JPH0829787B2 - 容器のためのヒンジ止めされた閉塞体 - Google Patents

容器のためのヒンジ止めされた閉塞体

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JPH0829787B2
JPH0829787B2 JP1503318A JP50331889A JPH0829787B2 JP H0829787 B2 JPH0829787 B2 JP H0829787B2 JP 1503318 A JP1503318 A JP 1503318A JP 50331889 A JP50331889 A JP 50331889A JP H0829787 B2 JPH0829787 B2 JP H0829787B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は内部に薬剤又はその他の危険な材料を有する
容器の子供によるこじ開けを防止する閉塞体に関し、特
に、一つの形態においてそれほど器用でない大人が容易
に容器を開放することを許容する一方、別の形態にある
ときは子供が容器を開放するのに相当程度抵抗する、二
位置に固定可能なラッチを有する容器に関する。さら
に、ヒンジが設けられ、該ヒンジは容器の閉塞部材が容
器の他の部分とは別個に成形することを許容する一方、
閉塞部材が閉じられたとき、該閉塞部材がヒンジ側部か
ら容易に外されるのを防止することが出来る。これによ
り、別個に成形された閉塞部材は閉塞部材がその開放位
置にあるとき、容器と容易に係合することが可能とな
る。
多年に亘り、例えば薬剤の入ったバイアルのようなあ
る型式の容器が子供により開放されることを比較的難し
くすることにより子供が誤って中毒したり、又は損傷さ
れないようにするため、政府及び産業界の標準が制定さ
れてきた。しかし、子供による開放を困難にする容器の
開発の殆どは大人による開放をも困難な容器としてしま
う。このことは、関節炎及びその他の病気を持つ若者及
び老人、又は人間の器用さが低下する障害を持つ者のよ
うに手先がそれほど器用でない大人の場合、特に当て嵌
まる。
子供のいるときに製品が使用されるときには容器を開
放することが困難であると共に、それほど器用でない人
間が容易に開放し得る容器を提供するために各種の従来
技術による装置が開発されている。この型式の装置の一
つは一つの位置にあるとき、蓋の開放を容易にすると共
に、別の位置にあるときは開放することが比較的困難で
ある二位置に固定可能なヒンジ止めされたタブを備える
ものが本出願人による米国特許第4,353,483号に記載さ
れている。
しかし、子供は容器を開放しようとして非常な工夫を
凝らすから、従来技術の装置は子供に対する効果が幾分
限定されている。このことは、子供が自分の歯を使って
容器の蓋を開けようとするときに特に当て嵌まる。子供
は、歯によって強い圧力を加え、蓋をこじ開け又はラッ
チの一部分を噛んで蓋が開くようにして、蓋を開けるた
めの手の器用さ又はその開け方が分からないことを補お
うとする。ある従来技術の装置はガード部材を位置決め
し、子供の歯が持ち上げタブに係合するのを防止するこ
とにより、子供の歯でラッチを開放しようとする問題点
を防止しようとしたものがある(例えば、スタール(St
ull)への米国特許第3,826,394号参照)。
従来技術の何れの装置も大人が容易に開放することが
出来る形態と、子供が開放するのは極めて困難である形
態とすることの出来る構造体として非常に効果的にかつ
低廉に組み合わせたものは皆無である。
又、製品の安全性の専門家にとっては、ある型式の容
器、特に医薬用バイアルの閉塞材は蓋が一旦本体に取り
付けられたならば、その容器の本体に常に接続された状
態を保ち、しかも望ましくは、その蓋は片手で閉じるこ
とが出来得るように設計しなければならないことが益々
当然のこととなっている。即ち、ユーザは蓋を旋回させ
るのに使用する手と同一の手によりバイアルを保持する
間に、蓋を閉塞位置に旋回させることが出来、次に、蓋
を閉じると蓋は自動的にロックされた固着された形態と
なる。この概念はしばしば「片手の1回動作で閉める
(one band and one motion to close)」と称されてい
る。
又、容器は子供が操作するのが困難であるヒンジにて
蓋を容器本体に接続し、その後部から容器を開けるのを
困難にすることも望ましい。又、開放した形態にあると
き、容器から取り外すことが出来、従って容器とは別個
に成形し得る蓋も又産業界から所望されている。これに
より、成形費用を著しく節約し、多数の寸法の容器又は
バイアルに対し一つの標準的な寸法の蓋を製造すれば足
りることになる。
さらに、かかるヒンジが蓋を少なくとも1つの所定の
開放位置に保持し、蓋が閉塞位置に自由に戻らないよう
にし、これによりバイアルの取り扱いを困難にすること
が望ましい。
又、ラッチ及びヒンジの双方に対してカバー又は遮へ
い体を提供し、子供が自分の歯を使ってこれらの構造体
をこじ開けようとするのをさらに防止することが望まし
い。さらに、ラッチ及びヒンジ以外の容器蓋と容器本体
との間の領域は子供が蓋をこの領域の本体から開け得な
いように保護することが望ましい。
最後に、場合によっては、蓋が以前に開けられている
ことを示すこじ開け表示機構を容器上に設けることが望
ましい。このことは、内部の薬剤が劣化していないかと
いう心配を少なくするため、市販の薬剤の場合、特に当
て嵌まる。
発明の目的 故に、本発明の目的は、開放の容易な形態、又は子供
のこじ開け防止の形態に相互に調節可能である、閉塞部
材及び該閉塞部材用のラッチを有する容器を提供するこ
と、子供のこじ開け防止の形態にあるとき、子供の歯の
アクセスが比較的困難であるかかるラッチを提供するこ
と、その末梢端に外方伸長の舌状体を有し、その他端が
容器本体又は閉塞部材の一方に接続され、その容器本体
又は閉塞部材の他方がカバーを備え、閉塞部材が閉じた
とき、歯が該バーの後方を可撓状態に通り、歯が弾性的
に偏倚されて、容器を開放させる人間に操作されるまで
その位置に止まるようにされた、二位置にて固定可能で
かつ弾性的なタング又は舌状体を有するラッチ機構を備
えるラッチを提供することと、ラッチを開放する人間が
閉塞部材を上方に持ち上げる間に舌状体の弾性力に抗し
て半径方向に押さなければならず、このため、閉塞部材
を開放するためには少なくとも3本の異なる指を同時に
操作することを必要とするラッチを提供することと、ラ
ッチ部材により開放に対して付与される抵抗力が、舌状
体の可撓性と共に、舌状体の後方にて直接作用される支
持力の作用であるラッチを提供することと、閉塞部材が
その開放位置にあるとき、該閉塞部材が容器本体に対し
て回転するのを許容するヒンジを備える容器を提供する
ことと、容器本体上の第1の閉塞部材に設けられた離間
するか、略接線方向に伸長するバー状構造体を備え、閉
塞部材又は容器本体の反対側に半円形のスリーブ部材が
設けられ、その半円形の部材がバーを中心として回転す
るようにしたヒンジを提供することと、半円形の部材が
整合され、閉塞部材がその閉塞位置にあるとき、該半円
形部材がバーから容易に取り外し得ない一方、閉塞部材
がその少なくとも1つの開放位置にあるとき、該半円形
部材がバーから取り外し又はバー上に位置決めすること
が出来、これにより容器が2つの部分にて製造可能であ
るようにするヒンジを提供することと、ラッチ部材の舌
状体の上及びヒンジ半円形部材の上を通って伸長し、子
供の歯によるアクセス可能性を制限する保護遮へい体を
備える容器を提供することと、シールがヒンジ及びラッ
チ間における閉塞部材と容器本体間に形成され、該シー
ルが子供がこの領域から閉塞部材を容器本体からこじ開
け得ないような形態とされた容器を提供することと、容
器が容器が以前に開けられたことを示すこじ開け表示機
構を備えるかかる容器を提供することと、医薬バイア
ル、エアゾール缶、吹出し成形ボトル、リテーナリング
を有するボトル等を含む様々な種類の容器に容易に適用
可能であるヒンジ機構を提供することと、及び製造が比
較的低廉であり、使用が容易でしかもその所期の用途に
特に適するようにされた容器を提供することである。
本発明の他の目的及び利点は単に一例として掲げた本
発明の実施例を示す添付図面と共に以下の説明を読むこ
とにより明らかになるであろう。
図面は本明細書の一部を構成し、本発明の実施例を包
含するものでありかつ本発明の多数の目的及び特徴を示
すものである。
図面の簡単な説明 第1図は容器本体、閉塞部材、ラッチ及び閉塞部材を
容器本体に接続するヒンジを有する容器の斜視図、 第2図はラッチの詳細及び閉塞形態にある閉塞部材を
示す容器の部分斜視図、 第3図は開放形態にある閉塞部材を示す容器の平面
図、 第4図は開放形態にある閉塞部材及び開放の容易な形
態にあるラッチを示す第3図の線4−4に沿った容器の
断面図、 第5図は閉塞部材が閉塞形態にあり、ラッチが開放の
容易な位置にある細部を示すため一部切り欠いた容器の
側面図、 第6図はラッチを示す容器の拡大部分平面図、 第7図はラッチを示す第6図の線7−7に沿った容器
の拡大部分断面図、 第8図はヒンジの細部を示すため一部切り欠いたヒン
ジを示す容器の拡大部分側面図、 第9図は第5図の線9−9に沿った容器の断面図、 第10図はヒンジの一部を示す閉塞部材を取り外した容
器の容器本体の平面図、 第11図はヒンジの一部を示す容器の閉塞部材の部分拡
大底面図、 第12図はヒンジ部の一部を示す第10図の線12−12に沿
った容器の拡大部分側方断面図、 第13図はヒンジの一部を示す第11図の線13−13に沿っ
た容器の閉塞部材の拡大部分側方断面図、 第14図はヒンジの細部及び開放形態にある閉塞部材を
示す容器の拡大部分側面図、 第15図はヒンジ及び閉塞形態にある閉塞部材を示す容
器の拡大部分側方断面図、 第16図は子供によるこじ開け防止形態にあるラッチ部
材を示す容器の部分拡大正面図、 第17図は開放の容易な形態にあるラッチ及び閉塞形態
にある閉塞部材を示す容器の拡大部分正面図、 第18図は開放形態にあるラッチを示す容器の拡大部分
平面図、 第19図は第1の開放形態にある閉塞部材を示す容器の
部分拡大断面図、 第20図は第2の開放形態にある閉塞部材を示す容器の
部分拡大断面図、 第21図は第3の開放形態にある閉塞部材を示す容器の
部分拡大断面図、 第22図は第1の開放形態にある閉塞体を示す第1の変
形例の容器の部分断面図、 第23図は第2の開放形態にある閉塞体を示す第1の変
形例の容器の部分断面図、 第24図は第3の開放形態にある閉塞を示す第1の変形
例の容器の部分断面図、 第25図は容器本体、ヒンジ止めした閉塞部材及びラッ
チから偏心された持ち上げタブが閉塞部材に設けられた
ラッチを有する、本発明による第2の変形例の容器の側
面図、 第26図は開放の容易な形態にあるラッチを示す第2の
変形例の容器の拡大部分平面図、 第27図は閉塞形態にある閉塞部材及び子供によるこじ
開け防止形態にあるラッチを示す第2の変形例の部分拡
大正面図、 第28図は容器本体、閉塞部材、ラッチ及びこじ開け表
示装置を示す本発明による第3の変形例の部分正面図、 第29図はラッチが子供によるこじ開け防止形態にあ
り、こじ開け表示位置が適所に設けられ、その細部を示
すため一部切り欠いた第3の変形例の容器の拡大部分側
面図である。
発明の詳細な説明 必要とされるように、本発明の詳細な実施例がここに
開示されている。しかし、この開示された実施例は各種
の形態にて具現化することが出来る本発明の単に一例に
しか過ぎないことを理解する必要がある。故に、ここに
開示した特定の構造及び機能の詳細は限定的ではなく、
請求の範囲の基本としてのみ解釈されるべきであり、当
業者に対し本発明を各種の形態にて実質上任意の適当な
詳細な構造に採用するための典型的な基本を提供するも
のである。
第1図乃至第21図には、本発明による第1の容器が全
体として参照符号1で示されている。この容器1は容器
本体3、閉塞部材4、閉塞部材4を容器本体3に回転可
能に接続するヒンジ機構5、及び閉塞部材4を容器本体
3に対して閉塞形態に固着するラッチ機構6を備えてい
る。
図示した実施例の容器本体3は略円筒状の側壁10及び
該側壁10に固着された側壁11を有するバイアル状構造体
である。側壁10は底部方向に僅かにテーパが付けられて
おり、内方伸長ビード12を有し、開放位置にある閉塞部
材を有する多数の容器本体3が相互に積み重ねることが
出来、ビード12が隣接する容器本体3間に真空が形成さ
れるのを防止する働きをするため、該ビード12は積み重
ねられ又は入り子式に収容される容器本体3を相互に取
り外すことを許容する。
ここでは容器本体3としてバイアル状構造体が図示さ
れているが、この容器本体は注入及び注射液体分配装
置、エアゾール缶、吹出し成形ボトル等を含む搾り管、
液体分配ボトルのような多くの別の構造体とすることも
出来る。本発明の場合、容器本体は基本的に、複写機等
のような蓋を有する機械的構造体をガラスボトルの保持
リングの上に取り付ける取り付けるためのリングとする
ことも出来る。特に、本発明は子供により容易に開放さ
れないよう保護することが有利でありかつそれほど器用
でない大人が装置を開放し得ることが望ましい様々な装
置に利用することが出来る。
ラッチ機構6の第1部分15及びヒンジ機構5の第1部
分16が容器本体3に固定されている。同様に、ラッチ機
構6の第2部分17及びヒンジ機構5の第2部分18が閉塞
部材4に取り付けられている。
ラッチ機構の第1部分15は半径方向外方に伸長するキ
ャリア20及びヒンジ22により該キャリアの他端に接続さ
れたトング又は舌状体21を備えている。ここで使用する
ように「上方」、「下方」、「上面」、「後方」等の用
語は図面に示した方向を示し、特に「正面」は第4図の
左側を意味する。舌状体21の末梢部分はその取り付け部
品よりも肉厚が厚く又は幅が広い。舌状体又は舌状片21
の末梢半体は矩形の凹所24を有している。この凹所24
は、ラッチ機構6が第7図に示すような開放困難な形態
にあるとき半径方向外方に開放する。
第2図に明確に示すように、キャリア20は左右の壁面
20a,20aを有する。両壁面20a、20aは閉塞部材4が閉塞
位置にある時舌状体21の両側近傍に夫々位置して、子供
が歯でもって舌状体21をその裏側からこじ開けてラッチ
機構を解除するのを阻止する。
舌状体21は又凹所24に対向しかつ略平坦である背面26
を備えている。キャリア20は舌状体21がその開放困難な
形態にあるとき、舌状体の背面26に一部分当接するかみ
合い面27を備えている。このかみ合い面27は舌状体のヒ
ンジ22付近から凹所24の下方端縁付近まで伸長してい
る。以下に説明するように、かみ合い面27が伸長する程
度はラッチ機構6の開放がいかに容易であるか、又はい
かに困難であるかを決める上で重要である。ヒンジ22が
僅かな可撓性を備えるように設計されない限り、ヒンジ
22の位置はかみ合い面27の頂部の下方でなければなら
ず、そのため、ヒンジ22が完全に伸長したとき、面27に
当接し、舌状体の上端又は末梢端29が後方に偏倚されて
いる間に舌状体21の下方部分に対するバックストッパを
提供する。
凹所24の最外側には、比較的小さい細長い溝28が形成
されている。傾斜カム面30が凹所24付近から舌状体の末
梢端29付近まで伸長している。舌状体21は第5図に示し
た開放の容易な形態にあり、舌状体21はヒンジ22を中心
として回転され、このため、背面26はかみ合い面27に係
合しない。
舌状体21は十分な力がそこに付与されるのであれば、
比較的剛性であるが、屈曲可能な材料にて形成される。
舌状体21はその開放の困難な形態にあるとき、かみ合い
面27の上方端縁32を中心としてその上端が屈曲可能であ
る。
舌状体21がそこに中心として屈曲可能である上方端縁
32から後方に伸長する曲率面又は湾曲面がある。端縁32
の曲率の程度、及び凹所24に対する端縁32の位置によ
り、開放の困難な形態にあるとき、機構6を開放する困
難性の程度が決まる。特に、端縁32が上方となり、曲率
の程度が小さくなるのに伴い、ラッチ機構6は舌状体の
末梢端29を後方に屈曲させることがより困難であるた
め、ラッチ機構の第2部分17を分離させ、閉塞部材4を
開放させ得るように開放することがより困難となる。
凹所24の下側には、舌状体の正面を横断して伸長する
バー状構造体31が関係している。この構造体31は下方突
起として機能し、ラッチ機構6の開放の容易性をさらに
制限する。特に、この構造体31はユーザが舌状体21を内
方に押すと同時にラッチ機構の第2部分17を上方に押す
のを阻止する。弁当箱におけるようにこの型式の開放の
容易なラッチを設けることが望ましい場合にはこの構造
体31は省略することも出来る。
第7図に示すように、舌状体21の上端は右側に屈曲可
能又は回転可能であり、端縁32はかかる屈曲の支点とし
て機能する。かみ合い面27はユーザが凹所24の下側から
舌状体21を押すのを協働可能に阻止し、このため、ユー
ザは凹所24の上方から舌状体21を押さなければならな
い。以下に説明するように、このためユーザは舌状体4
を押すのに使用する指又は親指にて閉塞部材4を上方に
押すことが出来ないため、容器1を保持することに加え
て容器1を開放するためには少なくとも2回の手操作を
必要とする。
ラッチ機構の第2部分17は閉塞部材4に固定されてお
り、そこから半径方向外方に伸長している。図示した実
施例の閉塞部材4は周縁方向の側壁34及び頂部35を有す
るキャップ又は蓋33を備えている。壁34の底端縁36は容
器本体3の頂部の対応する凹所38内に着座する。この凹
所38はその閉塞形態にあるとき閉塞部材4の底部の幾分
上方に伸長する外壁又は張出部39を有し、子供が歯を閉
塞部材4の下側に差し込んでこの閉塞部材を上方にこじ
開けるのを阻止する。この特徴は上記本体3の表面と閉
塞部材4との間でかみ合う逆方向のドラフト又はリード
及び溝を提供することにより得られる。
ラッチ機構の第2部分17は閉塞部材4から外方に伸長
する楔状又は三角錐の形状の突起40を備えている。この
突起40は頂部から底部まで貫通して伸長し(閉塞位置に
あるとき)かつ舌状体21を受け入れる孔41を有してい
る。バー又は棒状部材43が孔41の半径方向の最外側を形
成し、突起40の対向する三角形形状の部分44、45間を伸
長する。
孔41は舌状体21の末梢端を受け入れるのに十分な幅を
有している。特に、閉塞部材41が閉塞されたとき、歯状
構造体を画成する舌状体21のかぐ面30がバー43の下側に
係合し、これにより、舌状体21の末梢端を内方に押しか
つ凹所24がカバー43から分離するまで該舌状体をかみ合
い面27の上で後方に屈曲させる。このとき、舌状体21の
末梢端は弾性的に前方に反発し、凹所24が凹所24と略同
一形状としたバー43をきちっと受け入れる。その後バー
43は舌状体21が孔41から外れるのを相互に嵌合状態にて
阻止し、特に、舌状体21が著しく後方に屈曲されない限
り舌状体の末梢端29が孔41を通って進むのを阻止する。
この実施例において、バー43は舌状体21及びその凹所24
を通って伸長する半径方向外方に突出するビード47を有
している。この実施例の場合にも、ビード47はユーザが
反対の手を利用して舌状体21の上端を後方に押し、バー
43が凹所24から分離し得るようにするとき、ユーザが閉
塞部材4を上方に付勢させるための握り部を提供する。
このようにして、閉塞部材4を開放させることが出来
る。
バー43は又中心に位置決めされかつ上方に伸長する半
球体又は突起49を有しており、この突起49は第7図に示
すように舌状体21がその開放困難な形態にあり、閉塞部
材4がその閉塞位置にあるとき、舌状体21の溝28と相互
に嵌合可能にかみ合い、その開放困難な形態にあるとき
ラッチ機構6の開放をさらに妨害し得るように位置決め
されている。従って、ラッチ機構6の開放困難な程度は
端縁32の位置、表面27の上面の曲率、舌状体21の可撓
性、バー状構造体31の寸法及び位置並びに溝28と突起49
との間の干渉を含む多くのファクタいかんによって決ま
る。
ヒンジ機構の第1部分16及び第2部分18、ラッチ機構
の第1部分15及び第2部分17はそれぞれ容器本体及び閉
塞部材4上に図示されているが、この位置は逆にするこ
とも可能である。
ヒンジ機構の第1部分16はバー53により接続された一
対の三角形の形状を有しかつ外方に伸長する短軸51、52
を備えている。この実施例において、バー53は円形の断
面形状を有しかつ短軸51及び52間にて連続している。し
かし、バーは突起、スロット等を有するその他の断面形
