JPH08303168A - モータ保護管理装置 - Google Patents

モータ保護管理装置

Info

Publication number
JPH08303168A
JPH08303168A JP10723595A JP10723595A JPH08303168A JP H08303168 A JPH08303168 A JP H08303168A JP 10723595 A JP10723595 A JP 10723595A JP 10723595 A JP10723595 A JP 10723595A JP H08303168 A JPH08303168 A JP H08303168A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric motor
current value
temperature
detector
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10723595A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3568622B2 (ja
Inventor
Hideo Takahashi
橋 秀 夫 高
Kazuki Tsubota
田 和 樹 坪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Kizai Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Kizai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Kizai Co Ltd filed Critical Sanwa Kizai Co Ltd
Priority to JP10723595A priority Critical patent/JP3568622B2/ja
Publication of JPH08303168A publication Critical patent/JPH08303168A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3568622B2 publication Critical patent/JP3568622B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コイル温度と電流値とを検出し、両値を勘案
して適正な焼損保護管理を行なうことを可能とする。 【構成】 電動モータ10により掘削軸12を回転駆動
して地盤を掘削する掘削機において、前記電動モータ1
0のコイル温度を直接または間接に検出する温度検出器
20と、前記電動モータ10の電流値を検出する電流検
出器21と、制御装置23とを具備し、この制御装置2
3は、前記温度検出器20により検出されたコイル温度
により作動下限電流値を算出するとともに前記電流検出
器21により検出された電動モータ10の電流値が前記
作動下限電流値以上のときコイル温度と電動モータ10
の電流値によりモータ動作時間の算出、経過時間の計測
開始、および上記経過時間が上記動作時間超過時に電動
モータ10の停止機能を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、掘削機における掘削軸
駆動用電動モータのコイルの焼損を防止するためのモー
タ保護管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】掘削機は、図1に竪穴掘削用の一例を示
すように、ベースマシン1に立設されたリーダ2の前面
のガイドレール3に駆動部4のガイド5が係合されてこ
のガイドレール3にそってその駆動部4の上部のシーブ
6に巻回されるワイヤ7がリーダ2の上端のシーブ8を
経由してベースマシン1上のウインチの巻上げ巻下げに
より駆動部4が昇降されるように支持され、この駆動部
4内のモータ10の減速機11に接続されるオーガスク
リユ等の掘削軸12により地盤を掘削するようになされ
ている。
【0003】このような掘削機の掘削軸12により地盤
を掘削するとき、掘削軸12に加わる掘削抵抗の増大に
より過負荷が発生すると、電動モータ10に過電流が流
れ、電動モータ10のコイルが過熱して焼損することが
ある。
【0004】そこで上記の対策として従来では、図5に
示すように電動モータ10の負荷電流を電流検出器13
により監視し、過電流が流れたとき過負荷継電器14
(サーマルリレー)が作動して停止信号を発信し、操作
回路15を通じて電動モータ10の動力回路16を遮断
し、電動モータ10を停止させるようになされたもの、
あるいは図6に示すように、上記図5に加え電動モータ
10のコイルまたはその近傍に温度検出器17(温度セ
ンサ)を設け、この温度検出器17によりコイルの温度
を検出して温度調整器18に入力させ、コイルの焼損温
度と比較して操作回路15を通じ動力回路16を遮断
し、電動モータ10を停止させる機能を付加したものが
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記図5のよ
うに、過電流に基づいてコイルの温度上昇を予測する手
段では、結果としてコイルが焼損温度に至らない場合で
あっても電動モータ10が停止してしまい、実用上問題
点がある。
【0006】また、図6のように電動モータ10のコイ
ルの温度を検出する手段によるものでは、掘削軸12の
急激な掘削抵抗の増大により電動モータ10に大電流が
流れても、コイルが温度上昇するまでにタイムラグがあ
り、そのためコイルの温度検出を待ってから電動モータ
10を停止させるのでは間に合わない場合が生じる。
【0007】他方、電動モータ10の回転を停止するた
めのコイル温度を低めに設定することも考えられるが、
これでは必要以上に電動モータ10が停止してしまい、
やはり実用に耐え得ぬものとなる。
【0008】本発明はこれに鑑み、コイルの温度検出と
電動モータの電流検出とを勘案して適正な焼損保護管理
をなさしめることができるモータ保護管理装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記従来の技術が有する
問題点を解決する手段として、本発明は、電動モータに
より掘削軸を回転駆動して地盤を掘削する掘削機におい
て、前記電動モータのコイル温度を直接または間接に検
出する温度検出器と、前記電動モータの電流値を検出す
る電流検出器と、制御装置とを具備し、この制御装置
は、前記温度検出器により検出されたコイル温度により
作動下限電流値を算出するとともに前記電流検出器によ
り検出された電動モータの電流値が前記作動下限電流値
以上のときコイル温度と電動モータの電流値によりモー
タ動作時間の算出、経過時間の計測開始、および上記経
過時間が上記動作時間超過時に電動モータの停止機能を
有することを特徴とする。
【0010】
【作用】温度検出器および電流検出器により電動モータ
のコイル温度および電流値を連続的に検出し、現コイル
温度における作動下限電流値を算出してその電流値が算
出値を超えたときは現コイル温度と電流値とによる動作
時間を算出すると同時に経過時間の計数を開始し、現電
流値が上記算出値以下であれば上記作用を繰り返す。
【0011】現電流値が作動下限電流値以下となったと
きは経過時間の計数を停止する。コイル温度の上昇、電
流値の増大時には、その条件に基づいて新たに算出され
る動作時間により判断し経過時間が動作時間を超えたと
きモータが停止される。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照して
説明する。
【0013】図2は本発明の一実施例のブロック図を示
し、図4はフローを示している。
【0014】電動モータ10のコイル温度を直接または
間接に検出する温度検出器20と、前記電動モータ10
の電流値を検出する電流検出器21とを有し、前記温度
検出器20による検出結果は温度変換器22により温度
信号に変換されてその温度信号が制御装置23の演算装
置24へ入力され、電流検出器21による検出結果は電
流変換器25により負荷電流信号に変換されて前記演算
装置24へ入力されるようになっている。
【0015】上記制御装置23は、その演算装置24に
おいて前記温度検出器20により検出されたコイル温度
に基づき作動下限電流値を算出するとともに、前記電流
検出器21により検出された電流値が前記作動下限電流
値以上のとき、コイル温度と電流値とによりモータ動作
時間の算出と、経過時間の計測の開始と、経過時間が上
記モータ動作時間を超過したとき電動モータ10の停止
信号の出力とを行い、その停止信号により操作回路26
を通じて動力回路27が遮断され、電動モータ10を停
止させる機能を有する。
【0016】図3は、モータ保護特性のグラフを示し、
縦軸が電動モータ10を停止させる機能が動作する作動
時間を、横軸が定格電流の倍数を示しており、割合
(%)を示す数値は現在のコイル温度を電動モータ10
の許容最高温度を「1」としてパーセンテージで表わし
ている。このグラフの内容は制御装置23の演算装置2
4にデータとして入力されている。
【0017】次に図4に示すフローを参照して作動原理
を説明する。
【0018】掘削機に運転信号を入力して電動モータ1
0を始動させ、掘削作業をスタートさせる(ステップ
A)。掘削開始と同時に温度検出器20および電流検出
器21によりコイルの温度、電流値を連続的に検出する
(ステップB)。
【0019】次いで現在のコイル温度における本装置の
作動下限電流値を図3のグラフに基づいて算出し(ステ
ップC)、現在の電流値が上記算出値以上となったとき
は前記グラフに基づいて現在のコイル温度と電流値とに
より動作時間を算出し、同時に経過時間の計数を開始し
(ステップD)、ステップEに至る。現在の電流値が上
記算出値以下であればループFを繰り返す。
【0020】前記ステップEに至ったとき、経過時間が
上記動作時間を超えていないときはステップCに戻り、
このとき現電流値が作動下限電流値以下になったとき
は、経過時間の計数を停止して帰零し(F)、再びステ
ップCに戻る。
【0021】現在の電流値が作動下限電流値以上を維持
しているならば、ステップEにおいて経過時間が動作時
間を超過するまでこのループを繰り返す。なお、このと
き条件が悪化した場合、すなわちコイル温度の上昇、電
流値の増大があった場合は、その条件により新たに算出
される動作時間に基づいて判断する。
【0022】前記ステップEに至ったとき、経過時間が
動作時間を超過したならば電動モータ10の回転を停止
する(ステップG)。
【0023】次に具体例について説明する。
【0024】電動モータ10の定格電流を55Kw出力
で188アンペアとし、許容最高温度を180℃とする
とき、現コイル温度が144℃(許容最高温度の80
%)であって、電流値が376アンペア(定格電流の2
倍)であるとすると、図3のグラフにより動作時間は4
秒と算定され、この時間内に条件が改善されない場合に
は電動モータ10が停止に至る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、掘
削軸を回転駆動する電動モータのコイルの温度と電流値
との2つの条件に基づいて電動モータの停止を判断する
ようにしているので、従来の技術に較べ判断がより正確
になり、しかも必要以上に電動モータを停止させること
がないので実用上きわめて有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用対象例として示す掘削機の側面
図。
【図2】本発明によるモータ保護管理装置の一実施例を
示すブロック図。
【図3】モータ保護特性の一例を示すグラフ。
【図4】モータ保護動作フロー。
【図5】従来の技術を示すブロック図。
【図6】他の従来の技術を示すブロック図。
【符号の説明】
1 ベースマシン 2 リーダ 4 駆動部 10 電動モータ 12 掘削軸 13,21 電流検出器 15,26 操作回路 16,27 動力回路 17,20 温度検出器 23 制御装置 24 演算装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動モータにより掘削軸を回転駆動して地
    盤を掘削する掘削機において、前記電動モータのコイル
    温度を直接または間接に検出する温度検出器と、前記電
    動モータの電流値を検出する電流検出器と、制御装置と
    を具備し、この制御装置は、前記温度検出器により検出
    されたコイル温度により作動下限電流値を算出するとと
    もに前記電流検出器により検出された電動モータの電流
    値が前記作動下限電流値以上のときコイル温度と電動モ
    ータの電流値によりモータ動作時間の算出、経過時間の
    計測開始、および上記経過時間が上記動作時間超過時に
    電動モータの停止機能を有することを特徴とするモータ
    保護管理装置。
JP10723595A 1995-05-01 1995-05-01 モータ保護管理装置 Expired - Fee Related JP3568622B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10723595A JP3568622B2 (ja) 1995-05-01 1995-05-01 モータ保護管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10723595A JP3568622B2 (ja) 1995-05-01 1995-05-01 モータ保護管理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08303168A true JPH08303168A (ja) 1996-11-19
JP3568622B2 JP3568622B2 (ja) 2004-09-22

