JPH08289815A - 刷子付き化粧用具 - Google Patents
刷子付き化粧用具Info
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- JPH08289815A JPH08289815A JP11901295A JP11901295A JPH08289815A JP H08289815 A JPH08289815 A JP H08289815A JP 11901295 A JP11901295 A JP 11901295A JP 11901295 A JP11901295 A JP 11901295A JP H08289815 A JPH08289815 A JP H08289815A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 機構が単純で,製造コストが低く,従来のデ
ザインを変更せずに製造可能な量調節機構付き刷子付き
化粧用具を与える。 【構成】 マスカラ量調節機構付きの化粧用具1が与え
られる。軸11の中央部はスライド軸筒8と嵌合する。ス
ライド軸筒8は口ネジ部材7と螺合する。つまみ14を回転
させると軸11が回転し,スライド軸筒8も一緒に回転す
る。スライド軸筒8は,口ネジ部材7と螺合しているため
回転しながら刷子の方向へ並行移動する。スライド軸筒
8の移動に伴ってその一端がシゴキ9を押圧しシゴキ半径
を変える。その結果,シゴキ抵抗が変化し刷子に付着す
るマスカラ量が調節される。
ザインを変更せずに製造可能な量調節機構付き刷子付き
化粧用具を与える。 【構成】 マスカラ量調節機構付きの化粧用具1が与え
られる。軸11の中央部はスライド軸筒8と嵌合する。ス
ライド軸筒8は口ネジ部材7と螺合する。つまみ14を回転
させると軸11が回転し,スライド軸筒8も一緒に回転す
る。スライド軸筒8は,口ネジ部材7と螺合しているため
回転しながら刷子の方向へ並行移動する。スライド軸筒
8の移動に伴ってその一端がシゴキ9を押圧しシゴキ半径
を変える。その結果,シゴキ抵抗が変化し刷子に付着す
るマスカラ量が調節される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は刷子付き化粧用具に関
し,特にマスカラ等の化粧料の量を調節する機構を有す
る化粧用具に関する。
し,特にマスカラ等の化粧料の量を調節する機構を有す
る化粧用具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマスカラ用の化粧用具は概してキ
ャップと,キャップ内部から長さ方向に伸張する軸と,
該軸の先端部に設けられた刷子と,該刷子を収納しかつ
上記マスカラを溜めるための本体ボデーとから成る。
色,大きさ及び形状は様々であるが,携帯に便利なよう
にコンパクトなものが一般に好まれる。
ャップと,キャップ内部から長さ方向に伸張する軸と,
該軸の先端部に設けられた刷子と,該刷子を収納しかつ
上記マスカラを溜めるための本体ボデーとから成る。
色,大きさ及び形状は様々であるが,携帯に便利なよう
にコンパクトなものが一般に好まれる。
【0003】使用の際,まずユーザは本体内部の刷子に
マスカラを十分付着させるために刷子が本体内部に収納
された状態でキャップを左右前後に動かす。次にユーザ
はキャップを本体から長さ方向に引き抜く。この際刷子
に付着したマスカラの大部分は本体内部に設けられたし
ごき部材によりしごき落とされる。最後にユーザは刷子
に付着したマスカラを自分の睫毛等に塗る。ユーザは,
上記操作を数回繰り返すことで好みに応じた化粧ができ
る。
マスカラを十分付着させるために刷子が本体内部に収納
された状態でキャップを左右前後に動かす。次にユーザ
はキャップを本体から長さ方向に引き抜く。この際刷子
に付着したマスカラの大部分は本体内部に設けられたし
ごき部材によりしごき落とされる。最後にユーザは刷子
に付着したマスカラを自分の睫毛等に塗る。ユーザは,
上記操作を数回繰り返すことで好みに応じた化粧ができ
る。
【0004】しかし,従来のこの方法では非常に時間が
かかり,ユーザにとって面倒なばかりか,何度も出し入
れすることによりキャップと本体との結合部等の耐久性
を弱めるという点で問題であった。また,従来の化粧用
具に化粧料の量調節機構を設けようとすると,内部機構
の複雑化によるデザインの変更及びコスト高という好ま
しくない結果を導いてきた。
かかり,ユーザにとって面倒なばかりか,何度も出し入
れすることによりキャップと本体との結合部等の耐久性
を弱めるという点で問題であった。また,従来の化粧用
具に化粧料の量調節機構を設けようとすると,内部機構
の複雑化によるデザインの変更及びコスト高という好ま
しくない結果を導いてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって,本発明の
目的は,機構が単純な量調節機構付きの刷子付き化粧用
具を与えることである。
目的は,機構が単純な量調節機構付きの刷子付き化粧用
具を与えることである。
【0006】本発明の他の目的は,製造コストの低い量
調節機構付きの刷子付き化粧用具を与えることである。
調節機構付きの刷子付き化粧用具を与えることである。
【0007】さらに本発明の他の目的は,デザインを変
更せずに量調節機構を設けた刷子付き化粧用具を与える
ことである。
更せずに量調節機構を設けた刷子付き化粧用具を与える
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明による化粧用具は,以下の手段を有する。
に,本発明による化粧用具は,以下の手段を有する。
【0009】本発明による化粧用具は,外装キャップ
と,先端に刷子の固定された前記外装キャップから伸張
する軸と,該刷子付き軸を収納するための本体ボデーと
から成る刷子付き化粧用具において,前記本体ボデーの
開口端から伸張する筒状の口ネジ部材であって,外側に
は雄ネジが形成され,内側には雌ネジが形成された口ネ
ジ部材と,前記口ネジ部材の内側に螺合する軸筒体であ
って,外側には雄ネジが形成され,内側には断面が多角
形の案内孔を有する軸筒体とを含む。
と,先端に刷子の固定された前記外装キャップから伸張
する軸と,該刷子付き軸を収納するための本体ボデーと
から成る刷子付き化粧用具において,前記本体ボデーの
開口端から伸張する筒状の口ネジ部材であって,外側に
は雄ネジが形成され,内側には雌ネジが形成された口ネ
ジ部材と,前記口ネジ部材の内側に螺合する軸筒体であ
って,外側には雄ネジが形成され,内側には断面が多角
形の案内孔を有する軸筒体とを含む。
【0010】さらに本発明による化粧用具の前記軸は少
なくとも1カ所に断面が多角形である部分を有し,前記
多角形部分が前記軸筒体の内側と嵌合する。
なくとも1カ所に断面が多角形である部分を有し,前記
多角形部分が前記軸筒体の内側と嵌合する。
【0011】さらに本発明による化粧用具は,前記本体
ボデーの内部にシゴキを有し,該シゴキのしごき部が前
記軸筒体の一端と係合する。
ボデーの内部にシゴキを有し,該シゴキのしごき部が前
記軸筒体の一端と係合する。
【0012】さらに好適には本発明による化粧用具の前
記口ネジ部材は,その開口端付近の内側に多角形の案内
孔を有する。
記口ネジ部材は,その開口端付近の内側に多角形の案内
孔を有する。
【0013】さらにまた本発明による化粧用具は,前記
軸と同軸に装着される筒状のロック軸であり,前記ロッ
ク軸の開口端付近の断面形状は前記口ネジ部材の内側に
嵌合するよう外側が多角形で内側が円形であるところの
ロック軸を含むこともできる。
軸と同軸に装着される筒状のロック軸であり,前記ロッ
ク軸の開口端付近の断面形状は前記口ネジ部材の内側に
嵌合するよう外側が多角形で内側が円形であるところの
ロック軸を含むこともできる。
【0014】さらに本発明による化粧用具は前記軸を回
転させるための前記軸に結合したつまみを含むこともで
きる。
転させるための前記軸に結合したつまみを含むこともで
きる。
【0015】さらに好適には本発明による化粧用具の前
記外装キャップがその開口端付近の内側に突起部を有
し,前記突起部が前記口ネジ部材の外側の雄ネジ部のネ
ジ溝と螺合することにより前記外装キャップが前記本体
に固定されることもできる。
記外装キャップがその開口端付近の内側に突起部を有
し,前記突起部が前記口ネジ部材の外側の雄ネジ部のネ
ジ溝と螺合することにより前記外装キャップが前記本体
に固定されることもできる。
【0016】また好適には本発明による化粧用具の前記
本体及び外装キャップ部分は金属または樹脂から成る。
本体及び外装キャップ部分は金属または樹脂から成る。
【0017】
【作用】ユーザは使用の際,キャップの先端にあるつま
みを回転し,あらかじめマスカラの量を調節した後,刷
子を引き抜いて睫毛等に付ける。ユーザは好みに応じて
つまみの回転角度を変えれば,シゴキ抵抗が変わり刷子
に付着するマスカラ量を変化させることができる。
みを回転し,あらかじめマスカラの量を調節した後,刷
子を引き抜いて睫毛等に付ける。ユーザは好みに応じて
つまみの回転角度を変えれば,シゴキ抵抗が変わり刷子
に付着するマスカラ量を変化させることができる。
【0018】
【実施例】以下,図面とともに本発明の好適実施例につ
いて詳述する。
いて詳述する。
【0019】図1は本発明による刷子付き化粧用具の好
適実施例の断面図である。図1(A)は,好適実施例の縦
断面図である。図1(A)に示されるように,本発明によ
る化粧用具1は外装キャップ2と,一端が該キャップの内
部に回転可能に取り付けられた該キャップ内部から長さ
方向に伸張する軸11と,該軸の先端部に設けられた刷子
13と,該刷子を収納しかつマスカラを溜めるための本体
ボデー12とから成る。
適実施例の断面図である。図1(A)は,好適実施例の縦
断面図である。図1(A)に示されるように,本発明によ
る化粧用具1は外装キャップ2と,一端が該キャップの内
部に回転可能に取り付けられた該キャップ内部から長さ
方向に伸張する軸11と,該軸の先端部に設けられた刷子
13と,該刷子を収納しかつマスカラを溜めるための本体
ボデー12とから成る。
【0020】軸11は外装キャップ内部にある後部28と,
キャップと本体の結合部付近の中央部27と,刷子13と結
合する先端部26とから成る。軸11の先端部付近は柔軟な
材質の樹脂等から成り,先端に結合する刷子13をフレキ
シブルに動かす役割をする。該先端部の形状は好適には
円柱形であるが,薄板状または角柱形状であってもよ
い。軸中央部27は断面が多角形である先細りの角柱形状
を成す。好適には正8角柱形状であるが,円柱以外の角
柱であればよい。軸後部28は円柱形状を成し,Oリング1
5によりシールされる。
キャップと本体の結合部付近の中央部27と,刷子13と結
合する先端部26とから成る。軸11の先端部付近は柔軟な
材質の樹脂等から成り,先端に結合する刷子13をフレキ
シブルに動かす役割をする。該先端部の形状は好適には
円柱形であるが,薄板状または角柱形状であってもよ
い。軸中央部27は断面が多角形である先細りの角柱形状
を成す。好適には正8角柱形状であるが,円柱以外の角
柱であればよい。軸後部28は円柱形状を成し,Oリング1
5によりシールされる。
【0021】本体ボデー12の開口部付近に本体から長さ
方向へ外に向かって伸張した円筒状の口ネジ部材7が内
設されている。図1(C)は,口ネジ部材7の横断面図及び
縦断面図を示す。口ネジ部材は把持体22及び筒体24から
成る。把持体22の開口端付近内側は断面が多角形の案内
孔21を形成する。該案内孔21より内部に向かって筒体24
の入り口まで雌ネジ23が螺刻されている。把持体22の外
側には筒体24付近まで雄ネジ25が螺刻されている。筒体
24は断面が円の筒形状を成し,その側壁29は本体ボデー
12と内接する。該側壁29と把持体22との結合部付近には
円環状の周縁30が形成され,その面と本体12の開口端面
が一致するように,口ネジ部材7は本体ボデー12内部に
内設される。
方向へ外に向かって伸張した円筒状の口ネジ部材7が内
設されている。図1(C)は,口ネジ部材7の横断面図及び
縦断面図を示す。口ネジ部材は把持体22及び筒体24から
成る。把持体22の開口端付近内側は断面が多角形の案内
孔21を形成する。該案内孔21より内部に向かって筒体24
の入り口まで雌ネジ23が螺刻されている。把持体22の外
側には筒体24付近まで雄ネジ25が螺刻されている。筒体
24は断面が円の筒形状を成し,その側壁29は本体ボデー
12と内接する。該側壁29と把持体22との結合部付近には
円環状の周縁30が形成され,その面と本体12の開口端面
が一致するように,口ネジ部材7は本体ボデー12内部に
内設される。
【0022】上記口ネジ部材7の筒体24の内側にゴム等
の弾性材質から成るシゴキ9が内設されている。好適に
は,シゴキパッキン10が筒体24の他端付近外側の本体ボ
デー12と筒体24との間に嵌合し固定されている。上記シ
ゴキ9及びシゴキパッキン10は一体型であってもよい
し,シゴキ9のみでもよい。
の弾性材質から成るシゴキ9が内設されている。好適に
は,シゴキパッキン10が筒体24の他端付近外側の本体ボ
デー12と筒体24との間に嵌合し固定されている。上記シ
ゴキ9及びシゴキパッキン10は一体型であってもよい
し,シゴキ9のみでもよい。
【0023】上記口ネジ部材7の内側にはスライド軸筒8
が螺合して内設されている。図1(B)はスライド軸筒8の
横断面図及び縦断面図を示す。スライド軸筒8は把持体1
8と筒体19から成る。把持体18の内側は,上記軸11の中
央部27と嵌合するように断面が多角形で先細りの案内孔
17を形成する。把持体18の外側は,上記口ネジ部材7と
螺合するように筒体19付近まで雄ネジ20が螺刻されてい
る。一方筒体19は断面が円の円筒であり,他端は上記シ
ゴキ9のシゴキ片と係合する。上記把持体18と筒体19と
の接合部付近の内側には,上記軸11の中央部27の先細り
斜面と係合するように環状の傾斜面31が形成されてい
る。
が螺合して内設されている。図1(B)はスライド軸筒8の
横断面図及び縦断面図を示す。スライド軸筒8は把持体1
8と筒体19から成る。把持体18の内側は,上記軸11の中
央部27と嵌合するように断面が多角形で先細りの案内孔
17を形成する。把持体18の外側は,上記口ネジ部材7と
螺合するように筒体19付近まで雄ネジ20が螺刻されてい
る。一方筒体19は断面が円の円筒であり,他端は上記シ
ゴキ9のシゴキ片と係合する。上記把持体18と筒体19と
の接合部付近の内側には,上記軸11の中央部27の先細り
斜面と係合するように環状の傾斜面31が形成されてい
る。
【0024】図1(A)に示すように,上記軸後部28の外
側に筒状のロック軸6が装着される。該ロック軸6はOリ
ング4により内栓3に対しシールされる。ロック軸6の一
端は外装キャップ2に固定され,他端は上記口ネジ部材7
に嵌合する。ロック軸6の開口端付近32は,上記口ネジ
部材7の案内孔21と嵌合するように,断面の外側が多角
形で内側が円の筒体を成す。ロック軸を囲んで口ネジ部
材7の開口端と係合するようにパッキン5が装着される。
側に筒状のロック軸6が装着される。該ロック軸6はOリ
ング4により内栓3に対しシールされる。ロック軸6の一
端は外装キャップ2に固定され,他端は上記口ネジ部材7
に嵌合する。ロック軸6の開口端付近32は,上記口ネジ
部材7の案内孔21と嵌合するように,断面の外側が多角
形で内側が円の筒体を成す。ロック軸を囲んで口ネジ部
材7の開口端と係合するようにパッキン5が装着される。
【0025】外装キャップ2の先端部にはつまみ14が設
けられる。該つまみ14は軸11の後端部と結合し,つまみ
14を回すことにより軸11が回転する。外装キャップ2の
開口部付近内側には突起部16が形成され,該突起部16が
キャップの回転とともに上記口ネジ部材7の雄ネジ25と
螺合する。
けられる。該つまみ14は軸11の後端部と結合し,つまみ
14を回すことにより軸11が回転する。外装キャップ2の
開口部付近内側には突起部16が形成され,該突起部16が
キャップの回転とともに上記口ネジ部材7の雄ネジ25と
螺合する。
【0026】図1(A)からわかるように,本発明による
化粧用具1によれば刷子に付着するマスカラ量を非常に
簡単に調節することが可能である。まず,つまみ14を回
転させると,軸11がつまみの回転角度だけ回転する。そ
の際,ロック軸6も摩擦力により軸11とともに回転しよ
うとするが,ロック軸6の開口端付近32が口ネジ部材7の
案内孔21と嵌合しているため,回転が抑止され,その結
果外装キャップ全体2も回転することはない。一方スラ
イド軸筒8は,上で説明したように軸中央部27と嵌合す
るため軸11の回転とともに同じ方向へ同じ回転角度だけ
回転する。当該スライド軸筒8は,上記したように口ネ
ジ7とも螺合しているため回転しながらゆっくり刷子方
向へ並行移動を始める。このスライド軸筒8の移動によ
り,シゴキ9のシゴキ部が押圧され,シゴキ半径が大き
くなる。その結果シゴキ抵抗が減少し,刷子に付着した
マスカラはあまりしごき落とされずに済む訳である。一
方つまみを逆回転させれば,上記の逆の作用により刷子
に付着するマスカラ量は減少する。図2にこれらの様子
が示されている。
化粧用具1によれば刷子に付着するマスカラ量を非常に
簡単に調節することが可能である。まず,つまみ14を回
転させると,軸11がつまみの回転角度だけ回転する。そ
の際,ロック軸6も摩擦力により軸11とともに回転しよ
うとするが,ロック軸6の開口端付近32が口ネジ部材7の
案内孔21と嵌合しているため,回転が抑止され,その結
果外装キャップ全体2も回転することはない。一方スラ
イド軸筒8は,上で説明したように軸中央部27と嵌合す
るため軸11の回転とともに同じ方向へ同じ回転角度だけ
回転する。当該スライド軸筒8は,上記したように口ネ
ジ7とも螺合しているため回転しながらゆっくり刷子方
向へ並行移動を始める。このスライド軸筒8の移動によ
り,シゴキ9のシゴキ部が押圧され,シゴキ半径が大き
くなる。その結果シゴキ抵抗が減少し,刷子に付着した
マスカラはあまりしごき落とされずに済む訳である。一
方つまみを逆回転させれば,上記の逆の作用により刷子
に付着するマスカラ量は減少する。図2にこれらの様子
が示されている。
【0027】図2は本発明による化粧具の量調節機構部
分の断面拡大図であり,つまみの回転角度にしたがって
どのようにシゴキ抵抗が変化するかを示したものであ
る。符号は図1で各部材に対し用いたものと同じものを
図2の該当部材について用いている。図2(A)はつまみ
を回転する前の初期状態を示す。図2(B)はつまみを180
°回転させた状態でのシゴキ部形状及びシゴキ半径を示
したものである。図2(C)はつまみを最大360°回転させ
た状態でのシゴキ部形状及びシゴキ半径を示したもので
ある。図から明らかなように,(A)から(B),(B)から(C)
につまみの回転角度が増加するにつれシゴキ半径が増大
し,その結果シゴキ抵抗が減少する。
分の断面拡大図であり,つまみの回転角度にしたがって
どのようにシゴキ抵抗が変化するかを示したものであ
る。符号は図1で各部材に対し用いたものと同じものを
図2の該当部材について用いている。図2(A)はつまみ
を回転する前の初期状態を示す。図2(B)はつまみを180
°回転させた状態でのシゴキ部形状及びシゴキ半径を示
したものである。図2(C)はつまみを最大360°回転させ
た状態でのシゴキ部形状及びシゴキ半径を示したもので
ある。図から明らかなように,(A)から(B),(B)から(C)
につまみの回転角度が増加するにつれシゴキ半径が増大
し,その結果シゴキ抵抗が減少する。
【0028】以上説明してきたように,本発明によりマ
スカラ量調節機構の付いた新規な刷子付き化粧用具が与
えられた。本発明により,つまみを回転させるだけでし
ごき抵抗を微妙に調節することができる機構を与えるこ
とに成功した。また本発明による化粧用具は,操作が単
純でしかもコンパクトな機構であるため,従来品と比較
してデザインの変更を伴うこともない。さらに本発明に
よる化粧用具は,金属または樹脂等のさまざまな材料で
製造することが可能であり,特に材料を限定せずに加工
可能である。さらにまた本発明による化粧用具は機構が
単純であるためコストの増大という結果も生じない。
スカラ量調節機構の付いた新規な刷子付き化粧用具が与
えられた。本発明により,つまみを回転させるだけでし
ごき抵抗を微妙に調節することができる機構を与えるこ
とに成功した。また本発明による化粧用具は,操作が単
純でしかもコンパクトな機構であるため,従来品と比較
してデザインの変更を伴うこともない。さらに本発明に
よる化粧用具は,金属または樹脂等のさまざまな材料で
製造することが可能であり,特に材料を限定せずに加工
可能である。さらにまた本発明による化粧用具は機構が
単純であるためコストの増大という結果も生じない。
【図1】(A)は本発明による化粧用具の好適実施例の断
面図であり,(B)は好適実施例のスライド軸筒部分の縦
断面図及び横断面図であり,(C)は好適実施例の口ネジ
部材の縦断面図及び横断面図である。
面図であり,(B)は好適実施例のスライド軸筒部分の縦
断面図及び横断面図であり,(C)は好適実施例の口ネジ
部材の縦断面図及び横断面図である。
【図2】(A)は定位置におけるしごき部の様子を表した
本発明の好適実施例の部分縦断面図及び横断面図であ
り,(B)はつまみを180°回転させた時の本発明の好適実
施例の部分縦断面図及び横断面図であり,(C)はつまみ
を360°回転させた時の本発明の好適実施例の部分縦断
面図及び横断面図である。
本発明の好適実施例の部分縦断面図及び横断面図であ
り,(B)はつまみを180°回転させた時の本発明の好適実
施例の部分縦断面図及び横断面図であり,(C)はつまみ
を360°回転させた時の本発明の好適実施例の部分縦断
面図及び横断面図である。
1 化粧用具 2 外装キャップ 3 内栓 4 Oリング 5 パッキン 6 ロック軸 7 口ネジ部材 8 スライド軸筒 9 シゴキ 10 シゴキパッキン 11 軸 12 本体ボデー 13 刷子 14 つまみ 15 Oリング 16 突起部 17 案内孔 18 把持体 19 筒体 20 雄ネジ 21 案内孔 22 把持体 23 雌ネジ 24 筒体 25 雄ネジ 26 軸先端部 27 軸中央部 28 軸後部 29 側壁 30 周縁 31 傾斜面 32 ロック軸開口端
Claims (8)
- 【請求項1】 外装キャップと,先端に刷子の固定され
た前記外装キャップから伸張する軸と,該刷子付き軸を
収納するための本体ボデーとから成る刷子付き化粧用具
において,前記本体ボデーの開口端から伸張する筒状の
口ネジ部材であって,外側には雄ネジが形成され,内側
には雌ネジが形成された口ネジ部材と,前記口ネジ部材
の内側に螺合する軸筒体であって,外側には雄ネジが形
成され,内側には断面が多角形の案内孔を有する軸筒体
と,から成る化粧用具。 - 【請求項2】 請求項1に記載の化粧用具であって,前
記軸は少なくとも1カ所に断面が多角形である部分を有
し,前記多角形部分が前記軸筒体の内側の前記案内孔と
嵌合する,ところの化粧用具。 - 【請求項3】 請求項2に記載の化粧用具であって,さ
らに前記本体ボデーの内部にシゴキを有し,該シゴキの
しごき部が前記軸筒体の一端と係合する,ところの化粧
用具。 - 【請求項4】 請求項1または3に記載の化粧用具であ
って,前記口ネジ部材がさらにその開口端付近の内側に
多角形の案内孔を有する,ところの化粧用具。 - 【請求項5】 請求項4に記載の化粧用具であってさら
に,前記軸と同軸に装着される筒状のロック軸であり,
前記ロック軸の開口端付近の断面形状は前記口ネジ部材
の内側に嵌合するよう外側が多角形で内側が円形である
ところのロック軸を含む,ところの化粧用具。 - 【請求項6】 請求項5に記載の化粧用具であってさら
に,前記軸を回転させるための前記軸に結合したつまみ
を含む,ところの化粧用具。 - 【請求項7】 請求項6に記載の化粧用具であって,前
記外装キャップはその開口端付近の内側に突起部を有
し,前記突起部が前記口ネジ部材の外側の雄ネジ部のネ
ジ溝と螺合することにより前記外装キャップが前記本体
に固定される,ところの化粧用具。 - 【請求項8】 請求項7に記載の化粧用具であって,前
記本体及び外装キャップ部分は金属または樹脂から成
る,ところの化粧用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7119012A JP3068433B2 (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | 刷子付き化粧用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-04-21 JP JP7119012A patent/JP3068433B2/ja not_active Expired - Lifetime
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