JPH08288254A - エッチング電極 - Google Patents
エッチング電極Info
- Publication number
- JPH08288254A JPH08288254A JP8553895A JP8553895A JPH08288254A JP H08288254 A JPH08288254 A JP H08288254A JP 8553895 A JP8553895 A JP 8553895A JP 8553895 A JP8553895 A JP 8553895A JP H08288254 A JPH08288254 A JP H08288254A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- etching
- electrode
- etching electrode
- plasma
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
- Plasma Technology (AREA)
- ing And Chemical Polishing (AREA)
- Drying Of Semiconductors (AREA)
Abstract
とさない静電吸着力の影響を回避できるエッチング電極
を提供すること 【構成】真空処理室6内に設けたエッチング電極1上の
誘電体製の保持台3に基板4を載せ、該真空処理室内で
μ波或いは高周波によるプラズマを発生させると共に該
エッチング電極を高周波バイアスして該基板をエッチン
グする装置のエッチング電極に於いて、該保持台の表面
に、プラズマが侵入しない程度の高さ位置に該基板を支
持する突起5を少なくとも3個形成した 【効果】基板が汚染されず、静電吸着力の影響を受けず
に基板を保持台から取り外せるので基板を損傷する不都
合もなく、スループットが低下することもないので生産
性も良好になる
Description
板上の物質をプラズマを利用してエッチングするために
使用されるエッチング電極に関する。
結合型(一般にRIEと呼ばれている)、有磁場RIE
型、高周波コイルによる誘導結合型、μ波放電型、有磁
場μ波放電型(ECRも含む)、ヘリコン波型、等が知
られている(堀池靖浩、進藤春雄::“エッチング用プ
ラズマ源を根本から見直す試みが活発に”、日経マイク
ロデバイス、1991年10月号、89頁参照)。いずれの装置
も、基板を載置したエッチング電極に高周波バイアスを
印加し、ブロッキングコンデンサーを用いて該基板に負
の自己バイアスを発生させ、これによる電圧をプラズマ
中で発生したイオンに加速電圧として与えることにより
イオンを基板に衝突させ、該基板をエッチングするよう
になっている。エッチング電極に印加される高周波バイ
アスが比較的低い周波数であるときは、イオンが周波数
に追従して移動できるので、高周波電圧だけでイオンに
加速電圧を与えることができ、ブロッキングコンデンサ
ーを必ずしも必要としない。
ッチング装置であり、真空処理室a内に設けたエッチン
グ電極b上の石英、アルミナ等の誘電体製の保持台cに
エッチング処理すべき基板dを載せ、該エッチング電極
bに対向させてガス導入孔eから導入したプロセスガス
を均一に噴出させるための多孔を形成した対向電極fを
設け、高周波電源gを該電極bに接続して高周波プラズ
マを発生させる構成を有する。同図のhは該真空処理室
aの外部で回転してプラズマを対向電極fの前面に拘束
してマグネトロンエッチングを行うための永久磁石、j
は真空排気口である。
合型のエッチング装置であり、図1のものと、エッチン
グ電極の高周波電源g以外の高周波電源mに接続したプ
ラズマ発生用の高周波電場を誘電体隔壁iを通して導入
するための高周波アンテナkが該真空処理室aの外周に
設けられた点が相違する。尚、基板dは図示してない自
動搬送アーム等の搬送手段により該真空処理室a内へ搬
出入される。これらの装置の保持台cの詳細は、図3に
示す如くであり、基板dを載せる面は平坦に形成されて
いる。該高周波アンテナkの高周波の周波数は任意であ
り、プラズマ発生源としてはμ波でも良い。また、エッ
チング電極bに印加される高周波の周波数も13.56MHzに
限定されるものではなく、より高い周波数、例えば27.1
2MHzでもよく、また数百kHZ の周波数でもよい。
は、その真空処理室a内を適当な真空圧に排気すると共
に、プロセスガスを導入して高周波電源g、mからエッ
チング電極bや高周波アンテナkへ通電すると、該対向
電極fの前方にプラズマが発生する。該プロセスガスの
分解により発生したイオンが自己バイアスで負電圧とな
った該エッチング電極b上の基板dに突入し、該基板d
がエッチング処理される。該ガスをArガスとすれば基板
dはエッチクリーニングされ、CF4 ガスを使用すれば S
iO2 基板をエッチングすることができる。
行うと、基板dと誘電体の保持台cの間に発生した静電
力により放電終了後も静電吸着力が働き、基板dが保持
台cに吸着された状態となって基板dを該保持台c上か
ら取り外して搬送できない事態が生じる不都合があっ
た。このような事態が発生する原因は、プラズマからの
荷電粒子流入及び二次電子発生率の違いにより基板dと
保持台cが異なった電位を持ち、しかもこの電位差が大
きく、基板dと保持台cの間に強い静電吸着力が働き、
プラズマが消えても基板dが保持台cに強く吸着された
ままになるためである。この吸着状態の基板dの搬送を
試みたところ、基板dはこれの吸着力に対向する力が加
えられたことにより損傷し、その搬送は困難であった。
するRFバイアス電力が低く、基板部におけるチャージア
ップ現象が起らなかったので、上記事態は発生しなかっ
たが、近時、デバイスの高密度化に伴い高いエッチング
速度が要求され、高い基板バイアス電力を印加するよう
になったため問題として浮上するに至ったのである。
せない方法として、基板と保持部を同質の材料として比
抵抗を等しくするか、エッチング終了後にプラズマ発生
用の電源を稼働状態にしたままバイアス電源を切って暫
く放置することが考えられるが、前者の方法では基板に
金属汚染や不純物汚染を生じるので好ましくなく、また
後者の方法ではスループットの点で好ましくなく、いず
れの方法も生産機としては採用し難い。
ループットを落とさない静電吸着力の影響を回避できる
エッチング電極を提供することを目的とするものであ
る。
内に設けたエッチング電極上の誘電体製の保持台に基板
を載せ、該真空処理室内でμ波或いは高周波によるプラ
ズマを発生させると共に該エッチング電極を高周波バイ
アスして該基板をエッチングする装置のエッチング電極
に於いて、該保持台の表面に、プラズマが侵入しない程
度の高さ位置に該基板を支持する突起を少なくとも3個
形成することにより、上記の目的を達成するようにし
た。
な真空圧に調整し、基板を該保持台に載せ、エッチング
電極を高周波バイアスしながら高周波プラズマを発生さ
せると、プラズマ中のイオンが基板に突入してこれのエ
ッチング処理が行われ、この際に基板と保持台との間に
静電力が発生するが、基板が保持台の表面に形成したプ
ラズマが侵入しない程度のわずかな高さの突起上に載せ
られているために、基板は該保持台との静電吸着力の影
響の圏外となり、不純物汚染やスループットを落とすこ
となく該保持台から取り去ることができる。
符号1はエッチング電極を示し、これには図示してない
高周波電源により高周波バイアスが印加される。該エッ
チング電極1上には、窪み2を設けた石英、アルミナ等
の誘電体製の保持台3を設け、その窪み2に処理すべき
基板4が載せられる。該保持台3の表面3aの少なくと
も3箇所には、エッチングのために生起されるプラズマ
が侵入しない程度の高さ位置に該基板4を支持する突起
5を設けるようにした。各突起5の表面3aからの高さ
を0.1〜1mmとすれば、これに載せた基板4との間に
プラズマが侵入することがないので基板4にも十分な自
己バイアス電圧が発生してエッチングでき、しかも基板
4が保持台3の間に発生する電位差による静電吸着力の
影響を受けることがなくなり、基板4を該保持台3から
わずかな力で取り外せ、該表面3aの3箇所に例えば3
角形をなすように分散させて該突起5を形成することで
基板4を安定に保持できる。尚、突起5の形状は、球
形、円筒形、尖鋭形等任意である。
は、例えば図5に示した誘導結合方式のエッチング装置
に設けて従来と同様のエッチング処理を基板4に施すこ
とができるもので、同図に於いて符号6は真空排気口7
を備えた真空処理室を示し、該真空処理室6の下方に該
エッチング電極1を設け、その上方にプロセスガスの導
入口8につながる多孔を有する対向電極9を設けた。1
0はプラズマ発生用の高周波アンテナ11への高周波電
源、12はエッチング電極1を高周波バイアスする高周
波電源である。
を導入し、50mPa から1000mPa までの圧力領域で
各高周波電源10、12から13.56MHzの高周波を印加し
てスパッタエッチングを行ったところ、チャージアップ
による基板の吸着現象は発生しなかった。また、100
0枚の信頼性試験を通して基板4にエッチングを行って
も一度もチャージアップによる吸着現象は発生せず、基
板の搬送トラブルは発生しなかった。
波バイアスして基板に高周波プラズマエッチングするエ
ッチング電極上の誘電体製の基板保持台の表面に、プラ
ズマが侵入しない程度の高さ位置に該基板を支持する突
起を少なくとも3個形成したので、基板が汚染されず、
静電吸着力の影響を受けずに基板を保持台から取り外せ
るので基板を損傷する不都合もなく、スループットが低
下することもないので生産性も良好になる等の効果があ
る。
断側面図
截断側面図
大断面図
図
基板 5 突起 6 真空処理室
Claims (2)
- 【請求項1】 真空処理室内に設けたエッチング電極上
の誘電体製の保持台に基板を載せ、該真空処理室内でμ
波或いは高周波によるプラズマを発生させると共に該エ
ッチング電極を高周波バイアスして該基板をエッチング
する装置のエッチング電極に於いて、該保持台の表面
に、プラズマが侵入しない程度の高さ位置に該基板を支
持する突起を少なくとも3個形成したことを特徴とする
エッチング電極。 - 【請求項2】 上記突起は0.1〜1mmの高さである
ことを特徴とする請求項1に記載のエッチング電極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8553895A JP3662293B2 (ja) | 1995-04-11 | 1995-04-11 | エッチング電極 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8553895A JP3662293B2 (ja) | 1995-04-11 | 1995-04-11 | エッチング電極 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08288254A true JPH08288254A (ja) | 1996-11-01 |
JP3662293B2 JP3662293B2 (ja) | 2005-06-22 |
Family
ID=13861665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8553895A Expired - Fee Related JP3662293B2 (ja) | 1995-04-11 | 1995-04-11 | エッチング電極 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3662293B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002359280A (ja) * | 2001-03-06 | 2002-12-13 | Samsung Electronics Co Ltd | プレートアセンブリおよびこれを有する加工装置 |
-
1995
- 1995-04-11 JP JP8553895A patent/JP3662293B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002359280A (ja) * | 2001-03-06 | 2002-12-13 | Samsung Electronics Co Ltd | プレートアセンブリおよびこれを有する加工装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3662293B2 (ja) | 2005-06-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5607542A (en) | Inductively enhanced reactive ion etching | |
US5622635A (en) | Method for enhanced inductive coupling to plasmas with reduced sputter contamination | |
EP0031704B1 (en) | Improvements in or relating to apparatus for a reative plasma process | |
US6716303B1 (en) | Vacuum plasma processor having a chamber with electrodes and a coil for plasma excitation and method of operating same | |
JP3174981B2 (ja) | ヘリコン波プラズマ処理装置 | |
JP2002500413A (ja) | 電力供給された非磁性金属部材をプラズマac励起源とプラズマの間に含むプラズマ装置 | |
JPH09162178A (ja) | プラズマ処理リアクタでの一様性プロファイルを制御するための電極設計 | |
JPH07142455A (ja) | プラズマエッチング方法及びプラズマエッチング装置 | |
JP4013674B2 (ja) | プラズマドーピング方法及び装置 | |
EP1097253A1 (en) | Ion energy attenuation | |
CN105702572A (zh) | 等离子体蚀刻方法 | |
JP4566373B2 (ja) | 酸化膜エッチング方法 | |
US5344536A (en) | Method of and apparatus for processing a workpiece in plasma | |
JP2004158272A (ja) | 高周波誘導結合プラズマ源および高周波誘導結合プラズマ装置 | |
JP3662293B2 (ja) | エッチング電極 | |
JPH10284298A (ja) | プラズマ処理方法及び装置 | |
JP3595885B2 (ja) | プラズマ処理方法及びプラズマ装置 | |
JP3278732B2 (ja) | エッチング装置及びエッチング方法 | |
JP2003309107A (ja) | 積層膜のエッチング方法 | |
JP3379506B2 (ja) | プラズマ処理方法及び装置 | |
JP3455616B2 (ja) | エッチング装置 | |
JPH06120170A (ja) | プラズマエッチング処理方法 | |
JP2004259721A (ja) | 試料処理装置 | |
JP3752358B2 (ja) | 反応性イオンエッチング装置 | |
JP3668535B2 (ja) | エッチング装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050114 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050323 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090401 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090401 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110401 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110401 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140401 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |