JPH08279798A - 移動通信システム - Google Patents

移動通信システム

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JPH08279798A
JPH08279798A JP7080985A JP8098595A JPH08279798A JP H08279798 A JPH08279798 A JP H08279798A JP 7080985 A JP7080985 A JP 7080985A JP 8098595 A JP8098595 A JP 8098595A JP H08279798 A JPH08279798 A JP H08279798A
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JP
Japan
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slot
slots
base station
transmission
signal
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JP7080985A
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Yutaka Asanuma
裕 浅沼
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】伝搬遅延の大きい衛星通信でもTDDを適用で
きるようにした移動無線通信システムを提供することを
目的とする。 【構成】基地局・移動局間を伝送する信号は時分割で一
定の長さのフレームに分割される。本発明の移動無線通
信システムでは、前記1フレームはN=4以上のスロッ
トを持ち、前記基地局では、前記N個のスロットのう
ち、1つのスロット(101)を送信スロットとして割
り当て、残りの(N−1)個を受信スロット(102)
として割り当てる。前記移動局では,前記基地局から送
信された下り信号をある一つのスロット(103)で受
信し、この下り信号を受信したスロットを基準として、
次のスロットから(N−1)個のスロット(104,1
05,106)で前記基地局に向けて同内容の上り信号
を(N−1)回送信するようにフレームを構成したこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の移動局を有する
移動通信システムに関し、特に、時分割複信方式を使用
する移動通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】双方向の無線通信においては、複信方式
として送受で異なった周波数を用いる周波数分割複信方
式(FDD:Frequency Division Duplex )と、送受で
同じ周波数を用いる時分割複信方式(TDD:Time Div
ision Duplex)が存在する。
【0003】移動通信においてはTDD、FDDのいず
れも使用されている。TDDのシステムでは時間軸を複
数のフレームに分割する。図2にTDDのフレーム構成
の一例を示す。基地局、移動局とも1フレーム内に1送
信スロットと1受信スロットが存在し、基地局の送信ス
ロットと移動局の受信スロット、基地局の受信スロット
と移動局の送信スロットが同時刻で対応している。図
中、201,202はそれぞれ基地局の送信スロット,
受信スロットを代表して表している。また、203,2
04もそれぞれ移動局の受信スロット,送信スロットを
代表して表している。TDDは、送信、受信で同一周波
数を使用し、送信周波数と受信周波数を対にする必要が
ないため,使用周波数帯の選択の自由度がFDDと比べ
て高い利点がある。また、送受の伝搬環境が同一である
ため、移動局から基地局に送信するときは基地局で受信
ダイバーシチ、基地局から移動局に送信するときは基地
局で送信ダイバーシチをそれぞれ行うことができ、移動
局でのダイバーシチが不要であるという利点がある。こ
のような利点のため、TDDはPHSシステムで採用さ
れている。
【0004】図3に示される衛星移動通信などのような
基地局(衛星局)と移動局間の距離が非常に大きいシス
テムでは、大きな伝搬遅延が存在し、送信、受信のタイ
ミングにずれが生じ、送信信号と受信信号が重なる可能
性がある。図中、301は衛星局,302は移動局をそ
れぞれ表す。
【0005】FDDのシステムでは、送信、受信が異な
った周波数であるので、帯域通過フィルタにより送信信
号,受信信号を容易に分離できることから、送信信号と
受信信号の重なりはあまり問題にならない。しかし、T
DDのシステムでは、送信、受信が同じ周波数であるの
で分離できず、送受のレベル差が大きいため、受信が不
可能になる。伝搬遅延を考慮して、フレームを構成する
方法も考えられるが、静止衛星以外の周回軌道衛星を用
いたシステムなどのような、基地局と移動局間の距離が
短時間に変化するシステムでは、フレーム構成を適応的
にしなければならず実現は困難である。固定のフレーム
