JPH08301763A - 易溶性粉末状医薬組成物およびその製造方法 - Google Patents
易溶性粉末状医薬組成物およびその製造方法Info
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- JPH08301763A JPH08301763A JP12944695A JP12944695A JPH08301763A JP H08301763 A JPH08301763 A JP H08301763A JP 12944695 A JP12944695 A JP 12944695A JP 12944695 A JP12944695 A JP 12944695A JP H08301763 A JPH08301763 A JP H08301763A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は易溶性粉末状医薬組成物およびその
製造方法を提供する。 【構成】 本発明は、水難溶性薬物および一種または2
種以上の非イオン性界面活性剤を吸着した粉末状無機担
体からなる易溶性粉末状医薬組成物に関する。本発明の
組成物は、水難溶性薬物および一種または2種以上の非
イオン性界面活性剤を溶媒に溶解し、これに無機担体を
混和して前記水難溶性薬物および非イオン性界面活性剤
の双方を該担体に吸着させ、ついで溶媒を除去すること
により製造される。 【効果】 図1に示すように水難溶性薬物の可溶化など
が図れる。
製造方法を提供する。 【構成】 本発明は、水難溶性薬物および一種または2
種以上の非イオン性界面活性剤を吸着した粉末状無機担
体からなる易溶性粉末状医薬組成物に関する。本発明の
組成物は、水難溶性薬物および一種または2種以上の非
イオン性界面活性剤を溶媒に溶解し、これに無機担体を
混和して前記水難溶性薬物および非イオン性界面活性剤
の双方を該担体に吸着させ、ついで溶媒を除去すること
により製造される。 【効果】 図1に示すように水難溶性薬物の可溶化など
が図れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医薬組成物に関する。さ
らに詳細には、本発明は水難溶性薬物の溶解度等を改良
した易溶性粉末状医薬組成物に関する。
らに詳細には、本発明は水難溶性薬物の溶解度等を改良
した易溶性粉末状医薬組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭4−211012号明細書にはF
K−506と略称される免疫抑制剤をポリオキシエチレ
ン硬化ヒマシ油およびエタノールとの混合物に溶解して
なる溶液製剤が開示されている。また、特開昭4−24
3841号明細書にはポリオキシエチレンソルビタン脂
肪エステルに水難溶性薬物を溶解し、これをソフトカプ
セルに充填した製剤組成物が開示されている。しかし、
これらの文献には粉末化についての記載はない。
K−506と略称される免疫抑制剤をポリオキシエチレ
ン硬化ヒマシ油およびエタノールとの混合物に溶解して
なる溶液製剤が開示されている。また、特開昭4−24
3841号明細書にはポリオキシエチレンソルビタン脂
肪エステルに水難溶性薬物を溶解し、これをソフトカプ
セルに充填した製剤組成物が開示されている。しかし、
これらの文献には粉末化についての記載はない。
【0003】特開昭54−44034号明細書、同62
−81309号明細書、同63−119428号明細
書、同4−159222号明細書には、薬物を溶媒に溶
解し、これをメタケイ酸アルミン酸マグネシウムの如き
多孔性物質に吸着させ、ついで溶媒を除去してなる組成
物が開示されている。しかし、これらの文献には、薬物
および特定の界面活性剤の双方を多孔性物質に吸着する
ことは記載されていない。
−81309号明細書、同63−119428号明細
書、同4−159222号明細書には、薬物を溶媒に溶
解し、これをメタケイ酸アルミン酸マグネシウムの如き
多孔性物質に吸着させ、ついで溶媒を除去してなる組成
物が開示されている。しかし、これらの文献には、薬物
および特定の界面活性剤の双方を多孔性物質に吸着する
ことは記載されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、水難溶
性薬物の可溶化を図ることにより製剤からの主薬の速や
かな放出を達成すること、ひいては、生体内における薬
物利用率を高めること、さらには、粉末化を図って取扱
を容易にすること、などについて種々検討し、本発明を
完成した。
性薬物の可溶化を図ることにより製剤からの主薬の速や
かな放出を達成すること、ひいては、生体内における薬
物利用率を高めること、さらには、粉末化を図って取扱
を容易にすること、などについて種々検討し、本発明を
完成した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、水難溶性薬物
および一種または2種以上の非イオン性界面活性剤を吸
着した粉末状無機担体からなる易溶性粉末状医薬組成物
に関する。
および一種または2種以上の非イオン性界面活性剤を吸
着した粉末状無機担体からなる易溶性粉末状医薬組成物
に関する。
【0006】ここにおける水難溶性薬物は、とくに限定
されないが、例えば、急性期脳血管障害治療剤として有
用な下記構造式を有する1−(3−フルオロ−6,11
−ジヒドロジベンツ〔b,e〕オキセピン−11−イ
ル)−4−(3−フェニル−2−プロペニル)−ピペラ
ジン(以下、化合物Aという)や高血圧症などの治療に
有用な下記構造式を有する11−{4−〔4−(4−フ
ルオロフェニル)−1−ピペラジニル〕ブチリル}アミ
ノ−6,11−ジヒドロジベンツ〔b,e〕チエピン
(以下、化合物Bという)またはこれらの薬学的に許容
される塩などが挙げられる。なお、化合物AおよびB
は、特公平5−60831号明細書や同3−58341
号明細書に記載されている化合物である。
されないが、例えば、急性期脳血管障害治療剤として有
用な下記構造式を有する1−(3−フルオロ−6,11
−ジヒドロジベンツ〔b,e〕オキセピン−11−イ
ル)−4−(3−フェニル−2−プロペニル)−ピペラ
ジン(以下、化合物Aという)や高血圧症などの治療に
有用な下記構造式を有する11−{4−〔4−(4−フ
ルオロフェニル)−1−ピペラジニル〕ブチリル}アミ
ノ−6,11−ジヒドロジベンツ〔b,e〕チエピン
(以下、化合物Bという)またはこれらの薬学的に許容
される塩などが挙げられる。なお、化合物AおよびB
は、特公平5−60831号明細書や同3−58341
号明細書に記載されている化合物である。
【0007】
【化1】
【0008】また、非イオン性界面活性剤は特に限定さ
れないが、ポリオキシエチレン系やポリグリセリン脂肪
酸エステル系が好適である。ポリオキシエチレン系界面
活性剤の具体例としては、例えば、ポリオキシエチレン
硬化ヒマシ油(HCO−系)やポリオキシエチレンソル
ビタンモノオレート(局方名:ポリソルベート80、商
品名:Tween 80),ポリオキシエチレンセチルエーテ
ル,ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコー
ルなどが挙げられ、ポリグリセリン脂肪酸エステル系界
面活性剤の具体例としては、例えば、モノオレイン酸デ
カグリセリルなどが挙げられ、HCO−系やポリソルベ
ート80が好ましい。これらの界面活性剤のHLB値は、
水難溶性薬物の種類によって変わるが、7〜20、好ま
しくは9〜17、特に好ましくは12〜16の範囲から
選択される。
れないが、ポリオキシエチレン系やポリグリセリン脂肪
酸エステル系が好適である。ポリオキシエチレン系界面
活性剤の具体例としては、例えば、ポリオキシエチレン
硬化ヒマシ油(HCO−系)やポリオキシエチレンソル
ビタンモノオレート(局方名:ポリソルベート80、商
品名:Tween 80),ポリオキシエチレンセチルエーテ
ル,ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコー
ルなどが挙げられ、ポリグリセリン脂肪酸エステル系界
面活性剤の具体例としては、例えば、モノオレイン酸デ
カグリセリルなどが挙げられ、HCO−系やポリソルベ
ート80が好ましい。これらの界面活性剤のHLB値は、
水難溶性薬物の種類によって変わるが、7〜20、好ま
しくは9〜17、特に好ましくは12〜16の範囲から
選択される。
【0009】粉末状無機担体は、溶解された水難溶性薬
物および前記界面活性剤の双方を吸着する多孔性の無機
化合物であればいずれでもよく、例えば、メタケイ酸ア
ルミン酸マグネシウム(富士化学:ノイシリン)やケイ
酸カルシウム(エーザイ:フローライト)、ケイ酸アル
ミニウム、乳酸カルシウム、軽質無水ケイ酸などが挙げ
られ、フローライトやノイシリンが好適である。
物および前記界面活性剤の双方を吸着する多孔性の無機
化合物であればいずれでもよく、例えば、メタケイ酸ア
ルミン酸マグネシウム(富士化学:ノイシリン)やケイ
酸カルシウム(エーザイ:フローライト)、ケイ酸アル
ミニウム、乳酸カルシウム、軽質無水ケイ酸などが挙げ
られ、フローライトやノイシリンが好適である。
【0010】本発明の易溶性粉末状医薬組成物は、水難
溶性薬物および一種または2種以上の非イオン性界面活
性剤を溶媒に溶解し、これに無機担体を混和して前記水
難溶性薬物および非イオン性界面活性剤の双方を該担体
に吸着させ、ついで溶媒を除去することにより、容易に
製造することができる。
溶性薬物および一種または2種以上の非イオン性界面活
性剤を溶媒に溶解し、これに無機担体を混和して前記水
難溶性薬物および非イオン性界面活性剤の双方を該担体
に吸着させ、ついで溶媒を除去することにより、容易に
製造することができる。
【0011】製造方法について、さらに詳述する。水難
溶性薬物および一種または2種以上の非イオン性界面活
性剤を溶媒に溶解し、必要に応じて、pH調節剤(水酸
化ナトリウムの如き無機化合物やモノエタノールアミン
の如き有機化合物)を添加してpHを4〜6、好ましく
は5前後に調節する。このpH調節は、水難溶性薬物の
可溶化と安定化に寄与し、とくに前記化合物Aの場合に
は安定化に寄与する。
溶性薬物および一種または2種以上の非イオン性界面活
性剤を溶媒に溶解し、必要に応じて、pH調節剤(水酸
化ナトリウムの如き無機化合物やモノエタノールアミン
の如き有機化合物)を添加してpHを4〜6、好ましく
は5前後に調節する。このpH調節は、水難溶性薬物の
可溶化と安定化に寄与し、とくに前記化合物Aの場合に
は安定化に寄与する。
【0012】溶媒としては、水難溶性薬物および非イオ
ン性界面活性剤の双方を溶解するものであって、後の操
作で除去可能なものならばいずれもが採用できる。ま
た、無機担体の使用量を減少させるために、溶媒は無機
担体に吸着しないものが好適である。このような溶媒と
しては、例えば、エタノール、塩化メチレン、クロロホ
ルムなど、あるいはこれらと水との混合物が挙げられ、
溶媒の残留の面(毒性)や操作面などを考慮すればエタ
ノールもしくはエタノールと水の混合物が好ましい。
ン性界面活性剤の双方を溶解するものであって、後の操
作で除去可能なものならばいずれもが採用できる。ま
た、無機担体の使用量を減少させるために、溶媒は無機
担体に吸着しないものが好適である。このような溶媒と
しては、例えば、エタノール、塩化メチレン、クロロホ
ルムなど、あるいはこれらと水との混合物が挙げられ、
溶媒の残留の面(毒性)や操作面などを考慮すればエタ
ノールもしくはエタノールと水の混合物が好ましい。
【0013】各材料の使用割合は、水難溶性薬物や非イ
オン性界面活性剤の性質により変動する。例えば、非イ
オン性界面活性剤の使用量は、少ないと十分な可溶化効
果が発現されず、また、多量に用いたからといって、そ
れにつれて可溶化効果が高くなるというものでもない。
通常、非イオン性界面活性剤は、水難溶性薬物の2〜2
5倍重量、好ましくは5〜20倍重量、特に好ましくは
10〜15倍重量の範囲において使用される。溶媒の使
用量は、特に規定されず、水難溶性薬物および非イオン
性界面活性剤の双方を溶解するに足る量であり、少ない
ほうがより好ましい。
オン性界面活性剤の性質により変動する。例えば、非イ
オン性界面活性剤の使用量は、少ないと十分な可溶化効
果が発現されず、また、多量に用いたからといって、そ
れにつれて可溶化効果が高くなるというものでもない。
通常、非イオン性界面活性剤は、水難溶性薬物の2〜2
5倍重量、好ましくは5〜20倍重量、特に好ましくは
10〜15倍重量の範囲において使用される。溶媒の使
用量は、特に規定されず、水難溶性薬物および非イオン
性界面活性剤の双方を溶解するに足る量であり、少ない
ほうがより好ましい。
【0014】前記の溶液は、無機担体と混和され、つい
で溶媒が除去される。無機担体は、水難溶性薬物と非イ
オン性界面活性剤との総重量の0.2 〜1.5 倍重量、好ま
しくは0.3 〜1.0 倍重量が使用される。混和は常温で5
〜10分間にわたって攪拌することにより行われ、これ
により吸着が完結する。混和の際、D−ソルビトールの
如き賦形剤を添加してもよい。溶媒の除去は、通常、4
0〜50℃において実施される。
で溶媒が除去される。無機担体は、水難溶性薬物と非イ
オン性界面活性剤との総重量の0.2 〜1.5 倍重量、好ま
しくは0.3 〜1.0 倍重量が使用される。混和は常温で5
〜10分間にわたって攪拌することにより行われ、これ
により吸着が完結する。混和の際、D−ソルビトールの
如き賦形剤を添加してもよい。溶媒の除去は、通常、4
0〜50℃において実施される。
【0015】かくして得られる本発明の易溶性粉末状医
薬組成物は、通常、篩過され、常法により散剤や錠剤、
カプセル剤に二次加工される。例えば、散剤は、本発明
の易溶性粉末状医薬組成物にポリビニールピロリドンや
ポリエチレングリコール、エタノールなどの製剤化成分
を加えて混合し、造粒し、篩過することにより調製され
る。
薬組成物は、通常、篩過され、常法により散剤や錠剤、
カプセル剤に二次加工される。例えば、散剤は、本発明
の易溶性粉末状医薬組成物にポリビニールピロリドンや
ポリエチレングリコール、エタノールなどの製剤化成分
を加えて混合し、造粒し、篩過することにより調製され
る。
【0016】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説
明する。
明する。
【0017】実施例 1 易溶性粉末状医薬組成物の調
製:−
製:−
【0018】
【表1】 処 方 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 化合物Aのマレイン酸塩 2 g HCO−60(HLB=14.0) 30 g エタノール 18g 2N NaOH 2.5g ケイ酸カルシウム(フローライト) 12 g ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0019】エタノールに化合物Aのマレイン酸塩およ
びHCO−60を加えて攪拌し、溶解する。これに2N
−NaOH水溶液を加えてpH5.0 に調節する。この溶
液にケイ酸カルシウム(フローライト)を加えて、5分
間攪拌し、45℃において乾燥し、篩過して白色の易溶
性粉末状医薬組成物44.2gを得た。
びHCO−60を加えて攪拌し、溶解する。これに2N
−NaOH水溶液を加えてpH5.0 に調節する。この溶
液にケイ酸カルシウム(フローライト)を加えて、5分
間攪拌し、45℃において乾燥し、篩過して白色の易溶
性粉末状医薬組成物44.2gを得た。
【0020】実施例 2 易溶性粉末状医薬組成物の調
製:− 実施例1と同様にして、同様な形状の下記処方の易溶性
粉末状医薬組成物を得た。この組成物では、無機担体と
してメタケイ酸アルミン酸マグネシウム(ノイシリンU
FL2)が使用されている。
製:− 実施例1と同様にして、同様な形状の下記処方の易溶性
粉末状医薬組成物を得た。この組成物では、無機担体と
してメタケイ酸アルミン酸マグネシウム(ノイシリンU
FL2)が使用されている。
【0021】
【表2】 処 方 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 化合物Aのマレイン酸塩 2 g HCO−60(HLB=14.0) 30 g エタノール 18 g 2N NaOH 2.5g ノイシリンUFL2 22 g ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0022】実施例 3 易溶性粉末状医薬組成物の調
製:− 実施例1と同様にして、同様な形状の下記処方の易溶性
粉末状医薬組成物を得た。この組成物は、賦形剤たるD
−ソルビトール(ノイシリンとともに添加)が配合され
ている。
製:− 実施例1と同様にして、同様な形状の下記処方の易溶性
粉末状医薬組成物を得た。この組成物は、賦形剤たるD
−ソルビトール(ノイシリンとともに添加)が配合され
ている。
【0023】
【表3】 処 方 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 化合物Aのマレイン酸塩 2 g HCO−60(HLB=14.0) 30 g エタノール 18 g 2N NaOH 2.5g ノイシリンUFL2 22 g D−ソルビトール 22 g ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0024】実施例 4 易溶性粉末状医薬組成物の調
製:− 実施例1と同様にして、同様な形状の下記処方の易溶性
粉末状医薬組成物を得た。この組成物では、非イオン性
界面活性剤としてHCO−50が使用されている。
製:− 実施例1と同様にして、同様な形状の下記処方の易溶性
粉末状医薬組成物を得た。この組成物では、非イオン性
界面活性剤としてHCO−50が使用されている。
【0025】
【表4】 処 方 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 化合物Aのマレイン酸塩 2 g HCO−50(HLB=13.5) 30 g エタノール 18 g 2N NaOH 2.5g ノイシリンUFL2 22 g ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0026】実施例 5 易溶性粉末状医薬組成物の調
製:− 実施例1と同様にして、同様な形状の下記処方の易溶性
粉末状医薬組成物を得た。この組成物では、非イオン性
界面活性剤としてポリソルベート80(Tween 80)が使用
されている。
製:− 実施例1と同様にして、同様な形状の下記処方の易溶性
粉末状医薬組成物を得た。この組成物では、非イオン性
界面活性剤としてポリソルベート80(Tween 80)が使用
されている。
【0027】
【表5】 処 方 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 化合物Aのマレイン酸塩 2 g ポリソルベート80(HLB=15.0) 30 g エタノール 18 g 2N NaOH 2.5g ノイシリンUFL2 22 g ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0028】実施例 6 易溶性粉末状医薬組成物の調
製:− 実施例1と同様にして、同様な形状の下記処方の易溶性
粉末状医薬組成物を得た。この組成物では、水難溶性薬
物として化合物Bのマレイン酸塩が使用されている。
製:− 実施例1と同様にして、同様な形状の下記処方の易溶性
粉末状医薬組成物を得た。この組成物では、水難溶性薬
物として化合物Bのマレイン酸塩が使用されている。
【0029】
【表6】 処 方 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 化合物Bのマレイン酸塩 2 g HCO−60(HLB=14.0) 30 g エタノール 18 g 1N NaOH 2.5g フローライト 12 g ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0030】エタノールに化合物Bのマレイン酸塩およ
びHCO−60を加えて溶解し、これに1N−NaOH
水溶液を加えてpH5.0 に調節する。この溶液にフロー
ライトを加えて、5分間攪拌し、45℃において乾燥
し、篩過して白色の易溶性粉末状医薬組成物44.1gを得
た。
びHCO−60を加えて溶解し、これに1N−NaOH
水溶液を加えてpH5.0 に調節する。この溶液にフロー
ライトを加えて、5分間攪拌し、45℃において乾燥
し、篩過して白色の易溶性粉末状医薬組成物44.1gを得
た。
【0031】実施例 7 散剤の調製:− 実施例3で得た易溶性粉末状医薬組成物54.2gにD−ソ
ルビトール55.4gおよび6.6 gのポリビニルピロリドン
K25を混合し、これに40%ポリエチレングリコール
溶液22gを加え、常法により造粒し、乾燥し、篩過し
て可溶化散剤を得た。
ルビトール55.4gおよび6.6 gのポリビニルピロリドン
K25を混合し、これに40%ポリエチレングリコール
溶液22gを加え、常法により造粒し、乾燥し、篩過し
て可溶化散剤を得た。
【0032】実施例 8 カプセル剤の調製:− 実施例7で得た散剤をカプセルに充填し、カプセル剤を
得た。
得た。
【0033】実施例 9 錠剤の調製:− 実施例7で得た散剤に滑沢剤を混合し、以下、常法によ
り錠剤を得た。
り錠剤を得た。
【0034】実施例 10 可溶化能の検討:− 水難溶性薬物として化合物AまたはBのマレイン酸塩を
使用し、水難溶性薬物の15倍重量の非イオン性界面活
性剤またはエチレングリコール400を用いるほかは実
施例2と同様にして易溶性粉末状医薬組成物を調製し
た。
使用し、水難溶性薬物の15倍重量の非イオン性界面活
性剤またはエチレングリコール400を用いるほかは実
施例2と同様にして易溶性粉末状医薬組成物を調製し
た。
【0035】得られた各製剤をpH6.8 の等張性リン酸
緩衝液と混合し、一昼夜攪拌後、濾過し、濾液中の薬物
濃度を測定した。結果を表7に示す。
緩衝液と混合し、一昼夜攪拌後、濾過し、濾液中の薬物
濃度を測定した。結果を表7に示す。
【0036】
【表7】
【0037】表7に示すように非イオン性界面活性剤の
薬物溶解能は、優れている。なお、表7における界面活
性剤の欄において使用された物質は表8に詳記されてい
る。
薬物溶解能は、優れている。なお、表7における界面活
性剤の欄において使用された物質は表8に詳記されてい
る。
【0038】
【表8】
【0039】実施例 11 界面活性剤の添加量の検
討:− 下記処方の製剤を調製した。各製剤は、非イオン性界面
活性剤(HCO-60) の配合量が変化されている。そして、
各製剤とpH6.8 の等張性リン酸緩衝液とを混合攪拌
し、一定時間ごとにその一部を採取し、600nmにお
ける濁度を測定し、図1の結果を得た。
討:− 下記処方の製剤を調製した。各製剤は、非イオン性界面
活性剤(HCO-60) の配合量が変化されている。そして、
各製剤とpH6.8 の等張性リン酸緩衝液とを混合攪拌
し、一定時間ごとにその一部を採取し、600nmにお
ける濁度を測定し、図1の結果を得た。
【0040】
【表9】 処 方 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ HCO-60 HCO-60 HCO-60 PEG-400 (1:0) (1:10) (1:15) ──────────────────────────────── 化合物Aのマレイン酸塩 2 g 2 g 2 g 2 g HCO−60 ─── 20 g 30 g ─── PEG−400 ─── 10 g ─── 30 g エタノール 18 g 18 g 18 g 18 g 2N NaOH 2.5g 2.5g 2.5g 2.5g ノイシリンUFL2 22 g 22 g 22 g 22 g ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0041】図1に示すように本発明の易溶性粉末状医
薬組成物は瞬時に溶解し、その後も安定した溶液状態を
保持する。一方、界面活性剤が配合されていない製剤
〔HCO-60(1:0)〕やHCO-60の代わりにPEG-400 を使用し
た製剤[PEG400]は時間の経過とともに濁度の上昇がみら
れ、結晶の析出現象がみられた。
薬組成物は瞬時に溶解し、その後も安定した溶液状態を
保持する。一方、界面活性剤が配合されていない製剤
〔HCO-60(1:0)〕やHCO-60の代わりにPEG-400 を使用し
た製剤[PEG400]は時間の経過とともに濁度の上昇がみら
れ、結晶の析出現象がみられた。
【0042】実施例 12 界面活性剤による薬物の安
定化:− 実施例11の各製剤を日局第一液(pH1.2 )と混合攪
拌し、一定時間毎にその一部を採取し、化合物Aの残存
率を測定し、図2の結果を得た。図2に示すように界面
活性剤が配合されていない製剤〔HCO-60(1:0)〕やHCO-
60の代わりにPEG-400 を使用した製剤[PEG400]は時間の
経過とともに化合物Aの顕著な分解がみられた。
定化:− 実施例11の各製剤を日局第一液(pH1.2 )と混合攪
拌し、一定時間毎にその一部を採取し、化合物Aの残存
率を測定し、図2の結果を得た。図2に示すように界面
活性剤が配合されていない製剤〔HCO-60(1:0)〕やHCO-
60の代わりにPEG-400 を使用した製剤[PEG400]は時間の
経過とともに化合物Aの顕著な分解がみられた。
【0043】実施例 13 溶出試験:− 実施例11で得た4種の製剤について溶出試験〔日局パ
ドル法、第二液(pH6.8) 900ml〕を行い、図3
の結果を得た。図3に示すように本発明の易溶性粉末状
医薬組成物は、優れた溶出パターンを示した。
ドル法、第二液(pH6.8) 900ml〕を行い、図3
の結果を得た。図3に示すように本発明の易溶性粉末状
医薬組成物は、優れた溶出パターンを示した。
【0044】実施例 14 生体内薬物利用率の検討:
− 実施例8で得たカプセル剤[HCO-60(1:15)]またはHCO
−60の代わりにPEG400を用いて同様に調製した
対照カプセル剤[PEG400]をビーグル犬に経口投与し、血
中の化合物A濃度を測定し、図4の結果を得た。図4に
示すように生体内薬物利用率は、本発明のカプセル剤[H
CO-60(1:15)]の方が比較対照カプセルよりも優れてい
た。
− 実施例8で得たカプセル剤[HCO-60(1:15)]またはHCO
−60の代わりにPEG400を用いて同様に調製した
対照カプセル剤[PEG400]をビーグル犬に経口投与し、血
中の化合物A濃度を測定し、図4の結果を得た。図4に
示すように生体内薬物利用率は、本発明のカプセル剤[H
CO-60(1:15)]の方が比較対照カプセルよりも優れてい
た。
【0045】
【発明の効果】本発明の易溶性粉末状医薬組成物は、水
難溶性薬物の安定化を図り、その溶解度および溶解速度
を顕著に改善し、その結果、組成物からの速やかな薬物
の溶出を可能にするとともに薬物の生体内利用率を高め
るものである。しかも、本発明の易溶性粉末状医薬組成
物は、粉末化されているので取扱いに便利である。
難溶性薬物の安定化を図り、その溶解度および溶解速度
を顕著に改善し、その結果、組成物からの速やかな薬物
の溶出を可能にするとともに薬物の生体内利用率を高め
るものである。しかも、本発明の易溶性粉末状医薬組成
物は、粉末化されているので取扱いに便利である。
【図1】図1は非イオン性界面活性剤による水難溶性薬
物の可溶化効果を示す図である。
物の可溶化効果を示す図である。
【図2】図2は非イオン性界面活性剤による水難溶性薬
物の安定効果を示す図である。
物の安定効果を示す図である。
【図3】図3は易溶性粉末状医薬組成物の溶出パターン
を示す図である。
を示す図である。
【図4】図4はビーグル犬における薬物の血漿中濃度の
時間的変化を示す図である。
時間的変化を示す図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 313/12 C07D 337/12 337/12 A61K 9/14 C L
Claims (8)
- 【請求項1】 水難溶性薬物および一種または2種以上
の非イオン性界面活性剤を吸着した粉末状無機担体から
なる易溶性粉末状医薬組成物。 - 【請求項2】 水難溶性薬物が1−(3−フルオロ−
6,11−ジヒドロジベンツ〔b,e〕オキセピン−1
1−イル)−4−(3−フェニル−2−プロペニル)−
ピペラジン(以下、化合物Aという)、11−{4−
〔4−(4−フルオロフェニル)−1−ピペラジニル〕
ブチリル}アミノ−6,11−ジヒドロジベンツ〔b,
e〕チエピン(以下、化合物Bという)またはこれらの
薬学的に許容される塩であり、非イオン性界面活性剤が
HLB値7〜20のポリオキシエチレン系もしくはポリ
グリセリン脂肪酸エステル系であり、粉末状無機担体が
メタケイ酸アルミン酸マグネシウムまたはケイ酸カルシ
ウムである請求項1記載の易溶性粉末状医薬組成物。 - 【請求項3】 非イオン性界面活性剤がポリオキシエチ
レン硬化ヒマシ油である請求項1または2記載の易溶性
粉末状医薬組成物。 - 【請求項4】 化合物Aのマレイン酸塩およびポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油を吸着したケイ酸カルシウムか
らなる易溶性粉末状医薬組成物。 - 【請求項5】 水難溶性薬物および一種または2種以上
の非イオン性界面活性剤を溶媒に溶解し、これに無機担
体を混和して前記水難溶性薬物および非イオン性界面活
性剤を該担体に吸着させ、ついで溶媒を除去することを
特徴とする易溶性粉末状医薬組成物の製造方法。 - 【請求項6】 水難溶性薬物が化合物A、Bまたはこれ
らの薬学的に許容される塩であり、非イオン性界面活性
剤がHLB値7〜20のポリオキシエチレン系もしくは
ポリグリセリン脂肪酸エステル系であり、溶媒がエタノ
ールおよび/または水であり、粉末状無機担体がメタケ
イ酸アルミン酸マグネシウムまたはケイ酸カルシウムで
ある請求項5記載の易溶性粉末状医薬組成物の製造方
法。 - 【請求項7】 非イオン性界面活性剤がポリオキシエチ
レン硬化ヒマシ油である請求項5または6記載の易溶性
粉末状医薬組成物の製造方法。 - 【請求項8】 化合物Aのマレイン酸塩およびポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油をエタノールおよび水からなる
混合溶媒に溶解し、これにケイ酸カルシウムを混和し、
ついで溶媒を除去することを特徴とする易溶性粉末状医
