JPH08282229A - 惑星走行車両用駆動装置 - Google Patents

惑星走行車両用駆動装置

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JPH08282229A
JPH08282229A JP8820095A JP8820095A JPH08282229A JP H08282229 A JPH08282229 A JP H08282229A JP 8820095 A JP8820095 A JP 8820095A JP 8820095 A JP8820095 A JP 8820095A JP H08282229 A JPH08282229 A JP H08282229A
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JP
Japan
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traveling
vehicle body
vehicle
drive
drive unit
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Application number
JP8820095A
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English (en)
Inventor
Toshiji Doi
利次 土井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、砂塵の侵入を確実に防止して、信
頼性の高い動作制御を実現し得るようにすることにあ
る。 【構成】密閉カバー部17が一体成形される走行車輪1
6を回転駆動する走行駆動機構部が密閉収容される駆動
ユニット14を車両支持体10を介して車両本体11の
外界に露出させて配設して、この駆動ユニット14と走
行車輪16の密閉カバー部17とをカバー部材18を用
いて密閉すると共に、車両支持体10を懸架するサスペ
ンションユニット12を車両本体11内にシール機構1
3を介して密閉収容するように構成し、所期の目的を達
成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば月等の惑星を
探査する惑星走行車両に用いられる駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の惑星走行車両としては、
米国アポロ計画で使用された月面車(LRV)や、ソ連
の無人月面探査機(ルノホート)で打上げられて月の土
壌サンプルを持ち帰った月面車(ルノホール20)が知
られている。このような月面車は、前者の場合、人間が
搭乗して月面を走行して各種の運用に供され、後者の場
合には、遠隔的に操作されて各種の運用に供される。
【0003】ところで、このような惑星走行車両の運用
される月等の惑星においては、その環境が地上環境と異
なり、低重力環境であり、惑星走行車両が一旦、走行し
て、その表面の砂塵が舞い上がると、その砂塵が長時
間、下降しないで、空間を漂って浮遊状態が続くという
特有の条件を有する。したがって、惑星走行車両の走行
時、舞い上げた砂塵が、外界に直接的に晒される走行駆
動機構部を備える駆動装置に侵入して故障を招く虞れを
有する そのため、上記惑星走行車両用駆動装置にあっては、惑
星走行車両の走行時に、舞い上げた砂塵の侵入を防止す
るシール構造を採ることが要請される。この場合、簡単
な構造で、長期間に亘って高信頼性を確保し得るように
構成することが重要である。
【0004】係る事情は、今後の宇宙開発において、各
種の惑星の探査を実行する計画があることで、その走行
性能と共に、その信頼性と安全性を確保するうえにおい
て重大な課題となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の惑星走行車両用駆動装置は、惑星表面の砂塵が侵入
して故障する虞れを有する。この発明は上記の事情に鑑
みてなされたもので、簡易な構成で、砂塵の侵入を確実
に防止し得るようにして、信頼性の高い動作制御を実現
した惑星走行車両用駆動装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、車両本体の
外部に回転自在に配設され、惑星表面を転がって前記車
両本体を移送する複数の走行車輪と、この複数の走行車
輪を回転駆動する走行駆動機構部が密閉収容される駆動
ユニットと、この駆動ユニットを前記車両本体の外部に
支持するもので、基端部が前記車両本体内に密閉収容さ
れる支持体と、前記駆動ユニットと前記走行車輪との間
を密閉するカバー部材と、前記支持体を前記車両本体に
懸架するもので、前記車両本体に密閉収容されるサスペ
ンションユニットとを備えて惑星走行車両用駆動装置を
構成したものである。
【0007】
【作用】上記構成によれば、走行車輪により舞い上がっ
た砂塵は、カバー部材により駆動ユニット内への侵入が
阻止されると共に、車両本体に密閉収容されたサスペン
ションへの侵入が阻止される。従って、可動部への砂塵
の侵入が確実に防止され、安定した高精度な動作制御が
可能となる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例について、図面を参
照して詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係
る惑星走行車両用駆動装置を示すもので、車両支持体1
0には、車両本体11がサスペンションユニット12を
介して懸架される。このサスペンションユニット12
は、車両本体11内に配設され、外界から隔離される。
そして、車両支持体10は、その端部が車両本体11か
ら露出され、該車両本体11との貫通部がシール機構1
3を介してシールされる。
【0009】また、車両支持体10の端部には、駆動ユ
ニット14が外界に露出されて配設される。この駆動ユ
ニット14には、図示しない駆動モータ、歯車伝達機構
等の走行駆動機構部が密閉されて収容され、その両端部
には、駆動軸15(図2参照、但し、図においては、図
の都合上、一方のみを図示)が突設される。この駆動軸
15には、走行車輪16の回転軸16a(図1参照)が
連結される。走行車輪16には、図3に示すように回転
軸の回転力伝達側を覆うテーパ状の密閉カバー部17が
一体形成される。そして、この密閉カバー部17の解放
端と駆動ユニット14の間には、カバー部材18が被着
されて密閉される。この際、カバー部材18は、密閉カ
バー部17に、例えばOリング等のシール材を介して、
例えば幅Lの間隔だけオーバラップさせて密閉されて組
付けられる(図3参照)。そして、この密閉カバー部1
7としては、その長さ寸法を長く設定して、走行車輪1
6の惑星表面接触部から駆動ユニット14までの間隔を
長く設定すればするほど、駆動ユニット14への砂塵の
侵入防止が促進される。
【0010】なお、上記車両本体11には、例えば図示
しない走行用監視カメラが搭載され、この監視カメラで
撮影した画像データを図示しない指令局に電送し、指令
局からの指令信号に基づいて無人で惑星を走行可能とな
ってる。即ち、車両本体11には、図示しない電力源が
搭載され、上記指令信号に基づいて電力源からの電力が
上記駆動ユニットに供給されて駆動され、ここに、走行
車輪16が惑星表面上で回転駆動され、惑星表面を走行
する。
【0011】上記構成において、走行車輪16は、車両
支持体10を介して車両本体11の外界に回転駆動自在
に配設され、その駆動ユニット14により回転駆動され
て、惑星表面を走行する。この走行車輪16は、惑星表
面の砂塵を舞い上げながら回転される。この際、密閉カ
バー部17及びカバー部材18は、砂塵を遮断して走行
車輪16の回転軸16aの内部及び駆動ユニット14の
駆動軸15からの内部への侵入を阻止する。同時に、シ
ール機構13は、砂塵の車両本体11への侵入を遮断し
て、車両本体11内のサスペンションユニット12への
侵入を阻止する。これにより、駆動ユニット14、走行
車輪16、サスペンションユニット12は、砂塵の中に
おいて、安定した動作制御が継続され、走行車輪16に
よる安定した惑星表面の走行が実行される。
【0012】この走行状態において、車両本体11は、
車両支持体10に対してサスペンションユニット12を
介して懸架され、安定姿勢が保たれている。このよう
に、上記惑星走行車両用駆動装置は、密閉カバー部17
が一体成形される走行車輪16を回転駆動する走行駆動
機構部が密閉収容される駆動ユニット14を車両支持体
10を介して車両本体11の外界に露出させて配設し
て、この駆動ユニット14と走行車輪16の密閉カバー
部17とをカバー部材18を用いて密閉すると共に、車
両支持体10を懸架するサスペンションユニット12を
車両本体11内にシール機構13を介して密閉収容する
ように構成した。
【0013】これによれば、走行車輪16の回転に伴っ
て、舞い上がった砂塵が、走行車輪16の密閉カバー部
17及びカバー部材18により駆動ユニット14内への
侵入が阻止され、車両本体11及びシールド機構13に
よりサスペンションユニット12への侵入が阻止され
る。従って、駆動ユニット14の走行駆動機構部を含む
走行系可動部への砂塵の侵入が確実に防止され、安定し
た高精度な動作制御が長期間に亘って実現される。
【0014】なお、上記実施例では、無人惑星走行車両
に適用した場合で説明したが、これに限ることなく、有
人惑星走行車両に適用することも可能で、同様の効果が
期待される。
【0015】また、上記実施例では、走行車輪16に一
体的に密閉カバー部17を形成して、この密閉カバー部
17と駆動ユニット14とをカバー部材18で密閉する
ように構成した場合で説明したが、これに限ることな
く、例えば走行車輪16と駆動ユニット14とをカバー
部材を用いて直接的に密閉するように構成することも可
能である。
【0016】さらに、上記実施例では、一つの駆動ユニ
ット14で2個の走行車輪16を駆動するように構成し
た場合で説明したが、この数に限ることなく、走行車輪
毎に駆動ユニットを配設したり、あるいは2つ以上の走
行車輪を一つの駆動ユニットで駆動するように構成する
ことも可能である。よって、この発明は、上記実施例に
限ることなく、その他、この発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々の変形を実施し得ることは勿論のことである。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、簡易な構成で、砂塵の侵入を確実に防止し得るよう
にして、信頼性の高い動作制御を実現した惑星走行車両
用駆動装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る惑星走行車両用駆動
装置を示した図。
【図2】図1の要部を断面して示した図。
【図3】図1の走行車両の取り付け状態を示した図。
【符号の説明】
10…車両支持体。 11…車両本体。 12…サスペンションユニット。 13…シール機構。 14…駆動ユニット。 15…駆動軸。 16…走行車輪。 16a…回転軸。 17…密閉カバー部。 18…カバー部材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両本体の外部に回転自在に配設され、
    惑星表面を転がって前記車両本体を移送する複数の走行
    車輪と、 この複数の走行車輪を回転駆動する走行駆動機構部が密
    閉収容される駆動ユニットと、 この駆動ユニットを前記車両本体の外部に支持するもの
    で、基端部が前記車両本体内に密閉収容される支持体
    と、 前記駆動ユニットと前記走行車輪との間を密閉するカバ
    ー部材と、 前記支持体を前記車両本体に懸架するもので、前記車両
    本体に密閉収容されるサスペンションユニットとを具備
    した惑星走行車両用駆動装置。
  2. 【請求項2】 車両本体の外部に回転自在に配設され、
    その回転軸の回転力伝達側を覆う密閉カバー部が一体形
    成された惑星表面を転がって車両本体を移送する複数の
    走行車輪と、 この複数の走行車輪を回転駆動する走行駆動機構部が密
    閉収容される駆動ユニットと、 この駆動ユニットを車両本体の外部に支持するもので、
    基端部が前記車両本体内に密閉収容される支持体と、 前記駆動ユニットと前記走行車輪の密閉カバー部との間
    を密閉するカバー部材と、 前記支持体を前記車両本体に懸架するもので、前記車両
    本体に密閉収容されるサスペンションユニットとを具備
    した惑星走行車両用駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動ユニットは、走行車輪に対応し
    て複数個設けられることを特徴とする請求項1又は2記
    載の惑星走行車両用駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記密閉カバー部は、カバー部材の一端
    部にオーバラップされることを特徴とする請求項2記載
    の惑星走行車両駆動装置。
JP8820095A 1995-04-13 1995-04-13 惑星走行車両用駆動装置 Pending JPH08282229A (ja)

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