半導体検出素子モジュール。
  3. 【請求項3】 前記半導体素子の数は偶数であり、 両端の電極は、他の電極に比べて外部衝撃に対して損傷
    を受けにくい電極であることを特徴とする請求項1又は
    2記載の半導体検出素子モジュール。
  4. 【請求項4】 両側面に電極が形成された複数の半導体
    素子を各半導体素子の電極が対向するように一列に配設
    されてなる半導体検出素子モジュールの製造方法におい
    て、 各半導体素子の下面に、少なくとも電極が形成された側
    面より突出する絶縁性の基板を取付ける工程と、 前記各半導体素子の基板どうしを突合せて一列に配設す
    る工程とからなることを特徴とする半導体検出素子モジ
    ュールの製造方法。
JP10534295A 1995-04-28 1995-04-28 半導体検出素子モジュール及び半導体検出素子モジュールの製造方法 Pending JPH08304553A (ja)

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JP (1) JPH08304553A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6914626B2 (en) 2000-02-21 2005-07-05 Hewlett Packard Development Company, L.P. Location-informed camera
US7454090B2 (en) 2000-02-21 2008-11-18 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Augmentation of sets of image recordings

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6914626B2 (en) 2000-02-21 2005-07-05 Hewlett Packard Development Company, L.P. Location-informed camera
US7454090B2 (en) 2000-02-21 2008-11-18 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Augmentation of sets of image recordings

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20031216

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02