JPH08292784A - カラオケ・レッスンシステム - Google Patents

カラオケ・レッスンシステム

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JPH08292784A
JPH08292784A JP7130970A JP13097095A JPH08292784A JP H08292784 A JPH08292784 A JP H08292784A JP 7130970 A JP7130970 A JP 7130970A JP 13097095 A JP13097095 A JP 13097095A JP H08292784 A JPH08292784 A JP H08292784A
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karaoke
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singing
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JP7130970A
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Katsuhiko Nomura
勝彦 野村
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 歌唱曲や歌唱のための基礎訓練用楽譜の歌唱
練習を支援する。 【構成】 制御装置7の制御の下に、記録モードに於い
てはモデル音源1からの課題曲の演奏音声並びにマイク
ロホン3からの練習者の歌唱音声との音声周波数を、音
声周波数検出器2と音声周波数検出器4とによりそれぞ
れ検出する。両者の差出力を音声周波数差検出器5から
取り出し、これをグラフ形式の時系列データとして記録
装置付き画像表示装置6に記録するとともに、画面出力
する。再生モードに於いては記録されたグラフ形式時系
列データを画面出力に再生し、練習者は課題曲の反復練
習に際し、再生されたグラフ形式時系列データのうち発
声に先立って表示される明示箇所を、発声すべき音程の
参考情報となるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歌唱曲の歌唱練習を支
援する為のシステムであり、主として歌唱曲のメロディ
ーの正確な習得、副次的にはリズムや小節(こぶし)の
正確な習得を支援することを目的とする。近年、カラオ
ケ・システムの普及には目覚ましいものがあり、世界的
な文化にまで昇華している。それと共に歌唱曲を人並み
以上に上手に歌いたいとの欲求も増大する一方である。
しかしながら、歌の錬磨や新しい歌の習得はそれ程簡単
なことではなく、カラオケ・システムには興味を示しな
がらも未だにそれを利用したことの無い人も依然として
数多く存在し、又、カラオケ・システム普及当時は熱心
であった層も、それが自己の持ち歌の錬磨や新しい歌の
習得には思った程寄与しないものであることを認識する
につれ、以前程の興味や熱心さを失いつつある。 本発
明はこれらの問題を完全に解決するので、カラオケ業界
にとって有益な技術であるが、家庭用のオーディオ機器
メーカーにも既成製品の付加価値増大や新製品開発の機
会を与える。
【0002】
【従来の技術】従来、歌唱曲の伝統的な歌唱練習方法は
既成のオーディオ機器や楽器により、課題曲を幾度も反
復演奏し、それを聴取することであり、専門的にはピア
ノ伴奏付きの歌唱指導なども行われていた。他方、近年
はカラオケ・システムを歌唱練習に使用する例も普通に
見られるようになった。カラオケ技術の歴史的な流れに
注目すれば、早くから歌唱者の歌唱力を評価する試みが
見られ、歌手と伴奏の音声が重畳するモデル音源音声に
於いて、評価の正確を期する為に伴奏の影響を除去する
試みの出願(特開平3−28878・「採点装置」)な
どもあった。しかしながら、これらの評価システムは、
歌唱の終了時点で只一度、総括的な評価結果が開示され
るのみであり、これでは歌唱の経過に於ける歌唱者の具
体的な欠点箇所が不明のままに放置されるので、この点
を改良する出願として(特開平4−13176・「音程
差表示機能付きカラオケ装置」,特開平4−35609
3・「歌唱評価表示機能を有したカラオケ装置」)など
があった。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】ところで、前述のカラ
オケに於ける従来例では、歌唱練習に役立つとはされて
いても、厳密には歌唱者の発声直後に、対応する評価情
報が逐一得られるだけであり、歌唱終了後に該評価情報
を踏まえて、自己の欠点を矯正しながら課題曲の歌唱を
反復しょうとしても、その時点では既に該評価情報はデ
ィスプレイ画面から消去されているので、それは不可能
であった。これを改良する為に、よしんばハード・コピ
ー手段等により、評価情報を残したとしても、そこには
カラオケ歌詞の規則的な文字間隔に対応した評価情報が
グラフ表示されているだけであり、歌詞の文字間隔対応
の演奏時間間隔には、本来、長短様々があるので、実用
に耐える十分な評価情報は得られない。 よって本発明
の第一の課題はこの点を改良することにあり、真に実用
的な歌唱レッスンシステムを実現することにある。他
方、従来からの伝統的な練習方法は歌唱曲を習得する原
理としては、いずれも練習者自体の聴覚と音感のみに依
存していた。それ故、一般は勿論のこと、専門歌手を始
め、音楽関係の仕事を職業とする人であってさえ、初見
の楽譜から音を採って短時間内で曲想まで把握すること
は実は大変に頭の痛い作業であった。歌唱曲と一口に言
ってみても、多くのジャンルがあり、発声方法も含めて
その歌唱方法は複雑多岐である。しかしながら、音楽関
係の教師の話しでは、何と言っても先ず第一に楽譜通り
の音程を習得することが先決であるとのことであり、こ
れには異存のある人は少ないと思われる。しかしながら
それは歌手等の専門家にとってみても実は容易な技では
ない。しかも、一度はマスターしたつもりの歌でも、後
でもう一度楽譜を吟味してみると、全く別の歌を歌って
いたのではないかとさえ思われることがあり、これは多
くの人が体験するところである。近年はカラオケ学校等
も普及してきているが、そこでピアノ伴奏付きのレッス
ン等を受けてみても、費用対効果は思った程ではない。
その理由は先ず第一に音楽が音楽工学的に厳密に規定さ
れているものであるのに対して、我々の聴覚は感覚器官
の範疇を免れることが出来ないからである。例えば音の
高さ(周波数)を取り上げてみると、音楽の1オクター
ブとは、基本周波数の比が2であるような二つの音の間
隔であり、C調(ハ調)の最低音(基準周波数)は1
6.352ヘルツ,最高音は16744ヘルツと規定さ
れている。このような音階は可聴周波数範囲とほぼ一致
し、この間の楽音は量子化されていて、離散的な周波数
が割り当てられている。一般に音階は人間の感覚で心地
良く響く音の周波数の比(例えば調和級数)を考慮して
組み立てられるが、どのような音階であっても、ひとた
び規定されてしまうと、そこで演奏される音の高さ(周
波数)は、その心地良さとは関係の無い単なる物理的な
存在に過ぎず、我々の感覚器官はそれを刺激として受容
するので、ここに古くから知られる感覚量と刺激量との
ミス・マッチが生じる。(ちなみに、この面の理論は一
般的には「ウェーバーの法則」があるが、音楽工学では
「スティーブンスのべき法則」の方が知られている。) 楽譜通りの正確な音程を発声し難い第二の理由は、我々
の発声器官の構造的問題である。すなわち、良く知られ
ているように、我々人間の声帯には複数の共鳴周波数
(ホルマント周波数)が離散的に存在している。これは
個性的な存在であり、我々はその個性を認識した上でな
ければ正しい音程の発声は期し難い。前記の各事情は我
々人間の肉体に起因する構造的な問題であり、それは良
い方向では個性的魅力に繋がる要因であるが、ともすれ
ば歌唱時の変な癖となって出現する。該癖は構造的要因
に根ざすものであるだけに、一般的には容易な事では矯
正し難いものである。反復練習を幾度となく試みてみて
も顕著な効果は見られないのが普通である。従って、こ
こに余程の強制的な手段により該癖を矯正しなければな
らない事情が存在する。しかしながら、強制的と言って
も、それは誰しもが納得出来るような極めて客観的かつ
実用的な手段でなければならないのが当然であり、その
ような手段を見い出すことも本発明の一つの課題であっ
た。歌唱練習が困難である第三の理由は、取り扱うべき
対象(音)が比較的変化の激しい物理量(周波数)であ
り、練習者は課題曲を演奏するモデル音源から発せられ
る楽音に対して、さながら飛行機の空中戦のような追随