薬組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12944695A JPH08301763A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 易溶性粉末状医薬組成物およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12944695A JPH08301763A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 易溶性粉末状医薬組成物およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08301763A true JPH08301763A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=15009685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12944695A Pending JPH08301763A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 易溶性粉末状医薬組成物およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08301763A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002013816A1 (fr) * | 2000-08-10 | 2002-02-21 | Takeda Chemical Industries, Ltd. | Composition pharmaceutique |
JP2002265362A (ja) * | 2000-08-10 | 2002-09-18 | Takeda Chem Ind Ltd | 医薬組成物 |
US6613354B2 (en) | 1996-01-08 | 2003-09-02 | Astrazeneca Ab | Oral pharmaceutical dosage forms comprising a proton pump inhibitor and a NSAID |
WO2003080029A1 (en) * | 2002-03-22 | 2003-10-02 | Astrazeneca Ab | No-donating nsaids adsorbed into carrier particles |
WO2010095494A1 (ja) * | 2009-02-19 | 2010-08-26 | アサヒビール株式会社 | 難溶性物質を含有する顆粒、錠剤、及び難溶性物質の可溶化方法 |
WO2011039952A1 (ja) | 2009-09-30 | 2011-04-07 | 株式会社サンギ | 難溶性物質の水溶解性改善方法 |
JP2013010713A (ja) * | 2011-06-29 | 2013-01-17 | Tokyo Metropolitan Industrial Technology Research Institute | 無機有機複合粒子及びその製造方法 |
US9248103B2 (en) | 2012-03-02 | 2016-02-02 | Kabushiki Kaisha Sangi | Method for improving water solubility of slightly soluble substance |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP12944695A patent/JPH08301763A/ja active Pending
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US7488497B2 (en) | 1996-01-08 | 2009-02-10 | Astrazeneca Ab | Oral pharmaceutical dosage forms comprising a proton pump inhibitor and a NSAID |
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RD01 | Notification of change of attorney |
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Effective date: 20060718 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |