JPH08300347A - 半導体単結晶棒のスライシング方法およびその装置 - Google Patents
半導体単結晶棒のスライシング方法およびその装置Info
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- JPH08300347A JPH08300347A JP13291095A JP13291095A JPH08300347A JP H08300347 A JPH08300347 A JP H08300347A JP 13291095 A JP13291095 A JP 13291095A JP 13291095 A JP13291095 A JP 13291095A JP H08300347 A JPH08300347 A JP H08300347A
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Abstract
定した高収率を確保する。スライシング条件の最適値を
得る。 【構成】 ワイヤソーを半導体単結晶棒の外面に当接さ
せ、ワイヤソーを駆動して単結晶棒を軸線と垂直な平面
で切断する。切断時、ワイヤソーの駆動モータの負荷電
圧を連続的に測定し、測定データに基づいて切断での異
常(ソーマーク)を検出する。切断時、モータの負荷電
圧には一定のパターンが生じる。このパターンを正常切
断時のものと比較し、異常を検出する。そして、この切
断異常を除去する。例えばワイヤソーへのスラリーの供
給を制御してソーマークを除去する。
Description
るシリコンインゴットの切断時の切断状況を、ワイヤソ
ー駆動モータへの負荷電流−電圧特性を連続して測定・
管理することにより、切断抵抗を安定に管理し、かつ、
切断工程で発生する不良項目を未然に予測し、切断収率
を向上するための半導体単結晶棒のスライシング技術に
関する。
たシリコンインゴットには、外周研削後、方位確定のた
めのオリエンテーションフラット(OF)加工が施され
る。この後、スライシング工程(切断工程)に移る。こ
の工程で、インゴットは、切断用のワイヤソー・バンド
ソー等によりウェーハ形状に加工される。この切断工程
では、所定の条件を組み込んだシーケンスを制御装置が
実行し、これが完了するまで、ワイヤソーは、その制御
範囲内で動作することとなる。
いてはスライシング不良の監視・制御は特別には行って
いなかった。このため、切断時の異常、特にソーマーク
の発生に関してはその切断終了後にしか確認することが
できなかった。
すべく検討を重ねた結果、ワイヤソーでの切断に使用さ
れるワイヤボビンモータの負荷電流−電圧特性を検出し
これを一定レベルの値に監視することにより、常にその
切断状況を把握し、異常発生に対して未然に対応するこ
とができる管理方法を案出した。この結果、スライシン
グでの安定した高収率を確保すると同時に、ワイヤソー
でのスライシング条件の最適値を検出・設定することが
できる。
は、ワイヤソーを用いて半導体単結晶棒を軸線と略直交
する平面で切断する半導体単結晶棒のスライシング方法
において、半導体単結晶棒の切断時、上記ワイヤソーの
駆動負荷を連続的に測定し、この測定データに基づいて
切断の異常を検出する半導体単結晶棒のスライシング方
法である。
の駆動負荷の測定は、ワイヤソーを駆動するモータの負
荷電流値および/または負荷電圧値を連続的に採取して
行う請求項1に記載の半導体単結晶棒のスライシング方
法である。
検出を、上記モータの負荷電流値または負荷電圧値の変
化に基づいて行う請求項2に記載の半導体単結晶棒のス
ライシング方法である。
断異常を除去する請求項1、請求項2または請求項3の
いづれか1項に記載の半導体単結晶棒のスライシング方
法である。
常はソーマークである請求項1、請求項2、請求項3ま
たは請求項4のいづれか1項に記載の半導体単結晶棒の
スライシング方法である。
体単結晶棒を切断するワイヤソーと、このワイヤソーの
駆動負荷を測定する負荷測定手段と、この測定した負荷
に基づいて切断異常の発生を検出する異常検出手段とを
備えた半導体単結晶棒のスライシング装置である。
晶棒のスライシング装置は上記ワイヤソーを駆動するモ
ータを備え、上記負荷測定手段ではこのモータの負荷電
流値および/または負荷電圧値を測定するとともに、上
記異常検出手段は測定した負荷電流値および/または負
荷電圧値に基づいて切断異常の発生を検出する請求項6
に記載の半導体単結晶棒のスライシング装置である。
段は上記負荷電流値または負荷電圧値の変化に基づいて
切断異常の発生を検出する請求項7に記載の半導体単結
晶棒のスライシング装置である。
晶棒のスライシング装置であって、上記切断異常の原因
を除去する除去手段を備えた請求項6、請求項7または
請求項8のいづれか1項に記載の半導体単結晶棒のスラ
イシング装置である。
導体単結晶棒の外面に当接させ、ワイヤソーを駆動して
移動し(例えばモータでワイヤソーを巻き取りながら単
結晶棒に押し当て)、半導体単結晶棒を軸線と垂直な平
面で切断する。この切断時、ワイヤソーの駆動負荷を連
続的に測定し、この測定データに基づいて切断での異常
を検出する。切断時のワイヤソーへの負荷には一定のパ
ターンが生じる。このパターンを正常切断時のものと比
較することにより、その異常を検出することとなる。
して、ワイヤソーを駆動するモータの負荷電流値および
/または負荷電圧値を用いる。すなわち、スライシング
工程においてこのモータの負荷を連続的に採取する。こ
れらの値に基づいて切断での異常を検出する。
て連続して採取した上記モータの負荷電流値または負荷
電圧値の変化に基づいて切断異常の検出を行う。例えば
正常時の負荷電流値の変化と、採取したそれとを比較す
る。
ようにして検出した切断異常の原因を除去する。異常の
原因について適切な対応を行う。例えばスラリーの供給
を制御してソーマークを除去する。
を駆動して半導体単結晶棒の切断を行う。このとき、こ
のワイヤソーの駆動負荷を測定し、測定した負荷に基づ
いて異常の発生を検出する。
晶棒のスライシング装置では、ワイヤソーをモータで駆
動して切断を行う。そして、このモータに印加する電流
値および/または電圧値を測定し、測定値に基づいて切
断異常の発生を検出する。切断の異常には、例えばソー
マーク発生がある。
への負荷電流値または負荷電圧値の変化に基づいて切断
異常の発生を検出する。
にして検出した切断異常の原因を除去する。切断異常の
内容に対応した処理を行うものである。例えばモータの
駆動系のチェック、スラリーの供給を制御するなどであ
る。これにより切断異常の発生を阻止し、安定した切断
を行うことができる。
する。図1は、ワイヤソーボビンモータの負荷電圧−電
流値を連続的に採取し、この結果をスラリー自動追加供
給機構へフィードバックするためのスライシング装置シ
ステムの概要図である。これにより採取した切断負荷電
流値の推移を図2に示した。8インチ径インゴット切断
時の最大電圧値の変動を示したものである。図中負荷電
圧値は切断量の増加とともに徐々に増加し、190mm
切断時に最大値を形成していることが判る。また、この
装置で切断が正常に行われた場合の信号パターンも同時
に示している。図3は、負荷電圧値に対する不良枚数
(ソーマーク)の相関を示している。図2および図3の
関係から今回は自動スラリー増加供給作動リミットの負
荷電流値を1.8Vとして、これらのシステムの装着さ
れていないものとの不良発生率を比較した。比較結果を
図4に示す。その結果、従来のものに比較して不良発生
率を1桁程度低減できることが確認された。
(シリコン単結晶棒)11を切断位置にて支持し、ボビ
ン12・13間に掛け渡したワイヤソー14でこれを切
断する。ワイヤソー14はボビン駆動モータ15により
ボビン13に巻き取られる構成である。
に基づいて制御・駆動されている。このモータ15の負
荷電流・負荷電圧は制御装置16によって測定・検出さ
れている。制御装置16は、例えばCPU・ROM・R
AM・I/O・モニタなどを有して構成されている。
のワイヤソー14にスラリーを供給するスラリー供給機
構17の制御をも行っている。すなわち、制御装置16
は入力されたデータ(電流値・電圧値)に基づいて切断
の異常を検出すると、例えばスラリー供給機構17を駆
動してスラリーの供給量をコントロールする。これによ
り切断異常(ソーマーク等)を解消するものである。
切断での条件を制御することにより、切断での異常発生
を可能な限り抑止することができる。そして、このよう
なデータに基づいてスライシング装置を運転したときの
不良発生率を図4に示した。この図から明らかなよう
に、この装置によれば、従来のスライシング装置よりも
安定した運転が可能である。
然に防止することができ、切断での安定した高収率を確
保することができる。同時に、スライシング条件の最適
値を得ることができる。
示す概略図である。
の切断時の変化を示すグラフである。
の負荷電圧と不良発生率との関係を示すグラフである。
の効果を示すグラフである。
Claims (9)
- 【請求項1】 ワイヤソーを用いて半導体単結晶棒を軸
線と略直交する平面で切断する半導体単結晶棒のスライ
シング方法において、 半導体単結晶棒の切断時、上記ワイヤソーの駆動負荷を
連続的に測定し、 この測定データに基づいて切断の異常を検出する半導体
単結晶棒のスライシング方法。 - 【請求項2】 上記ワイヤソーの駆動負荷の測定は、ワ
イヤソーを駆動するモータの負荷電流値および/または
負荷電圧値を連続的に採取して行う請求項1に記載の半
導体単結晶棒のスライシング方法。 - 【請求項3】 上記切断異常の検出を、上記モータの負
荷電流値または負荷電圧値の変化に基づいて行う請求項
2に記載の半導体単結晶棒のスライシング方法。 - 【請求項4】 上記検出した切断異常を除去する請求項
1、請求項2または請求項3のいづれか1項に記載の半
導体単結晶棒のスライシング方法。 - 【請求項5】 上記切断時の異常はソーマークである請
求項1、請求項2、請求項3または請求項4のいづれか
1項に記載の半導体単結晶棒のスライシング方法。 - 【請求項6】 駆動されて半導体単結晶棒を切断するワ
イヤソーと、 このワイヤソーの駆動負荷を測定する負荷測定手段と、 この測定した負荷に基づいて切断異常の発生を検出する
異常検出手段とを備えた半導体単結晶棒のスライシング
装置。 - 【請求項7】 上記半導体単結晶棒のスライシング装置
は上記ワイヤソーを駆動するモータを備え、 上記負荷測定手段ではこのモータの負荷電流値および/
または負荷電圧値を測定するとともに、上記異常検出手
段は測定した負荷電流値および/または負荷電圧値に基
づいて切断異常の発生を検出する請求項6に記載の半導
体単結晶棒のスライシング装置。 - 【請求項8】 上記異常検出手段は上記負荷電流値また
は負荷電圧値の変化に基づいて切断異常の発生を検出す
る請求項7に記載の半導体単結晶棒のスライシング装
置。 - 【請求項9】 上記半導体単結晶棒のスライシング装置
であって、上記切断異常の原因を除去する除去手段を備
えた請求項6、請求項7または請求項8のいづれか1項
に記載の半導体単結晶棒のスライシング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13291095A JP3292360B2 (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | 半導体単結晶棒のスライシング方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13291095A JP3292360B2 (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | 半導体単結晶棒のスライシング方法およびその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08300347A true JPH08300347A (ja) | 1996-11-19 |
JP3292360B2 JP3292360B2 (ja) | 2002-06-17 |
Family
ID=15092391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13291095A Expired - Fee Related JP3292360B2 (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | 半導体単結晶棒のスライシング方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3292360B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006075939A (ja) * | 2004-09-09 | 2006-03-23 | Toyo Advanced Technologies Co Ltd | スラリの劣化検知方法、スラリ交換方法およびワイヤソー |
JP2011148027A (ja) * | 2010-01-20 | 2011-08-04 | Shin Etsu Handotai Co Ltd | インゴットの切断方法及びワイヤソー |
CN115837714A (zh) * | 2022-11-21 | 2023-03-24 | 无锡连强智能装备有限公司 | 一种半导体多功能截断自动化控制系统及控制方法 |
-
1995
- 1995-05-01 JP JP13291095A patent/JP3292360B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2011148027A (ja) * | 2010-01-20 | 2011-08-04 | Shin Etsu Handotai Co Ltd | インゴットの切断方法及びワイヤソー |
CN115837714A (zh) * | 2022-11-21 | 2023-03-24 | 无锡连强智能装备有限公司 | 一种半导体多功能截断自动化控制系统及控制方法 |
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