JPH08292468A - 焦点板用原盤作成方法 - Google Patents

焦点板用原盤作成方法

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JPH08292468A
JPH08292468A JP9480095A JP9480095A JPH08292468A JP H08292468 A JPH08292468 A JP H08292468A JP 9480095 A JP9480095 A JP 9480095A JP 9480095 A JP9480095 A JP 9480095A JP H08292468 A JPH08292468 A JP H08292468A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
plating
microlens
microlenses
master
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Withdrawn
Application number
JP9480095A
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English (en)
Inventor
Yoshiki Nitta
佳樹 新田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 「ざらつき」が無く、拡散特性が良好な焦点
板用原盤を作成する。 【構成】 基板1上に感光性樹脂からなるパターンを形
成したのち加熱処理によりマイクロレンズ2を形成す
る。次いで、基板1上およびマイクロレンズ2上に導電
膜5を形成し、その後メッキによりメッキ層6を形成す
る。メッキ層6により、マイクロレンズ2とマイクロレ
ンズ2の接する部分3は明瞭な境界線を有し、かつマイ
クロレンズ2同士は鋭角をもって接するようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラやビデオ等に使
用する焦点板の製造に用いる焦点板用原盤の作成方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体製造方法を利用した焦点板
用原盤の作成方法が提案されている。例えば、特開平1
−178943号公報に開示されている方法によれば、
基板に感光材料を塗布した後、マスクを用いて微細パタ
ーンを露光して感光材料からなる凹凸部を形成し、その
後加熱処理をすることにより焦点板用の原盤を作成して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法により作成した焦点板をカメラ等に組み込んで見え
の評価をすると「ざらつき」が発生するという問題点が
ある。すなわち、図2に示すように、パターン基板1上
に形成された感光材料からなるマイクロレンズ2におい
て、マイクロレンズ2と隣接するマイクロレンズ2が接
する部分3の形状が鋭角であり、それが「ざらつき」感
に影響し、特にレンズを絞ったときに顕著に発生する。
その問題点に関して、例えば図3に示すように、マイク
ロレンズ2同士の間隔を広くする対策方法がある。とこ
ろがこの方法では、マイクロレンズ2とマイクロレンズ
2が全く接しない基板1の平坦部4が増加するために、
拡散効果が減少してボケ量が少なくなるという問題が発
生する。また逆にマイクロレンズ2同士の間隔を狭くす
る対策方法では、図4に示すように、マイクロレンズ2
と隣接するマイクロレンズ2の接触がかなり大きくな
り、樹脂の表面張力によって接する部分3が丸くなる傾
向が強くなる。このためマイクロレンズ2と隣接するマ
イクロレンズ2の境界がはっきりしない程なだらかに接
するようになる。この場合、拡散パターンにおいて高次
光の光強度が急激に減少して絞ったときに暗くなるとい
問題が発生する。
【0004】本発明は、上記従来技術に発生する問題が
なく、さらに「ざらつき」が無く拡散特性が良好な焦点
板用原盤の作成方法を提案することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の焦点板用原盤作成方法は、基板に感光性樹
脂からなるパターンを形成したのち加熱処理によりマイ
クロレンズを形成し、次いで基板上およびマイクロレン
ズ上に導電膜を形成した後、メッキを行うこととした。
【0006】すなわち、本発明は、図1に示すように、
まずシリコンや珪素酸化物からなる基板1に感光性樹脂
からなる微細パターンをリソグラフィにより形成したの
ち、加熱処理によりマイクロレンズ2を形成する。マイ
クロレンズ2を形成した基板上に真空蒸着法やスパッタ
リング法や無電解メッキ法等によりメッキ時に必要な導
電性を付与する導電膜5を形成した後、メッキを行って
導電膜5にメッキ層6を形成することにより焦点板用原
盤を作成する。
【0007】
【作用】上記構成にあっては、マイクロレンズ2を形成
した段階では、マイクロレンズ2とマイクロレンズ2の
接する部分が鋭角であったり、また平坦部があったり、
または境界がはっきりしない程なだらかに接したりして
いるが、メッキをすることによりマイクロレンズ2を形
成した基板1上にメッキ層6が形成され、そのメッキ層
6上にあってマイクロレンズ2とマイクロレンズ2の接
する部分3は明瞭な境界線を示しかつ鋭角をもって接し
ている。このようなパターンをもつことにより、「ざら
つき」が無く拡散特性が良好な焦点板用原盤を形成でき
る。
【0008】
【実施例】
[実施例1]本発明の実施例1では、シリコンからなる
基板と、ピッチ18μmで最密六方配置した径14μm
の円パターンを有したマスクと、高解像度ポシ型レジス
トを用いた。基板上にレジストを塗布した後、マスクを
用いて紫外線によりパターンを露光したのち、現像して
基板上にレジストからなる円柱パターンを形成する。次
に、通常の温度より高い温度でポストベークを行い、レ
ジストをマイクロレンズ形状に変化させる。次に、真空
蒸着法により基板上およびマイクロレンズ上に導電膜を
成膜する。この導電膜はクロム膜と金膜からなり、具体
的には電子線加熱法によりクロム膜6nmを形成した
後、抵抗加熱法により金膜70nmを形成する。続い
て、ニッケルによるメッキ層を形成する。メッキは、硫
酸ニッケル・塩化ニッケルからなるメッキ浴に浸漬し
て、DC6.5Aで5分間電着を行い、約1μmのニッ
ケルメッキ層を成形する。なお、導電膜はクロム・金に
限ることなく、スパッタで金やニッケル層を形成した
り、無電解メッキによりニッケル層を形成しても同様の
結果が得られた。
【0009】本実施例によれば、「ざらつき」が無く拡
散特性が良好な焦点板用原盤の作成が可能である。
【0010】[実施例2]本発明の実施例2では、基板
に二酸化珪素を用いた。他は実施例1と同様にして二酸
化珪素からなる基板上にパターンを形成した後、加熱処
理を施し、次いで導電膜を形成した後、メッキして原盤
を作成する。
【0011】本実施例によれば、「ざらつき」が無く拡
散特性が良好な焦点板用原盤の作成が可能である。ま
た、基板に二酸化珪素を用いているので原盤の耐久性が
向上する。
【0012】[実施例3]本発明の実施例3では、基板
上に塗布したレジストを露光する際、ピッチ17μmで
最密六方配置した径20μmの円に内接する六角形パタ
ーンを有したマスクを用いた。他は実施例1と同様にし
て基板上にパターンを形成した後、加熱処理を施し、次
いで導電膜を形成した後、メッキして原盤を作成する。
【0013】本実施例によれば、「ざらつき」が無く拡
散特性が良好な焦点板用原盤の作成が可能である。ま
た、高次の回折光が強まりボケ量の大きな焦点板が作成
可能となる。
【0014】[実施例4]本発明の実施例4では導電膜
を形成した後、硫酸ニッケル・塩化ニッケルからなるメ
ッキ浴に浸漬して、DC6.5Aで2分間電着を行い、
さらに硫酸銅からなるメッキ浴に浸漬してDC2Aで5
分間電着を行い、さらに硫酸ニッケル・塩化ニッケルか
らなるメッキ浴に浸漬して、DC6.5Aで2分間電着
を行い、約2μm程度のメッキ層を形成する。その他は
実施例1と同様にして焦点板用原盤を作成する。
【0015】本実施例によれば、「ざらつき」が無く拡
散特性が良好な焦点板用原盤の作成が可能である。ま
た、銅メッキによるパターンの不規則化作用により、規
則性が強い場合に発生する多線ボケが減少する。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、「ざら
つき」が無く拡散特性が良好な焦点板用原盤の作成が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の焦点板用原盤の作成方法を説明するた
めの断面図である。
【図2】従来技術を説明するための断面図である。
【図3】従来技術を説明するための断面図である。
【図4】従来技術を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 マイクロレンズ 5 導電膜 6 メッキ層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に感光性樹脂からなるパターンを
    形成したのち加熱処理によりマイクロレンズを形成し、
    次いで基板上およびマイクロレンズ上に導電膜を形成し
    た後、メッキを行うことを特徴とする焦点板用原盤作成
    方法。
JP9480095A 1995-04-20 1995-04-20 焦点板用原盤作成方法 Withdrawn JPH08292468A (ja)

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JPH08292468A true JPH08292468A (ja) 1996-11-05

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ID=14120143

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005148427A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 Olympus Corp 焦点板原盤及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005148427A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 Olympus Corp 焦点板原盤及びその製造方法
JP4527967B2 (ja) * 2003-11-17 2010-08-18 オリンパス株式会社 焦点板原盤及びその製造方法

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