JPH08285203A - 蒸気発生器 - Google Patents
蒸気発生器Info
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- JPH08285203A JPH08285203A JP8382795A JP8382795A JPH08285203A JP H08285203 A JPH08285203 A JP H08285203A JP 8382795 A JP8382795 A JP 8382795A JP 8382795 A JP8382795 A JP 8382795A JP H08285203 A JPH08285203 A JP H08285203A
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- water
- scale
- container body
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 蒸気発生器中の湯垢を効率的に吸着すると共
にその吸着効率を長期間維持し、メンテナンスが容易に
なる。 【構成】 水を溜める容器本体12と、この容器本体1
2内の底部に配設され内部の水を加熱して蒸気を発生さ
せる熱源14とを備えた蒸気発生器11である。容器本
体12内の水中には、平板状の4枚の湯垢吸着床27を
等間隔に上側から浸して配設した。各湯垢吸着床27で
仕切られた対流室28では、熱源14によって対流が生
じる。これにより、湯垢吸着床27を構成するゼータ電
位の高い繊維の表面に多くの水が接触して、水中のミネ
ラルイオンを湯垢として析出すると共に、容器本体12
内の水全体を加熱して効率的に蒸気を発生させる。
にその吸着効率を長期間維持し、メンテナンスが容易に
なる。 【構成】 水を溜める容器本体12と、この容器本体1
2内の底部に配設され内部の水を加熱して蒸気を発生さ
せる熱源14とを備えた蒸気発生器11である。容器本
体12内の水中には、平板状の4枚の湯垢吸着床27を
等間隔に上側から浸して配設した。各湯垢吸着床27で
仕切られた対流室28では、熱源14によって対流が生
じる。これにより、湯垢吸着床27を構成するゼータ電
位の高い繊維の表面に多くの水が接触して、水中のミネ
ラルイオンを湯垢として析出すると共に、容器本体12
内の水全体を加熱して効率的に蒸気を発生させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工業用蒸気の供給源や
空調装置等に用いるために、水を蒸発させて蒸気を発生
させる蒸気発生器に関する。
空調装置等に用いるために、水を蒸発させて蒸気を発生
させる蒸気発生器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の蒸気発生器としては、特開平6−
294502号公報記載の蒸気発生器が知られている。
この蒸気発生器を図4に基づいて概説する。
294502号公報記載の蒸気発生器が知られている。
この蒸気発生器を図4に基づいて概説する。
【0003】図中の1は水を溜めるケーシングである。
このケーシング1は、透水性を備えた多孔質の不織布等
からなる隔壁4で2つの室2,3に仕切られている。こ
の隔壁4を構成する多孔質材は湯垢等の固形物を捕捉し
ている。一方の室2は水の供給室で、給水源5からの水
が溜まるようになっている。他方の室3は蒸気発生室と
なっており、内部に熱源6が備えられている。隔壁4は
透水性を有するため、水は自由に透過できるようになっ
ており、供給室2に供給された水が蒸気発生室3に、蒸
気発生室3で暖められた水が供給室2に隔壁4を介して
移動できるようになっている。
このケーシング1は、透水性を備えた多孔質の不織布等
からなる隔壁4で2つの室2,3に仕切られている。こ
の隔壁4を構成する多孔質材は湯垢等の固形物を捕捉し
ている。一方の室2は水の供給室で、給水源5からの水
が溜まるようになっている。他方の室3は蒸気発生室と
なっており、内部に熱源6が備えられている。隔壁4は
透水性を有するため、水は自由に透過できるようになっ
ており、供給室2に供給された水が蒸気発生室3に、蒸
気発生室3で暖められた水が供給室2に隔壁4を介して
移動できるようになっている。
【0004】以上の構成の蒸気発生器では、熱源6によ
って周囲の水が加熱されて蒸発し、蒸気発生室3に充満
した蒸気がダクト7から外部に抽出される。
って周囲の水が加熱されて蒸発し、蒸気発生室3に充満
した蒸気がダクト7から外部に抽出される。
【0005】一方、ケーシング1内に溜まった水は隔壁
4に接しているので、この隔壁4の多孔質材に、ケーシ
ング1内の水に混入した湯垢等の不純物質が捕捉され
る。
4に接しているので、この隔壁4の多孔質材に、ケーシ
ング1内の水に混入した湯垢等の不純物質が捕捉され
る。
【0006】また、蒸気発生室3内で熱源6によって暖
められた水は、蒸発すると共に、一部が隔壁4を介して
供給室2に流入する。供給室2内の冷たい水も、隔壁4
を介して蒸気発生室3に流入し、供給室2と蒸気発生室
3との間で対流が生じる。この対流によって、多くの水
が隔壁4を通過し、この隔壁4によって水中に混入した
不純物質が効率的に捕捉される。
められた水は、蒸発すると共に、一部が隔壁4を介して
供給室2に流入する。供給室2内の冷たい水も、隔壁4
を介して蒸気発生室3に流入し、供給室2と蒸気発生室
3との間で対流が生じる。この対流によって、多くの水
が隔壁4を通過し、この隔壁4によって水中に混入した
不純物質が効率的に捕捉される。
【0007】これにより、湯垢等の不純物質が熱源6や
ケーシング1の内壁に付着することで生じる熱効率の悪
化等の問題を解消している。
ケーシング1の内壁に付着することで生じる熱効率の悪
化等の問題を解消している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記構成の
蒸気発生器では、透水性を備えた多孔質の不織布等から
なる隔壁4はケーシング1のほぼ中央位置に1枚だけ設
けられているが、隔壁4を1枚設けただけでは、その吸
着面積が小さく、不純物質の捕捉に時間がかかってしま
う。
蒸気発生器では、透水性を備えた多孔質の不織布等から
なる隔壁4はケーシング1のほぼ中央位置に1枚だけ設
けられているが、隔壁4を1枚設けただけでは、その吸
着面積が小さく、不純物質の捕捉に時間がかかってしま
う。
【0009】このため、大量の水を蒸発させるような大
型の蒸気発生器や、短時間で急速に蒸気を発生させるこ
とができる蒸気発生器等に前記隔壁4を備える場合に
は、隔壁4が不純物質を捕捉する速度よりも水が蒸発す
る速度の方が早く、不純物質の捕捉効率が悪いという問
題点がある。
型の蒸気発生器や、短時間で急速に蒸気を発生させるこ
とができる蒸気発生器等に前記隔壁4を備える場合に
は、隔壁4が不純物質を捕捉する速度よりも水が蒸発す
る速度の方が早く、不純物質の捕捉効率が悪いという問
題点がある。
【0010】さらに、隔壁4の面積が狭いと、それだけ
不純物質の捕捉量も少なくなるため、隔壁4の高い捕捉
効率を長期間維持することができないという問題点があ
る。
不純物質の捕捉量も少なくなるため、隔壁4の高い捕捉
効率を長期間維持することができないという問題点があ
る。
【0011】また、同じ捕捉面積で捕捉効率を向上させ
るには、隔壁4にできるだけ多量の水を接触させること
が望ましい。これに対して前記従来の蒸気発生器では、
熱源6を蒸気発生室3側に設け、供給室2と蒸気発生室
3との間で水の対流を起こさせて多くの水を隔壁4に接
触させる構成になっているが、隔壁4で隔てられた供給
室2と蒸気発生室3との間では多くの水が対流すること
は難しい。このため、隔壁4の捕捉効率を向上させるに
は限界がある。
るには、隔壁4にできるだけ多量の水を接触させること
が望ましい。これに対して前記従来の蒸気発生器では、
熱源6を蒸気発生室3側に設け、供給室2と蒸気発生室
3との間で水の対流を起こさせて多くの水を隔壁4に接
触させる構成になっているが、隔壁4で隔てられた供給
室2と蒸気発生室3との間では多くの水が対流すること
は難しい。このため、隔壁4の捕捉効率を向上させるに
は限界がある。
【0012】さらに、隔壁4は、一定期間使用すると大
量の不純物質を捕捉するため、交換しなければならな
い。これに対して前記従来の蒸気発生器では、特開平6
−294502号公報においてケーシング1に隔壁4を
取り付ける構成が説明されておらず、隔壁4の交換をど
うやって行なうのかが分からない。また、特開平6−2
94502号公報に記載の変形例では、隔壁をケーシン
グごと交換する構成になっており、使用済みの隔壁4を
取り外して新しい隔壁4を取り付ける作業に手間がかか
ると考えられる。
量の不純物質を捕捉するため、交換しなければならな
い。これに対して前記従来の蒸気発生器では、特開平6
−294502号公報においてケーシング1に隔壁4を
取り付ける構成が説明されておらず、隔壁4の交換をど
うやって行なうのかが分からない。また、特開平6−2
94502号公報に記載の変形例では、隔壁をケーシン
グごと交換する構成になっており、使用済みの隔壁4を
取り外して新しい隔壁4を取り付ける作業に手間がかか
ると考えられる。
【0013】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、高温の水中からスケール(湯垢)を効率的に吸
着し得ると共にその吸着効率を長期間維持でき、交換作
業も容易に行なうことができる蒸気発生器を提供するこ
とを目的とする。
であり、高温の水中からスケール(湯垢)を効率的に吸
着し得ると共にその吸着効率を長期間維持でき、交換作
業も容易に行なうことができる蒸気発生器を提供するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る蒸気発
生器は、水を溜める容器本体と、この容器本体内に配設
され内部の水を加熱して蒸気を発生させる熱源とを備え
た蒸気発生器において、前記容器本体内の水中に、繊維
状塊よりなる湯垢吸着床を1または複数浸したことを特
徴とする。
生器は、水を溜める容器本体と、この容器本体内に配設
され内部の水を加熱して蒸気を発生させる熱源とを備え
た蒸気発生器において、前記容器本体内の水中に、繊維
状塊よりなる湯垢吸着床を1または複数浸したことを特
徴とする。
【0015】第2の発明に係る蒸気発生器は、前記湯垢
吸着床が、繊維又は不織布からなる着脱自在のマットに
よって構成されたことを特徴とする。
吸着床が、繊維又は不織布からなる着脱自在のマットに
よって構成されたことを特徴とする。
【0016】
【作用】通常、水に溶け込んでいるミネラル分等はイオ
ン化している。このイオン化したミネラル分等は、水に
接した状態で存在する金属等の表面によく付着する。こ
れは、ゼータ電位(界面動電位)が高いためで、イオン
化したミネラル分等は、ゼータ電位の高い物質に吸い寄
せられる。これに対して繊維状塊は、ゼータ電位が容器
本体の内壁や熱源に使用されている金属より高いので、
水中に溶け込んでいるミネラルイオンを吸い寄せて湯垢
として析出させる性質が強い。
ン化している。このイオン化したミネラル分等は、水に
接した状態で存在する金属等の表面によく付着する。こ
れは、ゼータ電位(界面動電位)が高いためで、イオン
化したミネラル分等は、ゼータ電位の高い物質に吸い寄
せられる。これに対して繊維状塊は、ゼータ電位が容器
本体の内壁や熱源に使用されている金属より高いので、
水中に溶け込んでいるミネラルイオンを吸い寄せて湯垢
として析出させる性質が強い。
【0017】第1の発明によれば、容器本体内の水中に
繊維状塊よりなる湯垢吸着床を1または複数浸したの
で、この湯垢吸着床で容器本体内に溜められた水の中か
ら湯垢を効率的に吸着し得ると共に、単に浸しているだ
けの湯垢吸着床はその交換が極めて容易で、交換作業効
率が向上する。
繊維状塊よりなる湯垢吸着床を1または複数浸したの
で、この湯垢吸着床で容器本体内に溜められた水の中か
ら湯垢を効率的に吸着し得ると共に、単に浸しているだ
けの湯垢吸着床はその交換が極めて容易で、交換作業効
率が向上する。
【0018】また、この湯垢吸着床は、容器本体内の水
に浸すだけの構成なので、複数浸すことも容易である。
このため、複数の湯垢吸着床を容器本体内の水中に浸す
ことで、湯垢吸着床の吸着面積を任意にかつ大幅に拡大
することができ、吸着効率が大幅に向上すると共にその
向上した吸着効率を長期間維持することができるように
なる。
に浸すだけの構成なので、複数浸すことも容易である。
このため、複数の湯垢吸着床を容器本体内の水中に浸す
ことで、湯垢吸着床の吸着面積を任意にかつ大幅に拡大
することができ、吸着効率が大幅に向上すると共にその
向上した吸着効率を長期間維持することができるように
なる。
【0019】第2の発明によれば、前記湯垢吸着床を構
成するマットの繊維としては、人工的に製造されたも
の、例えばセラミックスの繊維や化学繊維、天然の植物
繊維等の繊維全般が使用可能である。この繊維又は不織
布からなるマットで構成した湯垢吸着床によって容器本
体内の湯垢を効率的に吸着することができる。
成するマットの繊維としては、人工的に製造されたも
の、例えばセラミックスの繊維や化学繊維、天然の植物
繊維等の繊維全般が使用可能である。この繊維又は不織
布からなるマットで構成した湯垢吸着床によって容器本
体内の湯垢を効率的に吸着することができる。
【0020】また、湯垢吸着床を着脱自在のマットによ
り構成にしたので、前記第1の発明と同様に、湯垢吸着
床の交換が極めて容易で、交換作業効率が向上する。
り構成にしたので、前記第1の発明と同様に、湯垢吸着
床の交換が極めて容易で、交換作業効率が向上する。
【0021】
【実施例】以下、本発明に係る蒸気発生器の一実施例を
添付図面に基づいて説明する。
添付図面に基づいて説明する。
【0022】[構成]図1は本実施例に係る蒸気発生器
の全体構成を示す側面断面図、図2は本実施例に係る蒸
気発生器を示す正面図、図3は本実施例に係る蒸気発生
器をその蓋体を外した状態で示す平面図である。
の全体構成を示す側面断面図、図2は本実施例に係る蒸
気発生器を示す正面図、図3は本実施例に係る蒸気発生
器をその蓋体を外した状態で示す平面図である。
【0023】本実施例の蒸気発生器11は、全体を直方
体状に形成され、水を溜める容器本体12と、この容器
本体12の上側を施蓋する蓋体13とから構成されてい
る。容器本体12の底部には、水を加熱することで蒸気
を発生させる熱源14が3本設けられている。各熱源1
4は発熱部分の長さを確保するために2回巻きになって
おり、容器本体12の一側壁12Aにそれぞれ設けられ
た接続具15を介して外部電源(図示せず)に接続され
る。この3本の熱源14はそれぞれ並列に配設されて容
器本体12の底部全域を覆うように設けられている。こ
れにより、各熱源14は容器本体12の底部全域で水を
加熱し、この加熱された水が上側の冷たい水と入れ替わ
ることで、容器本体12全体に対流を起こさせるように
なっている。
体状に形成され、水を溜める容器本体12と、この容器
本体12の上側を施蓋する蓋体13とから構成されてい
る。容器本体12の底部には、水を加熱することで蒸気
を発生させる熱源14が3本設けられている。各熱源1
4は発熱部分の長さを確保するために2回巻きになって
おり、容器本体12の一側壁12Aにそれぞれ設けられ
た接続具15を介して外部電源(図示せず)に接続され
る。この3本の熱源14はそれぞれ並列に配設されて容
器本体12の底部全域を覆うように設けられている。こ
れにより、各熱源14は容器本体12の底部全域で水を
加熱し、この加熱された水が上側の冷たい水と入れ替わ
ることで、容器本体12全体に対流を起こさせるように
なっている。
【0024】容器本体12の底板12Cと熱源14との
間には波打たせたパンチングプレート16が設けられて
いる。このパンチングプレート16は熱源14の熱が直
接に底板12Bに伝わらないようにするためのものであ
る。
間には波打たせたパンチングプレート16が設けられて
いる。このパンチングプレート16は熱源14の熱が直
接に底板12Bに伝わらないようにするためのものであ
る。
【0025】容器本体12の対向する2つの側壁12
A,12Bには後述する湯垢吸着床27の取付ガイド2
1が設けられている。この取付ガイド21は各側壁12
A,12Bの上下方向に2つ、横方向に4つ、全体で8
つづつ設けられ、4枚の湯垢吸着床27をそれぞれ支持
するようになっている。各取付ガイド21は平面形状が
コ字状に構成され、後述の湯垢吸着床27を左右(図3
中の左右)から挟んで支持するようになっている。
A,12Bには後述する湯垢吸着床27の取付ガイド2
1が設けられている。この取付ガイド21は各側壁12
A,12Bの上下方向に2つ、横方向に4つ、全体で8
つづつ設けられ、4枚の湯垢吸着床27をそれぞれ支持
するようになっている。各取付ガイド21は平面形状が
コ字状に構成され、後述の湯垢吸着床27を左右(図3
中の左右)から挟んで支持するようになっている。
【0026】蓋体13は、容器本体12の上側を施蓋し
た状態で、固定具22によって容器本体12に固定され
ている。蓋体13には、この蓋体13が容器本体12に
固定された状態で、容器本体12内に水を供給できるよ
うに、給水管23が取り付けられている。さらに、この
給水管23に隣接して容器本体12内で発生した蒸気を
外部に吐出させる吐出管24が設けられている。蓋体1
3の内側には小さい穴を多数空けた平板状のパンチング
プレート25が設けられている。このパンチングプレー
ト25は、給水管23から容器本体12内に供給される
水を一旦受け止めてこのパンチングプレート25の全体
に広げ、各穴からそれぞれ滴下させることにより後述の
湯垢吸着床27で仕切られた各水面に均等に水が供給さ
れるようにするためのものである。このパンチングプレ
ート25によって湯垢吸着床27で仕切られた水面にほ
ぼ均等に水が供給されることで、各湯垢吸着床27で仕
切られた各対流室28にそれぞれ対流を生じさせ、より
多くの水を積極的に各湯垢吸着床27と接触させて湯垢
等の吸着効率が向上するようになっている。蓋体13の
内側面には、結露した蒸気を受ける邪魔板26が取り付
けられている。
た状態で、固定具22によって容器本体12に固定され
ている。蓋体13には、この蓋体13が容器本体12に
固定された状態で、容器本体12内に水を供給できるよ
うに、給水管23が取り付けられている。さらに、この
給水管23に隣接して容器本体12内で発生した蒸気を
外部に吐出させる吐出管24が設けられている。蓋体1
3の内側には小さい穴を多数空けた平板状のパンチング
プレート25が設けられている。このパンチングプレー
ト25は、給水管23から容器本体12内に供給される
水を一旦受け止めてこのパンチングプレート25の全体
に広げ、各穴からそれぞれ滴下させることにより後述の
湯垢吸着床27で仕切られた各水面に均等に水が供給さ
れるようにするためのものである。このパンチングプレ
ート25によって湯垢吸着床27で仕切られた水面にほ
ぼ均等に水が供給されることで、各湯垢吸着床27で仕
切られた各対流室28にそれぞれ対流を生じさせ、より
多くの水を積極的に各湯垢吸着床27と接触させて湯垢
等の吸着効率が向上するようになっている。蓋体13の
内側面には、結露した蒸気を受ける邪魔板26が取り付
けられている。
【0027】容器本体12内には4枚の各湯垢吸着床2
7が着脱自在に装着されている。この湯垢吸着床27
は、繊維状塊よりなるマットを用いて、四角形の平板状
に構成されている。この繊維状塊としては、ゼータ電位
の高い材質のものを用いる。具体的には、人工繊維、即
ちセラミックスの繊維、化学繊維等や、天然の植物繊維
等の繊維全般を用いることができる。この繊維又は不織
布を用いて湯垢吸着床27を構成している。湯垢吸着床
27の上端部には、この湯垢吸着床27を容器本体12
から抜き取ったり、挿入したりするときに手で持つ取っ
手27Aが設けられている。この湯垢吸着床27は、蓋
体13に設けられた取付ガイド21にそれぞれ挿入され
ることで容器本体12内に支持されて水中に浸されてい
る。各取付ガイド21に挿入された4枚の湯垢吸着床2
7は、互いに一定間隔を有して配設されていると共に、
その下端部が熱源14の直上に位置するように設定され
ている。これにより、各湯垢吸着床27は、容器本体1
2内のうち熱源14の上側部分を仕切って複数の対流室
28を構成している。この各対流室28内では、各湯垢
吸着床27の下側に位置する熱源14で加熱された水が
上昇して対流し、多くの水が湯垢吸着床27の表面(湯
垢吸着床27を構成する無数の繊維の表面)に接触する
ようになっている。
7が着脱自在に装着されている。この湯垢吸着床27
は、繊維状塊よりなるマットを用いて、四角形の平板状
に構成されている。この繊維状塊としては、ゼータ電位
の高い材質のものを用いる。具体的には、人工繊維、即
ちセラミックスの繊維、化学繊維等や、天然の植物繊維
等の繊維全般を用いることができる。この繊維又は不織
布を用いて湯垢吸着床27を構成している。湯垢吸着床
27の上端部には、この湯垢吸着床27を容器本体12
から抜き取ったり、挿入したりするときに手で持つ取っ
手27Aが設けられている。この湯垢吸着床27は、蓋
体13に設けられた取付ガイド21にそれぞれ挿入され
ることで容器本体12内に支持されて水中に浸されてい
る。各取付ガイド21に挿入された4枚の湯垢吸着床2
7は、互いに一定間隔を有して配設されていると共に、
その下端部が熱源14の直上に位置するように設定され
ている。これにより、各湯垢吸着床27は、容器本体1
2内のうち熱源14の上側部分を仕切って複数の対流室
28を構成している。この各対流室28内では、各湯垢
吸着床27の下側に位置する熱源14で加熱された水が
上昇して対流し、多くの水が湯垢吸着床27の表面(湯
垢吸着床27を構成する無数の繊維の表面)に接触する
ようになっている。
【0028】容器本体12の下側部には、清掃等の目的
で内部に溜まった水を抜くときに用いるドレン管29が
設けられている。
で内部に溜まった水を抜くときに用いるドレン管29が
設けられている。
【0029】[作用]以上のように構成された蒸気発生
器11では、その使用の際に湯垢が次のようにして除去
される。
器11では、その使用の際に湯垢が次のようにして除去
される。
【0030】まず、給水管23から容器本体12内に水
が供給される。水が容器本体12内で一定量になると、
熱源14が通電されて加熱され、この熱源14の周囲の
水、即ち各対流室28の下部に位置する水が加熱され
る。これにより、各対流室28内でその上部に位置する
水よりも下部に位置する水の方が暖かくなって対流を始
める。この各対流室28での水の対流によって水と湯垢
吸着床27の表面(湯垢吸着床27を構成する無数の繊
維の表面)との接触が多くなる。即ち、対流がないとす
ると、例えば対流室28の中央部に地位する水は、湯垢
吸着床27を構成する繊維の表面に接触したり、接近し
たりする機会が少ない。これに対して、各対流室28内
に位置する水を積極的に対流させると、各対流室28に
位置する水全部を湯垢吸着床27の繊維の表面に積極的
に接触させたり、接近させたりすることができる。
が供給される。水が容器本体12内で一定量になると、
熱源14が通電されて加熱され、この熱源14の周囲の
水、即ち各対流室28の下部に位置する水が加熱され
る。これにより、各対流室28内でその上部に位置する
水よりも下部に位置する水の方が暖かくなって対流を始
める。この各対流室28での水の対流によって水と湯垢
吸着床27の表面(湯垢吸着床27を構成する無数の繊
維の表面)との接触が多くなる。即ち、対流がないとす
ると、例えば対流室28の中央部に地位する水は、湯垢
吸着床27を構成する繊維の表面に接触したり、接近し
たりする機会が少ない。これに対して、各対流室28内
に位置する水を積極的に対流させると、各対流室28に
位置する水全部を湯垢吸着床27の繊維の表面に積極的
に接触させたり、接近させたりすることができる。
【0031】一方、水に溶け込んでいるミネラル分等は
イオン化している。このイオン化したミネラル分等は、
水に接した状態で存在するゼータ電位の高い物質の表面
に付着する。これに対して繊維状塊はゼータ電位が容器
本体12の内壁や熱源14に使用されている金属より高
いので、この繊維状塊により構成された湯垢吸着床27
の近傍に接近した水中のミネラルイオンは、この湯垢吸
着床27に吸い寄せられ、各繊維の表面に湯垢として析
出する。これにより、容器本体12の内壁や熱源14等
の金属部分には湯垢が析出することがなくなる。
イオン化している。このイオン化したミネラル分等は、
水に接した状態で存在するゼータ電位の高い物質の表面
に付着する。これに対して繊維状塊はゼータ電位が容器
本体12の内壁や熱源14に使用されている金属より高
いので、この繊維状塊により構成された湯垢吸着床27
の近傍に接近した水中のミネラルイオンは、この湯垢吸
着床27に吸い寄せられ、各繊維の表面に湯垢として析
出する。これにより、容器本体12の内壁や熱源14等
の金属部分には湯垢が析出することがなくなる。
【0032】さらに、各対流室28内での水の対流によ
り、容器本体12内の水全体を効率的に加熱して蒸発さ
せ、吐出管24から外部に吐出させる。
り、容器本体12内の水全体を効率的に加熱して蒸発さ
せ、吐出管24から外部に吐出させる。
【0033】容器本体12内での水の量が減少すると、
給水管23から容器本体12内に水を供給する。この給
水管23から流出した水は邪魔板26で広げられてパン
チングプレート25上に滴下し、このパンチングプレー
ト25上でさらに全体に広げられて各穴から容器本体1
2全体にほぼ均等に滴下する。これにより、各対流室2
8の水面に滴下してこの対流室28内に位置する水の上
部が冷やされ、下部の水よりも温度が低くなってさらに
対流を起こす。そして、前記同様にして湯垢吸着床27
に効率的に湯垢が吸着されると共に、容器本体12内の
水が均等に加熱されて効率的に蒸気が発生する。
給水管23から容器本体12内に水を供給する。この給
水管23から流出した水は邪魔板26で広げられてパン
チングプレート25上に滴下し、このパンチングプレー
ト25上でさらに全体に広げられて各穴から容器本体1
2全体にほぼ均等に滴下する。これにより、各対流室2
8の水面に滴下してこの対流室28内に位置する水の上
部が冷やされ、下部の水よりも温度が低くなってさらに
対流を起こす。そして、前記同様にして湯垢吸着床27
に効率的に湯垢が吸着されると共に、容器本体12内の
水が均等に加熱されて効率的に蒸気が発生する。
【0034】長期間の使用により、湯垢吸着床27に湯
垢が多量に吸着されたときは、湯垢吸着床27を交換す
る。この場合は、固定具22を外して蓋体13を容器本
体12から取り外す。そして、4枚の湯垢吸着床27を
抜き取り、新しい湯垢吸着床27を容器本体12の取付
ガイド21に挿入する。次いで、蓋体13を取り付け、
接続具15で固定する。これで、交換作業は終了する。
垢が多量に吸着されたときは、湯垢吸着床27を交換す
る。この場合は、固定具22を外して蓋体13を容器本
体12から取り外す。そして、4枚の湯垢吸着床27を
抜き取り、新しい湯垢吸着床27を容器本体12の取付
ガイド21に挿入する。次いで、蓋体13を取り付け、
接続具15で固定する。これで、交換作業は終了する。
【0035】[効果]容器本体12内に挿入する湯垢吸
着床27を4枚として水との接触面積を広くし、各湯垢
吸着床27で仕切った各対流室28内で水を積極的に対
流させてより多くの水を湯垢吸着床27の繊維の表面に
接触させるようにしたので、水の中の湯垢をより効率的
に吸着することができると共に全体をより効率的に加熱
することができるようになる。
着床27を4枚として水との接触面積を広くし、各湯垢
吸着床27で仕切った各対流室28内で水を積極的に対
流させてより多くの水を湯垢吸着床27の繊維の表面に
接触させるようにしたので、水の中の湯垢をより効率的
に吸着することができると共に全体をより効率的に加熱
することができるようになる。
【0036】ゼータ電位の高い材質を湯垢吸着床27に
使用することにより、容器本体12の内壁や熱源14等
に湯垢が付着するのを防止することができ、熱効率を向
上させることができる。さらに、容器本体12内の水全
体をより効率的に加熱することができるので、蒸気を効
率的に発生させることができるようになる。これによ
り、大量の水を蒸発させるような大型の蒸気発生器や、
短時間で急速に蒸気を発生させることができる蒸気発生
器等として本実施例の蒸気発生器11を使用する場合
に、その機能を十分に発揮させることができるようにな
る。
使用することにより、容器本体12の内壁や熱源14等
に湯垢が付着するのを防止することができ、熱効率を向
上させることができる。さらに、容器本体12内の水全
体をより効率的に加熱することができるので、蒸気を効
率的に発生させることができるようになる。これによ
り、大量の水を蒸発させるような大型の蒸気発生器や、
短時間で急速に蒸気を発生させることができる蒸気発生
器等として本実施例の蒸気発生器11を使用する場合
に、その機能を十分に発揮させることができるようにな
る。
【0037】容器本体12内に湯垢吸着床27を4枚挿
入して吸着面積を広くしているので、高い湯垢吸着効率
を長期間維持することができるようになる。
入して吸着面積を広くしているので、高い湯垢吸着効率
を長期間維持することができるようになる。
【0038】湯垢吸着床27の交換は、容器本体12内
において取付ガイド21に挿入された湯垢吸着床27を
抜き取り、新しい湯垢吸着床27を挿入するだけで済む
ので、湯垢吸着床27の交換作業が簡単で、メンテナン
スが極めて容易になる。
において取付ガイド21に挿入された湯垢吸着床27を
抜き取り、新しい湯垢吸着床27を挿入するだけで済む
ので、湯垢吸着床27の交換作業が簡単で、メンテナン
スが極めて容易になる。
【0039】[変形例] (1) 前記実施例では、湯垢吸着床27を容器本体1
2内において、各側壁12A,12Bに接触させて各湯
垢吸着床27間を完全に仕切るように設けたが、湯垢吸
着床27の寸法を小さくして蓋体13側から容器本体1
2内に吊り下げるようにしてもよい。湯垢吸着床27は
容器本体12内の水の中に浸されていれば、湯垢を吸着
する機能を発揮することができる。
2内において、各側壁12A,12Bに接触させて各湯
垢吸着床27間を完全に仕切るように設けたが、湯垢吸
着床27の寸法を小さくして蓋体13側から容器本体1
2内に吊り下げるようにしてもよい。湯垢吸着床27は
容器本体12内の水の中に浸されていれば、湯垢を吸着
する機能を発揮することができる。
【0040】(2) 湯垢吸着床27は平板状に構成し
たが、棒状、ひも状でもよい。この棒状、ひも状等の湯
垢吸着床を容器本体12内に浸しておくだけでも前記同
様の作用、効果を奏することができる。
たが、棒状、ひも状でもよい。この棒状、ひも状等の湯
垢吸着床を容器本体12内に浸しておくだけでも前記同
様の作用、効果を奏することができる。
【0041】また、マット状にしてパンチングプレート
25の上側に載置してもよい。
25の上側に載置してもよい。
【0042】(3) 前記実施例では、湯垢吸着床27
を4枚挿入したが、この湯垢吸着床27の挿入枚数(湯
垢吸着床27の面積の広さ)は必要とされる吸着能力、
吸着能力維持期間等に合せて適宜設定する。
を4枚挿入したが、この湯垢吸着床27の挿入枚数(湯
垢吸着床27の面積の広さ)は必要とされる吸着能力、
吸着能力維持期間等に合せて適宜設定する。
【0043】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
次のような効果を奏する。
次のような効果を奏する。
【0044】(1) 湯垢を吸着する湯垢吸着床を容器
本体内にを1または複数浸したので、この湯垢吸着床の
水との接触面積を必要に応じて広くすることができ、水
の中の湯垢をより効率的に吸着することができるように
なる。
本体内にを1または複数浸したので、この湯垢吸着床の
水との接触面積を必要に応じて広くすることができ、水
の中の湯垢をより効率的に吸着することができるように
なる。
【0045】(2) 湯垢吸着床は単に浸しているだけ
なので、交換が極めて容易で、交換作業効率が向上す
る。
なので、交換が極めて容易で、交換作業効率が向上す
る。
【0046】(3) 湯垢吸着床は容器本体内の水に浸
すだけの構成なので、複数浸すことも容易である。この
ため、必要に応じて複数の湯垢吸着床を容器本体内の水
中に浸すことができ、湯垢吸着床の吸着面積を任意にか
つ大幅に拡大することができる。この結果、吸着効率が
大幅に向上させることができると共にその向上した吸着
効率を長期間維持することができるようになる。
すだけの構成なので、複数浸すことも容易である。この
ため、必要に応じて複数の湯垢吸着床を容器本体内の水
中に浸すことができ、湯垢吸着床の吸着面積を任意にか
つ大幅に拡大することができる。この結果、吸着効率が
大幅に向上させることができると共にその向上した吸着
効率を長期間維持することができるようになる。
【0047】(4) 水の中の湯垢をより効率的に吸着
できることにより、容器本体の内壁や熱源等に湯垢が付
着するのを防止することができ、熱効率を向上させるこ
とができる。
できることにより、容器本体の内壁や熱源等に湯垢が付
着するのを防止することができ、熱効率を向上させるこ
とができる。
【図1】本発明に係る蒸気発生器の全体構成を示す側面
断面図である。
断面図である。
【図2】本発明に係る蒸気発生器を示す正面図である。
【図3】本発明に係る蒸気発生器をその蓋体を外した状
態で示す平面図である。
態で示す平面図である。
【図4】従来の蒸気発生器を示す正面断面図である。
11…蒸気発生器、12…容器本体、13…蓋体、14
…熱源、15…接続具、16,25…パンチングプレー
ト、21…取付ガイド、22…固定具、23…給水管、
24…吐出管、26…邪魔板、27…湯垢吸着床、27
A…取っ手、28…対流室、29…ドレン管。
…熱源、15…接続具、16,25…パンチングプレー
ト、21…取付ガイド、22…固定具、23…給水管、
24…吐出管、26…邪魔板、27…湯垢吸着床、27
A…取っ手、28…対流室、29…ドレン管。
Claims (2)
- 【請求項1】 水を溜める容器本体と、この容器本体内
に配設され内部の水を加熱して蒸気を発生させる熱源と
を備えた蒸気発生器において、 前記容器本体内の水中に、繊維状塊よりなる湯垢吸着床
を1または複数浸したことを特徴とする蒸気発生器。 - 【請求項2】 請求項1に記載の蒸気発生器において、 前記湯垢吸着床が、繊維又は不織布からなる着脱自在の
マットによって構成されたことを特徴とする蒸気発生
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8382795A JPH08285203A (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | 蒸気発生器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8382795A JPH08285203A (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | 蒸気発生器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08285203A true JPH08285203A (ja) | 1996-11-01 |
Family
ID=13813533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8382795A Pending JPH08285203A (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | 蒸気発生器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08285203A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007322047A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Sharp Corp | 加熱調理器 |
-
1995
- 1995-04-10 JP JP8382795A patent/JPH08285203A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007322047A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Sharp Corp | 加熱調理器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040914 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050111 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050517 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |