JPH08296192A - 繊維集積体の製造方法 - Google Patents

繊維集積体の製造方法

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JPH08296192A
JPH08296192A JP9899395A JP9899395A JPH08296192A JP H08296192 A JPH08296192 A JP H08296192A JP 9899395 A JP9899395 A JP 9899395A JP 9899395 A JP9899395 A JP 9899395A JP H08296192 A JPH08296192 A JP H08296192A
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JP
Japan
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fibers
fiber
orientation
liquid
dielectric liquid
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JP9899395A
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English (en)
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Manabu Nagamura
学 長村
Fukuo Gomi
福夫 五味
Tomohito Itou
友仁 伊藤
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】繊維を誘電液体中に分散させた繊維懸濁液に電
界を作用させて繊維を静電配向させる繊維集積体の製造
方法において、繊維濃度が高い場合の配向状態の向上を
図る。 【構成】誘電液体の容器に繊維を投入する前に、図2に
示すように水を入れた容器の上方にフィルタ42を設置
し、該フィルタ42上に処理する繊維44を投入し、こ
の容器41を密閉状態として繊維44の表面に水による
導電性液体を被着した。導電性液体を被着した繊維を攪
拌機を介して配向槽に投与した。ここで被着重量は、繊
維1Kgに対して1g以上20g以下となるように、密
閉状態の容器41内の温度及び湿度を一定時間所定値に
保持した。上記導電性液体によって繊維44の分極の速
度及び大きさが増大させられ、配向槽の最上層部で物理
的及び電気的に凝集した繊維は中和する際の解離に関与
する力で好適な解離状態を呈し、理想の配向状態を醸成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電配向法により繊維
複合材のプリフォームとしての繊維集積体を製造する方
法において、配向工程時の繊維の凝集を防止して配向性
の向上を企図した繊維集積体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】静電配向法による繊維集積体の製造方法
は、誘電液体中に繊維を分散させた繊維懸濁液に電界を
印加し、繊維の両端に分極を生起して一次元方向(電界
方向)に橋絡状態で配向させ、配向した繊維を順次沈降
させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、繊維複合材
は繊維量によって強度、性質等が異なり種々の用途の機
能材とされるが、従来のように誘電液体中に単に繊維を
分散させた方法では、分散させる繊維量が多い場合、繊
維同士の凝集が問題となっている。即ち、繊維が一次元
方向に配向することなく部分的に寄せ集まったまま沈降
して配向性を悪化するのである。この凝集には、電界の
作用とは関係なく繊維量が多いために複数の繊維が絡み
合う物理的凝集と、電界の作用によって分極を生じた繊
維が互いに引き寄せ合う電気的凝集とがある。
【0004】上記繊維が高濃度の懸濁液の場合の繊維凝
集を防止するため、本発明者等は、特願平3−2421
44号の明細書に記載された技術によって解決しようと
した。この明細書は、繊維を誘電液体中に分散させる前
に、繊維表面に上記誘電液体に不溶の導電性付与膜を形
成する技術を記載している。この導電性付与膜が形成さ
れた繊維は、配向工程時、その表面伝導性が電荷の移動
に寄与し、各繊維全体としての分極の速度及び大きさが
増大して一次元方向に橋絡する現象が安定して行われ、
配向性を向上させるものである。
【0005】上記導電性付与膜は、誘電液体に不溶の界
面活性剤を繊維の表面に吸着させることにより形成す
る。具体的に、界面活性剤を溶解する分散媒中に繊維及
び界面活性剤を投入して所定時間攪拌し、分散媒を濾過
した後、繊維を取り出して乾燥させることにより導電性
付与膜を形成している。しかしながら、上記明細書で
は、繊維に対する導電性付与膜の重量比率を開示してお
らず、単に分極の速度及び大きさを増大させる効果によ
って一次元方向に橋絡する現象が安定化されることを述
べるに止まっている。
【0006】換言すれば、上記明細書では、分極の速度
及び大きさを増大させることが繊維同士の橋絡を促進す
る考えに立つものであり、分極の速度及び大きさの増大
が物理的な凝集部分及び電気的な凝集部分に与える作用
を問題としていない。電気的な凝集部分は、電界の作用
によって生じるので、上記明細書のように分極の速度及
び大きさを増大させることが却って電気的凝集を促進す
るのか、反対に解離(以下、解繊という)を促進するの
か疑問が残るし、分極の速度及び大きさを増大させるこ
とが物理的な凝集部分をどれほど解繊させる作用に寄与
するか究明する必要がある。
【0007】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、高濃度懸濁液に電界を作用させた場合において、
電気的な凝集部分及び物理的な凝集部分へ適正な解繊を
促す技術を提供することを解決すべき技術課題とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明者等は、特願平3−242144号に記載さ
れた導電性付与膜の電気的な凝集部分及び物理的な凝集
部分への解繊作用を究明し、導電性付与膜の繊維に対す
る重量により両凝集部分へ適正な解繊作用が現れる範囲
があることを見いだした。即ち、請求項1の発明では、
繊維を誘電液体中に分散させた繊維懸濁液に、正負電極
間に発生させた電界を印加して該繊維を静電配向させる
と同時に橋絡させ、同配向繊維を順次沈降させて集積す
るようにした繊維集積体の製造方法において、上記繊維
を、上記誘電液体中に分散させる前に、その表面に繊維
1kg当たり、1g以上20g以下の重量で上記誘電液
体に不溶の導電性液体を被着させたことを特徴とする。
【0009】とりわけ、上記繊維懸濁液は、上記誘電液
体1リットル当たり20g以上の高濃度繊維懸濁液繊維
をいう。請求項2の態様は、請求項1と同様の繊維集積
体の製造方法において、上記繊維懸濁液に電界を印加す
るのと同時に上記繊維懸濁液を間欠的に振動させるよう
にしたことを特徴とする。
【0010】ここで、上記誘電液体とは、電圧の印加に
より誘電性を示す液体をいう。また、上記橋絡した配向
繊維を沈降させる際に、自然沈降により行うこともでき
るし、誘電液体を繊維の配向方向と垂直方向に濾過する
自然排出又は吸引排出により行うこともできる。この吸
引排出により、配向繊維の沈降速度を調節することが可
能である。
【0011】
【作用】請求項1の態様では、誘電液体中に分散させる
前の繊維の表面に、繊維1kg当たり、1g以上20g
以下の重量で上記誘電液体に不溶の導電性液体を被着さ
せている。この繊維に対する導電性液体の重量範囲の場
合、繊維懸濁液に電界を印加したとき、繊維の分極が生
じるが、物理的凝集部分と電気的凝集部分とでそれぞれ
繊維同士が接触しているためそれらの凝集部分で電気的
中和が起きて、この電気的中和により一旦各繊維は解繊
する。この後、解繊した繊維は、再び分極して一次元方
向に橋絡し、理想の配向状態を醸成することが実験によ
り確かめられた。
【0012】請求項2の態様では、上記繊維懸濁液が間
欠的に加振されるので、繊維の解繊が促進され、解繊さ
れた繊維は分極して一次元方向に橋絡し、良好な配向状
態が醸成された。
【0013】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。本発
明の繊維集積体の製造方法は、基本的には図1に模式的
に示すような装置により繊維集積体を製造するものであ
る。この装置は、攪拌機21を有して繊維懸濁液22を
保持する容器23と、容器23からバルブ24を介して
繊維懸濁液22を受給する受給部25、誘電液体を排出
する排出部26及び受給部25、排出部26間で繊維を
配向橋絡させる配向部27を備えた配向槽28と、該配
向槽28の配向部27にそれぞれ垂直方向にのび水平方
向に所定の間隔を隔てて設けられた一対の正負電極29
と、該正負電極29間に所定の電界を発生するための電
圧印加装置30と、配向槽28の排出部26からの誘電
液体の排出を調節するバルブ31とから構成されてい
る。なお、排出部27には、濾過板32及び濾過板32
の上に載置された濾紙33が配設されている。
【0014】容器23内の繊維懸濁液22は、初めに誘
電液体例えばシリコーン油を容器23内に汲み入れ、後
述する表面処理された繊維をそのシリコーン油に投入し
て攪拌機21で十分に攪拌した。しかして、本発明の特
異とする工程は、容器23内のシリコーン油に投入する
前の繊維44を、図2に示すように、水を入れた容器4
1の上方にフィルタ42を設置し、該フィルタ42上に
処理する繊維44を投入し、この容器41を密閉状態の
恒温槽43内に放置して繊維44の表面に水を被着させ
た。この繊維表面の水が、本発明の導電性液体となる。
【0015】本発明では更に上記導電性液体の被着重量
を調整するため、繊維1kgに対して導電性液体の被着
重量が1g以上20g以下となるように、繊維44を投
入した容器41を恒温槽43内に放置する時間を、被着
重量に応じて設定する。上記被着重量を1g以上20g
以下とするためには、投入前の環境湿度を80%とした
とき、ほぼ10hに設定した。
【0016】その後、容器41より繊維を取り出し、直
ちにシリコーン油の容器23内に上記導電性液体が被着
された繊維44を投与した。ここで、上記繊維44は、
上記誘電液体1リットル当たり20g〜100gの割合
とした。容器23内に収容された誘電液体(シリコーン
油)に、上記繊維44が投与された容器23内のシリコ
ーン油は、攪拌機21で十分に攪拌した。これにより繊
維44が適度に分散された繊維懸濁液22を得た。
【0017】次いで、電圧印加装置30により正負電極
29間に交流電界を発生しておき、バルブ24を開いて
容器23から繊維懸濁液22を配向槽28の受給部25
に注入し、正負電極29がほぼ没入するまで満たした。
この交流電界の作用により繊維懸濁液22中の繊維は配
向槽28で橋絡し一次元配向する。なお、正負電極間に
電圧を印加して発生される電界の強さは、通常約0.1
〜5kV/cm程度で、これが0.1kV/cm程度以
下では繊維の静電配向が十分でなく、また5kV/cm
程度以上においては繊維懸濁液に攪乱が生じて繊維の配
向精度が劣化する。したがって、誘電液体の攪乱を防ぎ
つつ繊維の静電配向力を高めるために、1〜2kV/c
m程度の電界とすることが好ましい。また、電界として
は、交流電界(ピーク電圧で、電界強度が0.2〜1.
5kV/cm程度、周波数が0.5〜1kHz程度)と
することが好ましい。なお、実際に採用する電界として
は、用いる繊維及び誘電液体の誘電特性、並びに集積体
の厚さ等により最も好ましい範囲が設定される。
【0018】次にバルブ31を開いて誘電液体を排出部
26から濾過板32及び濾紙33を介して排出した。こ
れにより、上記橋絡した配向繊維は、その配向状態を維
持した状態で順次沈降、集積して繊維集積体34を得
た。本実施例の製造方法では、導電性液体としての水を
表面に被着した繊維44を用いているので、繊維の分散
性及び配向性が向上した。
【0019】すなわち、図3(B)は、導電性液体の被
着重量及びシリコーン油に対する繊維の重量割合を本実
施例に設定した場合の、配向部27における繊維44の
配向の様子を実験により確かめ模式化したものである。
図3(B)から分かるように、繊維44に対する導電性
液体の重量範囲が繊維量1kgに被着重量1g〜20g
の場合、繊維懸濁液22に電界を印加したとき、導電性
液体によって繊維44の分極の速度及び大きさが増大さ
せられ、配向部27の最上層部51で物理的及び電気的
に凝集した繊維44は一旦中和しその際生じる力で好適
な解繊状態を呈した。好適な解繊状態とは、符号52の
点線円内に例示するように、凝集部分が適数本の繊維群
44aに分散する状態をいう。
【0020】上記好適な解繊状態の繊維44は、比較的
安定したまま沈降し、その沈降過程中に再び電界により
分極する。このとき、分散した繊維群44aのそれぞれ
の分極の大きさに対して繊維群44a間の距離が適度で
あるため、符号53の点線円内に例示するように、複数
に分散した繊維群44aは互いに橋絡し、好適な長さと
なって理想の配向状態を醸成した。
【0021】図3(C)は、実施例と同じ繊維濃度で導
電性液体の被着重量を1g以下とした場合の配向の様子
を示す比較例である。この比較例では、符号52aの点
線円内に例示するように、凝集した繊維44のかたまり
44bが複数に分散せず、そのまま沈降して符号53a
の点線円内に例示するように、配向状態も不良となっ
た。この現象は、導電性液体の被着重量が不足している
ため、分極が小さく、電気的中和に時間を要するため解
繊があまり進行しないためと考えられる。
【0022】また、上記比較例では符号54の点線円内
に例示するように、電極に繊維が被着し、生成された繊
維集積体(プリフォーム)34に変形34aを生じた。
図3(A)は、実施例と同じ繊維濃度で導電性液体の被
着重量を20g以上とした場合の配向の様子を示す比較
例である。この比較例では、符号52bの点線円内に例
示するように、凝集した繊維44が極少数本からなる繊
維群44cに分散し、解繊が過度に進行した。この現象
は、導電性液体の被着重量が過剰のため、分極が大きく
電気的中和に要する時間が短いため、解繊が過密に進行
するためと考えられる。
【0023】そして、沈降時も繊維44は、符号53a
の点線円内に例示するように分散した状態を維持し、好
適に橋絡しなかった。これは、沈降する過程で分極して
も分散の距離が遠いため、あるいはシリコーン油の流体
抵抗を大きく受けて配向が乱れるために橋絡しないもの
と考えられる。かくして、本実施例のように、シンコー
ン油に対する繊維量及び繊維に対する導電性液体の被着
重量を管理することにより、理想的な配向状態となり、
かつ凝集を防止できた。
【0024】また、上記導電性液体は、シリコーン油に
不溶の水により構成されているので、該水が誘電液体に
溶解して誘電液体の電気抵抗率を低下させることがほと
んどない。このため、導電性液体により静電配向が阻害
されることがない。また、導電性液体が誘電液体に溶解
して該誘電液体の電気抵抗率を低下させることがないの
で、誘電液体の再利用も有効に行うことができ、コスト
面及び環境保護面で有利となる。
【0025】なお、誘電液体に不溶の導電性液体は、上
記水以外にも、アルコール類等の有機系液体、或いは誘
電液体に不溶の界面活性剤、例えばプライサーフA20
7Hを繊維の表面に吸着させることにより好適に形成す
ることができる。また、誘電液体としてフロンを用いた
場合、誘電液体に不溶の界面活性剤、例えばプライサー
フA212Eを用いることができる。
【0026】また、誘電液体として、四塩化炭素、ベン
ゼン、n−ヘキサン、シクロヘキサン又はフッ素塩素置
換炭化水素を用いた場合は、水、有機系液体及び界面活
性剤のいずれを用いてもよい。更に、繊維としては、短
繊維若しくはウイスカ、又はこれらの繊維を混合したも
のである。短繊維及びウイスカとしては、短繊維及びウ
イスカの範疇に入るものを全て用いることができ、その
径及び長さは特に限定されない。繊維の材質としては、
繊維懸濁液が配向槽に注入された際、誘電液体中で静電
配向するものであればよく、例えば、アルミナ、シリ
カ、アルミナ−シリカ、ベリリア、炭素、炭化珪素、ガ
ラス又は各種金属等とすることができる。
【0027】次に図4は本発明の第2実施例を示す製造
方法であり、配向槽28に加振装置61を取付け、繊維
懸濁液22に電界を印加するのと同時に間欠的に振動さ
せるようにしたものである。上記加振装置61は、例え
ば圧電体或いは超音波振動子を間欠的な駆動パルスで駆
動する。
【0028】従ってこの第2実施例によれば、繊維懸濁
液22が間欠的に加振され、凝集した繊維を適度の距離
に解繊する。そして、解繊された繊維は分極して橋絡
し、良好な配向状態が醸成されることになる。なお、上
記加振装置61を連続して稼働すると、繊維の状態が安
定してしまうため、繊維の解繊が起こりにくい。これに
対し、本実施例のように間欠的な振動とすることで、衝
撃が加わる形態で繊維が振動し、解繊が起きやすい。
【0029】他の実施例としては、第1実施例における
繊維量及び繊維に対する導電性液体の被着重量の管理
と、第2実施例における繊維懸濁液の間欠的な加振とを
併用すれば、より効果的な繊維分散を生起し、配向状態
の向上を図ることができる。なお、第2実施例におい
て、加振装置61は、配向部27の上部に取付けること
ができる。これは、配向槽28に送給された繊維懸濁液
22は、比較的上部で凝集を生じているので、解繊作用
に極めて有効に関与する。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、誘電液体に対する繊維量及び繊維に対する導電
性液体の被着重量を管理したので、繊維懸濁液中の繊維
凝集を防止して安定した静電配向を達成し、理想的な配
向状態の繊維集積体を製造することが可能となる。
【0031】また、請求項2の発明によれば、繊維懸濁
液を間欠的に加振するようにしたので、繊維の解繊が促
進され、解繊された繊維が分極して一次元方向に良好に
橋絡させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係る繊維集積体の製造方法に使用
する装置の概略図である。
【図2】 本実施例に係る繊維への導電性液体の一被着
方法を説明する概略図である。
【図3】 本実施例による配向の様子を示す模式図であ
り、(A)は被着重量が20g以上の比較例を示し、
(B)は本実施例による被着重量が1g以上20g以下
の比較例を示し、(C)は被着重量が20g以上の比較
例を示す。
【図4】 本発明の第2実施例に用いる装置の概略図で
ある。
【符号の説明】
22は繊維懸濁液、27は配向部、28は配向槽、29
は正負電極、30は電圧印加装置、34は繊維集積体、
44は繊維、61は加振装置であり、各共通の要素には
同一の符号を付す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 短繊維、ウイスカ等の繊維を誘電液体中
    に分散させた繊維懸濁液に、正負電極間に発生させた電
    界を印加して該繊維を静電配向させると同時に橋絡さ
    せ、同配向繊維を順次沈降させて集積するようにした繊
    維集積体の製造方法において、 上記繊維は、上記誘電液体中に分散させる前に、その表
    面に繊維1kg当たり、1g以上20g以下の重量で上
    記誘電液体に不溶の導電性液体を被着させたことを特徴
    とする繊維集積体の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記繊維懸濁液に電界を印加するのと同
    時に上記繊維懸濁液を間欠的に振動させるようにしたこ
    とを請求項1記載の繊維集積体の製造方法。
JP9899395A 1995-04-24 1995-04-24 繊維集積体の製造方法 Pending JPH08296192A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114959924A (zh) * 2022-06-28 2022-08-30 衢州学院 一种纳米甲壳素纤维取向排列的高强磁场系统

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