動作を強いられる。よしんばこれを、何らかの視覚的手
段で解決しょうとしても、やはり変化の激しさには手を
焼いてしまう。例えば、モデル音源から発せられる音の
周波数と練習者から発せられる音の周波数とをディスプ
レイ上に併置してグラフ表示するような方式を取ったと
しても、画面上のグラフの変化量には、優秀な我々人間
の視覚と言えども追随困難であり、人間工学的にも疲労
の多いシステムとなろう。前記の事情は、特に日本の歌
謡曲に特有のいわゆる小節(こぶし)のような、微妙な
変化部分を習得する場合にはより増幅されたものとなる
であろう。従って、取り扱いの対象となる音の高低変化
に、瞬間的とも言える演奏時の実時間内で、十分に対応
し、発声し得るような学習方式の発明が期待されてい
た。次に解決すべき課題はコストである。一般に学習シ
ステムには何らかの教材が随伴物として必要となる。
(音楽関係の場合は、例えば楽譜を何らかのメモリー媒
体に取り込んだものも教材である。) これらの教材
は、新規のソフトウェア製品として、ユーザーから見て
従来製品で代替え出来ない何か新たな価値を有するもの
ならば、メーカーとしても有望な商品となろう。しかし
ながら、音楽関係ソフトには既にユーザーはかなりの投
資を強いられているのが現状であるから、教材にしかな
らない製品であれば二重投資になるので、ユーザーとし
ても新たな投資意欲は沸かないであろう。かかる事情が
先見される限り、メーカーとしても教材製作にコストを
費やすことには慎重とならざるを得ない。他方、より重
大な問題は、新たなソフトウェア製品の製造・販売には
新たな著作権料支払いの義務が生じることである。従っ
て、コスト面からは教材を新たに作る必要が必ずしも強
制されない学習システムの発明が望まれていた。コスト
面から考慮すべき他の事情は、音響関係の製品は一般
に、測定器のような性格が要求されるならば、その精度
に応じて、場合によっては非常に高価なものになってし
まうという事実である。従って、我々人間の感覚器官の
錯覚を矯正するには十分であるが、工学に於ける精密測
定器ほどの精度は要求されない民生機器としての設計が
なされ得るものであることも、解決すべき課題であっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の基本原
理を説明する為のシステム全体の構成図である。図中、
1はモデル音源であり、練習すべき課題曲の演奏をなす
もの、2は音声周波数検出器であり、モデル音源1から
導かれる音声信号の音声周波数を検出するものである。
3は前記の練習すべき課題曲を歌う歌唱者(練習をする
人)が練習時に使用するマイクロホンであり、4はマイ
クロホン3から導かれる音声信号の音声周波数を検出す
る音声周波数検出器である。5は音声周波数差検出器で
あり、前記二つの音声周波数検出器から検出される二つ
の音声周波数の差の大きさを検出し、該差の大きさを出
力するものである。6は記録装置付き画像表示装置であ
り、音声周波数差検出器5からの出力をグラフ形式時系
列データとして順次表示かつ順次記録するものである。
最後に7は制御装置であり、システム全体の制御を司
る。(但し、製品化に際しては、音声信号を増幅する為
のアンプが存在し得るが、基本原理としては本質的では
ないので、図では省略している。) 次に本発明によるシステムの使用方法を説明する。本発
明のシステムには記録モードと再生モードと称する二つ
の使用形態が用意されており、練習者は使用に際して、
予めそのどちらかを選択して、それを制御装置7に指定
する。通常は先ず最初に記録モードを選択し、モデル音
源1の演奏に合わせて、マイクロホン3を使用して課題
曲(練習曲)を任意の長さまで歌唱する。次に再生モー
ドを選択し、前回と同じ箇所をモデル音源1の再演奏に
合わせて、マイクロホン3を使用して反復歌唱する。但
し、この時、記録装置付き画像表示装置6の画面出力に
は予め前回歌唱時に記録されたデータ(前回歌唱に対す
る評価情報)が再生されているので、練習者は今度は該
データを参考にしながら、前回より正確な音程で歌うこ
とが出来る。なお、前記歌唱の開始/停止に際しては、
制御装置7の対応するスタート/ストップ・スイッチを
用いて、システムに意思表示する。(なお、練習者の歌
唱時に歌唱の音声をアンプとスピーカーにより拡大する
か否かはインプルメンターの自由裁量項目であり、本発
明の本質的事項ではない。) 次に本発明によるシステムの動作を説明する。記録モー
ドに於いては制御装置7は記録装置付き画像表示装置6
を記録モードに設定し、モデル音源1と記録装置付き画
像表示装置6とを所定時間差で起動する。これにより、
モデル音源1による課題曲の演奏がなされ、該モデル音
源1から導かれる音声信号の音声周波数を音声周波数検
出器2により検出し、その出力を音声周波数差検出器5
に送る。これと並行してマイクロホン3から導かれる音
声信号の音声周波数を音声周波数検出器4により検出
し、その出力を同じく音声周波数差検出器5に送る。音
声周波数差検出器5に於いては前記二つの音声周波数の
差を検出し、その出力を記録装置付き画像表示装置6に
送る。該出力、即ち前記二つの音声周波数の差は、前述
の過程の進行と共に通常は時系列データとして得られ
る。記録装置付き画像表示装置6は該時系列データに対
応するグラフ形式の時系列データを内蔵する記録装置に
順次記録すると共にそれを画面出力とする。記録モード
に於ける前述の過程は、一般的には前記課題曲の終わり
まで継続されるが、練習者の判断により、制御装置7の
ストップ・スイッチを使用して演奏途上で終了すること
も出来る。再生モードに於いては、制御装置7は記録装
置付き画像表示装置6を再生モードに設定し、先ず最初
に記録装置付き画像表示装置6を起動する。記録モード
に於いて記録されていた時系列データのうち、所定の長
さのデータが画面出力として再生される。これ以降、前
記時系列データは、その部分の実際の演奏に常に先行し
て順次再生され、データの終わりになるまで画面出力に
於いて所定の長さが維持される。該再生の再生速度は一
般には記録モードに於ける記録速度に等しいが、他の装
置から情報をもらって、該情報に従ってコントロールさ
れる仕様もあり得る。次に前記起動から所定の時間経過
後に、制御装置7によってモデル音源1に起動が掛けら
れ、記録モード時と同じ課題曲が等しい速度で再演奏さ
れる。但し、該再演奏の演奏速度は他の装置からの情報
によりコントロールされる仕様もあり得る。該再演奏に
際しては、前記再生された時系列データのうち、演奏の
進行過程に於いて次に演奏すべき箇所以降に対応する所
与又は所定の長さのデータの前記画面出力での表示位置
が他のデータの表示位置と常に区別出来るように明示さ
れる。すなわち、該明示されるデータの長さはシステム
によって設定される仕様にすることも出来るが、練習者
が制御装置7に指定する仕様にすることも出来る。更に
練習者による指定がなされない場合には、システムが保
持している省略時の値が設定されるような仕様にするこ
とも出来る。該明示の開始の指示は制御装置7により与
えられる。該明示の開始位置を、例えば画面中央の所定
の位置に合わせるタイミングは、システムを構成する機
器の立ち上がり時間や頭出し時間等の時間特性により定
まるものであり、課題曲に依存して変化するものではな
いことは容易に考察出来よう。前述した明示開始の指示
のタイミング並びに再生モードに於けるモデル音源1と
記録装置付き画像表示装置6との起動時間のタイム・ラ
グの長さは、前記時間特性を予め見越した所定値として
制御装置7に設定されている。又、該明示箇所の移動速
度は、一般にはモデル音源1の演奏速度に同期させる仕
様であるが、他の装置からの情報により、コントロール
される仕様にすることも出来る。 なお、音声周波数差
検出器5の出力レベルは練習者の操作により、可変に調
節することが出来る。練習者は課題曲のレッスン習熟度
に応じて該出力レベルの調整を行うことが出来る。
【0005】
【作用】本発明のシステムは前記の構成で、前述の使用
方法の下に、前述の機能を発揮するので、歌の練習に役
立つ。すなわち、歌の練習者は、再生モードに於いて、
(記録モード時に記録されていた)自己の歌の癖を知っ
て、これを矯正しながら歌唱することが出来る。更に詳
細に述べれば、記録モードに於いては、課題曲の演奏を
なすモデル音源1の演奏と練習者の歌唱結果が逐一比較
され、両者の音の高さの差が楽譜の進行方向への時系列
データとしてグラフ形式で記録され、再生モードに於い
ては、練習者が歌う予定の部分に対応する所定の長さの
前記時系列データが、練習者が歌う時点に常に先行して
記録装置付き画像表示装置6に画面出力される。次に演
奏されるべき箇所以降、すなわち練習者が次に歌うべき
箇所以降に対応する前記時系列データの所与又は所定の
長さ分の表示位置は他のデータと常に区別出来るように
明示されているので、練習者は該箇所以降の実際の発声
時点までに、該箇所を起点とする演奏方向のデータを一
望することが出来て、該箇所以降の実際の発声時点でそ
れを役立たせることが出来る。すなわち、前記時系列デ
ータはグラフ形式であり、時間軸で示される経過時刻に
1対1対応する前記時系列データの示す値は、すなわち
モデル音源1の演奏と歌唱者の歌との乖離度(周波数
差)を示しているから、練習者はこの時系列データの値
を次の歌唱に先立って一望することにより、以後の歌唱
に於いて、自己が矯正すべき箇所とその矯正量とに関す
る見当を付けることが出来る。
【0006】更に、本発明では、記録モードに於いても
画面出力を作成するから、練習者は該画面出力を参照す
ることによって、課題曲の現在までのレッスン進捗度
を、再生モード移行に先立って知ることが出来る。(但
し、この部分のインプリメンテーション、すなわち記録
モードでの画面出力はインプルメンターの都合に於いて
省略することも可能である。)
【0007】本発明では、常にモデル音源1からの音声
周波数を基準にし、練習者が発する音声の音声周波数と
該基準との差のみをグラフ形式時系列データとして画面
出力に表示するので、両者を只単に併置する方式に比べ
て矯正量を定量的かつ瞬間的に把握するのが楽であり、
人間工学的に見て疲労の少ないシステムとなる。
【0008】本発明では音声周波数差検出器5の出力レ
ベルを可変に調整し得るので、課題曲のレッスン習熟度
に応じて該出力を調整することが出来る。一般に、習熟
度が上がると音声周波数差検出器5からの出力値の変動
幅が小さくなる。この時、該出力レベルを上げると出力
値の僅かな変動を拡大して表示することが出来る。この
機能はいわゆる小節(こぶし)のような微妙な箇所の習
得にも便利である。
【0009】本発明では、モデル音源1の演奏を基準と
する練習者の歌唱の癖を視覚的に把握することが出来
る。よって、歌唱者のメロディ等の外れ具合のみなら
ず、歌唱時のキーを視覚的に知ることも出来る。 例え
ば時系列データが線グラフ表示される時、歌唱者のメロ
ディ等とキーが、すべてモデル音源の演奏に完全に一致
するならば、該グラフは基準線とぴったり一致する。メ
ロディ等が完全に一致していても、キーが不一致の時
は、該グラフは基準線との平行線として示される。
【0010】前記の説明からも明らかな通り、本発明の
システムでは特別製の教材ソフトは必要としない。モデ
ル音源1には市販の音楽ソフトを使用することが出来
る。
【0011】本発明のシステムは既にIC化されて普及
しているような安価なデバイスのみを構成要素としてい
るので、コスト的にも非常に有利である。
【0012】本発明のシステムは、その構成要素の一部
を他のシステム(例えば、カラオケ・システムや、もっ
と一般的なオーディオ機器セット)と共同の構成要素と
し得るので、やはりコスト面で非常に安価にインプリメ
ンテーションし得る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。(一部は図面を省略する。) 図1のモデル音源1の実施例としては、レコード・プレ
ーヤー,テープレコーダー,ディスク装置,半導体メモ
リー装置,マイクロホン,楽器,又はシステム外部の音
源からの出力を取り込む回路,等があり、カラオケ・シ
ステムの伴奏再生装置をカラオケ・システムの稼働時に
カラオケ・システムと共同で使用する方法もある。 そ
の演奏内容には基礎訓練用楽譜や専門歌手の歌唱も含ま
れ得る。
【0014】図1のマイクロホン3の実施例としては、
カラオケ・システムに付属する歌唱者用マイクロホンを
カラオケ・システムの稼働時にカラオケ・システムと共
同で使用する方法もある。
【0015】図1の記録装置付き画像表示装置6の実施
例としては、記録装置付きオッシロ・スコープ,記録装
置付きディジタル・オッシロ・スコープ,ディジタル回
路駆動の画像記録/表示装置,コンピュータ・グラフィ
ック回路駆動の画像記録/表示装置,コンピュータ制御
の画像表示装置,又は記録装置付きで、システム外部の
装置に画面出力を送出する為の制御回路を有する装置,
等があるが、専用のコンピュータ回路を起動してカラオ
ケ・システムの画像表示装置をカラオケ・システムの稼
働時にカラオケ・システムと共同で使用する方法もあ
る。すなわち、一般に記録装置付き画像表示装置6のデ
ィスプレイは、内蔵されているものとは限らず、テレビ
等の他システムに依存する場合も仕様としてはあり得
る。 コンピュータ関係画像処理技術の一実施例として
はコンピュータ・グラフィックの基本技術である画像合
成や画像操作を使用する方法があり、記録装置とテレビ
との間のデータ処理速度の差を整合する一実施例として
は画像表示装置6に1画面分のメモリー即ちフレーム・
バッファを設けて、アナログ─ディジタルの変換により
得られた該バッファ内の画像データを専用の駆動回路に
よりビデオレートの信号に変換する方法等があるが、こ
れらは既に公知の技術であり、当業者ならば容易に実施
可能であるので、ここではこれ以上の説明を省略する。
なお、記録装置付き画像記録装置6のディスプレイにつ
いて更に述べれば、それに使用されるデバイス技術は現
在実用化されているものだけに限定されるものではな
く、将来に於いて開発されるものも、その対象となり得
る。
【0016】図1の音声周波数検出器2及び音声周波数
検出器4の一実施例としては、図2に示すような、F−
Vコンバーターとしてよく知られている測定デバイスの
回路原理を踏襲する方法がある。(該F−Vコンバータ
ーは入力交番電圧の周波数の大きさに比例した直流電圧
を発生する測定デバイスとして常用されているが、本発
明のシステムに於いては計測器に使用されるような高い
精度は必ずしも要求されない。むしろ、正確な瞬時値よ
り、幅を持たせた平均値の方が望ましい。)図2に於い
て、20は入力端子、21は制限増幅器、22a,22
bはコンデンサー,23a,23bは抵抗器、24はダ
イオード、25はモノマルチ、26は出力端子である。
(但し、入力端子20及び出力端子21の電位は仮想接
地点からの電位とする。なお、公知の回路であるので、
動作原理等の説明は省略する。)
【0017】図1の音声周波数検出器2及び音声周波数
検出器4の他の一実施例としては、図3に示すような簡
易回路を用いて、一定の幅を持たせた平均値としての周
波数を検出することもできる。図3に於いて、30は入
力端子、31はトランス、32a,32b,32cは抵
抗器、33はコンデンサー、34a,34b,34c,
34d,34e,34fは定電圧ダイオード,35は低
域フィルタ,36は出力端子である。(公知の回路であ
るので、動作原理等の説明は省略する。)
【0018】図1の音声周波数検出器2及び音声周波数
検出器4及び音声周波数差検出器5の出力として許され
るのは、一般には任意の属性の物理量であるが、もしこ
れを電圧と特定するならば、音声周波数差検出器5の役
割は二つの信号電圧の差を取り出すことに還元され、よ
って、その一実施例としては、図4に示すような、差動
入力増幅器と呼ばれる減算回路を使用する方法がある。
図4に於いて、40a,40bは入力端子、41a,4
1b,41c,41dは抵抗器、42はオペレーショナ
ル・アンプ,43は出力レベル調整回路,46は出力端
子である。(但し、入力端子40a,40b及び出力端
子46の電位は仮想接地点からの電位とする。なお、公
知の回路であるので、動作原理等の説明は省略する。)
【0019】制御装置7の実施例は、記録モードと再生
モードとの区別を表示する為の簡単な切替えスイッチ
と、モデル音源1と記録装置付き画像表示装置6との起
動時間差を与える簡単な遅延回路若しくはタイマー、明
示されるデータの長さを設定するキー・セット若しくは
ツマミ類,及び歌唱時使用のスタート/ストップのスイ
ッチで構成し得る。(実施困難と思われる箇所は無く、
かつ本発明の本質に関与する実施例や、特定すべき実施
例も無いので、図及び詳細説明は省略する。)
【0020】前記グラフ形式時系列データの画面出力の
方法はインプルメンターの自由裁量項目であるが、図5
の実施例に示すようにカラオケ画面の歌詞表示の直ぐ上
の箇所に挿入する方法もある。この実施例の場合、課題
曲の歌詞はカラオケ画面の歌詞を参照出来る。この場
合、時系列データの明示速度をカラオケ画面の歌詞表示
速度に同期させることは、演奏にきめ細かく対応した正
確な評価情報が得られないので理想的とは言えない。
(但し、本発明はそのようなインプリメンテーションを
制限するものではない。) 図5に於いて、50は画面
出力、51はカラオケの歌詞、52は基準線(モデル音
源1の音声周波数を零と想定した時の該零レベルの表示
線)、53はグラフ形式時系列データ(線グラフの場
合)を示す。
【0021】演奏の進行に於いて、次に演奏すべき箇所
以降の部分に対応する所与又は所定の長さの時系列デー
タの、記録装置付き画像表示装置6の画面出力上での表
示位置を明示する明示方法は、インプルメンターの自由
裁量項目であるが、図6の線グラフの場合の実施例で
は、明示箇所対応データ(61)の表示の色や輝度が変
えられる。(図ではこの明示部分を点線表示としてい
る。) 又、図7に示す実施例では、明示箇所対応デー
タ(61)の先端部直前に垂直線分60が立てられる。
この実施例の場合、垂直線分60は画面出力に合成する
方法もあるが、明示すべき箇所が所定の位置に固定さ
れ、かつグラフ側が移動する方式の場合はディスプレイ
のガラス面に予め印刷しておく方法もある。 図8に示
す実施例に於いては、画面出力された時系列データのう
ち、未演奏部分のデータを明示する手段として、演奏終
了分のデータ(54)の方が、何らかの手段により、す
べて見え消しにされる。(図ではこの見え消し部分を点
線表示としている。)
【0022】前記グラフ形式時系列データの表示形式の
実施例としては棒グラフや線グラフが代表としてある
が、他にも任意の表示形式が使用出来る。又、グラフを
見易くする工夫として、グラフの平均値を併記すること
も一実施例である。
【0023】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明は、従来は
困難であった歌唱曲の正確なメロディの習得を、簡単な
システムで短期間に達成せしめる効果を持つ。すなわ
ち、従来のままの、課題曲の演奏聞き取りや伴奏付きの
歌唱レッスンに、視覚情報を加味することにより、練習
者にそのメロディを客観的に正確に習得させることが可
能となる。副次的にはメロディに加えてリズムや小節
(こぶし)の習得にも手掛かりを与える。楽譜の読み取
りが出来ない人や楽譜の読み取りを苦手としていた専門
歌手にも正確で迅速なレッスンの機会を与える。これら
のレッスンは業務用カラオケ施設や自宅内・外のいずれ
に於いても可能であり、練習者は教師を必要とせずに自
習することが出来る。カラオケ愛好家が新曲を手早くマ
スター出来るようになることにより、カラオケ業界のみ
ならず音楽業界全体にも多大な経済的波及効果がある。
又、カラオケに関心を示さなかった人を新たなカラオケ
・ファンとすることが出来る。メロディやリズムや小節
(こぶし)の習得が容易になることにより、練習者は発
声練習に専念することが出来て、歌唱レベルが向上し、
自己の個性を伸ばすことが出来る。又、オーディオ機器
業界にもウォークマン等の既成製品に新たな付加価値を
付与する機会や、新製品開発の機会を与える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本原理を示す為のシステム全体の構
成図である。
【図2】図1の音声周波数検出器2及び音声周波数検出
器4の一実施例を示す回路図である。
【図3】図1の音声周波数検出器2及び音声周波数検出
器4の他の実施例を示す回路図である。
【図4】図1の音声周波数差検出器5の一実施例を示す
回路図である。
【図5】グラフ形式時系列データの画面出力方法の一実
施例を示す説明図である。
【図6】グラフ形式時系列データの部分的明示方法の一
実施例を示す説明図である。
【図7】グラフ形式時系列データの部分的明示方法の他
の実施例を示す説明図である。
【図8】グラフ形式時系列データの部分的明示方法の他
の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…モデル音源 2…音声周波数検出器 3…マイクロホン 4…音声周波数検出器 5…音声周波数差検出器 6…記録装置付き画像表示装置 7…制御装置 20,30,40a,40b…入力端子 21…制限増幅器 22a,22b,33…コンデンサー 24…ダイオード 25…モノマルチ 26,36,46…出力端子 23a,23b,32a,32b,32c, 41a,41b,41c,41d,44…抵抗器 34a,34b,34c, 34d,34e,34f…定電圧ダイオード 35…低域フィルタ 42…オペレーショナル・アンプ 43…出力レベル調整回路 45…可変抵抗器 50…画面出力 51…カラオケの歌詞 52…基準線 53…グラフ形式時系列データ 54…演奏終了分のデータ 60…垂直線分 61…明示箇所対応データ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 課題曲の演奏をなすモデル音源(1)
    と、該モデル音源から導かれる音声信号の音声周波数を
    検出する音声周波数検出器(2)と、前記課題曲の歌唱
    練習者が使用するマイクロホン(3)と、該マイクロホ
    ンから導かれる音声信号の音声周波数を検出する音声周
    波数検出器(4)と、前記二つの音声周波数検出器から
    検出される二つの音声周波数の差に比例する所定の属性
    の物理量を出力する音声周波数差検出器(5)と、該音
    声周波数差検出器からの出力を表示及び記録する記録装
    置付き画像表示装置(6)と、制御装置(7)とを有
    し、記録モードに於いてはモデル音源(1)による課題
    曲の演奏をなすと共に、音声周波数差検出器(5)から
    の出力をグラフ形式の時系列データとして記録装置付き
    画像表示装置(6)によって順次記録、かつ順次画面出
    力し、再生モードに於いてはモデル音源(1)による前
    記課題曲の再演奏をなすと共に、該再演奏に並行して、
    前記記録されている時系列データのうち、演奏方向に沿
    った任意部分のデータを、該データに対応する部分の再
    演奏時点までに記録装置付き画像表示装置(6)の画面
    出力として再生し、かつ該再生されたデータに対応する
    部分の実際の再演奏に際しては、該データのうち、演奏
    の進行過程に於いて次に演奏されるべき箇所以降に対応
    する所与又は所定の長さ分のデータについては、その前
    記画面出力に於ける表示位置を、それ以外のデータの表
    示位置と常に区別出来るように明示することを特徴とす
    るカラオケ・レッスンシステム。
  2. 【請求項2】 モデル音源(1)として、レコード・プ
    レーヤー又はテープ・レコーダー又はディスク装置又は
    半導体メモリー装置又はマイクロホン又は楽器又はシス
    テム外部の音源からの出力を取り込む回路を使用した請
    求項1記載のカラオケ・レッスンシステム。
  3. 【請求項3】 記録装置付き画像表示装置(6)とし
    て、記録装置付きオッシロ・スコープ又は記録装置付き
    ディジタル・オッシロ・スコープ又はディジタル回路駆
    動の画像記録/表示装置又はコンピュータ・グラフィッ
    ク回路駆動の画像記録/表示装置又はコンピュータ制御
    の画像表示装置又は記録装置付きで、システム外部の装
    置に画面出力を送出する為の制御回路を有する装置を使
    用した請求項1又は請求項2記載のカラオケ・レッスン
    システム。
  4. 【請求項4】 モデル音源(1)として、カラオケ・シ
    ステムの伴奏再生装置をカラオケ・システムと共同で使
    用した請求項1又は請求項3記載のカラオケ・レッスン
    システム。
  5. 【請求項5】 練習者用マイクロホン(3)として、カ
    ラオケ・システムの歌唱者用マイクロホンをカラオケ・
    システムと共同で使用した請求項1又は請求項4記載の
    カラオケ・レッスンシステム。
  6. 【請求項6】 記録装置付き画像表示装置(6)の画像
    表示装置として、カラオケ・システムの画像表示装置を
    カラオケ・システムと共同で使用した請求項1又は請求
    項4又は請求項5記載のカラオケ・レッスンシステム。
  7. 【請求項7】 音声周波数差検出器(5)の出力レベル
    を可変に調整出来るようにした請求項1又は請求項2又
    は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項6記載
    のカラオケ・レッスンシステム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010140058A (ja) * 2010-03-16 2010-06-24 Casio Computer Co Ltd カラオケ装置およびカラオケ情報処理のプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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