JPH08303560A - 変速機の液圧回路 - Google Patents
変速機の液圧回路Info
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- JPH08303560A JPH08303560A JP10943395A JP10943395A JPH08303560A JP H08303560 A JPH08303560 A JP H08303560A JP 10943395 A JP10943395 A JP 10943395A JP 10943395 A JP10943395 A JP 10943395A JP H08303560 A JPH08303560 A JP H08303560A
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- JP
- Japan
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- liquid
- transmission
- case
- pipe
- liquid passage
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/042—Guidance of lubricant
- F16H57/0421—Guidance of lubricant on or within the casing, e.g. shields or baffles for collecting lubricant, tubes, pipes, grooves, channels or the like
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】液圧回路のオリフィスプラグを不必要にして、
部品の増加によるコストの上昇及び、組み立て工数の増
加による組付け作業性の悪化を解消する。 【構成】トルクコンバータと、Ｖベルト式無段変速装置
と、アイドラギアと、ディファレンシャルギアとを収納
するトランスアクスルケース１に設けた潤滑路９，１０
と連通する液体流入部８に、前記トルクコンバータの作
動油供給路からの油路孔６に接続されたパイプ７を挿設
し、パイプ７の側面部に設けられた、潤滑路９，１０よ
り小なる吐出孔Ｐ1 を介して潤滑油を潤滑路９，１０に
供給して、第二中間軸部Ｃのアイドラギアと、副軸部Ｄ
のディファレンシャルギアを潤滑する。
部品の増加によるコストの上昇及び、組み立て工数の増
加による組付け作業性の悪化を解消する。 【構成】トルクコンバータと、Ｖベルト式無段変速装置
と、アイドラギアと、ディファレンシャルギアとを収納
するトランスアクスルケース１に設けた潤滑路９，１０
と連通する液体流入部８に、前記トルクコンバータの作
動油供給路からの油路孔６に接続されたパイプ７を挿設
し、パイプ７の側面部に設けられた、潤滑路９，１０よ
り小なる吐出孔Ｐ1 を介して潤滑油を潤滑路９，１０に
供給して、第二中間軸部Ｃのアイドラギアと、副軸部Ｄ
のディファレンシャルギアを潤滑する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、液圧供給源と、変速装
置を収納するケースを有し、該ケースに設けた液体通路
と連通する液体流入部に、前記液圧供給源に接続された
パイプを挿設して、前記ケース内の各潤滑部を潤滑する
構成とした変速機の液圧回路に関するものである。
置を収納するケースを有し、該ケースに設けた液体通路
と連通する液体流入部に、前記液圧供給源に接続された
パイプを挿設して、前記ケース内の各潤滑部を潤滑する
構成とした変速機の液圧回路に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の潤滑手段としては、オイルポンプ
等の液圧供給源と、エンジン特性と車両の要求する動力
性能を適合させる変速装置を収納するケース内下部に貯
留したオイルを各種ギア要素により攪拌し、そのかき上
げオイルを潤滑油として各潤滑部に供給するものが知ら
れている。
等の液圧供給源と、エンジン特性と車両の要求する動力
性能を適合させる変速装置を収納するケース内下部に貯
留したオイルを各種ギア要素により攪拌し、そのかき上
げオイルを潤滑油として各潤滑部に供給するものが知ら
れている。
【０００３】しかし、ギア要素によるかき上げオイル
は、ケース内の各潤滑部を潤滑することができる反面、
限定した部分の潤滑が困難であるため、大きな負担のか
かる潤滑部も、他の潤滑部とほぼ同じ程度の潤滑しかな
されないことがあった。
は、ケース内の各潤滑部を潤滑することができる反面、
限定した部分の潤滑が困難であるため、大きな負担のか
かる潤滑部も、他の潤滑部とほぼ同じ程度の潤滑しかな
されないことがあった。
【０００４】また、前記液圧供給源と前記変速装置と
に、ディファレンシャルギア等の差動装置を付加し、共
通のケースに収納したトランスアクスルは、変速装置を
配置する主軸部と、ディファレンシャルギアを配置する
副軸部及び、アイドラギアを配置する中間軸部の３軸構
成であり、こうした複数軸になると、さらに構成の複雑
化から、かき上げオイルを潤滑油として各潤滑部に供給
する方法では完全に潤滑を行うことができない。
に、ディファレンシャルギア等の差動装置を付加し、共
通のケースに収納したトランスアクスルは、変速装置を
配置する主軸部と、ディファレンシャルギアを配置する
副軸部及び、アイドラギアを配置する中間軸部の３軸構
成であり、こうした複数軸になると、さらに構成の複雑
化から、かき上げオイルを潤滑油として各潤滑部に供給
する方法では完全に潤滑を行うことができない。
【０００５】このため、液圧供給源に接続されたパイプ
の先端を、トランスアクスルケースに設けた液体通路と
連通する液体流入部に挿設することにより強制潤滑する
方法が考案された。
の先端を、トランスアクスルケースに設けた液体通路と
連通する液体流入部に挿設することにより強制潤滑する
方法が考案された。
【０００６】例えば、トヨタ自動車（株）１９８８年１
２月発行の「Ａ５４０Ｈオートマチックトランスアクス
ル修理」には、トルクコンバータと、変速装置と、ディ
ファレンシャルギアとを共通のケースに収納し、トルク
コンバータの作動油供給路に接続されたパイプの先端
を、前記ケースに設けられた液体通路に連通する液体流
入孔に挿設し、前記トルクコンバータの作動油によって
ディファレンシャルギアの潤滑を行うものが記載されて
いる。
２月発行の「Ａ５４０Ｈオートマチックトランスアクス
ル修理」には、トルクコンバータと、変速装置と、ディ
ファレンシャルギアとを共通のケースに収納し、トルク
コンバータの作動油供給路に接続されたパイプの先端
を、前記ケースに設けられた液体通路に連通する液体流
入孔に挿設し、前記トルクコンバータの作動油によって
ディファレンシャルギアの潤滑を行うものが記載されて
いる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかし、こうした液圧
回路の場合、前記液体通路には、潤滑油の流量を調整す
るためのオリフィスプラグを圧入嵌合しなくてはならな
いために、部品の増加によるコストの上昇と、組み立て
工数の増加による組付け作業性の悪化という問題があっ
た。
回路の場合、前記液体通路には、潤滑油の流量を調整す
るためのオリフィスプラグを圧入嵌合しなくてはならな
いために、部品の増加によるコストの上昇と、組み立て
工数の増加による組付け作業性の悪化という問題があっ
た。
【０００８】本発明は、上述したような事実に鑑みなさ
れたもので、部品の増加によるコストの上昇および、組
み立て工数の増加による組付け作業性の悪化を解消する
ことを目的にする。
れたもので、部品の増加によるコストの上昇および、組
み立て工数の増加による組付け作業性の悪化を解消する
ことを目的にする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明である、請求項１
に係る、変速機の液圧回路は、液圧供給源と、エンジン
特性と車両の要求する動力性能とを適合させる変速装置
を収納するケースを有し、該ケースに設けた液体通路と
連通する液体流入部に、前記液圧供給源に接続されたパ
イプの先端を挿設し、液圧供給源からの液体を前記液体
通路に供給し、前記ケース内の各潤滑部を潤滑する構成
とした変速機の液圧回路において、前記パイプの側面部
に前記液体通路より小なる吐出孔を設けて、前記液圧供
給源からの液体を、前記吐出孔を介して前記液体通路に
供給するよう構成したことを特徴とするものである。
に係る、変速機の液圧回路は、液圧供給源と、エンジン
特性と車両の要求する動力性能とを適合させる変速装置
を収納するケースを有し、該ケースに設けた液体通路と
連通する液体流入部に、前記液圧供給源に接続されたパ
イプの先端を挿設し、液圧供給源からの液体を前記液体
通路に供給し、前記ケース内の各潤滑部を潤滑する構成
とした変速機の液圧回路において、前記パイプの側面部
に前記液体通路より小なる吐出孔を設けて、前記液圧供
給源からの液体を、前記吐出孔を介して前記液体通路に
供給するよう構成したことを特徴とするものである。
【００１０】また、本発明である、請求項２に係る、変
速機の液圧回路において、前記ケースは、前記液圧供給
源と前記変速装置と共に、ディファレンシャルギヤを収
納するトランスアクスルケースで構成したことを特徴と
するものである。
速機の液圧回路において、前記ケースは、前記液圧供給
源と前記変速装置と共に、ディファレンシャルギヤを収
納するトランスアクスルケースで構成したことを特徴と
するものである。
【００１１】さらに、本発明である、請求項３に係る、
変速機の液圧回路は、前記パイプを挿設する液体流入部
は、前記液体通路に対して大径であることを特徴とする
ものである。
変速機の液圧回路は、前記パイプを挿設する液体流入部
は、前記液体通路に対して大径であることを特徴とする
ものである。
【００１２】加えて、本発明である、請求項４に係る、
変速機の液圧回路は、前記液体通路は、アイドラギア及
びディファレンシャルギアを潤滑する構成にしたことを
特徴とするものである。
変速機の液圧回路は、前記液体通路は、アイドラギア及
びディファレンシャルギアを潤滑する構成にしたことを
特徴とするものである。
【００１３】
【作用】上述した構成により、本発明である、請求項１
に係る、変速機の液圧回路は、液圧供給源と、変速装置
を収納するケースを有し、該ケースに設けた液体通路と
連通する液体流入部に、前記液圧供給源に接続されたパ
イプを挿設し、該パイプの側面部に設けられた前記液体
通路より小なる吐出孔を介して、前記液圧供給源からの
液体を前記液体通路に供給し前記ケース内の各潤滑部を
潤滑する。
に係る、変速機の液圧回路は、液圧供給源と、変速装置
を収納するケースを有し、該ケースに設けた液体通路と
連通する液体流入部に、前記液圧供給源に接続されたパ
イプを挿設し、該パイプの側面部に設けられた前記液体
通路より小なる吐出孔を介して、前記液圧供給源からの
液体を前記液体通路に供給し前記ケース内の各潤滑部を
潤滑する。
【００１４】また、本発明である、請求項２に係る、変
速機の液圧回路において、前記ケースは、前記液圧供給
源と前記変速装置と共に、ディファレンシャルギヤを収
納するトランスアクスルケースで構成する。
速機の液圧回路において、前記ケースは、前記液圧供給
源と前記変速装置と共に、ディファレンシャルギヤを収
納するトランスアクスルケースで構成する。
【００１５】さらに、本発明である、請求項３に係る、
変速機の液圧回路は、前記パイプを挿設する液体流入部
を、前記液体通路に対して大径となるよう構成する。
変速機の液圧回路は、前記パイプを挿設する液体流入部
を、前記液体通路に対して大径となるよう構成する。
【００１６】加えて、本発明である、請求項４に係る、
変速機の液圧回路は、前記液体通路は、アイドラギア及
びディファレンシャルギアを潤滑する構成にする。
変速機の液圧回路は、前記液体通路は、アイドラギア及
びディファレンシャルギアを潤滑する構成にする。
【００１７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、添付した図面に
基づいて詳細に説明する。
基づいて詳細に説明する。
【００１８】図１は、前置きエンジン前輪駆動車（ＦＦ
車）、或いは後置きエンジン後輪駆動車（ＲＲ車）のパ
ワーユニットとして用いられ、トルクコンバータを経由
してエンジンと繋がるＶベルト式無段変速装置と、差動
装置であるディファレンシャルギアと、両装置と噛合す
るアイドラギアとを収納する４軸構成の自動トランスア
クスルのトランスアクスルケースを示す。
車）、或いは後置きエンジン後輪駆動車（ＲＲ車）のパ
ワーユニットとして用いられ、トルクコンバータを経由
してエンジンと繋がるＶベルト式無段変速装置と、差動
装置であるディファレンシャルギアと、両装置と噛合す
るアイドラギアとを収納する４軸構成の自動トランスア
クスルのトランスアクスルケースを示す。
【００１９】１はトランスアクスルケースで、実際は２
個のトランスアクスルケースを合体させて構成するが、
図面では説明の都合上、一方のトランスアクスルケース
のみを示し、図面手前側に他方のトランスアクスルケー
スがあるものとする。
個のトランスアクスルケースを合体させて構成するが、
図面では説明の都合上、一方のトランスアクスルケース
のみを示し、図面手前側に他方のトランスアクスルケー
スがあるものとする。
【００２０】２はトルクコンバータを収納するトルクコ
ンバータケースを示し、３はトランスアクスルケース１
内の窪みを示し、その窪み３には駆動プーリのプーリ軸
線を示す主軸部Ａ、従動プーリのプーリ軸線を示す第一
中間軸部Ｂ、アイドラギアのアイドラ軸線を示す第二中
間軸部Ｃ、ディファレンシャルギアのディファレンシャ
ル軸線を示す副軸部Ｄのように、Ｖベルト式無段変速装
置の駆動プーリ及び従動プーリと、アイドラギアと、デ
ィファレンシャルギアとを収納する。
ンバータケースを示し、３はトランスアクスルケース１
内の窪みを示し、その窪み３には駆動プーリのプーリ軸
線を示す主軸部Ａ、従動プーリのプーリ軸線を示す第一
中間軸部Ｂ、アイドラギアのアイドラ軸線を示す第二中
間軸部Ｃ、ディファレンシャルギアのディファレンシャ
ル軸線を示す副軸部Ｄのように、Ｖベルト式無段変速装
置の駆動プーリ及び従動プーリと、アイドラギアと、デ
ィファレンシャルギアとを収納する。
【００２１】ここで、トランスアクスルケース内での作
用を、ＦＦ車のパワーユニットとした場合で説明する
と、トルクコンバータを経由して得られるエンジンの出
力は、トランスアクスルケース内の窪み３に設けた孔４
を貫通する入力軸により、この入力軸を同軸とする主軸
部Ａに配置された駆動プーリに入力され、駆動プーリと
第一中間軸部Ｂに配置された従動プーリとを連結する伝
達ベルトを介して従動プーリに出力される。このとき、
従動プーリは第一中間軸部Ｂ上を移動自在とするから、
駆動プーリと従動プーリとの相互間隔を従動プーリの進
退移動により変更して、連続的な変速を行う。
用を、ＦＦ車のパワーユニットとした場合で説明する
と、トルクコンバータを経由して得られるエンジンの出
力は、トランスアクスルケース内の窪み３に設けた孔４
を貫通する入力軸により、この入力軸を同軸とする主軸
部Ａに配置された駆動プーリに入力され、駆動プーリと
第一中間軸部Ｂに配置された従動プーリとを連結する伝
達ベルトを介して従動プーリに出力される。このとき、
従動プーリは第一中間軸部Ｂ上を移動自在とするから、
駆動プーリと従動プーリとの相互間隔を従動プーリの進
退移動により変更して、連続的な変速を行う。
【００２２】そして、従動プーリの出力は、第二中間軸
部Ｃに配置されたアイドラギアを介して副軸部Ｄに配置
されたディファレンシャルギアに伝えれ、トランスアク
スルケース内の窪み３に設けた孔５及び図面手前側の図
示せぬトランスアクスルケースに設けた孔からトランス
アクスルケースを突出するサイドギアシャフトにより駆
動車輪（前２輪）に分配して出力され、車両の走行を可
能にする。
部Ｃに配置されたアイドラギアを介して副軸部Ｄに配置
されたディファレンシャルギアに伝えれ、トランスアク
スルケース内の窪み３に設けた孔５及び図面手前側の図
示せぬトランスアクスルケースに設けた孔からトランス
アクスルケースを突出するサイドギアシャフトにより駆
動車輪（前２輪）に分配して出力され、車両の走行を可
能にする。
【００２３】このとき、ディファレンシャルギア及びア
イドラギアを潤滑する場合、潤滑油は加圧状態で、しか
も冷却済みであるトルクコンバータの作動油供給路のオ
イルを利用すると焼付き防止に一層の効果がある。
イドラギアを潤滑する場合、潤滑油は加圧状態で、しか
も冷却済みであるトルクコンバータの作動油供給路のオ
イルを利用すると焼付き防止に一層の効果がある。
【００２４】図１中の６はトルクコンバータの作動油供
給路からトランスアクスルケースの窪み３に形成された
油路孔で、パイプ７によりトランスアクスルケースの窪
み３に形成した液体流入部８まで配管される。
給路からトランスアクスルケースの窪み３に形成された
油路孔で、パイプ７によりトランスアクスルケースの窪
み３に形成した液体流入部８まで配管される。
【００２５】図２は、図１のＥ−Ｅ断面図で、副軸部Ｄ
のディファレンシャルギア及び第二中間軸部Ｃのアイド
ラギアの軸部に嵌合した軸受を潤滑するための潤滑路を
示し、液体流入部８はパイプ７を圧入等により漏れのな
いよう挿設されており、また、アイドラギアへの液体通
路である潤滑路９及び、ディファレンシャルギアへの液
体通路である潤滑路１０にそれぞれ連通している。
のディファレンシャルギア及び第二中間軸部Ｃのアイド
ラギアの軸部に嵌合した軸受を潤滑するための潤滑路を
示し、液体流入部８はパイプ７を圧入等により漏れのな
いよう挿設されており、また、アイドラギアへの液体通
路である潤滑路９及び、ディファレンシャルギアへの液
体通路である潤滑路１０にそれぞれ連通している。
【００２６】液体流入部８に挿設されたパイプ７の側面
部には、潤滑路９，１０の内径ｂより小なる吐出孔Ｐ1
を形成してオリフィスとし、オリフィスプラグを用いず
に、流量調整のなされたオイルをディファレンシャルギ
ア及び、アイドラギアに嵌合した軸受に供給し潤滑を行
う。
部には、潤滑路９，１０の内径ｂより小なる吐出孔Ｐ1
を形成してオリフィスとし、オリフィスプラグを用いず
に、流量調整のなされたオイルをディファレンシャルギ
ア及び、アイドラギアに嵌合した軸受に供給し潤滑を行
う。
【００２７】さらに、パイプ７を挿設する液体流入部８
の内径ａが潤滑路９，１０の内径ｂと比較して大径とな
るよう構成した場合、潤滑路９の加工時に生じてしまう
抜け穴Ｅを密閉するために挿入する密封栓が不必要とな
る。
の内径ａが潤滑路９，１０の内径ｂと比較して大径とな
るよう構成した場合、潤滑路９の加工時に生じてしまう
抜け穴Ｅを密閉するために挿入する密封栓が不必要とな
る。
【００２８】本実施例では、Ｖベルト式無段変速機を有
する自動トランスアクスルで説明を行ったが、ディファ
レンシャルギアを別個に設けた変速機の潤滑に用いるこ
とも可能であり、変速機の種類も実施例のみに限定され
ることはなく、有段自動変速機であっても構わない。
する自動トランスアクスルで説明を行ったが、ディファ
レンシャルギアを別個に設けた変速機の潤滑に用いるこ
とも可能であり、変速機の種類も実施例のみに限定され
ることはなく、有段自動変速機であっても構わない。
【００２９】
【発明の効果】以上により、本発明である、請求項１に
係る、変速機の液圧回路は、液圧供給源と、変速装置を
収納するケースに設けた液体通路と連通する液体流入部
に、前記液圧供給源に接続されたパイプを挿設し、該パ
イプの側面部に設けられた前記液体通路より小なる吐出
孔を介して、前記ケース内の各潤滑部を潤滑するから、
前記液体通路にオリフィスプラグを圧入嵌合する必要が
なくなって、部品の増加によるコストの上昇および、組
み立て工数の増加による組付け作業性の悪化を解消する
ことができる。
係る、変速機の液圧回路は、液圧供給源と、変速装置を
収納するケースに設けた液体通路と連通する液体流入部
に、前記液圧供給源に接続されたパイプを挿設し、該パ
イプの側面部に設けられた前記液体通路より小なる吐出
孔を介して、前記ケース内の各潤滑部を潤滑するから、
前記液体通路にオリフィスプラグを圧入嵌合する必要が
なくなって、部品の増加によるコストの上昇および、組
み立て工数の増加による組付け作業性の悪化を解消する
ことができる。
【００３０】また、本発明である、請求項２に係る、変
速機の液圧回路において、前記ケースを、前記液圧供給
源と前記変速装置と共に、ディファレンシャルギヤを収
納するトランスアクスルケースで構成することから、潤
滑部が多くなるトランスアクスルにおいても、前記液体
通路にオリフィスプラグを圧入嵌合する必要がなくなっ
て、部品の増加によるコストの上昇および、組み立て工
数の増加による組付け作業性の悪化を解消することがで
きる。
速機の液圧回路において、前記ケースを、前記液圧供給
源と前記変速装置と共に、ディファレンシャルギヤを収
納するトランスアクスルケースで構成することから、潤
滑部が多くなるトランスアクスルにおいても、前記液体
通路にオリフィスプラグを圧入嵌合する必要がなくなっ
て、部品の増加によるコストの上昇および、組み立て工
数の増加による組付け作業性の悪化を解消することがで
きる。
【００３１】さらに、本発明である、請求項３に係る、
変速機の液圧回路において、前記パイプを挿設する液体
流入部は、前記液体通路に対して大径となるよう構成す
ることにより、液体通路の加工時に生じてしまう抜け穴
を密閉する密封栓が不必要となり、部品の増加によるコ
ストの上昇および、組み立て工数の増加による組付け作
業性の悪化を解消するのに一層の効果がある。
変速機の液圧回路において、前記パイプを挿設する液体
流入部は、前記液体通路に対して大径となるよう構成す
ることにより、液体通路の加工時に生じてしまう抜け穴
を密閉する密封栓が不必要となり、部品の増加によるコ
ストの上昇および、組み立て工数の増加による組付け作
業性の悪化を解消するのに一層の効果がある。
【００３２】加えて、本発明である、請求項４に係る、
変速機の液圧回路において、前記液体通路をアイドラギ
ア及びディファレンシャルギアの潤滑路として構成する
ことにより、運転中に負担が係り易い部分を重点的に潤
滑することで焼付きを防止することができる。
変速機の液圧回路において、前記液体通路をアイドラギ
ア及びディファレンシャルギアの潤滑路として構成する
ことにより、運転中に負担が係り易い部分を重点的に潤
滑することで焼付きを防止することができる。
【図１】本発明であるトランスアクスルの液圧回路の一
実施例を示す構成図である。
実施例を示す構成図である。
【図２】同例における、ディファレンシャルギア及びア
イドラギアへの潤滑路を示すＥ−Ｅ断面図である。
イドラギアへの潤滑路を示すＥ−Ｅ断面図である。
１ トランスアクスルケース ２ トルクコンバータケース ３ 窪み ４ 主軸部側孔 ５ 副軸部側孔 ６ 油路孔 ７ パイプ ８ 液体流入部 ９，１０ 潤滑路 Ａ 主軸部 Ｂ 第一中間軸部 Ｃ 第二中間軸部 Ｄ 副軸部 ａ 液体流入部内径 ｂ 潤滑路内径
Claims (4)
- 【請求項１】 液圧供給源と、エンジン特性と車両の要
求する動力性能とを適合させる変速装置を収納するケー
スを有し、該ケースに設けた液体通路と連通する液体流
入部に、前記液圧供給源に接続されたパイプの先端を挿
設し、液圧供給源からの液体を前記液体通路に供給し、
前記ケース内の各潤滑部を潤滑する構成とした変速機の
液圧回路において、 前記パイプの側面部に前記液体通路より小なる吐出孔を
設けて、前記液圧供給源からの液体を、前記吐出孔を介
して前記液体通路に供給するよう構成したことを特徴と
する変速機の液圧回路。 - 【請求項２】 請求項１において、前記ケースは、前記
液圧供給源と、前記変速装置と共にディファレンシャル
ギヤを収納するトランスアクスルケースで構成したこと
を特徴とする変速機の液圧回路。 - 【請求項３】 請求項１または２において、前記パイプ
を挿設する液体流入部は、前記液体通路に対して大径で
あることを特徴とする変速機の液圧回路。 - 【請求項４】 請求項２または３において、前記液体通
路は、アイドラギア及びディファレンシャルギアを潤滑
する構成にしたことを特徴とする変速機の液圧回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10943395A JP3453926B2 (ja) | 1995-05-08 | 1995-05-08 | 変速機の液圧回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10943395A JP3453926B2 (ja) | 1995-05-08 | 1995-05-08 | 変速機の液圧回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08303560A true JPH08303560A (ja) | 1996-11-19 |
| JP3453926B2 JP3453926B2 (ja) | 2003-10-06 |
Family
ID=14510130
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10943395A Expired - Lifetime JP3453926B2 (ja) | 1995-05-08 | 1995-05-08 | 変速機の液圧回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3453926B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8100229B2 (en) | 2004-03-31 | 2012-01-24 | Jatco Ltd | Oil flow passage arrangement of automatic transmission |
| CN107178604A (zh) * | 2016-03-11 | 2017-09-19 | 丰田自动车株式会社 | 动力传递装置的润滑结构 |
| US11242923B2 (en) * | 2018-01-25 | 2022-02-08 | Jatco Ltd | Driving force transmission apparatus |
-
1995
- 1995-05-08 JP JP10943395A patent/JP3453926B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8100229B2 (en) | 2004-03-31 | 2012-01-24 | Jatco Ltd | Oil flow passage arrangement of automatic transmission |
| CN107178604A (zh) * | 2016-03-11 | 2017-09-19 | 丰田自动车株式会社 | 动力传递装置的润滑结构 |
| US11242923B2 (en) * | 2018-01-25 | 2022-02-08 | Jatco Ltd | Driving force transmission apparatus |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3453926B2 (ja) | 2003-10-06 |
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