JPH08278476A - 液晶表示パネル及びヘッドマウントディスプレイ - Google Patents

液晶表示パネル及びヘッドマウントディスプレイ

Info

Publication number
JPH08278476A
JPH08278476A JP7108104A JP10810495A JPH08278476A JP H08278476 A JPH08278476 A JP H08278476A JP 7108104 A JP7108104 A JP 7108104A JP 10810495 A JP10810495 A JP 10810495A JP H08278476 A JPH08278476 A JP H08278476A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal display
display panel
plano
convex lens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7108104A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Shinohara
正幸 篠原
Shigeru Aoyama
茂 青山
Norisada Horie
教禎 堀江
Yutaro Okuno
雄太郎 奥野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP7108104A priority Critical patent/JPH08278476A/ja
Publication of JPH08278476A publication Critical patent/JPH08278476A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を削減し、画像表示装置の小型化、
軽量化を図る。 【構成】 平凸レンズ(接眼レンズ)5を、エポキシ樹
脂のような光学的に透明な接着剤6によって液晶表示パ
ネル本体4に接着し、平凸レンス5を一体化した液晶表
示パネル2を作製する。この液晶表示パネル2を、光出
射側に平凸レンズ5を向けて筐体(図示せず)内に納め
てビューファインダ1を作製する。 【効果】 構成部品点数が削減されるとともに、構造が
簡略化されビューファインダの作製が容易になり、製造
コストが安価になる。また、結像レンズが一体化される
のでビューファインダが小型化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示パネル及びヘッ
ドマウントディスプレイに関する。具体的には、液晶プ
ロジェクタ、液晶ビューファインダ、液晶ディスプレ
イ、液晶ヘッドマウントディスプレイなどの画像表示装
置に用いられる液晶表示パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示パネルを用いた画像表示装置と
して、ビデオカメラのビューファインダやヘッドマウン
トディスプレイなどがある。図22はビューファインダ
51の概略構成図を示し、52はバックライト光源、5
3は液晶表示パネルであって、バックライト光源52及
び液晶表示パネル53は筐体(図示せず)内に納められ
ている。しかして、バックライト光源52から出射され
た光は液晶表示パネル53に照射され、液晶表示パネル
53に動画像が表示される。そして、観察者55は接眼
レンズ54を通して、液晶表示パネル53に表示された
動画像を観察することができる。
【0003】また、図23に示すヘッドマウントディス
プレイ61にあっては観察者55の前方上方に液晶表示
パネル53が下向きに配置されており、液晶表示パネル
53と接眼レンズ54との間に配置した反射ミラー56
によって液晶表示パネル53を通過した光は反射されて
光の進行方向が変えられる。こうして観察者55は、観
察者55の前方に配置された接眼レンズ54を通して液
晶表示パネル53に表示された動画像を観察できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のビューファインダやヘッドマウントディスプレイの画
像表示装置にあっては、接眼レンズは液晶表示パネルと
独立して配置されており、2つの構成部品として組み込
まれていた。このため、部品点数が多くなり画像表示装
置の組み立てが困難なものとなっていた。また、部品コ
ストが高くつき画像表示装置の製造コストが高くなって
いた。さらに、接眼レンズまでの光路長が長く厚手のレ
ンズを必要とするため、画像表示装置が大型化するとい
う問題点があった。
【0005】本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、液晶表示パ
ネルと接眼レンズを一体化することにより部品点数の削
減を図り、小型でしかも軽量なヘッドマウントディスプ
レイ等の画像表示装置を安価に提供することにある。
【0006】
【発明の開示】本発明の液晶表示パネルは、画像を生成
する液晶表示パネル本体と接眼用若しくは結像用光学素
子を一体にしたことを特徴としている。したがって、接
眼用若しくは結像用光学素子が液晶表示パネル本体に近
接することにより、薄型の接眼用若しくは結像用光学素
子を用いることができる。このため、それぞれ独立して
用いる場合に比べ、全体として軽量化を図ることができ
る。また、液晶表示パネル本体と接眼用若しくは結像用
光学素子が一体となっているので、接眼用若しくは結像
用光学素子の機械的強度が向上し、しかも、画像表示装
置などへの組み込みを容易にできる。
【0007】請求項2に記載の液晶表示パネルは前記接
眼用若しくは結像用光学素子としてボールレンズを用い
ているので、液晶表示パネル本体とボールレンズの光軸
調整が不要になり、液晶表示パネルを簡単に作製でき
る。
【0008】また、請求項3に記載の液晶表示パネルに
あっては、前記接眼用若しくは結像用光学素子を前記液
晶表示パネル本体の基板面に直接作製したことを特徴と
している。したがって、それぞれ別個に作製された光学
素子と前記液晶表示パネル本体を一体化する手間が省け
液晶表示パネルの製造工程が簡略化でき、製造コストを
安くできる。また、接眼用若しくは結像用光学素子が液
晶表示パネル本体から剥がれる恐れもなく、接眼用若し
くは結像用光学素子の機械的強度がさらに強くなる。
【0009】さらに、請求項4に記載の液晶表示パネル
にあっては、前記接眼用若しくは結像用光学素子を前記
液晶表示パネル本体の基板と一体成形したことを特徴と
している。このため、2枚の基板を使って接眼用若しく
は結像用光学素子が一体となった液晶表示パネルを作製
でき、液晶表示パネルの構成部品点数を減らすことによ
って部品コストを安価にできる。また、製造方法も簡略
化できる。
【0010】本発明のヘッドマウントディスプレイは、
請求項1に記載の1又は2の液晶表示パネルと、人間の
頭部に装着して使用するため装着部材とを備え、前記液
晶表示パネルを前記装着部材に装着したことを特徴とし
ている。したがって、ヘッドマウントディスプレイの構
成部品が少なくなり、安価に提供できる。又、液晶表示
パネル本体と接眼用若しくは結像用光学素子との光軸合
わせも不要になり、ヘッドマウントディスプレイの組み
立ても容易に行なえる。さらに液晶表示パネルは軽量化
されているのでヘッドマウントディスプレイ全体を軽く
することができ、しかも別個独立した接眼レンズを不要
にできるのでヘッドマウントディスプレイを小型化でき
る。このため、ヘッドマウントディスプレイを頭部に装
着しても、肩が凝るなどの疲労感が少ない。
【0011】
【実施例】図1に示すものは本発明の液晶表示パネルを
利用したビューファインダ1の概略構成図である。ビュ
ーファインダ1は、本発明の液晶表示パネル2とバック
ライト光源3が筐体(図示せず)内に納められており、
光出射側に平凸レンズ5を向けて配置されている。液晶
表示パネル2は、図2に示すように2枚のガラス基板
8、8の間に液晶層9が挟み込まれた液晶表示パネル本
体4と平凸レンズ5とが一体となったものであり、例え
ば、エポキシ樹脂、紫外線硬化型樹脂、粘着樹脂などの
光学的に透明な接着剤6によって平凸レンズ5の平坦面
が液晶表示パネル本体4の光出射側のガラス基板8に接
着されている。ここでは平凸レンズ5は接眼レンズとし
て用いられている。
【0012】しかして、バックライト光源3のスイッチ
をオンすると、バックライト光源3から液晶表示パネル
2に光が出射され、液晶表示パネル本体4に動画像が表
示される。液晶表示パネル本体4に表示された動画像は
液晶表示パネル2の平凸レンズ5を通して拡大され、観
察者7は拡大された動画像を観察することができる。
【0013】この液晶表示パネル2は画像を表示する液
晶表示パネル本体4と表示された画像を拡大するための
平凸レンズ5が一体化されているため、ビューファイン
ダ1の部品点数の削減を行なうことができ、部品コスト
を下げることができる。また、平凸レンズ5が液晶表示
パネル本体4に一体化されているため薄手のレンズとす
ることができ、軽量化を図ることができる。また、平凸
レンズ5の機械的強度が向上する。
【0014】また本実施例のように平凸レンズ5を用い
た場合には、平凸レンズ5の平坦面を真直ぐに液晶表示
パネル本体4に貼り合わせることが可能で、液晶表示パ
ネル2の作製が容易である。特に、アライメントを厳密
にすることなく平凸レンズ5の光軸を液晶表示パネル本
体4と垂直に配置することができる。
【0015】さらに、液晶表示パネル本体4と平凸レン
ズ5を接着剤6で貼り合わせることによって、液晶表示
パネル本体4と平凸レンズ5との間に可干渉距離以上の
距離が保たれるとともに液晶表示パネル本体4、接着剤
6、平凸レンズ5の各屈折率の差を小さくできるので、
液晶表示パネル2にニュートンリングが発生しにくい。
【0016】したがって、この液晶表示パネル2を用い
ることにより、平凸レンズ5等による拡大光学系が不必
要となり、ビューファインダ1などの画像表示装置の構
成を簡略化して組み立てが容易になる。また、画像表示
装置を全体として軽量化することができ、低コストで製
造することができる。さらに液晶表示パネル本体4と平
凸レンズ5とが一体化されているため、液晶表示パネル
本体4と平凸レンズ5との間に光路を設ける必要がな
く、画像表示装置全体として小型化を図ることができ
る。
【0017】また、液晶表示パネル本体4に表示された
画像は直ちに平凸レンズ5に入射されるので、液晶表示
パネル本体4の各画素10から出射された光は図3の実
線で示すように平凸レンズ5の出射面で屈折を受ける。
このため、液晶表示パネル2から出射された光の広がり
角が小さくなり、明るくて鮮明な画像を写し出すことが
できる。なお、図3において2本の破線が交わる2つの
交点11は、液晶表示パネル本体4に表示された動画像
の虚像の位置を示すものである。
【0018】図4に示すものは本発明の別な実施例であ
る液晶表示パネル2の断面図である。この液晶表示パネ
ル2は、固定治具12によって液晶表示パネル本体4と
平凸レンズ5を挟み込んで一体化したものであって、固
定治具12を用いることによって簡単に液晶表示パネル
2を作製できる。特に平凸レンズ5を用いた場合には、
凸レンズ5の平坦面を液晶表示パネル本体4に重ね合わ
せるだけで平凸レンズ5の光軸を液晶表示パネル本体4
に垂直に配置することができる。
【0019】また、図5に示すように両凸レンズ13を
用いた場合にも枠状の固定治具12を用いることによっ
て、簡単に液晶表示パネル2を作製できる。
【0020】図6に示すものは本発明のさらに別な実施
例である液晶表示パネル2の断面図である。この液晶表
示パネル2は液晶表示パネル本体4の光出射面、つまり
ガラス基板8上に平凸レンズ5が直接作製されている。
このためには、例えば図7に示すような方法により作製
することができる。図7はいわゆる2P法(Photopolyme
rization-Method)について示すものであるが、まず、液
晶表示パネル本体4のガラス基板8上に例えば紫外線硬
化型のレンズ用樹脂材料14を塗布する(図7
(a))。次に、平凸レンズ5表面の光学的機能面の反
転パターン15aが形成された金型(スタンパ)15を
押圧し、液晶表示パネル本体4の下面の光源16より紫
外線を照射してレンズ用樹脂材料14を硬化させ(図7
(b))、液晶表示パネル2を作製する(図7
(c))。また、射出成形法を利用して液晶表示パネル
本体4上に平凸レンズ5を作製することもできる。
【0021】この液晶表示パネル2によれば、平凸レン
ズ5が液晶表示パネル本体4上に直接作製されているた
め、平凸レンズ5が液晶表示パネル本体4から容易に剥
離されず機械的強度を向上することができる。また、平
凸レンズ5を接着する手間が省け、製造工程が簡略化さ
れる。さらに上述したように2P法を用いるとより簡便
で迅速に大量生産が可能になる。特に複雑な光学的機能
面を有するフレネルレンズ17(図9参照)を用いる場
合には好都合である。また、液晶表示パネル本体4と平
凸レンズ5は隙間なく密着されるので、両者の界面にニ
ュートンリングも発生しにくい。
【0022】図8に示すものは本発明のさらに別な実施
例である液晶表示パネル2の断面図である。平凸レンズ
5は液晶表示パネル本体4を構成する一方のガラス基板
8と一体に成形されており、平凸レンズ5が形成された
ガラス基板8と残るガラス基板8との間に液晶層9を挟
む込むことによって液晶表示パネル2を作製できる。こ
の方法によれば、従来の液晶表示パネル53と同様に2
枚のガラス基板8、8で液晶表示パネル2を作製するこ
とができ、製造工程が簡略化されると共に部品点数の削
減が図られ、部品コストも安価にできる。
【0023】さらに図9に示す液晶表示パネル2には、
フレネルレンズ17が用いられている。フレネルレンズ
17は光集光性がよく、平凸レンズ5に比較してレンズ
の厚みを薄くすることができる。したがってより軽量
化、小型化を図ることができる。
【0024】図10に本発明のさらに別な実施例である
液晶表示パネル2の一部破断した断面図を示す。液晶表
示パネル2は、凹面鏡18が液晶表示パネル本体4の側
面に貼り合わせられ凹面鏡18と液晶表示パネル本体4
が一体化されている。液晶表示パネル2に表示された画
像は、図11の実線で示すように凹面鏡18の反射面1
