JPH08293746A - 高周波電力増幅器 - Google Patents

高周波電力増幅器

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JPH08293746A
JPH08293746A JP9512995A JP9512995A JPH08293746A JP H08293746 A JPH08293746 A JP H08293746A JP 9512995 A JP9512995 A JP 9512995A JP 9512995 A JP9512995 A JP 9512995A JP H08293746 A JPH08293746 A JP H08293746A
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JP
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transistor
substrate
frequency power
power amplifier
short
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JP9512995A
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Osamu Kagaya
修 加賀谷
Kenji Sekine
健治 関根
Isao Yoshida
功 吉田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】広帯域化に適し、かつ低コスト及び低電圧化に
最適な高周波電力増幅器を提供する。 【構成】高周波電力増幅器の出力段のトランジスタ及び
出力整合回路において、出力段のMOSFET Q11
と同一の基板上に短絡スタブM11,C11を設け、短
絡スタブM11の一端をMOSFET Q11のドレイ
ンに接続し、短絡スタブを構成するマイクロストリップ
線路M11の誘電体として絶縁膜を用い、そのマイクロ
ストリップ線路のグランドプレーンとして高濃度p型シ
リコン基板S12又はシリコン基板S12上の金属膜を
用い、別基板上S11の出力整合回路とボンディングワ
イヤLw12で接続した。 【効果】出力段にトランジスタを用いた電力増幅器にお
いて、低コスト、低電源電圧、広帯域特性の高周波電力
増幅器を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高周波電力増幅器、更に
詳しくいえば、UHFからマイクロ波帯の信号の電力増
幅を行う高周波電力増幅器に係り、特に出力段のトラン
ジスタの出力を整合回路に接続する部分を持つ高周波電
力増幅器の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】高周波電力増幅器は近年移動体通信の携
帯電話機のキーデバイスとしてその需要が急激に伸びて
いる。上記用途に適した高周波電力増幅器としては従来
小型、低消費電力、低コストであることが要求され、上
記要求を満たすため、従来次の様な高周波電力増幅器が
知られている。第1の例はSi-MOSFETを用いたもの(従
来例1と略称)で、例えば I. Yoshida and M. Katsued
a, "Highly Efficient 1.5-GHz Band Si Power MOS Lin
ear Amplifier" 1994 Asia-Pacific Microwave Confere
nce Proceedings vol. II pp. 559 - 562, December 19
94において論じられている。従来例1の高周波電力増幅
器は、図4に示すように、アルミナセラミック等の誘電
体基板S21上に写真エッチング等により形成した受動
素子からなる整合回路と、単体トランジスタQ21のチ
ップS22からなる能動素子により構成されていた。ト
ランジスタQ21と整合回路はボンディングワイヤLw
21,Lw22により接続されている。高周波電力増幅
器の特性を決める出力整合回路は、ボンディングワイヤ
Lw22のインダクタンス及び誘電体基板上のマイクロ
ストリップ線路M22,M23とチップコンデンサの容
量C22,C23,C24によって構成されている。
【0003】この回路構成により電源電圧6Vで1.5
GHz帯で動作する高周波電力増幅器を実現していた。
またトランジスタとして低コストで製造できるSi−M
OSFETを用いたことにより、高周波電力増幅器を低
コストで実現できた。図4において、AMP21はトラ
ンジスタQ21を駆動する駆動増幅器、トランジスタQ
21はSi基板S22上に形成されたMOSFET、R
21は出力トランジスタQ21のゲートと電源端子Vg
を接続するチップ抵抗である。
【0004】第2の例はGaAs MESFET(Meta
l-Semiconductor Filed EffectTransistor)を用いたも
の(従来例2と略称)で、例えば1994年電子情報通
信学会秋期大会C-25「1.9GHz帯GaAs MMI
C電力増幅器」において論じられている。従来例2は、
図5に示すように、マイクロストリップ線路M31,M
32及び容量C34,C35からなる出力整合回路と、
GaAs MESFETからなる出力トランジスタQ3
2を同一GaAsチップS31上に半導体プロセスによ
って形成していた。この回路では、出力トランジスタQ
32と出力整合回路との間にボンディングワイヤを設け
る必要がない。この回路構成により電源電圧3Vで1.
