JPH08285771A - 潤滑油等の劣化度判別装置 - Google Patents

潤滑油等の劣化度判別装置

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Publication number
JPH08285771A
JPH08285771A JP8503595A JP8503595A JPH08285771A JP H08285771 A JPH08285771 A JP H08285771A JP 8503595 A JP8503595 A JP 8503595A JP 8503595 A JP8503595 A JP 8503595A JP H08285771 A JPH08285771 A JP H08285771A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser light
lubricating oil
lubricant
deterioration
voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP8503595A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Saegusa
裕一 三枝
Toshiaki Tajima
俊昭 田島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Oozx Inc
Original Assignee
Fuji Oozx Inc
Fuji Valve Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Oozx Inc, Fuji Valve Co Ltd filed Critical Fuji Oozx Inc
Priority to JP8503595A priority Critical patent/JPH08285771A/ja
Publication of JPH08285771A publication Critical patent/JPH08285771A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 潤滑油等の劣化度を自動的にかつ容易正確に
判別する。 【構成】 潤滑油等を循環させる装置の加圧側の回路3
から分岐させて油タンク1に戻す循環回路5と、その循
環回路5の途中にレーザ光を通す窓部7と、その窓部7
の一方側から一定のレーザ光を出して窓部内の潤滑油等
を透過させるレーザ光発射装置8と、窓部7の反対側に
おいて透過して来たレーザ光を検知し電気信号に変換す
るセンサ9と、透過して来たレーザ光の強さを電圧に変
換したものを基準電圧と比較する判定部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械等の保守管理
の一環として、それらの工作機械等で使用している潤滑
油等の劣化度合いを判別する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の工作機械等で使用している潤滑油
等の劣化度合いを判別する方法としては、使用中の潤滑
油等を一定の透明な瓶等の器に定期的に採取し、潤滑油
等の色、透明度等を肉眼で見て、色見本と比較し判別す
る、目視判別が行われていた。
【0003】色見本としては、油の種類毎に、新しい淡
い色の透明な油から、使用されてきて劣化し汚れて次第
に黒ずんでくる油の各段階のものを、試料採取用と同じ
瓶等の器に入れたものであって、この見本と、採取した
試料とを目視で比較することにより、所定の段階以上に
黒ずんでいるものについては、劣化したと判断して、潤
滑油を交換するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】潤滑油は、工作機械、
その他の一般機械において、使用中における熱、機械的
せん断、金属摩耗粉、水分、ごみ、撹拌などの影響を受
けて劣化する。潤滑油の劣化は、機械の故障や軸受の摩
耗、焼付きの原因となるばかりでなく、劣化が進行する
と、粘度変化、酸価の上昇、水分増加、スラッジ発生、
色相変化などの現象が現れ、潤滑性が著しく低下する。
【0005】そのため、製造工場における現場的な管理
方法として、上記のような目視による判別を行っている
が、目視による判別では、判別者による誤差が大きいこ
と、意外に時間が掛かるために作業時間のロスにつなが
りやすいという問題がある。
【0006】しかし、工作機械等の潤滑油の劣化管理は
工作機械の保守管理の重要な項目の一つであり、この目
視判別を怠ると、工作機械等の故障を起こして製造ライ
ンの稼働に支障を起こし、生産に大きな影響を与えた
り、あるいは工作機械等の劣化を早めてしまう。
【0007】本発明は、従来の技術が有する上述のよう
な問題点に鑑みてなされたものであり、あまりコストが
掛からず、しかも現場的に簡単で、判別者による誤差の
ない自動化された潤滑油等の劣化度判別装置を提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、潤滑油等を循環させる装置の加圧側の回路から分
岐させて油タンクに戻す循環回路と、この循環回路の途
中に設けたレーザ光透過用の窓部と、この窓部の一側方
から一定のレーザ光を照射して窓部内の潤滑油等を透過
させるレーザ光発射装置と、窓部の他側方において透過
してきたレーザ光を検知し電気信号に変換するセンサ
と、透過してきたレーザ光の強さを電圧に変換したもの
を基準電圧と比較する判定部とを備えることにより解決
される。
【0009】
【作用】判別用の潤滑油回路の窓部において、一側方か
ら直進性を有するレーザ光を照射した場合、その照射さ
れたレーザ光の100%が潤滑油を透過するわけではな
い。一部は、潤滑油で吸収され、また一部は潤滑油内で
散乱し反対側のセンサに到達しないでほかの方へ散って
しまう。
【0010】新しい潤滑油であって、色が淡くそして濁
りのない透明であるならば、潤滑油の中で吸収されるレ
ーザ光の量は少なく、また、潤滑油内の微粒子に当たっ
て散乱するレーザ光の量も少ないのでセンサに到達する
レーザ光の光量は多くなる。それに対して、潤滑油の使
用時間が長くなり、潤滑油が劣化してくると、潤滑油の
色は次第に黒ずんでくるし、濁り、金属粉等が混じって
くる。このために、潤滑油の中で吸収されるレーザ光の
量は多くなり、潤滑油内の金属粉等に当たって散乱する
レーザ光の量も増えて、センサに到達するレーザ光の光
量は減ってくる。
【0011】そのセンサに到達するレーザ光の強さを、
センサやその後の変換器等により、電圧に変換すれば、
当然に、レーザ光の強さによって電圧の大きさが変わ
り、レーザ光の強さが弱くなればなるほど、電圧も低く
なる。そこで、交換すべき劣化の限度に来た潤滑油のレ
ーザ光による発生電圧を測定しておいて、この数値を比
較基準とすれば、これより低い発生電圧の場合に、試料
の潤滑油は劣化の限度に達したとみなし、交換する必要
がある、と判別することができる。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
図において、(1)は工作機械の潤滑油の油タンクであ
る。(2)は潤滑油の循環用のモータポンプであって、そ
の工作機械の運転中は、潤滑油をモータポンプ(2)によ
って吸引加圧し、送り管(3)によって送り出し、図示省
略している工作機械の潤滑を必要とする個所に循環させ
た後に、戻り管(4)を通って油タンク(1)に回収する。
本発明の装置をこの工作機械の潤滑装置の潤滑油の循環
回路に取り付けて、油の劣化度を自動的かつ電気的に判
別させる。
【0013】そのために、送り管(3)から分岐させて、
管(5)を経由してまた油タンク(1)に戻る判別用の循環
回路を作る。この管(5)による循環回路の途中に順に、
手動弁(6)、窓部(7)を設けている。窓部(7)は、判別
用のレーザ光を通すためのものであって、循環管路を広
げ、図の左側の透明な窓から直進するレーザ光を受け入
れ、内部の潤滑油を透過させた後に、図の右側の透明な
窓からレーザ光を出す構造としてある。
【0014】(8)は、窓部(7)の左側に設けられたレー
ザ光発射装置であって、所定波長のレーザ光を一定強さ
でもって、窓部(7)の左側の窓に向かって照射する。こ
の実施例では、赤外線レーザ光を用いている。(9)は、
レーザ光を受けて電気信号に交換する光センサであっ
て、窓部(7)と内部の潤滑油を透過して来たレーザ光
を、それ自身で、または、他の変換器と共に、レーザ光
の強さを電圧に変換する。
【0015】(10)は、この装置の操作盤であって、図示
しない電源に接続されて、操作するためのスイッチ類(1
3)があり、測定した電圧を数値として表示部(11)で表示
したり、登録してある基準電圧(前もって劣化限度の潤
滑油をこの装置でレーザ光を透過させた時の電圧を測定
して、その電圧を基準電圧とする。)と比較し、潤滑油
の劣化度合いを判定して、警告灯(12)あるいはブザー(1
4)等により、作業者に潤滑油を交換する必要のあること
や異常を知らせたり、またはその工作機械の運転を停止
させたりしうるようになっている。
【0016】上記のように構成された本発明の装置は、
工作機械を運転するために、その潤滑装置を運転してい
る時に、即ち、潤滑油循環用のモータポンプ(2)を運転
している時に、手動弁(6)を開いて判別用の循環回路の
循環を始めさせ、装置の電源を入れることによって、い
つでも、定期的にあるいは継続して、自動的に、現に循
環している潤滑油の一部を採取して、その劣化度合いを
測定して判別し、又は表示して警告することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏し
うる。 (a) 目視判別のような判別者による判別誤差もなく、
また判別のための熟練も必要とせず、自動的にかつ正確
に判別しうる。また、判別のために要する時間も短時間
であり、かつ装置の費用も安価である。 (b) 自動的に判別し、劣化度合いを表示したり、潤滑
油の交換時期や異常を知らせうるので、潤滑油の劣化管
理が容易となるとともに、工作機械、製造ラインの保守
管理の省力化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
(1) 潤滑油の油タンク (2) 潤滑油循環用のモータポンプ (5) 判別回路の管 (7) 窓部 (8) レーザ光発射装置 (9) センサ (10) 操作盤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潤滑油等を循環させる装置の加圧側の回
    路から分岐させて油タンクに戻す循環回路と、この循環
    回路の途中に設けたレーザ光透過用の窓部と、この窓部
    の一側方から一定のレーザ光を照射して窓部内の潤滑油
    等を透過させるレーザ光発射装置と、窓部の他側方にお
    いて透過してきたレーザ光を検知し電気信号に変換する
    センサと、透過してきたレーザ光の強さを電圧に変換し
    たものを基準電圧と比較する判定部とを備えることを特
    徴とする潤滑油等の劣化度判別装置。
JP8503595A 1995-04-11 1995-04-11 潤滑油等の劣化度判別装置 Pending JPH08285771A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8503595A JPH08285771A (ja) 1995-04-11 1995-04-11 潤滑油等の劣化度判別装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP8503595A JPH08285771A (ja) 1995-04-11 1995-04-11 潤滑油等の劣化度判別装置

Publications (1)

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JPH08285771A true JPH08285771A (ja) 1996-11-01

Family

ID=13847451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8503595A Pending JPH08285771A (ja) 1995-04-11 1995-04-11 潤滑油等の劣化度判別装置

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JP (1) JPH08285771A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100825017B1 (ko) * 2006-06-09 2008-04-24 한국전력공사 윤활설비의 윤활유 상태 검사방법
JP2011080814A (ja) * 2009-10-06 2011-04-21 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 工作機械用潤滑油の劣化検出装置および劣化検出方法
JP2015203642A (ja) * 2014-04-15 2015-11-16 株式会社Ihi 潤滑油監視システム

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KR100825017B1 (ko) * 2006-06-09 2008-04-24 한국전력공사 윤활설비의 윤활유 상태 검사방법
JP2011080814A (ja) * 2009-10-06 2011-04-21 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 工作機械用潤滑油の劣化検出装置および劣化検出方法
JP2015203642A (ja) * 2014-04-15 2015-11-16 株式会社Ihi 潤滑油監視システム

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