8aにより反射され、拡大して投影される。凹面鏡18
を用いた場合には光の反射を利用するため焦点距離fが
短くなり、小さな凹面鏡18で画像の拡大率を大きくす
ることができる。したがってこの液晶表示パネル2を用
いることにより、小さなビューファインダ1で大きな画
像を楽しむことができる。なお、図11において2本の
破線が交わる2つの交点11は、液晶表示パネル本体4
に表示された動画像の虚像の位置を示すものである。
【0025】図12に示すものはボールレンズ19を一
体とした液晶表示パネル2の概略構成図である。液晶表
示パネル本体4はその一部領域に画像表示領域4aが形
成されており、その周囲を枠状をした固定治具12によ
り支持されている。ボールレンズ19は、その表面の一
部領域において画像表示領域4aに接触して固定治具1
2に支持されている。このようにボールレンズ19を用
いればどの方向にボールレンズ19を固定治具12に支
持させてもよいので光軸調整が不要になり、液晶表示パ
ネル2の組み立てを非常に簡単にすることができる。
【0026】このように本発明の液晶表示パネル2にあ
っては、平凸レンズ5やフレネルレンズ17、ボールレ
ンズ19、凹面鏡18などの種々の接眼用光学素子や結
像用光学素子を液晶表示パネル本体4と一体化すること
ができる。また、図13に示すような凹レンズ20を用
いることも可能である。このように液晶表示パネル本体
4と平凸レンズ5などの接眼用光学素子や結像用光学素
子を一体化することによって、部品点数の削減や接眼用
光学素子や結像用光学素子の薄型化を図ることができ
る。また、本発明の液晶表示パネル2を用いることによ
りビューファインダ1を始めとする種々の画像表示装置
を小型化、軽量化することができる。
【0027】図14(a)に示すものは本発明の一実施
例であるヘッドマウントディスプレイ21を示す概略斜
視図であって、ヘッドマウントディスプレイ21は例え
ばゴーグル状をしたケース22内に、図14(b)に示
す液晶表示ユニット23が2組納められている。2組の
液晶表示ユニット23は、虚像が調整安静位(人間が暗
闇の中で見つめているだろうという視点位置)に設定で
きるよう、一定の輻輳角(眼のより角)を与えるように
ケース22内に設けられている。液晶表示ユニット23
は、バックライト光源3と、平凸レンズ5が一体となっ
た本発明の液晶表示パネル2とが筐体(図示せず)内に
納められて構成されており、液晶表示パネル2に表示さ
れた動画像は反射ミラー24によって光の進行方向が観
察者7の方に変えられる。しかして、バックライト光源
3のスイッチがオンされると液晶表示パネル2に動画像
が写し出され、左眼及び右眼によって独立して捉えられ
た動画像は人間の融像作用によって一つの動画像として
観察することができる。このとき、2組の液晶表示ユニ
ット23に同じ動画像を表示させると、観察者7は平面
的な動画像を観察することができる。また、2組の液晶
表示ユニット23に視差のある動画像を表示させると、
観察者7は3次元の動画像を観察することができる。ま
た、一組の液晶表示ユニット23を用い、例えば左眼に
は液晶表示ユニット23に写し出された動画像を、右眼
には肉眼で外部の像を捉えるようにすることも可能であ
る。このヘッドマウントディスプレイ21は操縦訓練用
のシュミレーション装置やバーチャルリアリティのゲー
ム機器等として利用することもできる。
【0028】このヘッドマウントディスプレイ21にあ
っては、従来のヘッドマウントディスプレイ61のよう
に独立した接眼レンズ54が不要になるため小型のもの
とすることができる。また、平凸レンズ5は薄く済むの
で全体として軽量なものとすることができる。したがっ
て、持ち運びにも便利で、重量感が少なくなり使用時の
疲労も少なくできる。
【0029】また、図15に示すように液晶表示パネル
2の平凸レンズ5を補助的なものとして扱い、別個独立
した接眼レンズ25を反射ミラー24と観察者7との間
に設けてもよい。この場合には、別個独立した接眼レン
ズ25を薄型のものとすることができる。また、平凸レ
ンズ5と接眼レンズ25を組み合わせることにより収差
を少なくし、画質の向上を図ることもできる。
【0030】図16に示すものは別な実施例であるヘッ
ドマウントディスプレイ21の概略構成図であって、凹
面鏡18を用いた液晶表示ユニット23を示す。このヘ
ッドマウントディスプレイ21にあっては、凹面鏡18
を用いているので反射ミラー24が不要になり、さらに
部品点数の削減をしてさらに安価にヘッドマウントディ
スプレイ21を提供できる。また、小型にもかかわらず
大きな画像を表示することができる。また図17に示す
ように凹面鏡18と観察者7との間に接眼レンズ25を
設けてもよい。
【0031】図18及び図19に示すヘッドマウントデ