状とするか、又はバーは短軸51、52から外方に伸長する
ニップルのような不連続な離間された部分にて形成して
も良い。バー53は容器本体3の頂部に近接して位置決め
されかつ容器の側壁10から離間されると共に、バー53が
容器の側壁10に隣接するならば、該バーは該側壁10に正
接するように整合される。短軸の壁55は側壁10からバー
53に向けて外方に伸長し、バー53及び短軸51、52の対向
側部と共に、その間に孔56を画成する。この孔56は、以
下に説明するようにヒンジ機構5のかみ合い部分を比較
的きちっと受け入れ得るように寸法決めされる。
ヒンジ部材の第2部分18は第1図及び第3図に最も良
く図示されている。このヒンジ機構の第2部分18はバー
53を受け入れかつ該バー53を中心として回転し得る寸法
及び形状とした半円形のスリーブ58を備えている。この
スリーブ58は弾性的でかつバー53の内径よりも僅かに小
さい内径を有し、該スリーブ58がバー53を緊密に把持し
得るようにすることが望ましい。
該スリーブ58は閉塞部材4の後部から外方下方に伸長
する垂下壁59により支持されている。一対の支柱60、61
が垂下壁59のそれぞれの側部にて閉塞部材4から外方に
伸長し、支柱60、61からはその内側にて一対のイヤー6
2、63が垂下している。バー30の周囲に受け入れ得るバ
ー寸法とした中央に位置決めされた円形の溝64が垂下壁
59、半円形のスリーブ58及びイヤー63間に形成されてい
る。スリーブ58のそれぞれの側部の一対の孔65がスリー
ブ58がバー53の上方に位置決めされ得るように位置決め
されている。
特に、この構造体の組立中、スリーブ58は幾分弾性的
であり孔65はより開放した位置に容易に偏倚されるた
め、バー53は孔65間にて溝64内に付勢される。構造体の
形状及び幾何学的形態は、側部部材4がその開放した形
態にある時に限り、バー53を溝64内に位置決めし又はこ
の溝64から取り出すことが出来るようになっている。閉
塞部材4がその閉塞した形態にあるとき、短軸の壁55の
バー53が溝64との係合から脱し得るような方法にてスリ
ーブ58が動くのを防止し、これにより、閉塞部材4がそ
の閉塞形態にあるとき、ヒンジ機構5の操作により容器
1が分解されるのを効果的に阻止することが出来る。
第19図乃至第21図には、異なる開放状態にある閉塞部
材4の各種の図が図示されている。短軸51、52はその外
側及び上方端縁66が第21図に示すようにヒンジ機構の第
2部分18のそれぞれ支柱60、61に選択的に係合し得るよ
うに位置決めされている(閉塞部材4がその開放形態に
ありかつ容器本体3に対して予め選択された角度にある
とき)。
特に、端縁66は、閉塞部材4を第21図に示した位置を
通って閉じるためには閉塞部材4の頂部に僅かな力を作
用させることを必要とするような方法にて支柱60、61に
係合する。このようにして、閉塞部材4はユーザが閉じ
ようとするまで開放状態に保持され、閉じようとすると
きにはユーザは一方の手で容器位置を保持する間、その
手の指を利用して閉塞部材4を下方に押し、これによ
り、端縁66を支柱60、61を通るように押して「スナップ
状」に閉塞させることが出来る。この操作には片手の指
しか必要とせず、しかも閉塞部材4の第21図に示すよう
な少なくとも1つの安定的な開放位置にあり、閉塞部材
4がユーザに付勢されるまでその位置に留まるようにす
るだけで良い。
第22図乃至第24図には、ヒンジ機構71の設計を除い
て、上述の実施例と全く同様である第1変形例による容
器70が図示されている。特に、この変形例による容器70
はヒンジ機構71により接続された容器本体73及び閉塞部
材74を備えている。ヒンジ機構71は六角形のバー76が容
器本体73から伸長する支持支柱77間を伸長する点を除い
て、第1実施例のヒンジ機構5とある点にて同様であ
る。同様に、閉塞部材74は半円形のスリーブ80を有する
垂下壁79を備えている。スリーブ80の内面81は六角形の
形状をし、バー76と同様な寸法及び形状を備え、該バー
76の周囲にきちっと受け入れられる。スリーブ80は閉塞
部材74に圧力が加えられるとき、バー76を中心として回
転するのに十分な弾性を備えるが、バー76の突起がスリ
ーブ80の谷部分と整合するとき、スリーブ80はその位置
を保持し、故に、ユーザにより再び閉塞部材74に圧力が
加えられるときまで該閉塞部材74をその固定位置に維持
し、ユーザにより付与される回転力に対する抵抗力に打
ち勝つ。
第25図乃至第27図には、全体として参照符号112で示
した本発明による容器の第2の変形例が図示されてい
る。容器112は容器本体113及び蓋又は閉塞部材114を備
えている。容器112は多くの点にて上述した実施例の容
器位置と同様である。故に、共通する詳細の多くを重複
して説明せずに2つの実施例の主要な相違点についての
み詳細に説明する。
特に、容器112はラッチ機構116及びヒンジ機構117を
備えている。ラッチ機構116は開放の容易な位置及び第2
6図に示すような開放困難な位置を有する回転可能な舌
状体又はラッチ部材118を備えている。ラッチ部材118は
その開放困難な位置にあるとき、上述の実施例にて説明
したように閉塞部材114の上に取り付けられたバー120に
係合する凹所119を有している。
この実施例と第1の実施例との重要な相違点は、閉塞
部材がその頂部付近から半径方向外方に伸長し、バー12
0及びラッチ部材118から離間されるが、ラッチ部材118
がその開放困難な位置にあるとき、該バー120及びラッ
チ部材118を覆うようにした遮へい体122を備える点であ
る。この遮へい体122は子供も歯でラッチ部材118の上部
を噛むのを防止し、これにより、子供容器112をこじ開
けるのをさらに防止する働きをする。この実施例のラッ
チ機構116はラッチ部材118がその開放困難な位置にある
とき、バー120がラッチ部材118の最半径方向外面と効果
的に同一面となる点にてその前の実施例と異なる。この
ことは、凹所119がバー120から分離するのに十分な程
度、ラッチ部材118が後方に押されたとき、ユーザがバ
ー120にアクセスして閉塞部材114を上方にこじ開けるこ
とが出来ないことを意味する。従って、ラッチ部材118
がバー120から解放されたとき、ユーザが把持して、閉
塞部材114を上方にこじ開け得るようにするショルダ又
はイヤー124、125が閉塞部材114に設けられている。
第1の実施例に対するこの実施例のさらに変形した点
はヒンジ機構117にある。その他の点でこの実施例のヒ
ンジ機構117は遮へい体127がヒンジ機構117の後方部分
の上を伸長するように設けている点を除いて第1の実施
例のヒンジ機構と同様である。遮へい体127により、子
供が歯でヒンジ機構117を壊し、容器112を開放しようと
する外面は平滑面となる。これにより、子供が容器112
をこじ開けるのをさらに防止することが出来る。
第28図及び第29図には全体として参照符号130で示し
た本発明の第3の変形例による容器が図示されている。
容器130はラッチ機構133により相互に接続された本体13
1及び閉塞部材132を備えている。容器130はこじ開けガ
ード134のようなこじ開け表示手段が設けられている点
を除き、上述の第1の実施例の容器100と全く同様であ
る。
特に、このラッチ機構は容器130が最初に開放された
ならば、開放の容易な位置と閉塞の容易な位置との間を
旋回可能な上方歯136を有する弾性部材135を備えてい
る。閉塞部材132は弾性部材135の凹所138に手操作にて
受け入れられる外方に伸長するバー137を有している。
こじ開けガード134は弾性部材135の末梢部分、特に歯13
6の周囲に嵌合する形状とした閉塞体である。このこじ
開けガード134は閉塞部材132に脆弱状態に接続されてお
り、このため、ユーザは容器130の使用前に取り外すこ
とが出来る。こじ開け防止ガード134の取り外し前、こ
のこじ開け防止ガード134が、歯136を後方に押しバー13
7から分離させるユーザの能力を妨害するため、容器130
は開放することが出来ない、こじ開け防止ガード134が
破断されたならば、ユーザが歯136を押し、バー137から
分離させ、このとき、閉塞部材132を上に持ち上げるこ
とが出来る。弾性部材130を押しかつ閉塞部材132を上に
押し上げる操作を同時に行い、通常両手を使用しなけれ
ばならないことに留意する必要がある。
ここでは本発明の特定の形態について図示し説明した
が、本発明は説明しかつ図示した特定の形態又は部品の
解説にのみ限定されるものではないことを理解する必要
がある。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】閉塞部材を容器本体に固定するラッチ機構
    において、前記閉塞部材及び容器本体の何れか一方の部
    材にヒンジ止めされると共に、開放困難位置及び開放容
    易位置を含む複数の異なる位置に選択的に位置決め可能
    なラッチを備え、 (a)前記ラッチは細長い舌状片であって、該舌状片
    は、その一端が前記何れか一方の部材にヒンジ止めされ
    ると共に、その他端である先端付近から裏面とは反対側
    である外側へ突出する歯部を有し、 (b)前記何れか一方の部材は、前記ラッチが前記開放
    困難位置にある時に前記舌状片の裏面に当接する当接面
    を有し、前記舌状片は、前記ラッチ機構の解除時に、前
    記当接面の上縁を支点として折曲し、 (c)前記閉塞部材及び容器本体の他方の部材は棒状部
    材を有し、前記ラッチが前記開放困難位置にある時に、
    前記歯部は前記棒状部材に対して弾性的に圧接し、更
    に、該棒状部材の近傍において前記当接面が前記ラッチ
    の裏面に整合状態で当接し、もって、該ラッチを解除す
    るには、使用者が前記ラッチの先端を前記当接面の上縁
    を支点として押し曲げて前記歯部を前記棒状部材の移動
    の邪魔とならない位置へ移動させると同時に前記閉塞部
    材を持ち上げなければならないようにしたことを特徴と
    するラッチ構造。
  2. 【請求項2】閉塞部材を容器本体に固定するラッチ機構
    であって、 (a)前記閉塞部材及び容器本体の何れか一方の部材
    に、前記閉塞部材に対して閉塞位置及び開放位置をとる
    ラッチを設け、 (b)該ラッチは舌状片を有し、該舌状片は、その一端
    近傍が前記何れか一方の部材にヒンジ止めされると共
    に、その他端側である先端近傍から前方外側へ延出する
    歯部を有し、 (c)前記閉塞部材及び容器本体の他方の部材に棒状部
    材を設け、前記ラッチが前記閉塞位置にある時、前記歯
    部は前記棒状部材を保持し、前記歯部を該棒状部材から
    後方へ付勢すると同時に、前記閉塞部材を前記容器本体
    に対して前記開放位置側へ付勢して前記棒状部材を前記
    歯部を乗り越えて通過させるまで、前記歯部は前記閉塞
    部材が前記容器本体に対して前記閉塞位置から前記開放
    位置へ移動するのを阻止し、 (d)前記棒状部材は前記ラッチと協働して、一本の指
    の操作では、前記歯部を後方へ押し且つ前記棒状部材を
    前記閉塞位置から前記開放位置へ移動させることができ
    ないようにし、 (e)前記他方の部材から外側へ突出し且つ前記棒状部
    材から略々周方向に離間した位置に突起を設け、使用者
    が指で前記歯部を後方へ押した時に、別の指で前記突起
    の下側を掴んで前記閉塞部材を前記閉塞位置から前記開
    放位置へ開けることができるように構成したことを特徴
    とするラッチ機構。
  3. 【請求項3】前記ラッチは、前記歯部と離れた位置から
    該歯部と同一方向に延出する手段を有し、前記ラッチが
    前記閉塞位置にある時、前記棒状部材は前記手段と前記
    歯部との間に比較的密に嵌入し、前記手段の前面は、前
    記ラッチが前記閉塞位置にある時、前記棒状部材の前面
    と略々同一面上にあり、もって、使用者は前記歯部が設
    けられた側とは反対の側から前記棒状部材を握持して前
    記閉塞部材を開けるのを阻止するようにした請求項2に
    記載のラッチ機構。
  4. 【請求項4】閉塞部材を容器本体に固定するラッチ機構
    であって、該閉塞部材及び容器本体の何れか一方の部材
    にヒンジ止めされると共に、開放困難位置及び開放容易
    位置を含む複数の異なる位置に選択的に位置決め可能な
    ラッチを備え、 (a)前記ラッチは細長い舌状片であり、該舌状片は、
    その一端が前記閉塞部材及び容器本体の何れか一方の部
    材にヒンジ止めされると共に、その他端である先端付近
    から裏面とは反対側である外側へ突出する歯部を有し、 (b)前記何れか一方の部材は、前記ラッチが前記開放
    困難位置にある時に前記舌状片の裏面に当接する当接面
    を有し、前記舌状片は、前記ラッチ機構を解除する時、
    前記当接面の上縁を支点として折曲し、該上縁は内側へ
    向けて湾曲した曲面になっており、該曲面の湾曲度は、
    前記ラッチ機構の解除時に前記舌状片を折曲させなけれ
    ばならない折曲度に比例し、 (c)前記閉塞部材及び容器本体の他方の部材は、棒状
    部材を有し、前記ラッチが前記開放困難位置にある時
    に、前記歯部は前記棒状部材に弾性的に圧接し、更に、
    該棒状部材の近傍において前記当接面が前記ラッチの裏
    面に整合状態で当接し、もって、該ラッチ機構を解除す
    るには、使用者が前記ラッチの先端を前記当接面の上縁
    を支点として押し曲げて前記歯部を前記棒状部材の移動
    の邪魔とならない位置へ移動させると同時に前記閉塞部
    材を持ち上げなければならないようにしたことを特徴と
    するラッチ構造。
  5. 【請求項5】閉塞部材を容器本体に固定するラッチ機構
    において、一端が前記閉塞部材及び容器本体の何れか一
    方の部材にヒンジ止めされたラッチを備え、前記閉塞部
    材及び前記容器本体は開放位置と閉塞位置との間を相対
    的に移動自在であり、 (a)前記ラッチは舌状片を有し、該舌状片は、他端で
    ある先端付近から裏面とは反対側である外側へ突出する
    歯部と、該舌状片の裏面とは反対側の面から外側へ突出
    し且つ該舌状片を横断するように延在する隆起部とを有
    し、該隆起部は該歯部と略々平行に延在し且つ該歯部か
    ら離間し、 (b)前記閉塞部材及び容器本体の他方の部材に棒状部
    材を有し、該棒状部材は前記ラッチが前記開放困難位置
    にある時前記歯部と前記隆起部との間に位置し、使用者
    が前記ラッチ機構を解除するには、指で該ラッチの先端
    を前記棒状部材から後方へ押し曲げて前記歯部を前記棒
    状部材の移動の邪魔にならない位置へ移動させると同時
    に、前記閉塞部材を前記容器本体から持ち上げなければ
    ならないように構成し、前記隆起部は、使用者が前記舌
    状片を内側へ且つ同時に前記ラッチ機構を上方へ押して
    前記ラッチ機構を解除するのを阻止し、もって、使用者
    は前記歯部の近くから前記舌状片を押すと同時に、前記
    歯部から離れた位置から前記閉塞部材を持ち上げない限
    り解除できないようにしたことを特徴とするラッチ機
    構。
  6. 【請求項6】閉塞部材を容器本体に固定するラッチ機構
    において、前記閉塞部材及び容器本体の何れか一方の部
    材にヒンジ止めされると共に、開放困難位置及び開放容
    易位置を含む複数の異なる位置に選択的に位置決め可能
    なラッチを備え、 (a)前記ラッチは細長い舌状片であって、該舌状片
    は、その一端が前記何れか一方の部材にヒンジ止めされ
    ると共に、その他端である先端付近から裏面とは反対側
    である外側へ突出する歯部と、前記裏面から前記歯部の
    内縁近傍まで延在する細長い溝とを有し、 (b)前記何れか一方の部材は、前記ラッチが前記開放
    困難位置にある時に前記舌状片の裏面に当接する当接面
    を有し、前記舌状片は、前記ラッチ機構を解除する時、
    前記当接面の上縁を支点として折曲し、 (c)前記閉塞部材及び容器本体の他方の部材は棒状部
    材を備え、該棒状部材はビードを有し、前記閉塞部材が
    前記容器本体を閉塞し且つ前記ラッチが前記開放困難位
    置にある時に、前記歯部が前記棒状部材を弾性的に押圧
    すると共に前記当接面が前記棒状部材の近傍で前記舌状
    片の裏面と整合状態で当接し、使用者が前記ラッチ機構
    を解除するには、指で前記ラッチの先端を前記当接面の
    上縁を支点として押し曲げて、前記ビードと前記溝の係
    合を解除し且つ、前記歯部を前記棒状部材の移動の邪魔
    にならない位置へ移動させると同時に前記閉塞部材を持
    ち上げなければならないように構成したことを特徴とす
    るラッチ機構。
  7. 【請求項7】閉塞部材を容器本体に固定するラッチ機構
    において、前記閉塞部材及び容器本体の何れか一方の部
    材にヒンジ止めされると共に、開放困難位置及び開放容
    易位置を含む複数の異なる位置に選択的に位置決め可能
    なラッチを備え、 (a)前記ラッチは細長い舌状片であって、該舌状片
    は、その一端が前記何れか一方の部材にヒンジ止めされ
    ると共に、その他端である先端付近から裏面とは反対側
    である外側へ突出する歯部を有し、 (b)前記何れか一方の部材は、前記ラッチが前記開放
    困難位置にある時に前記舌状片の裏面に当接する当接面
    を有し、前記舌状片は、前記ラッチ機構の解除時に、前
    記当接面の上縁を支点として折曲し、 (c)前記閉塞部材及び容器本体の他方の部材は、棒状
    部材を有し、前記ラッチが前記開放困難位置にある時
    に、前記歯部は前記棒状部材に対して弾性的に圧接し、
    該棒状部材の近傍において前記当接面が前記ラッチの裏
    面に整合状態で当接し、該ラッチを解除するには、使用
    者が前記ラッチの先端を前記当接面の上縁を支点として
    押し曲げて前記歯部を前記棒状部材の移動の邪魔となら
    ない位置へ移動させると同時に前記閉塞部材を持ち上げ
    なければならないように構成し、 (d)前記何れか一方の部材から略々径方向外側へ第一
    の壁面及び第二の壁面を突出させ、該第一の壁面及び第
    二の壁面は、前記閉塞部材が閉塞位置にある時に前記舌
    状片の両側近傍に位置することを特徴とするラッチ機
    構。
  8. 【請求項8】前記容器本体は、その上部開口の周囲に延
    在する張出部を有し、前記張出部は、前記閉塞部材が閉
    塞位置にある時に該閉塞部材の底面から上方に延在し、
    もって、幼時等が該閉塞部材の底面を握持して前記閉塞
    部材を押し開けることができないようにした請求項7に
    記載のラッチ機構。
  9. 【請求項9】閉塞部材を容器本体に固定するラッチ機構
    であって、 (a)前記閉塞部材と容器本体の何れか一方に一体的に
    ヒンジ結合されたラッチを備え、 (b)前記ラッチは細長い舌状片を有し、該舌状片は、
    その一端が前記何れか一方の部材に取り付けられると共
    に、他方の端部である先端の近傍から裏面とは反対側の
    面から外側へ突出した歯部を有し、 (c)前記何れか一方の部材は当接面を有し、該当接面
    は、前記ラッチ機構の解除時に前記舌状片の裏面に当接
    し、前記舌状片は前記ラッチ機構の解除時に前記当接面
    の縁部を支点として折曲することを特徴とするラッチ機
    構。
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US160,571 1988-02-26
US160,718 1988-02-26
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS516322U (ja) * 1974-07-01 1976-01-17
JPS522640U (ja) * 1975-06-24 1977-01-10
JPS5735008A (en) * 1980-08-11 1982-02-25 Kaoru Sasaki Glove processing method

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