JPH08297714A - アナログ形ファジー論理の制御装置 - Google Patents

アナログ形ファジー論理の制御装置

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JPH08297714A
JPH08297714A JP7284347A JP28434795A JPH08297714A JP H08297714 A JPH08297714 A JP H08297714A JP 7284347 A JP7284347 A JP 7284347A JP 28434795 A JP28434795 A JP 28434795A JP H08297714 A JPH08297714 A JP H08297714A
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JP7284347A
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Olivier Landolt
ランドル オリビエ
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C S Uu M Centre Swiss Electron E De Mikurotekuniku SA Rech E Dev
Centre Suisse dElectronique et Microtechnique SA CSEM
Original Assignee
C S Uu M Centre Swiss Electron E De Mikurotekuniku SA Rech E Dev
Centre Suisse dElectronique et Microtechnique SA CSEM
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    • G06N7/02Computing arrangements based on specific mathematical models using fuzzy logic
    • G06N7/04Physical realisation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 規則の全体的真の度合いを評価する演算子を
簡易化し、その回路較正を簡単にする。 【解決手段】 本制御装置は、1組の規則を実施できる
ようになされており、各規則の真の全度合を決定する回
路(B、C)と、出力において供給する値を決定する回
路(D、E)とを有する。各種の規則の真の全度合の決
定回路は、相互接続された抵抗素子の回路網(C)から
構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1組の出力変数の
値を1組の入力変数の値の関数として提供するために、
1組の規則を実施するようになされたファジー論理制御
装置に関する。
【0002】さらに具体的には、本発明は、アナログ集
積回路状に配列された前記の種類のファジー論理制御装
置に関する。
【0003】
【従来の技術】ファジー規則を実施することによって動
作する制御装置はすでに周知である。ファジー規則の概
念は、図1Aに示されるように機能ブロックによって表
すことができる。
【0004】図1Aに示される規則は、基準Xkを有す
る複数の入力と、基準Yjを有する複数の出力とを有す
る。これらの入力および出力は、それぞれX(→)で示
される入力ベクトルの構成要素およびY(→)で示され
る出力ベクトルの構成要素を構成する。ファジー論理制
御装置は、常に1組の規則をまとめて実施し、一般にそ
の組のすべての規則は同じ入力および同じ出力を有す
る。図1Bは、3つ1組の規則を実施するファジー論理
制御装置を機能的に示す。
【0005】ファジー論理制御装置は、実施される規則
のそれぞれについて、全体的真の度合を決定する役目を
する第1の手段(1組のブロック基準3によって表され
る)を有する。この全体的真の度合はμi で示される。
指数iは、図1Bにおいて、1、2および3の値をと
る。ファジー規則の全体的真の度合は、具体的には、入
力ベクトルX(→)の構成要素Xk がとる値と、規則に
固有の基準値pikとが一致する度合の尺度である。
【0006】ファジー論理制御装置は、所定の値a
ijと、他の規則に関連する対応する値を有する規則に関
連する全体的真の度合μi とを組み合わせることによっ
て、出力値Yj を決定する第2の手段(1組のブロック
基準5によって表される)も有する。特定の規則に関連
する所定の値aijはベクトルai(→) の構成要素を形
成し、ベクトルai(→) の組合せを実現するための実
施の動作は、最も一般的な場合、ai(→) の重心の計
算である。その場合、重みμiは各ai(→)に起因す
る。
【0007】全体的には、1組の関連する規則を実施す
ることにより、領域ごとに非線形関数Y(→)(X
(→))を定義することが可能になる。実際に、各規則
は、入力ベクトルX(→)が規則の基準値Pikによって
構成されるベクトルPi(→) に近い場合、出力ベクト
ルY(→)がとる値を指定する。
【0008】前記で考慮した問題点は、本分野の技術者
には周知であり、さらに詳細な説明はファジー論理を扱
う多数の出版物を参照することによって得られる。ファ
ジー論理の入門は、特に、月刊誌「La Recher
che」D.Dubois,H.Prade,LA R
ECHERCHE,1308,22,(1991)に記
載されている。
【0009】本発明の制御装置の動作のモードについて
は、ファジー論理に言及せずに説明できるが、この形式
論に通常関連する語彙および概念を用いて、その動作を
説明することにする。
【0010】ファジー論理により実施される規則は、本
質的に定性的であり、一般に「IF条件THEN結論」
の形のステートメントによって通常の言語で表現される
か、または表形式で表現される。規則のステートメント
は、一般に複数の条件を含んでおり、「IF X is
A AND Y is B THEN Z isC」
の形か「IF X is A OR Y is B T
HEN Z isC」の形、または前記の2つの形を組
み合わせることによって得られる複合式の形でも表現で
きる。ここで、記号A、BおよびCは言語学の用語であ
る。
【0011】ファジー規則を使用して、物理的なシステ
ムをモデル化するには、これらの規則を数値的に評価可
能な数式に変換し、それによって記述されるシステムの
ダイナミクスが、人間がそれについて通常の言語規則に
基づいて収集できるアイデアに適切に対応するようにす
る必要がある。理論平面上では、この定量項への変換
は、ファジー集合の形式論とファジー論理の形式論を使
用して行うことができる。ファジー集合では、ファジー
規則の条件の1つにほぼ一致する値を適切に表現でき
る。ファジー集合Aは、0から1までの値を収集できる
所属度関数μA(X)を特徴とする。関数μA(X)
は、入力変数Xのとる値が条件「X is A」と一致
する度合である。すなわち、μA(X)は、アサーショ
ン「X isA」の全体的真の度合である。
【0012】規則が複数の条件を含む場合、全体的真の
度合は、これらの条件のそれぞれの真の度合をそれらの
間で組み合わせることによって決定される。この真の度
合を組み合わせる演算、すなわち所属度関数は、ファジ
ー論理演算子を用いて実現できる。それぞれ通常の言語
における「AND」および「OR」の語に対応するMI
N演算子およびMAX演算子がもっとも一般的に使用さ
れる。それにもかかわらず、理論上は、他の演算子が規
定されており、所属度関数を組み合わせるのに応用でき
る。
【0013】大部分の周知のデバイスは、数値マイクロ
プロセッサの周辺に構成される。これらの数値制御装置
は、ファジー論理の形式論によって与えられる方法を忠
実に再現するアルゴリズムを使用して、規則の全体的真
の度合を評価する。
【0014】ファジー論理アナログ制御装置の記述も出
版されている。特に、M.SasakiおよびF.Ue
noによる論文「A fuzzy logic fun
ction generator(FLUG) imp
lemented withcurrent mode
CMOS circuits」Proc.21st
Int.Symposium on multiple
valued logic,(1991)を参照す
る。周知のアナログ制御装置の動作は、数値デバイスに
使用される基本アルゴリズムの中間翻訳に基づいてい
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】いま説明したようなフ
ァジー論理アナログ制御装置には欠点がある。実際に、
規則の全体的真の度合を評価するのに慣用的に使用され
る演算子は、アナログ形で実現される場合、比較的複雑
な回路を構成する。その結果、一方では、これらの回路
をチップ上に集積する場合に占有面積が大きくなり、他
方では、相当なエネルギーを消費することになる。した
がって、本発明の目的は、従来技術のこの欠点を解決す
ることである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、1組の規則を
1組の入力変数からの値の関数として実施することによ
って、1組の出力変数の値を供給するようになされてい
るアナログ形ファジー論理制御装置を提供することによ
ってこの目的を達成するものである。その規則のそれぞ
れは、一方では、所定の値が出力変数の少なくとも一部
との関連において一致する結果として、他方では、論理
演算子によって互いに接続された1つまたは複数の条件
から構成されるファジー論理式としてそれ自身を表す。
その条件はそれぞれ、入力変数の1つと基準値とを含む
式からなる。本制御装置は、各種の規則の結論の所定の
値を組み合わせ、対応するファジー論理式の全体的真の
度合を考慮して、結論のそれぞれの所定の値に重み付け
することによって出力変数の値を決定する。全体的真の
度合は、ファジー式に現れる条件のそれぞれの真の度合
を組み合わせることによって決定される。条件の真の度
合は、その条件が厳密に正しい場合に最大となり、その
条件が正しくない場合に零となる。そのような制御装置
は、その強度が各規則のファジー論理式の全体的真の度
合を表す電流を前記規則に供給する第1の手段と、その
第1の手段によって各種の規則に供給される電流強度か
ら出力変数の値を決定する第2の手段とを備える。
【0017】本発明の目的である制御装置は、第1の変
形によれば、その第1の手段は、並列の抵抗バイポール
の回路網であって、その回路網が電流源と直列に配置さ
れ、かつバイポールのそれぞれが前記規則の1つに関連
しており、さらにバイポールはそれぞれ直列および並列
に相互接続された1組の抵抗素子から構成され、バイポ
ール内の抵抗素子の相互接続の構成が、バイポールに関
連する規則のファジー論理式内にある論理演算子(「a
nd」、「or」)の性質によって決定される回路網
と、条件の真の度合の複数の評価回路であって、その回
路のそれぞれが、抵抗バイポールの回路網の種々の分岐
内を循環する相対電流強度が各種の規則の全体的真の度
合の分布を反映するように、抵抗素子の1つのコンダク
タンスを制御するようになされた回路とを有することを
特徴とする。
【0018】本発明の第2の変形によれば、制御装置の
第1の手段は、直列の抵抗バイポールの回路網であっ
て、その回路網が電圧源と並列に配置され、かつバイポ
ールのそれぞれが前記規則の1つに関連しており、さら
にバイポールはそれぞれ直列および並列に相互接続され
た1組の抵抗素子から構成され、バイポール内の抵抗素
子の相互接続の構成が、バイポールに関連する規則のフ
ァジー論理式内にある論理演算子(「and」、「o
r」)の性質によって決定される回路網と、条件の真の
度合の複数の評価回路であって、回路のそれぞれが、各
種の抵抗バイポールの端末における電圧の相対値が各種
の規則の全体的真の度合の分布を反映するように、抵抗
素子の1つのコンダクタンスを制御するようになされた
回路とを有する。
【0019】本発明の目的の理解を容易にするために、
最初に、それぞれ基準G1およびG2に直列な2つの抵抗
素子を示す図2を参照する。これらの抵抗素子のそれぞ
れのコンダクタンスは、条件の真の度合の評価回路によ
って駆動される。真の度合の2つの評価回路、すなわち
メンバシップ関数は、それぞれ基準11および13を有
する長方形のボックスによって表される。評価回路のそ
れぞれは、入力信号Xkの値と基準値Pkを比較するよう
になされている。評価回路は、この比較の結果の関数と
して抵抗素子のコンダクタンスを変化させる。コンダク
タンスは、入力変数と基準値とがまったく異なる場合に
ほぼ零になり、2つの値が互いに近い場合に連続的に増
加し、および2つの値が同じである場合に最大値に達す
るようになされている。
【0020】G1およびG2を2つのコンダクタンスの値
とすると、これらの2つの直列のコンダクタンスに等し
いコンダクタンスは、次式で与えられる。
【数1】
【0021】この式の特徴の中では、G1 が実質的にG
2よりも小さい場合、GはG1にほぼ等しくなることに留
意する。したがって、関数MIN(G1、G2)と前記の
関数とはある程度一致する。したがって、図2の非常に
簡単な回路では、入力ベクトルと2つの入力を有する規
則の基準ベクトルの間の一致のベクトル測定が達成でき
ることが理解されよう。ファジー論理の形式論によれ
ば、前記の関数Gは、通常の言語では、「and」の語
に対応する。以下において、本発明では、その条件が
「or」の語によって接続されている規則の実行が可能
になることも理解されよう。
【0022】本発明の利点の1つは、その電力消費が小
さいことである。実際に、本発明によれば、電流は、規
則に対応する抵抗素子の回路網の分岐内のみを流れ、規
則の全体的真の度合は零ではない。
【0023】信号が電流によって表されるので、他の利
点は、本発明による制御装置が非常に低い電圧で動作可
能なことである。
【0024】本発明の他の変形は、1組の規則を1組の
入力変数からの値の関数として実施することによって、
1組の出力変数の値を供給するようになされているアナ
ログ形ファジー論理制御装置である。該規則はそれぞ
れ、一方では、所定の値が該出力変数の少なくとも一部
との関連において一致する結果として、他方では、論理
演算子によって互いに接続された1つまたは複数の条件
から構成されるファジー論理式それ自身を表す。該条件
はそれぞれ、該入力変数の1つと基準値とを含む式から
なる。該制御装置は、各種の規則の結論の所定の値を組
み合わせ、対応するファジー論理式の全体的真の度合を
考慮して、該結論のそれぞれの所定の値に重み付けする
ことによって該出力変数の値を決定する。該全体的真の
度合は、該ファジー式に現れる条件のそれぞれの真の度
合を組み合わせることによって決定される。条件の該真
の度合は、該条件が厳密に正しい場合に最大となり、該
条件が正しくない場合に零となる。該制御装置は、その
強度が各規則のファジー論理式の全体的真の度合を表す
電流を該規則に供給する第1の手段と、該第1の手段に
よって各種の規則に供給される該電流強度から該出力変
数の値を決定する第2の手段とを備えており、該制御装
置の該第2の手段が、所定の数(N)集合線路と、各規
則について、該所定の数の分岐を有する電流分岐回路で
あって、該分岐のそれぞれが、該第1の手段によって供
給される電流の等しい分を受け取り、かつ該分岐の集合
のそれぞれが該集合線路の1つに接続されており、該分
岐の集合が該規則の結論に現れる該所定の値を表す回路
とを有する。
【0025】本発明の他の利点は、規則に関連する出力
変数が本質的に2進法(分岐の集合または否)で表され
るので、例えば、導体層の1つの上の短絡の形式により
所定の値を予めプログラミングすることによって容易に
プログラムできる回路または特殊化された回路である集
積回路を実現できる。
【0026】本発明の他の特徴および利点は、例のみに
よって添付の図面を参照して行った以下の記述から出て
くるであろう。
【0027】
【発明の実施の形態】まず第1に、制御装置は、所属度
関数の6つの評価回路を有する、すなわち条件ごとに1
つのメンバシップ関数の評価回路が1つあることが明ら
かである。図3では、評価回路がそれぞれ基準μ
1(X1)、μ2(X1)、μ3(X1)、 μ1(X2)、μ2
(X2)およびμ3(X2) を有する長方形のボックスに
よって示されている。評価回路のそれぞれは、一方で
は、入力信号(X1かX2のどちらか)と、他方では、基
準値と比較することによって、メンバシップ関数を評価
するようになされている。メンバシップ関数は、入力変
数と基準値とがまったく異なる場合にほぼ零になり、2
つの値が互いに近い場合に連続的に増加し、および2つ
の値が同じである場合に最大値に達する。
【0028】制御装置は、一方では、それぞれ基準
11、G21、G31、G12、G22およびG32を有する可変
コンダクタンス抵抗素子から構成される回路網に直列に
接続された電流源基準15を有する(図4A参照)。抵
抗素子の回路網は、それぞれ基準21、22および23
を有する3つの並列分岐から構成され、それぞれ直列の
2つの抵抗素子を有する。直列の抵抗素子の各組は、規
則の2つの条件に関連する。さらに、各抵抗素子は、メ
ンバシップ関数が零である場合にコンダクタンスが零に
なり、メンバシップ関数が最大である場合にコンダクタ
ンスが最大になるように、所属度関数の評価回路の1つ
によって命令されるようになされている。
【0029】前述した図3の回路素子は、各規則につい
て、その規則の全体的真の度合を表す電流を供給するよ
うになされている、本発明の記載されている第1の手段
の実施例を構成する。本発明を理解しやすくするため
に、図4Aは、前記の第1の手段を構成する図3の特徴
を別に記載している。
【0030】電流源15は、ノード17に接続され、そ
れを通して、可変コンダクタンス抵抗素子の回路網の3
つの分岐21、22および23に電流を供給することが
図4からわかるであろう。これらの条件下では、分岐の
等価コンダクタンスをGi (分岐21、分岐22または
分岐23のいずれか)で表すと、この分岐を流れる電流
の強度Ii は、次式で与えられる。
【数2】
【0031】一方では、前記のように、2つの抵抗素子
の直列配列が分岐Gi の全コンダクタンスに与える影響
は、ファジー演算子「AND」が2つの所属度関数に与
える影響と同じである。したがって、分岐間の電流Ii
の分布は、全体的真の度合の分布、すなわち各種の規則
間の重みづけを反映する。この重みづけの分割は正規化
であるので、重みづけの合計は不変である。
【0032】いま抵抗回路網の3つの分岐における電流
の分布に関して述べた推論は、これらの分岐の末端が3
つともすべて接地されているか、または少なくとも同じ
電位を有する場合にのみ正しい。図3の実施例では、前
記の条件は、12個の同じ抵抗素子(基準Gを有し、抵
抗回路網のすぐ下にあるのがわかる)が、抵抗回路網の
可変コンダクタンスよりもはるかに大きいコンダクタン
スを有する場合、事実上重要視される。
【0033】図4Aを参照して、その強度が真の度合ま
たは3つの規則の重みを表す3つの電流を供給するよう
になされた抵抗回路網の実施例について説明した。本発
明によれば、ファジー論理制御装置は、抵抗回路網によ
って供給される電流から出力変数の値を決定する手段も
有する。これらの後者の手段について説明する前に、図
4Bを参照することによって、抵抗回路網の第2の例に
ついて説明することにする。図4Bの抵抗回路網は、
「or」の語によって接続された条件を有する2つの規
則を実施するようになされている。
【0034】規則の条件を含むファジー論理式がこれら
の条件のいくつかの間に「or」の語を有する場合、規
則に関連する抵抗素子は、すべて直列であるとは限らな
い。図4Bは、その強度が、それぞれ以下の形のファジ
ー論理式を有する2つの規則の重みを表す2つの電流を
供給する手段の例を示す。 (X1=a11 AND X2=a12) OR X3=a13 および、以下の形のファジー論理式 X1=a21 OR X2=a22
【0035】図4Bの抵抗回路網ならびに前記の例の抵
抗回路網では、同じ規則の各種の条件に対応する抵抗素
子は、単一の抵抗バイポール、すなわち抵抗素子の回路
網の単一の分岐を形成するように相互接続されている。
それにもかかわらず、図4Aの例の場合とは反対に、図
4Bでは、同じ規則に関連する抵抗素子のいくつかは並
列に接続されている。実際に、同じバイポールでは、並
列の接続は「or」の語に対応し、直列の接続は「an
d」の語に対応する。
【0036】いま説明した図4Aおよび4Bは、電流源
と直列に配置された、それぞれ並列の抵抗バイポールの
回路網を有する2つの抵抗回路網をそれぞれ表す。それ
にもかかわらず、本分野の技術者は、本発明の他の実施
例において、これらの回路のそれぞれをそのデュアル回
路と交換できることを理解するであろう。これらの条件
下では、抵抗回路網は、電圧源に並列に配置された、直
列の抵抗バイポールの回路網を有するであろう。
【0037】ここで、図3に示されている制御装置の変
形について再び考えることにする。この変形は、抵抗回
路網によって供給される電流の関数としての出力変数の
値を決定する、本発明による手段を有する。
【0038】図3に示されているように、抵抗回路網の
分岐21、22および23のそれぞれは、4つの信号集
合線路基準25、26、27および28と、接地ライン
(またはダンプ・ライン)基準30とにそれぞれ接続さ
れている。抵抗回路網の分岐のそれぞれと集合線路の間
の接続は、電流分岐回路の媒介を介して行われる。この
例では、電流分岐回路のそれぞれは、抵抗回路網の出力
の1つに結合された4つの等しい伝導分岐を含む。3つ
の電流分岐回路は、それぞれ基準31、32および33
を有する。
【0039】理解を容易にするために、図5を参照す
る。図5は、図3の3つの電流分岐回路のうちの1つ
と、4つの集合線路25、26、27および28との相
互接続およびダンプ・ライン30との相互接続を別に示
す。
【0040】図5の電流分岐回路は、4つの分岐(集合
線路25、26、27および28のそれぞれについて1
つ)を有する。本発明の1つの実施例では、集合線路の
数は何本でもよいが、電流分岐回路は、常に集合線路ご
とに1つの分岐を有する。
【0041】図5を参照すると、電流分岐回路の4つの
分岐のそれぞれに抵抗素子があるのがわかる。これらの
抵抗素子は、すべて基準文字Gを付加されており、さら
に、同じコンダクタンスを有する。電流分岐回路の各分
岐は同じコンダクタンスを有するので、集合線路の電位
が等しければ、電流分岐回路は、抵抗回路網の1つの分
岐によって供給される電流を4等分に分岐する。
【0042】電流分岐回路の各分岐は、集合線路の1つ
と関連するが、この集合線路かまたはダンプ・ラインの
いずれかに接続されるようになされている。具体的に
は、図5において、電流分岐回路の左から第1の分岐は
それが接続されている集合線路25に関連する。第2の
分岐はライン26に関連するが、それに接続されていな
い。第3の分岐はそれが接続されているライン27に関
連する。最後に、第4の分岐はライン28に関連する
が、それに接続されていない。
【0043】実際、電流分岐回路の分岐が集合線路に接
続されているかいないかによって、各分岐が、ck で示
される1または0の2進値をとる。したがって、4つの
分岐を有する電流分岐回路は、4ビットのワードを特徴
とする。例えば、図5の電流分岐回路を特徴づける4ビ
ットのワードは、1010である。
【0044】再度図3の図表に戻ると、3つの規則のそ
れぞれに関連する電流分岐回路は、それぞれ異なる2進
ワードを特徴とする。3つの電流分岐回路によって特定
の集合線路kに供給される全電流Iout,k は、次式に等
しい。
【数3】 Nは電流分岐の分岐の数である。
【0045】電流Ii
【数4】 に等しい。したがって、一方では、k番目の集合線路に
供給される全電流と、他方では、全電流I0の1/4、
より一般的には全電流I0の1/Nとの間の関係は、3
つの規則に対応するck の重心に等しく、その重みは、
規則のそれぞれの重みである。
【0046】したがって、k番目の集合線路に供給され
る電流は、それぞれ単一の出力値として1または0の値
の1つを有する3つの関連する規則の大域出力値の評価
に一致することが理解されよう。同様に、4つの集合線
路における電流強度は、それぞれ4つの明確な2進出力
値を有する3つの関連する規則に対する大域出力値に一
致する。
【0047】各規則に関連する電流分岐回路の接続によ
って決定される4つの2進出力値は、本発明によれば、
1ビットを有する4つの2進数か、または4ビットを有
する1つの2進数、または中間サイズの2つまたは3つ
の2進数のいずれかと考えられる。
【0048】図3に示されている変形では、3つの規則
の出力値は、それぞれ4ビットを有する2進数と考えら
れる。このため、図3において、集合線路25、26、
27および28のそれぞれは、抵抗の第2の回路網の入
力35、36、37および38に1つに接続されてい
る。この回路網(それ自体周知である2のべきによる加
重回路を構成する)が図6に別に示されている。
【0049】抵抗の第2の回路網の4つの入力は、それ
ぞれ1つのノードに対応することが図6からわかるであ
ろう。これらのノードは、それぞれ基準35、36、3
7および38を有する。4つのノードは、すべて図にR
で示される任意の同じ値を有する3つの抵抗によって互
いに接続されており、ノードのそれぞれも、値Rまたは
2Rのいずれかを有する抵抗の媒体によってアースに接
続されている。
【0050】図6を理解し易くするために、集合線路2
5によってノード38に供給される電流を基準Iout,3
で示し、集合線路26によってノード37に供給される
電流をIout,2で示し、集合線路27によってノード3
6に供給される電流をIout,1で示し、最後に、ライン
28によってノード35に供給される電流をIout,0
示す。
【0051】図6において基準40を有する値Rの抵抗
を横切ってノード38とアースの間を循環する基準I
out を有する電流を考える。この電流の強度は次式に等
しいことが容易に立証されるであろう。 Iout=2/3(1/8Iout,0+1/4Iout,1+1/
2Iout,2+Iout,3) したがって、電流Iout は、4つの集合線路に供給され
る電流の合計に比例し、この合計は連続する2のべきに
よって重みづけされる。
【0052】したがって、抵抗の第2の回路網の影響
は、それぞれ1ビットの3つの2進数の重心を表す4つ
の電流を、その強度が4ビットの3つの2進数の重心を
表す単一の電流に変換する。
【0053】抵抗の第2の回路網によって供給される出
力電流Iout の強度が、各規則において、規則の出力を
特徴づける2進数をアナログ電流に変換し、次いでこれ
らのアナログ電流の重心を決定することによって得られ
る強度に等しくなるのは、重心の演算子の線形性に起因
する。
【0054】各電流分岐回路は、それが受け取る電流を
4等分分岐させることを以前に述べた。すでに述べたよ
うに、これは、4つの集合線路25、26、27、28
およびダンプ・ライン30が、すべて同じ電位である場
合にのみ当てはまる。残念ながら、集合線路は、抵抗の
第2の回路網の入力に接続されており、さらに、同じ量
の電流を伝えないので、一般に、正確に同じ電位にはな
らない。
【0055】前記の問題を解決するには、各集合線路と
抵抗の第2の回路網の入力との間に変流器を挿入するの
が有用である。変流器の動作原理は、本分野の技術者に
は周知であるが、それにもかかわらず、これらの素子の
詳細な説明は、C.Toumazou,F.J.LId
geyおよびD.G.Haighによる研究「Anal
og IC design:the current−
mode approach」Peter Pereg
rinus Ltd.(英国ロンドン)出版の第3章に
記載されていることを述べておく。変流器(図示せず)
を使用すると、集合線路が仮想アースに維持される。
【0056】変流器に頼るよりも、抵抗の第2の回路網
の電圧降下が無視でき、したがって集合線路がほぼ接地
されるように、抵抗の第2の回路網の抵抗として十分に
小さい値Rを選択したほうが一般に容易である(図6に
関連して説明されている)。
【0057】図7は、本発明による、ファジー論理制御
装置の第2の実施例を示す。この第2の実施例では、第
1の実施例の抵抗素子の代わりにMOSトランジスタを
使用している。図7の図表の重要な特徴は、疑似抵抗の
原理に従って、図3の図表のコンダクタンスのそれぞれ
をMOSトランジスタと交換することによって得られ
る。相互接続されたトランジスタの疑似コンダクタンス
の働きに関する詳細については、E.Vittozおよ
びX.Arreguitによる論文「Linear n
etworks based on transist
ors」Electronic Letters,29
7,29,(1993)を参照することができる。
【0058】図が煩雑になるのを避けるために、図7
は、単一の規則を実行するのに必要な回路素子のみを示
す。さらに、図は、単一のメンバシップ関数を評価する
のに必要な回路素子、すなわち規則の単一の条件のみを
示す。
【0059】図7の回路は、5つの回路素子すなわちモ
ジュールに分割されている。これらのモジュールは、そ
れぞれ基準A、B、C、DおよびEを有しており、それ
ぞれ図上の長方形の破線によって画定されている。
【0060】モジュールAは電流源からなる。この電流
源は、図3の実施例の電流源と同じものである。このモ
ジュールは、規則の数と無関係に一意のものである。
【0061】モジュールBは、所属度関数の評価回路、
すなわち入力信号Vx の値と所定の基準値Vpiの間の一
致の度合を測定することをもたらす回路である。図7
は、単一の所属度関数の評価回路のみを示すが、各実施
する規則の各条件ごとに評価回路が1つなければならな
いことが明らかである。
【0062】モジュールCは、2つの直列のトランジス
タから構成され、モジュールBによって命令されると、
ともに可変コンダクタンスの疑似抵抗素子を構成する。
モジュールCのコンダクタンスは、入力信号の値と基準
値とがまったく異なる場合に零になり、2つの値が互い
に近い場合に連続的に増加し、および2つの値が同じで
ある場合に最大値に達する。図7は、可変コンダクタン
スに対して疑似抵抗性の単一の素子のみを示す。それに
もかかわらず、所属度関数の各評価回路にこれらの素子
が1つあり、さらに、これらの疑似抵抗素子が回路網を
形成することが明らかである。読者は、図3および図4
を参照して、疑似抵抗素子の相互接続方法を決定するこ
とができる。
【0063】モジュールDは、4つの集合線路と、ダン
プ・ラインと、分岐回路とから構成され、その機能は、
疑似抵抗素子の回路網の分岐の1つによって供給される
電流の一部を集合線路に分配することである。モジュー
ルDの回路は、図5の回路のコンダクタンスのそれぞれ
をMOSトランジスタと交換すれば、図5の回路と同じ
ものになる。モジュールDは、単一の分岐回路しか備え
ていないものとして示されているが、実際は、実施され
る規則ごとに1つ、すなわち疑似抵抗回路網の分岐ごと
に1つ有することも理解されるであろう。
【0064】最後に、モジュールEは、電流の合計を2
のべきによって重みづけする回路から構成される。モジ
ュールEの回路は、この回路網の抵抗のそれぞれをMO
Sトランジスタと交換すれば、図6の抵抗の回路網と同
じになる(2倍の値の2つの抵抗を、それらの一部とし
て、直列の1組のMOSトランジスタと交換する場合は
除く)。モジュールEも、規則の数と無関係に、一意の
ものである。
【0065】すでに述べたように、基準Bを有するモジ
ュールは所属度関数の評価回路である。このモジュール
は、2つの並列な分岐を供給する電流源基準41を有す
る。これらの分岐のうちの一方は、2つの直列のトラン
ジスタ基準43および47をそれぞれ備え、他方は、他
の2つのトランジスタ基準45および49をそれぞれ有
する。
【0066】評価回路の入力値は、トランジスタ43の
ゲートに供給されるVx で示される電圧であり、回路の
基準値は、トランジスタ45のゲートに供給されるVpi
で示される電圧である。2つの差動分岐のそれぞれを循
環する電流は、印加差動電圧にS字状の依存性を示す。
【0067】図7において、モジュールCの2つのトラ
ンジスタのゲートは、それぞれトランジスタ47および
49のゲートに接続されていることにも留意する。これ
らの条件下では、モジュールAによってモジュールCに
供給される電流が、モジュールCの2つのトランジスタ
が弱い反転をするのに十分弱ければ、モジュールCの疑
似コンダクタンスは、Vx がVpiに等しい場合にその最
大値に達し、2つのパラメータ間の偏差が増加する場合
に零に向かって減少する。相互接続されたトランジスタ
の疑似コンダクタンスの働きに関する詳細については、
E.VittozおよびX.Arreguitによる論
文「Linear networksbased on
transistors」Electronic L