Family

ID=14453919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10723595A Expired - Fee Related JP3568622B2 (ja) 1995-05-01 1995-05-01 モータ保護管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3568622B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006003823A1 (ja) * 2004-07-06 2006-01-12 Okita-Ko. Co., Inc. 地盤改良装置および地盤改良方法
US7980214B2 (en) * 2007-04-17 2011-07-19 Denso Corporation Control device for electrically driven variable valve timing apparatus
JP2020045729A (ja) * 2018-09-21 2020-03-26 三和機材株式会社 掘削装置の運転状態記録および保護をするための装置、および、掘削装置の運転状態記録および保護をする方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101822785B1 (ko) * 2017-02-01 2018-03-08 엘에스산전 주식회사 모터 보호 계전기

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006003823A1 (ja) * 2004-07-06 2006-01-12 Okita-Ko. Co., Inc. 地盤改良装置および地盤改良方法
US7980214B2 (en) * 2007-04-17 2011-07-19 Denso Corporation Control device for electrically driven variable valve timing apparatus
JP2020045729A (ja) * 2018-09-21 2020-03-26 三和機材株式会社 掘削装置の運転状態記録および保護をするための装置、および、掘削装置の運転状態記録および保護をする方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3568622B2 (ja) 2004-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8831787B2 (en) Power sensor
US7301737B2 (en) Motor power line break detection method in AC servo driver
EP1772960A1 (en) Load monitor
EP3217539A1 (en) Temperature monitoring device, temperature monitoring method, information processing program and recording medium
EP1190980B1 (en) Method for controlling crane brake operation
JP4786942B2 (ja) インバータ装置
JP5941608B2 (ja) ギヤモータ
JPH08303168A (ja) モータ保護管理装置
EP1131873B1 (en) A system and a method for protecting an electric motor and its control circuit, and an electric motor
JP2008167628A (ja) 保護装置を備えた可搬式発電機
JP2017175820A (ja) 制御装置およびそれを備える巻上機ならびに巻上機の制御方法
KR101491655B1 (ko) 구동전류를 이용한 모터 제어장치
KR101519003B1 (ko) 건설 장비의 엔진 회전수 제어장치의 과열 방지 구조
JP2021139153A (ja) 駐車装置
JPH07222350A (ja) 掘削具駆動モータ用過負荷保護装置
JP2007288829A (ja) 機械の異常検出方法およびその装置
KR101259369B1 (ko) 경동모터 브레이크 진단 장치 및 그 동작 방법
JP2796775B2 (ja) 負荷監視装置
JP2735005B2 (ja) 巻き上げ装置の駆動制御装置
JP2001163587A (ja) クレーンの主巻駆動制御装置および制御方法
JP3388620B2 (ja) 掘削具駆動モータ用過負荷保護装置
JPH07122431B2 (ja) 空気調和機の保護装置
JPH0216277Y2 (ja)
KR920007688Y1 (ko) 에스컬레이터의 이상 전류 검출회로
JP2831806B2 (ja) 電動機制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040324

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040518

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040616

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080625

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090625

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100625

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100625

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110625

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110625

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120625

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120625

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees