JPH08277732A - 建設機械の駆動制御装置 - Google Patents

建設機械の駆動制御装置

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JPH08277732A
JPH08277732A JP7080388A JP8038895A JPH08277732A JP H08277732 A JPH08277732 A JP H08277732A JP 7080388 A JP7080388 A JP 7080388A JP 8038895 A JP8038895 A JP 8038895A JP H08277732 A JPH08277732 A JP H08277732A
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 原動機の異常な高速回転を抑制して騒音の発
生を防止すると共に原動機の急速な運転劣化を抑制する
ことができる建設機械の駆動制御装置を提供する。 【構成】 目標回転数演算部81は回転数設定装置57
から出力される回転数設定信号Xに従って目標回転数N
x 信号を出力すると共に、圧力センサー52が検出した
可変容量油圧ポンプの吐出圧Pp が上行設定圧Pu より
大きな値になった時には、回転数補正演算部82がその
値に応じた回転数補正値Δαを出力し、加算器87でそ
の分が加算されて目標回転数指令値Ny =Nx +Δαが
サーボ制御部88に出力され、サーボ制御部88からは
目標回転数指令値Ny に応じたパルス信号がパルスモー
ター28に出力され、パルスモーター28が回転するこ
とにより原動機27の回転数が増減されるが、圧力セン
サー52が検出した可変容量油圧ポンプの吐出圧Pp が
前回吐出圧Pp ′より限界読取差圧ΔP0 を上回って小
さくなった時には、所定時間だけ目標回転数Nx から回
転抑制値ΔNだけ減算された抑制目標回転数Nx ′が加
算器87に出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原動機により駆動される
油圧ポンプから吐出される圧油により駆動されるアクチ
ュエーターの負荷圧を検出して、原動機の回転数を補正
制御するようにした油圧ショベル等の建設機械の駆動制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧式の建設機械では原動機により油圧
ポンプを駆動し、駆動された油圧ポンプから吐出する圧
油によりシリンダーや油圧モーター等のアクチュエータ
ーを駆動して掘削、排土等の各種建設作業を行わせる。
通常は例えば、特開昭57−163701号公報に開示
されているように、負荷圧に応じたポンプ吐出圧を得る
と共にアクチュエーターの駆動速度に応じたポンプ吐出
流量を得るために、負荷圧を検出して負荷圧に応じて油
圧ポンプの傾転角を制御し、さらに、アクチュエーター
に供給される圧油の流量を規制する絞り弁の絞りによる
エネルギー損失を低減するために、検出した負荷圧や操
作レバーの操作量に応じて予め設定された原動機の回転
数を補正する負荷圧帰還制御が行われている。
【0003】即ち、操作レバーが所定量だけ操作された
時に、負荷圧が増大した時には原動機の回転数を増加さ
せ、負荷圧が所定値より低下したならば原動機の回転数
を減少させる制御を行っている。これにより、例えば、
掘削作業の作業量に応じて原動機の回転数を制御できる
から、掘削作業の作業効率と燃料の燃焼効率の向上を図
ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば、油圧ショベル
が地面の掘削作業をしている時に、バケットが地中の土
砂を押し退けている間は上述の負荷圧帰還制御により効
率的な掘削作業が行えるが、バケットが土砂を掻き出し
た瞬間には負荷圧が急激に低下するため、油圧ポンプが
高速回転し、原動機も高速回転する。その後、負荷圧の
低下を検知した制御手段が原動機の回転数を減少させる
制御を行うため、やがて原動機は低速回転になる。
【0005】上述の作業過程で、バケットが土砂を掻き
出した瞬間に原動機が高速回転するために大きな騒音を
発し、運転者に不快感を与えるばかりでなく、労働衛生
上も好ましくない。さらに、作業が市街地で行われた場
合には著しく近所迷惑になる。また、油圧ポンプや原動
機の耐久性の上でも好ましくない。本発明は従来技術に
おけるかかる問題点を解消すべく成されたものであり、
原動機の異常な高速回転を抑制して騒音の発生を防止す
ると共に原動機の急速な運転劣化を抑制することができ
る建設機械の駆動制御装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、原動機の回転数を設定するための回転数設
定手段と、原動機により駆動される油圧ポンプから吐出
される圧油により駆動されるアクチュエーターの負荷圧
を検出する負荷圧検出手段と、負荷圧検出手段が検出し
た現負荷圧が予め定められた圧力以上になった時に回転
数設定手段により設定される原動機の回転数を一定期間
だけ増大させる回転数増強手段と、負荷圧検出手段が検
出した現負荷圧と所定時間前に検出した前負荷圧を比較
して、現負荷圧が前負荷圧より所定圧以上低下した時に
回転数設定手段により設定される原動機の回転数を一定
期間だけ減少させる回転数低減手段を有したものであ
る。
【0007】
【作用】回転数設定手段により原動機の回転数が設定さ
れると、原動機は設定された回転数で回転する。負荷圧
検出手段は油圧ポンプから吐出される圧油により駆動さ
れるアクチュエーターの負荷圧を検出する。傾転角制御
手段は負荷圧検出手段が検出した負荷圧に応じて前記油
圧ポンプの傾転角を制御し、前記油圧ポンプから吐出さ
れる圧油の流量を制御する。また、回転数増強手段は負
荷圧検出手段が検出した現負荷圧が予め定められた圧力
以上になった時に回転数設定手段により設定される原動
機の回転数を一定期間だけ増大させる。一方、負荷圧検
出手段が検出した現負荷圧と所定時間前に検出した前負
荷圧を比較して、現負荷圧が前負荷圧より所定圧以上低
下した時に回転数低減手段は回転数設定手段により設定
される原動機の回転数を一定期間だけ減少させる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図2および図3はそれぞれ本発明の実施例
に係る油圧ショベルの駆動制御回路図およびそのパイロ
ット操作回路図である。これらの図において、1は圧油
の供給源となる可変容量油圧ポンプ、2は後述する走行
用油圧モーターに供給される圧油の流量を制御する走行
用流量制御弁、2a,2bはその正転・逆転用のパイロ
ット受口、4は走行用油圧モーター、4a,4bは正転
・逆転用のパイロット受口2a,2bに流入するパイロ
ット油の圧力をそれぞれ検出する圧力センサー、5はパ
イロット油圧ポンプ、6はパイロット油圧ポンプ5の吐
出圧油の下流側の流量を制御するパイロット弁、6aは
その絞り量を変化させるための走行ペダル、7は逆止め
弁付き絞り弁、8は前後進切替弁、9は前後進切替弁8
を切り替えるための走行レバー、10は油タンク、20
は後述するアームシリンダーに供給される圧油の流量を
制御するアーム用流量制御弁、20a,20bはその正
転・逆転用のパイロット受口、21はアームシリンダ
ー、21a,21bは正転・逆転用のパイロット受口2
0a,20bに流入するパイロット油の圧力をそれぞれ
検出する圧力センサー、23,24はそれぞれ可変容量
油圧ポンプ1から吐出される圧油の走行用流量制御弁2
およびアーム用流量制御弁20への流入圧力を補償する
圧力補償弁である。また、26は可変容量油圧ポンプ1
から吐出される圧油の最大吐出圧を規制する放圧弁、2
7は原動機、27aは原動機27の回転数を調整する調
速器、27bは調速器27aの調速レバー、28は調速
レバー27bを駆動するパルスモーター、29は走行用
油圧モーター4およびアームシリンダー21に加えられ
る負荷圧の中の大きい方の圧力を選択する高圧選択弁で
ある。
【0009】また、40は傾転角制御装置、42,43
は制御信号により導通・非導通状態が制御される電磁
弁、44は電磁弁42,43と共に傾転角制御装置40
を構成し、電磁弁42の上流側と下流側の油圧の差圧に
より駆動される間接調整シリンダー、50は油圧駆動装
置全体を制御するコントローラー、51は可変容量油圧
ポンプ1の傾転角を検出する傾転角センサー、52は可
変容量油圧ポンプ1の吐出圧を検出する圧力センサー、
53は原動機27の回転数Nrを検出する回転数センサ
ー、54は圧力センサー52で検出される可変容量油圧
ポンプ1の吐出圧と高圧選択弁29で選択されたアクチ
ュエーターの最大負荷圧との差圧、即ち、負荷検出差圧
ΔPLSを検出する差圧センサー、55は調速レバー2
7bの回動角を検出するポテンショメーター、57はコ
ントローラー50に目標回転数Xを指令する回転数設定
装置、57aは手動操作により回転数設定装置57に目
標回転数Xを設定する燃料レバー、58はアーム用流量
制御弁20の切替え動作を行うためのアームレバー、5
9はアームレバー58の操作量に応じてパイロット油圧
ポンプ5から供給されたパイロット圧油を減圧する減圧
弁である。なお、油圧駆動装置としてはもう一方の走行
用油圧駆動機構およびブーム用、バケット用および旋回
用の油圧駆動機構を具えているが、図2に示す油圧駆動
機構と全く変わらないので、本明細書では一方の走行用
油圧駆動機構とアーム用油圧駆動機構で代表して示し、
図示および説明を省略した。
【0010】次に、上記構成による本実施例の動作を説
明する。パルスモーター28は後述するように、コント
ローラー50からの指令に基づいた所定量だけの正逆回
転が可能になっており、パルスモーター28の回転によ
り調速レバー27bが回動し、調速レバー27bが回動
量に応じて調速器27aが原動機27の回転数を調整す
る。原動機27の回転は原動機27の回転軸に連結され
た可変容量油圧ポンプ1およびパイロット油圧ポンプ5
に伝達され、それらを所定の回転数で回転させる。可変
容量油圧ポンプ1の吐出油は圧力補償弁23,24に流
入して絞り制御され、所定の圧力が補償された圧油がそ
れぞれ走行用制御弁2および作業用制御弁20のポンプ
流入口に導かれる。走行レバー9およびアームレバー5
8の操作により、パイロット油圧ポンプ5から吐出され
たパイロット油がそれぞれ前後進切替弁8および減圧弁
59により切替え制御されてそれぞれパイロット受口2
a,2bおよびパイロット受口20a,20bに流入し
て、それらのパイロット圧に応じて走行用制御弁2およ
びアーム用制御弁20のスプール位置をそれぞれ変化さ
せることにより、走行用油圧モーター4の正逆回転と回
転数およびアームシリンダー21ピストンの移動方向と
移動速度がそれぞれ制御される。パイロット受口2a,
2bおよびパイロット受口20a,20bに流入するパ
イロット圧油の油圧はそれぞれ圧力センサー4a,4b
および圧力センサー21a,21bで検出され、検出信
号はコントローラー50に出力される。
【0011】圧力センサー52で検出された可変容量油
圧ポンプ1の吐出圧Pp 、回転数センサー53で検出さ
れた原動機27の回転数Nr、差圧センサー54で検出
された負荷検出差圧ΔPLS、ポテンショメーター55
で検出された調速レバー27bの回動角Nθはコントロ
ーラー50の負荷圧帰還制御部に入力し、そこで負荷検
出差圧ΔPLSが一定値になるように電磁弁42,43
に出力される制御信号が制御される。即ち、負荷検出差
圧ΔPLSは目標差圧ΔPLSRとの目標偏差ΔPLS=
ΔPLSR−ΔPLSが演算され、この目標偏差ΔPLS
から目標傾転変化量ΔθLが求められ、目標傾転変化量
ΔθLが積分されて第1目標ポンプ傾転角θLが求めら
れる。一方、原動機27の実際の回転数Nrと調速レバ
ー27bの回動角Nθにより指令された回転数の差、即
ち、回転数偏差ΔNが演算され、この回転数偏差ΔNに
基づいて原動機27の過負荷停止を防止するための目標
トルクTpoが求められる。この目標トルクTpoに対して
可変容量油圧ポンプ1の吐出圧Pp の逆数の積が演算さ
れ、これに一時遅れ要素フィルターが掛けられて入力ト
ルク制限制御のための第2目標ポンプ傾転角θTが求め
られる。
【0012】そして、第1目標ポンプ傾転角θLと第2
目標ポンプ傾転角θTの中の小さい方の値が選択されて
傾転角指令値θrとされる。この傾転角指令値θrと傾
転角センサー51で検出した可変容量油圧ポンプ1の実
際のポンプ傾転角θsが一致するように電磁弁42,4
3に出力される制御信号が制御される。このように、コ
ントローラー50による負荷圧帰還制御により、負荷検
出差圧ΔPLSが一定値になるように可変容量油圧ポン
プ1の傾転角が制御され、可変容量油圧ポンプ1の吐出
圧Pp が高圧選択弁29で選択されたアクチュエーター
の最大負荷圧よりも所定の目標値だけ高くなるように保
持されるから、可変容量油圧ポンプ1の吐出流量が走行
用制御弁2および作業用制御弁20の要求流量に相当す
るようになり、可変容量油圧ポンプ1から吐出された余
分な吐出圧油の絞り損失によるエネルギー損失がなく、
燃料の消費効率を向上させることができる。さらに、入
力トルク制限制御により、可変容量油圧ポンプ1に加え
られるトルクが原動機27の出力トルクの範囲内に制限
されるから、原動機27に過負荷が掛かって回転停止に
陥るのを防止できる。
【0013】コントローラー50は負荷圧帰還制御部と
共に原動機27の回転数を最適制御する回転数制御部8
0を具えている。図1は回転数制御部80の構成を示す
ブロック図である。同図において、81は目標回転数演
算部、82は回転数補正値演算部、83は可変容量油圧
ポンプ1の吐出圧Pp の前回値を記憶する吐出圧メモ
リ、84は過回転抑制演算部、85,89は時限スイッ
チ、86は選択信号により断続制御されるスイッチ、8
7は加算器、88はパルスモーター28の回転量を制御
するサーボ制御部、91,92は減算器である。燃料レ
バー57aの操作に応じて回転数設定装置57から出力
される回転数設定信号Xは目標回転数演算部81に入力
する。目標回転数演算部81からは入力した回転数設定
信号Xが0から増大するに連れて、空転回転数Ni から
最大目標回転数Nxmaxまで直線的に増大する目標回転数
Nx 信号が出力される。圧力センサー52で検出された
可変容量油圧ポンプ1の吐出圧Pp は回転数補正値演算
部82、吐出圧メモリ83および減算器91に入力す
る。
【0014】回転数補正値演算部82は入力した可変容
量油圧ポンプ1の吐出圧Pp が上行設定圧Pu より大き
な値になった時には、その値に応じた回転数補正値Δα
を出力し、低下して下行設定圧Pd より下がると回転数
補正値Δα=0を出力、即ち、回転数を補正する信号を
出力しない。また、回転数補正値Δαは所定の最大値を
上回ることがないように設定されている。このように、
吐出圧Pp の上昇時と下降時とで回転数補正値Δα>0
となる点の臨界圧力、即ち、上行設定圧Pu および下行
設定圧Pd を異ならせることにより制御発振動作を防止
している。回転数補正値Δαは図示しない操作部の選択
スイッチからの選択信号により断続制御される時限スイ
ッチ89を介して加算器87に入力する。吐出圧メモリ
83に入力した吐出圧Pp は読取動作毎に更新され、前
回吐出圧Pp ′として記憶される。前回吐出圧Pp ′は
減算器91に入力し、そこで、他方の入力信号、吐出圧
Pp との間で減算が行われる。その結果得られた読取差
圧ΔPは過回転抑制演算部84に入力し、そこで、読取
差圧ΔPが限界読取差圧ΔP0 より大きな値であった時
は、読取差圧ΔPの値に応じ、かつ、その最大値を越え
ない回転抑制値ΔNが対応演算されて出力される。回転
抑制値ΔNは時限スイッチ85およびスイッチ86を介
して減算器92に入力し、そこで、目標回転数演算部8
1から出力された目標回転数Nx との間で減算が行われ
る。減算器92から出力された抑制目標回転数Nx ′は
加算器87に入力し、そこで、回転数補正値演算部82
から出力された回転数補正値Δαと加算演算される。加
算器87から出力された目標回転数指令値Ny はサーボ
制御部88に入力し、そこで、ポテンショメーター55
で検出された調速レバー27bの回動角Nθと比較さ
れ、これらの指示内容が一致するような回転数制御信号
がパルスモーター28に出力される。
【0015】図4は原動機回転抑制処理の流れ図であ
る。図4を参照して原動機27の過大な高速回転を抑制
する原動機回転抑制処理の動作を説明する。まず、操作
者は操作部の選択スイッチを操作して、原動機回転抑制
モードを選択すると、選択信号がハイになるから、スイ
ッチ86、時限スイッチ89が閉成する。そこで、回転
数補正値Δαの値を読み取って、Δα>0か否かを判断
する(S1)。その結果がYesならば、即ち、可変容
量油圧ポンプ1の吐出圧Pp が上行設定圧Pu より大き
な値になった時には、その吐出圧Pp を読み取る(S
2)。そして、減算器91により、前回吐出圧Pp ′と
現在の吐出圧Pp との間の減算を行う(S3)。一方、
吐出圧メモリ83を更新記憶させて前回吐出圧Pp ′を
今回読み取った吐出圧Pp に置き換える(S4)。次
に、過回転抑制演算部84から出力された回転抑制値Δ
Nの値を読み取り(S5)、ΔN>0か否かを判断する
(S6)。その結果がYesならば、即ち、前回吐出圧
Pp ′と吐出圧Pp との間の読取差圧ΔPが限界読取差
圧ΔP0 より大きな値であった時は、時限スイッチ85
を閉成させて一定時間だけ閉成状態を維持させる(S
7)。これにより、減算器92から目標回転数Nx から
回転抑制値ΔNだけ減算された抑制目標回転数Nx ′が
出力される。その後、一定時間が経過すると、時限スイ
ッチ85は自動的に開成し、減算器92に入力される過
回転抑制演算部84からの出力信号は遮断され、減算器
92から出力される抑制目標回転数Nx ′は目標回転数
Nx に等しくなる。手順S1,S6の判断結果がNo、
あるいは、手順S7の処理が終了したならば手順S1に
戻る。
【0016】このように、本実施例では例えば、油圧シ
ョベルが地面の掘削作業をしている時のように可変容量
油圧ポンプ1の吐出圧Pp が上行設定圧Pu より大きな
値になった時には、回転数補正値演算部82から回転数
補正値Δα>0が出力され、加算器87で目標回転数演
算部81から出力された目標回転数Nx と加算され、回
転数補正値Δαだけ増大した目標回転数指令値Ny とし
てサーボ制御部88に出力されるが、バケットが土砂を
掻き出した時のように可変容量油圧ポンプ1の吐出圧P
p が急激に低下して、前回吐出圧Pp ′より限界読取差
圧ΔP0 を上回って小さくなった時には、所定時間だけ
目標回転数Nx から回転抑制値ΔNだけ減算された抑制
目標回転数Nx ′が出力されるから、原動機27の異常
な高速回転を抑制して騒音の発生を防止すると共に原動
機27の急速な運転劣化を抑制することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、現
負荷圧が予め定められた圧力以上になった時に回転数設
定手段により設定される原動機の回転数を一定期間だけ
増大させると共に、現負荷圧と所定時間前に検出した前
負荷圧を比較して、現負荷圧が前負荷圧より所定圧以上
低下した時に回転数設定手段により設定される原動機の
回転数を一定期間だけ減少させるようにしたので、例え
ば、油圧ショベルが地面の掘削作業をしている時にバケ
ットが土砂を掻き出した時のように、大きな負荷圧を検
出したことにより傾転角を制御して油圧ポンプから吐出
される圧油の流量を抑制する制御が行われている時等に
急激な負荷圧の低下が生じた時には、原動機の異常な高
速回転を抑制して騒音の発生を防止すると共に原動機の
急速な運転劣化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る回転数制御部の構成を示
すブロック図
【図2】同じく、油圧ショベルの駆動制御回路図
【図3】同じく、パイロット操作回路図
【図4】原動機回転抑制処理の流れ図
【符号の説明】
1 可変容量油圧ポンプ 2 走行用流量制御弁 4 走行用油圧モーター 8 前後進切替弁 9 走行レバー 10 油タンク 20 アーム用流量制御弁 21 アームシリンダー 23,24 圧力補償弁 27 原動機 27a 調速器 28 パルスモーター 29 高圧選択弁 40 傾転角制御装置 42,43 電磁弁 50 コントローラー 51 傾転角センサー 52 圧力センサー 53 回転数センサー 54 差圧センサー 55 ポテンショメーター 57 回転数設定装置 57a 燃料レバー 58 アームレバー 80 回転数制御部 81 目標回転数演算部 82 回転数補正演算部 83 吐出圧メモリ 84 過回転抑制演算部 85,89 時限スイッチ 86 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F04B 49/00 F04B 49/00 A F15B 11/00 9037−3J F15B 11/00 E

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機により駆動される油圧ポンプから
    吐出される圧油により駆動される少なくとも1つのアク
    チュエーターの負荷圧を検出する負荷圧検出手段と、前
    記原動機の回転数を設定するための回転数設定手段と、
    前記負荷圧検出手段が検出した現負荷圧が予め定められ
    た圧力以上になった時に前記回転数設定手段により設定
    される前記原動機の回転数を一定期間だけ増大させる回
    転数増強手段とを具えた建設機械の駆動制御装置におい
    て、前記負荷圧検出手段が検出した現負荷圧と前記負荷
    圧検出手段が所定時間前に検出した前負荷圧を比較し
    て、前記現負荷圧が前記前負荷圧より所定圧以上低下し
    た時に前記回転数設定手段により設定される前記原動機
    の回転数を一定期間だけ減少させる回転数低減手段を有
    したことを特徴とする建設機械の駆動制御装置。
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