JPH08287286A - 平面画像マッピング方法 - Google Patents
平面画像マッピング方法Info
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- JPH08287286A JPH08287286A JP11235695A JP11235695A JPH08287286A JP H08287286 A JPH08287286 A JP H08287286A JP 11235695 A JP11235695 A JP 11235695A JP 11235695 A JP11235695 A JP 11235695A JP H08287286 A JPH08287286 A JP H08287286A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】３次元画像の表面の一部の領域を切り出す作業
をすることなく、所望の領域に平面画像をマッピングす
ることが可能な平面画像マッピング方法を提供するこ
と。 【構成】スクリーン上に表示された３次元画像オブジェ
クト３０の表面を複数の多角形で表し、該複数の多角形
の頂点に対して夫々の法線が互いに直交する第１、第２
及び第３平面画像をマッピングする平面画像マッピング
方法であって、上記第１平面画像の第１法線３２と上記
多角形の頂点の法線との間の角度を予め定めた第１閾値
と比較し、上記第１閾値以下の角度となる法線Ｎ1、Ｎ2
及びＮ3を有する頂点に上記第１平面画像の対応座標位
置をマッピングし、上記第２平面画像の第２法線３４と
上記多角形の頂点の法線との間の角度を予め定めた第２
閾値と比較し、上記第２閾値以下の角度となる法線を有
する頂点に上記第２平面画像の対応座標位置をマッピン
グし、上記３次元画像オブジェクトの表面の残りの頂点
に上記第３平面画像の対応座標位置をマッピングするこ
とを特徴とする。
をすることなく、所望の領域に平面画像をマッピングす
ることが可能な平面画像マッピング方法を提供するこ
と。 【構成】スクリーン上に表示された３次元画像オブジェ
クト３０の表面を複数の多角形で表し、該複数の多角形
の頂点に対して夫々の法線が互いに直交する第１、第２
及び第３平面画像をマッピングする平面画像マッピング
方法であって、上記第１平面画像の第１法線３２と上記
多角形の頂点の法線との間の角度を予め定めた第１閾値
と比較し、上記第１閾値以下の角度となる法線Ｎ1、Ｎ2
及びＮ3を有する頂点に上記第１平面画像の対応座標位
置をマッピングし、上記第２平面画像の第２法線３４と
上記多角形の頂点の法線との間の角度を予め定めた第２
閾値と比較し、上記第２閾値以下の角度となる法線を有
する頂点に上記第２平面画像の対応座標位置をマッピン
グし、上記３次元画像オブジェクトの表面の残りの頂点
に上記第３平面画像の対応座標位置をマッピングするこ
とを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、表示スクリーン上に表
示した３次元画像オブジェクトの表面に平面をマッピン
グする方法に関する。
示した３次元画像オブジェクトの表面に平面をマッピン
グする方法に関する。
【０００２】
【従来技術】コンピュータ・グラフィックス技術の進歩
により、極めて精密で精細な３次元画像をコンピュータ
表示器のスクリーンに表示できるようになった。３次元
画像オブジェクトの表面に任意の画像を貼り付けるため
に、テクスチュア・マッピング（Texture Mapping）と
いう技術が用いられている。この技術は、予め生成した
テクスチュア・マップ（Texture Map）と呼ばれる平面
画像を３次元画像オブジェクトの表面上に写像（マッピ
ング：mapping）するものである。ここで、マッピング
という処理は、例えば、ｕ及びｖという２つの正規化し
た変数（０から１までの実変数）で平面画像の２次元座
標を表し、３次元画像オブジェクトの表面（一般には曲
面）の選択された位置に平面画像の正規化した２次元座
標を写像することである。このマッピング処理により得
られたマッピング（写像）データに基づき、実際に平面
画像の対応領域の画像データを３次元画像オブジェクト
の対応位置に貼り付ける処理が行われる。なお、平面画
像を３次元画像オブジェクトの表面の曲面上に貼り付け
るには、適切な補間処理やフィルタ処理等が行われる。
この場合、従来は、３次元画像オブジェクトの表面上の
どの領域に平面画像をマッピングするかを決定するため
に、表示スクリーン上で、３次元画像の表面の一部分を
切り出し、その切り出し部分に平面画像をマッピングす
るのが普通であった。
により、極めて精密で精細な３次元画像をコンピュータ
表示器のスクリーンに表示できるようになった。３次元
画像オブジェクトの表面に任意の画像を貼り付けるため
に、テクスチュア・マッピング（Texture Mapping）と
いう技術が用いられている。この技術は、予め生成した
テクスチュア・マップ（Texture Map）と呼ばれる平面
画像を３次元画像オブジェクトの表面上に写像（マッピ
ング：mapping）するものである。ここで、マッピング
という処理は、例えば、ｕ及びｖという２つの正規化し
た変数（０から１までの実変数）で平面画像の２次元座
標を表し、３次元画像オブジェクトの表面（一般には曲
面）の選択された位置に平面画像の正規化した２次元座
標を写像することである。このマッピング処理により得
られたマッピング（写像）データに基づき、実際に平面
画像の対応領域の画像データを３次元画像オブジェクト
の対応位置に貼り付ける処理が行われる。なお、平面画
像を３次元画像オブジェクトの表面の曲面上に貼り付け
るには、適切な補間処理やフィルタ処理等が行われる。
この場合、従来は、３次元画像オブジェクトの表面上の
どの領域に平面画像をマッピングするかを決定するため
に、表示スクリーン上で、３次元画像の表面の一部分を
切り出し、その切り出し部分に平面画像をマッピングす
るのが普通であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、３次元画像の
表面の一部の領域を適切に切り出す作業は、その３次元
画像オブジェクトの構造、形状等が複雑な場合には極め
て煩雑であり時間のかかる作業であった。本発明の目的
は、３次元画像の表面の一部の領域を切り出す作業をす
ることなく、所望の領域に平面画像をマッピングするこ
とが可能な平面画像マッピング方法を提供することであ
る。
表面の一部の領域を適切に切り出す作業は、その３次元
画像オブジェクトの構造、形状等が複雑な場合には極め
て煩雑であり時間のかかる作業であった。本発明の目的
は、３次元画像の表面の一部の領域を切り出す作業をす
ることなく、所望の領域に平面画像をマッピングするこ
とが可能な平面画像マッピング方法を提供することであ
る。
【０００４】
【課題を解決する為の手段】本発明は、スクリーン上に
表示された３次元画像オブジェクトの表面を複数の多角
形で表し、該複数の多角形の頂点に第１平面画像をマッ
ピングする平面画像マッピング方法であって、上記第１
平面画像の第１法線と上記多角形の頂点の法線との間の
角度を予め定めた第１閾値と比較し、上記第１閾値以下
の角度となる法線を有する頂点に上記第１平面画像の対
応座標位置をマッピングすることを特徴とする。
表示された３次元画像オブジェクトの表面を複数の多角
形で表し、該複数の多角形の頂点に第１平面画像をマッ
ピングする平面画像マッピング方法であって、上記第１
平面画像の第１法線と上記多角形の頂点の法線との間の
角度を予め定めた第１閾値と比較し、上記第１閾値以下
の角度となる法線を有する頂点に上記第１平面画像の対
応座標位置をマッピングすることを特徴とする。
【０００５】また、本発明は、スクリーン上に表示され
た３次元画像オブジェクトの表面を複数の多角形で表
し、該複数の多角形の頂点に夫々の法線が互いに直交す
る第１、第２及び第３平面画像をマッピングする平面画
像マッピング方法であって、上記第１平面画像の法線と
上記多角形の頂点の法線との間の角度を予め定めた第１
閾値と比較し、上記第１閾値以下の角度となる法線を有
する頂点に上記第１平面画像の対応座標位置をマッピン
グし、上記第２平面画像の法線と上記多角形の頂点の法
線との間の角度を予め定めた第２閾値と比較し、上記第
２閾値以下の角度となる法線を有する頂点に上記第２平
面画像の対応座標位置をマッピングし、上記３次元画像
オブジェクトの表面の残りの頂点に上記第３平面画像の
対応座標位置をマッピングすることを特徴とする。
た３次元画像オブジェクトの表面を複数の多角形で表
し、該複数の多角形の頂点に夫々の法線が互いに直交す
る第１、第２及び第３平面画像をマッピングする平面画
像マッピング方法であって、上記第１平面画像の法線と
上記多角形の頂点の法線との間の角度を予め定めた第１
閾値と比較し、上記第１閾値以下の角度となる法線を有
する頂点に上記第１平面画像の対応座標位置をマッピン
グし、上記第２平面画像の法線と上記多角形の頂点の法
線との間の角度を予め定めた第２閾値と比較し、上記第
２閾値以下の角度となる法線を有する頂点に上記第２平
面画像の対応座標位置をマッピングし、上記３次元画像
オブジェクトの表面の残りの頂点に上記第３平面画像の
対応座標位置をマッピングすることを特徴とする。
【０００６】
【実施例】図２は、本発明を実施するのに好適なコンピ
ュータ・システムの構成を示すブロック図である。μＰ
（コンピュータ）１０を中心とするシステムであり、こ
れにキーボード１２、座標入力装置１３、ＲＯＭ及びＲ
ＡＭを含むシステム・メモリ１４、磁気ディスク等の外
部メモリ１６及びＣＲＴその他の表示スクリーンを有す
る表示器１８が接続されている。座標入力装置１３は、
マウス、トラックボール、デジタイザの如き周知の装置
で良い。以上のシステムにおいて、オペレータは、種々
のソフトウェアを利用して、種々の３次元画像を表示ス
クリーン上で生成し、加工し、修正し、目的の画像を作
成できる。
ュータ・システムの構成を示すブロック図である。μＰ
（コンピュータ）１０を中心とするシステムであり、こ
れにキーボード１２、座標入力装置１３、ＲＯＭ及びＲ
ＡＭを含むシステム・メモリ１４、磁気ディスク等の外
部メモリ１６及びＣＲＴその他の表示スクリーンを有す
る表示器１８が接続されている。座標入力装置１３は、
マウス、トラックボール、デジタイザの如き周知の装置
で良い。以上のシステムにおいて、オペレータは、種々
のソフトウェアを利用して、種々の３次元画像を表示ス
クリーン上で生成し、加工し、修正し、目的の画像を作
成できる。
【０００７】図３は、本発明による画像マッピング方法
の概念の説明のための画像オブジェクトの斜視図であ
る。本発明の画像マッピング方法では、説明の便宜上、
立方体に類似の画像オブジェクト３０を表示した例であ
り、この画像オブジェクト３０に対して、互いに直交関
係にある３つの方向（矢線３２、３４及び３６で示す方
向）から第１、第２及び第３平面画像を夫々マッピング
する。なお、マッピングとは、上述のように、正規化さ
れた平面画像の座標位置に対応する３次元画像オブジェ
クトの表面の位置を特定する写像（マッピング）データ
を生成することをいい、これは従来の概念と全く同一で
あるので、これ以上の詳細な内容の説明は省略する。画
像オブジェクト３０は、立方体に類似の形状であるが、
各表面は曲面で形成されており、複数の多角形で区分さ
れている。説明及び図示の便宜上、図３では、３つの表
面Ａ、Ｂ及びＣを示し、各表面を１６の四角形により区
分しているが、実際にはもっと多くの区分を採用しても
良いし、多角形も三角形や他の多角形を採用しても良
い。矢線３２、３４及び３６で示した３つの方向は、マ
ッピングする第１、第２及び第３平面画像（図示せず）
の法線ベクトルを表している。これら３つの法線（矢
線）３２、３４及び３６は、互いに直交関係にあるとい
う条件を満たせば、画像オブジェクト３０に対してどの
ような方向に設定するかは任意である。よって、オペレ
ータがマウスのような座標入力装置を用いて、例えば、
第１平面画像の法線３２の方向を決定すれば、他の２つ
の平面画像の法線３４及び３６の方向は自動的に決定さ
れる。
の概念の説明のための画像オブジェクトの斜視図であ
る。本発明の画像マッピング方法では、説明の便宜上、
立方体に類似の画像オブジェクト３０を表示した例であ
り、この画像オブジェクト３０に対して、互いに直交関
係にある３つの方向（矢線３２、３４及び３６で示す方
向）から第１、第２及び第３平面画像を夫々マッピング
する。なお、マッピングとは、上述のように、正規化さ
れた平面画像の座標位置に対応する３次元画像オブジェ
クトの表面の位置を特定する写像（マッピング）データ
を生成することをいい、これは従来の概念と全く同一で
あるので、これ以上の詳細な内容の説明は省略する。画
像オブジェクト３０は、立方体に類似の形状であるが、
各表面は曲面で形成されており、複数の多角形で区分さ
れている。説明及び図示の便宜上、図３では、３つの表
面Ａ、Ｂ及びＣを示し、各表面を１６の四角形により区
分しているが、実際にはもっと多くの区分を採用しても
良いし、多角形も三角形や他の多角形を採用しても良
い。矢線３２、３４及び３６で示した３つの方向は、マ
ッピングする第１、第２及び第３平面画像（図示せず）
の法線ベクトルを表している。これら３つの法線（矢
線）３２、３４及び３６は、互いに直交関係にあるとい
う条件を満たせば、画像オブジェクト３０に対してどの
ような方向に設定するかは任意である。よって、オペレ
ータがマウスのような座標入力装置を用いて、例えば、
第１平面画像の法線３２の方向を決定すれば、他の２つ
の平面画像の法線３４及び３６の方向は自動的に決定さ
れる。
【０００８】図４は、図３の画像オブジェクト３０を表
面Ｂ及びＣに垂直な面で切断した場合の部分断面図であ
る。画像オブジェクト３０の各表面Ａ、Ｂ及びＣを区分
している多角形（ここでは四角形）の頂点の法線ベクト
ルが計算され、図４では、これらの法線ベクトルＮ1〜
Ｎ6を示している。第１平面画像の第１法線３２と曲面
Ｃ上の３つの頂点の法線ベクトルＮ1、Ｎ2及びＮ3との
間の角度が夫々θ1、θ2及びθ3であり、これらの角度
が所定の第１閾値以下であれば、これらの頂点に第１平
面画像がマッピングされる。したがって、オペレータ
は、第１閾値をこれらの角度θ1、θ2及びθ3より大き
い角度、例えば４５度に設定する。確実に曲面Ｃ上に存
在する全ての頂点に第１平面画像をマッピングするため
には、その曲面Ｃの形状等に応じて適切な閾値を設定す
る必要がある。一般に、閾値の角度は、３０度〜４５度
程度に設定するのが望ましいが、この閾値をどの程度の
値にするかは、上述のように、３次元画像オブジェクト
のマッピングしたい領域の範囲及び形状等により決定さ
れる。次に、曲面Ｂ上の頂点の法線ベクトルＮ4、Ｎ5及
びＮ6と第２法線３４との間の角度θ4、θ5及びθ6を所
定の第２閾値の角度と比較し、この第２閾値以下の角度
となる法線を有する頂点で囲まれた領域に第２平面画像
の対応領域をマッピングする。よって、これらの角度θ
4、θ5及びθ6が第２閾値以下であれば、これらの頂点
に第２平面画像がマッピングされる。このように、曲面
Ｃ及びＢ上の頂点にマッピングした後に、曲面Ａについ
てのマッピングを行う。この場合、曲面Ｃ及びＢのマッ
ピングが終了しているので、残った曲面Ａの領域の頂点
のみをマッピング処理すれば良い。よって、曲面Ａ上の
多角形の頂点の法線と法線ベクトル３６との角度の比較
を実行する必要はない。ただし、必要に応じて、第３平
面画像のマッピング処理についても、各頂点の法線と第
３法線との間の角度と所定の第３閾値との比較を実行し
ても良い。
面Ｂ及びＣに垂直な面で切断した場合の部分断面図であ
る。画像オブジェクト３０の各表面Ａ、Ｂ及びＣを区分
している多角形（ここでは四角形）の頂点の法線ベクト
ルが計算され、図４では、これらの法線ベクトルＮ1〜
Ｎ6を示している。第１平面画像の第１法線３２と曲面
Ｃ上の３つの頂点の法線ベクトルＮ1、Ｎ2及びＮ3との
間の角度が夫々θ1、θ2及びθ3であり、これらの角度
が所定の第１閾値以下であれば、これらの頂点に第１平
面画像がマッピングされる。したがって、オペレータ
は、第１閾値をこれらの角度θ1、θ2及びθ3より大き
い角度、例えば４５度に設定する。確実に曲面Ｃ上に存
在する全ての頂点に第１平面画像をマッピングするため
には、その曲面Ｃの形状等に応じて適切な閾値を設定す
る必要がある。一般に、閾値の角度は、３０度〜４５度
程度に設定するのが望ましいが、この閾値をどの程度の
値にするかは、上述のように、３次元画像オブジェクト
のマッピングしたい領域の範囲及び形状等により決定さ
れる。次に、曲面Ｂ上の頂点の法線ベクトルＮ4、Ｎ5及
びＮ6と第２法線３４との間の角度θ4、θ5及びθ6を所
定の第２閾値の角度と比較し、この第２閾値以下の角度
となる法線を有する頂点で囲まれた領域に第２平面画像
の対応領域をマッピングする。よって、これらの角度θ
4、θ5及びθ6が第２閾値以下であれば、これらの頂点
に第２平面画像がマッピングされる。このように、曲面
Ｃ及びＢ上の頂点にマッピングした後に、曲面Ａについ
てのマッピングを行う。この場合、曲面Ｃ及びＢのマッ
ピングが終了しているので、残った曲面Ａの領域の頂点
のみをマッピング処理すれば良い。よって、曲面Ａ上の
多角形の頂点の法線と法線ベクトル３６との角度の比較
を実行する必要はない。ただし、必要に応じて、第３平
面画像のマッピング処理についても、各頂点の法線と第
３法線との間の角度と所定の第３閾値との比較を実行し
ても良い。
【０００９】図３において、説明及び図示の便宜上のた
め、３次元画像オブジェクト３０の３つの表面Ａ、Ｂ及
びＣのみを示しているが、画像オブジェクト３０には、
これら３つの表面に夫々対向する３つの表面（表示され
ていない面なので「隠面」という）が存在する。これら
の図示していない隠面を夫々Ａ′、Ｂ′及びＣ′とする
と、これらの表面上の多角形の頂点の法線と各平面画像
の法線３２、３４及び３６との間の角度も比較し、マッ
ピングの対象とする。すなわち、第１法線３２と頂点の
法線とのなす角度が第１閾値以下となる領域は、図３の
表面Ｃの領域とこの表面Ｃに対向する下側の隠面Ｃ′の
領域であり、マッピング処理は、これら表面Ｃ及び隠面
Ｃ′の両方に同時に実行することが望ましい。このよう
にすれば、３回のマッピングにより、３次元画像オブジ
ェクト３０の６つの表面にマッピングをすることができ
る。なお、隠面Ａ′、Ｂ′及びＣ′上の頂点の法線と各
平面画像の法線とのなす角度については鋭角（９０度以
下）の角度をとって、閾値と比較することが望ましい。
め、３次元画像オブジェクト３０の３つの表面Ａ、Ｂ及
びＣのみを示しているが、画像オブジェクト３０には、
これら３つの表面に夫々対向する３つの表面（表示され
ていない面なので「隠面」という）が存在する。これら
の図示していない隠面を夫々Ａ′、Ｂ′及びＣ′とする
と、これらの表面上の多角形の頂点の法線と各平面画像
の法線３２、３４及び３６との間の角度も比較し、マッ
ピングの対象とする。すなわち、第１法線３２と頂点の
法線とのなす角度が第１閾値以下となる領域は、図３の
表面Ｃの領域とこの表面Ｃに対向する下側の隠面Ｃ′の
領域であり、マッピング処理は、これら表面Ｃ及び隠面
Ｃ′の両方に同時に実行することが望ましい。このよう
にすれば、３回のマッピングにより、３次元画像オブジ
ェクト３０の６つの表面にマッピングをすることができ
る。なお、隠面Ａ′、Ｂ′及びＣ′上の頂点の法線と各
平面画像の法線とのなす角度については鋭角（９０度以
下）の角度をとって、閾値と比較することが望ましい。
【００１０】図１は、本発明の一実施例の手順を示す流
れ図である。まず、ステップ１００では、第１及び第２
閾値の角度をオペレータが入力する。次のステップ１０
２では、３次元画像オブジェクトの頂点の法線と第１平
面画像の法線との間の角度と所定の第１閾値とを比較
し、第１閾値以下の法線を有する頂点に第１平面画像の
対応座標位置をマッピングする。次のステップ１０４で
は、３次元画像オブジェクトの頂点の法線と第２平面画
像の法線との間の角度と所定の第２閾値とを比較し、第
２閾値以下の法線を有する頂点に第２平面画像の対応座
標位置をマッピングする。次のステップ１０６では、残
りの多角形の頂点に第３平面画像の対応座標位置をマッ
ピングする。なお、必要ならば、第３平面画像の法線と
各頂点の法線とのなす角度と第３閾値を比較して、第３
閾値以下の角度の法線を有する頂点に第３平面画像の対
応座標位置をマッピングするようにしても良い。
れ図である。まず、ステップ１００では、第１及び第２
閾値の角度をオペレータが入力する。次のステップ１０
２では、３次元画像オブジェクトの頂点の法線と第１平
面画像の法線との間の角度と所定の第１閾値とを比較
し、第１閾値以下の法線を有する頂点に第１平面画像の
対応座標位置をマッピングする。次のステップ１０４で
は、３次元画像オブジェクトの頂点の法線と第２平面画
像の法線との間の角度と所定の第２閾値とを比較し、第
２閾値以下の法線を有する頂点に第２平面画像の対応座
標位置をマッピングする。次のステップ１０６では、残
りの多角形の頂点に第３平面画像の対応座標位置をマッ
ピングする。なお、必要ならば、第３平面画像の法線と
各頂点の法線とのなす角度と第３閾値を比較して、第３
閾値以下の角度の法線を有する頂点に第３平面画像の対
応座標位置をマッピングするようにしても良い。
【００１１】以上、本発明の好適実施例を説明したが、
本発明は、上述の実施例のみに限定されるものではな
く、本発明の要旨から逸脱することなく、種々の変形及
び修正を加え得ることは当業者には明らかである。
本発明は、上述の実施例のみに限定されるものではな
く、本発明の要旨から逸脱することなく、種々の変形及
び修正を加え得ることは当業者には明らかである。
【００１２】
【発明の効果】平面画像の法線と多角形の頂点の法線と
の間の角度を所定の閾値と比較し、閾値以下の法線を有
する頂点にのみ平面画像のマッピングを行うようにする
ことにより、従来のように、３次元画像オブジェクトの
表面の特定範囲のみを切り出し、その特定領域にマッピ
ングするという面倒な作業の必要がなくなる。よって、
平面画像のマッピングが極めて簡単かつ迅速に実行可能
となる。また、互いに法線が垂直な３つの平面画像を自
動的にマッピングできるので、面倒な選択及び設定操作
を大幅に軽減することができる。
の間の角度を所定の閾値と比較し、閾値以下の法線を有
する頂点にのみ平面画像のマッピングを行うようにする
ことにより、従来のように、３次元画像オブジェクトの
表面の特定範囲のみを切り出し、その特定領域にマッピ
ングするという面倒な作業の必要がなくなる。よって、
平面画像のマッピングが極めて簡単かつ迅速に実行可能
となる。また、互いに法線が垂直な３つの平面画像を自
動的にマッピングできるので、面倒な選択及び設定操作
を大幅に軽減することができる。
【図１】本発明の一実施例の手順を示す流れ図である。
【図２】本発明を利用するのに好適なコンピュータ・シ
ステムの構成の一例を示すブロック図である。
ステムの構成の一例を示すブロック図である。
【図３】本発明の概念を説明するための画像オブジェク
トの一例を示す斜視図である。
トの一例を示す斜視図である。
【図４】図３の画像オブジェクトの部分断面図である。
３０ ３次元画像オブジェクト ３２ 第１法線 ３４ 第２法線 ３６ 第３法線 Ｎ1〜Ｎ6 多角形の頂点の法線ベクトル
Claims (5)
- 【請求項１】 スクリーン上に表示された３次元画像オ
ブジェクトの表面を複数の多角形で表し、該複数の多角
形の頂点に第１平面画像をマッピングする平面画像マッ
ピング方法であって、 上記第１平面画像の第１法線と上記多角形の頂点の法線
との間の角度を予め定めた第１閾値と比較し、 上記第１閾値以下の角度となる法線を有する頂点に上記
第１平面画像の対応座標位置をマッピングすることを特
徴とする平面画像マッピング方法。 - 【請求項２】 上記第１法線に対して垂直な第２法線を
有する第２平面画像を更に上記画像オブジェクトの上記
複数の多角形の頂点にマッピングするに際し、 上記第２法線と上記多角形の頂点の法線との間の角度を
予め定めた第２閾値と比較し、 上記第２閾値以下の角度となる法線を有する頂点に上記
第２平面画像の対応座標位置をマッピングすることを特
徴とする請求項１記載の平面画像マッピング方法。 - 【請求項３】 上記第１及び第２法線に対して垂直な第
３法線を有する第３平面画像を更に上記画像オブジェク
トの上記複数の多角形の頂点にマッピングするに際し、 上記画像オブジェクトの表面の残りの頂点に上記第３平
面画像の対応座標位置をマッピングすることを特徴とす
る請求項２記載の平面画像マッピング方法。 - 【請求項４】 上記第１及び第２法線に対して垂直な第
３法線を有する第３平面画像を更に上記画像オブジェク
トの上記複数の多角形の頂点にマッピングするに際し、 上記第３法線と上記多角形の頂点の法線との間の角度を
予め定めた第３閾値と比較し、 上記第３閾値以下の角度となる法線を有する頂点に上記
第３平面画像の対応座標位置をマッピングすることを特
徴とする請求項２記載の平面画像マッピング方法。 - 【請求項５】 スクリーン上に表示された３次元画像オ
ブジェクトの表面を複数の多角形で表し、該複数の多角
形の頂点に夫々の法線が互いに直交する第１、第２及び
第３平面画像をマッピングする平面画像マッピング方法
であって、 上記第１平面画像の法線と上記多角形の頂点の法線との
間の角度を予め定めた第１閾値と比較し、 上記第１閾値以下の角度となる法線を有する頂点に上記
第１平面画像の対応座標位置をマッピングし、 上記第２平面画像の法線と上記多角形の頂点の法線との
間の角度を予め定めた第２閾値と比較し、 上記第２閾値以下の角度となる法線を有する頂点に上記
第２平面画像の対応座標位置をマッピングし、 上記３次元画像オブジェクトの表面の残りの頂点に上記
第３平面画像の対応座標位置をマッピングすることを特
徴とする平面マッピング方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11235695A JPH08287286A (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | 平面画像マッピング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11235695A JPH08287286A (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | 平面画像マッピング方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08287286A true JPH08287286A (ja) | 1996-11-01 |
Family
ID=14584651
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11235695A Pending JPH08287286A (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | 平面画像マッピング方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08287286A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6232980B1 (en) * | 1998-03-18 | 2001-05-15 | Silicon Graphics, Inc. | System and method for generating planar maps of three-dimensional surfaces |
| KR100439577B1 (ko) * | 2001-08-25 | 2004-07-12 | 이상욱 | 표면 법선 기반의 삼각형 메쉬 영역화 장치 및 그 방법 |
-
1995
- 1995-04-13 JP JP11235695A patent/JPH08287286A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6232980B1 (en) * | 1998-03-18 | 2001-05-15 | Silicon Graphics, Inc. | System and method for generating planar maps of three-dimensional surfaces |
| KR100439577B1 (ko) * | 2001-08-25 | 2004-07-12 | 이상욱 | 표면 법선 기반의 삼각형 메쉬 영역화 장치 및 그 방법 |
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