JPH08278786A - ホロニック・リズム・ジェネレータ装置 - Google Patents

ホロニック・リズム・ジェネレータ装置

Info

Publication number
JPH08278786A
JPH08278786A JP7082244A JP8224495A JPH08278786A JP H08278786 A JPH08278786 A JP H08278786A JP 7082244 A JP7082244 A JP 7082244A JP 8224495 A JP8224495 A JP 8224495A JP H08278786 A JPH08278786 A JP H08278786A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rhythm
signal
section
equation
motion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7082244A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Fukumoto
彰 福本
Takahiro Yamada
隆博 山田
Hiroto Kobuchi
寛仁 菰渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7082244A priority Critical patent/JPH08278786A/ja
Priority to US08/629,107 priority patent/US5736665A/en
Publication of JPH08278786A publication Critical patent/JPH08278786A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/36Accompaniment arrangements
    • G10H1/40Rhythm
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/02Means for controlling the tone frequencies, e.g. attack or decay; Means for producing special musical effects, e.g. vibratos or glissandos
    • G10H1/06Circuits for establishing the harmonic content of tones, or other arrangements for changing the tone colour
    • G10H1/16Circuits for establishing the harmonic content of tones, or other arrangements for changing the tone colour by non-linear elements
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/32Constructional details
    • G10H1/34Switch arrangements, e.g. keyboards or mechanical switches specially adapted for electrophonic musical instruments
    • G10H1/344Structural association with individual keys
    • G10H1/348Switches actuated by parts of the body other than fingers
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2210/00Aspects or methods of musical processing having intrinsic musical character, i.e. involving musical theory or musical parameters or relying on musical knowledge, as applied in electrophonic musical tools or instruments
    • G10H2210/031Musical analysis, i.e. isolation, extraction or identification of musical elements or musical parameters from a raw acoustic signal or from an encoded audio signal
    • G10H2210/076Musical analysis, i.e. isolation, extraction or identification of musical elements or musical parameters from a raw acoustic signal or from an encoded audio signal for extraction of timing, tempo; Beat detection
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2210/00Aspects or methods of musical processing having intrinsic musical character, i.e. involving musical theory or musical parameters or relying on musical knowledge, as applied in electrophonic musical tools or instruments
    • G10H2210/375Tempo or beat alterations; Music timing control
    • G10H2210/385Speed change, i.e. variations from preestablished tempo, tempo change, e.g. faster or slower, accelerando or ritardando, without change in pitch

