JPH08298107A - 電池及びその電極接続金具 - Google Patents

電池及びその電極接続金具

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JPH08298107A
JPH08298107A JP7102736A JP10273695A JPH08298107A JP H08298107 A JPH08298107 A JP H08298107A JP 7102736 A JP7102736 A JP 7102736A JP 10273695 A JP10273695 A JP 10273695A JP H08298107 A JPH08298107 A JP H08298107A
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battery
electrode
batteries
anode
cathode
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JP7102736A
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English (en)
Inventor
Naohisa Enosaka
直久 榎坂
Okitoshi Kimura
興利 木村
Shinji Nagai
伸二 永井
Noriyuki Endou
乃之 遠藤
Shiro Uchida
司郎 内田
Shinichiro Koshiishi
新一郎 輿石
Yasutaka Gotou
恭貴 後藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用済みの電池を廃棄して集積しても、それ
が発熱して火災になったりしないようにする。複数の電
池の電極間を確実に接続できるようにもする。 【構成】 陽極2と陰極3を電池本体4の両端面5,6
に形成した凹部7,8に設け、その陽極2と陰極3に雌
ネジ部11,12を形成すると共に、その雌ネジ部1
1,12に螺合する雄ネジ部15,16を有する電極端
子13,14を螺着してなる。電池1を廃棄する際には
電極端子13,14を取り外す。また、複数並べた電池
1の各凹部7と7,8と8又は7と8にそれぞれ嵌入可
能な複数の嵌入部を有する電極接続金具と、各電極端子
13,14を用いてネジ止めで各電極間を直列あるいは
並列に接続することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、安全に廃棄できる電
池及びその複数の電池の電極間を電気的に接続する電極
接続金具に関する。
【0002】
【従来の技術】家電品,OA機器,携帯用の各種機器に
は、各種の電池が使用されているが、これらの電池は通
常の場合において寿命に達すると廃棄処分される。しか
しながら、これらの電池の中にはニッケル・カドミウム
電池のように人体に対して有害となる物質が含まれてい
るものもあるので、近年は地球環境保護の面からも電池
の回収は活発化しつつある。また、各都道府県では、電
池のリサイクルを条例化することにより、これまで以上
に電池の回収及び再利用を促進する傾向がある。
【0003】このような各種電池は、容量が機器を駆動
可能な容量を下回ると使用できなくなるため、通常はそ
の段階で廃棄処分されるが、その段階でも電池単体は残
量電気エネルギを有している。そして、これまではこれ
らの使用済み電池の廃棄は、一般的に各地方自治体や電
池業界で準備したボール箱,金属製の缶,プラスチック
製の容器等からなる電池回収箱に集めて一時保管し、そ
れを所定期間保管した後に専用業者に引き渡すことによ
って廃棄処理が行なわれてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来行なわれてきた使用済み電池の廃棄方法では、
専用業者が廃棄処理する前に、その廃棄されてまだ電気
エネルギが残っている電池を電池回収箱等に一時保管し
ていたため、そこに多量の電池が集積されると、電池の
電極端子同志が互いに接触してショートすることにより
発熱し、それが原因で火災になったり、作業者が火傷を
したりする恐れがあるという問題点があった。
【0005】特に、市販されている円筒形の電池のよう
に、陽極側の電極端子が電池本体の端面から突出してい
る場合には、それが廃棄されると他の電池と電極端子同
志が互いに接触してショートすることによって発熱する
可能性が高かった。そこで、この電極端子の部分を、電
池本体から取り外してから廃棄するようにすれば電極端
子同志がショートする可能性は少なくなるが、通常市販
されている円筒形の電池の場合には、陽極側の電極端子
は封口蓋を兼ねていて、その外周部分が絶縁材を介して
電池本体の外筒によってかしめられているので、それを
簡単に取り外すことができなかった。
【0006】仮りに、その封口蓋を兼ねている電極端子
の部分を取り外せたとしても、電池本体内に納められて
いる絶縁部材や減極剤、さらには電解液等が、その開封
した部分から外部に漏れてしまうので不都合が生じた。
また、従来マンガン等の乾電池を使用する場合、例えば
単1,単2,単3はプラスチック等で形成された専用の
電池ケースに納めて使用することがあるが、その際にケ
ースに変形やガタがあったり、そこに外部から振動や衝
撃等が加わったりすると、電池の端子とケース側の端子
とが接触不良を起こす恐れがあった。
【0007】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、使用済みの電池を箱や缶等に廃棄して集
積しても、その電池が発熱して火災になったり、作業者
が火傷等を負ったりする危険がないようにすることを目
的とする。また、複数の電池の電極間を接触不良が生じ
ることなく確実に接続することができるようにすること
も目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、陽極と陰極の少なくとも一方の電極を電
池本体の端面に形成した凹部に設け、その電極に雌ネジ
部を形成すると共にその雌ネジ部に螺合する雄ネジ部を
有する電極端子を設けて電池を構成する。また、陽極と
陰極を電池本体の両側の端面にそれぞれ形成した凹部に
設け、その陽極と陰極に異なる径の雌ネジ部をそれぞれ
形成し、その雌ネジ部にそれぞれ螺合する雄ネジ部を有
する一対の電極端子を設けて電池を構成する。さらに、
上記いずれかの電池において、陽極の雌ネジ部に螺着し
た電極端子をその外端が電池本体の陽極側の端面から突
出するようにし、陰極の雌ネジ部に螺着した電極端子を
その外端が電池本体の陰極側の端面と略面一になるよう
にするとよい。
【0009】また、複数の上記いずれかの電池の電極間
を電気的に接続する導電性を有する板状の電極接続金具
を、電池本体の外周面が互いに隣り合うように並べた複
数の電池の隣り合う各端面にそれぞれ形成された上記凹
部にそれぞれ嵌入可能な複数の嵌入部を有し、その各嵌
入部にそれぞれ雄ネジ部挿入孔を設け、その各雄ネジ部
挿入孔に上記各雄ネジ部を挿入して電極端子がそれぞれ
各電極の雌ネジ部に螺着されることによって、隣り合う
電池の同極同志又は陽極と陰極間を電気的に接続し得る
ように構成するとよい。
【0010】さらに、その電極接続金具を、電池本体の
端面が互いに隣り合うように並べた複数の電池のその隣
り合う端面に形成された上記各凹部にそれぞれ嵌入する
金具本体と、その金具本体の両端面からそれぞれ突出し
て電池本体の陽極の雌ネジ部と陰極の雌ネジ部にそれぞ
れ螺合する雄ネジ部とによって構成するようにしてもよ
い。
【0011】
【作用】このように構成した電池によれば、電池を廃棄
する際に雄ネジ部を有する電極端子を緩める側に回して
電極に形成されている雌ネジ部から取り外せば、その電
極は電池本体の端面に設けられている凹部に形成されて
いるので、その電極が電池本体の端面から引っ込んでい
るため、その電極端子を外した電池を多数同一の電池回
収箱等に廃棄しても、電池の電極同志が互いに接触する
ようなことがないので発熱や発火等の恐れがなく安全で
ある。
【0012】また、陽極と陰極を電池本体の両側の端面
にそれぞれ形成した凹部に設け、その陽極と陰極に異な
る径の雌ネジ部をそれぞれ形成し、その雌ネジ部にそれ
ぞれ螺合する雄ネジ部を有する一対の電極端子を設けれ
ば、陽極用と陰極用のそれぞれ電極端子を誤って逆側の
電極の雌ネジ部に螺着してしまうようなことがないの
で、誤装着を防止できる。
【0013】さらに、陽極の雌ネジ部に螺着した電極端
子をその外端が電池本体の陽極側の端面から突出するよ
うにし、陰極の雌ネジ部に螺着した電極端子をその外端
が電池本体の陰極側の端面と略面一になるようにすれ
ば、外観の形状が通常市販されている円筒形の電池と同
じになるので、通常の電池と互換性を持たせることがで
きる。
【0014】また、電池本体の外周面が互いに隣り合う
ように並べた複数の電池の隣り合う各端面にそれぞれ形
成された上記凹部にそれぞれ嵌入可能な複数の嵌入部を
有し、その各嵌入部にそれぞれ雄ネジ部挿入孔を設け、
その各雄ネジ部挿入孔に上記各雄ネジ部を挿入して電極
端子がそれぞれ各電極の雌ネジ部に螺着されることによ
って、隣り合う電池の同極同志又は陽極と陰極間を電気
的に接続し得るように構成した電極接続金具を使用すれ
ば、上述した各電池を外周面が互いに隣り合うように複
数並べた状態で、電極接続金具の各嵌入部を各電池の凹
部にそれぞれ嵌入させ、各雄ネジ部挿入孔に電極端子の
雄ネジ部を挿入してそれらを螺着することによって、隣
り合う電池を直列あるいは並列に、接触不良を生じさせ
ることなく確実に接続することができる。
【0015】さらに、その電極接続金具を、電池本体の
端面が互いに隣り合うように並べた複数の電池のその隣
り合う端面に形成された上記各凹部にそれぞれ嵌入する
金具本体と、その金具本体の両端面からそれぞれ突出し
て電池本体の陽極の雌ネジ部と陰極の雌ネジ部にそれぞ
れ螺合する雄ネジ部とによって構成すれば、その電極接
続金具により上記電池を直列に接触不良を生じさせるこ
となく確実に接続することができる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1はこの発明をマンガン電池に適用
した場合の一実施例を両極の電極端子を外した状態で電
池本体の内部構造は省略して示す断面図、図2は同じく
その電極端子を両電極にそれぞれ螺着した状態で示す断
面図と通常のマンガン電池の側面図を並べて示す図、図
3は同じくその実施例の電池の平面図、図4は同じくそ
の実施例の電池の下面図である。図1に示す電池1は、
電極である陽極2と陰極3を円柱状の電池本体4の端面
5と6にそれぞれ形成した凹部7,8に設け、その各電
極に雌ネジ部11,12をそれぞれ形成すると共に、そ
の雌ネジ部11,12にそれぞれ螺合する雄ネジ部1
5,16を有する電極端子13と14をそれぞれ設けて
いる。
【0017】その電極端子13,14は、図3及び図4
にそれぞれ示すように円形に形成されたツマミ部13a
と14aの外径を同一に形成しているが、図1に示すよ
うに陽極の電極端子13の雄ネジ部15の径を陰極の電
極端子14の雄ネジ部16の径よりも大きく形成してい
る。したがって、その雄ネジ部15が螺着される陽極2
の雌ネジ部11の径は、雄ネジ部16が螺着される陰極
3の雌ネジ部12の径よりも大きい。
【0018】この電池1は、電極端子13を図2の
(a)に示すように陽極2の雌ネジ部11に螺着したと
きに、その電極端子13の外端13bが電池本体4の陽
極側の端面5から突出し、電極端子14を陰極3の雌ネ
ジ部12に螺着したときに、その電極端子14の外端1
4bが電池本体4の陰極側の端面6と略面一になるよう
にしている。
【0019】そして、その螺着時における陰極側の端面
6から電極端子13の外端13bまでの高さHを、図2
の(b)に示すよう通常市販されている円柱形のマンガ
ン電池(乾電池)10と、例えば単1,単2,単3の各
サイズ毎にそれぞれ同一にしている。また、電池本体4
の外径D1 も、通常のマンガン電池10の外径D2 と同
じにしている。したがって、この電池1は、外観の形状
が通常市販されているマンガン電池10と実質的に同じ
であるため、通常のマンガン電池と互換性を有する。な
お、陽極側の電極端子13を、陰極側の電極端子14と
同様にその外端13bが電池本体4の端面5と略面一に
なるようにしてもよい。
【0020】この電池本体4は、内部構造の図示を省略
したが、陽極2に接続される炭素棒からなる集電体と、
陰極3に接続される亜鉛筒と、両者の間に充填された減
極剤及び電解液等からなることは、通常のマンガン電池
と同様である。そして、端面5の外周部分が、絶縁パッ
キンを介して電池本体4の円筒部の上端にかしめられて
取り付けられている。
【0021】なお、電極端子13,14のツマミ部13
a,14aのそれぞれ外周面には、滑り止め用としてロ
ーレットが全周に亘って形成されている。また、その電
極端子13と14のそれぞれ外端13bと14bには、
その電極端子13,14を雌ネジ部11,12にネジ込
み易くするための溝13c,14cが、図3及び図4に
それぞれ明示するように形成されている。
【0022】ところで、一般的に使用済みの電池を廃棄
した場合、その電池には電気エネルギがまだ残っている
ことが多い。したがって、そのような電池を電池回収箱
等に多量に廃棄して集積した場合には、それらの電池の
電極端子同志が互いに接触してショートすることにより
発熱し、それが原因で発煙したり火災になったり、作業
者が火傷をしたりする恐れがあった。
【0023】しかしながら、この実施例による電池1
は、図1で説明したように電極端子13が陽極2から、
電極端子14が陰極3から、それぞれネジを緩めるだけ
で簡単に取り外すことができるので、その電極端子13
と14の少なくとも一方を取り外してから廃棄するよう
にすれば、陽極2及び陰極3は電池本体4の端面5,6
から引っ込んでいるので、その廃棄した複数の電池1の
引っ込んだ位置にある電極は他の電池1の電極等に接触
しにくいので安全である。
【0024】なお、この実施例による電池1は、陽極側
の電極端子13の雄ネジ部15と陰極側の電極端子14
の雄ネジ部16のネジ径を異ならせているため、陽極側
と陰極側の電極端子13と14を誤って逆側に取り付け
ようとしても、ネジの径が合わないため螺着できないの
で誤装着を防止できる。
【0025】また、この実施例では、陽極2と陰極3の
両方をそれぞれ凹部7,8に設けた場合の例について説
明したが、陽極と陰極のいずれか一方の電極のみを電池
本体の端面に形成した凹部に設けるようにしても、その
凹部側の電極端子を取り外せば、上述した実施例と同様
に電極端子を取り外して廃棄した電池の両電極が他の電
池によって短絡されるようなことがなくなるので、発煙
や発火する恐れがないため安全である。
【0026】この発明をマンガン電池に適用した実施例
について説明したが、これに限るものではなく、アルカ
リ電池,水銀電池,リチウム電池等各種の電池、特に円
柱状又は角柱状の電池に同様に適用できる。
【0027】図5は図1の電池1の電極間を電気的に接
続する電極接続金具の一例を示す斜視図、図6はその電
極接続金具を使用して電池を並列に接続した状態を示す
概略図である。この電極接続金具20は、図6に示すよ
うに図1乃至図4で説明した電池1が横に複数並べられ
た状態で、その互いに隣り合う電池1の陽極2同志及び
陰極3同志、又は陽極2と陰極3の間を電気的に接続す
る銅,真鋳,アルミニウム等からなる導電性を有する板
状の金具である。
【0028】その電極接続金具20は、電池本体4の外
周面が互いに隣り合うように並べた3個(図6では2個
のみ図示している)の電池1の隣り合う各端面5と5又
は5と6に形成された凹部7と7又は7と8(8と8も
同様)にそれぞれ嵌入可能に折り曲げられた複数の嵌入
部21,22及び23(図5参照)を有している。その
各嵌入部21,22及び23には、図5に示すように図
1で説明した電極端子13の雄ネジ部15をそれぞれ挿
入可能な孔径の雄ネジ部挿入孔20aがそれぞれ形成さ
れている。
【0029】したがって、図6に示したように陽極と陰
極側をそれぞれ揃えて横に並べた3個(図示は2個の
み)の電池1の互いに隣り合う3つの各凹部7の間に電
極接続金具20の嵌入部21,22及び23を図示のよ
うに陽極2にそれぞれ接触するように嵌入させ、その各
嵌入部21〜23の各雄ネジ部挿入孔20aに電極端子
13の雄ネジ部15をそれぞれ挿入し、それらを締め付
けることによって各電極端子13を各電極2の雌ネジ部
11に螺着すれば、その隣り合う各電池1の陽極同志を
電気的に接続することができる。
【0030】同様に3個の電池1の隣り合う3つの陰極
側の各凹部8の間に電極接続金具20の嵌入部21,2
2及び23をそれぞれ嵌入させ、その各嵌入部21〜2
3の各雄ネジ部挿入孔20aに電極端子14の雄ネジ部
16をそれぞれ挿入し、それらを締め付けることによっ
て各電極端子14を各陰極3の雌ネジ部12に螺着すれ
ば、その隣り合う電池1の陰極同志を電気的に接続する
ことができる。
【0031】このように、この電極接続金具20を使用
すれば、横に並べた複数個の電池1を簡単に、しかもネ
ジを螺合させることによって確実に並列に接続すること
ができるので、接触不良を防止して大容量の電池ユニッ
トを得ることができる。また、電池を電池ケースに納め
る場合のように、ケースの変形等による接触不良も生じ
ない。さらに、ネジの螺合による確実な接続であるた
め、振動や衝撃に対しても信頼性が高い。なお、この実
施例では、図5に示したように3個の嵌入部を設けた電
極接続金具の場合の例を示したが、その嵌入部の数は接
続すべき電池の個数に応じて適宜増減すればよい。
【0032】図7は電極接続金具を使用して横に複数個
並べた電池1を直列に接続する場合の例を示す概略図で
あり、図6に対応する部分には同一の符号を付してあ
る。電池1を直列に接続する場合には、電池本体4の外
周面が互いに隣り合うように並べる各電池1の向きを、
陽極側と陰極側を図示のように交互に向きを変えて横に
並べ、2個接続用の電極接続金具20′の各嵌入部2
1,22を両端の電池の一方の陽極2と他方の陰極3を
除いて、隣り合う電池1の陰極側の凹部8と陽極側の凹
部7に嵌入させて、電極端子14を陰極3に電極端子1
3を陽極2にそれぞれ螺着することにより、図7に示す
ように3個の電池1を直列に接続することができる。
【0033】このようにして、電極接続金具20′によ
って2個ずつの電池1の陽極と陰極を交互に接続してネ
ジ止め固定すれば、各電池の電極間を確実に接続するこ
とができるので、接触不良を防止して、出力電圧の高い
電池ユニットを得ることができる。
【0034】図8は縦に配列した複数の電池1を直列に
接続する電極接続金具の実施例を電池接続状態で示す概
略図であり、図1に対応する部分には同一の符号を付し
てある。この実施例による電極接続金具30は、電池本
体4の陽極側の端面5と陰極側の端面6が互いに隣り合
うように並べた複数の電池1のその隣り合う端面5と6
にそれぞれ形成された各凹部7,8にそれぞれ嵌入する
円柱状の金具本体31と、その金具本体31の両端面か
らそれぞれ突出して電池本体4の陽極の雌ネジ部11と
陰極の雌ネジ部12にそれぞれ螺合する雄ネジ部35と
36からなる。
【0035】その雄ネジ部35と36は、ネジ径を雄ネ
ジ部35側を雄ネジ部36側よりも大きくしている。ま
た、金具本体31の外周面には、ねじ込む際の操作性を
よくするため滑り止め用としてローレットを全周に亘っ
て形成している。この電極接続金具30を使用すれば、
図8に示すように縦に並べた複数の電池1の隣り合う陽
極2と陰極3を電気的に確実に直列接続することができ
るので、接触不良を防止して、出力電圧の高い電池ユニ
ットを得ることができる。
【0036】また、金具本体31の高さ寸法H1 を変え
ることにより、隣り合う電池1同志の間に生じる隙間S
を変えることができる。したがって、この隙間Sを通常
市販されている同一サイズの円筒形の電池を直列に配列
したときと同じ隙間になるように金具本体31の高さ寸
法H1 を設定するようにすれば、通常の電池を直列に配
列して使用するときと同じ条件で複数の電池1を使用す
ることができる。さらに、隙間Sが小さくなるように高
さ寸法H1 を設定するようにすれば、直列に配列した複
数の電池1の全長Lを、通常の電池を同数直列に配列し
た場合の全長に比べて短くすることができるので、コン
パクト化が図れる。したがって、装置内における収納密
度を上げることができる(スペースファクタの向上)。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
次に記載する効果を奏する。請求項1の電池によれば、
電池を廃棄する際に電極端子を電極から取り外せば、そ
の電極は凹部に形成されているので、廃棄した電池の電
極が互いに接触するようなことがなくなるため、その廃
棄した電池が予期しない電極間の短絡により発煙した
り、発火したりするのを防止できる。
【0038】請求項2の電池によれば、陽極側と陰極側
の電極端子の雄ネジ部の径が異なるので、それらの電極
端子が逆側の電極に螺着されるようなことがないため、
電極端子の誤装着を防止できる。請求項3の電池によれ
ば、電池の外観形状が通常市販されている円柱形の電池
と同じになるので、通常の電池と互換性を持たせること
ができる。
【0039】請求項4の電極接続金具によれば、電池本
体の外周面が互いに隣り合うように並べた複数の電池
を、その電極接続金具と各電極端子とを使用して、各電
極間をネジ止めにより直列あるいは並列状態に確実に接
続することができるので、接触不良を防止して、容量の
大きいあるいは出力電圧の高い電池ユニットを得ること
ができる。
【0040】請求項5の電極接続金具によれば、電池本
体の端面が互いに隣り合うように並べた複数の電池を、
その電極接続金具を使用して各電極間をネジ止めにより
直列状態に確実に接続することができるので、接触不良
を防止して、出力電圧の高い電池ユニットを得ることが
できる。また、電池ケースも不要になる。さらに、直列
状態に並べた電池の全長を、市販の同サイズの電池を並
べた場合に比べて短くすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明をマンガン電池に適用した場合の一実
施例を両極の電極端子を外した状態で電池本体の内部構
造は省略して示す断面図である。
【図2】同じくその電極端子を両電極にそれぞれ螺着し
た状態で示す断面図と通常のマンガン電池の側面図とを
並べて示す図である。
【図3】同じくその実施例の電池の平面図である。
【図4】同じくその実施例の電池の下面図である。
【図5】図1の複数の電池の電極間を電気的に接続する
電極接続金具の一例を示す斜視図である。
【図6】図5の電極接続金具を使用して横に並べた電池
を並列に接続した状態を示す概略図である。
【図7】他の電極接続金具を使用して横に並べた3個の
電池を直列に接続した状態を示す概略図である。
【図8】縦に配列した複数の電池を直列に接続する電極
接続金具の実施例を電池接続状態で示す概略図である。
【符号の説明】 1,10:電池 2:陽極 3:陰極 4:電池本体 5,6:端面 7,8:凹部 11,12:雌ネジ部 13,14:電極端子 15,16,35,36:雄ネジ部 20,20′,30:電極接続金具 20a:雄ネジ部挿入孔 21,22,23:嵌入部 31:金具本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 乃之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 内田 司郎 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 輿石 新一郎 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 後藤 恭貴 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽極と陰極の少なくとも一方の電極を電
    池本体の端面に形成した凹部に設け、該電極に雌ネジ部
    を形成すると共に該雌ネジ部に螺合する雄ネジ部を有す
    る電極端子を設けたことを特徴とする電池。
  2. 【請求項2】 陽極と陰極を電池本体の両側の端面にそ
    れぞれ形成した凹部に設け、その陽極と陰極に異なる径
    の雌ネジ部をそれぞれ形成し、該雌ネジ部にそれぞれ螺
    合する雄ネジ部を有する一対の電極端子を設けたことを
    特徴とする電池。
  3. 【請求項3】 前記陽極の雌ネジ部に螺着した電極端子
    はその外端が前記電池本体の陽極側の端面から突出し、
    前記陰極の雌ネジ部に螺着した電極端子はその外端が前
    記電池本体の陰極側の端面と略面一となるようにしたこ
    とを特徴とする請求項2記載の電池。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
    複数の電池の電極間を電気的に接続する導電性を有する
    板状の電極接続金具であって、前記電池本体の外周面が
    互いに隣り合うように並べた複数の電池の隣り合う各端
    面にそれぞれ形成された前記凹部にそれぞれ嵌入可能な
    複数の嵌入部を有し、その各嵌入部にそれぞれ雄ネジ部
    挿入孔を設け、その各雄ネジ部挿入孔に前記各雄ネジ部
    を挿入して前記電極端子がそれぞれ前記各電極の雌ネジ
    部に螺着されることによって、前記隣り合う電池の同極
    同志又は陽極と陰極間を電気的に接続し得る電極接続金
    具。
  5. 【請求項5】 請求項2又は3記載の複数の電池の陽極
    と陰極間を電気的に接続する導電性を有する電極接続金
    具であって、前記電池本体の端面が互いに隣り合うよう
    に並べた複数の電池の該隣り合う端面に形成された前記
    各凹部にそれぞれ嵌入する金具本体と、該金具本体の両
    端面からそれぞれ突出して前記電池本体の陽極の雌ネジ
    部と陰極の雌ネジ部にそれぞれ螺合する雄ネジ部とから
    なる電極接続金具。
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