JPH08293638A - 多波長光源 - Google Patents

多波長光源

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JPH08293638A
JPH08293638A JP9878095A JP9878095A JPH08293638A JP H08293638 A JPH08293638 A JP H08293638A JP 9878095 A JP9878095 A JP 9878095A JP 9878095 A JP9878095 A JP 9878095A JP H08293638 A JPH08293638 A JP H08293638A
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JP
Japan
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laser
wavelength
light source
gain medium
optical waveguide
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Application number
JP9878095A
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English (en)
Inventor
Koji Masuda
浩次 増田
Kazuo Aida
一夫 相田
Seiji Nakagawa
清司 中川
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/05Construction or shape of optical resonators; Accommodation of active medium therein; Shape of active medium
    • H01S3/06Construction or shape of active medium
    • H01S3/063Waveguide lasers, i.e. whereby the dimensions of the waveguide are of the order of the light wavelength
    • H01S3/067Fibre lasers
    • H01S3/0675Resonators including a grating structure, e.g. distributed Bragg reflectors [DBR] or distributed feedback [DFB] fibre lasers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/05Construction or shape of optical resonators; Accommodation of active medium therein; Shape of active medium
    • H01S3/08Construction or shape of optical resonators or components thereof
    • H01S3/08086Multiple-wavelength emission
    • HELECTRICITY
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    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/40Arrangement of two or more semiconductor lasers, not provided for in groups H01S5/02 - H01S5/30
    • H01S5/4025Array arrangements, e.g. constituted by discrete laser diodes or laser bar
    • H01S5/4087Array arrangements, e.g. constituted by discrete laser diodes or laser bar emitting more than one wavelength

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成が簡単で安価な多波長光源を提供する。 【構成】 複数のレーザ共振器LC1〜LC4をひとつ
の光導波路上に配置し、各レーザ共振器の両側の反射手
段を、そのレーザ共振器から出射されるレーザ発振光の
一部を反射し、他のレーザ共振器から出射されるレーザ
発振光を透過する反射型波長選択素子RWS1〜RTW
S4として形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はひとつの光導波路に複数
の波長の光を出力する多波長光源に関する。本発明は、
光信号伝送、光信号処理あるいは光計測に利用される。
【0002】
【従来の技術】複数の波長の光を出力する従来例の多波
長光源を図16ないし図18にブロック構成図により示
す。図16は光ファイバ伝送系で利用される光励起型の
もの、図17は光計測の分野で利用される光励起型のも
の、図18は光ファイバ伝送系あるいは光計測の分野で
利用される電流励起型のものである。ここでは、4波長
の場合を例に示す。
【0003】図16に示した多波長光源は、励起光源4
1、ミラー42、利得媒質43、反射型波長選択素子4
4、アイソレータ45および変調器46からなる光源を
4つ備え、この4つの光源によりそれぞれ波長λ1 、λ
2 、λ3 、λ4 の信号光を光導波路に送出する。これら
の信号光は合波器47により合波され、光ファイバ伝送
路に送出される。合波器47からの信号光パワーが所定
の値より小さいときには、光増幅器48により増幅す
る。各光源において、励起光源41は利得媒質43を励
起し、ミラー42および反射型波長選択素子44はレー
ザ共振器を形成し、アイソレータ45は戻り光を阻止
し、変調器46はレーザ発振光を符号化する。利得媒質
43としては、希土類元素添加光ファイバ、希土類元素
添加ガラスなどの希土類添加誘電体光導波路あるいはレ
ーザダイオードを用いることができる。ミラー42とし
ては、レーザ発振光波長には高反射率を示し、励起光波
長には高透過率(低反射率)を示すものを用いる。各光
源の波長は反射型波長選択素子44により決定される。
【0004】図17に示した多波長光源は、励起光源4
1、ミラー42、利得媒質43、反射型波長選択素子4
4およびアイソレータ45からなる光源を4つ備え、こ
の4つの光源によりそれぞれ波長λ1 、λ2 、λ3 、λ
4 のレーザ発振光を光導波路に送出する。光計測に利用
するには、これらのレーザ発振光から任意の波長のレー
ザ発振光を波長選択器49により取り出す。各光源にお
いて、励起光源41は利得媒質43を励起し、ミラー4
2および反射型波長選択素子44はレーザ共振器を形成
し、アイソレータ45は戻り光を阻止する。利得媒質4
3としては、希土類元素添加光ファイバ、希土類元素添
加ガラスなどの希土類元素添加誘電体光導波路あるいは
レーザダイオードを用いることができる。ミラー42と
しては、レーザ発振光波長には高反射率を示し、励起光
波長には高透過率(低反射率)を示すものを用いる。各
光源の波長は反射型波長選択素子44により決定され
る。
【0005】図18は、簡単のため、多波長光源を構成
する複数の光源のうちのひとつのみを示す。この例は、
利得媒質43が励起光ではなく励起電流源50からの電
流により励起されることが図16、図17に示した従来
例と異なる。この場合、利得媒質43としてはレーザダ
イオードが用いられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の多波長
光源は、利得媒質がそれぞれ別の光導波路上に配置され
るため、構成部品が多くなり、装置が大がかりで高価な
ものとなってしまう。
【0007】本発明は、このような課題を解決し、簡易
かつ低廉な多波長光源を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の多波長光源は、
二つの反射手段の間に利得媒質が挿入されたレーザ共振
器を複数備え、この複数のレーザ共振器のレーザ発振波
長が互いに異なって設定された多波長光源において、複
数のレーザ共振器がひとつの光導波路上に配置され、そ
れぞれのレーザ共振器の二つの反射手段は、そのレーザ
共振器から出射されるレーザ発振光の一部を反射し、他
のレーザ共振器から出射されるレーザ発振光を透過する
反射型波長選択素子として形成されたことを特徴とす
る。
【0009】複数のレーザ共振器を縦続に配置すること
もできるが、少なくとも一部が利得媒質を共有するよう
に配置することができる。その場合、利得媒質を共有す
るレーザ共振器はそれぞれの一方の反射手段を共有する
ことができる。
【0010】利得媒質としては半導体活性層を用い、反
射手段として半導体活性層あるいはその近傍に形成され
た光導波路グレーティングを用いることができる。ま
た、これとは別に、利得媒質として希土類元素が添加さ
れた誘電体光導波路、例えばEr添加光ファイバを用
い、反射手段としてこの誘電体光導波路に形成されたグ
レーティングを用いることができる。
【0011】複数のレーザ共振器はそれぞれ、単一縦モ
ード発振が行われる共振器長に形成されることが望まし
い。具体的には、利得媒質が半導体以外の場合、空間ホ
ールバーニングが生じる限界長より短く設定する。
【0012】単一縦モード発振が行われる共振器長は、
レーザ共振器からのレーザ発振光の波長における利得媒
質の利得係数と、そのレーザ共振器の両側にある反射手
段のその波長における反射率とにより決まる。利得媒質
を共有する場合には、共振器長の順にレーザ共振器を配
置するため、利得媒質の利得係数と反射手段の反射率と
を考慮してレーザ共振器を配置することがよい。具体的
には、共振器長が反射手段の反射率で決まる場合には、
その反射率が順次大きくまたは小さくなるように配置す
る。利得係数で決まる場合には、その利得係数が順次大
きくまたは小さくなるように配置する。
【0013】
【作用】複数のレーザ共振器をひとつの光導波路上に配
置するので、構成部品が少なく、簡単な構成で多波長光
源を実現できる。
【0014】
【実施例】図1は本発明第一実施例の多波長光源を示す
ブロック構成図である。ここでは、光ファイバ伝送系で
利用される光励起型を例に説明する。
【0015】この実施例はひとつの光導波路上で四つの
領域に分けられた利得媒質GM1〜GM4を備え、これ
らがひとつの励起光源11により励起される。利得媒質
GM1〜GM4はそれぞれ両端に反射型波長選択素子R
WS1〜RWS4が設けられ、それぞれレーザ共振器L
C1〜LC4を形成する。したがって、これらのレーザ
共振器LC1〜LC4はひとつの光導波路上に縦続に配
置されることになる。これらのレーザ共振器LC1〜L
C4は、それぞれ波長λ1 、λ2 、λ3 、λ4のレーザ
発振光を同一の光導波路上に送出する。反射型波長選択
素子RWS1〜RWS4はそれぞれ波長λ1 、λ2 、λ
3 、λ4 のレーザ発振光の一部を反射し、また、それぞ
れ波長λ1 、λ2 、λ3 、λ4 以外のレーザ発振光は透
過する。したがって、励起光源11からの励起光は、反
射型波長選択素子RWS1〜RWS4によって減衰する
ことなく、利得媒質GM1から利得媒質GM4までを励
起する。波長λ1 、λ2 、λ3 の各レーザ発振光は、そ
れぞれ利得媒質GM1、GM2、GM3から出射された
後、それぞれその隣の利得媒質GM2、GM3、GM4
でわずかに増幅される。
【0016】波長λ1 、λ2 、λ3 、λ4 の各レーザ発
振光は、レーザ共振器LC4から出射されてアイソレー
タ12に入射する。このアイソレータ12は、四つの波
長の戻り光を一括して阻止する。アイソレータ12を出
射した四つの波長のレーザ発振光は、分波器13により
波長λ1 、λ2 、λ3 、λ4 に分けられ、それぞれ変調
器14−1〜14−4により符号化されて信号光として
出力される。この四つの信号光は合波器15で合波さ
れ、光ファイバ伝送路に送出される。合波器15から出
力された信号光のパワーが所定の値より小さいときに
は、光増幅器16により増幅される。
【0017】図2は本発明第二実施例の多波長光源を示
すブロック構成図である。この実施例は光計測の分野で
利用される光励起型の多波長光源であり、アイソレータ
12の出力に波長選択器17を備えたことが第一実施例
と異なる。すなわち、アイソレータ12から出射された
四つの波長λ1 、λ2 、λ3 、λ4 のレーザ発振光か
ら、波長選択器17により、任意の波長のレーザ発振光
を取り出す。
【0018】図3は本発明第三実施例の多波長光源を示
すブロック構成図である。この実施例は、電流励起型で
あることが上述の実施例と異なる。すなわち、励起電流
源18を備え、この励起電流源18からの電流により利
得媒質GM1〜GM4を励起する。他の部分は第一実施
例または第二実施例と同等である。
【0019】図4は本発明第四実施例の多波長光源を示
すブロック構成図であり、光ファイバ伝送系で利用され
る光励起型の例を示す。この実施例は、複数のレーザ共
振器が互いに利得媒質を共有することが第一実施例と異
なる。
【0020】すなわち、ひとつの光導波路上で四つの領
域に分けられた利得媒質GM1〜GM4を備え、これら
がひとつの励起光源11により励起される。利得媒質G
M1と励起光源11との間にはミラー19が配置され、
利得媒質GM1とGM2の間には反射型波長選択素子R
WS1、利得媒質GM2とGM3の間には反射型波長選
択素子RWS2、利得媒質GM3とGM4の間には反射
型波長選択素子RWS3がそれぞれ配置され、利得媒質
GM4の反対側には反射型波長選択素子RWS4が配置
される。これにより、ミラー19と反射型波長選択素子
RWS1との間、ミラー19と反射型波長選択素子RW
S2との間、ミラー19と反射型波長選択素子RWS1
との間、およびミラー19と反射型波長選択素子RWS
2との間にそれぞれ、レーザ共振器LC1〜LC4が形
成される。すなわちレーザ共振器LC1〜LC4は、ミ
ラー19を共通とし、ひとつのレーザ共振器が他のレー
ザ共振器を内部に含むようにひとつの光導波路上に配置
される。これによりレーザ共振器LC1〜LC4から
は、それぞれ波長λ1 、λ2 、λ3 、λ4 のレーザ発振
光が同一の光導波路上に送出される。反射型波長選択素
子RWS1〜RWS4は、それぞれ波長λ1 、λ2 、λ
3 、λ4 のレーザ発振光の一部を反射し、また、それぞ
れ波長λ1 、λ2 、λ3 、λ4 以外のレーザ発振光は透
過する。したがって、励起光源11からの励起光は、反
射型波長選択素子RWS1〜RWS4によって減衰する
ことなく、利得媒質GM1から利得媒質GM4までを励
起する。波長λ1 、λ2 、λ3 の各レーザ発振光は、そ
れぞれ利得媒質GM1、GM2、GM3から出射された
後、それぞれその隣の利得媒質GM2、GM3、GM4
でわずかに増幅される。
【0021】波長λ1 、λ2 、λ3 、λ4 の各レーザ発
振光は、レーザ共振器LC4から出射されてアイソレー
タ12に入射する。このアイソレータ12は、四つの波
長の戻り光を一括して阻止する。アイソレータ12を出
射した四つの波長のレーザ発振光は、分波器13により
波長λ1 、λ2 、λ3 、λ4 に分けられ、それぞれ変調
器14−1〜14−4により符号化されて信号光として
出力される。この四つの信号光は合波器15で合波さ
れ、光ファイバ伝送路に送出される。合波器15から出
力された信号光のパワーが所定の値より小さいときに
は、光増幅器16により増幅される。
【0022】図5は本発明第五実施例の多波長光源を示
すブロック構成図である。この実施例は光計測の分野で
利用される光励起型の多波長光源であり、アイソレータ
12の出力に波長選択器17を備えたことが第四実施例
と異なる。すなわち、アイソレータ12から出射された
四つの波長λ1 、λ2 、λ3 、λ4 のレーザ発振光か
ら、波長選択器17により、任意の波長のレーザ発振光
を取り出す。
【0023】図6は本発明第六実施例の多波長光源を示
すブロック構成図である。この実施例は、電流励起型で
あることが第四および第五実施実施例と異なる。すなわ
ち、励起電流源18を備え、この励起電流源18からの
電流により利得媒質GM1〜GM4を励起する。他の部
分は第四実施例または第五実施例と同等である。
【0024】次に、上述した実施例の動作原理につい
て、光励起の場合を第一実施例および第四実施例を参照
して説明し、電流励起の場合を第三実施例および第六実
施例を参照して説明する。光励起については利得媒質が
希土類元素添加光ファイバの場合を例に説明するが、基
本的な原理は利得媒質が希土類元素添加ガラス、希土類
元素添加誘電体導波路あるいは半導体の場合も同等であ
る。電流励起の場合には利得媒質は半導体とする。
【0025】まず、光励起の場合の動作を図1に示した
第一実施例を参照して説明する。利得媒質GM1〜GM
4のレーザ発振光波長λi (i=1、2、3、4)にお
ける未飽和利得係数をg0i)〔1/m〕とする。利得
媒質GMiの両側にある二つの反射型波長選択素子RW
Siの反射率は一般に異なっていてよいが、ここでは簡
単のため同じであるとし、その反射率をRii)とす
る。また、レーザ共振器LC1〜LC4は光ファイバ上
に配置されるとし、反射型波長選択素子RWS1〜4は
それぞれ長さが1cm程度のファイバグレーティングで
あるとする。ファイバグレーティングの反射率スペクト
ルの一例として、長さ1cm、ピーク反射率95%、中
心波長1550nmの場合を図7に示す。また、各利得
媒質GMiの長さをLi とする。
【0026】文献(Ball et al., J.Lightwave Techno
l., vol.10, p.1338, 1992 )によると、レーザ共振器
LCiが単一モード動作をするための利得媒質長Li
は下限および上限があり、 Ldi<Li <Lui ……(1a) と表される。上限については単純に表すことはできない
が、下限については、 Ldi=〔ln(1/Rii))〕/g0i) ……(1b) と表される。ここで、lnは自然対数である。単一モー
ド動作は、長距離、高速の光ファイバ伝送系などで不可
欠である。図8にLdi、LuiのRii)に対する依存性
を示す。ただし、g0i)=1.9〔1/m〕(8.2
〔dB/m〕)の場合を示した。単一縦モード動作を必
要としない場合、すなわち短距離で低速の光ファイバ伝
送系や高度の可干渉性を必要としない光計測用などの場
合には、長さLi に対する条件は式(1a)における上
限を外したものとなる。すなわち、式(1a)は、 Ldi<Li ……(1a* ) で置き換えられる。
【0027】励起光の各反射型波長選択素子RWS1〜
RWS4における透過損失および各利得媒質GM1〜G
M4による吸収損失は通常は十分に小さいので、励起光
は利得媒質GM1からGM4までを十分によく励起する
ことができる。また、レーザ発振光波長λi (i=1、
2、3、4)の間隔を2mm程度以上に選ぶことによ
り、レーザ共振器LCi(発振波長λi )への他のレー
ザ共振器LCj(発振波長λj )からの反射戻り光レベ
ルを十分に小さくすることができる。各レーザ発振光波
長λi に対して、反射率Rii)と利得媒質長Li とを
式(1a)および(1b)を満たすように選ぶ。各レー
ザ発振光波長をλ1 =1550nm、λ2=1552n
m、λ3 =1554nm、λ4 =1556nmとしたと
き、アイソレータ12に入射するレーザ発振光スペクト
ルの典型例を図9に示す。各レーザ発振光の線幅はおよ
そ10kHzである。
【0028】次に、第三実施例の動作について説明す
る。簡単のため、レーザ発振光波長におけるミラー19
の反射率を1とする。ここで、上述の説明と対応させる
ために長さの表記を修正し、利得媒質GMiの長さをL
i * 、各レーザ共振器LCi内にある利得媒質GM1〜
GMiの総長をLi とする。このとき、 L1 =L1 *2 =L1 * +L2 * 3 =L1 * +L2 * +L3 *4 =L1 * +L2 * +L3 * +L4 * ……(1a* ) である。このLi に対し、各レーザ共振器LCiが単一
縦モード動作をするのは、 Ldi<Li <Lui ……(3a) Ldi=〔ln(1/Rii))〕/2g0i)……(3b) の関係が満たされるときである。図10にLdi、Lui
ii)に対する依存性を示す。各利得媒質間にある反
射型波長選択素子および光導波路の長さは簡単のため無
視したが、上述の文献にも記載されているように、反射
型波長選択素子としてファイバグレーティングを利得媒
質中に設置した場合などにはよい近似となる。また、g
0i)=1.9〔1/m〕(8.2〔dB/m〕)とし
た。
【0029】式(3a)および(3b)から、単一縦モ
ード動作を得るための利得媒質GMiの長さLi が、反
射型波長選択素子RWSiの反射率Rii)と、利得媒
質GMiの利得係数g0i)とに依存することがわか
る。この依存性から、利得媒質GM1〜GM4の長さL
1 〜L4 を互いに異なる値に設定できる。まず、簡単の
ため利得係数g0i)の波長依存性を無視する。すなわ
ち、 g01) =g02) =g03) =g04) とする。このとき、式(3b)より、 R44) <R33) <R22) <R11) ……(4a) のとき、 L1 <L2 <L3 <L4 ……(4b) となり、図4の配置を実現できる。
【0030】また、反射率Rii)の波長選択性が無い
場合、すなわち、 R11) =R22) =R33) =R44) の場合には、式(3b)より、 g04) <g03) <g02) <g02) ……(5a) のとき、 L1 <L2 <L3 <L4 ……(5b) となり、図4の配置を実現できる。
【0031】以上のように、利得媒質GM1〜GM4の
長さL1 〜L4 は式(3a)および(3b)を用いて決
定される。励起光の各反射型波長選択素子RWS1〜R
WS4における透過損失および各利得媒質GM1〜GM
4による吸収損失は通常は十分に小さいので、励起光は
利得媒質GM1からGM4までを十分によく励起するこ
とができる。また、レーザ発振光波長λi (i=1、
2、3、4)の間隔を2mm程度以上に選ぶことによ
り、レーザ共振器LCi(発振波長λi )への他のレー
ザ共振器LCj(発振波長λj )からの光の影響を十分
に小さくすることができる。レーザ共振器LC1〜LC
4は互いの利得媒質領域に異なる部分があるため、互い
に独立にレーザ発振する。各レーザ発振光波長をλ1
1550nm、λ2 =1552nm、λ3 =1554n
m、λ4 =1556nmとしたとき、アイソレータ12
に入射するレーザ発振光スペクトルは図9とほぼ同等と
なる。各レーザ発振光の線幅はおよそ10kHzであ
る。
【0032】次に、電流励起の場合の動作について説明
する。電流励起を利用する場合には、利得媒質GM1〜
GM4として半導体を用い、反射型波長選択素子RWS
1〜RWS4として半導体光導波路上に形成された光導
波路グレーティングを用いる。半導体の利得係数は希土
類元素添加光ファイバに比べてはるかに大きいが、動作
原理は希土類元素添加光ファイバの場合と同等である。
本発明では利得媒質が同一の光導波路上に配置されるの
で、従来技術に比べ、利得媒質や電極、さらには光導波
路グレーティングのモノリシックな集積化が容易である
という利点がある。
【0033】第一実施例ないし第三実施例と第四実施例
ないし第六実施例との違いは、第一実施例ないし第三実
施例では各レーザ共振器が別々に構成されるのに対し、
第四実施例ないし第六実施例では各レーザ共振器が利得
媒質を一部共有して構成されることである。このため第
四実施例ないし第六実施例は、利得媒質の総長が第一実
施例ないし第三実施例に比較して一般に小さく、より小
型の多波長光源を実現できる。
【0034】図11は図1に示した第一実施例を具体的
に実施した構成例を示す。この構成例では、図1に示し
た利得媒質GM1〜GM4としてエルビウムEr添加フ
ァイバ22、励起光源11として波長0.98μmのレ
ーザダイオード、反射型波長選択素子RWS1〜RWS
4としてファイバグレーティングFG1〜FG4をそれ
ぞれ用いる。Er添加ファイバ22の励起光入射端は斜
め研磨面となっており、励起光源11からの光がレンズ
21により集光されて入射する。また、分波器13とし
ては、回折格子23とファイバアレイとを組み合わせて
レンズ24により所望の波長を所望の光ファイバに結合
するものを用い、合波器15の出力に配置される光増幅
器16としては、Er添加ファイバ増幅器を用いる。こ
の例はレーザ発振光波長が4波長の場合を示し、レーザ
共振器LC1〜LC4から出射されるレーザ発振光の波
長はそれぞれ1550nm、1552nm、1554n
m、1556nmである。励起光源11からEr添加フ
ァイバ22に入力される励起光パワーは30mW、Er
添加ファイバ22の出力端における励起光パワーは約2
7mWであり、Er添加ファイバ22を十分に強く励起
する。波長1550nmにおける利得係数g0 (155
0nm)は1.9〔1/m〕(8.2〔dB/m〕)で
ある。
【0035】上述の4波長の範囲では、利得係数g
0(λ)の波長依存性は小さく、単一縦モード動作を得る
ためのレーザ共振器LC1〜LC4の共振器長は主にピ
ーク反射率Rp により決定される。ファイバグレーティ
ングFG1〜FG4はEr添加ファイバ22に直接書き
込まれており、いずれも長さ1cm、ピーク反射率Rp
=95%である。また、レーザ共振器LC1〜LC4の
共振器長はいずれも4cmであり、この共振器長は式
(1a)および式(1b)を満たしている。ファイバグ
レーティングFG1〜FG4を効率良く書き込むため、
Er添加ファイバ22にはゲルマニウムが共添加され
る。ファイバグレーティングFG1の反射スペクトルは
図7に示したとおりであり、他のファイバグレーティン
グFG2〜FG3の反射スペクトルも、反射ピーク波長
が異なるだけで同等である。各レーザ共振器以外のファ
イバグレーティングィングからの残留反射の寄与は十分
に小さい。例えば、レーザ共振器LC1に帰還する1個
のファイバグレーティングFG2からの残留反射レベル
は約−44dB以下であり、これはファイバグレーティ
ングFG1からの反射レベル−2dBに比べて十分に小
さい。
【0036】Er添加ファイバ22の両端は残留反射が
ないよう工夫される。すなわち、上述したように励起光
入射端は斜め研磨され、レーザ発振光出力端は光ファイ
バに融着接続される。レーザ共振器LC1〜LC4の間
の部分におけるEr添加ファイバ22による各レーザ発
振光の利得は高々1.2dB程度と小さい。
【0037】図12は図4に示した第四実施例を具体的
に実施した構成例を示す。ただし、レーザ発振光波長は
3波長であるとする。この構成例では、利得媒質として
Er添加ファイバ22、励起光源11として波長0.9
8μmのレーザダイオード、ミラー19として反射率9
9%の金属蒸着膜、反射型波長選択素子としてファイバ
グレーティングFG1〜FG3をそれぞれ用いる。励起
光源11からの光は、ファイバカプラ25を介して、ミ
ラー19とは反対側からEr添加ファイバ22に入射す
る。また、レーザ発振光は、ファイバカプラ25を介し
て出力される。分波器13としては、回折格子23とフ
ァイバアレイとを組み合わせてレンズ24により所望の
波長を所望の光ファイバに結合するものを用い、合波器
15の出力に配置される光増幅器16としては、Er添
加ファイバ増幅器を用いる。レーザ共振器LC1〜LC
3から出射されるレーザ発振光の波長はそれぞれ155
0nm、1552nm、1554nmである。励起光源
11からEr添加ファイバ22に入力される励起光パワ
ーは30mWであり、そのほとんどのパワーがミラー1
1に達して反射されるため、Er添加ファイバ22中を
伝搬する励起光の総パワーは約50mW以上である。し
たがって、Er添加ファイバ22は十分に強く励起され
る。波長1550nmにおける利得係数g0 (1550
nm)は1.9〔1/m〕(8.2〔dB/m〕)であ
る。
【0038】上述の3波長の範囲では、利得係数g
0(λ)の波長依存性は小さく、単一縦モード動作を得る
ためのレーザ共振器LC1〜LC3の共振器長は主にピ
ーク反射率Rp により決定される。ファイバグレーティ
ングFG1〜FG3はEr添加ファイバ22に直接書き
込まれており、いずれも長さ1cmである。ファイバグ
レーティングFG1〜FG3のピーク反射率Rp はそれ
ぞれ96%、88%、80%であり、また、レーザ共振
器LC1〜LC3の共振器長はそれぞれ1.8cm、
4.1cm、6.5cmである。これらの共振器長は式
(2a)および式(2b)を満たしている。各レーザ共
振器以外のファイバグレーティングィングからの残留反
射の寄与は十分に小さい。例えば、レーザ共振器LC1
に帰還するファイバグレーティングFG2からの残留反
射レベルは約−44dB以下であり、これはファイバグ
レーティングFG1からの反射レベル−2dBに比べて
十分に小さい。
【0039】Er添加ファイバ22の光入出力端は、残
留反射がないように、ファイバカプラ25からの光ファ
イバに融着接続される。また、レーザ共振器LC1から
のレーザ発振光に対するファイバグレーティングFG
1、FG2間のEr添加ファイバ22による利得、およ
びレーザ共振器LC1、LC2からのレーザ発振光に対
するファイバグレーティングFG2、FG3間のEr添
加ファイバ22による利得は高々0.6dB程度と小さ
い。
【0040】図13は複数のレーザ共振器が利得媒質を
共有する別の具体的構成例を示す。この構成例は、利得
媒質を共有するレーザ共振器の組を二組縦続に配置した
ものである。すなわち、利得媒質としてEr添加ファイ
バ22、励起光源11として波長0.98μmのレーザ
ダイオード、ミラーおよび反射型波長選択素子としてフ
ァイバグレーティングFG1〜FG6をそれぞれ用い
る。ファイバグレーティングFG1〜FG3およびそれ
に挟まれたEr添加ファイバ22が利得媒質を共有する
三つのレーザ共振器LC1〜LC3を形成し、ファイバ
グレーティングFG4〜FG6およびそれに挟まれたE
r添加ファイバ22が利得媒質を共有する別の三つのレ
ーザ共振器LC4〜LC6を形成する。レーザ発振光波
長は合成で6波長であり、レーザ共振器LC1〜LC6
からそれぞれ出射されるレーザ発振光の波長は1546
nm、1548nm、1550nm、1552nm、1
554nm、1556nmである。励起光源11からの
光は、ファイバカプラ25を介してEr添加ファイバ2
2に導かれる。励起光源11からEr添加ファイバ22
に入力される励起光パワーは30mWであり、Er添加
ファイバ22の他端から出射する励起光パワーは約25
mWである。したがって、Er添加ファイバ22は十分
に強く励起される。図12に示した具体例の場合と異な
り、ミラーによる励起光の反射はない。波長1550n
mにおける利得係数g0 (1550nm)は1.9〔1
/m〕(8.2〔dB/m〕)である。
【0041】上述の6波長の範囲では、利得係数g
0(λ)の波長依存性は小さく、単一縦モード動作を得る
ためのレーザ共振器LC1〜LC4の共振器長は主にピ
ーク反射率Rp により決定される。ファイバグレーティ
ングFG1〜FG6はEr添加ファイバ22に直接書き
込まれており、いずれも長さ1cmである。ファイバグ
レーティングFG1〜FG3のピーク反射率Rp はそれ
ぞれ96%、88%、80%であり、また、レーザ共振
器LC1〜LC3の共振器長はそれぞれ1.8cm、
4.1cm、6.5cmである。同様に、ファイバグレ
ーティングFG4〜FG6のピーク反射率Rp はそれぞ
れ96%、88%、80%であり、また、共振器長はそ
れぞれ1.8cm、4.1cm、6.5cmである。こ
れらの共振器長は式(2a)および式(2b)を満たし
ている。各レーザ共振器以外のファイバグレーティング
ィングからの残留反射の寄与は十分に小さい。例えば、
レーザ共振器LC1に帰還するファイバグレーティング
FG2からの残留反射レベルは約−44dB以下であ
り、これはファイバグレーティングFG1からの反射レ
ベル−2dBに比べて十分に小さい。
【0042】Er添加ファイバ22の両端は残留反射が
ないよう工夫される。すなわち、励起光入射およびレー
ザ発振光出力端は光ファイバに融着接続され、他端は斜
め研磨される。レーザ共振器LC1〜LC6の出力側の
部分におけるEr添加ファイバ22による各レーザ発振
光の利得は高々1.2dB程度と小さい。
【0043】図14は図3に示した第三実施例を具体的
に実施した構成例を示す。ここでは、光ファイバ伝送系
で用いられる構成を示す。利得媒質としてはInP基板
32上に形成されたInGaAsP半導体活性層31、
反射型波長選択素子としては光導波路グレーティングW
G1〜WG4を用いる。半導体活性層31の両端には残
留反射がないように誘電体多層膜による無反射蒸着膜3
3が設けられる。励起電流源18からの電流は、範囲を
限定された電極34から半導体活性層31を通って基板
32の裏面に設けられた電極35に流れ、半導体活性層
31の一部を励起して利得領域を作る。この例はレーザ
発振光波長が4波長の場合を示し、レーザ共振器LC1
〜LC4から出射されるレーザ発振光の波長はそれぞれ
1550nm、1552nm、1554nm、1556
nmである。波長1550nmにおける利得係数g
0 (1550nm)は100〔1/cm〕(43〔dB
/mm〕)である。レーザ共振器LC1〜LC4から出
射されたレーザ発振光は、レンズ36により集光されて
アイソレータ12に入射する。
【0044】上述の4波長の範囲では、利得係数g
0(λ)の波長依存性は小さく、単一縦モード動作を得る
ためのレーザ共振器LC1〜LC4の共振器長は主にピ
ーク反射率Rp により決定される。光グレーティングW
G1〜WG4は基板32の活性層31に隣接した部分に
書き込まれており、いずれも長さ200μmである。レ
ーザ共振器LC1〜LC4はいわゆるDBR(分布ブラ
ッグ反射)レーザ構造をもつ。活性層31の利得領域の
直下に光導波路グレーティングを設けたDBRレーザ構
造も可能である。光導波路グレーティングWG1〜WG
4のそれぞれのピーク反射率はいずれも50%である。
各利得領域の長さはいずれも150μmである。これら
の共振器長は式(1a)および式(1b)を満たしてい
る。この半導体の総長は約2.5mmである。各レーザ
共振器以外の光グレーティングからの残留反射の寄与は
十分に小さい。各レーザ共振器の出力側の励起領域(活
性層31)における各レーザ発振光の利得は、活性層3
1の不励起領域における損失(約30〔1/cm〕)と
ほぼ釣り合っている。
【0045】図15は図11に示した具体例を光計測に
用いるために変形した構成例を示す。この構成では、励
起光源11、レンズ21、Er添加ファイバ22、ファ
イバグレーティングFG1〜FG4およびアイソレータ
12からなる構成は図11に示した構成と同等であり、
アイソレータ12から四つのレーザ発振光が出射され
る。これらのレーザ発振光は、波長選択器17により任
意の波長が取り出され、光ファイバを介して測定系に供
給される。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の多波長光
源は、部品数が少なく、構成が簡単で廉価な多波長光源
を実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例の多波長光源を示すブロック
構成図。
【図2】本発明第二実施例の多波長光源を示すブロック
構成図。
【図3】本発明第三実施例の多波長光源を示すブロック
構成図。
【図4】本発明第四実施例の多波長光源を示すブロック
構成図。
【図5】本発明第五実施例の多波長光源を示すブロック
構成図。
【図6】本発明第六実施例の多波長光源を示すブロック
構成図。
【図7】ファイバグレーティングの反射率スペクトルの
一例を示す図。
【図8】反射率Rii)に対して単一縦モード動作を得
るための利得媒質長の下限Ldiおよび上限Luiを示す
図。
【図9】レーザ発振光スペクトルの典型例を示す図。
【図10】反射率Rii)に対して単一縦モード動作を
得るための利得媒質長の下限Ldiおよび上限Luiを示す
図。
【図11】第一実施例を具体的に実施した構成例を示す
図。
【図12】第四実施例を具体的に実施した構成例を示す
図。
【図13】複数のレーザ共振器が利得媒質を共有する別
の具体的構成例を示す図。
【図14】第三実施例を具体的に実施した構成例を示す
図。
【図15】図11に示した具体例を光計測に用いるため
に変形した構成例を示す図。
【図16】光ファイバ伝送系で利用される光励起型の従
来例を示すブロック構成図。
【図17】光計測の分野で利用される光励起型の従来例
を示すブロック構成図。
【図18】電流励起型の従来例を示すブロック構成図。
【符号の説明】
GM1〜GM4、43 利得媒質 RWS1〜RWS4、44 反射型波長選択素子 LC1〜LC4 レーザ共振器 FG1〜FG6 ファイバグレーティング WG1〜WG4 光導波路グレーティング 11、41 励起光源 12、45 アイソレータ 13 分波器 14−1〜14−4、46 変調器 15、47 合波器 16、48 光増幅器 17、49 波長選択器 18、50 励起電流源 19、42 ミラー 21、24、36 レンズ 22 Er添加光ファイバ 23 回折格子 25 ファイバカプラ 31 活性層 32 基板 33 無反射蒸着膜 34、35 電極

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つの反射手段の間に利得媒質が挿入さ
    れたレーザ共振器を複数備え、 この複数のレーザ共振器のレーザ発振波長が互いに異な
    って設定された多波長光源において、 前記複数のレーザ共振器がひとつの光導波路上に配置さ
    れ、 それぞれのレーザ共振器の二つの反射手段は、そのレー
    ザ共振器から出射されるレーザ発振光の一部を反射し、
    他のレーザ共振器から出射されるレーザ発振光を透過す
    る反射型波長選択素子として形成されたことを特徴とす
    る多波長光源。
  2. 【請求項2】 前記複数のレーザ共振器の少なくとも一
    部は利得媒質を共有して配置された請求項1記載の多波
    長光源。
  3. 【請求項3】 利得媒質を共有するレーザ共振器はそれ
    ぞれの一方の反射手段を共有して配置された請求項2記
    載の多波長光源。
  4. 【請求項4】 前記利得媒質は半導体活性層であり、前
    記反射手段はこの半導体活性層あるいはその近傍に形成
    された光導波路グレーティングを含む請求項1ないし3
    のいずれか記載の多波長光源。
  5. 【請求項5】 前記利得媒質は希土類元素が添加された
    誘電体光導波路であり、前記反射手段はこの誘電体光導
    波路に形成されたグレーティングを含む請求項1ないし
    3のいずれか記載の多波長光源。
  6. 【請求項6】 前記希土類元素はErであり、前記誘電
    体光導波路は光ファイバである請求項5記載の多波長光
    源。
  7. 【請求項7】 前記複数のレーザ共振器はそれぞれ、単
    一縦モード発振が行われる共振器長に形成された請求項
    1ないし6のいずれか記載の多波長光源。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998050987A1 (de) * 1997-05-06 1998-11-12 Ams Optotech Vertrieb Gmbh Laser-sendeeinheit, insbesondere für die nachrichtenübertragung im wellenlängenmultiplex
JP2008028380A (ja) * 2006-06-22 2008-02-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd レーザ光源装置及び画像表示装置

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