構成で送信信号と受信信号が重ならないようにするため
にはガードタイムを最大の伝搬遅延まで許容できるよう
に非常に大きくとる必要があるが、伝送路の時間的利用
効率が低くなるという問題点がある。また、基地局は同
時に複数の移動局と複数の周波数を用いて通信する必要
があるが、通常の基地局の構成では、送信中は他の周波
数を用いた通信も受信不能であるため、フレームの構成
を適応的に変える方法は困難である。このため、通常は
伝搬遅延の大きい衛星通信のような用途にはTDDは用
いられなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、最近、コー
ドレス電話,自動車電話,衛星通信等の各種の移動体通
信を端末一種で行うことが検討されている。このとき、
各種の移動体通信の無線アクセス方式が異なると端末内
で共用不可能な部分が多くなり、端末の大きさ,コスト
等の点で問題があることからアクセス方式の統一の必要
性が求められている。
【0007】現在、この統一アクセス方式として上記の
ような利点のあるTDDのシステムを採用することが考
えられている。しかしながら、TDDは上述したように
伝搬遅延の大きい衛星通信等に適用する場合にはフレー
ム構成の面で問題点があり、この解決が求められてい
た。
【0008】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、伝搬遅延の大きい衛星通信でもTDDを適
用できるようにした移動無線通信システムを提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、基地局と、該基地局と通信する複数の移
動局を有し、これらの間で時分割複信方式を用いて通信
を行う移動通信システムにおいて,該システム間で伝送
される信号は、時分割で一定の長さのフレームに分割さ
れ、前記1フレームはN=4以上のスロットを持ち、前
記基地局では、前記N個のスロットのうち、1つのスロ
ットを送信スロットとして割り当て、残りの(N−1)
個を受信スロットとして割り当てると共に、前記移動局
では,前記基地局から送信された下り信号をある一つの
スロットで受信し、この下り信号を受信したスロットを
基準として、次のスロットから(N−1)個のスロット
で該基地局に向けて同内容の上り信号を(N−1)回送
信するようにフレームを構成したことを第1の特徴とす
る。
【0010】また、本発明は、基地局と、該基地局と通
信する複数の移動局を有し、これらの間で時分割複信方
式を用いて通信を行う移動通信システムにおいて,該シ
ステム間で伝送される信号は、時分割で一定の長さのフ
レームに分割され、前記1フレームは3つのスロットを
持ち、この3つのスロットを前記基地局では1送信スロ
ットと2受信スロットに割り当てると共に、前記移動局
では、基地局から送信された下り信号をあるスロットで
受信し、この下り信号を受信したスロットを基準とし
て、次のスロット、その次のスロットで同じ上り信号を
2回送信するようにフレームが構成され、前記基地局で
は、該連続した2スロットの上り信号を受信する際、前
記基地局の送信スロットが該連続した2スロットとも重
なる場合、送信スロットと重なっていない前のスロット
の前半と後のスロットの後半を合成して受信することを
第2の特徴とする。
【0011】
【作用】上記した本発明の第1の特徴の構成にあって
は、フレーム構成を、基地局では、前記N個のスロット
のうち、1つのスロットを送信スロットとして割り当
て、残りの(N−1)個を受信スロットとして割り当
て、さらに移動局では,前記基地局から送信された下り
信号をある一つのスロットで受信し、この下り信号を受
信したスロットを基準として、次のスロットから(N−
1)個のスロットで該基地局に向けて同内容の上り信号
を重ねて(N−1)回送信するようにしている。このこ
とから、伝搬遅延の大きいとき、伝搬遅延に起因する送
信スロット,受信スロットの重なりによる受信不可能な
状態が回避され、確実に通信が行える。
【0012】また、上記した本発明の第2の特徴の構成
にあっては、一つのフレームを3つのスロットに分割
し、この3つのスロットを前記基地局では1送信スロッ
トと2受信スロットに割り当てると共に、前記移動局で
は、基地局から送信された下り信号をあるスロットで受
信し、この下り信号を受信したスロットを基準として、
次のスロット、その次のスロットで同じ上り信号を2回
送信するようにフレームが構成している。そして、前記
基地局では、該連続した2スロットの上り信号を受信す
る際、前記基地局の送信スロットが該連続した2スロッ
トとも重なる場合、送信スロットと重なっていない前の
スロットの前半と後のスロットの後半を合成して受信し
ていることから、伝搬遅延に起因する送信スロット,受
信スロットの重なりによる受信不可能な状態はなく確実
に通信できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明による移動通信システムを図面
を参照して説明する。本発明の移動通信システムは複信
方式として、送信,受信で同一周波数を使用するTDD
を用いている。ここでは、伝搬遅延の大きなシステムと
して衛星移動通信システムを考える。
【0014】図1は本発明の第1の実施例で衛星局およ
び移動局の送信受信のタイミングを示す図である。ま
ず、フレーム構成を説明する。1フレームは4スロット
で構成される。ここでは、1スロットの時間をtsとす
る。衛星局では4スロットの内、1スロットがTx(送
信)、3スロットがRx(受信)である。移動局では3
スロットがTx、1スロットがRxである。すなわち、
101は衛星局の送信スロット、102は衛星局の受信
スロット、103は移動局の送信スロット1、104は
移動局の送信スロット2、105は移動局の送信スロッ
ト3、106は移動局の受信スロットをそれぞれ示す。
【0015】次に動作を説明する。最初に衛星局がTx
スロットで下り信号の送信を行う。この下り信号を伝搬
遅延によりtd後に移動局が受信する。移動局ではこの
下り信号を受信したスロットを基準として、次のスロッ
トから3スロットで同じ上り信号を3回送信する。衛星
局では、Txスロットで送信後、3スロットがRxスロ
ットとして受信を行っている。衛星局では送信終了後、
3スロット分の時間、受信を行う。以上の動作を繰り返
し、信号を伝送する。
【0016】以上のような動作を行うと、衛星局は、送
信終了の(2×td)後から(3×ts)の間移動局が
送信した上り信号を受ける。このとき、伝搬遅延tdは
一定値ではないため、この(3×ts)の間に衛星局が
送信する可能性がある。具体的には、(2×td)が
(4×ts){=フレームの時間}の整数倍でない限
り、(3×ts)の間に衛星局が送信する。往復に要す
る時間(2×td)がフレームの時間(4×ts)は整
数倍、すなわち衛星局の受信3スロットと衛星に到着し
た3スロットのタイミングが一致したときは受信中に送
信しない。TDDのシステムでは、送信,受信で同じ周
波数を用いるので送信中は受信できない。
【0017】図4,図5,図6,図7を用いて、衛星局
の送信受信スロットのタイミングと受信する上り信号の
関係を説明する。移動局のTx1スロットで送信した信
号をs1(401),Tx2スロットで送信した信号を
s2(402),Tx3スロットで送信した信号をs3
(403)とする。(2×td)が(4×ts)の整数
倍のときは、上り信号をすべて受信できるため説明を省
略する。
【0018】図4は(2×td)を(4×ts)で割っ
た余りtaがtsより小さい場合を説明する図である。
このとき、s3が受信できない。しかし、s1とs2と
s3は同じ信号なので、s1またはs2を受信すれば上
り信号は伝送される。
【0019】図5はtaがtsより大きく、(2×t
s)より小さい場合を説明する図である。このとき、s
2およびs3が受信できない。しかし、s1とs2とs
3は同じ信号なので、s1を受信すれば、上り信号は伝
送される。
【0020】図6は、taが(2×ts)より大きく、
(3×ts)より小さい場合を説明する図である。この
とき、s1およびs2が受信できない。しかし、s1と
s2とs3は同じ信号なので、s3を受信すれば上り信
号は伝送される。
【0021】図7は、taが(3×ts)より大きい場
合を説明する図である。このとき、s1が受信できな
い。しかし、s1とs2とs3は同じ信号なので、s2
またはs3を受信すれば上り信号は伝送される。
【0022】このように本実施例では、移動局では下り
信号を受信したスロットを基準として、次のスロットか
ら3スロットで同じ上り信号を3回送信し、衛星局で
は、Txスロットで送信後、3スロットがRxスロット
として受信を行うことが可能なようにフレームを構成し
ていることから、伝搬遅延に起因する衛星局,移動局で
の送信スロット,受信スロットの重なりによる受信不可
能な状態を回避でき、基地局・移動局間の確実な信号伝
送が可能となる。
【0023】また、本実施例の移動通信システムによれ
ば伝搬遅延にかかわりなく受信不可能な状態を回避でき
るので、低軌道周回衛星のように伝搬遅延の変動がある
システムにも適用できる。
【0024】なお、上述の説明では、1フレーム4スロ
ット構成の場合の例で説明したが,1フレーム5スロッ
ト以上の場合も同様に本発明が適用可能であり、この場
合は上り信号が送信スロットの分だけ伝送されることに
より上記した効果と同様の効果を得ることができる。
【0025】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。図8は本発明の第2の実施例で衛星局および移動局
の送信受信のタイミングを示す図である。
【0026】まず、フレーム構成を説明する。1フレー
ムは3スロットで構成される。ここでは、1スロットの
時間をtsとする。衛星局では3スロットの内、1スロ
ットがTx(送信),2スロットがRx(受信)であ
る。移動局では2スロットがTx,1スロットがRxで
ある。
【0027】次に動作を説明する。最初に衛星局がTx
スロットで下り信号の送信を行う。この下り信号を伝搬
遅延によりtd後に移動局が受信する。移動局ではこの
下り信号を受信したスロットを基準として、次のスロッ
ト、その次のスロットで同じ上り信号を2回送信する。
衛星局では、Txスロットで送信後、2スロットがRx
スロットとして受信を行っている。衛星局では送信終了
後、2スロット分の時間、受信を行う。以上の動作を繰
り返し、信号を伝送する。
【0028】以上のような動作を行うと、衛星局は、送
信終了の(2×td)後から(2×ts)の間移動局が
送信した上り信号を受ける。このとき、伝搬遅延tdは
一定値ではないため、この(2×ts)の間に衛星局が
送信する可能性がある。具体的には、(2×td)が
(3×ts){=フレームの時間}の整数倍でない限
り、(2×ts)の間に衛星局が送信する。TDDのシ
ステムでは、送信,受信で同じ周波数を用いるので送信
中は受信できない。
【0029】次に図9,図10,図11を用いて衛星局
の送信受信スロットのタイミングと受信する上り信号の
関係を説明する。移動局のTx1スロットで送信した信
号をs1,Tx2スロットで送信した信号をs2とす
る。(2×td)が(3×ts)の整数倍のときは、上
り信号をすべて受信できるため説明を省略する。
【0030】図9は(2×td)を(3×ts)で割っ
た余りtaがtsより小さい場合を説明する図である。
このとき、s2の後半が受信できない。しかし、s1と
s2は同じ信号なので、s1を受信すれば上り信号は伝
送される。
【0031】図10はtaが(2×ts)より大きい場
合を説明する図である。このとき、s1の前半が受信で
きない。しかし、s1とs2は同じ信号なので、s2を
受信すれば上り信号は伝送される。
【0032】図11はtaがtsより大きく、(2×t
s)より小さい場合を説明する図である。このとき、s
1の後半およびがs2の前半が受信できない。しかし、
s1とs2は同じ信号なので、s1の前半とs2の後半
を受信し、合成すれば、上り信号は伝送される。この場
合は、s1の前半とs2の後半の接続部分の受信が難し
いように思われる。しかし、各スロットには信号の重な
りを防ぐガードタイムがあり、実際に送信している時間
は、送信スロットより短く、受信可能なs1の前半とs
2の後半には、共通な部分が存在する。このため、接続
部分の受信も可能である。
【0033】上記したスロット構成で通信を実現するた
めの具体的な衛星局の送受信部の構成の一例を図12に
示す。図12において、受信側は、受信機(Rx−R
F)122、復調器(DEM)123、受信信号検出部
121、メモリ123、スロット取出部126、チャネ
ル復号化部(CH−DECODEC)127より構成さ
れる。また、送信側は、送信機(Tx−RF)128、
変調器(MOD)129、チャネル符号化部(CH−C
ODEC)130、送信フレームタイミング制御部(T
xフレームタイミング)131より構成される。
【0034】送信フレームタイミング制御部(Txフレ
ームタイミング)131は上述したように設定されたス
ロット構成を記憶しており、送受切替スイッチ121を
送信スロットのときは送信側に、受信スロットのときは
受信側にそれぞれ切り替える。アンテナを介して受信機
(Rx−RF)122で受信された受信信号は復調器
(DEM)123で復調される。受信信号検出部121
は、受信機(Rx−RF)122または復調器(DE
M)123からのタイミング信号により、受信信号検出
されたことを検出するものである。受信信号検出部12
1で受信信号検出されたことを検出すると、メモリ12
3に対して制御信号を供給し、受信データを蓄えるよう
指示する。なお、送信フレームタイミング制御部(Tx
フレームタイミング)131から制御信号を供給し、送
信スロット以外のスロットのタイミングで受信データを
蓄えるよう指示してもよい。スロット取出部126は、
メモリ125に蓄えられたデータのうち必要なスロット
のデータを取り出す。
【0035】次に送信時は、送信フレームタイミング制
御部(Txフレームタイミング)131からの制御信号
によりチャネル符号化部(CH−CODEC)130を
起動させ、変調器(MOD)129、送信機(Tx−R
F)128、アンテナ120を介して送信データを端末
に向けて送信する。
【0036】いま、1フレームの中の2番目のRxスロ
ット、すなわちTxスロットの1スロット前で受信信号
の立上がりが検出されるときは、図11に示されるta
がtsより大きく、(2×ts)より小さい場合であ
る。この場合は、受信信号立上がりの時点から、送信開
始時点までのデータとTxスロット終了から次のRxス
ロット終了までのデータをメモリ125に蓄える。この
メモリ125内のデータに図11のs1の前半とs2の
後半が含まれるので、図11のようにRxスロットを再
生できる。
【0037】2番目のRxスロットで受信信号の立上が
りが検出されないときは、図9、図10に示されるta
<tsあるいはta>(2×ts)の場合である。この
場合は、2つのRxスロットのデータをメモリ125に
蓄え、受信信号の立上がりあるいは立ち下がりを受信信
号検出部124で検出すれば、一つのRxスロットを取
り出すことができる。
