JPH08281156A - 被膜形成板状体の製造方法および被膜形成溶液噴霧装置 - Google Patents
被膜形成板状体の製造方法および被膜形成溶液噴霧装置Info
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- JPH08281156A JPH08281156A JP8375795A JP8375795A JPH08281156A JP H08281156 A JPH08281156 A JP H08281156A JP 8375795 A JP8375795 A JP 8375795A JP 8375795 A JP8375795 A JP 8375795A JP H08281156 A JPH08281156 A JP H08281156A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低い圧縮空気圧でもスプレーパターンを十分
に変形し、ノズル先端部の詰まり等の問題も生じない板
状体への被膜形成方法を提供する。 【構成】 被膜形成溶液を噴霧してこの被膜形成溶液の
噴霧装置と板状体の間の空間に形成したスプレーパター
ンに気体を吹きつけることにより、このスプレーパター
ンを扁平化することとした。
に変形し、ノズル先端部の詰まり等の問題も生じない板
状体への被膜形成方法を提供する。 【構成】 被膜形成溶液を噴霧してこの被膜形成溶液の
噴霧装置と板状体の間の空間に形成したスプレーパター
ンに気体を吹きつけることにより、このスプレーパター
ンを扁平化することとした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス板等板状体に被
膜を形成してなる被膜形成板状体の製造方法およびこの
製造に使用する被膜形成溶液噴霧装置に関する。
膜を形成してなる被膜形成板状体の製造方法およびこの
製造に使用する被膜形成溶液噴霧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被膜形成溶液を噴霧して板状体表面に連
続的に被膜を形成していく場合には、以下の2つの方法
により、被膜形成溶液を噴霧して空中に形成したスプレ
ーパターンを扁平化すると、被膜の形成を効率化・均一
化できることが知られている。
続的に被膜を形成していく場合には、以下の2つの方法
により、被膜形成溶液を噴霧して空中に形成したスプレ
ーパターンを扁平化すると、被膜の形成を効率化・均一
化できることが知られている。
【0003】この方法のうちの一つは、スプレーノズル
内で溶液と圧縮空気とをあらかじめ混合し、ノズル先端
部のスリット状オリフィスから噴霧する内部混合式スプ
レーによる方法である。他の一つは、溶液用オリフィス
から噴出される溶液と、このオリフィスの外周近接部に
配置された圧縮空気用オリフィスから噴出される圧縮空
気とが、ノズル外部近傍で混合され溶液を霧化する外部
混合式スプレーによる方法である。この場合は、圧縮空
気用オリフィスの配置、形状によりスプレーパターンを
扁平化させる。
内で溶液と圧縮空気とをあらかじめ混合し、ノズル先端
部のスリット状オリフィスから噴霧する内部混合式スプ
レーによる方法である。他の一つは、溶液用オリフィス
から噴出される溶液と、このオリフィスの外周近接部に
配置された圧縮空気用オリフィスから噴出される圧縮空
気とが、ノズル外部近傍で混合され溶液を霧化する外部
混合式スプレーによる方法である。この場合は、圧縮空
気用オリフィスの配置、形状によりスプレーパターンを
扁平化させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内部混
合式スプレーでは、ノズル内部で溶液と圧縮空気を混合
するために、ノズル先端のオリフィス外周部に溶液が接
触してその中の溶質が析出、成長し、オリフィスを詰ま
らせたり、その析出物が剥離して板状体上に落下し、被
膜形成板状体の品質を低下させることが問題となってい
た。
合式スプレーでは、ノズル内部で溶液と圧縮空気を混合
するために、ノズル先端のオリフィス外周部に溶液が接
触してその中の溶質が析出、成長し、オリフィスを詰ま
らせたり、その析出物が剥離して板状体上に落下し、被
膜形成板状体の品質を低下させることが問題となってい
た。
【0005】また、外部混合式スプレーにおける圧縮空
気用オリフィスから噴出されるエアーは、被膜形成溶液
を霧化するためのものであり、溶液用オリフィスのごく
近傍においてこのオリフィスから噴出された被膜形成溶
液に吹きつける必要があるため、本質的にスプレーパタ
ーンを広げたり変形するために有効に作用するものでは
ない。従って、スプレーパターンを十分に扁平化するた
めには圧縮空気圧を大きくする必要があり、風速の大き
いエアーが板状体に吹き付けられて好ましくない結果
(例えば、高温の板状体の表面で被膜形成溶液の熱分解
を行うような場合には板状体の表面温度が低下して形成
する被膜の品質を低下させる)を招くという問題があっ
た。
気用オリフィスから噴出されるエアーは、被膜形成溶液
を霧化するためのものであり、溶液用オリフィスのごく
近傍においてこのオリフィスから噴出された被膜形成溶
液に吹きつける必要があるため、本質的にスプレーパタ
ーンを広げたり変形するために有効に作用するものでは
ない。従って、スプレーパターンを十分に扁平化するた
めには圧縮空気圧を大きくする必要があり、風速の大き
いエアーが板状体に吹き付けられて好ましくない結果
(例えば、高温の板状体の表面で被膜形成溶液の熱分解
を行うような場合には板状体の表面温度が低下して形成
する被膜の品質を低下させる)を招くという問題があっ
た。
【0006】本発明はかかる従来技術の問題点に鑑みな
されたものであって、低い圧縮空気圧でも噴霧液剤によ
るスプレーノズル先端部の汚れ、詰まり等の問題が生じ
ないようにした被膜形成板状体の製造方法および被膜形
成溶液噴霧装置を提供することを目的とする。
されたものであって、低い圧縮空気圧でも噴霧液剤によ
るスプレーノズル先端部の汚れ、詰まり等の問題が生じ
ないようにした被膜形成板状体の製造方法および被膜形
成溶液噴霧装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は、板状体
の表面に被膜形成溶液を噴霧しながらこの被膜形成溶液
の噴霧装置または前記板状体のいずれか一方を所定方向
に搬送することによりこの板状体の表面に連続的に被膜
を形成する被膜形成板状体の製造方法において、前記被
膜形成溶液を噴霧して前記噴霧装置と前記板状体との間
の空間に形成したスプレーパターンに気体を吹きつける
ことによりこのスプレーパターンを変形させることを特
徴とする被膜形成板状体の製造方法である。
の表面に被膜形成溶液を噴霧しながらこの被膜形成溶液
の噴霧装置または前記板状体のいずれか一方を所定方向
に搬送することによりこの板状体の表面に連続的に被膜
を形成する被膜形成板状体の製造方法において、前記被
膜形成溶液を噴霧して前記噴霧装置と前記板状体との間
の空間に形成したスプレーパターンに気体を吹きつける
ことによりこのスプレーパターンを変形させることを特
徴とする被膜形成板状体の製造方法である。
【0008】本発明の第2は、液剤吐出用オリフィス
と、前記液剤吐出用オリフィスの外周近傍に配置され、
圧縮気体を噴出することによりこの液剤吐出用オリフィ
スから供給される被膜形成溶液を霧化してスプレーパタ
ーンを形成するパターン形成気体吐出用オリフィスと、
前記パターン形成気体吐出用オリフィスの外周近傍に配
置され、圧縮気体を噴出することにより前記スプレーパ
ターンを扁平化するパターン変形気体吐出用オリフィス
とを備えることを特徴とする被膜形成溶液噴霧装置であ
る。
と、前記液剤吐出用オリフィスの外周近傍に配置され、
圧縮気体を噴出することによりこの液剤吐出用オリフィ
スから供給される被膜形成溶液を霧化してスプレーパタ
ーンを形成するパターン形成気体吐出用オリフィスと、
前記パターン形成気体吐出用オリフィスの外周近傍に配
置され、圧縮気体を噴出することにより前記スプレーパ
ターンを扁平化するパターン変形気体吐出用オリフィス
とを備えることを特徴とする被膜形成溶液噴霧装置であ
る。
【0009】
【作用】本発明の第1によれば、被膜形成溶液を噴霧し
て噴霧装置と板状体との間の空間に形成したスプレーパ
ターンに対し、被膜形成溶液を霧化してスプレーパター
ンを形成する気体とは別に、気体を吹きつけてスプレー
パターンを変形するようにしているので、低い圧縮気体
圧により容易かつ十分にスプレーパターンを変形して被
膜を形成する方法とすることができる。
て噴霧装置と板状体との間の空間に形成したスプレーパ
ターンに対し、被膜形成溶液を霧化してスプレーパター
ンを形成する気体とは別に、気体を吹きつけてスプレー
パターンを変形するようにしているので、低い圧縮気体
圧により容易かつ十分にスプレーパターンを変形して被
膜を形成する方法とすることができる。
【0010】本発明の第2によれば、被膜形成溶液を吐
出する液剤用オリフィスの外周近傍に配置したスプレー
パターン形成用オリフィスとは別に、このスプレーパタ
ーン形成用オリフィスの外周近傍に配置されたスプレー
パターン変形用オリフィスを備えているので、低い圧縮
気体圧により容易かつ十分にスプレーパターンを変形す
る被膜を形成する装置とすることができる。
出する液剤用オリフィスの外周近傍に配置したスプレー
パターン形成用オリフィスとは別に、このスプレーパタ
ーン形成用オリフィスの外周近傍に配置されたスプレー
パターン変形用オリフィスを備えているので、低い圧縮
気体圧により容易かつ十分にスプレーパターンを変形す
る被膜を形成する装置とすることができる。
【0011】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を詳細に説明
する。図1は本発明の一実施例に用いる被膜形成溶液噴
霧装置の先端部付近の内部断面を示す図である。スプレ
ーノズル前面中央部には液剤吐出用オリフィス1が設け
られており、その後方には、この液剤吐出用オリフィス
1に被膜形成溶液を供給する液剤供給路4が続いてい
る。また、この液剤吐出用オリフィス1の上下にはパタ
ーン形成気体吐出用オリフィス2を設け、その後方に
は、このパターン形成気体吐出用オリフィス2に圧縮気
体を供給する圧縮気体供給路5が続いている。さらに、
このパターン形成気体吐出用オリフィス2を挟んで向か
い合う位置に一対のパターン変形気体吐出用オリフィス
3を設置し、その後方にはこのパターン形成気体吐出用
オリフィス3に圧縮気体を供給する圧縮気体供給路6が
続いている。なお、圧縮気体としては、圧縮空気を用い
るのが最も一般的である。
する。図1は本発明の一実施例に用いる被膜形成溶液噴
霧装置の先端部付近の内部断面を示す図である。スプレ
ーノズル前面中央部には液剤吐出用オリフィス1が設け
られており、その後方には、この液剤吐出用オリフィス
1に被膜形成溶液を供給する液剤供給路4が続いてい
る。また、この液剤吐出用オリフィス1の上下にはパタ
ーン形成気体吐出用オリフィス2を設け、その後方に
は、このパターン形成気体吐出用オリフィス2に圧縮気
体を供給する圧縮気体供給路5が続いている。さらに、
このパターン形成気体吐出用オリフィス2を挟んで向か
い合う位置に一対のパターン変形気体吐出用オリフィス
3を設置し、その後方にはこのパターン形成気体吐出用
オリフィス3に圧縮気体を供給する圧縮気体供給路6が
続いている。なお、圧縮気体としては、圧縮空気を用い
るのが最も一般的である。
【0012】また、パターン形成気体吐出用オリフィス
2は、液剤吐出用オリフィス1のごく近傍に配置されて
おり、一方、パターン変形気体吐出用オリフィス3は、
パターン形成気体吐出用オリフィス2の外周近傍ではあ
るが幾分離れた位置に配置されている。
2は、液剤吐出用オリフィス1のごく近傍に配置されて
おり、一方、パターン変形気体吐出用オリフィス3は、
パターン形成気体吐出用オリフィス2の外周近傍ではあ
るが幾分離れた位置に配置されている。
【0013】さらに、パターン変形気体吐出用オリフィ
ス3および圧縮空気路6を含むノズル7は、液剤吐出用
オリフィス1、パターン形成気体吐出用オリフィス2、
液剤供給路4および圧縮空気供給路5を備える液剤霧化
装置8と、液剤霧化装置8の先端表面の偶角部において
回動自在に取り付けられており、ノズル7と液剤霧化装
置8の為す角度を調整できるようになっている。従っ
て、この角度を調節することにより円錐状に形成したス
プレーパターンの扁平化の程度およびこのスプレーパタ
ーンの広がりの程度を調整することができる。なお、扁
平化の程度とは、スプレーパターンが板状体の表面上に
形成する吹き付け面の長辺と短辺の比(長辺/短辺)を
増加させることをいう。
ス3および圧縮空気路6を含むノズル7は、液剤吐出用
オリフィス1、パターン形成気体吐出用オリフィス2、
液剤供給路4および圧縮空気供給路5を備える液剤霧化
装置8と、液剤霧化装置8の先端表面の偶角部において
回動自在に取り付けられており、ノズル7と液剤霧化装
置8の為す角度を調整できるようになっている。従っ
て、この角度を調節することにより円錐状に形成したス
プレーパターンの扁平化の程度およびこのスプレーパタ
ーンの広がりの程度を調整することができる。なお、扁
平化の程度とは、スプレーパターンが板状体の表面上に
形成する吹き付け面の長辺と短辺の比(長辺/短辺)を
増加させることをいう。
【0014】本実施例における液剤吐出用オリフィス1
およびパターン形成気体吐出用オリフィス2はスリット
状に形成されており、したがって、この2つのオリフィ
スにより形成されるスプレーパターンは板状体への吹き
付け面が既に楕円形状となっている。しかし、上述のよ
うに、この2つのオリフィスのみでは十分に扁平化でき
ない。そこで、中空ドームにスリット状の開口部を空け
たパターン変形気体吐出用オリフィス3から噴出した圧
縮気体がスプレーパターンを十分に扁平化する。
およびパターン形成気体吐出用オリフィス2はスリット
状に形成されており、したがって、この2つのオリフィ
スにより形成されるスプレーパターンは板状体への吹き
付け面が既に楕円形状となっている。しかし、上述のよ
うに、この2つのオリフィスのみでは十分に扁平化でき
ない。そこで、中空ドームにスリット状の開口部を空け
たパターン変形気体吐出用オリフィス3から噴出した圧
縮気体がスプレーパターンを十分に扁平化する。
【0015】すなわち、上記構成の装置とすることによ
って、液剤吐出用オリフィス1より吐出される液剤は、
パターン形成気体吐出用オリフィス2より噴出される霧
化用エアーによって非常に細かい粒径の液滴にまで細分
化されてスプレーパターンを形成し、さらに、パターン
変形用気体吐出用オリフィス3より噴出される、それ自
身扁平化したパターン形成用エアーによって両側から包
み込まれるように扁平化されることになるので、高い圧
縮空気圧を用いることなく、十分に扁平化したスプレー
パターンとなる。
って、液剤吐出用オリフィス1より吐出される液剤は、
パターン形成気体吐出用オリフィス2より噴出される霧
化用エアーによって非常に細かい粒径の液滴にまで細分
化されてスプレーパターンを形成し、さらに、パターン
変形用気体吐出用オリフィス3より噴出される、それ自
身扁平化したパターン形成用エアーによって両側から包
み込まれるように扁平化されることになるので、高い圧
縮空気圧を用いることなく、十分に扁平化したスプレー
パターンとなる。
【0016】(実施例1)図1の装置を、パターン形成
用気体吐出用オリフィス3から噴出する空気が液剤吐出
用オリフィス1から20cm離れたところでこの液剤吐
出用オリフィス1から吐出される被膜形成溶液に衝突し
て霧化するようにパターン形成用気体吐出用オリフィス
3の角度を調節して水性塗料を噴霧した。このときのノ
ズル下方に300mm離れた位置でのスプレー液滴の粒
径およびノズル先端への塗料の付着の有無を表1に示
す。
用気体吐出用オリフィス3から噴出する空気が液剤吐出
用オリフィス1から20cm離れたところでこの液剤吐
出用オリフィス1から吐出される被膜形成溶液に衝突し
て霧化するようにパターン形成用気体吐出用オリフィス
3の角度を調節して水性塗料を噴霧した。このときのノ
ズル下方に300mm離れた位置でのスプレー液滴の粒
径およびノズル先端への塗料の付着の有無を表1に示
す。
【0017】(比較例)比較のために、一般的な市販の
内部混合式スプレー(比較例1)および内部混合式スプ
レー(比較例2)を用いて水性塗料を噴霧したときの、
ノズル下方に300mm離れた位置でのスプレー液滴の
粒径およびノズル先端への塗料の付着の有無を併せて表
1に示す。
内部混合式スプレー(比較例1)および内部混合式スプ
レー(比較例2)を用いて水性塗料を噴霧したときの、
ノズル下方に300mm離れた位置でのスプレー液滴の
粒径およびノズル先端への塗料の付着の有無を併せて表
1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】なお、上記噴霧は、板状体としてガラス板
を用い、これを一定方向に一定速度で搬送しながら行っ
た。
を用い、これを一定方向に一定速度で搬送しながら行っ
た。
【0020】表1より、実施例1が、低い空気圧でスプ
レーパターンをよく扁平化し、また、液滴粒径も小さく
良好であることがわかる。なお、表1のパターン長さ
は、スプレーパターンがガラス板表面に形成する噴霧パ
ターンの最長辺を測定した結果であり、このときの短辺
長さ(最長辺と直行する方向のパターン長さ)は、すべ
て、約100mmであった。
レーパターンをよく扁平化し、また、液滴粒径も小さく
良好であることがわかる。なお、表1のパターン長さ
は、スプレーパターンがガラス板表面に形成する噴霧パ
ターンの最長辺を測定した結果であり、このときの短辺
長さ(最長辺と直行する方向のパターン長さ)は、すべ
て、約100mmであった。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、低い圧縮空気圧でもス
プレーパターンが十分に扁平化されて、効率よく板状体
に被膜を形成することが可能となる。また、スプレー先
端部の汚れ、詰まり等の問題も生じない。さらには、噴
霧液粒径が小さいので、品質等も良好な被膜を形成する
ことができる。
プレーパターンが十分に扁平化されて、効率よく板状体
に被膜を形成することが可能となる。また、スプレー先
端部の汚れ、詰まり等の問題も生じない。さらには、噴
霧液粒径が小さいので、品質等も良好な被膜を形成する
ことができる。
【図1】本発明の一実施例に用いる被膜形成溶液噴霧装
置の先端部付近の断面形状を示す図である。
置の先端部付近の断面形状を示す図である。
1:液剤吐出用オリフィス、2:パターン形成気体吐出
用オリフィス、3:パターン形成気体吐出用オリフィ
ス、4:液剤供給路、5、6:圧縮気体供給路、7:ノ
ズル、8:液剤霧化装置
用オリフィス、3:パターン形成気体吐出用オリフィ
ス、4:液剤供給路、5、6:圧縮気体供給路、7:ノ
ズル、8:液剤霧化装置
Claims (2)
- 【請求項1】 板状体の表面に被膜形成溶液を噴霧しな
がらこの被膜形成溶液の噴霧装置または前記板状体のい
ずれか一方を一定方向に搬送することによりこの板状体
の表面に連続的に被膜を形成する被膜形成板状体の製造
方法において、前記被膜形成溶液を噴霧して前記噴霧装
置と前記板状体との間の空間に形成したスプレーパター
ンに気体を吹きつけることによりこのスプレーパターン
を扁平化するようにしたことを特徴とする被膜形成板状
体の製造方法。 - 【請求項2】 液剤吐出用オリフィスと、前記液剤吐出
用オリフィスの外周近傍に配置され、圧縮気体を噴出す
ることによりこの液剤吐出用オリフィスから供給される
被膜形成溶液を霧化してスプレーパターンを形成するパ
ターン形成気体吐出用オリフィスと、前記パターン形成
気体吐出用オリフィスの外周近傍に配置され、圧縮気体
を噴出することにより前記スプレーパターンを扁平化す
るパターン変形気体吐出用オリフィスとを備えることを
特徴とする被膜形成溶液噴霧装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8375795A JPH08281156A (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | 被膜形成板状体の製造方法および被膜形成溶液噴霧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8375795A JPH08281156A (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | 被膜形成板状体の製造方法および被膜形成溶液噴霧装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08281156A true JPH08281156A (ja) | 1996-10-29 |
Family
ID=13811437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8375795A Pending JPH08281156A (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | 被膜形成板状体の製造方法および被膜形成溶液噴霧装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08281156A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012066168A (ja) * | 2010-09-21 | 2012-04-05 | Nozzle Network Co Ltd | 液体霧化装置および液体霧化方法 |
-
1995
- 1995-04-10 JP JP8375795A patent/JPH08281156A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012066168A (ja) * | 2010-09-21 | 2012-04-05 | Nozzle Network Co Ltd | 液体霧化装置および液体霧化方法 |
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