JPH08289186A - プリントカメラ - Google Patents

プリントカメラ

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JPH08289186A
JPH08289186A JP8049481A JP4948196A JPH08289186A JP H08289186 A JPH08289186 A JP H08289186A JP 8049481 A JP8049481 A JP 8049481A JP 4948196 A JP4948196 A JP 4948196A JP H08289186 A JPH08289186 A JP H08289186A
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JP8049481A
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Harumi Aoki
晴美 青木
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影された被写体像に対応する高精細な印刷
情報を即時に得、記録媒体に記録された画像を適宜読み
出して高速に印刷する。 【解決手段】 撮影された光学像を光学情報として記録
する電子現像型記録媒体30と、主走査方向に沿った光
学情報に対応する画像情報を得るラインセンサ44と、
所定の画像情報群が出力される毎に単位印刷情報を生成
する印刷情報生成回路405と、単位印刷情報を記録用
紙に印刷するプリンタエンジン406と、画像情報を画
像情報記録媒体に記録する画像記録装置67とを備え
る。画像情報記録媒体より再生画像画像群が再生される
毎に単位印刷情報を生成し、印刷するモードを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば撮影された
被写体像を可視像として保持するとともに、この可視像
を印刷するための印刷情報を生成するカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来光学像を記録する材料として、銀塩
写真材料が広く用いられている。銀塩写真材料は、光感
度および解像度が高く、また経済性も優れている等の特
徴を備えているが、現像処理が煩雑であるだけでなく、
可視像が撮影と同時に得られないという欠点もある。現
像処理を簡単にするために乾式現像法が開発されている
が、この現像法においても、即時現像化すなわち撮影時
に可視像を得ることは不可能である。
【0003】一方、非銀塩写真材料としては、電子写真
材料、ジアゾ写真材料、フリーラジカル写真材料等が知
られている。しかし、これらの写真材料において、銀塩
写真材料のような特徴を備えていると同時に即時現像化
が可能なものはない。なお、電子写真材料は乾式現像が
でき、露光により得られた静電潜像をトナー等によって
即時に現像できるので、複写機を中心として広く普及し
てきた。
【0004】さて、このような電子写真技術において近
年、銀塩写真材料のように記録媒体自体が直接電子的に
現像され、かつその現像された可視像が即時に得られる
写真材料が開発されてきている。このような電子的に現
像される記録媒体を、この明細書では電子現像型記録媒
体と呼ぶ。
【0005】例えば特開平5−2280号公報には、静
電情報記録媒体と電荷保持媒体とを組み合わせた記録媒
体が開示されており、静電情報記録媒体は光導電層と無
機酸化物層を有し、電荷保持媒体は液晶表示素子を有し
ている。この構成では、静電情報記録媒体と電荷保持媒
体に電圧が印加された状態で静電情報記録媒体が露光さ
れると、入射光量に応じた電荷が静電情報記録媒体に生
成される。静電情報記録媒体に対向して配置された液晶
表示素子にかかる電界の強さは、その生成電荷に応じて
変化するので、液晶表示素子には光量分布に応じた画像
が表示すなわち現像される。
【0006】上述したような電子現像型記録媒体の電荷
保持媒体即ち液晶表示素子にメモリ性を有する液晶を用
いれば、そこに記録されて現像された記録像は電界を除
去しても保持される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来、このよう
な即時現像化ができる電子写真材料をカメラ等の光学機
械に応用したものはなく、この電子写真材料により得ら
れた画像を例えば電気的な信号に変換して出力する、構
成が簡単で安価な装置の開発が望まれていた。
【0008】他方、従来被写体像を即時印刷することの
できるカメラとして、特開昭61−189785号公報
に開示されたプリンタ付電子カメラがある。このもので
は、撮像レンズで写した被写体像を2次元カラーCCD
において電気信号に変換し、編集して、ボディ内に設け
られた熱転写式のカラープリンタにより即時印刷するこ
とができる。しかしながら、このようなものでは、高精
細な画像の印刷情報を得ようとすると、画素数の多いC
CDが必要となり、高価でカメラも大型化する。
【0009】本発明は、簡単な構成によって撮影された
被写体像に対応する高精細な印刷情報を即時に得ること
ができ、安価であって、かつICメモリカード等の記録
媒体に記録された画像情報を適宜読み出して高速に印刷
可能なプリントカメラを提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプリントカ
メラは、上記課題を解決するため、撮像光学系によって
結像された光学像を、その光学像の光強度分布を示す光
学情報として記録する電子現像型記録媒体と、この電子
現像型記録媒体に記録された光学情報を電気的な画像情
報に変換して出力する画像情報制御手段と、画像情報を
画像情報記録媒体に記録する画像情報記録手段と、画像
情報記録媒体に記録されている画像情報を再生する画像
情報再生手段と、画像情報記録媒体より所定の再生画像
情報群が再生される毎に所定の単位印刷情報を生成して
記録用紙に印刷する印刷手段とを備えたことを特徴とし
ている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図示の実施形態により本発明
を説明する。図1には本発明の第1の実施形態による感
熱式のプリントカメラが外観図として図示される。カメ
ラ本体11前面側の略中央には撮影レンズ等を備えた撮
像光学系12が設けられ、またストロボ(図示せず)
が、この撮像光学系12から外れた位置に配設されてい
る。ファインダ15はカメラ本体11の上面の中央部に
設けられる。
【0012】カメラ本体11の背面の左上方には表示部
68として例えば液晶表示器が設けられ、この液晶表示
器68にはカメラの各種の設定値、設定情報あるいはユ
ーザに対するメッセージ等が表示される。カメラ本体1
1の背面の下方部には給紙口403が形成され、この給
紙口403より記録シートとしての記録用紙Pを巻回し
た印刷ロール421(図3)が供給される。また、カメ
ラ本体11の側面には、印刷された記録用紙Pを排出す
るプリント排出口402が形成される。
【0013】ファインダ15の側方部にはレリーズスイ
ッチ14が設けられ、その反対側の側方部には、モード
スイッチ18、スキャナ走査モードスイッチ19および
プリント動作切替スイッチ401等の各種スイッチが設
けられている。このカメラにより得られた画像信号を外
部の記録装置やビデオ等に出力するため、カメラ本体1
1の側面の下部には出力端子17aおよびビデオ出力端
子17bが配設されている。
【0014】モードスイッチ18は、オートプリントモ
ード、マニュアルプリントモード等が選択可能である。
オートプリントモードでは、撮影された画像が電子現像
型記録媒体30に記録され、この光学情報がラインセン
サ44により画像情報に変換されて出力される。次い
で、この画像情報より所定の印刷情報が生成され、記録
用紙Pに印刷される。一方、マニュアルプリントモード
では、撮像動作を行うことなく、電子現像型記録媒体3
0に記録されている光学像に基づいて画像情報が生成さ
れ、この画像情報に基づいて印刷情報が生成され、記録
用紙Pに印刷される。システムコントロール回路20
は、オートプリントモード選択時に立てられる(マニュ
アルプリントモード選択時にクリアされる)フラグの状
態に基づいて各動作モードを検知し、制御する。
【0015】プリント動作切替スイッチ401は、操作
する毎にプリント動作の許可、禁止を切替えるものであ
り、例えばプリント動作切替スイッチ401を操作する
毎にシステムコントロール回路20のプリントモードフ
ラグのセット/リセットが切替えられる。プリントモー
ドフラグがクリア(リセット)されていれば後述するプ
リント動作は禁止される。一方、プリントモードフラグ
が立てられる、すなわちセットされていればプリント動
作が実行可能であり、この状態でモードスイッチ18に
よりプリント動作が可能なモード、例えばオートビデオ
モードおよびマニュアルビデオモニタモードが選択され
ていれば、レリーズスイッチ14の押下により後述する
プリント動作が実行される。
【0016】図2はプリントカメラのブロック図であ
る。システムコントロール回路20はマイクロコンピュ
ータであり、本プリントカメラの全体の制御を行う。
【0017】撮像光学系12には複数のレンズ群の他、
絞り12aが設けられている。撮像光学系12の後方に
は、後述する電子現像型記録媒体30が配置可能であ
り、撮像光学系12と電子現像型記録媒体30の間には
クイックリターンミラー21が設けられ、クイックリタ
ーンミラー21と電子現像型記録媒体30の間にはシャ
ッタ22が設けられている。クイックリターンミラー2
1の上方にはファインダ光学系23のピント板23aが
配設されている。
【0018】絞り12a、クイックリターンミラー21
およびシャッタ22は、それぞれアイリス駆動回路2
4、ミラー駆動回路25およびシャッタ駆動回路26に
よって駆動され、これらの回路24、25、26は露出
制御回路27により制御される。露出制御回路27はシ
ステムコントロール回路20から出力される指令信号に
従って動作する。すなわち、露出制御時、測光センサ2
8からの出力信号に基づく露出制御回路27の制御に従
って、絞り12aはアイリス駆動回路24により開度を
調整される。クイックリターンミラー21は通常、ダウ
ン位置(実線により示される傾斜状態)に定められ、撮
像光学系12を通過した光をファインダ光学系23に導
いているが、撮影動作時、露出制御回路27の制御に従
い、ミラー駆動回路25によって上方に回動せしめられ
アップ位置(破線により示される水平状態)に定められ
る。シャッタ22は通常閉塞しているが、撮影動作時、
露出制御回路27の制御に従って、シャッタ駆動回路2
6によって所定時間開放され、これにより撮像光学系1
2を通過した光が電子現像型記録媒体30の受光面に照
射される。
【0019】電子現像型記録媒体30は、スキャナ系駆
動回路46の制御により図2の上下方向に移動される。
撮影時、電子現像型記録媒体30は、上方位置即ち撮像
位置にあって、撮像光学系12によって結像される被写
体の静止画像(光学像)の結像面上に配置され、記録媒
体駆動回路41の制御に基づいて電圧を印加され、この
電圧印加の間に露光される。これにより電子現像型記録
媒体30には、撮像光学系12によって結像された光学
像が、その光学像の光強度分布を示す光学情報として記
録形成(現像)される。なお、記録媒体駆動回路41
は、システムコントロール回路20から出力される指令
信号に従って動作する。
【0020】電子現像型記録媒体30は、スキャナ系駆
動回路46の駆動によりラインセンサ44に対して相対
移動し、これにより副走査が実行される。副走査機構5
0には、光源42とスキャナ光学系43とラインセンサ
44と消去装置75とがそれぞれ支持されている。好ま
しくは、光源42は好ましくは多数の発光ダイオード
(LED)を一直線上に配置したLEDアレイとして構
成され、そのLEDアレイ上にはコリメータレンズが設
けられ、これにより光源42からは平行ビーム光が射出
されるようになっている。
【0021】ラインセンサ44は、電子現像型記録媒体
30上に規定した主走査方向に沿った位置に配置され、
この主走査方向に沿った前記光学情報に対応する電気的
な画像情報を得る。ラインセンサ44は、例えば409
6画素のCCD1次元センサである。このラインセンサ
44では、光電変換素子群に結像された光学情報より、
一次元方向に沿った画像情報が得られる。
【0022】スキャナ光学系43は光源42とラインセ
ンサ44の間に設けられている。電子現像型記録媒体3
0は、光源42の背面に位置し、ラインセンサ44の前
面に配置可能であり、電子現像型記録媒体30に記録形
成された光学情報(可視像)は、光源42によって照明
され、スキャナ光学系43の作用によって上記光電変換
素子群が配設されたラインセンサ44の受光面に結像さ
れる。光源42のオンオフ制御は照明光源駆動回路45
により行われ、ラインセンサ44に発生した画像情報の
出力動作等の制御はラインセンサ駆動回路47により行
われる。
【0023】ラインセンサ44から出力された画素信号
は、アンプ61により増幅され、A/D変換器62によ
ってデジタル信号に変換される。デジタルの画素信号
は、システムコントロール回路20の制御に従って、画
像処理回路63においてシェーディング補正、ガンマ補
正等の処理を施されて所定の画像情報に変換された後、
メモリ64に一時的に格納される。なお、本実施形態で
は、メモリ64は、ラインセンサ44から出力される1
水平走査線分の画像情報を記録する記憶容量を有してい
てもよいが、1フレーム分の画像情報を記録する記憶容
量を有するメモリであってもよい。また、メモリ64は
シェーディング補正等の補正値を格納するEEPROM
を備えていてもよい。
【0024】メモリ64に格納された画像情報は、シス
テムコントロール回路20等の制御により画像処理回路
63を介して記録装置制御回路66、インターフェイス
回路65、ビデオ信号出力回路74、プリンタエンジン
406等に出力される。
【0025】記録装置制御回路66では、上記画像情報
が必要に応じて種々の画像処理、例えば画素データの間
引き処理、画像圧縮処理、フォーマット変換処理等を受
け、画像処理後の画像情報は画像記録装置67に出力さ
れる。画像記録装置67にはICメモリカード、フロッ
ピィディスク、あるいは着脱自在のハードディスク等が
装着され、かかる画像情報が所定のフォーマットで記憶
される。
【0026】インターフェイス回路65では、上記画像
情報が画像圧縮あるいはフォーマットの変換等の所定の
画像処理を受けた後に出力端子17aを介して外部の画
像処理装置例えばコンピュータ81に出力される。な
お、出力端子17aにはコンピュータ81から延びるイ
ンターフェースケーブルに取り付けられたインターフェ
ースコネクタが接続可能である。
【0027】ビデオ信号出力回路74では、上記画像情
報がモニタ82(表示装置)に応じた所定のビデオ信号
に変換され、ビデオ出力端子17bを介してモニタ82
に出力される。なお、ビテオ信号は、NTSC,PA
L,HDTV等の標準TV信号である。ビデオ信号出力
回路74は、ビテオメモリとD/Aと標準TV信号エン
コーダとを備えており、ビデオメモリは、例えばフィー
ルドメモリやフレームメモリ等の1フレーム分の容量を
有している。上記ビデオ信号は、一旦ビデオメモリに格
納され、所定のタイミングでモニタ82に対して出力さ
れる。
【0028】印刷情報生成回路405では、所定の画像
情報群が出力される毎に、この画像情報群に基づいて単
位印刷情報が生成され、プリンタエンジン406に出力
される。本実施形態のように白黒画像の場合、画像情報
群は1水平走査線分の画像情報であり、この画像情報群
より記録用紙1ライン分に相当する単位印刷情報が得ら
れる。プリンタエンジン406の制御により上記単位印
刷情報はサーマルヘッド411(図5)に供給され、記
録用紙Pの幅方向に沿って記録用紙Pに印刷される。
【0029】ケーブル装着検知回路72は、コンピュー
タ81、モニタ82等の外部機器のケーブルの装着を検
知し、ケーブル装着の有無に応じて各種動作は制御され
る。例えば、コンピュータ81からのケーブルが装着さ
れていない状態では、コンピュータ81に画像情報を出
力するための動作は禁止される。
【0030】外部電源検知回路77では、外部電源およ
び内部電源(図31のバッテリ78)の入力および電源
電圧等が検知され、この検知結果に基づいて各種動作が
制御される。例えば、外部電源が入力していない状況で
は、ラインセンサ44等による画素信号の出力動作は禁
止される。
【0031】消去装置75は、後述する熱線75a(図
3)を有し、消去装置75のオンオフ制御は消去制御回
路76により行われる。この消去装置75の作用により
電子現像型記録媒体30に現像されている可視像は消去
される。このため電子現像型記録媒体30は撮影光学系
12による被写体像の記録現像のために何度でも繰り返
し使用することができる。
【0032】システムコントロール回路20には、レリ
ーズスイッチ14および各種スイッチ18、19、40
1の他、本プリントカメラの種々の設定値、設定情報、
あるいはユーザに対するメッセージ等を表示するための
液晶表示器68や、ストロボの発光制御を行うためのス
トロボ駆動回路69が接続されている。また上述した各
回路等はシステムコントロール回路20により制御さ
れ、このシステムコントロール回路20からの指令信号
に従って動作する。
【0033】図3は、電子現像型記録媒体30およびプ
リンタエンジン406の近傍の構成を示す斜視図であ
る。
【0034】光源42は、カメラ本体11の支持枠に固
定され、この光源42の光軸方向に沿ってスキャナ光学
系43およびラインセンサ44が整列される。なお、ス
キャナ光学系46もラインセンサ44もカメラ本体11
の支持枠に固定支持される。光源42とラインセンサ4
4は共に電子現像型記録媒体30を水平方向で十分にカ
バーし得るように延在し、これによりラインセンサ44
は各走査ステップで1水平走査線分の画像情報を読み取
り得るようになっている。消去装置75(図2)の電熱
線75aもカメラ本体11の支持枠に固定支持され、し
かも電子現像型記録媒体30の背面側に配置されて、電
子現像型記録媒体30を水平方向で十分にカバーし得る
ように延在する。また、電熱線75aは光源42の照明
により電子現像型記録媒体30を透過しスキャナ光学系
43に導かれる光の経路から外れた位置に設けられる。
【0035】電子現像型記録媒体30には光学的被写体
像を結像させるようになった2次元の記録領域30aが
設けられ、この記録領域30aはラインセンサ44に対
して平行に配置される。記録領域30aより外れた位置
であって、電子現像型記録媒体30の前面側の側方に
は、ラック30bが固定される。このラック30bはス
キャナ系駆動モータ55の出力軸に設けられたギア40
8に噛合している。スキャナ系駆動モータ55の駆動に
より電子現像型記録媒体30はラインセンサ44に対し
て相対移動し、これにより副走査が行われる。即ち、電
子現像型記録媒体30は、ラインセンサ44の光電変換
素子群の配列方向とは異なる方向に相対移動される。
【0036】なお、本実施形態では、副走査において電
子現像型記録媒体30を移動しているが、ラインセンサ
44と電子現像型記録媒体30が副走査方向に相対移動
すればよく、例えば電子現像型記録媒体30を固定し、
光源42およびラインセンサ44等の副走査機構50を
移動してもよい。
【0037】この電子現像型記録媒体30および副走査
機構50の下方には感熱式のプリンタエンジン406が
配設される。このプリンタエンジン406により印刷情
報に基づいて画像が記録用紙Pに再現印刷される。
【0038】記録用紙Pは、その一端において印刷ロー
ル421により巻回され、一対の案内ローラ(ゴムロー
ラ)419は、この記録用紙Pを弾性的に挟持してい
る。案内ローラ419は、ギア列422を介してスキャ
ナ系駆動モータ55の出力軸に連結しており、このスキ
ャナ系駆動モータ55の回動によりギア列422を介し
て回転し、これにより記録用紙Pがサーマルヘッド41
1に対して正転方向、即ち印刷ロール421から繰り出
される方向に搬送される。
【0039】サーマルヘッド411はライン印刷ヘッド
として構成され、記録用紙Pに対向し、かつ記録用紙P
の一次元の幅方向に沿って配置される。周知のように、
サーマルヘッド411には微細な発熱素子が一直線上沿
って配置され、それら発熱素子を単位印刷情報に基づい
て選択的に発熱させることにより、記録用紙P上にドッ
ト記録が行なわれて、一ライン分の画像が再現印刷され
る。記録用紙Pを正転方向(上記記録用紙Pの幅方向と
直交する方向)に搬送させながら上記単位印刷情報の印
刷動作を繰り返すことにより、被写体像に対応する画像
が順次記録用紙Pに印刷される。印刷された記録用紙P
は、図1のプリント排出口402より排出される。
【0040】スキャナ系およびプリンタ系を駆動する駆
動機構は、単一の駆動モータであるスキャナ系駆動モー
タ55と、このスキャナ系駆動モータ55による駆動力
を所定のギヤ比で分配するギア列422、電磁クラッチ
機構426(図2)等のギヤ機構とから構成される。ギ
ア列422は、スキャナ系駆動ギア423、連結ギア4
24およびプリンタ系駆動ギア424より構成される。
電磁クラッチ機構426は、スキャナ系駆動ギア423
とプリンタ系駆動ギア424との噛合、非噛合状態の切
替えを制御する。電磁クラッチ機構426の動作は、シ
ステムコントロール回路20により制御される。印刷動
作以外のときは、プリンタ系駆動ギア424は電磁クラ
ッチ機構426によって、その回転軸方向(図の矢印方
向)に所定量移動されて開放状態に定められ、これによ
りスキャナ系駆動モータ55が回動しても案内ローラ4
19はその駆動力が伝達されずに回転しないので、記録
用紙Pは搬送されない。
【0041】スキャナ系駆動ギア423とプリンタ系駆
動ギア424のギヤ比は、得られる印刷画像の拡大率、
サーマルヘッド411のドットピッチや総ドット数等に
応じて適宜設定されるものである。例えばサーマルヘッ
ド411の長手方向のドットピッチがラインセンサ44
の画素ピッチの2倍で、サーマルヘッド411の印字領
域がラインセンサ44の走査方向の2倍のとき、副走査
方向に対応する記録用紙の単位搬送量をラインセンサ4
4の搬送量の2倍となるようにすれば、電子現像型記録
媒体30上の像は拡大率200%(面積比4倍)の大き
さで印刷されるこにとなる。
【0042】このように本実施形態では、電子現像型記
録媒体30および記録用紙Pが上述した駆動機構により
同期して駆動されるので、撮影された画像を即時印刷す
ることができる。また、電子現像型記録媒体30とライ
ンセンサ44を相対移動するためのスキャナ系駆動モー
タ55と記録用紙Pを搬送するためのスキャナ系駆動モ
ータ55が兼用されており、装置自体がコンパクトにな
る。
【0043】図4は電子現像型記録媒体30の構成を示
す図であり、これは特開平5−2280号公報に開示さ
れたものと同じである。すなわち電子現像型記録媒体3
0は静電情報記録媒体31および電荷保持媒体32を備
えている。静電情報記録媒体31は、基板34、電極層
35、無機酸化物層36および光導電層37を積層して
成り、光導電層37は電荷発生層37aと電荷輸送層3
7bを重合させて構成される。電荷保持媒体32は、液
晶支持体38と液晶電極層39の間に液晶40を封入し
て構成される。静電情報記録媒体31の電荷輸送層37
bと電荷保持媒体32の液晶支持体38とは微小間隙を
もって対向している。なお、電源33は記録媒体駆動回
路41の一部を成すものであり、電源33のオン/オフ
制御はシステムコントロール回路20によって行なわれ
る。
【0044】電源33がオン状態のとき、電極層35と
液晶電極層39の間、すなわち静電情報記録媒体31と
電荷保持媒体32に電圧が印加される。この電圧印加状
態で静電情報記録媒体31が露光されると、静電情報記
録媒体31には、画像に応じた電荷が発生する。この電
荷に応じて、液晶40に作用する電界の強さが変化する
ため、液晶40には、その画像が可視像として表示さ
れ、被写体像が現像される。この電荷保持媒体32はメ
モリ性を有する液晶を用いた液晶表示素子として構成さ
れ、このため記録現像画像は撮影時に印加した電界を除
去しても保持される。
【0045】図5は、本実施形態の撮像動作、ラインセ
ンサからの画素信号の読出し動作およびプリント動作を
示すタイミングチャートである。このタイミングチャー
トは、プリントモードがオン状態で、かつモードスイッ
チ18によりオートプリントモードが設定されていると
きの動作を示している。
【0046】レリーズスイッチ14が押下されたことが
検知されると(符号T11)、測光センサ28からの出
力信号すなわち測光値が検出される。この測光値に基づ
いて露出演算が開始される(符号T12)。また、レリ
ーズスイッチ14が押下されてから所定時間経過後、記
録媒体駆動回路41から記録媒体活性化信号が出力され
(符号T13)、これにより電源33がオン状態となっ
て静電情報記録媒体31と電荷保持媒体32に電圧が印
加される。次いで、露出演算が完了したことが確認され
ると(符号T14)、この演算結果に従って撮像動作が
行われる。
【0047】先ず、絞り12aの開度が全開状態から所
定開度まで変化し(符号T15)、またクイックリター
ンミラー21がダウン状態からアップ状態に変化する
(符号T16)。ミラー21のアップ状態への変化と絞
り12aの開度調整が完了したことが確認されると、シ
ャッタ22が開放する(符号T17)。露出演算により
求められた露出期間が経過し、露出が完了したことが検
出されると、例えば露光状態を検知するための露光フラ
グ(初期状態ではクリアされている)が立てられ、シャ
ッタ22が閉じる(符号T18)。このシャッタ22の
閉塞動作の完了に伴い、ミラー21がダウン状態に変化
するとともに(符号T19)、絞り12aが全開状態ま
で開放し(符号T20)、記録媒体活性化信号の出力が
停止される(符号T21)。
【0048】すなわち、記録媒体活性化信号は少なくと
もシャッタ22が開放している間出力され、この間、電
子現像型記録媒体30に所定の電圧が印加される。そし
て、この状態で露光されることにより、電子現像型記録
媒体30には被写体像が可視像として現像される。この
可視像は記録媒体活性化信号の出力が停止しても保持さ
れる。
【0049】その後、ミラー21と絞り12aが初期状
態に復帰したことか確認されると、ミラー21と絞り1
2aの駆動が停止され、撮像動作は終了する。
【0050】記録媒体活性化信号の出力停止を受けてス
キャナ系駆動指令信号が出力され、スキャナ系駆動指令
信号が出力されたことが確認されると(符号T30)、
シャッタ22が開放され(符号T31)、光源42が点
灯される(符号T32)。そして、スキャナ系駆動信号
が出力され(符号T33)、スキャナ系駆動モータ55
が正転し、電子現像型記録媒体30が上方位置即ち撮像
位置から下降し始めるとともに(符号T34)、プリン
タ装置駆動信号が出力され、プリンタエンジン406等
が駆動される。このときギア列422は前述の電磁クラ
ッチ機構426により噛合状態にあり、記録用紙Pもま
たスキャナ系駆動モータ55の正転により開始位置まで
所定量搬送される。また、副走査機構50の駆動が開始
されたのと略同時にラインセンサ駆動電源がオン状態と
なる(符号T35)。
【0051】なお、図5のタイミングチャートにおい
て、スキャナ系移動位置についての指示線は最低レベル
から右上がりに階段状に次第に上昇しているが、しかし
かかる指示線の最低レベルは電子現像型記録媒体30が
上方位置即ち撮像位置にある状態を示し、かつその階段
状に次第に上昇しているレベルは電子現像型記録媒体3
0がその上方位置即ち撮像位置から次第に間欠的に下降
している状態を示している。
【0052】不図示の検出スイッチがオンして、ライン
センサ44が読み出し開始位置に定められるとともに、
記録用紙Pが開始位置に定められたことが確認される
と、スキャナ系駆動信号の出力が停止され(符号T3
7)、スキャナ系駆動モータ55が停止される(符号T
38)。この停止動作は例えばスキャナ系駆動モータ5
5を回転駆動するためのパルス信号を計数すること等に
よって制御される。
【0053】次いで、ラインセンサ44に対する露出が
開始され、電荷蓄積が行われる(符号T39)。電荷蓄
積時間はラインセンサ駆動回路47によって制御され
る。ラインセンサ44の露出が完了したことが確認され
ると、ラインセンサ44の読出走査が開始され、1水平
走査線分の画素信号の出力が開始される(符号T4
0)。そしてスキャナ系駆動モータ55を正転させるス
キャナ系駆動信号が出力され(符号T41)、電子現像
型記録媒体30がさらに下降し始めるとともに(符号T
42)、記録用紙Pが搬送される。
【0054】上述したように、ラインセンサ44から読
み出された画素信号が増幅器61で増幅されてA/D変
換器62によってデジタル画素信号に変換された後に画
像処理回路61を経て一旦メモリ64に格納される。こ
のときデジタル画素信号はスキャナ走査モードスイッチ
19の設定に応じて間引き処理を受ける。なお、画像読
取り走査動作中、電子現像型記録媒体30もスキャナ走
査モードスイッチ19の設定に応じた所定の走査ピッチ
で間欠的に移動する。電子現像型記録媒体30の走査ピ
ッチ即ち単位移動量は、例えばシステムコントロール回
路20により制御され、電子現像型記録媒体30の総移
動量は、例えばシステムコントロール回路20に内蔵さ
れるカウンタでスキャナ系駆動回路46の駆動パルス数
を計数することにより制御される。
【0055】また、電子現像型記録媒体30を駆動する
スキャナ系駆動モータ55により記録用紙Pが搬送され
るので、記録用紙Pの単位搬送量も、スキャナ走査モー
ドスイッチ19の設定に応じて変更される。即ち、ライ
ンセンサ44から出力される画素信号の間引きに応じて
印刷される単位印刷情報の画素数および記録用紙Pの単
位搬送量(ピッチ)も変更される。このようにラインセ
ンサ44から出力される画素信号の間引きに応じて印刷
される印刷情報の画素数も変更されるため、必要に応じ
た画質、処理速度の印刷が行われる。
【0056】電子現像型記録媒体30の走査移動におい
て、ラインセンサ44の読出走査が終了したことが確認
されると、その読出走査が停止される(符号T43)。
なお、このラインセンサ44の読出走査の終了は、例え
ばラインセンサ駆動回路47から出力されるラインセン
サ44を読出しクロックパルス信号の計数より制御され
得る。
【0057】ラインセンサ44が次の水平走査線の位置
に定められ、また記録用紙Pが単位搬送量だけ搬送され
てサーマルヘッド411が次に印刷するラインの位置に
定められたことが確認されると、スキャナ系駆動信号の
出力が停止され(符号T44)、スキャナ系駆動モータ
55が停止される(符号T45)。この停止動作は、例
えばスキャナ系駆動モータ55を回転駆動するためのパ
ルス信号の計数により制御され得る。
【0058】また、スキャナ系駆動モータ55が停止
し、記録用紙Pの停止が確認されると、印刷情報生成回
路405において上記画素信号(群)に基づいて生成さ
れた単位印刷情報がサーマルヘッド411に出力され
(符号T46)、記録用紙Pに印刷される。1ライン分
の印刷動作が終了すると、印刷情報の出力が停止する
(符号T47)。
【0059】このように本実施形態では、電子現像型記
録媒体30に記録された光学情報に対応する画像情報が
出力されたとき、その画像情報(群)に対応する単位印
刷情報が生成されて記録用紙Pに印刷される。電子現像
型記録媒体30と記録用紙Pが所定時間の停止と所定量
の移動(搬送)とを繰り返しつつ、電子現像型記録媒体
30が光源42でもって順次走査されて、その記録画像
がラインセンサ44により読み取られつつ、プリンタエ
ンジン406により順次記録用紙P上に再現印刷され
る。
【0060】このようにして全水平走査線の読み出しが
完了すると(符号T50)、ラインセンサ44の駆動電
源がオフ状態に切り換えられるとともに(符号T5
1)、光源42が消灯され(符号T52)、シャッタ2
2が閉塞される(符号T53)。また、ギア列422の
プリンタ系駆動ギア424(図3)が噛合状態から開放
される。次いで、スキャナ系駆動モータ55を逆転駆動
させるスキャナ系駆動信号が出力され(符号T54)、
これにより電子現像型記録媒体30が上方位置即ち撮像
位置に向かって上昇せられる(符号T55)。なお、ギ
ア列422のプリンタ系駆動ギア424(図3)が噛合
状態から開放されているので、電子現像型記録媒体30
の撮像位置までの上昇中、記録用紙Pが印刷ロール42
1に巻き戻されることはない。
【0061】電子現像型記録媒体30の上昇中に、電子
現像型記録媒体30が上方位置即ち撮像位置に復帰した
ことが確認されると、スキャナ系駆動信号の出力が停止
され(符号T56)、スキャナ系駆動モータ55が停止
される(符号T57)。なお電子現像型記録媒体30の
上方位置即ち撮像位置への復帰検出については、例えば
電子現像型記録媒体30の一部がフォトインタラプタ
(図示せず)を横切ることによって出力される信号に基
づいて行われる。
【0062】電子現像型記録媒体30が上方位置即ち撮
像位置に戻された後、記録用紙P上での全印刷情報の印
刷が完了すると(符号T58)、プリンタ系駆動ギア4
24を再び噛合状態に定めた後にスキャナ系駆動モータ
55を再度正転方向に駆動させるスキャナ駆動信号が出
力され(符号T59)、これにより電子現像型記録媒体
30が読取り動作時とは異なって連続的にその下方位置
に向かって移動させられ(符合T60)、また記録用紙
Pが手動で引出可能な位置までプリント排出口402か
ら排出される。電子現像型記録媒体30が下方位置まで
移動したことが確認されると、スキャナ系駆動信号の出
力が停止し(符号T61)、スキャナ系駆動モータ55
が停止する。スキャナ系駆動モータ55の停止が確認さ
れると、プリンタ装置駆動信号の出力が停止し(符号T
62)、読出し動作および印刷動作が終了する。なお、
図5のタイミングチャートに示されていないが、記録用
紙Pの排出動作が終了した後、電子現像型記録媒体30
は更に下方位置から上方位置即ち撮像位置まで戻される
が、このときギア列422のプリンタ系駆動ギア424
(図3)が噛合状態から開放されることは明らかであろ
う。
【0063】このようにオートプリントモードでは、撮
影後、撮影された画像は直ちに高精細な印刷情報に変換
されて記録用紙Pに印刷される。
【0064】一方、マニュアルプリントモードが選択さ
れている状態で、レリーズスイッチ14の操作が検知さ
れたとき、上記オートプリントモードの場合と異なり、
撮影動作は行われない。そして上記オートプリントモー
ドの場合と同様にして電子現像型記録媒体30の画像に
対応する画像情報が出力され、印刷情報に変換されて記
録用紙Pに印刷される。勿論、マニュアルプリントモー
ドが選択されるとき、電子現像型記録媒体30には既に
マニュアル撮影モード(レリーズスイッチ14の押下に
より撮影動作だけが行なわれるモードであって、モード
スイッチ18によって選択されるもの)時の撮影動作に
より画像が記録されていることが前提となっている。
【0065】このように本実施形態のプリントカメラで
は、撮影後直ちに印刷するか、または撮影後の任意のと
きに印刷するかを切替えることができるため、不必要な
画像を印刷することなく、必要な画像を即時、高精細に
印刷することができ、操作性がよい。
【0066】なお、プリント動作切換スイッチ401に
よりプリンタモードがオフにセットされていれば、印刷
動作は禁止され、上記オートプリントモードおよびマニ
ュアルプリントモードにおいても印刷動作は実行されな
い。このような禁止動作についてはその旨が液晶表示器
68に表示される。
【0067】次に、本発明の第2の実施形態に係るプリ
ントカメラの構成を説明する。なお第2の実施形態以降
の説明において、上述した第1の実施形態と同一または
相当する構成要素については、同一参照符号を付し重複
説明を省略する。なお、第2の実施形態では、カメラは
印刷をフルカラーで行なわれるように構成される。
【0068】第2の実施形態では、電子現像型記録媒体
30とラインセンサ44を相対移動させるためのスキャ
ナ駆動系と、記録用紙Pを搬送するための記録用紙駆動
系とがそれぞれ独立して設けられる。したがって、第2
の実施形態では、図2に示すような電磁クラッチ機構4
26は設けられない。なお、記録用紙Pを搬送するため
の記録用紙駆動系はプリンタエンジン406の一部を成
すものとなる。また、図2には図示されていないが、第
2の実施形態にあっては、撮像光学系12と電子現像型
記録媒体30の間には色分解フィルタ431(図7、図
8)が設けられる。更に、第2の実施形態では、メモリ
64には少なくとも3つの水平走査線分の画素信号を格
納し得る容量が与えられる。
【0069】図6は、第2の実施形態のプリントカメラ
の外観図である。カメラ本体11の背面側にインクリボ
ン取出し口404が設けられ、このインクリボン取出し
口404より後述する熱転写リボン415(図7)が交
換されるようになっている。また、給紙口403によ
り、カットシート状の記録用紙P(図7)を多数積み重
ねて保持したトレー(図示せず)が交換される。プリン
ト排出口402からは、印刷された記録用紙Pが排出さ
れる。なお、図6において、参照符号62aは液晶表示
器68の表示部を示している。
【0070】図7は、電子現像型記録媒体30およびプ
リンタエンジン406の近傍の構成を示す斜視図であ
る。撮像光学系12と電子現像型記録媒体30の記録領
域30aの間には、色分解フィルタ431が設けられ
る。色分解フィルタ431は、図8に示すようなR
(赤)、G(緑)、B(青)からなる色フィルタ要素が
縦方向に規則的に配列されたストライプフィルタ435
であり、撮像光学系12からの光学像をRGBの色要素
成分に分解する。ストライプフィルタ435により分解
された各色要素成分は、それぞれラインセンサ44によ
り読み出される1水平走査線分の画像情報に相当し、本
実施形態では、RGB3つの水平走査分の画像情報に基
づいて、1ライン分の単位印刷情報が生成される。
【0071】電子現像型記録媒体30および副走査機構
50の下方には熱転写式のプリンタエンジン406が配
設される。このプリンタエンジン406により単位印刷
情報が記録用紙Pにフルカラー印刷される。
【0072】プラテンローラ412はサーマルヘッド4
11に対向して配設され、記録用紙Pを搬送するための
記録用紙駆動系の一部を構成するパルスモータ(図示せ
ず)によって駆動され、該パルスモータはシステムコン
トロール回路20により制御される。プラテンローラ4
12は適当なプラテン退避アクチュエータ413により
回動可能に支持され、図示されるセット位置即ち印刷作
動位置より退避可能である。
【0073】サーマルヘッド411とプラテンローラ4
12の間には、熱転写リボン415が設けられる。熱転
写リボン415は、その両端において、使用済みロール
416および未使用ロール417として巻回され、上記
パルスモータの駆動により未使用ロール417側から使
用済みロール416側に適宜巻き取られるようになって
いる。熱転写リボン415は、例えば図9に示すように
Cy(シアン)、Ye(イエロー)、Mg(マゼンダ)
およびBk(ブラック)からなる色インクがこの順に順
次配列され、各色領域の大きさは記録用紙Pの記録領域
と同じ大きさとなっている。印刷時の熱転写リボン41
5の初期位置への位置決めは、例えばCyの色インクの
側部に設けられるバーコード(図示せず)を検知するこ
とにより行われる。
【0074】記録用紙Pはトレー(図示せず)により積
み重ねられて保持される。用紙案内ローラ418は積み
重ねられた記録用紙Pの上面に接し、この用紙案内ロー
ラ418の回転駆動により、最上面の記録用紙P1がサ
ーマルヘッド411とプラテンローラ412の間にしか
も熱転写リボン415の下側に導入されるようになって
いる。
【0075】各案内ローラ419a、419b、419
cはセット位置にある記録用紙P1に弾性的に接してお
り、印刷動作時、プラテンローラ412の回動により、
記録用紙P1は正逆方向に移動させられるが、しかし印
刷動作の終了時、記録用紙P1は正方向に(図の矢印に
沿った方向)に搬送されて排出口402から排出され
る。即ち、印刷動作時、記録用紙P1には先ずシアンに
よる画像が印刷され、この間記録用紙P1は正転方向に
順次移動させられる。シアンによる画像印刷が終了する
と、記録用紙P1は再び元の位置即ち印刷開始位置まで
戻される。次いで、記録用紙P1にはイエローによる画
像がシアン色による画像上に重ねて印刷される。同様な
態様で、マゼンタによる画像の印刷およびブラックによ
る画像の印刷が行なわれ、各色による画像の印刷が行な
われる度毎に記録用紙P1は逆転方向に移動させられ
る。以上の4色による画像がすべて印刷されてフルカラ
ー画像が得られると、記録用紙P1は正転方向に移動さ
せられて排出口402から排出される。また、サーマル
ヘッド414の両側には押えローラ414が設けられ、
熱転写リボン415を案内している。
【0076】印刷時、プラテンローラ412はセット位
置に配置されて記録用紙P1に当接し、サーマルヘッド
411とプラテンローラ412の間には熱転写リボン4
15および記録用紙P1がセットされる。サーマルヘッ
ド411には単位印刷情報が供給され、記録用紙P1に
上述したような態様で各色の印刷が行なわれる。第2の
実施形態では、シアンによる画像印刷時には、RGB3
つの水平走査分の画像情報群がラインセンサ44から得
られると、それら画像情報群に基づいて、シアンの単位
印刷情報が生成される。同様に、イエロー、マゼンタお
よびブラックによる各画像印刷時には、ラインセンサ4
4から得られたRGB3つの水平走査分の画像情報群に
基づいて、イエロー、マゼンタおよびブラックのそれぞ
れの単位印刷情報が生成される。
【0077】図10は、モードスイッチ18の構成を示
す図である。モードスイッチ18は、スイッチを回動す
ることにより各モードが選択可能なロータリスイッチで
あり、レリーズスイッチ14が押下されたときに動作す
るモードを選択するモード選択手段として機能する。モ
ードスイッチ18では、オート画像記録モード、マニュ
アル撮像モード、オートビデオモニタモード、マニュア
ルビデオモニタモード、消去モード、画像信号出力モー
ド、画像記録装置記録モードおよび記録装置再生モード
が選択可能である。各モードの動作については後に詳述
する。オートビデオモニタモード、マニュアルビデオモ
ニタモードおよび消去モードのいずれかが選択されてい
るとき、プリント動作切換スイッチ401により印刷動
作が選択されても、プリントモードのフラグは強制的に
クリアされて、プリント動作は禁止される。
【0078】図11は、プリント動作切替スイッチ40
1が操作されたときに実行されるフローチャートであ
る。ステップS11では現在のプリントモードフラグの
状態が確認される。もしこのプリントモードフラグが立
てられていればステップS12に進み、プリントモード
のフラグがクリアされてプリントモードがオフ状態にセ
ットされ、ステップS13において表示部68a(図6
参照)に印刷動作が禁止状態にあることが表示される。
【0079】一方、ステップS11において、現在のプ
リントモードフラグがクリアされていた場合、ステップ
S14、S15において、モードスイッチ18の設定が
確認され、モードスイッチ18がオートビデオモニタモ
ード、マニュアルビデオモニタモードまたは消去モード
のいずれかのモード、すなわち印刷動作が禁止されてい
るモードに設定されていれば、プリント動作切替スイッ
チ401の操作を無視して、直ちにこのフローチャート
は終了する。図10に示すようにこれらのモードはプリ
ントモード有効範囲から外れており、これらのモードが
選択されている場合、プリント動作切替スイッチ401
の操作に関らずプリントモードのフラグは強制的にクリ
アされ、印刷動作は禁止される。
【0080】モードスイッチ18がオートビデオモニタ
モード、マニュアルビデオモニタモード、消去モード以
外のモード、すなわち印刷動作が可能なモードにセット
されてにれば、ステップS16において、プリントモー
ドのフラグがオンにセットされ、ステップS17におい
て表示部68aに印刷動作が許可された状態にあること
が表示される。
【0081】図12は、モードスイッチ18が操作され
たときに実行されるフローチャートである。ステップS
21〜S28において、操作されたモードスイッチ18
の設定が確認される。モードスイッチ18がオート画像
記録モード(ステップS22)、画像信号出力モード
(ステップS25)、画像画像記録装置記録モード(ス
テップS27)または画像記録装置再生モード(ステッ
プS28)のいずれかに設定された場合、対応するステ
ップS32、S35、S37またはS38において、動
作モードのフラグが新たに設定された動作モードにセッ
トされ、このフローチャートは終了する。
【0082】モードスイッチ18がそれ以外のモード、
すなわちマニュアル撮像モード(ステップS21)、オ
ートビデオモニタモード(ステップS23)、マニュア
ルビデオモニタモード(ステップS24)または消去モ
ード(ステップS26)のいずれかに設定された場合、
対応するステップS31、S33、S34またはS36
において動作モードのフラグが新たに設定された動作モ
ードにセットされるとともに、ステップS40におい
て、プリントモードのフラグがクリアされた後、このフ
ローチャートは終了する。
【0083】図13は本実施形態のスキャナ走査モード
スイッチ19を示している。スキャナ走査モードスイッ
チ19は、スキャナ動作における走査(読出し)モード
を設定する機能を有するものであり、モードスイッチ1
8と同様、回動させて各走査モードが選択可能になって
いる。図4は上記各走査モードに対応する設定値例を示
している。表右列の1〜5は上記各走査モード値に対応
しており、表上段のxはラインセンサ44に沿ったサン
プル画素数、yは副走査方向の水平走査線数を表してい
る。
【0084】例えば、スキャナ走査モードが3に設定さ
れた場合、電子現像型記録媒体30の副走査方向の単位
移動を少なくとも1024回行なわせることにより、そ
の記録画像の全てを読取り走査し得るようになってい
る。要するに、スキャナ走査モードスイッチ19によ
り、電子現像型記録媒体30の副走査方向の単位移動量
即ち走査ピッチが調節される。例えば、スキャナ走査モ
ードを3に設定した場合とスキャナ走査モードを2に設
定した場合とを比べると、前者では、上記単位移動の回
数は後者の場合よりも2倍に増大され、その走査ピッチ
は後者の場合の半分となる。このように各走査モード毎
にラインセンサ44の単位移動量は異なるが、電子現像
型記録媒体30の走査範囲についてはいずれのスキャナ
走査モードでも同じである。
【0085】副走査方向のスキャナ駆動は、例えばシス
テムコントロール回路20に内蔵されるカウンタでスキ
ャナ系駆動回路46の駆動パルス数を計数することによ
り制御される。例えば、走査モード3における単位移動
量が駆動パルス数nに相当しているとすると、走査モー
ド2の単位移動量に対応する駆動パルス数は2nとな
る。そしてカウンタのカウント値が、各スキャナ走査モ
ード毎の単位移動量に対応する駆動パルス数となったと
き、電子現像型記録媒体30の単位移動が完了したもの
として、次の位置での読み取り動作が行われる。また、
全副走査の完了は、総駆動パルス数が所定値に達したか
否かにより制御される。なお、電子現像型記録媒体30
を上方位置即ち撮像位置に戻すときは、上記カウンタ値
はクリアされる。各スキャナ走査モード毎の単位移動量
データはシステムコントロール回路20の読出し専用メ
モリ(ROM)内に格納され、スキャナ走査モード選択
時に該読出し専用メモリから所定の単位移動量データが
読み出されて内蔵カウンタとの比較値としてセットされ
る。
【0086】一方、主走査方向におけるサンプル画素数
の間引きについては、例えば画像処理回路63で各スキ
ャナ走査モードの設定に応じて行なわれる。
【0087】このようにスキャナ走査モードスイッチ1
9の設定による単位移動量即ち走査ピッチに応じてライ
ンセンサ44からのサンプル画素数が間引かれるので、
ユーザの多彩な要求に応じて電子現像型記録媒体30か
らの画像読取り動作を行なうことが可能である。即ち、
もしユーザが画質よりも画像読取り動作の迅速性を望む
場合には、スキャナ走査モードを小さな設定値(例え
ば、2あるいは3)を選択すればよく、またもしユーザ
が画像読取り動作の迅速性よりも画質を望む場合には、
スキャナ走査モードを小さな設定値(例えば、4あるい
は5)を選択すればよい。
【0088】なお、第1の実施形態の場合と同様に、ラ
インセンサ44から得られるサンプル画素数に応じて、
単位印刷情報の画素数も適宜変更されると共に記録用紙
P1の単位搬送量も変更される。
【0089】スキャナ走査モードスイッチ19によるモ
ード選択には、ビデオ出力に相当する640×480画
素のモードも備えられ、このモードはモニタ82(図
2)にビデオ信号を出力する際には強制的に選択され
る。すなわち、モードスイッチ18によりオートビデオ
モニタモードまたはマニュアルビデオモニタモードが選
択されていれば、スキャナ走査モードスイッチ19の設
定は無視され、強制的に上記ビデオ出力用のモードが選
択される。上述したように、モードスイッチ18により
オートビデオモニタモードまたはマニュアルビデオモニ
タモードが選択されているときには、プリント動作切換
スイッチ401によりプリントモードフラグがセットさ
れていても、印刷動作は禁止される。というのは、ビデ
オ信号は画素数が少なく、そのような低い画質で画像を
得ることが一般的には望まれないからである。
【0090】図15は、本実施形態のプリント動作を示
すタイミングチャート、図16ないし図27は、本実施
形態の動作を示すフローチャートである。
【0091】先ず、モードスイッチ18がマニュアル撮
像モードにセットされている状態で、レリーズスイッチ
14を押下したときの動作について説明する。なお、マ
ニュアル撮像モードとは、被写体の画像が電子現像型記
録媒体30に現像されるモードを意味する。マニュアル
撮像モードがモードスイッチ18で選択された場合に
は、図12に示したように、プリントモード(フラグ)
は自動的にオフとされるので、はプリント動作は行なわ
れない。しかしながら、ユーザがマニュアル撮像モード
にプリント動作を望む場合には、プリント動作切換スイ
ッチ401を手動操作することにより、プリントモード
(フラグ)をオンに設定することが可能であり、このと
きにはマニュアル撮像モードにより得られた記録画像に
基づくプリント動作が行なわれる。
【0092】図16に示すように、ステップS101に
おいてレリーズスイッチ14が押下されたことが検知さ
れると、ステップS102において、レリーズスイッチ
14がディスエーブルな状態に定められる。これにより
この状態で再度レリーズスイッチ14が押下されたとし
ても、レリーズ動作は行われず、二重露出等の誤動作が
防がれている。
【0093】ステップS103〜S106では、現在の
状態が確認され、記録媒体記録(撮像)動作、画像信号
読出し動作、消去動作または画像記録装置再生動作のい
ずれかを実行中であれば、再びステップS101に戻っ
てレリーズスイッチ14の操作を待機する状態に定めら
れる。なお、記録媒体記録(撮像)動作、画像信号読出
し動作、消去動作または画像記録装置再生動作が終了し
た際には、レリーズスイッチ14はイネーブルな状態に
戻される。
【0094】ステップS107では、現在動作中のモー
ドが電子現像型記録媒体30への記録動作即ち撮像動作
が伴うか否かが、具体的にはオート画像記録モード、マ
ニュアル撮像モードまたはオートビデオモニタモードの
いずれかであるかが上述したフラグにより判定される。
現在、マニュアル撮像モードが動作中であるため、ステ
ップS107、S114の順に実行され消去動作を完了
していれば、ステップS202(図17)へ進み、以下
に述べる撮像動作が実行される。
【0095】図17および18は、本実施形態の撮像動
作部を示している。ステップS202において、測光セ
ンサ28からの出力信号すなわち測光値が検出される。
ステップS203では、この測光値に基づいて露出演算
が開始される。また、レリーズスイッチ14が押下され
てから所定時間が経過した後、ステップS204におい
て記録媒体活性化信号が出力され、これにより電源33
がオン状態となって静電情報記録媒体31と電荷保持媒
体32に電圧が印加される。ステップS205において
露出演算が完了したことが確認されると、この演算結果
に従って、ステップS206以下において撮像動作が行
われる。
【0096】ステップS206では、絞り12aの開度
が全開状態から所定開度まで変化し、またクイックリタ
ーンミラー21がダウン状態からアップ状態に変化す
る。ステップS207でミラー21のアップ状態への変
化と絞り12aの開度調整が完了したことが確認される
と、ステップS208において、シャッタ22が開放す
る。露出演算により求められた露出期間が経過し、ステ
ップS209において露出が完了したことが検出される
と、ステップS210において、シャッタ22が閉じ
る。このシャッタ22の閉塞動作の完了に伴い、ステッ
プS211が実行され、ミラー21がダウン状態に変化
するとともに、絞り12aが全開状態まで開放する。ス
テップS212では記録媒体活性化信号の出力が停止さ
れる。
【0097】すなわち、記録媒体活性化信号は少なくと
もシャッタ22が開放している間出力され、この間、電
子現像型記録媒体30に所定の電圧が印加される。そし
て、この状態で露光されることにより、電子現像型記録
媒体30には被写体像が光学情報として現像され、該光
学情報は記録媒体活性化信号の出力が停止しても保持さ
れる。
【0098】ステップS213において、ミラー21と
絞り12aが初期状態に復帰したことか確認されると、
ステップS214においてミラー21と絞り12aの駆
動が停止されるとともに、ステップS215でスキャナ
系駆動信号が出力され、電子現像型記録媒体30が駆動
可能(イネーブル)な状態に定められる。
【0099】現在、撮像動作モードが動作中なので、ス
テップS216、S218の順に実行され、ステップS
218では、プリントモードのオン/オフ状態が上述し
たフラグにより確認される。プリントモードがオフにセ
ットされていれば、ステップS220に移り、ここでは
現在動作中のモードがビデオモニタモードでないと判定
され、このフローチャートは終了する。なお、図18に
図示されていないが、フローチャートが終了する直前に
おいて、ステップS131(図16)の場合と同様に、
レリーズスイッチ14がイネーブルな状態に定められ
る。
【0100】一方、プリントモードがオンにセットされ
ていれば、S218よりステップS228へと進み、ス
キャナ走査モードスイッチ19の設定に応じてラインセ
ンサ44の走査モードNが設定された後に以下に述べる
ように、電子現像型記録媒体30の可視像が読み出さ
れ、印刷動作が実行される。
【0101】図19、20は、本実施形態の読出し動作
部を示している。スキャナ系駆動指令信号が出力された
ことが確認されると(符号U11)、ステップS301
においてシャッタ22が開放され、ステップS302に
おいて光源42が点灯される(符号U12)。現在、プ
リントモードはオンにセットされているため、ステップ
S303よりステップSステップS501(図21)に
移り、ステップS501以降の印刷動作が実行される。
【0102】図21ないし図23は本フローチャートの
印刷動作部を示している。ステップS501では、副走
査の回数、即ち電子現像型記録媒体30の記録画像から
の読取り回数をカウントするカウンタMが1に初期化さ
れ、ステップS502ではスキャナ系駆動信号が出力さ
れて(符号U13)、スキャナ系駆動モータ55が正転
し、電子現像型記録媒体30が上方位置即ち撮像位置よ
り下降し始める(符号U14)。ステップS503では
ラインセンサ駆動電源がオン状態となる(符号U1
5)。
【0103】ステップS504では、ラインメモリであ
るメモリ64が記録可能な状態に定められ、ステップS
505において、ラインセンサ44が電子現像型記録媒
体30に対して読み出し開始位置に相対的に定められた
ことが確認されると、ステップS506においてスキャ
ナ系駆動信号の出力が停止され(符号U16)、スキャ
ナ系駆動モータ55が停止される(符号U17)。
【0104】ステップS507では、スキャナ系駆動信
号の出力を受けてプリンタ装置駆動信号が出力され(符
号U18)、プリンタエンジン406等が駆動可能な状
態に定められる。ステップS508では記録用紙駆動信
号が出力されて(符号U19)、記録用紙P1が正転方
向に移動され、ステップS509において記録用紙P1
が初期位置即ち印刷開始位置にセットされたことが確認
されると、ステップS510において記録用紙駆動信号
の出力が停止され(符号U20)、記録用紙P1が停止
される。なお、記録用紙P1が印刷開始位置に定められ
たか否かは、例えば光センサにより先端の位置を検知す
ることにより行われる。
【0105】次いで、ステップS511ではラインセン
サ44に対する露出が開始され、電荷蓄積が行われる
(符号U21)。ステップS512において、例えば一
定時間が経過したことを検知することにより、ラインセ
ンサ44の露出が完了したことが確認されると、ステッ
プS513においてラインセンサ44の読出走査が開始
される。なお、本実施形態では、図8のストライプフィ
ルタ435の下方から上方に向かって副走査されるた
め、青(B)、緑(G)、赤(R)の順番に色信号が読
み出され、この3つの色信号即ちRGB3つの水平走査
分の画像情報に基づいて、1ライン分の単位印刷情報が
生成される。
【0106】即ち、ステップS513では、ラインセン
サ44には、色分解フィルタ431の青フィルタ要素を
透過して電子現像型記録媒体30に現像されている可視
像が結像し、その青信号が読み出される(符号U2
2)。またメモリ書き込み信号が出力され(符号U3
2)、読み出された青信号がメモリ64に書き込まれ
る。
【0107】ステップS514では、スキャナ系駆動モ
ータ55を正転させるスキャナ系駆動信号が出力されて
(符号U24)、電子現像型記録媒体30がさらに下降
し始める(符号U25)。ステップS515では、RG
B3つの水平走査分の画像情報が全て読み出された否か
がが判定される。現段階では、青色画像情報だけが読み
出されているので、ステップ516に進む。
【0108】ステップS516では、電子現像型記録媒
体30が色分解フィルタ431の1ストライプ分下降
し、ラインセンサ44が電子現像型記録媒体30に対し
て次の水平走査線位置に相対的にセットされたか否か判
定される。ラインセンサ44が次の水平走査線の位置に
定められていなければ、ステップS515、ステップS
516が繰り返し実行される。
【0109】ステップS516において、ラインセンサ
44が次の水平走査線位置に位置することが確認される
と、ステップS517において、スキャナ系駆動信号の
出力が停止され(符号U26)、スキャナ系駆動モータ
55が停止される(符号U27)。この停止動作は、例
えばスキャナ系駆動モータ55を回転駆動するためのパ
ルス信号を計数すること等によって制御される。
【0110】次いで、ステップS511に進み、ステッ
プS511以降では、緑の色信号が上述した青信号の場
合と同様にして出力され、メモリ64に書き込まれる
(符号U30)。このようにしてステップS511〜S
517が繰り返し実行され、ステップS515におい
て、赤の色信号が出力されてメモリ64に書き込まれ、
画像情報群即ちRGB3つの水平走査分の画像情報の読
出走査が終了したことが確認されると、ステップS51
8においてその読出走査が停止される(符号U31)。
なお、この読出走査の終了は、例えばスキャナ系駆動回
路46から出力される電子現像型記録媒体30を駆動す
るためのパルス信号を計数することにより制御される。
【0111】次いで、ステップS519、520では、
上述したステップS516、S517と同様にしてライ
ンセンサ44が次の水平走査線の位置に定められたこと
が確認されると、スキャナ系駆動信号の出力が停止され
(符号U32)、スキャナ系駆動モータ55が停止され
る(符号U33)。
【0112】画像情報群の最後の画像情報である赤の色
信号がメモリ64に書き込まれ、この画像情報群が出力
されたことが確認されると、ステップS521では、メ
モリ64に書き込まれた青、緑、赤の色信号が順次読み
出され、印刷情報生成回路405に出力される。
【0113】ステップS522では、印刷情報生成回路
405では、青、緑、赤の色信号に基づいて、1ライン
分のシアン単位印刷情報の生成が開始される(符号U3
5)。このシアン単位印刷情報はプリンタエンジン40
6を介してサーマルヘッド411に出力され、記録用紙
P1に印刷される。記録用紙1ライン分の単位印刷情報
の印刷動作が終了すると(符号U36)、記録用紙駆動
信号が出力され、記録用紙P1が所定の単位搬送量だけ
正転方向に搬送され(符号U37)、サーマルヘッド4
11が記録用紙Pの次ライン位置に配置される。
【0114】記録用紙P1への印刷動作中、ステップS
523では全水平走査線に関する読み出し動作が完了し
たか否かが判定される。全水平走査線の数は、例えば3
072であり、カウンタ等により計数される。また全水
平走査線数は、色分解フィルタ431の総ストライプ数
に対応し、全水平走査線数駆動した際の副水平走査方向
の移動量は電子現像型記録媒体30の有効な記録領域と
ほぼ対応している。全水平走査線の読み出しが完了して
いない場合、ステップS511へ戻り、上述した動作が
繰り返される。
【0115】かくして、電子現像型記録媒体30が所定
時間の停止と所定量の移動とを繰り返し、ラインセンサ
44がスキャナ光学系43による結像面上を走査するこ
とにより、電子現像型記録媒体30によって現像された
画像信号が読み出され、印刷情報生成回路405により
順次生成されたシアン単位印刷情報に基づいて記録用紙
P1に印刷が行なわれる。
【0116】このようにして全水平走査線の読み出しが
完了すると(符号U41)、ステップS523からステ
ップS525へ移り、カウンタMが1つカウントアップ
される。ステップS526では、カウンタMが4以下で
あるか否かを調べることにより、Cy(シアン)、Ye
(イエロー)、Mg(マゼンタ)およびBk(ブラッ
ク)の全ての印刷情報が出力されたかが確認される。
【0117】全印刷情報の出力が完了していない場合、
すなわちカウンタMが4以下のとき、ステップS527
へ進み、そこで記録用紙P1への印刷動作の完了を受け
て上記パルスモータを逆転させる記録用紙駆動信号が出
力され、これにより記録用紙P1の逆転方向の移動が開
始する(符号U43)。この後、記録用紙P1が初期位
置即ち印刷開始位置にセットされたことが確認される
と、記録用紙駆動信号の出力が停止され、記録用紙P1
が印刷開始位置に定められる(符号U44)。
【0118】上記記録用紙P1逆転駆動中、ステップS
530では、スキャナ系駆動モータ55を逆転させるス
キャナ系駆動信号が出力されて(符号U46)、電子現
像型記録媒体30が上昇し始める(符号U47)。ステ
ップS531では、電子現像型記録媒体30が読出し開
始位置にセットされたことが確認されると、ステップU
532において、電子現像型記録媒体30が停止される
(符号U47)。
【0119】この後、再びステップS511に戻って、
上述した動作が繰り返され、記録用紙P1のシアン画像
の上にイエロー画像、マゼンタ画像およびブラック画像
が印刷され、かくして記録用紙P1上にはフルカラー画
像が形成される。
【0120】最後の印刷情報であるBk(ブラック)の
単位印刷情報の読出しが完了すると(符号U51)、全
印刷情報の出力が完了し、カウンタMが5となってステ
ップS526よりステップS534へ進む。ステップS
534では、ラインセンサ44の駆動電源がオフ状態に
切り換えられ(符号U52)、ステップS535では光
源42が消灯される(符号U53)。また、ステップS
538ではラインメモリ64が停止状態に定められ、ス
テップS536ではシャッタ22が閉塞される。さらに
ステップS538では、スキャナ系駆動モータ55を逆
転させるスキャナ系駆動信号が出力されて(符号U5
4)、電子現像型記録媒体30が上昇し始める(符号U
55)。
【0121】また、最後の単位印刷情報の出力が確認さ
れると(符号U57)、ステップS542では、上記パ
ルスモータを正転させる記録用紙駆動信号が出力され
(符号U59)、記録用紙P1の排出が開始される。こ
の後、プリント排出口402より記録用紙P1が所定量
排出され、記録用紙駆動信号の出力が停止し(符号U6
1)、プリンタ装置駆動信号の出力が停止される(符号
U63)。
【0122】電子現像型記録媒体30の上昇動作中に、
ステップS543において電子現像型記録媒体30が初
期位置に復帰したことが確認されると、ステップS54
4においてスキャナ系駆動信号の出力が停止され(符号
U56)、スキャナ系駆動モータ55が停止される(符
号U57)。かくして、マニュアル撮像モードが動作中
なのでステップS545ではNOと判定され、このマニ
ュアル撮像モードの動作は終了する。なお、図23に図
示されていないが、マニュアル撮像モードの動作の終了
直前において、ステップS131(図16)の場合と同
様に、レリーズスイッチ14がイネーブルな状態に定め
られる。
【0123】次に、画像信号出力モードの動作について
説明する。本明細書において画像信号出力モードとは、
電子現像型記録媒体30に現像されている可視像が読み
出され、適宜コンピュータ81、プリンタエンジン40
6等に出力されるモードを意味する。
【0124】先ず、プリントモードがオンにセットされ
ているときの動作について説明する。なお、上述した撮
像動作モードの場合と重複する部分については説明を省
略する。モードスイッチ18が画像信号出力モードに設
定された状態でレリーズスイッチ14を押下すると、ス
テップS101〜S106が実行された後、画像信号出
力モードが動作中なのでステップS107、S108、
S109、S120の順に実行される。そしてプリント
モードがオンに設定されているため、ステップS301
へ移り、ステップS301以降において、撮像動作モー
ドの場合と同様にして電子現像型記録媒体30の光学情
報に対応する画像が記録用紙P1に印刷される。また上
記光学情報に対応する画像信号は、カメラ本体11に接
続されたコンピュータ81、モニタ82等の外部機器に
も出力される。
【0125】一方、プリントモードがオフにセットされ
ている場合、ステップS101〜S109が実行された
後、ステップS121からステップS122へ進み、ス
テップS122、S123では、外部機器のケーブルの
装着、および外部電源、内部電源の接続状況等が確認さ
れる。
【0126】図28は、外部機器のケーブルの装着の有
無を検知する第1のケーブル装着検知機構を示す図であ
り、(a)はケーブルが非接続の状態、(b)はケーブ
ルが接続されている(ケーブルは図示せず)状態を示し
ている。
【0127】出力端子17a、ビデオ出力端子17b
は、カメラ本体11に形成された切欠11a(図6参
照)に設けられ、カバー部材73は、この切欠11aの
内側を開閉するように移動可能に設けられる。突起部7
3aは、カバー部材73のカメラ表面側に突設されてい
る。出力端子17aおよびビデオ出力端子17bは、切
欠11aの内面に配置され、カバー部材73が全開位置
にあるとき、外部に表出し、全開位置にあるとき、それ
ぞれコンピュータ81およびモニタ82からのケーブル
(図示せず)が挿入可能である。
【0128】ケーブル装着検知回路72は、本体側端子
72a、アース側端子72bおよび接触部材72c等を
有しており、接触部材72cは、導電性を有し、システ
ムコントロール回路20に接続された本体側端子72a
と、一端が接地されたアース側端子72bとの電気的な
接続の切替を行う。
【0129】カバー部材73の長手方向側面には、押圧
部材73bが形成され、この押圧部材73bは、接触部
材72cを押圧可能な位置に配置される。カバー部材7
3が全開位置にあるとき、押圧部材73bは接触部材7
2cを押圧して本体側端子72aとアース側端子72b
の双方に接触させ、本体側端子72aとアース側端子7
2bは接続状態に定められる。一方、全閉位置にあると
き、本体側端子72aとアース側端子72bは非接触状
態に定められる。これにより本体側端子72aからの出
力電圧は、外部機器の接続状況により変化することとな
り、この出力電圧を検知することにより外部機器の接続
状況を知ることができる。システムコントロール回路2
0は、ケーブル装着検知回路72からの出力電圧に応じ
て各種動作を制御する。
【0130】なお、本実施形態では、図28に示すケー
ブル装着検知機構により外部機器の接続状況を検知して
いたが、図29、図30に示すようなケーブル装着検知
機構を用いたものでもよい。
【0131】図29は、本実施形態の第2のケーブル装
着検知機構を示す図であり、(a)は外部からのケーブ
ルが非接続な状態、(b)はケーブルが接続されている
状態を示している。
【0132】同図に示すように、出力端子17a、ビデ
オ出力端子17b等に設けられた本体側インターフェイ
スコネクタ17cには、外部機器のインターフェイスケ
ーブル84に設けられた外部インターフェイスコネクタ
84aが装着可能である。本体側インターフェイスコネ
クタ17c近傍には、ケーブル装着検知回路72が設け
られ、このケーブル装着検知回路72は上述したケーブ
ル装着検知機構と同様、本体側端子72a、アース側端
子72bおよび接触部材72cを有する。
【0133】また、ケーブル装着検知回路72には、ケ
ーブル装着検知部材72dの一端が支持されている。こ
のケーブル装着検知部材72dの他端は、本体側インタ
ーフェイスコネクタ17c内に配置され、図29の
(b)に示すように、外部インターフェイスコネクタ8
4aが本体側インターフェイスコネクタ17cに装着さ
れた状況では、外部インターフェイスコネクタ84aと
接触し、押圧されるようになっている。またこのとき、
ケーブル装着検知部材72dは、接触部材72cに接触
し、この接触部材72cを本体側端子72aとアース側
端子72bに接触する方向に押圧する。これにより、イ
ンターフェイスケーブル84が装着されたとき、本体側
端子72aとアース側端子72bは接続状態に定めら
れ、一方、全閉位置にあるときは、非接触状態に定めら
れ、上述した第1のケーブル装着検知機構と同様、ケー
ブルの装着状況を検知することができる。さらにこの第
2のケーブル装着検知機構のように、各ケーブルコネク
タに連動するように構成すれば、各ケーブル毎の装着状
況をより的確に検知可能である。
【0134】図30は、本実施形態の第3のケーブル装
着検知機構を示す図である。ここでは、外部からのイン
ターフェイスケーブル84内のアース用の配線を利用し
て外部機器の接続状況を検知している。すなわち、本体
側インターフェイスコネクタ17cのアース用コネクタ
17dの電圧を検知し、外部機器の接続状況を検知す
る。このように外部機器からのケーブルに連動する構成
によれば、特別な部材を設けることなく外部機器の接続
状況を検知することができる。
【0135】図31は、外部電源検知回路77のブロッ
ク図である。外部電源検知回路77は、本カメラの駆動
機構である外部電源(図示せず)および本カメラに内蔵
されたバッテリ78の残り電圧値等を検知する機能を有
するもので、この外部電源検知回路77からの出力に基
づいて、駆動に使用される電源の切替および動作の制御
等が行われる。
【0136】外部電源検知回路77を構成する外部電圧
検知回路77aおよびバッテリ電圧検知回路77bは、
それぞれ外部電源、およびバッテリ78から供給される
電圧を検出する機能を有している。外部電圧検知回路7
7aおよびバッテリ電圧検知回路77bはシステムコン
トロール回路20に接続しており、システムコントロー
ル回路20は、上記両者からの出力に基づいて、外部電
源とバッテリ78の切替および各種動作等を制御する。
【0137】再び図16を参照して、ステップS121
においてコンピュータ81のケーブルの装着され、かつ
ステップS122において外部電源が入力している状態
でなければ、ステップS131においてレリーズスイッ
チ14がイネーブルな状態に定められた後、このフロー
チャートは終了する。
【0138】このように外部機器のケーブルの装着また
は外部電源の入力がなければ、外部機器へ画像情報を出
力するための読出しスキャナ駆動が禁止されるため、読
出し動作は実行されず、バッテリ78の電力消費を抑
え、更には画像情報転送中に電源がなくなるといった不
都合を確実に回避できる。なお、外部電源の電圧値が所
定値以下の場合も、読出しスキャナ動作が禁止されるよ
う動作させてもよい。
【0139】上記以外、すなわちステップS121、S
122においてコンピュータ81のケーブルの装着およ
び外部電源の入力が検出されると、ステップS301
(図19)へ移り、ステップS301以降において読出
し動作が実行される。
【0140】図19、20は、本フローチャートの読出
し動作部を示している。スキャナ系駆動指令信号の出力
を受けて、ステップS301ではシャッタ22が開放さ
れ、ステップS302では光源42が点灯される。現
在、プリントモードフラグはクリアされているのでステ
ップS303、S304の順に実行され、ステップS3
04ではスキャナ系駆動信号が出力されて、スキャナ系
駆動モータ55が正転し、電子現像型記録媒体30が下
降し始める。ステップS305ではラインセンサ駆動電
源がオン状態となる。
【0141】ステップS306において電子現像型記録
媒体30が読み出し開始位置に定められたことが確認さ
れると、ステップS307においてスキャナ系駆動信号
の出力が停止され、スキャナ系駆動モータ55が停止さ
れる。この停止動作は、例えばスキャナ系駆動モータ5
5を回転駆動するためのパルス信号を計数すること等に
よって制御される。
【0142】次いで、ステップS308ではラインセン
サ44に対する露光が開始され、電荷蓄積が行われる。
ステップS309において、例えば一定時間が経過した
ことを検知することにより、ラインセンサ44の電荷蓄
積時間が経過したことが確認されると、ステップS31
0においてラインセンサ44の読出走査が開始され、1
水平走査線分の画素信号の出力が開始される。読み出さ
れた画素信号は、所定の画像情報に変換されてメモリ6
4に格納され、インターフェイス回路65において画像
処理を施された後、コンピュータ81に出力される。ま
たステップS311では、スキャナ系駆動モータ55を
正転させるスキャナ系駆動信号が出力されて、電子現像
型記録媒体30がさらに下降し始める。
【0143】この電子現像型記録媒体30の移動中にお
いて、ステップS312においてラインセンサ44の読
出しが完了したことが確認されると、ステップS313
において読出走査が停止される。なお、この読出走査の
完了は、例えばラインセンサ駆動回路47から出力され
るラインセンサ44を駆動するための電荷転送用の駆動
パルス信号を計数することにより制御される。ステップ
S312において読出走査の完了が確認されなかった場
合、ステップS313がスキップされてステップS31
4が実行され、ラインセンサ44が次の水平走査線の位
置すなわち次の読出し位置に定められたか否かが判定さ
れる。ラインセンサ44が次の水平走査線の位置に定め
られていない場合、ステップS312ないしステップ3
14が再び実行される。
【0144】ステップS314においてラインセンサ4
4が次の水平走査線の位置に定められたことが確認され
ると、ステップS315においてスキャナ系駆動信号の
出力が停止され、スキャナ系駆動モータ55が停止され
る。この停止動作は、例えばスキャナ系駆動モータ55
を回転駆動するための駆動パルス信号を計数すること等
によって制御される。次いでステップS316では、ス
テップS312と同様にラインセンサ44の読出走査の
終了が確認され、ステップS317において読出走査が
停止される。すなわち、ステップS313を実行するこ
となくステップS312〜314のループを抜けた場合
であっても、ステップS317においてラインセンサ4
4の読出走査が終了する。
【0145】ステップS318では全水平走査線に関す
る読出し動作が完了したか否かが判定される。なお、上
述したように全水平走査線の数はスキャナ走査モードの
値に基づいて定められ、読出し動作の完了は上述したよ
うにスキャナ系駆動モータ55の駆動パルス数を計数す
ることにより判定される。
【0146】このように電子現像型記録媒体30が所定
時間の停止と所定量の移動とを繰り返しつつ、スキャナ
光学系43による結像面上を走査することにより、電子
現像型記録媒体30に記録形成された可視像が読み出さ
れ、所定の画像処理を施された後コンピュータ81に出
力される。
【0147】このようにして全水平走査位置での読み出
しが完了し、その画像情報が全てコンピュータ81に出
力されると、ステップS318からステップS319に
進み、ラインセンサ44の駆動電源がオフ状態に切り換
えられると共に、ステップS320において光源42が
消灯される。また、ステップS321ではシャッタ22
が閉塞され、ステップS322では、スキャナ系駆動モ
ータ55を逆転させるスキャナ系駆動信号が出力され
て、電子現像型記録媒体30が上昇し始める。
【0148】この電子現像型記録媒体30の上昇動作中
に、ステップS323において電子現像型記録媒体30
が初期位置に復帰したことが確認されると、ステップS
324においてスキャナ系駆動信号の出力が停止され、
スキャナ系駆動モータ55が停止されると共に、スキャ
ナ系禁止フラグを立てて、スキャナ駆動をディスエーブ
ルな状態に定める。なお、ステップS323における初
期位置の検知動作は、例えば電子現像型記録媒体30の
一部がフォトインタラプタ(図示せず)を横切ることに
よって出力される信号に基づいて行われる。次いで現在
読出し動作中なので、ステップS325、326の順に
実行された後、このフローチャートは終了する。なお、
図20に図示されていないが、フローチャートが終了す
る直前において、ステップS131(図16)の場合と
同様に、レリーズスイッチ14がイネーブルな状態に定
められる。
【0149】このように画像信号出力モードでは、適宜
電子現像型記録媒体30に記録形成されている可視像を
読み出して画像処理を施した後、コンピュータ81等の
外部機器に出力される。
【0150】次に、画像記録装置記録モードについて説
明する。このモードでは、撮像動作を行うことなく、電
子現像型記録媒体30に記録形成されている可視像が、
所定の画像情報に変換されて画像記録装置67に出力さ
れ、この画像記録装置67に装着された画像情報記録媒
体に記録される。
【0151】このモードにセットされてレリーズスイッ
チ14が押下されると、上述した動作と同様にしてステ
ップS101〜ステップ111が実行され、現在画像記
録装置記録モードが動作中なので、ステップS112か
らステップS226に移り、画像記録装置67の駆動信
号が出力される。以下、上述したようにステップS22
8、S301、S302が順次実行される。
【0152】もしプリントモードがオンにセットされて
いれば、ステップS303からステップS501に進
み、上述したステップS501以降の印刷動作が実行さ
れ、撮影された画像が印刷されるとともに、所定の画像
情報に変換されて画像情報記録媒体に記録される。そし
てステップS545において、現在画像記録装置記録モ
ードが動作中なのでステップS546に進み、画像記録
装置駆動信号出力が停止される。
【0153】一方、プリンタモードがオフにセットされ
ていれば、ステップS303からステップ304へ進
み、ステップS304以降において、電子現像型記録媒
体30に記録形成されている光学情報が読み出され、所
定の画像情報に変換されて画像記録装置67に出力さ
れ、画像情報記録媒体に記録される。ステップS326
では、現在画像記録装置記録モードが動作中なのでステ
ップS327へ移り、画像記録装置駆動信号の出力が停
止される。
【0154】このように記録装置記録モードでは、上記
マニュアル撮像モード等により電子現像型記録媒体30
に記録形成された可視像を光電変換して適宜読み出し、
画像情報記録媒体に記録できるため、効率的な記録が可
能となる。
【0155】次に、画像記録装置再生モードの動作を、
図32に示すタイミングチャートを参照しつつ説明す
る。まず、プリンタモードがオンにセットされていると
きの動作について説明する。ステップS101〜S10
7が実行され、画像記録装置再生モードが動作中なので
ステップS108からステップS601に移り、図24
に示す画像記録装置再生動作が実行される。
【0156】プリンタ駆動指令信号の出力を受けて(符
号U101)、ステップS601では画像記録装置駆動
信号が出力され(符号U103)、画像記録装置67が
動作可能な状態に定められる。現在プリンタモードはオ
ンにセットされているので、ステップS602よりステ
ップS607に進み、ステップS607においてメモリ
64のラインメモリが記録再生動作可能な状態に定めら
れる。ステップS608ではプリンタ駆動指令信号の出
力を受けてプリンタ装置駆動信号が出力され(符号U1
05)、プリンタエンジン406等が駆動可能な状態に
定められる。ステップS609では、各色の印刷回数を
カウントするカウンタMが1に初期化され、ステップS
610では記録用紙駆動信号が出力されて記録用紙P1
が正転駆動され、ステップS611において記録用紙P
1が印刷開始位置にセットされたことが確認されると、
ステップS612において記録用紙駆動信号の出力が停
止され、記録用紙P1が停止される。
【0157】ステップS613では、画像記録装置67
より1水平走査線分の画像情報、例えば青信号が再生さ
れ、ステップS614において、この再生画像情報がラ
インメモリに読み出される。ステップS615ではRG
B3つの再生画像情報群の全てがラインメモリに転送さ
れたか否かが確認され、転送されていなければステップ
S613、S614が繰り返し実行される。再生画像情
報群の転送が終了すると(符号U111)、ステップS
615からステップS613に移り、ラインメモリから
再生画像情報群が読み出されて印刷情報生成回路405
に出力され、ステップS619において、Cy、Ye、
MgまたはBkのいずれかの単位印刷情報が生成され
る。この単位印刷情報はプリンタエンジン406を介し
てサーマルヘッド411に出力され、この単位印刷情報
に基づいて、記録用紙P1に印刷が行なわれる。1ライ
ン分の印刷動作が終了すると(符号U115)、ステッ
プS621において記録用紙駆動信号が出力され、記録
用紙P1が単位搬送量正転方向に搬送される(符号U1
17)。
【0158】上記記録用紙P1への印刷動作中、ステッ
プS625では全水平走査線に関する読み出し動作が完
了したか否かが判定され、全水平走査線の読み出しが完
了していない場合、ステップS613へ戻り、上述した
動作が繰り返されて画像情報記録媒体に記録されている
画像情報が読み出され、順次単位印刷情報が生成されて
記録用紙P1に印刷される。このようにして全水平走査
線の読み出しが完了すると(符号U117)、ステップ
S625からステップS627へ移り、カウンタMが1
つだけカウントアップされる。ステップS629では、
カウントMが4以下であるか否かを調べることにより、
Cy、Ye、Mg、Bkの全ての印刷が終了されたか否
かが確認される。
【0159】全色の印刷が完了していない場合、ステッ
プS629からステップS631へ進み、ステップS6
31では、記録用紙P1への印刷動作の完了を受けて上
記パルスモータを逆転させる記録用紙駆動信号が出力さ
れ、記録用紙P1の逆転方向の移動が開始する(符号U
119)。この後記録用紙P1が印刷開始位置にセット
されたことが確認されると、記録用紙駆動信号の出力が
停止され(符号U121)、記録用紙P1が印刷開始位
置に定められる。
【0160】上記記録用紙P1の逆転移動中、ステップ
S633では画像記録装置駆動信号が出力され、初期ラ
インの読み取り位置にセットされると、ステップS61
3に移り、ステップS613以降において、次の印刷情
報、例えばYeの印刷情報を印刷するために上述した動
作が繰り返され、このようにして記録用紙P1に、C
y、Ye、MgおよびBkの印刷情報が順次印刷され、
画像情報に対応するカラー画像が記録用紙P1に印刷さ
れる。
【0161】最後の印刷情報であるBkの単位印刷情報
の読出しが完了すると(符号U123)、全印刷情報の
出力が完了し、カウントMが5となってステップS62
9よりステップS641へ進む。ステップS641で
は、最後の画像情報の出力を受けて画像記録装置駆動信
号の出力が停止され(符号U124)、ステップS64
3ではラインメモリが停止状態に定められる。また、ス
テップS646において上記パルスモータを正転させる
記録用紙駆動信号が出力され(符号U125)、記録用
紙P1の排出が開始される。この後、記録用紙P1が所
定量プリント排出口402より排出されると、ステップ
S648で記録用紙駆動信号の出力が停止し(符号U1
27)、次いでステップ649でプリンタ装置駆動信号
の出力が停止され(符号U129)、このフローチャー
トは終了する。なお、図26に図示されていないが、フ
ローチャートが終了する直前において、ステップS13
1(図16)の場合と同様に、レリーズスイッチ14が
イネーブルな状態に定められる。
【0162】このように画像記録装置再生モードでは、
ハードディスク等の画像情報記録媒体に記録された画像
情報を適宜読み出して記録用紙P1に印刷することがで
きる。画像情報記録媒体からの画像情報の読出し動作は
電子現像型記録媒体30からの読出し動作に比べて高速
であり、特に画像情報の読出し動作の多いカラー画像の
印刷の場合、処理速度は速くなり高速な印刷が可能とな
る。
【0163】次に、プリントモードがオフにセットされ
ているときの画像記録装置再生モードの動作を説明す
る。上記動作と同様にしてステップS601までが実行
され、プリンタモードがオフにセットされているのでS
602、S603の順に実行され、画像記録装置67の
画像情報記録媒体より1水平走査線分の画像情報が再生
される。ステップS604では、その再生画像情報が所
定の画像処理を施された後、例えば、コンピュータ81
に出力される。全水平走査線の再生が終了していなけれ
ばステップS606からステップS603に移り、上述
した動作が繰り返される。全水平走査線分の再生動作が
完了し、画像情報記録媒体に記録されている画像情報が
再生されるとこの動作は終了する。なお、図24には図
示されていないが、この動作終了直前においても、ステ
ップS131(図16)の場合と同様に、レリーズスイ
ッチ14がイネーブルな状態に定められる。
【0164】次に、オート画像記録モードの動作につい
て説明する。本明細書においてオート画像記録モードと
は、自動的に撮像された画像が読出され、画像記録装置
67の画像情報記録媒体に記録されるモードを意味す
る。
【0165】先ず、上記マニュアル撮像モードの場合と
同様にしてステップS101からステップS215まで
が実行されて、電子現像型記録媒体30に光学情報が記
録される。現在オート画像記録モードが動作中なのでス
テップS216からステップS226に移り、画像記録
装置駆動信号が出力されて画像記録装置67が動作可能
な状態に定められる。ステップS228では、スキャナ
走査モードスイッチ19の設定に応じてスキャナ走査モ
ードが定められ、ステップS301に移る。
【0166】ステップS301以降では、上記画像信号
出力モードと同様にして各ステップが実行されて電子現
像型記録媒体30に記録された光学情報が画像情報に変
換されて出力される。出力された画像情報は記録装置制
御回路66において所定の処理を施された後、画像記録
装置67の画像情報記録媒体に記録される。また、プリ
ンタモードがオンにセットされていれば、上記画像信号
出力モードの場合と同様にして上記画像信号は印刷情報
生成回路405により所定の印刷情報に変換されて記録
用紙P1に印刷される。
【0167】ステップS326以降では、例えば画像記
録装置記録モードの場合と同様にして各ステップが実行
される。すなわちプリンタモードがオフにセットされて
いればラインセンサ44より出力された画像情報は画像
記録装置67の画像情報記録媒体に記録され、プリンタ
モードがオンにセットされていればラインセンサ44よ
り出力された画像情報は画像情報記録媒体に記録され、
また印刷情報に変換されて記録用紙P1に印刷される。
【0168】次に、オートビデオモニタモードの動作を
説明する。このオートビデオモニタモードでは、電子現
像型記録媒体30に記録形成された可視像が読出されて
ビデオ信号に変換され、モニタ82へ自動的に出力され
る。
【0169】モードスイッチ18がオートビデオモニタ
モードに設定された状態でレリーズスイッチ14が押下
された場合、ステップS215までは上記オート画像記
録モードと同様にして各ステップが実行され、撮像動作
が行われる。次いで、オートビデオモニタモードが動作
中であるため、ステップS216、S218、220、
222の順に実行され、ステップS222では、スキャ
ナ走査モードが、モニタ82の画面表示画素数に相当す
る640×480画素に対応するモード1に強制的に定
められる。すなわちビデオ信号は、モニタ82の画面表
示画素数に対応しており、たとえスキャナ走査モードス
イッチ19が2以上に設定されていても(図3(b)参
照)、ビテオモニタモード動作中の場合は強制的に1に
定められる。
【0170】ステップS223では、ビデオメモリ書き
込み信号が出力され、ビデオメモリが書き込み可能な状
態に定められる。この状態でステップS301以降の読
出し動作が実行される。すなわち上述した場合と同様に
してステップS309まで実行され、ラインセンサ44
の露光が完了したことが確認されると、ステップS31
0においてラインセンサ44の読出走査が開始され、1
水平走査線分の画素信号の出力が開始されると共に、こ
の読み出された画素信号が順次ビデオ信号に変換されて
ビデオメモリに書き込まれる。
【0171】次いで、ステップS311〜318が実行
され、全水平走査線の読み出しが完了すると、ステップ
S319〜324が実行され、現在ビデオモニタモード
が動作中であると判定されてステップS325からS3
28に移り、ビデオ信号の出力回路がオン状態になり、
ビデオ信号出力可能な状態に定められる。そして、ステ
ップS329において、ビデオメモリに格納されている
ビデオ信号がモニタに読み出され、これによりモニタ8
2の画面に撮影された画像が再生される。
【0172】このようにオートビデオモニタモードで
は、撮像動作終了後、自動的に電子現像型記録媒体30
に記録形成されている可視像が適宜モニタ82の画面に
表示されるため、容易に撮影された画像の確認ができ、
操作性もよい。そして画像を確認してから選択的に記録
媒体等に記録することができるため、必要な画像を適切
に記録することができる。
【0173】次に、マニュアルビデオモニタモードの動
作について説明する。マニュアルビデオモニタモードで
は、撮像動作を行うことなく、電子現像型記録媒体30
に記録形成されている可視像が読み取られ、所定のビデ
オ信号に変換してモニタ82に出力される。
【0174】ステップS101〜106が実行された
後、現在マニュアルビデオモニタモードが動作中なた
め、ステップS107〜S111、S124の順に実行
される。ステップS124、S125では、上記ステッ
プS122、123と同様に外部機器(モニタ82)の
装着および外部電源の入力が確認される。モニタ82の
ケーブルが装着され、外部電源が入力していれば、ステ
ップS215に移り、ステップS215以降では上記オ
ートビデオモニタモードと同様にして電子現像型記録媒
体30に記録形成されている可視像が、ビデオ信号出力
回路74を介してビデオ信号に変換されてモニタ82に
出力される。
【0175】このようにマニュアルビデオモニタモード
では、電子現像型記録媒体30に記録形成されている可
視像を適宜モニタ82の画面に表示できるため、電子現
像型記録媒体30に記録形成されている可視像の確認が
容易であり、上記オートビデオモニタモードの場合と同
様、適切な記録が可能となる。
【0176】また、上記オートビデオモニタモードまた
はマニュアルビデオモニタモードでは、ラインセンサ4
4より出力される画像情報は640×480画素のビデ
オ信号に応じた画素数に間引かれる。これによりモニタ
表示に応じた適切な読出し動作ができ、処理が高速化す
るが、もしこのようなビデオモードで印刷動作が実行さ
れた場合、ビデオ信号用に間引かれた画像情報に対応す
る印刷情報が印刷されて画質の低い印刷となり、好まし
くない。先に述べたように、本実施形態では、ビデオ信
号を出力するオートビデオモニタモードまたはマニュア
ルビデオモニタモードが選択されているときは、プリン
トモードフラグを強制的にクリアして印刷動作を禁止し
ているため、ビデオ信号用の画質の低い画像が印刷され
ることは防がれている。
【0177】続いて、消去モードの動作について説明す
る。この消去モードでは、記録撮像、読出し等の動作を
行うことなく、単独の動作として電子現像型記録媒体3
0に記録形成されている可視像が消去される。すなわ
ち、モードスイッチ18によって消去モードが選択され
ていれば、ステップ110からステップ401(図2
7)に進み、ステップ401以降の消去動作が実行され
る。
【0178】図27は、本フローチャートの消去動作部
である。ステップS401では、消去装置駆動信号の命
令を受けてスキャナ駆動禁止フラグおよび消去動作の禁
止を制御するための消去禁止フラグがクリアされ、消去
装置75が駆動可能な状態に定められる。ステップS4
02では熱線75aが通電されると共に、スキャナ系駆
動信号が出力されてスキャナ系駆動モータ55が正転
し、電子現像型記録媒体30がその上方位置からその下
方位置に向かって下降させられ、これにより電子現像型
記録媒体30の背面が熱線75aにより加熱され、電子
現像型記録媒体30に記録形成されている可視像が消去
される。
【0179】ステップS403では、電子現像型記録媒
体30の全ての記録画像についての消去動作が完了した
か否かが判定される。全水平走査線の数は、ここでは消
去動作に応じて適宜定められ、上述したカウンタ等によ
り計数される。全水平走査線についての消去が完了して
いない場合、ステップS403へ戻り、上述した消去動
作が繰り返される。
【0180】このようにして全水平走査線の消去動作が
完了すると、ステップS404へ移り、スキャナ系駆動
信号の出力が停止され、スキャナ系駆動モータ55が停
止される。ステップS405では、消去装置駆動信号の
出力が停止し、熱線75aへの通電が停止し、消去禁止
フラグが立てられるとともに、露出完了フラグがクリア
される。ステップS406では、スキャナ系駆動モータ
55を逆転させるスキャナ系駆動信号が出力されて、電
子現像型記録媒体30が上昇し始める。
【0181】ステップS407では、電子現像型記録媒
体30が上方位置即ち撮像位置に復帰したことが確認さ
れると、ステップS408においてスキャナ系駆動信号
の出力が停止され、スキャナ系駆動モータ55が停止さ
れスキャナ駆動禁止フラグが立てられ、このフローチャ
ートは終了する。なお、図27には図示されていない
が、このフローチャート終了直前において、ステップS
131(図16)の場合と同様に、レリーズスイッチ1
4がイネーブルな状態に定められる。
【0182】このように消去モードを有していれば、電
子現像型記録媒体30に記録形成されている可視像を消
去することにより、電子現像型記録媒体30を繰り返し
使用することができる。
【0183】また、消去装置75が、副走査機構50の
支持枠に支持された線状の発熱体である熱線75aから
なり、スキャナ駆動により電子現像型記録媒体30の全
面を加熱してその可視像を消去するよう構成されている
ため、本装置を簡素かつ小型にできる。
【0184】更に、消去モード以外のときには熱線75
aが通電されることはなく、消去動作が実行されないの
で、電子現像型記録媒体30に記録形成されている可視
像を誤って消してしまうことがない。なお、消去モード
時に印刷動作を行なうこと自体は無意味であるので、消
去モードが選択されたときには、プリント動作切換スイ
ッチ401によるプリントモードフラグのオン状態は強
制的にオフ状態とされる。
【0185】このように本実施形態では撮影された被写
体像に対応する高精細なカラーの印刷情報を即時に得る
ことができる。
【0186】なお、本実施形態のモードスイッチ18で
は、上記第1の実施形態で説明したオートプリントモー
ドおよびマニュアルプリントモードが設定されていない
が、これらのモードを選択可能な構成とすることもでき
る。なお本実施形態の画像信号出力モードは外部機器が
接続していない状況では上記マニュアルモードと同じ動
作となる。
【0187】図33は、色分解フィルタ431の他の構
成例であるモザイクフィルタ432の構成例を示してい
る。モザイクフィルタ432は、RGBの各色フィルタ
要素が1画素毎に規則的に配列されている。具体的に
は、横方向に赤信号と緑信号が交互に配列された第1ラ
イン433と、青信号と緑信号が交互に配列された第2
ライン434が交互に配列され、この第1ライン432
および第2ライン434で1ライン分に相当する単位印
刷情報が形成される。このモザイクフィルタ432は、
上記ストライプフイルタと同じ位置に配置される。
【0188】このようにモザイクフィルタ432を用い
た場合、第2の実施形態とは異なり、モザイクフィルタ
432の横方向の2ライン分、すなわち2水平走査線分
で1ライン分の単位印刷情報が得られる。したがってラ
インメモリが2水平走査線分の容量を有していればよ
く、上記ストライプフィルタ435を用いた場合に比べ
コスト的に有利である。
【0189】図34は、本発明の第3の実施形態に係る
熱転写式のカラープリントカメラの外観図である。本実
施形態では、第2の実施形態と異なり、色分解フィルタ
431の代わりにに色分解プリズム71が用いられてい
る。図35は、この色分解プリズム71を用いた撮像光
学系の構成例を示している。この光学系は撮像光学系1
2の後方に配置された色分解プリズム71を有してい
る。すなわち、撮像光学系12を通過した光線は色分解
プリズム71によって、RGBの各色要素成分に分解さ
れて3つの出射面71a、71b、71cから出力さ
れ、これらの出射面に対向させて、それぞれ電子現像型
記録媒体30の赤信号記録領域30c、緑信号記録領域
30d、青信号記録領域30eが配設される。電子現像
型記録媒体30の各記録領域30c、30d、30eか
ら読み出された画像信号は、それぞれ画像処理回路によ
って処理され、画像記録装置等に出力される。ラインセ
ンサ44は各記録領域30c、30d、30eに対して
1つずつ設けられ、電子現像型記録媒体30の移動によ
り3つの出射面71a、71b、71cの前面に配置さ
れる。
【0190】このように構成される第3の実施形態で
は、第2の実施形態に比し赤、緑、青の色信号がそれぞ
れ独立して電子現像型記録媒体30の各記録領域30
c、30d、30eに記録されるので、より高精細なカ
ラー画像の印刷が可能となる。
【0191】また第3の実施形態の場合、RGBの各色
フィルタ要素の開始端となる3位置に対向する位置にそ
れぞれラインセンサ44を設け、これらを一体的に副走
査方向に相対移動する構成とし、副走査方向の単位移動
量毎に、これら3つのラインセンサ44からRGB各色
信号を得て、印刷情報を生成、印字する。ラインセンサ
44の駆動制御に関しては、ラインセンサ44の駆動を
3つの並列動作させる点および副走査方向における総駆
動量(全水平走査線数)を第2実施形態の1/3とする
点以外は、第2実施形態の動作を示すフローチャートが
そのまま適用できる。
【0192】図36、37は本発明の第4の実施形態に
係る感熱式のプリントカメラの外観図である。ここで第
1実施形態と同じ構成については同一参照符号を付して
説明を省略する。本実施形態では、第1実施形態のプリ
ンタエンジン406を構成する部分がカメラ本体11と
は別体のプリンタ装置441として構成され、このプリ
ンタ装置441はカメラ本体11に対して着脱可能であ
る。プリンタ装置441の側面には、プリント排出口4
02および給紙口403が設けられる。プリンタ装置4
41の上面には、装着爪443が四角に形成され、これ
らの装着爪443がカメラ本体11に形成された爪受部
(図示せず)に係合してプリンタ装置441がカメラ本
体11に固定される。また、プリンタ装置441の上面
には、プリンタアダプタ445が設けられ、このプリン
タアダプタ445は、プリンタ装置441がカメラ本体
11に固定された状態で、カメラ本体11に設けられた
プリンタ出力端子447に接続するようになっている。
【0193】記録用紙Pは、その一端において印刷ロー
ル421により巻回され、一対の案内ローラ419は、
この記録用紙Pを挟持している。案内ローラ419は、
ギア列422を介してプリンタ系駆動モータ407の出
力軸に連結しており、このプリンタ系駆動モータ407
の回動によりギア列422を介して回転し、これにより
記録用紙Pがサーマルヘッド411に対して相対移動す
る。
【0194】一方、電子現像型記録媒体30の前面側の
側方に固定されたラック30bはスキャナ系駆動モータ
55の出力軸に設けられたギア408に噛合している。
スキャナ系駆動モータ55の駆動により電子現像型記録
媒体30はラインセンサ44に対して相対移動する。
【0195】この第4の実施形態では、プリンタ装置4
41が着脱可能に構成されるため、印刷機能が不必要な
ときはカメラ本体11から外すことができ、便利であ
る。
【0196】図38は、第4の実施形態のプリントカメ
ラのブロック図である。プリンタ出力端子447には、
システムコントロール回路20およびプリンタ出力端子
447が電気的に接続し、プリンタアダプタ445には
プリンタエンジン406が接続している。プリンタ装置
441がカメラ本体11に接続している状態では、シス
テムコントロール回路20からの制御命令に基づいてプ
リンタエンジン406等は動作し、また印刷情報生成回
路405から出力される印刷情報はプリンタ装置441
に出力されて記録用紙Pに印刷される。
【0197】プリンタ装着検知回路449はプリンタ出
力端子447の近傍に設けられ、ケーブル装着検知回路
72と同様にしてプリンタアダプタ445の接続状況を
検知する。このプリンタ装着検知回路449によりプリ
ンタ装置441がカメラ本体11に装着されていないと
きに、印刷動作が実行される不具合が回避される。
【0198】以上のように上記各実施形態によれば、レ
リーズスイッチ14を操作することによって電子現像型
記録媒体30の電荷保持媒体32(液晶表示素子)に被
写体像が現像され、その電子現像型記録媒体30に記録
形成された光学情報(可視像)は、その後、副走査によ
りラインセンサ44より画像情報が検出され、所定の画
像情報群毎に単位印刷情報が生成され、記録用紙に印刷
される。電子現像型記録媒体30とラインセンサ44と
の組合せから成る画像信号検出系は、CCDから成る2
次元センサ(エリアセンサ)と比較して小形かつ安価で
あり、したがって、特に高精細画像を印刷する場合にそ
の効果は大きい。また電荷保持媒体32に画像が保持さ
れるため、ラインセンサ44による画像の読み取り動作
は比較的遅くてもよく、読み出された画像信号を処理す
るための回路構成を複雑にする必要はない。
【0199】また、オート画像記録モード等の各種モー
ドを選択可能なモードスイッチ18を有し、レリーズス
イッチ14を押下することによってモードスイッチ18
により選択されたモードで動作するよう構成されてお
り、単一のレリーズスイッチ14で所望の動作を選択的
に実行でき、本装置の構成が簡素化されるとともに、操
作性が向上する。また各動作についても、単一のレリー
ズ動作で実行できるように構成されており、操作性がよ
い。
【0200】換言すれば、本実施形態装置では、単一の
モードスイッチ18の設定により動作モードが決定さ
れ、単一のレリーズスイッチ14により動作が開始され
るため、煩雑なスイッチ類が最小限に抑えられており、
装置自体をコンパクトに形成できるとともに扱いが容易
である。
【0201】なお、電子現像型記録媒体30は上述した
構成のものに限定されず、画像を電子的に現像するもの
であれば、他の構成であってもよい。
【0202】また本発明は、上記実施形態のように一眼
レフカメラに限定されず、レンズシャッタ式カメラにも
適用できる。なおレンズシャッタ式カメラの場合には、
上記実施形態のようにスキャナ駆動時に再びシャッタ2
2を開放する必要はない。
【0203】光源42は発光素子(LED)であっても
よく、スキャナ光学系43は、単レンズの他、マイクロ
レンズアレー、セルフォックスレンズアレー等を利用す
ることができる。
【0204】さらに、画像記録装置67に装着される画
像データ記録媒体はハードディスク等の磁気記録媒体や
光磁気ディスク等の光磁気記録媒体であってもよい。
【0205】また、図3に示す副走査機構50は、図示
されたもの以外であってもよく、例えばラインセンサ4
4が、電子現像型記録媒体30において反射した光を検
出するように配設されていてもよい。
【0206】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、簡単な構
成によって撮影された被写体像に対応する高精細な印刷
情報を即時に得ることができ、安価であって、かつIC
メモリカード等の記録媒体に記録された画像情報を適宜
読み出して高速に印刷可能なプリントカメラが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るプリントカメラの
外観図である。
【図2】図1のプリントカメラの回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】図1のプリントカメラの電子現像型記録媒体お
よびプリンタ機構の近傍の構成を示す斜視図である。
【図4】電子現像型記録媒体の構成を示す図である。
【図5】第1の実施形態の撮像動作、読出し動作および
印刷動作を示すタイミングチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るプリントカメラ
の外観図である。
【図7】図6のプリントカメラの回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】色分解フィルタに用いられるストライプフィル
タの色フィルタ要素の配列を示す図である。
【図9】熱転写リボンの色インクの配列を示す図であ
る。
【図10】モードスイッチを示す図である。
【図11】プリント動作切替スイッチが操作されたとき
に実行されるフローチャートである。
【図12】図10のモードスイッチが操作されたときに
実行されるフローチャートである。
【図13】スキャナ走査モードスイッチを示す図であ
る。
【図14】各走査モードに対応する設定値例である。
【図15】第2の実施形態の印刷動作を示すタイミング
チャートである。
【図16】第2の実施形態の動作を示すフローチャート
の一部である。
【図17】図16のフローチャートの撮像部である。
【図18】図16のフローチャートの撮像部である。
【図19】図16のフローチャートの読出し部である。
【図20】図16のフローチャートの読出し部である。
【図21】図16のフローチャートの印刷部である。
【図22】図16のフローチャートの印刷部である。
【図23】図16のフローチャートの印刷部である。
【図24】図16のフローチャートの画像記録装置再生
動作部である。
【図25】図16のフローチャートの画像記録装置再生
動作部である。
【図26】図16のフローチャートの画像記録装置再生
動作部である。
【図27】図16のフローチャートの消去部である。
【図28】第1のケーブル装着検知機構であり、(a)
は外部からのケーブルが非接続な状態、(b)はケーブ
ルが接続されている状態を示している。
【図29】第2のケーブル装着検知機構であり、(a)
は外部からのケーブルが非接続な状態、(b)はこのケ
ーブルが接続されている状態を示している。
【図30】第3のケーブル装着検知機構である。
【図31】外部電源検知回路のブロック図である。
【図32】画像信号再生モードにおける印刷動作を示す
タイミングチャートである。
【図33】色分解フィルタの他の構成例であるモザイク
フィルタ432の構成例を示す図である。
【図34】本発明の第3の実施形態に係る熱転写式のカ
ラープリントカメラの外観図である。
【図35】図34の色分解プリズムを用いた撮像光学系
の構成例を示す図である。
【図36】本発明の第4の実施形態に係る感熱式のプリ
ントカメラの外観図である。
【図37】本発明の第4の実施形態に係る感熱式のプリ
ントカメラの外観図である。
【図38】本発明の第4実施形態に係るプリントカメラ
のブロック図である。
【符号の説明】
11 カメラ本体 12 撮像光学系 14 レリーズスイッチ 18 モードスイッチ 19 スキャナ走査モードスイッチ 20 システムコントロール回路 30 電子現像型記録媒体 42 光源 43 スキャナ光学系 44 ラインセンサ 46 スキャナ系駆動回路 50 副走査機構 55 スキャナ系駆動モータ 401 プリント動作切替スイッチ 406 プリンタエンジン 411 サーマルヘッド 441 プリンタ装置 P 記録用紙
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/765 7734−5C H04N 5/781 510C 5/781

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像光学系によって結像された光学像
    を、その光学像の光強度分布を示す光学情報として記録
    する電子現像型記録媒体と、この電子現像型記録媒体に
    記録された光学情報を電気的な画像情報に変換して出力
    する画像情報制御手段と、前記画像情報を画像情報記録
    媒体に記録する画像情報記録手段と、前記画像情報記録
    媒体に記録されている画像情報を再生する画像情報再生
    手段と、前記画像情報記録媒体より所定の再生画像情報
    群が再生される毎に所定の単位印刷情報を生成して記録
    用紙に印刷する印刷手段とを備えたことを特徴とするプ
    リントカメラ。
  2. 【請求項2】 前記電子現像型記録媒体が、画像に応じ
    た電荷が発生する静電情報記録媒体と、この電荷に応じ
    て可視像が発生するとともにこの可視像を保持可能な電
    荷保持媒体とを有することを特徴とする請求項1に記載
    のプリントカメラ。
  3. 【請求項3】 前記電荷保持媒体がメモリタイプの液晶
    を用いた液晶表示素子であることを特徴とする請求項2
    に記載のプリントカメラ。
  4. 【請求項4】 前記単位印刷情報が印刷される方向とは
    異なる方向に記録用紙を搬送する記録用紙搬送手段を有
    することを特徴とする請求項1に記載のプリントカメ
    ラ。
  5. 【請求項5】 前記印刷手段および記録用紙搬送手段
    が、着脱可能に設けられることを特徴とする請求項4に
    記載のプリントカメラ。
  6. 【請求項6】 前記印刷手段および記録用紙搬送手段
    が、一体的に形成されることを特徴とする請求項4に記
    載のプリントカメラ。
  7. 【請求項7】 前記画像情報制御手段が、この電子現像
    型記録媒体上に規定した主走査方向に沿った位置に配置
    され、前記主走査方向に沿った前記光学情報に対応する
    電気的な画像情報を得るラインセンサと、このラインセ
    ンサを制御して前記画像情報を出力する画像情報出力手
    段と、前記ラインセンサおよび前記電子現像型記録媒体
    を前記主走査方向とは異なる副走査方向に相対移動させ
    る移動手段とを有し、前記印刷手段が、前記ラインセン
    サより所定の画像情報群が出力される毎に、この画像情
    報群を印刷情報に変換して記録用紙に印刷することを特
    徴とする請求項1に記載のプリントカメラ。
  8. 【請求項8】 前記ラインセンサより画像情報群が出力
    される毎にこの画像情報に対応する単位印刷情報が生成
    される第1の印刷モードと、前記画像情報記録媒体より
    再生画像情報群が出力される毎にこの再生画像情報群に
    対応する単位印刷情報が生成される第2の印刷モードと
    を選択可能なプリントモード選択手段を有することを特
    徴とする請求項7に記載の画像信号入力装置。
  9. 【請求項9】 撮像光学系によって結像された光学像
    を、その光学像の光強度分布を示す光学情報として記録
    する電子現像型記録媒体と、この電子現像型記録媒体に
    記録された光学情報を電気的な画像情報に変換して出力
    する画像情報制御手段と、前記画像情報を画像情報記録
    媒体に記録する画像情報記録手段と、前記画像情報記録
    媒体に記録されている画像情報を再生する画像情報再生
    手段と、前記画像情報記録媒体より第1の色要素成分の
    画像情報より構成される画像情報群が再生される毎に第
    2の色要素成分の単位印刷情報を生成し、記録用紙に印
    刷する印刷手段とを有することを特徴とするプリントカ
    メラ。
  10. 【請求項10】 前記光学情報を前記第1の色要素成分
    に分解する色フィルタを有することを特徴とする請求項
    9に記載のプリントカメラ。
  11. 【請求項11】 前記第1の色要素成分が、R(赤)、
    G(緑)およびB(青)より構成され、前記第2の色要
    素成分が、Cy(シアン)、Ye(イエロー)、Mg
    (マゼンダ)およびBk(ブラック)より構成されるこ
    とを特徴とする請求項9に記載のプリントカメラ。
  12. 【請求項12】 前記電子現像型記録媒体が、前記ライ
    ンセンサに平行に配置され、光学像が結像される2次元
    の記録領域を有することを特徴とする請求項1に記載の
    プリントカメラ。
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