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 人間の動作からテンポ変更の意図をリアルタ
イムでリズム生成部人間に伝えて緩急自在な変化に追従
したリズムを生成したり、逆にリズム生成部が人間の動
作リズムを徐々に誘導するホロニック・リズム・ジェネ
レータ装置の提供。 【構成】 本発明は上記目的を達成するために、ファン
・デル・ポル方程式の定数部を3次式で置き換えた非線
形振動方程式で記述されるリズム生成部と、前記リズム
生成部の入力信号を生成する固定リズム生成部および動
作リズム検出部からなり、前記固定リズム生成部と前記
動作リズム検出部の間に一定の関係を与えるように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人間の意図を機械に与
え、同時に機械の反応を人間に伝えるヒューマン・イン
ターフェイスの基本技術であり、特に、リズム生成部を
内蔵する電子機器に関与する人間の気分や情緒にリアル
タイムに呼応して緩急自在なリズムを作りだすホロニッ
ク制御機器に関するものである。なお、ここでいうホロ
ニックとは、「目的を与えられた機械(システム)が周
囲状況の変化に応じて実施モードを自発的に生成あるい
は変更する」という生物に学んだ新しい制御概念のこと
である。
【0002】
【従来の技術】図11は、一般的なコンピュータ・ミュ
ージック・システムの基本構成を示すものである。機能
を限定したより大衆向けの電子鍵盤楽器も、原理的に同
様な構成を有している。図14において、コンピュータ
1001はMIDIインターフェイス1002を経由し
てMIDI機器である音源A1008、音源B100
9、ドラムマシン1004、MIDIミキサー100
5、エフェクター1010と結合される。2つの音源と
ドラムマシン1004の出力は、ミキサー1005でミ
ックスされて出力する。MIDIミキサー1005はM
IDI(音そのもののデータではなく、どの鍵盤を押し
たか等の情報)でコントロールできる。図15はドラム
マシン1004のリズム生成の基本原理を示すものであ
る。図15において、クロック発生器1011で発生し
た基準クロックパルスの個数をカウンター1012でカ
ウントし、操作パネル1014で予め設定されたテンポ
に対応するパルス個数がパルス数判定器1013で判定
され、確定したテンポがMIDIミキサー1005に送
られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成では、設定した規則正しいテンポのリズム音しか出
せない。このため、初見で演奏する場合、簡単な演奏部
分は正規のテンポに合わせて演奏出来るが難しい演奏部
分では正規のテンポに付いて行けず、演奏練習者の意欲
を喪失させる。だからと言って、演奏の難しい部分に合
わせて遅いテンポに設定すると、簡単な演奏部分の練習
が退屈になり、これもまた演奏者の意欲を奪ってしま
う。電子楽器なので、演奏中にテンポの設定を変えるこ
とも可能であるが、こうした操作を演奏中に行なうこと
は演奏への集中を妨げることになる。
【0004】上記と同様の問題は、少し上達した演奏者
が自動伴奏機能を用いて電子楽器を演奏する場合にも発
生する。従来の電子楽器に組み込まれた自動伴奏部は予
めプログラムした伴奏を規則正しく再生する。確かに、
「ここは早く、ここはゆっくり」というようなテンポを
予めプログラムするのは可能だが、演奏中の高揚した感
覚が要求するテンポの微妙な変更具合を表現することは
出来ない。このため、演奏時の気分に電子楽器のリズム
がマッチしないという不満が常に残る。上手な演奏者ほ
ど、リズムの緩急により豊かな情感を表現するので、こ
の不満は強くなり、電子楽器には演奏者と息のあったリ
ズム伴奏の実現が求められる。しかしながら、従来技術
では、演奏者の緩急自在なテンポの変化にリアルタイム
で追従するのは不可能である。
【0005】また、かなり上達した演奏者が複数のメン
バーとバンド演奏を行なう場合には、もっとデリケート
な問題が発生する。バンド演奏の場合には、メンバー間
の「息」を合わせることが重要になるが、プロでない限
り、半テンポ遅れるというメンバーが時々現われる。こ
の原因は、基本となるリズムを聞いてから演奏行動を起
こすまでの遅れ時間に個人差があるからである。こうし
た問題は、広いステージでの演奏の場合には、無視出来
なくなる。ステージ演奏等の場合は、音の伝搬時間によ
る遅れを避けるために、ヘッドホンで他の演奏者の音を
モニターするのだが、時間遅れの個人差があればテンポ
を合わせるのは難しい。こうした状況で演奏の「息」を
合わせるには、演奏者の情感に応じたリズム変更をリア
ルタイムにキャッチし、しかも観客席で聞いたときに各
メンバーのテンポが一致するように、各メンバーに伝え
るリズムの位相を調整すれば良い。しかしながら、従来
技術ではこうした機能を現場でリアルタイムで実現する
のは不可能である。
【0006】また、カラオケ等で歌う場合、歌う本人の
身振りやリズムを取る動作からリアルタイムにテンポお
よびその変化を検出し、カラオケ再生のテンポを追従さ
せるならば、もっと歌いやすくなり、下手なのではなく
独特の個性表現なのだという見方に変わる。こうした制
御も、現在のカラオケでは不可能である。
【0007】見方を変えて、演奏や歌の上達を目指すと
いう立場からは、正しいリズムに慣れるまで本人が根気
を失わないように、本人の追従できる限界のリズムを生
成しながら徐々に正しいリズムに導くという機能が望ま
しい。こうした事も、従来技術では不可能である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は電子楽器をより
快適に使うという観点から従来の問題点を解消するもの
であり、(1)演奏の邪魔をせずに、演奏者の動作から
本人の作りだす動作リズムを検出し、(2)最初に設定
したリズム生成を演奏者から検出した動作リズムにリア
ルタイムで追従させ、(3)リズム生成の機械が完全に
人間に従属してしまうのでなく、リズム生成の機械があ
る程度の自律性を持ったリズムを作り出せること、とい
う条件を満たす必要がある。
【0009】そこで、本発明は、人間の動作からテンポ
の変更の意図をリアルタイムでリズム生成部に伝えて緩
急自在な変化に追従したリズムを生成したり、逆にリズ
ム生成部が人間の動作リズムを固定リズムの方に徐々に
誘導するようなホロニック・リズム・ジェネレータの提