ィスプレイ21にあっては、液晶表示パネル2の光入射
側を外部に開放しバックライト光源3を不要にしてい
る。図18のヘッドマウントディスプレイ21は平凸レ
ンズ5を用いたものであり、図19のヘッドマウントデ
ィスプレイ21は凹面鏡18を用いたものである。この
ヘッドマウントディスプレイ21は外部からの光を光源
として用いており、例えば室外においては太陽光を利用
して液晶表示パネル本体4に動画像を表示させることが
できる。また、室内においては蛍光灯や白熱灯のような
室内灯を利用して液晶表示パネル本体4に動画像を表示
させることができる。このためには、例えばカバー22
の上部に光入射口(図示せず)を設け、光入射口付近に
配置したコンデンサレンズ(図示せず)を通過した光を
液晶表示パネル2の光入射側に導入すればよい。こうし
てバックライト光源3を不要にすることによって、さら
にヘッドマウントディスプレイ21を軽量化し、使用に
よる疲労感を少なくできる。
【0032】図20に本発明の液晶表示パネル2を利用
した液晶プロジェクタ31の概略構成図を示す。液晶プ
ロジェクタ31は、バックライト光源32と、本発明に
よる液晶表示パネル2とから構成されている。しかし
て、図20に示すようにバックライト光源32をオンし
てバックライト光源32からの光を液晶表示パネル2に
照射すると、液晶表示パネル2の赤色、青色、緑色の各
画素に対応して液晶表示パネル2に3つの色の動画像が
表示される。こうして、液晶表示パネル2に表示された
3つの色の動画像は液晶表示パネル2に一体となった平
凸レンズ5によって拡大され、カラーの動画像としてス
クリーン(図示せず)上に投影される。なお、この平凸
レンズ5は投影レンズとして用いられるものである。
【0033】また、図21に示すものは本発明の液晶表
示パネル2を利用した別な液晶プロジェクタ31の概略
構成図であって、3枚の液晶表示パネル2a、2b、2
cが備えられており、3枚の液晶表示パネル2a、2
b、2cの光出射面にはコリメートレンズ33が一体化
されている。この液晶プロジェクタ31においては、バ
ックライト光源32から出射されUVフィルター34を
透過した光は、ダイクロイックミラー35aによって例
えば緑色光36aのみがまず分離される。分離された緑
色光36aは反射ミラー37で光の進行方向が変えられ
た後液晶表示パネル2aに入射され緑色の動画像を生じ
る。残る光はダイクロイックミラー35bによって赤色
光36bと青色光36cとに分離される。分離された赤
色光36bは液晶表示パネル2bに入射され赤色の動画
像を生じる。また青色光36cは液晶表示パネル2cに
入射され青色の動画像を生じる。こうして液晶表示パネ
ル2aに表示された緑色の動画像はダイクロイックミラ
ー35cを透過して、ダイクロイックミラー35cで反
射された赤色の動画像と重ねられる。また、液晶表示パ
ネル2cに表示された青色の動画像が、反射ミラー37
で光の進行方向が変えられダイクロイックミラー35d
を透過して、ダイクロイックミラー35dで反射された
緑色及び赤色の動画像と重ねられる。こうして重ねられ
た動画像は、投影レンズ38によってカラーの動画像と
してスクリーン(図示せず)上に投影される。
【0034】
【発明の効果】本発明の液晶表示パネルにあっては、接
眼用若しくは結像用光学素子を液晶表示パネル本体に近
接して配置することにより、薄手の光学素子を用いるこ
とができる。したがって、この液晶表示パネルを用いる
ことにより、ヘッドマウントディスプレイを始めとする
画像表示装置を全体として小型化、軽量化することがで
きる。しかも、画像表示装置の構成部品点数が減少され
るとともに、液晶表示パネル本体と接眼用若しくは結像
用光学素子の光軸合わせも不要になるなど、画像表示装
置の組み立てが容易になり、安価に画像表示装置を提供
できる。特にヘッドマウントディスプレイにあっては有
効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶表示パネルを利用したビュー
ファインダを示す概略構成図である。
【図2】同上の液晶表示パネルの断面図である。
【図3】同上の液晶表示パネルにおける光の広がりを示
す説明図である。
【図4】本発明の別な実施例である液晶表示パネルの断
面図である。
【図5】本発明のさらに別な実施例である液晶表示パネ
ルの断面図である。
【図6】本発明のさらに別な実施例である液晶表示パネ
ルの断面図である。
【図7】(a)〜(c)は同上の液晶表示パネルの製造
方法を示す説明図である。
【図8】本発明のさらに別な実施例である液晶表示パネ
ルの断面図である。
【図9】本発明のさらに別な実施例である液晶表示パネ
ルの断面図である。
【図10】本発明のさらに別な実施例である液晶表示パ