etters,297,29,(1993)を参照する
ことができる。
【0068】ブロックDのトランジスタの疑似コンダク
タンスは、Vbias1 で示され、電圧源基準51によって
与えられるバイアス電圧によって決定される。
【0069】ブロックEのトランジスタの疑似コンダク
タンスは、Vbias2 で示され、電圧源基準53によって
与えられるバイアス電圧によって決定される。
【0070】バイアス電圧Vbias1およびVbias2の値を
慎重に選択することによって、図3の実施例に関連して
述べた変流器を使用する必要がなくなる。実際に、真の
抵抗を用いた場合、すべての集合線路を同じ一定の電位
に維持する必要があるが、疑似抵抗を用いた場合は、こ
れらの集合線路の電位がモジュールDのトランジスタを
飽和させるのに十分低ければ十分である。疑似抵抗に接
続された疑似アースの原理に関する詳細については、す
でに述べたE.VittozおよびX.Arregui
tによる論文「Linear networks ba
sed ontransistors」Electro
nic Letters,297,29,(1993)
を参照することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ファジー規則を概念的に示す機能ブロック
(A)と、3つの規則を同時に実施するファジー論理制
御装置の例を機能的に示す図(B)である。
【図2】 入力ベクトルと2つの入力を有する規則の基
準ベクトルの間の一致の測定を実施する抵抗素子の回路
網の一部を示す図である。
【図3】 本発明による制御装置の第1の実施例の概略
図である。
【図4】 本発明に対応し、かつ図3に示されているも
のと同じ抵抗バイポールの回路網の実施例の図である。
【図5】 集合線路および分岐回路を示す、図3の制御
装置の第2の手段の一部を示す図である。
【図6】 集合線路によって伝達される電流の合計を重
みづけする手段を示す、図3の制御装置の第2の手段の
一部を示す図である。
【図7】 本発明の第2の実施例の電子図である。
【符号の説明】
11、13 評価回路 15 電流源基準 17 ノード 21、22、23 分岐 25、26、27、28 集合線路 30 接地ライン(ダンプ・ライン)基準 31、32、33、35、36、37、38 基準 40 基準 41 電流源基準 43、45、47、49 トランジスタ基準 51 電圧源基準

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1組の規則を1組の入力変数(Xk )か
    らの値の関数として実施することによって、1組の出力
    変数(Yj )の値を供給するアナログ形ファジー論理の
    制御装置であって、前記規則のそれぞれは、一方では、
    所定の値(aij)が前記出力変数(Yj )の少なくとも
    一部との関連において一致する結果として、他方では、
    論理演算子によって互いに接続された1つまたは複数の
    条件から構成されるファジー論理式としてそれ自身を表
    し、前記条件は、それぞれ前記入力変数(Xk)の1つ
    と基準値(Pik )とを含む式からなり、前記制御装置
    は、各種の規則の結論の前記所定の値(aij)を組み合
    わせることによって前記出力変数(Yj )の値(I
    out )を決定し、結論のそれぞれの所定の値(aij
    が、対応するファジー論理式の全体的真の度合(μi
    を考慮して重み付けされ、その全体的真の度合が、ファ
    ジー式に現れる条件のそれぞれの真の度合を組み合わせ
    ることによって決定され、ある条件の真の度合が、その
    条件が厳密に正しい場合に最大となり、かつその条件が
    正しくないと考えられる場合に零となる制御装置におい
    て、 強度が各規則のファジー論理式の全体的真の度合
    (μi)を表す電流(Ii)を各規則に供給する第1の手
    段と、 その第1の手段によって各種の規則に供給される前記電
    流強度(Ii )から前記出力変数(Yj )の値を決定す
    る第2の手段とを備えており、 前記制御装置の第1の手段が、 電流源と直列に配置され、それぞれ前記規則の1つに関
    連しており、さらにそれぞれ直列および並列に相互接続
    された1組の抵抗素子から構成され、バイポール内の前
    記抵抗素子の相互接続の構成がそのバイポールに関連す
    る規則のファジー論理式内にある論理演算子(「AN
    D」、「OR」)の性質によって決定される並列の抵抗
    バイポールの回路網(図4)と、 前記抵抗素子の回路網の種々の分岐(21、22、2
    3)内を循環する相対電流強度(Ii )が各種の規則の
    全体的真の度合の分布を反映するように、それぞれ抵抗
    素子の1つのコンダクタンスを制御するようになされ
    た、条件の真の度合の複数の評価回路(11、13)と
    を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 【請求項2】 1組の規則を1組の入力変数(Xk )か
    らの値の関数として実施することによって、1組の出力
    変数(Yj )の値を供給するアナログ形ファジー論理の
    制御装置であって、前記規則のそれぞれは、一方では、
    所定の値(aij)が前記出力変数(Yj )の少なくとも
    一部との関連において一致する結果として、他方では、
    論理演算子によって互いに接続された1つまたは複数の
    条件から構成されるファジー論理式としてそれ自身を表
    し、前記条件は、それぞれ前記入力変数(Xk)の1つ
    と基準値(Pik )とを含む式からなり、前記制御装置
    は、各種の規則の結論の前記所定の値(aij)を組み合
    わせることによって前記出力変数(Yj )の値(I
    out )を決定し、結論のそれぞれの所定の値(aij
    が、対応するファジー論理式の全体的真の度合(μi
    を考慮して重み付けされ、その全体的真の度合が、ファ
    ジー式に現れる条件のそれぞれの真の度合を組み合わせ
    ることによって決定され、ある条件の真の度合が、その
    条件が厳密に正しい場合に最大となり、かつその条件が
    正しくないと考えられる場合に零となる制御装置におい
    て、 強度が前記規則のファジー論理式の全体的真の度合(μ
    i)を表す電流(Ii)を各規則に供給する第1の手段
    と、 前記第1の手段によって各種の規則に供給される前記電
    流強度(Ii )から前記出力変数(Yj )の値を決定す
    る第2の手段とを備えており、 前記制御装置の第1の手段が、 電圧源と並列に配置され、それぞれ前記規則の1つに関
    連しており、さらにそれぞれ直列および並列に相互接続
    された1組の抵抗素子から構成され、バイポール内の抵
    抗素子の相互接続の構成が前記バイポールに関連する規
    則のファジー論理式内にある論理演算子(「AND」、
    「OR」)の性質によって決定される直列の抵抗バイポ
    ールの回路網(図4)と、 各種の抵抗バイポールの端子における電流の相対値が、
    各種の規則の全体的真の度合の分布を反映するように、
    評価回路のそれぞれが抵抗素子の1つのコンダクタンス
    を制御するようになされた、条件の真の度合の複数の評
    価回路(11、13)とを備えることを特徴とする制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の手段が、 所定の数(N)集合線路と、 各規則について、前記所定の数(N)の分岐を有する電
    流分岐回路であって、その分岐のそれぞれが、前記第1
    の手段によって供給される電流の等分を受け取り、かつ
    そN分岐の集合のそれぞれが前記集合線路の1つに接続
    されており、分岐の集合が前記規則の結論に現れる前記
    所定の値(aij)を表現する分岐回路とを有することを
    特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の手段が、前記集合線路の少な
    くとも一部によって伝達される電流の合計を2のべきに
    よって重みづけする手段も備えることを特徴とする請求
    項3に記載の制御装置。
  5. 【請求項5】 1組の規則を1組の入力変数(Xk )か
    らの値の関数として実施することによって、1組の出力
    変数(Yj )の値を供給するアナログ形ファジー論理の
    制御装置であって、前記規則のそれぞれは、一方では、
    所定の値(aij)が前記出力変数(Yj )の少なくとも
    一部との関連において一致する結果として、他方では、
    論理演算子によって互いに接続された1つまたは複数の
    条件から構成されるファジー論理式としてそれ自身を表
    し、前記条件は、それぞれ前記入力変数(Xk)の1つ
    と基準値(Pik )とを含む式からなり、前記制御装置
    は、各種の規則の結論の前記所定の値(aij)を組み合
    わせることによって前記出力変数(Yj )の値(I
    out )を決定し、結論のそれぞれの所定の値(aij
    が、対応するファジー論理式の全体的真の度合(μi
    を考慮して重み付けされ、その全体的真の度合が、ファ
    ジー式に現れる条件のそれぞれの真の度合を組み合わせ
    ることによって決定され、ある条件の真の度合が、その
    条件が厳密に正しい場合に最大となり、かつその条件が
    正しくないと考えられる場合に零となる制御装置におい
    て、 強度が各規則のファジー論理式の全体的真の度合(μ
    i )を表す電流(Ii )を各規則に供給する第1の手段
    と、 前記第1の手段によって各種の規則に供給される前記電
    流強度(Ii )から前記出力変数(Yj )の値を決定す
    る第2の手段とを備えており、 前記制御装置の第2の手段が、 所定の数(N)集合線路と、 各規則について、その所定の数(N)の分岐を有し、そ
    の分岐のそれぞれが、前記第1の手段によって供給され
    る電流の等分を受け取り、かつ前記分岐の集合のそれぞ
    れが前記集合線路の1つに接続されており、前記分岐の
    集合が前記規則の結論に現れる前記所定の値(aij)を
    表現する電流分岐回路とを有することを特徴とする制御
    回路。
  6. 【請求項6】 前記第2の手段が、前記集合線路の少な
    くとも一部によって伝達される電流の合計を2のべきに
    よって重みづけする手段も備えることを特徴とする請求
    項3に記載の制御装置。
JP7284347A 1994-10-06 1995-10-06 アナログ形ファジー論理の制御装置 Pending JPH08297714A (ja)

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