9GHz帯で動作する電力増幅器を実現している。図5
で、マイクロストリップ線路M31とM32は半絶縁性
GaAs基板31を誘電体として用い、基板裏面電極を
グランド面として用いたマイクロストリップ分布定数線
路、容量C31〜C35はMIM(Metal-Insulator-Met
al)型容量、L31とL32はスパイラルインダクタ、
R31とR32は抵抗素子、Q31はGaAsMESF
ETからなる駆動増幅用トランジスタである。容量C3
1,C32及びインダクタンスL31によって入力整合
回路が構成され、インダクタンスL32及び容量C33
によって段間整合回路が構成されている。また抵抗R3
1とR32によってトランジスタQ31,Q32のゲー
トと電源端子Vgが接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】携帯電話機等に使用さ
れる高周波電力増幅器に対しては、低コストの要求に加
えて、低電圧化の要求が強い。この低電圧化に対する必
要性を以下にのべる。高周波電力増幅器は携帯電話機で
最も消費電力が大きい部品であり、携帯電話機の重量の
約半分を占める二次電池の仕様を最も大きく左右する。
従来4.5〜6Vであった高周波増幅器の動作電圧を低
くし、例えば3Vでの動作を可能にすると、従来のNi
−Cd二次電池に換えてエネルギー密度が高いLiイオ
ン二次電池を使用することが可能となる。Liイオン二
次電池は重量が同じWh(ワット時間)のNi−Cd電
池の半分の重量であり、したがって携帯電話機を軽量化
するというメリットが生じるからである。
【0006】従来例1においてはSi−MOSFETを
出力トランジスタとして用いたことにより、低コストへ
の要求に対しては対応できる。しかし低電圧化の要求に
対して電源電圧を低くした場合、高周波電力増幅器の帯
域が狭くなり、所要帯域内で出力利得の周波数変動が大
きいなるという問題があった。すなわち、電源電圧を従
来より低くする場合、必要な出力電力、例えば1W以上
の出力電力を確保するためにはSi−MOSFETのゲ
ート幅を増大する必要がある。ゲート幅を増大するとS
i−MOSFETの出力インピーダンスは従来に比べ極
めて低くなる。図4において点AからトランジスタQ2
1を見た出力インピーダンスΓoutはわずかに容量性リ
アクタンスを持つが、その容量性リアクタンスの大きさ
が小さいため、ボンディングワイヤLw22を介して見
た出力インピーダンスΓout’は誘導性リアクタンス
を有するようになる。
【0007】本発明者等の検討によると、アルミナセラ
ミック上のマイクロストリップ線路及び容量からなる受
動回路で整合回路を形成し、実部が小さくかつ誘導性リ
アクタンスを持つ出力インピーダンスΓout’を50
Ωへ整合させた場合、整合できる周波数範囲が従来に比
べ狭くなり、周波数に対する出力利得の変動が大きくな
るという問題が明らかになった。例えば、欧州の移動体
電話に使用されるPCN(Personal Communication Netw
ork)方式では、移動機の送信周波数が1710−178
5MHzであり、高周波電力増幅器はその帯域の75M
Hz内でほぼ一定の出力利得を持つことが必要とされて
いる。従来技術1を適用した場合には、帯域の75MH
z内で一定の出力利得を持たせることは容易ではなく、
改善が求められていた。
【0008】一方、従来例2においては、GaAs基板が
Si基板に比べ1桁以上高価なため、GaAs FET及
びGaAs基板をマイクロストリップ線路の誘電体とし
て用いたMMIC(マイクロモノリシック集積回路)で
は低コストへの要求に対し大きな欠点を持つ。しかし出
力整合回路にボンディングワイヤを用いていない点で上
記従来例1の持つ帯域の問題は生じず、低電圧化の要求
に対しては利点をもつ。もしSi−MOSFETを用
い、Si基板上に従来例2と同様の出力整合回路構成を
MMICで容易に実現できれば、広帯域特性を持ち、し
かも低コスト及び低電圧化の要求を満足すると考えられ
るが、それは以下の理由により困難である。
【0009】まずマイクロストリップ線路の誘電体とし
てSi基板を用いる場合には、マイクロストリップ線路
の誘電損による出力電力の損失を抑えるため、Si基板
の比抵抗を数kΩcm程度に高くする必要がある。しか
し高周波電力用Si−MOSFETのソース電極は寄生
インダクタンスを抑えるため基板裏面から取る必要があ
り、Si基板としては0.02Ωcm程度の低抵抗p+
基板を用いる必要である。よって基板の比抵抗の観点か
ら、マイクロストリップ線路とトランジスタとを同一チ
ップ内に形成することは技術的に極めて困難である。
【0010】またマイクロストリップ線路の誘電体とし
てSi基板上に被着したSiO2等の絶縁膜を用いる場合
には、低コストで被着できる絶縁膜の厚さが数μm程度
と薄いため、例えば特性インピーダンスを従来例2と同
じ50Ωとするためにはストリップ導体の幅が数μmと
非常に細くなる。よってこのマイクロストリップ線路を
実施例3に適用した場合マイクロストリップ線路の導体
損が大きくなり、出力電力の損失が著しく多くなる。こ
れに加え、トランジスタQ32の電流が容易にストリッ
プ導体の電流容量を越え、エレクトロマイグレーション
による断線が生じる不良となる点でも問題である。従っ
て、SiO2等の絶縁膜をマイクロストリップ線路の誘
電体としてとする方法によってもマイクロストリップ線
路とトランジスタを同一チップ内に形成することは極め
て困難である。
【0011】以上の様に従来例2のGaAsチップをS
iチップに変更することは困難であり、低コストできな
いという問題があった。
【0012】本発明の目的は出力段にトランジスタを用
い、トランジスタの出力部に整合回路をもつ高周波電力
増幅器において、広帯域化に適し、かつ低コスト及び低
電圧化ができる高周波電力増幅器及びそれを構成する高
周波電力増幅用トランジスタを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、出力段のトランジスタを構成する半導
体基板の一部に一端が短絡され、他端を上記トランジス
タの出力端に接続したマイクロストリップ線路からなる
短絡スタブを設けた高周波電力増幅用トランジスタを構
成し、この高周波電力増幅用トランジスタの出力端と他
の基板上に形成された出力整合回路とをボンディングワ
イヤで結合して高周波電力増幅器を構成した。上記マイ
クロストリップ線路は、その誘電体として上記半導体基
板上に形成した絶縁膜を用い、そのグランドプレーンと
して高濃度p型半導体基板又は半導体基板上の金属膜を
用いた。上記高周波電力増幅用トランジスタ形成した半
導体チップは、上記他の基板上に取り込みマウントして
一体的に構成する場合と、また別個に配置する場合があ
る。なお、回路的には上記短絡スタブとボンディングワ
イヤと上記出力整合回路が出力段のトランジスタの整合
回路を構成するが、本発明における上記出力整合回路と
は当然その場合を含むものである。
【0014】上記トランジスタとしてSi-MOSFET
がコスト的に有利であるが、バイポーラトランジスタ、
GaAsFET等の他種のトランジスタでもよい。上記
他の基板上に形成された出力整合回路はセラミック等の
誘電体基板を使用したストリップ線路と容量素子、イン
ダクタンス素子等の受動素子で構成される。
【0015】
【作用】本発明による高周波電力増幅用トランジスタの
チップでは、短絡スタブを出力段のトランジスタと同一
の半導体基板上に設けて直接接続することにより、出力
段のトランジスタの出力インピーダンスをその実部が大
きくなるように変換できる。ボンディングワイヤ及び別
基板上に形成した出力整合回路は出力インピーダンスを
所望の値、例えば50Ωへ変換する働きをする。このボ
ンディングワイヤ及び出力整合回路はトランジスタの出
力インピーダンスの周波数変化をある方向に増大するの
に対し、低インピーダンスの短絡スタブは周波数変化を
上記方向と逆向きに増大する方向に働くため、両者を備
えた本発明の高周波電力増幅器では周波数変化を打ち消
すことができ、従来より整合できる周波数帯域を従来の
高周波電力増幅器より広くできる。
【0016】短絡スタブはマイクロストリップ線路の特
性インピーダンスを50Ωとする必要はなく、特性イン
ピーダンスを非常に低く、例えば10Ω以下にしても充
分な働きを持つ。そのためマイクロストリップ線路の誘
電体として数μmの厚さの絶縁膜を用い、グランドプレ
ーンとして半導体基板又は金属膜を用い、マイクロスト
リップ線路のストリップ導体幅を充分広くすることによ
りその導体損を充分小さくできる。さらに、GaAsト
ランジスタを使用する場合でも、出力整合回路の基板を
低コストの材料で構成できるので、高周波電力増幅器を
低コストで実現できる。
【0017】以下に短絡スタブの働きをさらに詳しく説
明する。高周波電力増幅器において、トランジスタの出
力インピーダンスの実部(レジスタンス)がある程度大き
い方が広帯域な出力整合回路を容易に実現できる。本発
明では、出力段のトランジスタに簡単な素子を付加する
ことにより、出力トランジスタの出力アドミッタンスの
虚数部(サセプタンス)を変化させ、出力インピーダンス
の実部(レジスタンス)を増加させた。
【0018】出力段のトランジスタの出力アドミッタン
ス1/Zout=G+jωC(G:出力コンダクタンス、ω:角
周波数、C:出力容量、j:虚数単位)に対し、短絡ス
タブを付加することによりそのアドミッタンスは1/Zou
t'=G+jωC−jX(X:短絡スタブのサセプタン
ス)に変換される。すなわち短絡スタブを付加した時の
出力インピーダンスの実部はRe[Zout']=G/(G2
(ωC−X)2)となり、短絡スタブのサセプタンスX
をX=ωCとすることにより出力インピーダンスの実部
を最大に変換できる。本発明者等の検討では1.8GH
zにおいてωC=0.5Sの出力段MOS−FETに対
し、長さλg/8(λg:電気長)、特性インピーダン
スが2Ωの短絡スタブを設けることで実現できた。この
とき、短絡スタブの長さλg/8は1.8GHzにおい
て12mm程度となり、出力トランジスタのサイズに比
べて無視できないほど大きいが、この点は特性インピー
ダンスを増加して例えば10Ωに増加すること及びその
後の出力整合回路の変更により、0.6mmまで縮小で
きた。これにより出力トランジスタと短絡スタブを同一
チップ上に形成することができる。また低インピーダン
スの短絡スタブを付加したことにより周波数変化が小さ
くなる方向に改善されたが、その理由はボンディングワ
イヤ及び別基板上に形成した出力整合回路と低インピー
ダンス短絡スタブの周波数変化が逆向きであり、周波数
変化を互いに相殺する効果を生じたためである。
【0019】
【実施例】以下本発明の実施例について説明する。 <実施例1>図1は本発明による高周波電力増幅器の第
1の実施例の構成を表す回路図である。図1に示すよう
に、本実施例の高周波電力増幅器は、アルミナセラミッ
クを誘電体として用いた基板(以下モジュール基板と呼
ぶ)S11上に形成され、通常は金属ケースでシールド
されて用いられる。出力段のトランジスタQ11と短絡
スタブM11,C11はSiチップS12上に形成し、
モジュール基板S11内に組み込む。出力整合回路はマ
イクロストリップ線路M11〜M13、チップコンデン
サの容量C11〜C14及びボンディングワイヤLw1
2のインダクタンスによって構成する。この構成により
出力トランジスタQ11の非常に低い出力インピーダン
スを所望の出力インピーダンス、例えば50Ωに変換し
て高周波電力を出力端子RFoutに出力する。マイク
ロストリップ線路M12及びM13はアルミナセラミッ
クを誘電体、銅箔をストリップ線路としたマイクロスト
リップ線路であり、写真エッチングによりモジュール基
板S11上に直接形成し、その特性インピーダンスは5
0Ωとした。
【0020】出力段のトランジスタQ11はSi-MO
SFETからなる。AMP11は入力端子RFinより
入力された電力を線形増幅し、出力段のトランジスタQ
11を駆動する駆動増幅器、R11はチップ抵抗であ
り、ボンディングワイヤLw11を介してトランジスタ
Q11のゲートと電圧端子Vgを接続する。
【0021】図2の(a)、(b)及び(c)はそれぞれ
図1のSiチップS12を構成を示す平面図、(a)の