ネルの一部破断した断面図である。
【図11】同上の液晶表示パネルにおける光の広がりを
示す説明図である。
【図12】本発明のさらに別な実施例である液晶表示パ
ネルの断面図である。
【図13】本発明のさらに別な実施例である液晶表示パ
ネルの断面図である。
【図14】(a)は本発明の一実施例であるヘッドマウ
ントディスプレイの概略斜視図、(b)はその概略構成
図である。
【図15】本発明の別な実施例であるヘッドマウントデ
ィスプレイの概略構成図である。
【図16】本発明のさらに別な実施例であるヘッドマウ
ントディスプレイの概略構成図である。
【図17】本発明のさらに別な実施例であるヘッドマウ
ントディスプレイの概略構成図である。
【図18】本発明のさらに別な実施例であるヘッドマウ
ントディスプレイの概略構成図である。
【図19】本発明のさらに別な実施例であるヘッドマウ
ントディスプレイの概略構成図である。
【図20】本発明の液晶表示パネルを利用した液晶プロ
ジェクタの概略構成図である。
【図21】本発明の液晶表示パネルを利用した別な液晶
プロジェクタの概略構成図である。
【図22】従来例の画像表示装置であるビューファイン
ダを示す概略構成図である。
【図23】従来例の別な画像表示装置であるヘッドマウ
ントディスプレイを示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 ビューファインダ 21 ヘッドマウントディスプレイ 31 液晶プロジェクタ 2 液晶表示パネル 3 バックライト光源 4 液晶表示パネル本体 5 平凸レンズ 12 固定治具 17 フレネルレンズ 18 凹面鏡 19 ボールレンズ
フロントページの続き (72)発明者 奥野 雄太郎 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を生成する液晶表示パネル本体と接
    眼用若しくは結像用光学素子を一体にしたことを特徴と
    する液晶表示パネル。
  2. 【請求項2】 前記接眼用若しくは結像用光学素子はボ
    ールレンズであることを特徴とする請求項1に記載の液
    晶表示パネル。
  3. 【請求項3】 前記接眼用若しくは結像用光学素子を前
    記液晶表示パネル本体の基板面に直接作製したことを特
    徴とする請求項1に記載の液晶表示パネル。
  4. 【請求項4】 前記接眼用若しくは結像用光学素子を前
    記液晶表示パネル本体の基板と一体成形したことを特徴
    とする請求項1に記載の液晶表示パネル。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の1又は2の液晶表示パ
    ネルと、 人間の頭部に装着して使用するための装着部材とを備
    え、前記液晶表示パネルを前記装着部材に装着したこと
    を特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
JP7108104A 1995-04-07 1995-04-07 液晶表示パネル及びヘッドマウントディスプレイ Pending JPH08278476A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7108104A JPH08278476A (ja) 1995-04-07 1995-04-07 液晶表示パネル及びヘッドマウントディスプレイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7108104A JPH08278476A (ja) 1995-04-07 1995-04-07 液晶表示パネル及びヘッドマウントディスプレイ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08278476A true JPH08278476A (ja) 1996-10-22

Family

ID=14475985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7108104A Pending JPH08278476A (ja) 1995-04-07 1995-04-07 液晶表示パネル及びヘッドマウントディスプレイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08278476A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013545130A (ja) * 2010-10-21 2013-12-19 ロッキード マーティン コーポレーション 一つ以上のフレネルレンズを使用する頭取付けディスプレイ装置
WO2014006979A1 (ja) * 2012-07-04 2014-01-09 ソニー株式会社 頭部装着型表示装置並びに光学ユニット
US9720228B2 (en) 2010-12-16 2017-08-01 Lockheed Martin Corporation Collimating display with pixel lenses
US9939650B2 (en) 2015-03-02 2018-04-10 Lockheed Martin Corporation Wearable display system
US9995936B1 (en) 2016-04-29 2018-06-12 Lockheed Martin Corporation Augmented reality systems having a virtual image overlaying an infrared portion of a live scene
US10359545B2 (en) 2010-10-21 2019-07-23 Lockheed Martin Corporation Fresnel lens with reduced draft facet visibility
CN110806642A (zh) * 2018-08-06 2020-02-18 精工爱普生株式会社 虚像显示装置
WO2020055456A1 (en) * 2018-09-10 2020-03-19 Apple Inc. Electronic device with a display attached to a lens element
US10684476B2 (en) 2014-10-17 2020-06-16 Lockheed Martin Corporation Head-wearable ultra-wide field of view display device
US10754156B2 (en) 2015-10-20 2020-08-25 Lockheed Martin Corporation Multiple-eye, single-display, ultrawide-field-of-view optical see-through augmented reality system
JP2021513685A (ja) * 2018-02-12 2021-05-27 マトリックスド、リアリティー、テクノロジー、カンパニー、リミテッドMatrixed Reality Technology Co., Ltd. 拡張現実装置及びそのための光学システム

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9632315B2 (en) 2010-10-21 2017-04-25 Lockheed Martin Corporation Head-mounted display apparatus employing one or more fresnel lenses
US10359545B2 (en) 2010-10-21 2019-07-23 Lockheed Martin Corporation Fresnel lens with reduced draft facet visibility
US10495790B2 (en) 2010-10-21 2019-12-03 Lockheed Martin Corporation Head-mounted display apparatus employing one or more Fresnel lenses
JP2013545130A (ja) * 2010-10-21 2013-12-19 ロッキード マーティン コーポレーション 一つ以上のフレネルレンズを使用する頭取付けディスプレイ装置
US9720228B2 (en) 2010-12-16 2017-08-01 Lockheed Martin Corporation Collimating display with pixel lenses
WO2014006979A1 (ja) * 2012-07-04 2014-01-09 ソニー株式会社 頭部装着型表示装置並びに光学ユニット
US10684476B2 (en) 2014-10-17 2020-06-16 Lockheed Martin Corporation Head-wearable ultra-wide field of view display device
US9939650B2 (en) 2015-03-02 2018-04-10 Lockheed Martin Corporation Wearable display system
US10754156B2 (en) 2015-10-20 2020-08-25 Lockheed Martin Corporation Multiple-eye, single-display, ultrawide-field-of-view optical see-through augmented reality system
US9995936B1 (en) 2016-04-29 2018-06-12 Lockheed Martin Corporation Augmented reality systems having a virtual image overlaying an infrared portion of a live scene
JP2021513685A (ja) * 2018-02-12 2021-05-27 マトリックスド、リアリティー、テクノロジー、カンパニー、リミテッドMatrixed Reality Technology Co., Ltd. 拡張現実装置及びそのための光学システム
US11874466B2 (en) 2018-02-12 2024-01-16 Matrixed Reality Technology Co., Ltd. Augmented reality apparatus, and optical system and semi-reflector therefor
US11988839B2 (en) 2018-02-12 2024-05-21 Matrixed Reality Technology Co., Ltd. Augmented reality apparatus and optical system therefor
CN110806642A (zh) * 2018-08-06 2020-02-18 精工爱普生株式会社 虚像显示装置
WO2020055456A1 (en) * 2018-09-10 2020-03-19 Apple Inc. Electronic device with a display attached to a lens element
US11119321B2 (en) * 2018-09-10 2021-09-14 Apple Inc. Electronic device with a display attached to a lens element

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI461735B (zh) 顯示裝置
JP5698297B2 (ja) 基板によって誘導される光学ビーム拡大器
US7307791B2 (en) Head mounted device
JP4508655B2 (ja) 光導体光学装置
JP3429320B2 (ja) 眼鏡及びフェースマスクに対するイメージコンバイニングシステム
US6940645B2 (en) Monocentric autostereoscopic optical apparatus with a spherical gradient-index ball lens
US20050007672A1 (en) Head-mounted display and optical engine thereof
CN110446963A (zh) 用于光纤扫描投影仪的方法和系统
CN102667912A (zh) 头戴式显示装置
JPH10319240A (ja) ヘッドマウンテッドディスプレイ
JPH10170860A (ja) 眼球投影型映像表示装置
JPH08278476A (ja) 液晶表示パネル及びヘッドマウントディスプレイ
KR20020036766A (ko) 액정 디스플레이 소자 및 투사형 액정 디스플레이 장치
JPH08254604A (ja) 光学素子及び当該光学素子を利用した画像表示装置並びに撮像装置
US20230152591A1 (en) Augmented reality display device
JP3384221B2 (ja) 照明手段およびこれを用いた表示装置
JPH11122544A (ja) 撮像装置
CN112462564B (zh) 激光光学投影模块及包含其的穿戴装置
JP2010145561A (ja) ヘッドマウントディスプレイ
KR100341149B1 (ko) 헤드 마운트 디스플레이용 광학 시스템
JP2002365585A (ja) 頭部装着用ディスプレー用光学システム
EP3699672A1 (en) Video display device and optical see-through display
JPH09281616A (ja) 映像投影装置並びに該装置のアダプター装置及び光学部材
JPH09211412A (ja) マルチ画像表示装置
KR20200102102A (ko) 착용식 디스플레이용 광학유닛 및 이의 형성 방법 그리고 이를 구비하는 증강현실 표시 글래스