供を目的とする。
【0010】本発明は上記目的を達成するために、ファ
ン・デル・ポル方程式の定数部を3次式で置き換えた非
線形振動方程式で記述されるリズム生成部と、前記リズ
ム生成部の入力信号を生成する固定リズム生成部および
動作リズム検出部からなり、前記固定リズム生成部と前
記動作リズム検出部の間に一定の関係を与えることを特
徴とするホロニック・リズム・ジェネレータ装置を提供
する。
【0011】
【作用】以上の手段で構成された本発明のホロニック・
リズム・ジェネレータは、非線形振動子の引き込み機能
を用いることにより、演奏者のリズムミックな身体動作
が作りだすリズムやその変化にリズム生成部がリアルタ
イムに追従したり、逆にリズム生成部から人間に変更を
要求するリズムを伝えることが可能になる。こうした機
能は単に電子楽器に留まらない。周波数制御やサイクル
制御等のリズミックな制御を行なう電子機器にこうした
機能を導入すれば、人間の気分を機器の動作状態に反映
したり、機械から人間に推奨する動作状態を伝えたりす
ることが可能な電子機器を創造する事が可能になる。
【0012】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例を図面を参照
して説明する。
【0013】図1は、第1の実施例の構成図である。図
1において、101は動作リズム検出部、102は非線
形振動子部、103は固定リズム設定部、104は信号
合成部、105は判定部、106は音源部である。信号
合成部104は、動作リズム検出部101の信号と固定
リズム設定部103の信号を演算処理する。演算方法と
しては、加算のような簡単な場合から、動作リズム検出
部の信号と固定リズム設定部の信号との間にある一定の
関係を与えるという場合がある。後者の場合、具体的に
は、動作リズム検出部の信号が固定リズム設定部の信号
より優勢になるような関係を与えておけばリズム生成は
演奏者の気分を反映し、逆に固定リズム設定部の信号が
動作リズム検出部の信号より優勢になるような関係を与
えておけばリズム生成が演奏者に全体の調和方向を伝え
ることが可能になる。非線形振動子部102は、信号合
成部104の出力を入力として、リズミックな振動状態
を発生する。判定部105は、非線形振動子部102の
出力状態を2値化する判定を行ない、音源部106を駆
動する。
【0014】まず、本発明の非線形振動子部102を構
成する振動子について説明する。この非線形振動子はフ
ァン・デル・ポル方程式の定数部を3次式に置き換えた
ものである。この方程式は、神経活動を模擬してノーベ
ル賞を受けたホジキン・ハクスレイ方程式と同様な特性
を有するもので、「矢野振動子」と略称する。以後、特
に断わらずに非線形振動子と記述するときは、この矢野
振動子を指す。
【0015】矢野振動子は、xについての2階の微分方
程式(数1)で表される。
【0016】
【数1】
【0017】式(数1)のf(x)は式(数2)であ
る。
【0018】
【数2】
【0019】式(数1)は次のように、xとyの1階の
連立微分方程式(数3)、(数4)に書き直すことで、
位相平面に動作点M(x,y)の動きとして現すことが
できる。
【0020】
【数3】
【0021】
【数4】
【0022】式(数4)のg(x)は、式(数5)であ
る。
【0023】
【数5】
【0024】式(数3)、式(数4)に従って、図2に
示すように、動作点M(x,y)は、横軸y、縦軸xと
した位相平面上のpqrsを通る軌道201を描く。波
形202は動作点Mのxに関する時間変化を表わす。曲
線203は、式(数4)の特殊な場合であるy=−g
(x)すなわちdx/dt=0を横軸y、縦軸xの位相
平面に描いた曲線である。曲線204は、式(数3)を
横軸dy/dt、縦軸xの位相平面上に描き、しかも横
軸y、縦軸xの位相平面に重畳したものである。
【0025】以下に、動作点M(x,y)の動きの詳細
について説明する。動作点M(x,y)がdx/dt=
0の曲線203の近傍を動く部分(pq間とrs間)に
おいてはdx/dtがゼロに近いので、動作点M(x,
y)はゆっくりと動き、その移動速度はdy/dtがき
める。dx/dt=0の曲線から離れる部分(qr間と
sp間)ではdx/dtが大きな値になりx方向に速く
動く。その結果xの時間変化は波形202のように変化
の速い部分と遅い部分を持つ。xの変化の速い部分(位
相平面の動作点Mがqr間またはsp間にある)で、d
y/dtに比べdx/dtを充分大きい値となるように
f(x)、g(x)を定める(例えば、A=1、B=
0、C=−30、a=0.1、b=0、c=0、d=
0)ことにより、動作点M(x,y)をこれらの区間で
x軸にほぼ平行に動くようにする事ができる。その結
果、振動子の振幅はdx/dt=0の曲線203で決
り、g(x)の係数を変えない限り、ほぼ一定の振幅と
なる。
【0026】従って振幅一定のままf(x)の定数項d
を変化させるだけで、動作点M(x,y)がdx/dt
=0の曲線203の近傍のpq間にある時間T2とrs
間にある時間T1を変化させることができる。動作点M
が曲線203の近傍のpq間にあるときf(x)のdの
値を増やすとdy/dtが204aのように右にシフト
して区間pqに対応するdy/dtが大きくなる。その
結果、動作点M(x,y)のpからqへの移動速度が速
くなり、動作点M(x,y)がpq間にある時間T2が
短くなり、T2'となる。逆に、f(x)のdの値を減
らすと204bに示すようにdy/dtが左にシフトし
てpqの区間に対応する部分のdy/dtが0に近づ
く。その結果、動作点M(x,y)のpからqへの移動
が遅くなり、動作点M(x,y)がpq間にある時間T
2は長くなる。動作点Mが曲線203の近傍のrs間に
ある場合には、pq間にある場合とは逆にdの値を増や
すとT1が長くなり、dの値を減らすとT1が短くなり
T1'となる。
【0027】次に、dが動作検出部101の信号により
時間的に変化する場合について図3により説明する。図
2と同じものは同じ図番を用いる。式(数2)のdをd
=d0+d(t)という具合に、バイアスd0と変動d
(t)に分けて考える。バイアスd0の設定により変動
が無いときの振動子の周期を決めることができる。変動
d(t)301が動作検出部101からの信号である。
動作点M(x,y)が曲線203の近傍のrs間にある
ときに、301aや301bのように瞬間的にd(t)
が絶対値の十分大きい負の値になると、動作点M(x,
y)は瞬間的に早く動きs点に到達する。その結果、T
1が短くなりT1aあるいはT1bとなる。逆に、d
(t)が正の値に瞬間的になったとすると振動子の動作
点M(x,y)は瞬間的に動きが遅くなり、その分だけ
T1が長くなる。瞬間的にd(t)を十分大きな絶対値
の負の値にすることを繰り返せば、その度に動作点M
(x,y)はs点にすばやく到達する。その結果、振動
子リズムを自励振動周期T0より速いリズムの動作検出
部101からの信号d(t)のリズムに一致させること
ができる。また、d(t)を正の値に瞬間的にすること
で、振動子の動作点M(x,y)は瞬間的に動きを遅く
し、その分だけT1が長くなる。その結果、リズムを自
励振動周期T0より遅いリズムの動作検出部101から
の信号d(t)のリズムに一致させることができる。な
お、ここではd(t)の瞬間的な変化の例で説明した
が、d(t)は緩やかに変化してもかまわない。d
(t)の変化がバイアスd0で決まる振動子の周期(自
励振動周期T0)に比べてはるかに遅い場合には、d
(t)が負の時はT1の時間が短くなり、T2の時間が
長くなる。逆に、d(t)が正の時はT1の時間が長く
なり、T2の時間が短くなる。このとき周期が短くなる
か長くなるかはT1とT2の時間の伸縮の大きさによ
る。
【0028】次に、動作リズム検出部101の実現方法
を図4を用いて説明する。図4では動作の角速度を検出
するものである。図4(a)において、401は楽器演
奏者あるいは歌手の足である。402は足に取り付けた
振動型ジャイロ角速度センサーである。演奏者がリズム
をとるために足首を上下に動かすと、振動型ジャイ角速
度センサー402で足の動作から角速度が検出され、振
動型ジャイ角速度センサーの出力(通常センサ自身から
は微分処理された信号を出力するものが多い)をバンド
パスフィルター等を用いた信号処理回路を用いて所望の
帯域(0.001〜0.5Hz)を取り出す。なお、信
号処理の方法としては、積分処理を行って速度情報に変
換しても良い。
【0029】この信号を図1の動作リズム検出部101
の信号として用いた場合の本発明のホロニック・リズム
・ジェネレターの非線形振動子の波形を図5に示す。図
5に示すように、動作リズム検出部101からの信号が
無い場合の非線形振動子は固定リズム設定部からの入力
されたテンポで自励振動し、動作リズム検出部101か
らの信号が現われると検出された動作テンポのリズムに
引き込まれた振動に速やかに移行する。
【0030】なお、角速度センサーとしては、振動型ジ
ャイロ角速度センサーだけではなく、圧電型加速度セン
サーまたは静電型加速度センサーを用いても良い。ま
た、センサーの身体への取り付け位置は、足部に限ら
ず、手(図4(b))や頭(図4(c))など動作リズ
ムが検出可能であればどこでも良い。具体的には、ヘッ
ドフォンとかポシェットやバンドに組み込めば演奏者の
体の大きな動作からリズムを検出することが可能にな
り、また指輪・イアリング等の装飾品にセンサを組み込
めば、演奏者が指や頭で小さなリズムをとる動作からで
もリズムを検出することが可能である。
【0031】次に、動作検出部101の別の例を図6を
用いて説明する。図6は動作の距離変化を検出するもの
である。図6(a)において、501は発光ダイオード
とフォトトランジスタを組み合わせた反射形フォトセン
サー、502は信号処理回路、503はセンサー保護部
である。図6(b)に反射型フォトセンサーの床面まで
の距離と出力電流の関係を示す。反射形フォトセンサー
501はセンサー保護部503の接地面から約1mm奥
に取り付けることで、床面との距離が離れるに従って単
調に出力電流が減少する特性の部分を用いる。
【0032】演奏者がリズムをとるために足首を上下に
動かすと、反射形フォトセンサー501と床面との間の
距離が変化し、そのため反射形フォトセンサー501の
出力電流が変化する。信号処理回路502は反射形フォ
トセンサー501の出力電流信号を位置を現わす電圧信
号に変換しさらに微分処理を行なって速度を現わす電圧
信号に変換する。あるいは、信号処理回路502は反射
形フォトセンサー501の出力電流信号に閾値処理を行
なって電圧パルス信号に変換する。
【0033】なお、マイクを用いてリズムをとる足が床
を叩く音を用いても良い。ただしこの場合には、音が発
生したときにd(t)を負の値にして、基準周期より短
いリズムを生成することに適する。
【0034】さらに、動作軌跡からリズムを検出するこ
とも可能であり、図7に示すようにマウスを用いた場合
の非線形振動子の波形を図8に示す。図8に示すよう
に、マウスのゆっくりとした往復運動→マウスの運動停
止→マウスの早い往復運動という動作に対して、非線形
振動子は固定リズム設定部で与えられた自励振動より遅
いテンポ→自励振動のテンポ→自励振動より速いテンポ
で振動しているのが示されている。
【0035】本発明の第1の実施例は非線形振動子の動
作が分かり易い条件について説明したが、より望ましい
条件で非線形振動子を動作させた本発明の第2の実施例
を図9を参照して説明する。
【0036】(実施例2)図2と同じものは同じ図番を
用いる。本実施例が前記第1の実施例と異なる点は、f
(x)の変極点の位置が異なる。以下、図9の位相平面
に示すように、f(x)204の変極点が位相平面の第
3象限に移動して曲線203のrs間に対応する部分に
ある場合を例に説明する。
【0037】f(x)の定数項dを変化させるだけで、
振幅一定のまま、rs間にある時間T1を変化させるこ
とができる点は第1の実施例と同じである。しかし、本
実施例では、上記f(x)変曲点の位置の違いにより、
dを変化させたとしても動作点M(x,y)がpq間に
ある時間T2はほとんど変化しない点が異なる。
【0038】以下にこの理由を説明する。動作点M
(x,y)がdx/dt=0の曲線203の近傍を動く
部分(pq間とrs間の近傍)では、dx/dtがゼロ
に近いので動作点M(x,y)はゆっくりと動く。従っ
て、動作点Mが曲線203のpq間の近傍にあるときf
(x)のdの値を増やすとdy/dtが204aのよう
に右にシフトしてdy/dtの区間pqの近傍に対応す
るdy/dtが大きくなる。その結果、動作点M(x,
y)のp近傍からq近傍への移動速度が速くなり、動作
点M(x,y)がq点の近傍に到達するまでの時間が短
くなるためT2が短くなるが、元々のdy/dtが大き
い値なのでdが小さい場合には、T2の変化は僅かであ
る。また、f(x)のdの値を減らすと204bに示す
ようにdy/dtが左にシフトして区間pqの近傍に対
応する部分のdy/dtが僅かに小さくなるが、動作点
M(x,y)のp近傍からq近傍への移動が遅くなこと
による動作点M(x,y)がq点の近傍に到達するまで
に時間T2が長くなるのは僅かである。一方、動作点M
が曲線203のrs間の近傍にある場合には、元のdy
/dtが小さい値なのでdの値を増やすとT1が長くな
り、dの値を減らすとT1は短くなる。
【0039】次に、dが動作検出部101の信号により
時間的に変化する場合を図10を参照して説明する。図
3と同じものは同じ番号を付けた。式(数2)のdをd
=d0+d(t)として、バイアスd0と変動d(t)
に分けて考える。バイアスd0の設定により変動が無い
ときの振動子の周期を決めることができる点は第1の実
施例と同じである。第1の実施例では、動作点M(x,
y)がpq間にある時間T1とrs間にある時間T2は
同程度であり、d(t)の変化がどちらの時間に起こる
かは五分五分であった為に、d(t)が瞬間的に負にな
った時にT1時間が短くなるのか、T2時間が長くなる
のかを制御することはできなかった。しかし、本実施例
では、T2に比べT1が圧倒的に大きいので、d(t)
の変化は常にrs間にあると考えても良い。その結果、
動作点M(x,y)は曲線203のrs間の近傍にあ
り、瞬間的にd(t)を301aや301bのように絶
対値が十分大きい負の値にすると、動作点M(x,y)
は瞬間的に速くs点近傍に向けて動き、速くなった分だ
けT1が短くなりT1a、T1bとなる。逆に、d
(t)が正の値に瞬間的になったとすると振動子の動作
点M(x,y)は瞬間的に動きが遅くなり、その分だけ
T1が長くなる。瞬間的にd(t)を十分大きな絶対値
の負の値にすることを繰り返せば、その度に動作点M
(x,y)はs点近傍にすばやく到達する。その結果、
振動子リズムを自励振動周期T0より速いリズムの動作
検出部101からの信号d(t)のリズムに一致させる
ことができる。また、d(t)を正の値に瞬間的にする
ことで、振動子の動作点M(x,y)は瞬間的に動きを
遅くし、その分だけT1が長くなる。その結果、振動子
のリズムを自励振動周期T0より遅いリズムの動作検出
部101からの信号d(t)のリズムに一致させること
ができる。d(t)の変化が動作点M(x,y)がpq
間近傍にあるときに起こると、このd(t)の変化は振
動子の状態に反映されないので、T2に比べT1の時間
を充分大きくする必要がある。例えば、A=1、B=1
2、C=1、a=1、b=0、c=ー1、d=5では、
T2はT1の百分の1以下である。また、動作検出部1
01から出力される信号がパルス的でその幅がT2より
も狭い場合には、パルス幅を広くする処理を行えばよ
い。
【0040】また、第1の実施例では、バイアスd0の
設定値を大きくしたときに、振動子の周期が短くなるか
長くなるかを予め予想することはできなかった。しか
し、本実施例ではd0の設定値を大きくしたときにT2
時間が短くなるのは僅かでありT1の時間が長くなるた
め、振動子の周期は長くなる。逆に、d0を小さくする
とはT2の時間は長くなるのは僅かでありT1の時間が
短くなって、周期は短くなる。したがって、自励振動周
期T0の設定が容易である。
【0041】なお、第1と第2の実施例では、f(x)
及びg(x)に3次関数を用いたが、f(x)とg
(x)の代わりに区分線形関数F(x)とG(x)を用
いても良い。区分線形関数を用いた場合の振動子の位相
平面を図11に示す。動作点M(x,y)は、横軸y、
縦軸xとした位相平面上のpqrsを通る軌道801を
描く。波形802は動作点M(x,y)のxに関する時
間変化を表わす。曲線803は、式(数4)のg(x)
の代わりに区分線形関数G(x)を用いたときの特殊な
場合であるy=−G(x)すなわちdx/dt=0を横
軸y、縦軸xの位相平面に描いた曲線である。曲線80
4は、式(数3)のf(x)の代わりに区分線形関数F
(x)を用いて横軸dy/dt、縦軸xの位相平面上に
dy/dt=F(x)を描き、しかも横軸y、縦軸xの
位相平面に重畳したものである。区分線形関数を用いる
メリットは、T2に関わるpq間に対応するF(x)の
値を変化させることなく、T1に関わるrs間のF
(x)の値だけを804a、804bに示すように変更
できることにより、T2を変化させること無く、T1だ
けを入力dにより変更可能な点にある。
【0042】図12に、区分線型近似の非線形振動子部
102を実現する非線形振動子の回路ブロック図を示
す。901は演算器Aで、入力xに対して3次関数f
(x)あるいは区分線形関数F(x)を発生する。90
2は演算器Bで、入力xに対して3次関数g(x)ある
いは区分線形関数G(x)を発生する。903は加算器
Aで、入力dと演算器A901の出力を加算する。90
4は積分器Aで、加算器Aの出力を積分する。905は
加算器Bで、入力Cと演算器B902の出力と積分器A
の出力を加算する。906は積分器Bで、加算器Bの出
力を積分しxを出力する。この振動子の自励振動周期は
入力dのバイアス分d0で設定する。入力dの変動分d
(t)が動作検出部101の出力である(矢野振動子の
詳しい回路構成は、特開平7−49943号公報を参
照。)。
【0043】第1および第2の実施例は、固定リズム設
定部と人間から検出した動作リズムをリズム生成部にリ
アルタイムに反映させる点にポイントを置いた。ところ
が、すでに述べたように、固定リズムと動作リズムの間
に重み付けを与えるだけでなく、動作リズム主体の追従
から徐々に固定リズムの方に演奏レベルを上達させる支
援をするという目的では、n個(nは自然数)の非線形
振動子を使用して動作リズムと固定リズムの間に関係を
与える事が望ましい。図13は、そうした目的を実現す
る本発明の第3の実施例(ただし、n=2で説明する)
の構成図である。図13において、101は動作検出
部、102は非線形振動子部、103は固定入力設定
部、105は判定部、106は音源部、107は非線形
振動子部B、108は信号合成部A、109は信号合成
部B、110は固定入力設定部Bである。図1と同じも
のは同じ番号を用いた。信号合成部A108は、動作検
出部101と固定入力設定部103と非線形振動子部B
107の信号を演算処理する。非線形振動子部102
は、信号合成部A108の出力を入力として、振動を発
生する。判定部105は、非線形振動子部102の出力
を判定し、音源部106を駆動する。前記構成により、
本実施例のホロニックメトロノームは、第1の実施例及
び第2の実施例と同様に人間の動作リズムに合わせたリ
ズムが非線形振動子部102によって生成され、さら
に、音源部で発声する音のリズムに人間が引き込まれる
ことにより、人間と機械が息のあったリズムを生成する
ことが可能になる。第1の実施例及び第2の実施例と本
実施例の違いは、信号合成部A108でこの非線形振動
子部B107の出力振動も合わせて演算することによ
り、人のリズムが遅くりすぎた場合には、非線形振動子
部102が非線形振動子部B107の発生するリズムに
引き込まれるてんである。ただし、信号合成部B109
が固定入力設定部B110と非線形振動子部102の信
号を演算処理し、非線形振動子部B107は信号合成部
B109の出力を入力として振動を発生することによ
り、非線形振動子部102と非線形振動子部B107の
間の位相は一定に保たれ、ずれは生じない。
【0044】本実施例を応用して、3人以上の演奏者の
間にリズム的調和をもたらすために、各人に本実施例の
装置を与え、しかもメンバー間の特徴を反映するため
に、複数個の固定リズム設定部と複数個の動作リズム検
出部に一定の関係あるいは時間経過に従いリアルタイム
に変化する関係を与えることも可能である。
【0045】
【発明の効果】以上の実施例で示して来たように、本発
明のホロニック・リズム・ジェネレータはヒューマン・
インターフェイスの基本技術となるもので、人間の意図
を機械に伝え、機械の反応を人間に伝えるというような
リアルタイムの相互作用(無意識的な対話状態も含む)
を可能にする。これは、実施例のような電子楽器のリズ
ムマシンに応用されるだけではなく、リアルタイムで人
間の反応に対応した制御が必要な機器(エアコン、ホッ
トカーペット、自動車、立体TV、ステレオ、ワープロ
等)に、人間から情報を抽出するセンサと組み合わせて
導入することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成図
【図2】本発明の基本構成図を用いた第1の実施例で使
用される非線形振動子の挙動を表わす位相平面図と時間
経過図
【図3】本発明の第1の実施例で動作入力の有無におけ
る非線形振動子の挙動を表わす位相平面図と時間経過図
【図4】本発明の基本構成図における動作リズム検出部
の角速度検出器の使用方法を示す図
【図5】本発明の基本構成図における動作リズム検出部
の角速度検出器の信号波形を示す図
【図6】本発明の基本構成図における動作リズム検出別
の距離変化検出器の構成図
【図7】本発明の基本構成図における動作リズム検出別
の距離変化検出器およびその使用方法を示す図
【図8】本発明の基本構成図における動作リズム検出別
の距離変化検出器の信号波形を示す図
【図9】本発明の基本構成図を用いた第2の実施例で使
用される非線形振動子の挙動を表わす位相平面図と時間
経過図
【図10】本発明の第2の実施例で動作入力の有無にお
ける非線形振動子の挙動を表わす位相平面図と時間経過
【図11】本発明の第1および第2の実施例で使用でき
る区分線型近似型の非線形振動子の挙動を表わす位相平
面図と時間経過図
【図12】区分線型近似型の非線形振動子を実現するた
めの回路構成図
【図13】複数個(n=2)の非線形振動子を用いた本
発明の拡張構成図
【図14】従来例の構成図
【図15】従来例の構成図
【符号の説明】
101 動作リズム検出部 103、110 固定リズム設定部 102、107 非線形振動部 201 非線形振動子の位相平面での軌跡 202 非線形振動子の時間経過の軌跡 204 曲線f(x) 203 曲線g(x) 301 動作リズム検出信号 402 加速度センサ 500 距離変化センサ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファン・デル・ポル方程式の定数部を3次
    式で置き換えた非線形振動方程式で記述されるリズム生
    成部と、前記リズム生成部に対して信号入力を行なう信
    号合成部と、前記信号合成部に対して信号入力を行なう
    固定リズム設定部および動作リズム検出部と、前記リズ
    ム生成部の状態を2値化する判定部とからなることを特
    徴とするホロニック・リズム・ジェネレータ装置。
  2. 【請求項2】ファン・デル・ポル方程式の定数部を3次
    式で置き換えた非線形振動方程式で記述される第1のリ
    ズム生成部および第2のリズム生成部と、前記第1のリ
    ズム生成部に対して信号入力を行なう第1の信号合成部
    と、前記第1の信号合成部に対して信号入力を行なう第
    1の固定リズム設定部および動作リズム検出部と、前記
    第2のリズム生成部に対して信号入力を行なう第2の信
    号合成部と、前記第2の信号合成部に対して信号入力を
    行なう第2の固定リズム設定部と、前記第1のリズム生
    成部の状態を2値化する判定部とからなり、前記第1の
    リズム生成部の出力が前記第2の信号生成部に入力され
    ることを特徴とするホロニック・リズム・ジェネレータ
    装置。
  3. 【請求項3】ファン・デル・ポル方程式の定数部を3次
    式で置き換えた非線形振動方程式で記述されるリズム生
    成部と、前記リズム生成部に入力する信号を取り出す動
    作リズム検出部を有し、前記動作リズム検出部が角速度
    検出器で構成されることを特徴とするホロニック・リズ
    ム・ジェネレータ装置。
  4. 【請求項4】ファン・デル・ポル方程式の定数部を3次
    式で置き換えた非線形振動方程式で記述されるリズム生
    成部と、前記リズム生成部に入力する信号を取り出す動
    作リズム検出部を有し、前記動作リズム検出部が距離検
    出器で構成されることを特徴とするホロニック・リズム
    ・ジェネレータ装置。
  5. 【請求項5】ファン・デル・ポル方程式の定数部を3次
    式で置き換えた非線形振動方程式で記述されるリズム生
    成部と、前記リズム生成部に入力する信号を取り出す動
    作リズム検出部を有し、前記動作リズム検出部が動作の
    軌跡に含まれるリズムの検出器で構成されることを特徴
    とするホロニック・リズム・ジェネレータ装置。
  6. 【請求項6】ファン・デル・ポル方程式の定数部を3次
    式で置き換えた非線形振動方程式で記述されるリズム生
    成部と、前記リズム生成部に入力する信号を取り出す動
    作リズム検出部を有し、前記動作リズム検出部が動作か
    ら生まれる音情報のリズムの検出器で構成されることを
    特徴とするホロニック・リズム・ジェネレータ装置。
  7. 【請求項7】ファン・デル・ポル方程式の定数部を3次
    式で置き換えた非線形振動方程式で記述されるリズム生
    成部と、前記リズム生成部への入力信号を発生する固定
    リズム設定部およびと動作リズム検出部とからなり、前
    記固定リズム設定部と前記動作リズム検出部の2者の間
    に一定の関係を与えることを特徴とするホロニック・リ
    ズム・ジェネレータ装置。
  8. 【請求項8】ファン・デル・ポル方程式の定数部を3次
    式で置き換えた非線形振動方程式で記述される第1のリ
    ズム生成部および第2のリズム生成部と、前記第1のリ
    ズム生成部への入力信号を発生する第1の固定リズム設
    定部および動作リズム検出部と、前記第2のリズム生成
    部への入力信号を発生する第2の固定リズム設定部とか
    らなり、前記第1の固定リズム設定部と前記第2の固定
    リズム設定部と前記動作リズム検出部の3者の間に一定
    の関係を与えることを特徴とするホロニック・リズム・
    ジェネレータ装置。
  9. 【請求項9】ファン・デル・ポル方程式の定数部を3次
    式で置き換えた非線形振動方程式で記述される第1から
    第n(nは3以上の自然数)までのリズム生成部と、前
    記リズム生成部の全てに対して信号入力を行なう第1か
    ら第nまでの固定リズム設定部と、前記第1から第nま
    でのリズム生成部の各々に対応して信号入力を行なう第
    1から第nまでの動作リズム検出部と、前記第1から第
    nのリズム生成部の状態を2値化する第1から第nの判
    定部とからなり、前記第1から第nまでの動作リズム検
    出部および前記第1から第nまでの固定リズム設定部の
    間に一定の関係を与えることを特徴とするホロニック・
    リズム・ジェネレータ装置。
  10. 【請求項10】ファン・デル・ポル方程式の定数部を3
    次式で置き換えた非線形振動方程式の区分線型近似で表
    現されるリズム生成部と、前記リズム生成部に対して信
    号入力を行なう信号合成部と、前記信号合成部に対して
    信号入力を行なう固定リズム設定部および動作リズム検
    出部と、前記リズム生成部の状態を2値化する判定部と
    からなることを特徴とするホロニック・リズム・ジェネ
    レータ装置。
JP7082244A 1995-04-07 1995-04-07 ホロニック・リズム・ジェネレータ装置 Pending JPH08278786A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7082244A JPH08278786A (ja) 1995-04-07 1995-04-07 ホロニック・リズム・ジェネレータ装置
US08/629,107 US5736665A (en) 1995-04-07 1996-04-08 Holonic rhythm generator for generating a rhythmic vibration state described by a nonlinear vibration equation

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7082244A JPH08278786A (ja) 1995-04-07 1995-04-07 ホロニック・リズム・ジェネレータ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08278786A true JPH08278786A (ja) 1996-10-22

Family

ID=13769018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7082244A Pending JPH08278786A (ja) 1995-04-07 1995-04-07 ホロニック・リズム・ジェネレータ装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5736665A (ja)
JP (1) JPH08278786A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7880552B2 (en) 2002-08-21 2011-02-01 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Control system for walking assist device
US7942833B2 (en) 2005-09-02 2011-05-17 Honda Motor Co., Ltd. Motion guide device, and its control system and control program
US8202233B2 (en) 2005-08-29 2012-06-19 Honda Motor Co., Ltd. Motion guide device, its control system and control program
US8287473B2 (en) 2005-09-02 2012-10-16 Honda Motor Co., Ltd. Motion assist device
JP2019144360A (ja) * 2018-02-19 2019-08-29 国立大学法人福井大学 演奏支援システムおよび制御方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6867361B2 (en) * 2000-09-05 2005-03-15 Yamaha Corporation System and method for generating tone in response to movement of portable terminal
US7193148B2 (en) * 2004-10-08 2007-03-20 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. Apparatus and method for generating an encoded rhythmic pattern

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2783544B2 (ja) * 1988-04-26 1998-08-06 キヤノン株式会社 画像処理装置
JP2583347B2 (ja) * 1989-07-21 1997-02-19 富士通株式会社 演奏操作パターン情報生成装置
DE69129522T2 (de) * 1990-09-25 1999-01-07 Yamaha Corp Taktsteuerung zum automatischen Spielen von Musik
US5369217A (en) * 1992-01-16 1994-11-29 Roland Corporation Rhythm creating system for creating a rhythm pattern from specifying input data
US5521324A (en) * 1994-07-20 1996-05-28 Carnegie Mellon University Automated musical accompaniment with multiple input sensors

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7880552B2 (en) 2002-08-21 2011-02-01 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Control system for walking assist device
US8202233B2 (en) 2005-08-29 2012-06-19 Honda Motor Co., Ltd. Motion guide device, its control system and control program
US7942833B2 (en) 2005-09-02 2011-05-17 Honda Motor Co., Ltd. Motion guide device, and its control system and control program
US8287473B2 (en) 2005-09-02 2012-10-16 Honda Motor Co., Ltd. Motion assist device
JP2019144360A (ja) * 2018-02-19 2019-08-29 国立大学法人福井大学 演奏支援システムおよび制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US5736665A (en) 1998-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Bretan et al. A survey of robotic musicianship
Dean Hyperimprovisation: computer-interactive sound improvisation
USRE37654E1 (en) Gesture synthesizer for electronic sound device
US6005181A (en) Electronic musical instrument
JP2004037575A (ja) 演奏処理装置、演奏処理プログラムおよびファイル生成装置
Morales-Manzanares et al. SICIB: An interactive music composition system using body movements
KR20130029349A (ko) 피아노용의 음향 효과 부여 장치 및 피아노
Jensenius An action–sound approach to teaching interactive music
JPH03184095A (ja) 電子楽器
JPH03206493A (ja) 電子楽器
JPH08278786A (ja) ホロニック・リズム・ジェネレータ装置
WO2006011342A1 (ja) 楽音生成装置および楽音生成システム
Pakarinen et al. Virtual slide guitar
Siegel Dancing the music: Interactive dance and music
Overholt Violin-related HCI: A taxonomy elicited by the musical interface technology design space
Overholt Advancements in violin-related human-computer interaction
JP4054852B2 (ja) 楽音生成方法およびその装置
Todoroff Control of digital audio effects
Dahlstedt Mapping strategies and sound engine design for an augmented hybrid piano.
Christensen et al. The Daïs: A Haptically Enabled NIME for Controlling Physical Modeling Sound Synthesis Algorithms
Lopes et al. Tumaracatu: an ubiquitous digital musical experience of maracatu
Turchet The Hyper-Hurdy-Gurdy
Melbye et al. A Continually Receding Horizon
Gobin et al. Designing musical interfaces with composition in mind
Farner Harmbal: a program for calculating steady-state solutions to nonlinear physical models of self-sustained musical instruments by the harmonic balance method

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040507

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040518

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041005