JPH08282913A - 巻反の開反装置 - Google Patents

巻反の開反装置

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JPH08282913A
JPH08282913A JP11361595A JP11361595A JPH08282913A JP H08282913 A JPH08282913 A JP H08282913A JP 11361595 A JP11361595 A JP 11361595A JP 11361595 A JP11361595 A JP 11361595A JP H08282913 A JPH08282913 A JP H08282913A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cloth
roll
fabric
double
core material
Prior art date
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Pending
Application number
JP11361595A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyukichi Shimojo
久吉 下條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダブル巻反3より長尺布帛1を解舒し、これ
を他の芯材へシングル巻反5として巻き返す自動開反装
置の提供を目的とする。 【構成】 ダブル巻反3をその折り目28を上側にして
直立状態で回転自在に支承する送り出し部6と、拡布状
の解舒布帛1をシングル巻反5として巻き取る受取り部
7の両部からなり、該受取り部7に、前記折り目28案
内用の頂部29と、布帛両側縁30,30案内用の底部
31,31を有する山型のガイドバーを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芯材に巻いた長尺布帛
の反物を他の芯材に巻き返す開反装置に関するもので、
更に詳しくは、長手方向に沿って両側縁が重なるように
二つ折りにした長尺布帛の所定長を芯材に巻着して得ら
れる反物(以下ダブル巻反と呼称する)を解舒し、その
解舒布帛を他の芯材へ一重多層巻の反物(以下シングル
巻反と呼称する)として巻き取る開反装置に関する。
【0002】
【従来の技術】縫製材料となる各種の布帛は裁断以前の
段階では所定長(通常50m程度)の巻反の形で流通し
ており、所定品種の巻反を選択した後、これを解舒し、
その解舒布帛を特公平5−45710号公報等に記載の
通り、裁断テーブル上に拡布状で多数枚重ね、裁断線に
沿って手動または自動制御により裁断して縫製工程へ供
給しており、前記過程における原反としてはダブル巻反
とシングル巻反の両方が使用されている。
【0003】前記シングル巻反は巻き方が簡便なこと
と、容易に拡巾できる利点から各種の品種・図柄の布帛
に広く利用されている。一方、長手方向に沿って布帛を
二つ折りにした後、芯材に巻着したダブル巻反は、布帛
の裏面同志が常に対向する巻き方であるので、オーダー
製品のように左右対称の部材を裁断するのに適してお
り、このような用途向けに特に採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、オーダー製
品類に適するとしてダブル巻反に形成された布帛であっ
ても、時に、2つ折りを元に戻し、一重の形態で使用し
たい場合がある。例えばテーブル上に拡布状布帛を多数
枚重ねて裁断する際、布帛表面を総べて同一方向側に向
けて裁断したい場合がこれに該当する。
【0005】しかし、ダブル巻反をシングル巻反に巻き
返すための自動化装置は現在実用化されておらず、この
様な業務は総べて手作業に依存している。
【0006】ところで裁断従事者の業務内容について検
討してみると、延反機に搭載した巻反からの拡布状布帛
の繰り出し操作、繰り出された反物の重積操作、重積し
た布帛を切断する裁断操作等、多岐に渡っているが、そ
のいずれもが人為的操作を主体とするもので、多くの人
手を必要とするばかかりでなく、労働条件が比較的酷し
く、しかも作業効率が低いといった幾多の問題があっ
た。
【0007】又、延反は同一の巻反から解舒した布帛を
何枚も積み上げるものに限るものではなく、異なる巻反
からの解舒布帛も時に積み上げる場合があり、その場合
には1セットの裁断準備に数回の巻反の出し入れおよび
それに附随する後処理が必要となる。更に、前記の如く
ダブル巻反をシングル巻反に巻き替えて使用する場合は
通常の準備操作以外に巻き返し操作が必要となり、裁断
従事者の業務は更に多忙のものとなる。
【0008】本発明は前記問題点の解消を目的とするも
ので、人為的操作のみに依存しているダブル巻反からシ
ングル巻反への巻き返し業務を自動化する新規な装置を
提供し、以って裁断従事者の業務の低減を図ろうとする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明は次の構成を備えている。即ちダブル巻反よ
り長尺布帛を解舒し、これを他の芯材へシングル巻反と
して巻き返す開反装置であって、ダブル巻反をその折り
目を上側にして直立状態で回転自在に支承する送り出し
部と、拡布状の解舒布帛をシングル巻反として巻き取る
受取り部の両部からなり、該受取り部に、前記折り目案
内用の頂部と布帛両側縁案内用の底部を有する山型のガ
イドバーを設けたことを特徴とする構成である。
【0010】
【作用】本発明装置にあっては、ダブル巻反は送り出し
部において重ね合せ線を天方向にした直立状態で且つ回
転自在の状態で保持されているので、簡易に拡布状に展
開し解舒することが可能となる。又受取り部側において
は、芯材への巻着前に拡布状態の布帛を山型のガイドバ
ーに接触させ、延伸状態を保って芯材へ巻着するので、
人手を要することなく自動的にダブル巻反からシングル
巻反への巻き返しを実施することが可能となる。
【0011】
【実施例】以下図面に示す実施例により本発明装置を具
体的に説明する。図1は実施例の装置の全体を示す斜視
図、図2は実施例の装置の送り出し部を示す斜視図、図
3は同送り出し部の正面図、図4は同送り出し部の側面
図、図5は実施例の装置の受取り部を示す斜視図であ
る。
【0012】実施例の装置は図1に示す通り、布帛1を
長手方向に沿って二つ折りに折り重ねてA芯材2に巻き
取ったダブル巻反3から前記布帛1を解舒し、これをB
芯材4にシングル巻反5の形で巻き返す処理をなすもの
で、同図上、6はダブル巻反3を支承する送り出し部、
7は拡布状の解舒布帛1をシングル巻反5の形で巻き取
る受取り部である。本装置は前記送り出し部6と受取り
部7の両部から構成されている。
【0013】前記送り出し部6は図2〜図4に示す通
り、A芯材2に巻かれたダブル巻反3をその折り目(図
示しない)を上側にして直立状態で回転自在に支承する
もので、図3に示す通り、Aフレーム8に固着するA軸
受9,9によって支えられる垂直軸10と、該垂直軸1
0に嵌合する水平円盤11と、垂直軸10の上端に突出
する突起12の3者から送り出し部6の下部機構13を
構成し、これによってダブル巻反3の下側を支えてい
る。
【0014】送り出し部6の上部機構14は、同様に図
3に示す通り、Aフレーム8に一体形成されたスライド
溝15、該スライド溝15に嵌合するスライド板16、
該スライド板16に固着する上下2個のB軸受17,1
7、該B軸受17,17に回転自在に装着される支軸1
8、該支軸18の下端に設けたA芯材2把持用の枠1
9、及びAフレーム8に設けたAピン20と前記スライ
ド板16に設けたBピン21の両者によって支持される
昇降杆22からなっており、これらの部材からダブル巻
反3の上側を支承する送り出し部6の上部機構14を構
成している。
【0015】前記送り出し部6において、開反対象のダ
ブル巻反3は、図3に示す通り、A芯材2の中心孔(図
示しない)と垂直軸10の突起12が遊嵌合することに
より、水平円盤11上に載置され、A軸受9,9により
回動自在に支承される。又、前記昇降杆22の昇降によ
りスライド板16と支軸18は上下動し、枠19をA芯
材2に対して離脱並びに装着せしめると共に、B軸受1
7,17によりダブル巻反3を回転自在に支承する。
【0016】本実施例の上記構成において、ダブル巻反
3のA芯材2の形状を横断面が長方形である板体とした
が、これに限定されるものではない。又、枠19とA芯
材2の嵌合としては、枠19が板体のA芯材2上端部を
挾む態様としているが、これに限定されるものではな
い。尚、図3において、Bピン21の左右の昇降杆22
上に設けた透孔はBピン21のスライド用であり、又、
Aフレーム8の下部に設けた4個のA車輪23は、送り
出し部6の全体を可搬型にするための移動用車輪であ
る。
【0017】次いで実施例装置の受取り部7の構成を図
5により具体的に説明する。同図に示す通り、左右に延
在するBフレーム24の両端部には、丸軸のB芯材4と
嵌合する横軸25を着脱可能に支えるC軸受26,26
が設置されると共に、B芯材4の送り出し部6側にガイ
ドバー27を設けている。
【0018】前記ガイドバー27は図1に示す通り、送
り出し部6からの解舒布帛1を積極回転するB芯材4に
案内する用をなすもので、ダブル巻反3の布帛1の折り
目28を案内する項部29と、布帛1の両側縁30,3
0を案内するための底部31,31を備える山型に形成
しており、送り出し部6とB芯材4間の布帛走行路に、
布帛1と接触するように配置している。
【0019】尚、前記B芯材4に嵌合する横軸25の左
右いずれかの端部にはハンドル等が装着されており、こ
れを積極回転することにより、横軸25およびこれに嵌
着するB芯材4を積極回転する構成となっている。又、
Bフレーム24の下部に装着した4個のB車輪32は受
取り部7の全体を移動せしめる用をなすものである。
【0020】実施例の開反装置は上述の如き構成からな
るもので、次いでその使用態様について説明する。図2
に示す通り、ダブル巻反3はその折り目28(図1参
照)を上側にして直立状態で送り出し部6の突起12に
装着される。ついで昇降杆22を下降させ、A芯材2の
頭部を枠19で把持し、回転自在の状態でダブル巻反3
の全体を支承する。
【0021】次いでダブル巻反3より布帛1を解舒し受
取り部7へ導入するが、図1に示す通り、走行する布帛
1に前記ガイドバー27が常時接するように受取り部7
の全体を配置し、布帛1の折り目28を項部29に、又
両側縁30,30を底部31,31に当接せしめながら
通常の通り、B芯材4に連続的に布帛1を巻き取る。こ
のようにしてダブル巻反3上の布帛1を拡巾状に展開
し、且つシングル巻反5に自動的に巻着するのである。
【0022】
【発明の効果】上記実施例の如く、本発明の開反装置に
よれば、ダブル巻反からシングル巻反への巻き返しを人
手を要することなく簡便に実施ことが可能となり、人為
的操作によって生ずる冒頭記載の問題点を完全に解消す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の装置の全体を示す斜視図である。
【図2】実施例の装置の送り出し部を示す斜視図であ
る。
【図3】同送り出し部の正面図である。
【図4】同送り出し部の側面図である。
【図5】実施例の装置の受取り部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 布帛 3 ダブル巻反 5 シングル巻反 6 送り出し部 7 受取り部 27 ガイドバー 28 折り目 30 側縁 31 底部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダブル巻反3より長尺布帛1を解舒し、
    これを他の芯材へシングル巻反5として巻き返す開反装
    置であって、ダブル巻反3をその折り目28を上側にし
    て直立状態で回転自在に支承する送り出し部6と、拡布
    状の解舒布帛1をシングル巻反5として巻き取る受取り
    部7の両部からなり、該受取り部7に、前記折り目28
    案内用の頂部29と、布帛両側縁30,30案内用の底
    部31,31を有する山型のガイドバー27を付設した
    ことを特徴とする巻反の開反装置。
JP11361595A 1995-04-13 1995-04-13 巻反の開反装置 Pending JPH08282913A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11361595A JPH08282913A (ja) 1995-04-13 1995-04-13 巻反の開反装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11361595A JPH08282913A (ja) 1995-04-13 1995-04-13 巻反の開反装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08282913A true JPH08282913A (ja) 1996-10-29

Family

ID=14616710

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JP11361595A Pending JPH08282913A (ja) 1995-04-13 1995-04-13 巻反の開反装置

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JP (1) JPH08282913A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104097980A (zh) * 2013-04-15 2014-10-15 上海特晟机电科技有限公司 铺布装置
CN106006162A (zh) * 2016-06-06 2016-10-12 淮南市宜留机械科技有限公司 一种开幅机的平板式置物装置

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