マイクロストリップ線路M11の点線A−A’部の断面
図及び(a)のトランジスタQ11の点線B−B’部の
一部の断面図である。SiチップS12では、(a)の
平面図に示すように、短絡スタブをマイクロストリップ
線路M11と容量C11によって構成する。容量C11
はMIM(金属−絶縁体−金属)容量であり、マイクロ
ストリップ線路M11の一端を容量C11を介して高周
波的にグランドへ短絡する。出力トランジスタQ11の
ドレインは短絡スタブを構成するマイクロストリップ線
路M11の短絡していない一端に接続する。
【0022】(b)に示すように、マイクロストリップ
線路M11は、Auからなる配線層61をストリップ導
体、Alからなる配線層60をグランドプレーン、その
間のSiO2からなる絶縁膜59を誘電体として構成す
る。本実施例では、絶縁膜59の厚さが4μmの場合、
配線層61の幅を80μm、長さを600μmとした。
このときのマイクロストリップ線路M11の特性インピ
ーダンスは約8Ωである。配線層60は低抵抗層である
高濃度p型不純物層53及び低抵抗である高濃度p型S
i基板51を通じて裏面電極62へ接続し、グランド電
位に固定する。ここで52は高抵抗層である低濃度p型
Siエピタキシャル層、58はSiO2からなる絶縁膜で
ある。
【0023】また、(c)に示すように、Si−MOS
FET Q11の断面構造は従来のSi−MOSFET
と同じ構造で、従来と同じ製造工程を用いて容易に製造
できる。なお、(c)は、(a)の横長の斜線部が電極
配線61で、ソース及びドレインが交互に櫛波状配列さ
れている。Si−MOSFET Q11のドレイン電流
はドレイン電極64から高濃度n型不純物層55、低濃
度n型不純物層56及びゲート電極57の下部トランジ
スタQ11の中濃度p型不純物層54内に発生する反転
層(チャネル層)を通りソース電極63に流れる。この
ドレイン電流をゲート電極57の電位によって制御し
て、トランジスタ動作を行う。ソース電極63は高濃度
p型不純物層53及び高濃度p型Si基板51を通じて
裏面電極62へ接続し、グランド電位に固定する。
【0024】図3は上記第1の実施例による高周波電力
増幅器及び図4に示した従来の高周波電力増幅器の周波
数特性を示すグラフである。このグラフは高周波電力増
幅器の出力整合回路を、PCN方式の移動機の送信周波
数帯域である1710−1785MHzに整合させたと
きの周波数特性の結果である。従来技術における最大利
得から利得変化をA1したときの帯域幅をB1としたと
き、本実施例の高周波電力増幅器では、最大利得から利
得変化をA1と同一の利得変化A2のときの許容周波数
帯域幅B2はおよそ1.8倍に改善することができ、送
信周波数帯域内での出力利得の周波数変化を減少でき
た。
【0025】<実施例2>図6は本発明による高周波電
力増幅器の第2の実施例の構成を表す回路図である。図
6(a)及び(b)はそれぞれ第2の実施例のトランジ
スタ部の平面図及び(a)のA−A’部の断面図であ
る。なお、高周波電力増幅器の回路は図1と実質的に同
じであるので省略する。本実施例では、マイクロストリ
ップ線路M61はストリップ線路となる配線層61をス
トリップ導体、高濃度p型不純物層53をグランドプレ
ーン、その間のSiO2からなる絶縁層58及び59を
誘電体として構成する。他の構成部分は図2と同じで、
同一部分については図2と同じ番号で示す。
【0026】第2の実施例によると、絶縁層58を加え
たことにより誘電体の厚さを増すことができ、マイクロ
ストリップ線路の導体損を軽減することができる。ま
た、チップの出力端子から見た出力インピーダンスの実
部(レジスタンス)を増加することができ、広帯域な出
力回路を実現することができる。
【0027】<実施例3>図7は本発明による高周波増
幅器の第3の実施例の回路図である。本実施例は高周波
電力増幅器用トランジスタを含む半導体集積回路のチッ
プと整合回路のチップを別々に構成したマルチチップモ
ジュール型の高周波電力増幅器の構成をする。高周波増
幅器は駆動増幅器や出力トランジスタをMMIC化した
SiチップS41と出力整合回路を構成するアルミナセ
ラミックチップS42との2つのチップより構成され
る。入力端子RFinより入力された電力はC41,C
42,L41,R41からなる入力整合回路によりイン
ピーダンス変換され、駆動段のトランジスタQ41のゲ
ートに入力される。駆動段トランジスタQ41によって
線形増幅された電力はL42〜L44,C46,C4
7,R43からなる段間整合回路によりインピーダンス
変換され、出力段のトランジスタQ42のゲートに入力
される。出力段のトランジスタQ42によって増幅され
た高周波出力電力は、M41とC48からなる短絡スタ
ブ、ボンディングワイヤLw41,マイクロストリップ
線路M42,M43及びチップコンデンサの容量C49
〜C51によって構成する出力整合回路によりインピー
ダンス変換され出力端子RFOUTに出力される。R4
2及びR44はそれぞれQ41,Q42のゲートと電圧
端子Vg1,Vg2を接続する抵抗素子であり、数kΩ
程度の値にする。C43,C44,C45はバイパスコ
ンデンサである。
【0028】ここでトランジスタQ41及びQ42に
は、図2(c)に示した構造と同様の構造のSi−MO
SFETを用いた。C41〜C48はMIM容量素子で
あり、R41〜R44は多結晶シリコン膜を用いた抵抗
素子であり、L41〜L44はスパイラルインダクタで
あり、これらは全てSiチップS41上に形成した。
【0029】本実施例によれば、出力段以外の整合回路
を全てSiチップS41上に形成したことにより、利得
等の特性がある程度劣化するものの、高周波増幅器の容
積を著しく小さくでき、超小型携帯電話機に好適な高周
波増幅器を提供することができる。またチップコンデン
サの個数を最小限に減らしたことにより、モジュールの
組立工程が少なくなり、組立コストの低減により高周波
増幅器をさらに低コストで実現できる。
【0030】<実施例4>図8は本発明による高周波増
幅器の第4の実施例の回路図である。本実施例は高周波
電力増幅用トランジスタとしてシリコンバイポーラトラ
ンジスタを用いたもので、モジュール型の高周波電力増
幅器の構成する。出力段のシリコンバイポーラトランジ
スタQ81とマイクロストリップ線M81と容量C81
からなる短絡スタブはトランジスタQ81と同一のSi
チップS82上に形成し、モジュール基板S11内に組
み込む。シリコンバイポーラトランジスタQ81はnp
n型であり、例えばコレクタトップ型とすることにより
高濃度n型Si基板をトランジスタQ81のエミッタ及
びマイクロストリップ線路M81のグランドプレーンと
して用いることができる。ここで容量C81はMIM容
量、またはp−n接合容量としても良い。またトランジ
スタQ81としてはp型Si基板上に形成したエミッタ
トップ型のバイポーラトランジスタとしても良く、この
場合はマイクロストリップ線路M81のグラントプレー
ンとしては金属膜を用いるのが好適である。
【0031】<実施例5>図9は本発明による高周波増
幅器の第5の実施例の回路図である。本実施例ははモジ
ュール型の高周波電力増幅器の構成する。実施例1との
違いは出力段のトランジスタとしてガリウム砒素電界効
果トランジスタ(GaAs−FET)を用いた点であ
る。出力段のGaAs−FETQ91と、マイクロスト
リップ線M91及び容量C91からなる短絡スタブはG
aAs−FETQ91と同一の半絶縁性GaAsチップ
S92上に形成し、モジュール基板S11内に組み込
む。ガリGaAs−FETとしては通常MESFETを
用いるが、HEMT(高電子移動度トランジスタ)やI
nGaAsチャネルを用いた歪チャネルヘテロトランジ
スタ等を用いても良い。マイクロストリップ線路M91
のグランドプレーンとしては金属膜を用い、金属配線に
よって接地するのが好適である。またマイクロストリッ
プ線路M91の誘電体としてはSiO2またはSi34
からなる層間絶縁膜のみを用い、誘電体として半絶縁性
GaAs基板は使用しない。またC91はMIM容量で
ある。
【0032】GaAs−FETを用いた高周波電力増幅
器の場合にも出力電力が大きく、かつ電源電圧が低い場
