JPH08277779A - 圧縮機の弁装置 - Google Patents

圧縮機の弁装置

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JPH08277779A
JPH08277779A JP7898295A JP7898295A JPH08277779A JP H08277779 A JPH08277779 A JP H08277779A JP 7898295 A JP7898295 A JP 7898295A JP 7898295 A JP7898295 A JP 7898295A JP H08277779 A JPH08277779 A JP H08277779A
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JP
Japan
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valve
seat plate
valve seat
reed
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP7898295A
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English (en)
Inventor
Michio Ota
道夫 太田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リード弁と弁座板との衝突音の問題およびリ
ード弁の開弁遅れの問題が解消される圧縮機の弁装置を
提供することを目的とする。 【構成】 シリンダと、透孔を有すると共にシリンダの
開口を閉塞する弁座板と、この弁座板に一端が固定され
て取り付けられ、且つ他端に形成された弁部にて透孔の
開口を開閉するリード弁とを備える圧縮機の弁装置にお
いて、弁座板15には、リード弁の幅方向Wに沿って深
さが次第に大きくなる凹所21が、リード弁の固定部分
と透孔17との間に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷蔵庫等に使用される密
閉型レシプロ圧縮機の弁装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の圧縮機の弁装置は、例えば特公昭
48−38967号公報に開示されているように構成さ
れている。図4はこの従来の弁装置を示す断面図であ
る。金属薄板からなるリード弁101を一端側で冷媒の
通路となる透孔102の開口を塞ぐように弁座板103
に配置し、他端をボルト104にてリード弁101の開
度を規制する弁押さえ105と共に取り付け固定してい
る。このような構成の弁装置は、圧縮機のシリンダ開口
に取り付けられ、圧縮機の吸入・圧縮動作に応じてリー
ド弁101が固定端101aを支点として、自由端10
1bが反って透孔102の開口を弁部101cにて開閉
する。開動作時にリード弁101は自由端101bが先
に弁座板103から離れ、次第に固定端101aに近い
側が離れて開き、閉動作時には固定端101aに近い側
から弁座板103に近づいて閉じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような弁装置にお
いて、開閉動作時にリード弁101が弁座板103に衝
突し、この際の衝突音が大きいという問題がある。上記
公報では、リード弁101と弁座板103との接触面積
を減らし、無用の干渉をさけるために、弁座板103に
はリード弁101の固定部分と透孔102との間に凹所
106を設けている。この凹所106によってリード弁
101と弁座板102との接触面積を減らすことによ
り、開閉動作時の衝突音を低減することができる。しか
しながら、このような凹所106を一様な深さで形成し
た場合、リード弁101が開状態から閉まるときに、リ
ード弁101の弁部101cは透孔102の開口周辺の
弁座103aにほぼ同時に衝突し、依然として衝突音が
大きいという問題を有している。
【0004】また、このような構成の弁装置を冷媒圧縮
機のシリンダに取り付けて吸入弁として用いた場合、リ
ード弁101が閉状態のときには弁座103aに接触し
ているために、シリンダ内の冷媒ガスに含まれる潤滑用
の油によりリード弁101の弁部101cと弁座103
aとの間に付着力が働き、開弁の遅れの主な原因となっ
ている。開弁が遅れることにより、シリンダ内に吸入さ
れる冷媒ガスの量が減少し、圧縮機の容積効率が減少す
る。
【0005】本発明は上述のようなリード弁と弁座板と
の衝突音の問題およびリード弁の開弁遅れの問題が解消
される弁装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリンダと、
透孔を有すると共にシリンダの開口を閉塞する弁座板
と、この弁座板に一端が固定されて取り付けられ、且つ
他端に形成された弁部にて透孔の開口を開閉するリード
弁とを備える圧縮機の弁装置において、弁座板には、リ
ード弁の幅方向に沿って深さが次第に大きくなる凹所
が、リード弁の固定部分と透孔との間に設けられること
を特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成により、リード弁の閉動作時には、リ
ード弁は固定端から先に弁座板に近づき、弁部が透孔の
開口を塞ぐのであるが、その過程において、リード弁は
弁座板の凹所の深さが小さいところから大きいところに
順次衝突する。つまり、リード弁はリード弁の幅方向に
順次弁座板に衝突することになるので、幅方向に同時に
衝突するのに比べて衝突時の衝撃は緩和される。
【0008】また、リード弁が閉状態から開く際には、
弁座板の凹所の深いところはリード弁との潤滑油による
付着力が弱いために、リード弁の弁部はそこに対応する
側部から先に弁座から離れ、リード弁の幅方向に順次離
れて開く。リード弁を開く応力はリード弁の弁部の一方
の側部に集中するので、リード弁は開き易くなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。
【0010】図1は本発明の弁装置が適用される密閉型
圧縮機の断面図である。図において、1は密閉容器であ
り、2部品からなる枠体2、3と、この枠体2、3の上
側に配置された圧縮要素4と、下側に配置された電動要
素5とが収納されている。圧縮要素4と電動要素5とは
密閉容器1の内壁に支持装置6を介して弾性的に取り付
けられている。
