JPH08280825A - 放射線治療の制御方法並びに制御装置 - Google Patents

放射線治療の制御方法並びに制御装置

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JPH08280825A
JPH08280825A JP9217995A JP9217995A JPH08280825A JP H08280825 A JPH08280825 A JP H08280825A JP 9217995 A JP9217995 A JP 9217995A JP 9217995 A JP9217995 A JP 9217995A JP H08280825 A JPH08280825 A JP H08280825A
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JP
Japan
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treatment
patient
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signal
control means
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Application number
JP9217995A
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English (en)
Inventor
Fumiaki Noda
文章 野田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】放射線を用いた治療で、放射線の誤照射を無く
し、患者の安全を確保できる放射線治療装置及びその制
御方法並びに制御装置を提供する。 【構成】予め設定された治療計画情報に含まれる患者識
別情報を表す信号100と、それとは独立に患者側から
送信された患者識別情報を表す信号101の二信号を入
力し、照合を行いその照合結果を表す信号102を出力
する照合手段15と、照合結果に基づいて患者への放射
線照射治療の実施を制御する制御手段である安全インタ
ーロック機構16を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加速器により加速され
た荷電粒子ビームを用いた放射線治療装置において、予
め設定された治療計画と患者の不一致による誤照射を防
止するための安全機構を備えた放射線治療装置及びその
制御方法並びに制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、加速器により加速された荷電粒子
ビームをガン治療などの医療に用いる治療方法が実用化
されつつある。しかし、この加速された荷電粒子ビーム
はガン細胞の破壊に有効である反面、人体の正常な組織
に対しても多大な影響を与えるため、治療に際して患者
への放射線誤照射を如何に防ぐかが重要な問題となる。
この問題に対して、従来、患者の照射治療室へのセット
中の誤照射を防ぐため、例えば、特公平6−26604号公報
に、ビーム切り換え動作と治療室患者セット完了信号と
のインターロックをとる構成が、また患部以外の組織へ
の誤照射を防ぐため、例えば特開平6−105922 号公報に
治療計画時と照射中の照射野が一致しない場合、照射を
停止させる停止手段を備えた装置が記載されている。さ
らに照射治療の自動化も進められ、例えば実開昭63−15
1161号公報に患者のカルテのバーコードを読み取り、記
憶装置より対応する治療装置パラメータを呼出し、治療
装置の制御を行う方法が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、予
め設定された治療計画と治療の対象となる患者との照合
が明確に行われておらず、患者の取り違いなどのヒュー
マンエラーに基づく放射線誤照射を行う可能性がある。
特に治療室が複数あり、治療スケジュールの詰まってい
る場合などはこの可能性が高くなり、患者の安全確保が
困難になるという問題がある。
【0004】本発明の目的は、上記照合を明確に行うこ
とによって患者の取り違いなどのヒューマンエラーに基
づく放射線誤照射を無くし、患者の安全をより確保でき
る放射線治療装置及びその制御方法並びに制御装置の提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、予め設定さ
れた治療計画情報に含まれる患者識別情報を表す信号
と、それとは独立に患者側から送信された患者識別情報
を表す信号の二信号を照合し、照合結果に基づいて患者
への放射線治療の実施を制御する制御方法によって達成
される。
【0006】また、予め設定された治療計画情報に含ま
れる患者識別情報を表す信号と、それとは独立に患者側
から送信された患者識別情報を表す信号の二信号を照合
し、照合結果を表す信号を出力する照合手段と、前記照
合結果を表す信号に基づいて患者への放射線治療の実施
を制御する制御手段を設けることによって達成される。
【0007】また、医師が治療を行う治療制御手段と、
荷電粒子を加速する手段である加速器と、前記治療制御
手段の出力信号に基づいて前記加速器の制御を行う加速
器制御手段と、前記加速器によって加速された荷電粒子
ビームを用い、前記治療制御手段により制御される治療
を行う一つ又は複数の照射治療手段とを備えた放射線治
療装置において、前記治療制御手段を備えた治療制御室
より入力、送信された患者識別情報を表わす信号と、そ
れとは独立に、例えば、照射治療手段を備えた照射治療
室より送信された患者識別情報を表す信号を照合する照
合手段を備え、その照合結果を表す信号によって放射線
治療の実施を制御する制御手段である安全インターロッ
ク機構を設けることによって達成される。
【0008】
【作用】本発明では、予め設定された治療計画情報に含
まれる患者識別情報を表す信号と、それとは独立に患者
側から送信された患者識別情報を表す信号の二信号を照
合し、照合結果に基づいて患者への放射線治療の実施を
制御する制御方法を用いることによって、治療計画と患
者の対応が取れていない場合であっても、照合結果によ
り治療計画と患者の不一致が確認でき、患者への放射線
誤照射を防ぐことが可能となり、患者の安全を確保する
ことができる。
【0009】また、予め設定された治療計画情報に含ま
れる患者識別情報を表す信号と、それとは独立に患者側
から送信された患者識別情報を表す信号の二信号を照合
し、照合結果を表す信号を出力する照合手段と、照合結
果を表す信号に基づいて患者への放射線治療の実施を制
御する制御手段を設けることによって、治療計画と患者
の対応が取れていない場合にも自動的に制御手段が機能
し、患者への放射線誤照射を防ぐことができるので、さ
らに患者の安全を確保することができる。
【0010】また、医師が治療を行う治療制御手段と、
荷電粒子を加速する手段である加速器と、治療制御手段
の出力信号に基づいて加速器の制御を行う加速器制御手
段と、加速器によって加速された荷電粒子ビームを用
い、治療制御手段によって制御される一つ又は複数の照
射治療手段とを備えた放射線治療装置において、治療制
御手段を備えた治療制御室より入力,送信された患者識
別情報を表す信号と、それとは独立に、例えば照射治療
手段を備えた照射治療室より送信された患者識別情報を
表す信号を照合する照合手段を備え、その照合結果を表
す信号によって放射線治療の実施を制御する制御手段で
ある安全インターロック機構を設けることによって、治
療計画と患者の対応が取れていない場合でも自動的に安
全インターロック機構が機能し、患者への放射線誤照射
を防ぐことができるので、さらに患者の安全を確保する
ことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0012】図1は、本発明の第1の実施例にかかる放
射線治療装置のブロック図である。医師が治療を行う治
療制御手段10と、荷電粒子を加速する手段である加速
器11と、治療制御手段10より出力される治療計画情
報を表す信号103に基づいて加速器11の制御を行う
加速器制御信号104を出力する加速器制御手段12
と、加速器11によって加速された荷電粒子ビーム20
0を患者の患部に照射する一つ又は複数の照射治療手段
13とを備えた放射線治療装置で、治療制御手段10を
備えた治療制御室1よりカルテ等に基づいて入力された
治療計画情報に含まれる患者識別情報を表す信号100
と、それとは独立に、例えば照射治療手段13を備えた
照射治療室2よりICカード等によって入力され、信号
送信手段14により送信された患者側の患者識別情報を
表す信号101を照合する照合手段15を治療制御室1
に備え、その照合結果を表す信号102が二信号の一致
を示すとき、放射線治療を可能とし、不一致を示すとき
は不可能とする安全インターロック機構16を設けるこ
とによって、治療計画と患者の対応が取れていない場合
でも安全インターロック機構16が機能し、患者への放
射線誤照射を防ぎ、患者の安全を確保することができ
る。照合手段15を治療制御室1に設けたが、加速器制
御手段12を備えた加速器制御室3またはその他の場所
に設けても効果は同じである。また、照射治療室2より
送信される患者識別情報を表す信号101は、ICカー
ドの他に生体情報に基づく個体識別信号であっても良い
し、映像信号等であっても同じ効果を得ることができ
る。
【0013】図2は、本発明の第2の実施例の放射線治
療装置のブロック図である。これは、治療照射室を複数
有する放射線治療装置で、安全インターロック機構16
a,16b,…を、照射治療室2a,2b,…へ加速さ
れた荷電粒子ビーム200を引き込むための偏向電磁石
の励磁手段に設けたことを特徴とする放射線治療装置で
ある。治療制御室1で予め設定された患者の治療計画情
報に含まれる患者識別情報を表す信号100と、それと
は独立に複数の照射治療室2a,2b,…に備えられた
信号送信手段14a,14b,…によって送信された照
射治療室2a,2b,…の固有情報(例えば室番号など)
を表す信号を付加した患者側の患者識別情報を表す信号
101a,101b,…とを照合し、一致する照射治療
室に加速された荷電粒子ビーム200を引き込む偏向電
磁石のみを励磁することによって照射治療を可能とす
る。この結果、加速器11は運転状態のままであっても
照合手段15の出力が不一致を表わす他の照射治療室へ
の加速荷電粒子ビーム200の入射を防止でき、他の治
療室の患者への放射線誤照射を防ぐことができる。この
例では、ビームの偏向部に安全インターロック機構16
を備えることを特徴とした放射線治療装置について、複
数の照射治療室2a,2b,…を有する場合について述
べたが、照射治療室が1室だけの場合であっても、他の
照射室、例えば放射性同位元素生成室などを備えている
場合であっても本発明は有効である。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、予め設定された治療計
画情報に含まれる患者識別情報を表す信号と、それとは
独立に患者側から送信される患者識別情報を表す信号を
照合することによって、患者への放射線誤照射を無く
し、患者の安全を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のブロック図。
【図2】本発明の第2の実施例のブロック図。
【符号の説明】
1…治療制御室、2…照射治療室、3…加速器制御室、
10…治療制御手段、11…加速器、13…照射治療手
段、14…信号送信手段、15…照合手段、16…安全
インターロック機構、100…治療計画情報に含まれる
患者識別情報を表す信号、101…患者側の患者識別情
報を表す信号、102…照合結果を表す信号、103…
治療計画情報を表す信号、104…加速器制御信号。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め設定された治療計画情報に含まれる患
    者識別情報を表す信号と、それとは独立に患者側から送
    信された患者識別情報を表す信号とを照合し、照合結果
    に基づいて患者への放射線治療の実施を制御することを
    特徴とする制御方法。
  2. 【請求項2】予め設定された治療計画情報に含まれる患
    者識別情報を表す信号と、それとは独立に患者側から送
    信された患者識別情報を表す信号とを入力し、それらを
    照合し、照合結果を表す信号を出力する照合手段と、照
    合結果を表す信号に基づいて患者への放射線治療の実施
    を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする制御装
    置。
  3. 【請求項3】医師が治療を行う治療制御手段と、荷電粒
    子を加速する手段である加速器と、前記治療制御手段の
    出力信号に基づいて前記加速器の制御を行う加速器制御
    手段と、前記加速器によって加速された荷電粒子ビーム
    を用い、前記治療制御手段により制御される治療を行う
    一つ又は複数の照射治療手段を備えた放射線治療装置に
    おいて、前記治療制御手段を備えた治療制御室より入
    力、送信された患者識別情報を表す信号と、前記照射治
    療手段を備えた照射治療室より送信された患者側の患者
    識別情報を表す信号を照合する照合手段を備え、その照
    合結果を表す信号によって放射線治療の実施を制御する
    安全インターロック機構を設けたことを特徴とする放射
    線治療装置。
JP9217995A 1995-04-18 1995-04-18 放射線治療の制御方法並びに制御装置 Pending JPH08280825A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003509777A (ja) * 1999-09-13 2003-03-11 ウオルシュ,クリストフアー,エス 放射線治療法に関する記録及び照合方法及びシステム
JP2007501084A (ja) * 2003-05-13 2007-01-25 イヨン ベアム アプリカスィヨン エッス.アー. 多室型粒子線照射施設における自動ビーム割り当てのための方法およびシステム
US7262424B2 (en) 2003-03-07 2007-08-28 Hitachi, Ltd. Particle beam therapy system
JP2011022053A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Hitachi Medical Corp 放射線照射装置
WO2019058537A1 (ja) * 2017-09-25 2019-03-28 三菱電機株式会社 患者識別システム及び粒子線治療装置

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