合には、整合回路での損失を低減するためにモジュール
型にする場合が多い。本実施例5によれば、Si−MO
SFET及びSiバイポーラトランジスタでは実現でき
ない高い周波数、例えば2GHz〜マイクロ波帯におい
て低価格の高周波増幅器を供給できると共に、高出力高
周波電力増幅器の広帯域化、低電圧化を可能にできる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば出力段のトランジスタの
出力端に整合回路を接続する高周波電力増幅器におい
て、出力段のトランジスタと整合回路をボンディングワ
イヤで結合する場合にも、広帯域化に適した出力回路が
実現でき、低価格化及び低電圧化に最適な高周波電力増
幅器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による高周波電力増幅器の第1の実施例
の回路図である。
【図2】第1の実施例のSiチップS12の構成を示す
図である。
【図3】本発明による高周波電力増幅器の実施例1の出
力利得の周波数変化を示すグラフである。
【図4】従来例1の高周波増幅器の構成を示した回路図
である。
【図5】従来例2の高周波増幅器の構成を示した回路図
である。
【図6】本発明による高周波電力増幅器の第2の実施例
の構成図である。
【図7】本発明による高周波電力増幅器の第3の実施例
の回路図である。
【図8】本発明による高周波電力増幅器の第4の実施例
の回路図である。
【図9】本発明による高周波電力増幅器の第5の実施例
の回路図である。
【符号の説明】
51…高濃度p型Si基板、52…低濃度p型Siエピ
タキシャル層、53…高濃度p型不純物層、54…中濃
度p型不純物層、55…高濃度n型不純物層、56…低
濃度n型不純物層、57…ゲート電極、58…絶縁膜、
59…絶縁膜、60…配線層、61…配線層、62…裏
面電極、63…ソース電極、64…ドレイン電極、AM
P11…駆動増幅器、AMP21…駆動増幅器、C11
…MIM容量、C12〜C14…チップコンデンサ、C
22〜C24…チップコンデンサ、C31〜C35…M
IM容量、C41〜C48…MIM容量、C49〜C5
1…チップコンデンサ、C81…MIM容量、C91…
MIM容量、 L31,L32,L41〜L44…スパ
イラルインダクタ、Lw11,Lw12,Lw21,L
w22,Lw41…ボンディングワイヤ、M11,M1
2,M13,M22,M23,M31,M32,M4
1,M42,M43,M61,M81,M91…マイク
ロストリップ線路、Q11…出力トランジスタ、Q21
…出力トランジスタ、Q31…駆動増幅用トランジス
タ、Q32…出力トランジスタ、Q41…駆動段トラン
ジスタ、Q42…出力トランジスタ、Q81…シリコン
バイポーラトランジスタ、Q91…ガリウム砒素電界効
果トランジスタ、R11…チップ抵抗、R21…チップ
抵抗、R31…抵抗素子、R32…抵抗素子、R41〜
R44…抵抗素子、S11…アルミナセラミック基板、
S12…Siチップ、S21…アルミナセラミック基
板、S22…単体トランジスタチップ、S31…GaA
sチップ、S41…Siチップ、S42…アルミナセラ
ミックチップ、S82…Siチップ、S92…GaAs
チップ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体からなる第1の基板上にトランジス
    タと一端を上記トランジスタの出力端に接続し他端を短
    絡した短絡スタブを設けた電力増幅トランジスタ回路
    と、第2の基板上に形成したマイクロストリップ線路及
    び容量素子及びインダクタンス素子の組み合わせからな
    る出力整合回路と、上記出力端と上記出力整合回路を接
    続するボンディングワイヤとをもち、上記短絡スタブの
    マイクロストリップ線路を構成する誘電体として絶縁体
    を用い、グランドプレーンとして上記第1の基板又は上
    記第1の基板上に形成した金属膜を用いて構成したこと
    を特徴とする高周波電力増幅器。
  2. 【請求項2】請求項1記載の高周波電力増幅器におい
    て、上記第1の基板上に上記トランジスタを駆動する半
    導体集積回路が形成されたことを特徴とする高周波電力
    増幅器。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の高周波電力増幅器に
    おいて、上記第1の基板が上記第2の基板上に取り込ま
    れたことを特徴とする高周波電力増幅器。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3記載の高周波電力増幅
    器において、上記第1の基板をシリコン半導体で、上記
    トランジスタをSi−MOSFETで構成し、上記短絡
    スタブの一端を上記Si−MOSFETのドレイン電極
    に接続して構成したことを特徴とする高周波電力増幅
    器。
  5. 【請求項5】請求項1、2又は3記載の高周波電力増幅
    器において、上記第1の基板をシリコン基板で、上記ト
    ランジスタをシリコンバイポーラトランジスタで構成
    し、上記短絡スタブの一端を上記シリコンバイポーラト
    ランジスタのコレクタ電極に接続して構成したことを特
    徴とする高周波電力増幅器。
  6. 【請求項6】請求項1、2又は3記載の高周波電力増幅
    器において、上記トランジスタをガリウム砒素電界効果
    トランジスタとし、上記第1の基板を半絶縁性ガリウム
    砒素基板とし、上記マイクロストリップ線路のグラント
    プレーンとして上記第1の基板上に形成した金属膜を用
    いたことを特徴とする高周波電力増幅器。
  7. 【請求項7】上記請求項1ないし6のいずれかに記載の
    高周波電力増幅器において、上記短絡スタブを構成する
    上記マイクロストリップ線路の特性インピーダンスが1
    0Ω以下であることを特徴とする高周波電力増幅器。
  8. 【請求項8】半導体基板上に、トランジスタと一端を上
    記トランジスタの出力端に接続し、他端を短絡した短絡
    スタブを設け、上記短絡スタブを構成するマイクロスト
    リップ線の誘電体として絶縁体を用い、上記マイクロス
    トリップ線路のグランドプレーンとして上記半導体基板
    又は上記半導体基板上に形成した金属膜を用いたことを
    特徴とする高周波電力増幅用トランジスタ。
  9. 【請求項9】請求項8記載の高周波電力増幅用トランジ
    スタにおいて、上記半導体基板が高濃度p型シリコン半
    導体で、上記トランジスタがSi−MOSFETで、上
    記短絡スタブの一端を上記Si−MOSFETのドレイ
    ンに接続し、上記短絡スタブを構成するマイクロストリ
    ップ線路の誘電体として絶縁体を用い、上記マイクロス
    トリップ線路のグランドプレーンとして上記基板又は上
    記基板上に形成した金属膜を用いたことを特徴とする高
    周波電力増幅用トランジスタ。
  10. 【請求項10】請求項8記載の高周波電力増幅用トラン
    ジスタにおいて、上記半導体基板が半絶縁性ガリウム砒
    素基板で、上記トランジスタが化合物電界効果トランジ
    スタで、上記短絡スタブの一端を上記マイクロストリッ
    プ線路のグラントプレーンとして上記第1の基板上に形
    成した金属膜を用いたことを特徴とする高周波電力増幅
    用トランジスタ。
  11. 【請求項11】請求項8記載の高周波電力増幅用トラン
    ジスタにおいて、上記トランジスタをシリコンバイポー
    ラトランジスタとし、上記第1の基板をシリコン基板と
    することを特徴とする高周波電力増幅用トランジスタ。
  12. 【請求項12】請求項8ないし11のいずれかに記載の
    高周波電力増幅用トランジスタを駆動する回路を上記高
    周波電力増幅用トランジスタを構成する上記半導体基板
    に形成したことを特徴とする高周波電力増幅集積回路。
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