【0038】本実施例では、第1の実施例同様、伝搬遅
延に起因する衛星局,移動局での送信スロット,受信ス
ロットの重なりによる受信不可能な状態を回避できるこ
とから、基地局・移動局間の確実な信号伝送が可能とな
る。さらに本実施例は低軌道周回衛星のように伝搬遅延
の変動があるシステムにも適用できる。
【0039】なお、この実施例では、1フレーム4スロ
ット以上で1組の上りおよび下り信号を伝達したのに対
し、本実施例では1フレーム3スロットで1組の上りお
よび下り信号で伝送できるのでチャネルの利用効率が高
くなる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、伝搬
遅延の大きいとき、伝搬遅延に起因する衛星局,移動局
での送信スロット,受信スロットの重なりによる受信不
可能な状態を回避できることから、基地局・移動局間の
確実な信号伝送が可能となる。また、本発明は低軌道周
回衛星のように伝搬遅延の変動があるシステムにも適用
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の衛星局および移動局の
送信受信のタイミングを説明する図。
【図2】時間分割複信(TDD)を説明する図。
【図3】衛星移動通信システムを説明する図。
【図4】送信受信スロットのタイミングと上り信号の関
係を説明する図。
【図5】送信受信スロットのタイミングと上り信号の関
係を説明する図。
【図6】送信受信スロットのタイミングと上り信号の関
係を説明する図。
【図7】送信受信スロットのタイミングと上り信号の関
係を説明する図
【図8】本発明の第2の実施例の衛星局および移動局の
送信受信のタイミングを説明する図。
【図9】送信受信スロットのタイミングと上り信号の関
係を説明する図。
【図10】送信受信スロットのタイミングと上り信号の
関係を説明する図
【図11】送信受信スロットのタイミングと上り信号の
関係を説明する図
【図12】本発明の第2の実施例にかかる衛星局の送受
信部のブロック図。
【符号の説明】
101…衛星局の送信スロット、102…衛星局の受信
スロット、103…移動局の送信スロット1、104…
移動局の送信スロット2、105…移動局の送信スロッ
ト3、106…移動局の受信スロット、201…基地局
の送信スロット、202…基地局の受信スロット、20
3…移動局の受信スロット、204…移動局の送信スロ
ット、301…衛星局、302…移動局、401…移動
局の送信スロット1で送信された上り信号、402…移
動局の送信スロット2で送信された上り信号、403…
移動局の送信スロット3で送信された上り信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基地局と、該基地局と通信する複数の移動
    局を有し、これらの間で時分割複信方式を用いて通信を
    行う移動通信システムにおいて,該システム間で伝送さ
    れる信号は、時分割で一定の長さのフレームに分割さ
    れ、前記1フレームはN=4以上のスロットを持ち、前
    記基地局では、前記N個のスロットのうち、1つのスロ
    ットを送信スロットとして割り当て、残りの(N−1)
    個を受信スロットとして割り当てると共に、前記移動局
    では,前記基地局から送信された下り信号をある一つの
    スロットで受信し、この下り信号を受信したスロットを
    基準として、次のスロットから(N−1)個のスロット
    で該基地局に向けて同内容の上り信号を(N−1)回送
    信するようにフレームを構成したことを特徴とする移動
    通信システム。
  2. 【請求項2】基地局と、該基地局と通信する複数の移動
    局を有し、これらの間で時分割複信方式を用いて通信を
    行う移動通信システムにおいて,該システム間で伝送さ
    れる信号は、時分割で一定の長さのフレームに分割さ
    れ、前記1フレームは3つのスロットを持ち、この3つ
    のスロットを前記基地局では1送信スロットと2受信ス
    ロットに割り当てると共に、前記移動局では、基地局か
    ら送信された下り信号をあるスロットで受信し、この下
    り信号を受信したスロットを基準として、次のスロッ
    ト、その次のスロットで同じ上り信号を2回送信するよ
    うにフレームが構成され、前記基地局では、該連続した
    2スロットの上り信号を受信する際、前記基地局の送信
    スロットが該連続した2スロットとも重なる場合、送信
    スロットと重なっていない前のスロットの前半と後のス
    ロットの後半を合成して受信することを特徴とする移動
    通信システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09275585A (ja) * 1996-04-05 1997-10-21 Nec Corp Mc/tdma移動体衛星通信システムおよびその通信チャネル割り当て方式
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