JPH08286906A - 起動プログラム数の自動チェック方法 - Google Patents

起動プログラム数の自動チェック方法

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JPH08286906A
JPH08286906A JP7092214A JP9221495A JPH08286906A JP H08286906 A JPH08286906 A JP H08286906A JP 7092214 A JP7092214 A JP 7092214A JP 9221495 A JP9221495 A JP 9221495A JP H08286906 A JPH08286906 A JP H08286906A
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programs
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JP7092214A
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Kunihiro Saito
邦博 齊藤
Makoto Shinohara
誠 篠原
Mamoru Hirata
守 平田
Kazuhiro Sato
和広 佐藤
Hideji Fukuhara
秀治 福原
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マルチタスクシステムにおける起動プログラ
ム数の自動チェック方法に関し、起動プログラム数をチ
ェックする処理プログラムを管理する手間を省き、目的
とするプログラムの仕様の変更手順を簡素化することを
目的とする。 【構成】 目的とするプログラムにてライセンス監視機
能を実現する為に、複数のプログラムの間で通信を行な
い、他に目的とするプログラムが一つも実行されていな
い状態で起動されたプログラムは、目的とする処理と共
にライセンスの監視を担当し、その後に起動された目的
とするプログラムは、起動時にライセンスを監視してい
る前記プログラムに対して起動通知を行い、起動通知に
対して許可が得られれば正常に起動し、不許可が得られ
た時はユーザに対してライセンス数超過を伝えて終了
し、複数のプログラムが起動された状態でライセンスを
担当している前記プログラムが終了する時は、他のプロ
グラムに対して委託通知を行い、ライセンスの監視を委
託するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマルチタスクシステムに
おける知的財産の保護技術に関するものである。一般的
なマルチタスクシステム(例えばUNIX等のワークス
テーション・オペレーションシステム)では、ある一つ
のプログラムをインストール(設定)するとそれを同時
に何個でも起動することができる。
【0002】しかしこの性質は、プログラムの提供者が
持っている著作権をはじめとした様々な権利の侵害をも
たらすことがある。例えば、提供者は同時に1個しかプ
ログラムを起動させたくないと考えていても、使用者は
いくつでも起動できる。また、プログラムを他のシステ
ムに複写し使用することも可能である。
【0003】
【従来の技術】従来のマルチタスクシステムにおいて
は、同時に起動できるプログラムの数を制限する目的
で、起動プログラム数をチェックする為のデーモン(シ
ステムに常駐し、システムを管理する為の処理プログラ
ム)を常に動作させておくのが一般的である。以後、起
動プログラム数をチェックするプログラムを「ライセン
ス監視デーモン」と称する。
【0004】ライセンス監視デーモンは起動しているプ
ログラムの数の監視を行なうと共に、システム固有の情
報(UNIXなら、ホストIDやIPアドレスなど)に
より使用できるホスト(ワークステーション)を限定
し、不正コピーを防ぐ。従来のライセンス監視デーモン
によるライセンス数(同時に起動できるプログラムの数
を2とする)の監視手順を図11に示す。 (1)'ライセンス監視デーモン中にライセンスの起動プロ
グラム数をチェックするためのライセンスチェック手段
を予め起動しておく。 (2)'目的とするプログラムAが起動された時、ライセン
スチェック手段に対して起動通知を行なう。 (3)'ライセンスチェック手段により、起動されているプ
ログラムの数を確認し、許容内であるので、OK(許
可)をプログラムAに返却する。 (4)'次に、目的とするプログラムBが起動された時、ラ
イセンスチェック手段に対して起動通知を行なう。 (5)'ライセンスチェック手段により、起動されているプ
ログラムの数を確認し、未だ許容内であるので、OK
(許可)をプログラムBに返却する。 (6)'更に、目的とするプログラムCが起動された時、ラ
イセンスチェック手段に対して起動通知を行なう。 (7)'ライセンスチェック手段により、起動されているプ
ログラムの数を確認し、既に許容外であるので、NG
(不許可)をプログラムCに返却する。 (8)'目的とするプログラムBが終了すれば、終了通知を
ライセンスチェック手段に通知する。 (9)'目的とするプログラムAが終了すれば、終了通知を
ライセンスチェック手段に通知する。
【0005】ライセンス数を監視するライセンスチェッ
ク手段の処理フローチャートを図12に示す。図におい
て、Nは起動されているプログラムの数、Lは同時に起
動できるプログラム数(ライセンス数)を示す。図11
の場合はライセンス数L=2の場合を示す。 (11)' ライセンスチェック処理開始により、N=0に設
定しておく。 (12)' 目的とするプログラムからの起動通知の受信を待
つ。 (13)' 目的とするプログラムから起動通知を受信したか
否かをチェックする。 (14)' 起動通知を受信した時、NとLとを比較し、N<
Lか否かをチェックし、 (15)' N<Lであれば、OK(許可)をプログラムに返
却する。 (16)' Nに1を加算しNをN+1にし、(12)' の起動通
知の受信待ちの状態に戻る。 (17)' N<Lでなければ、即ちN=L,N>Lになれ
ば、NG(不許可)をプログラムに返却し、(12)' の起
動通知の受信待ちの状態に戻る。 (18)' 起動通知を受信しなければ、終了通知を受信した
か否かをチェックし、受信していなければ(12)' の起動
通知の受信待ちの状態に戻る。 (19)' 終了通知を受信した時は、Nから1を減算しNを
N−1にし、(12)' の起動通知の受信待ちの状態に戻
る。
【0006】従来の方法では、目的とするプログラムを
インストール(設定)する際は、必ずライセンス監視デ
ーモンもインストールして起動しなければならない。そ
して、ライセンス監視デーモンの動作状況を定期的に点
検し、異常があれば再起動するなどの処置が必要とな
る。
【0007】また、この方法では、ライセンス数はライ
センス監視デーモンプログラムに埋め込まなければなら
ない。よって、以後、ライセンス数を増加したい時は、
一度このデーモンを終了し、新たなライセンス監視デー
モンをインストールして再起動するといった面倒な手順
が必要となる。
【0008】また、従来の技術として、ネットワークで
結合された複数システムにおいて、一括してライセンス
の監視を行なうことができるライセンス監視デーモンが
存在していた。このネットワークに対応したライセンス
監視デーモンについても、前述した問題は同様に存在す
る。
【0009】加えて、ライセンス監視デーモンを一つだ
け動作させると、それに異常が発生した時にすべてのシ
ステムで目的とするプログラムが使用できなくなるし、
念のため複数のシステムにてライセンス監視デーモンを
起動すると、その数だけインストール等の管理の手順が
増加することになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、ライセン
ス監視デーモンを予め起動するという従来の方法には、
一つのソフトウェアを使用することとは別に、そのソフ
トウェアを管理する為の手間が必要になるという問題点
がある。また、ソフトウェアを提供する立場としては、
使用者がライセンス数を変更する度にライセンス監視デ
ーモンプログラムを変更し、提供しなければならない。
【0011】本発明は、ライセンス監視デーモンを管理
する手間を排除すると共に、目的とするプログラムの仕
様(ライセンス数等)の変更手順を簡素化することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の原理構成図を図
1に示す。図において、1は目的とするプログラムにお
けるライセンス数監視機能の内部埋め込み手段、2は次
の目的とするプログラムにおけるライセンス数自動監視
プログラムの起動手段、3は次の目的とするプログラム
におけるライセンス数自動監視プログラムの終了手段、
4は目的とするプログラムの終了時における次の目的と
するプログラムへのライセンス自動監視プログラムのラ
イセンス数監視機能の委託手段を示す。
【0013】5は2つのプログラム間の通知を監視する
ためのライセンス数自動監視プログラムの起動プログラ
ム数の周期補正手段、6は不正コピー防止のためプログ
ラムの起動情報を暗号化したライセンス数のパスワード
への埋め込み手段、7は目的とするプログラム機能の提
供範囲のパスワードへの埋め込み手段、8はライセンス
数自動監視プログラムのネットワーク対応手段、9はラ
イセンス数を監視するライセンスチェック手段を示す。
【0014】
【作用】 .目的とするプログラムにてライセンス監視機能を実
現する為に、複数のプログラムの間で通信を行ない、他
に目的とするプログラムが一つも実行されていない状態
で起動されたプログラムは、目的とする処理と共にライ
センイスの監視を担当する。(ライセンス数監視機能の
内部埋め込み手段1) .その後に起動された目的とするプログラムは、起動
時にライセンスを監視しているプログラムに対して起動
通知を行う(ライセンス数自動監視プログラムの起動手
段2)。 .起動通知に対して許可(OK)が得られれば正常に
起動し、不許可(NG)が得られた時はユーザに対して
ライセンス数超過を伝え、終了する(ライセンス数自動
監視プログラムの終了手段3、ライセンスチェック手段
9)。 .ライセンスを監視していないプログラムが終了する
時は、ライセンスを監視しているプログラムに対して終
了通知を送信する(ライセンス数自動監視プログラムの
終了手段3)。 .また、複数のプログラムが起動された状態でライセ
ンスを担当しているプログラムが終了する時は、他のプ
ログラムに対して委託通知を行い、ライセンスの監視を
委託する(ライセンス数監視機能の委託手段4、ライセ
ンス数自動監視プログラムの終了手段3)。 .2つのプログラムの間で、起動通知または終了通知
が失敗することがあり得る。失敗すると監視しているプ
ログラム数と実際に起動されているプログラム数とが一
致しなくなり、正しいライセンス管理が不可能となる。
これを解決するため、ライセンスを監視しているプログ
ラムはプログラム数を周期的に監視し、内部的に保持し
ている値の補正を行なう(起動プログラム数の周期補正
手段5)。 .従来のライセンス監視デーモンは、システム固有の
情報を用いた不正コピー防止機能を有していた。本発明
では、この固有の情報をライセンス監視デーモンが管理
するのではなく、それを暗号化したパスワードを目的と
するプログラムの起動情報として与える(ライセンス数
のパスワードへの埋め込み手段6)。 .このパスワードに機能の提供範囲を示す情報を反映
させることにより、目的とするプログラムの機能を限定
して提供することができる。目的とするプログラムは、
パスワードに示された機能提供範囲に基づき、許された
機能だけをユーザに提供する(機能の提供範囲のパスワ
ードへの埋め込み手段7)。 .この方式を応用すると、ネットワークに対応したラ
イセンス管理も行なうことができる。また、ライセンス
を監視しているプログラムが他のホストからの同報通信
による起動通知を受信した時は、ライセンス数のチェッ
クを行い、許可または不許可の信号を返却する(ライセ
ンス数自動監視プログラムのネットワーク対応手段
8)。
【0015】
【実施例】本発明のライセンス数監視手順の実施例を図
2に示す。図は、通信プロトコルにUDP(User Datagr
am Protocol,RFC 768)を用いる場合の例を示す。ライセ
ンス数(同時に起動できるプログラムの数)は2とす
る。図において、 (1) 目的とするプログラムAが起動された時、まず、既
に起動されているプログラムがないかをチェックする。
具体的には、あらかじめライセンス監視に使用するUD
Pポート(通信プロトコル)を取決めておき、そのUD
Pポートの使用状態を調べることによりプログラムの有
無を調べることができる。この場合は起動済のプログラ
ムがないので、プログラムAがライセンス数の監視を担
当する。 (2) 目的とするプログラムBが起動された時、プログラ
ムAに対して起動通知を行なう。 (3) プログラムAでは、起動されているプログラムの数
とライセンス数とを比較し、新たにプログラムを起動し
てもライセンス超過が発生しないことを確認してOKを
返却する。起動許可を得たプログラムBは正常に起動す
る。 (4) 目的とするプログラムCが起動された時も、プログ
ラムAに対して起動通知を行なう。 (5) しかし、この時点でライセンス数と同数のプログラ
ムが起動されているので、プログラムAはNGを返却す
る。プログラムCはライセンス数超過をユーザに伝えて
終了する。 (6) 次に、目的とするプログラムBが終了する時は、プ
ログラムAに対して終了通知を行なう。 (7) 目的とするプログラムAが終了する時は、そのとき
起動中であるプログラムDに対して委託通知を行い、ラ
イセンス監視を委託する。 (8) この時、ライセンス数やその時に起動されているプ
ログラムの数など、ライセンス管理に必要な情報をプロ
グラムDに伝達する。以後、ライセンス数の管理は目的
とするプログラムDが行なう。 (9) この後に起動された目的とするプログラムEは、プ
ログラムDに対して起動通知を行い、ライセンスチェッ
クを行なう。 (10)目的とするプログラムEが終了する時も、プログラ
ムDに対して終了通知を行なう。 (11)目的とするプログラムDが終了する時は、他に起動
しているプログラムがないので、終了通知を行なうこと
なく終了する。
【0016】本発明のライセンス数の監視の起動方法の
処理フローチャートの実施例と従来例との比較を図3に
示す。新しい方法では、 (21)既に起動されているプログラムがないかをチェック
する。 (22)起動プログラムが無いか否かをチェックし、 (23)起動プログラムが無ければ、ライセンス数監視処理
を実行する。(図12のライセンスチェック手段の処理
フローチャートを参照) (24)起動プログラムが有れば、ライセンス監視担当プロ
グラムに対し、起動通知を送信する。 (25)通知の結果、許可か不許可かをチェックし、 (26)不許可であれば、ライセンス数超過を伝え、終了す
る。 (27)許可であれば、目的とするプログラムを起動する。
【0017】従来の方法では、 (21)' ライセンス監視プログラムは常時動作しているの
で、ライセンス監視プログラムに対し、起動通知を送信
する。 (22)' 通知の結果、許可か不許可かをチェックし、 (23)' 不許可であれば、ライセンス数超過を伝え、終了
する。 (24)' 許可であれば、目的とするプログラムを起動す
る。
【0018】本発明のライセンス数の監視の終了方法の
処理フローチャートの実施例と従来例との比較を図4に
示す。Nを起動されているプログラムの数とする。新し
い方法では、 (31)ライセンス監視を担当しているか否かをチェック
し、 (32)ライセンス監視を担当していれば、N>1か否かを
チェックし、否であれば処理を終了する。 (33)N>1であれば、図5の委託処理を行なう。 (34)ライセンス監視を担当していなければ、ライセンス
監視担当プログラムに対し、終了通知を送信する。
【0019】従来の方法では、 (31)' ライセンス監視プログラムに対し、終了通知を送
信する。次にライセンス数の監視の委託方法の処理フロ
ーチャートの実施例を図5に示す。図において、 (41)実行中のプログラムに対し、委託通知を送信する。 (42)ライセンス数情報を送信する。 (43)目的とするホスト情報を送信して終了する。
【0020】本発明の方法では、二つのプログラムの間
で、起動通知または終了通知が失敗することがあり得
る。失敗すると、監視しているプログラム数と実際に起
動されているプログラム数とが一致しなくなり、正しい
ライセンス処理が不可能となる。この問題を解決するた
めに、ライセンスを監視しているプログラムは起動され
ているプログラム数を周期的に監視し、内部的に保持し
ている値(起動プログラム数)の補正を行なう。
【0021】起動プログラム数の補正方法の処理フロー
チャートを図6に示す。図中、Nは起動されているプロ
グラムの数を示す。iとjは任意の数を示す。 (51)補正の処理開始のため、i=1に設定する。 (52)次に起動されているプログラム数、j=Nと設定す
る。 (53)i番目のプログラムが正常に起動していることを確
認する。 (54)プログラムが起動しているか否かをチェックする。 (55)起動していなければNから1を減算する。N←N−
1 (56)iに1を加算する。i←i+1 (57)iとjを比較し、i<=jか否かをチェックし、Ye
s であれば(53)の確認に戻り、Noであれば処理を終了す
る。
【0022】次に、従来のマルチタスクシステムの対象
としたソフトウェアでは、ライセンス監視デーモンプロ
グラム内にシステムに固有となる情報を持っていた。し
かし本発明の方法では、ライセンス監視デーモンは存在
しないので、システム固有の情報と許容ライセンス数の
2つの要素を反映させ、暗号化したパスワードを作成す
る。
【0023】ユーザはこのパスワードを目的とするプロ
グラムの起動情報(パラメータ等)として与え、目的と
するプログラムにてこのパスワードを解析し、システム
の情報とライセンス数を確認する。パスワードによるホ
スト情報/ライセンス情報の伝達方法の処理フローチャ
ートを図7に示す。図において、 (61)処理開始に伴い、ユーザは起動時にパスワードを与
える。 (62)パスワードを解析し、ホスト情報を取得する。 (63)パスワードを解析し、ライセンス情報を取得する。 (64)メモリにホスト情報とライセンス情報を記録する。 (65)記録されたホスト情報とライセンス情報を用いてラ
イセンス監視を行なう。
【0024】更に、このパスワードに機能の提供範囲を
示す情報を反映させることにより、目的とするプログラ
ムの機能を限定して提供することが可能となる。目的と
するプログラムは、パスワードに示された機能提供範囲
に基づき、許された機能だけをユーザに提供する。パス
ワードによる提供機能を限定する処理フローチャートを
図8に示す。図において、 (71)パスワードにより、提供機能情報を取得しておく。 (72)ユーザから、機能提供要求を受ける。 (73)メモリに機能提供範囲を記録しておく。 (74)記録された機能提供範囲を参照して、その機能が提
供可能であるか否かを確認するチェックを行なう。 (75)提供不可能であれば、ユーザに対しパスワードエラ
ーを発行し、 (76)提供可能であれば、機能をユーザに提供して、(72)
のユーザからの新たな機能提供要求を待つ。
【0025】このパスワードを起動情報としてユーザが
指定する方法には、複数のパスワードを同時に使用する
ことによりライセンス監視に支障をきたすことがあると
いう問題点がある。例えば、ライセンス数が2であるプ
ログラムが監視していて、且つ同時に2個のプログラム
が動いている状態では、新たにライセンス数が3である
プログラムを起動させようとしても起動許可を得られな
い。
【0026】これを解決するために、パスワードにはそ
の作成日時などを使用した通し番号を反映させ、起動通
知の際にはこの通し番号の新旧を比較することとする。
ライセンスを監視しているプログラムの方が古いパスワ
ードを使用していた時は、起動通知を行なったプログラ
ムに対してライセンス監視の委託通知を行なう。
【0027】パスワードの通し番号のチェック方法の処
理フローチャートを図9に示す。図中、S1はライセンス
監視を担当しているプログラムのパスワードの通し番
号、S2は起動通知を発行したプログラムのパスワードの
通し番号を示す。(通し番号が大きければ大きいほど、
新しいパスワードであることを示すこととする) 図において、 (81)パスワードより通し番号を取得する。 (82)S1←通し番号とする。 (83)起動通知を受信する。 (84)ライセンス数監視処理を行なう。(図12参照) (85)受信したパスワードより通し番号を取得する。 (86)S2←通し番号とする。 (87)S1とS2とを比較し、S1<S2か否かをチェックし、否
であれば処理終了する。 (88)S1<S2であれば委託処理を行なう。(図5参照) (89)ライセンス数監視処理を終了する。
【0028】次に、本発明の方法を応用すると、ネット
ワークに対応したライセンス管理も行なうことができ
る。例えばUNIXなら、UDP通信プロトコルが持つ
ブロードキャスト通信機能(ネットワーク配下にある全
てのシステムに対して同一の信号を送る機能)を使用
し、あるネットワーク内の全てのシステムを対象とした
ライセンス管理を行なう。
【0029】目的とするプログラムは、起動時にブロー
ドキャスト通信にてネットワーク内の全てのシステムに
対して起動通知を行い、なにも応答がなければ自らがラ
イセンスの監視を行なう。また、ライセンスを監視して
いるプログラムが他のホストからのブロードキャストに
よる起動通知を受信した時は、ライセンス数のチェック
を行い、許可または不許可の信号を返却する。
【0030】その他、終了通知や委託通知などは、ネッ
トワークに対応していない場合と同様の方法で行なう。
ネットワーク対応のプログラム起動方法の処理フローチ
ャートを図10に示す。図において、 (91)ネットワーク配下にある全てのホストに起動通知を
送信する。 (92)通知に対する返信があるかないかをチェックする。 (93)返信がない場合は、自らがライセンスの監視を担当
する。 (94)返信がある場合は、通知の結果が許可か不許可かを
チェックする。 (95)通知の結果が不許可の場合は、ライセンス数超過を
伝えて終了する。 (96)通知の結果が許可の場合は、プログラムを起動す
る。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればラ
イセンス監視デーモンは不要となり、従来ライセンス監
視デーモンの管理にかかっていた手間を排除できるとい
う効果を奏する。ユーザは、従来通りライセンスを全く
意識することなくプログラムを起動でき、システム管理
者にとっても管理に係わる諸作業は不要になる。
【0032】また、本発明によれば起動可能なプログラ
ムの数をプログラム内に持つのではなく、パスワードに
反映させユーザによって目的とするプログラムに伝え
る。よって、ライセンス数変更の際もライセンス監視デ
ーモンの再インストールや再起動は必要でなくなり、よ
り迅速な変更が可能となる。
【0033】したがって、プログラムを提供する立場と
しても、パスワードのみでライセンス数を設定できるこ
とから、提供手順の大幅な簡略化が可能であり、ユーザ
にとっても提供者にとってもライセンス数変更に係わる
様々な手順を簡略化できるという効果を奏する。
【0034】更に、目的とするプログラムが提供する機
能範囲をパスワードに反映させれば、機能を限定したプ
ログラムにより低価格で取引できる。例えばユーザは、
まずは1ライセンスで機能を大幅に限定したプログラム
を購入し、予算に応じて徐々にライセンス数や機能を充
実させるなど、状況に応じたプログラムの購入、性能向
上が可能となる。
【0035】また、ネットワーク対応のライセンス監視
機能においても、従来は一般に複数起動していたライセ
ンス監視デーモンの管理にかかる手間は全く不要とな
り、当然ながらそれらの管理者も不要となる。また、ラ
イセンス数を変更した際は各ユーザに新しいパスワード
を伝えるだけでよく、複数のデーモンの再インストール
は不要となるなど、より大きな効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理構成図
【図2】 本発明のライセンス数監視手順の実施例
【図3】 ライセンス数の監視の起動方法の処理フロー
チャート
【図4】 ライセンス数の監視の終了方法の処理フロー
チャート
【図5】 ライセンス数の監視の委託方法の処理フロー
チャート
【図6】 起動プログラム数の周期補正方法の処理フロ
ーチャート
【図7】 パスワードによる情報の伝達方法の処理フロ
ーチャート
【図8】 パスワードによる提供機能を限定する処理フ
ローチャート
【図9】 パスワードの通し番号のチェック方法の処理
フローチャート
【図10】 ネットワーク対応のプログラム起動方法の
処理フローチャート
【図11】 従来例のライセンス数の監視手順
【図12】 ライセンスチェック手段の処理フローチャ
ート
【符号の説明】
1 ライセンス数監視機能の内部埋め込み手段 2 ライセンス数自動監視プログラムの起動手段 3 ライセンス数自動監視プログラムの終了手段 4 ライセンス数監視機能の委託手段 5 起動プログラム数の周期補正手段 6 ライセンス数のパスワードへの埋め込み手段 7 機能の提供範囲のパスワードへの埋め込み手段 8 ライセンス数自動監視プログラムのネットワーク対
応手段 9 ライセンス数監視のライセンスチェック手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平田 守 北海道札幌市厚別区下野幌テクノパーク1 丁目1番5号 富士通北海道通信システム 株式会社内 (72)発明者 佐藤 和広 北海道札幌市厚別区下野幌テクノパーク1 丁目1番5号 富士通北海道通信システム 株式会社内 (72)発明者 福原 秀治 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチタスクシステムにおける起動プロ
    グラム数の自動チェック方法において、 目的とするプログラムにてライセンス監視機能を実現す
    る為に、複数のプログラムの間で通信を行ない、他に目
    的とするプログラムが一つも実行されていない状態で起
    動されたプログラムは、目的とする処理と共にライセン
    イスの監視を担当し、 その後に起動された目的とするプログラムは、起動時に
    ライセンスを監視している前記プログラムに対して起動
    通知を行い、起動通知に対して許可が得られれば正常に
    起動し、不許可が得られた時はユーザに対してライセン
    ス数超過を伝えて終了し、 ライセンスを監視していないプログラムが終了する時
    は、ライセンスを監視しているプログラムに対して終了
    通知を送信し、 複数のプログラムが起動された状態でライセンスを担当
    している前記プログラムが終了する時は、他のプログラ
    ムに対して委託通知を行い、ライセンスの監視を委託す
    ることを特徴とする起動プログラム数の自動チェック方
    法。
  2. 【請求項2】 マルチタスクシステムにおける起動プロ
    グラム数の自動チェック方法において、 ライセンスを監視しているプログラムはプログラム数を
    周期的に監視し、内部的に保持している値の補正を行な
    うことを特徴とする請求項1記載の起動プログラム数の
    自動チェック方法。
  3. 【請求項3】 マルチタスクシステムにおける起動プロ
    グラム数の自動チェック方法において、 システム固有の情報を暗号化したパスワードを目的とす
    るプログラムの起動情報として与え、 該パスワードに機能の提供範囲を示す情報を反映させる
    ことにより、目的とするプログラムの機能を限定してユ
    ーザに提供することを特徴とする請求項1記載の起動プ
    ログラム数の自動チェック方法。
  4. 【請求項4】 マルチタスクシステムにおける起動プロ
    グラム数の自動チェック方法において、 ネットワークに対応したライセンス管理を行ない、ライ
    センスを監視しているプログラムが他のホストからの同
    報通信による起動通知を受信した時は、ライセンス数の
    チェックを行い、許可または不許可の信号を返却するこ
    とを特徴とする請求項1記載の起動プログラム数の自動
    チェック方法。
JP7092214A 1995-04-18 1995-04-18 起動プログラム数の自動チェック方法 Withdrawn JPH08286906A (ja)

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