JPH0828524A - 軸杆の連結機構 - Google Patents

軸杆の連結機構

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JPH0828524A
JPH0828524A JP18530094A JP18530094A JPH0828524A JP H0828524 A JPH0828524 A JP H0828524A JP 18530094 A JP18530094 A JP 18530094A JP 18530094 A JP18530094 A JP 18530094A JP H0828524 A JPH0828524 A JP H0828524A
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JP
Japan
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shaft
hole
screw
shaft hole
fitting groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP18530094A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Fujii
亘 藤井
Hiroshi Ogawa
博 小河
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DAIRITSU KK
Original Assignee
DAIRITSU KK
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  • Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハンドルや継手等を構成する軸孔体に合成樹
脂を使用し得る構成を備えた軸杆の連結機構を提供する
こと。 【構成】 硬質合成樹脂からなる軸孔体9の、その軸孔
8の側傍に、前記軸孔体9の側面に開口する透孔12を
備えた嵌装溝11を連成し、該嵌装溝11に金属製ナッ
ト13を回動不能に嵌入して、該金属製ナット13の螺
子孔14に前記透孔12から挿通される固定螺子15を
螺合し、前記軸孔8に嵌挿した軸杆5を連結するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種機械器具に適用さ
れる軸杆の連結機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、各種機械器具にあって、回転軸
等の軸杆には各種部品が所要の連結機構を介して固定さ
れる。
【0003】図9は、その一例として、空調ダンパーの
風量調整器等における風量調整用のハンドルaとその軸
杆bとの連結機構を示すものであって、該ハンドルa
は、金属製の円形把手部cと同じく金属製の軸孔体dと
からなり、該軸孔体dの一端に円形把手部cを接合して
一体化されている。軸孔体dは、軸杆bが嵌装される軸
孔eを備えており、また、該軸孔体dの側面には、固定
螺子fが螺合される螺子孔gが刻設されている。そし
て、軸孔体dの軸孔eに軸杆bを嵌挿した状態で固定螺
子fを締め付けて、該固定螺子fの先端を軸杆bの側面
に押圧させることにより、ハンドルaと軸杆bとを着脱
可能に連結するようにしている。
【0004】また、図10は、前記空調ダンパーの風量
調整器等におけるスクリュー軸等の作動軸hと該作動軸
hに直列状に連結される軸杆iとのその連結機構を示す
ものである。継手として用いられる金属製の軸孔体j
は、円筒形に形成され、その一端を作動軸hに外嵌して
側方から圧入した連結ピンkによって該作動軸hに取付
けられている。該軸孔体jは、軸線方向に沿う軸孔lを
備え、また、該軸孔体jの側面には、固定螺子fが螺合
される螺子孔gが刻設されている。そして、軸孔体jの
軸孔lに軸杆iを嵌挿した状態で固定螺子fを締め付け
て、該固定螺子fの先端を軸杆iの側面に押圧させるこ
とにより、軸杆iを着脱可能に連結するようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来構成にあっ
て、ハンドルや継手を構成する軸孔体は、金属製であ
り、軸孔の形成加工や螺子孔の刻設加工が必要であるた
め、製造コストが高いという欠点がある。特に、前記ハ
ンドルにあっては、円形把手部と軸孔体の二部材を別体
形成し、該二部材を接合して一体化しなければならない
ため、製造コストが高いものとなっている。
【0006】そこでハンドルや継手を構成する軸孔体を
合成樹脂で一体成形することにより、製造コストを低減
する試みがなされたが、材質を単に合成樹脂に変更した
だけでは、螺子孔に螺合する固定螺子の締め付けに耐え
得る十分な強度がなく、螺子孔の螺子山やその周辺が破
損してしまうという問題点があった。
【0007】本発明は、このような問題点を解消したも
のであり、軸孔体に合成樹脂を使用し得る構成を備えた
軸杆の連結機構を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸杆が嵌挿さ
れる軸孔が形成された硬質合成樹脂からなり、該軸孔の
側傍に連成して軸方向の少なくとも一端が開放された嵌
装溝を備え、さらに前記嵌装溝から外側面へ連通する透
孔を備えてなる軸孔体と、前記嵌装溝の開放端から回動
不能に嵌入され、前記透孔に一致する螺子孔を備えた金
属製ナットと、前記嵌装溝の透孔から挿通されて前記金
属製ナットの螺子孔に螺合される固定螺子とからなり、
前記螺子孔に螺合した固定螺子の先端を、軸孔体の軸孔
に嵌挿した軸杆の側面に押圧させることにより、該軸杆
と軸孔体を連結するようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0009】
【作用】軸孔体は、インジェクション成形等により、そ
の軸孔や嵌装溝及び透孔とともに硬質合成樹脂で一体成
形することができる。また、成形された嵌装溝に金属製
ナットを嵌入するだけで固定螺子を螺合する螺子孔を設
けることができ、この金属製ナットは市販のものが使用
可能である。このため、製造コストを低減することがで
きる。また、螺子孔が金属で構成されるので、固定螺子
の締め付けに耐え得る十分な強度が得られる。
【0010】
【実施例】添付図面について本発明の一実施例を説明す
る。
【0011】図1は、本発明に係る軸杆の連結機構を適
用した空調ダンパーの風量調整器を示すものである。こ
こで、該風量調整器1は、筺体フレーム2内にスクリュ
ー軸やカム等からなる伝動機構を内蔵し、ハンドル3の
回転操作によって前記伝動機構を介して駆動軸4を回動
させ、該駆動軸4の他端に連結されたダンパーブレード
の角度調整を行なうことができるように設けられてい
る。そして、前記ハンドル3とその軸杆5との連結部分
A、該軸杆5の他端と継手6を介して連結される伝動機
構のスクリュー軸16との連結部分B、伝動機構の主軸
7と駆動軸4との連結部分C等が、本発明に係る軸杆の
連結機構により着脱可能に連結されている。
【0012】以下に、この軸杆の連結機構の構成につき
説明する。
【0013】図2〜図4は、前記ハンドル3とその軸杆
5との連結部分Aを示す。該ハンドル3は、軸杆5を嵌
挿する軸孔8が形成された軸孔体9の端部に円形の把手
部10が連成され、インジェクション成形等により硬質
合成樹脂で一体成形される。この硬質合成樹脂として
は、機械的特性,耐クリープ性,耐疲労性,耐摩擦・摩
耗性,及び耐熱性等に優れた合成樹脂が用いられ、特に
好適な材質としては、ガラス繊維入りアセタール樹脂が
挙げられる。
【0014】前記軸孔体9には、軸孔8の側傍に軸方向
の少なくとも一端が開放された嵌装溝11が連成され、
さらに、該嵌装溝11と外側方から連通する透孔12が
軸孔体9に形成されている。この嵌装溝11には、前記
開放端から金属製ナット13がその螺子孔14を前記透
孔12に一致させて縦向きに嵌入され、該金属製ナット
13は、嵌装溝11の横幅方向の側壁面11a,11a
にその外周平坦面を当接して回動不能に保持される。さ
らに、前記金属製ナット13の螺子孔14には、透孔1
2から挿通した固定螺子15が螺合され、その先端を軸
孔8内に臨ませるようにしている。
【0015】かかる構成にあって、軸孔体9の軸孔8に
軸杆5の端部を嵌挿し、透孔12から挿通した固定螺子
15を金属製ナット13の螺子孔14に螺合させて締め
付けると、該固定螺子15の先端が軸杆5の側面に押圧
され、軸杆8が固定される。これにより、該軸杆8をハ
ンドル3に連結することができる。
【0016】前記軸孔体9の硬質合成樹脂による一体成
形時に、同時に形成される嵌装溝11の横断面における
横幅と縦幅を市販の金属製ナット12に一致する所定寸
法に設定しておくことにより、市販の金属製ナット12
を嵌装溝11に嵌入するだけで回動不能に保持され、固
定螺子15を螺合する螺子孔14を簡単に設けることが
できる。さらに、該螺子孔14が金属で構成されるの
で、固定螺子15の締め付けに耐え得る十分な強度を得
ることができる。
【0017】図5,図6は、前記軸杆5の他端と筺体フ
レーム2から突設されたスクリュー軸16の端部との連
結部分Bを示す。継手6として使用される軸孔体17
は、段部を介して異径となる軸線方向に貫通した軸孔1
8を備え、その小径部18aにスクリュー軸16の端部
が嵌挿され、大径部18bに軸杆5の端部が嵌挿され
る。軸孔18の側傍に連成された嵌装溝11には、前記
小径部18aと大径部18bに夫々対応する位置に透孔
12,12が設けられ、該透孔12,12に螺子孔1
4,14を一致させて金属製ナット13,13が嵌装溝
11に夫々嵌入される。そして、前記螺子孔14,14
に螺合された固定螺子15,15を締め付けることによ
り、スクリュー軸16と軸杆5を固定して直列状に連結
するようにしている。
【0018】図7,図8は、伝動機構の主軸7と駆動軸
4との連結部分Cを示す。軸孔体19は、前記主軸7と
主軸キャプ7’とに分割形成され、筺体フレーム2から
突出される主軸7の小径端部20に主軸キャプ7’が嵌
合されている。また、主軸キャプ7’の側面には指針体
21が一体形成され、該指針体21に対応する筺体フレ
ーム2の前面には、主軸7に連結される駆動軸4の回動
量を視認する目盛り22(図1参照)が表示されてい
る。
【0019】前記主軸7には駆動軸4が嵌挿される軸孔
23が形成され、該軸孔23の側傍には、前記小径端部
20と主軸キャプ7’に跨がって嵌装溝11が連成され
ている。また、該嵌装溝11に側方から連通する透孔1
2が主軸キャプ7’の側面に開口されている。さらに、
嵌装溝11には、透孔12に螺子孔14を一致させて金
属製ナット13が嵌入される。
【0020】そして、軸孔23に駆動軸4の端部を嵌挿
した状態で、透孔12から挿通した固定螺子15を金属
製ナット13の螺子孔14に螺合して締め付けることに
より、駆動軸4を固定して軸孔体19と連結するように
している。
【0021】尚、嵌装溝11に嵌入する金属製ナット1
3は、六角や四角のナットが好適であるが、このような
既存のナットに限定されるものではなく、嵌装溝11の
側壁面11aに当接する平坦面を外周に備えたものであ
ればよい。また、実施例で示した空調ダンパーの風量調
整器に限らず、その他の各種機械器具に本発明を適用す
ることが可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明は上述のように、硬質合成樹脂か
らなる軸孔体の、その軸孔の側傍に、前記軸孔体の側面
に開口する透孔を備えた嵌装溝を連成し、該嵌装溝に金
属製ナットを回動不能に嵌入して、該金属製ナットの螺
子孔に前記透孔から挿通される固定螺子を螺合させるよ
うにしたから、前記嵌装溝に金属製ナットを嵌入するだ
けで固定螺子を螺合する螺子孔を簡単に設けることがで
き、該螺子孔が金属で構成されるので、固定螺子の締め
付けに耐え得る十分な強度が得られる。そして軸孔体
は、その軸孔や嵌装溝及び透孔とともに硬質合成樹脂で
一体成形することができ、また、金属製ナットは市販の
ものが使用可能であるため、従来構成と比較して製造コ
ストを大幅に低減し得る優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる軸杆の連結機構を適用した空調
ダンパーの風量調整器の一実施例を示す外観斜視図であ
る。
【図2】同上の風量調整器のハンドル3とその軸杆5と
の連結部分Aの縦断側面図である。
【図3】同上の風量調整器のハンドル3とその軸杆5と
の連結部分Aの横断底面図である。
【図4】同上の風量調整器のハンドル3とその軸杆5と
の連結部分Aの分解縦断側面図である。
【図5】同上の風量調整器の軸杆5とスクリュー軸16
との連結部分Bの縦断側面図である。
【図6】同上の風量調整器の軸杆5とスクリュー軸16
との連結部分Bの縦断正面図である。
【図7】同上の風量調整器の主軸7と駆動軸4との連結
部分Cの縦断側面図である。
【図8】同上の風量調整器の主軸7と駆動軸4との連結
部分Cの平面図である。
【図9】従来構成の縦断側面図である。
【図10】他の従来構成の縦断側面図である。
【符号の説明】
5 軸杆 8 軸孔 9 軸孔体 11 嵌装溝 12 透孔 13 金属製ナット 14 螺子孔 15 固定螺子 17 軸孔体 18 軸孔 19 軸孔体 23 軸孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸杆が嵌挿される軸孔が形成された硬質合
    成樹脂からなり、該軸孔の側傍に連成して軸方向の少な
    くとも一端が開放された嵌装溝を備え、さらに前記嵌装
    溝から外側面へ連通する透孔を備えてなる軸孔体と、 前記嵌装溝の開放端から回動不能に嵌入され、前記透孔
    に一致する螺子孔を備えた金属製ナットと、 前記嵌装溝の透孔から挿通されて前記金属製ナットの螺
    子孔に螺合される固定螺子とからなり、 前記螺子孔に螺合した固定螺子の先端を、軸孔体の軸孔
    に嵌挿した軸杆の側面に押圧させることにより、該軸杆
    と軸孔体を連結するようにしたことを特徴とする軸杆の
    連結機構。
JP18530094A 1994-07-13 1994-07-13 軸杆の連結機構 Pending JPH0828524A (ja)

Priority Applications (1)

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JP18530094A JPH0828524A (ja) 1994-07-13 1994-07-13 軸杆の連結機構

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JP18530094A JPH0828524A (ja) 1994-07-13 1994-07-13 軸杆の連結機構

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JPH0828524A true JPH0828524A (ja) 1996-02-02

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ID=16168449

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JP18530094A Pending JPH0828524A (ja) 1994-07-13 1994-07-13 軸杆の連結機構

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JP (1) JPH0828524A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2798351A1 (fr) * 1999-09-15 2001-03-16 Ecia Equip Composants Ind Auto Dispositif de fixation d'un volant de direction de vehicule automobile sur un ensemble de colonne de direction
JP2011089641A (ja) * 2010-11-12 2011-05-06 Toyota Motor Corp ピストン測温装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2798351A1 (fr) * 1999-09-15 2001-03-16 Ecia Equip Composants Ind Auto Dispositif de fixation d'un volant de direction de vehicule automobile sur un ensemble de colonne de direction
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