【0011】電動要素5は内部に巻線7を巻回した固定
子8と、この固定子8の内側に配置された回転子9とこ
の回転子9の中央に装着され、枠体2の軸受け10で回
転可能に支持された回転軸11とで構成されている。
【0012】圧縮要素4はシリンダ12と、回転軸11
のクランクピン13の偏心回転により、シリンダ12内
を往復運動するピストン14と、シリンダ12の端面に
設けられた弁座板15と、この弁座板15を介してシリ
ンダ12に取り付けられたシリンダヘッド16とで構成
されている。
【0013】図2は本発明の弁装置の弁座板15を示す
図である。弁座板15には冷媒ガスの通路となる2つの
透孔が設けられており、図においては17は吸入孔であ
り、18は吐出孔である。吸入孔17開口の周囲には環
状に溝19が設けられており、これによって弁座20が
形成されている。21は底面21aが弁座板15の表面
Sに対して傾斜する凹所であり、その深さが図示の方向
Wに沿って徐々に大きくなっている。なお、22はシリ
ンダ12に取り付ける際の取付孔である。
【0014】弁座板15の表面S側には図3に示す吸入
リード弁23がその自由端23a側の弁部23bにて吸
入孔17の開口を塞ぐようにシリンダ12との間に配設
される。吸入リード弁23は弁座板15とほぼ同じ大き
さの金属薄板24にリード形状にスリット25を設けて
形成されている。尚、26は弁座板15の吐出孔21b
に対向する位置に設けられた開口、27は弁座板15の
取付孔22に連通する取付孔である。
【0015】弁座板15に設けた凹所21は吸入リード
弁23を配置したときに、吸入リード弁23の固定部分
15aと吸入孔17との間で、且つ吸入リード弁23の
連絡部23dと対向する位置に形成され、その深さは吸
入リード弁23の幅方向Wに沿って徐々に大きくなって
いる。したがって、吸入リード弁23に応力が加わって
いないときは、連絡部23dは、一方の側端部23eの
みが弁座板15と接触し、そこから連絡部23dの他方
の側端部23fに亘って弁座板15とは接触しないこと
になる。
【0016】なお、図示しないが弁座板15の、吸入リ
ード弁23を配置した側の反対側には、吐出孔18の開
口を開閉する吐出リード弁が配置される。
【0017】このように構成された弁装置は、吸入リー
ド弁23が開く際には、弁座板15の凹所21の深い側
21bでは吸入リード弁23との潤滑油による付着力が
弱いために、吸入リード弁23の弁部23bは側端部2
3g側から先に弁座20から離れ、吸入リード弁23の
幅方向W’に順次離れて開く。吸入リード弁23を開く
応力は吸入リード弁23の弁部23bの一方の側端部2
3g付近に集中するので、潤滑油により弁部23gと弁
座20に付着力が働いていても吸入リード弁23は開き
易くなる。したがって、開弁が遅れることがなく、圧縮
機の始動性が向上し、シリンダに適切に冷媒を吸入でき
る。
【0018】そして、吸入リード弁23の閉動作時に
は、吸入リード弁23は固定端23bから弁座板15に
近づき、弁部23gが吸入孔17の開口を塞ぐのである
が、その過程において、吸入リード弁23の連絡部23
dは、弁座板15の凹所21の深さが小さい側21cか
ら大きくなる側21bに順次衝突する。従って、吸入リ
ード弁23は幅方向Wに順次弁座板15に衝突して閉じ
ることになるので、衝突時の衝撃は緩和される。また、
凹所21には潤滑油が溜まるので、これによっても吸入
リード弁23が弁座板15に衝突する際の衝撃が緩和さ
れる。
【0019】なお、上述の実施例においては、弁座板1
5に設けた凹所21は吸入リード弁23の連絡部23d
の全幅方向に亘って形成したが、連絡部23dの中間付
近から側端部23fに向かって深さが大きくなるように
形成しても良い。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の弁装置に
よれば、弁座板にリード弁の幅方向に深さが大きくなる
凹所を設けたことにより、リード弁と弁座板との衝突の
際の衝撃が緩和され、これにより衝撃音が低減される。
また、リード弁が閉状態から開き易くなるので、開弁の
遅れがなくなり、圧縮機の始動性が向上すると共にシリ
ンダ内へ冷媒を適切に吸入できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の弁装置が適用される密閉型圧縮機の断
面図である。
【図2】本発明の弁装置の弁座板を示す斜視図である。
【図3】本発明のリード弁を示す平面図である。
【図4】従来の弁装置を示す断面図である。
【符号の説明】
15 弁座板 17 吸入孔(透孔) 21 凹所 23 吸入リード弁 23b 弁部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダと、透孔を有すると共に前記シ
    リンダの開口を閉塞する弁座板と、この弁座板に一端が
    固定されて取り付けられ、且つ他端に形成された弁部に
    て前記透孔の開口を開閉するリード弁とを備える圧縮機
    の弁装置において、前記弁座板には、前記リード弁の幅
    方向に沿って深さが次第に大きくなる凹所が、前記リー
    ド弁の固定部分と前記透孔との間に設けられることを特
    徴とする圧縮機の弁装置。
JP7898295A 1995-04-04 1995-04-04 圧縮機の弁装置 Pending JPH08277779A (ja)

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JP7898295A JPH08277779A (ja) 1995-04-04 1995-04-04 圧縮機の弁装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007029366A1 (ja) * 2005-09-07 2007-03-15 Valeo Thermal Systems Japan Corporation 往復動式圧縮機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007029366A1 (ja) * 2005-09-07 2007-03-15 Valeo Thermal Systems Japan Corporation 往復動式圧縮機
JPWO2007029366A1 (ja) * 2005-09-07 2009-03-12 株式会社ヴァレオサーマルシステムズ 往復動式圧縮機

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