JPH0827613A - サイズ調整バンド - Google Patents

サイズ調整バンド

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JPH0827613A
JPH0827613A JP6177535A JP17753594A JPH0827613A JP H0827613 A JPH0827613 A JP H0827613A JP 6177535 A JP6177535 A JP 6177535A JP 17753594 A JP17753594 A JP 17753594A JP H0827613 A JPH0827613 A JP H0827613A
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JP6177535A
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Masayoshi Adachi
正義 安達
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SHOWA GOMME KIZAI KK
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A42HEADWEAR
    • A42BHATS; HEAD COVERINGS
    • A42B3/00Helmets; Helmet covers ; Other protective head coverings
    • A42B3/04Parts, details or accessories of helmets
    • A42B3/10Linings
    • A42B3/14Suspension devices
    • A42B3/145Size adjustment devices

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  • Helmets And Other Head Coverings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】被り物Pの開口部に固定し、端部を相互に重ね
合わせた一対の調整帯体1を形成する。この調整帯体1
相互の重合部分にラックアンドピニオン状の長さ調整具
を設ける。ピニオン体3には、ラチェット機構の逆転ス
トッパー4を介して正逆調整つまみ5を設ける。 【効果】被り物を被着した状態でサイズを調整すること
ができ、しかも、各種の被り物にも用いることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ヘルメットや帽子、
サンバイザーなどの被りもののサイズ調整を頭部前面な
ど、被ったまま任意の位置で行うことができるサイズ調
整バンドに関する。
【0002】
【従来の技術】これまで、ヘルメットや帽子、サンバイ
ザーなどの被りものは、決められたサイズに形成される
か、あるいは、ある程度の幅を持つサイズ別に設けられ
ている。そして、ある程度の幅を持つサイズを更に、使
用者の頭部のサイズに適応させるには、スライド固定式
の調整具等が用いられている。
【0003】このスライド固定式の調整具は、例えば、
被りものの縁の一部を解放し、この解放された縁の重ね
具合を調整するタイプの調整具などがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、スライド固
定式の調整具では、僅かな調整幅に限られていた。しか
も、この種の調整具は、被る前に調整して被着する必要
があるから、使用者の頭部のサイズに適応させるまでに
何度も調整し直す場合もあり、このサイズ調整に手間を
要するものであった。
【0005】そこでこの発明は、上述の課題を解消すべ
く創出されたもので、被り物を被着した状態でサイズを
調整することができ、しかも、各種の被り物にも用いる
ことができるサイズ調整バンドの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべく
この発明の第1の手段は、端部を相互に重ね合わせた一
対の調整帯体1を形成する。この調整帯体1相互の重合
部分にスライド長孔1Aを開口する。そして、一方のス
ライド長孔1Aの上部長手側縁と他方のスライド長孔1
Aの下部長手側縁とに沿って夫々ラック部2を設ける。
更に、このラック部2に嵌合して調整帯体1相互を逆方
向にスライド移動せしめる両締め形のピニオン体3を形
成し、ピニオン体3に正逆調整つまみ5を設けたことに
ある。
【0007】第2の手段のピニオン体3は、重合した調
整帯体1の長手側縁を保持し、且つ、この長手側縁に沿
って移動する保持体6に連結する。そして、この保持体
6にピニオン体3の一方の回転を規制する逆転ストッパ
ー4を設ける。
【0008】更に、第3の手段の逆転ストッパー4は、
ピニオン体3と正逆調整つまみ5との間に配設したラチ
ェット機構とする。
【0009】そして、第4の手段の正逆調整つまみ5
は、ラチェットドラム4Aを設け、逆転ストッパー4の
ラチェット爪4Bに係脱自在に設けたことを課題解消の
ための手段とする。
【0010】第5の手段は、一端を被り物Pの開口周囲
部に固定した一対の調整帯体1または、一本のループ状
帯体が調整帯体1として使用される。この時、調整帯体
1の端部相互の重合部分にスライド長孔1Aを開口す
る。
【0011】そして、第6の手段は、一方のスライド長
孔1Aの上部長手側縁と他方のスライド長孔1Aの下部
長手側縁とのいずれか一方に沿ってラック部2を設け、
この一つのラック部2を利用して片締めとするものであ
る。
【0012】
【作用】すなわちこの発明の第1の手段によると、正逆
調整つまみ5を回すことで、ピニオン体3が一対のラッ
ク部2に作用して調整帯体1相互の重ね位置を調整す
る。この調整帯体1が被り物Pのサイズを決めるもので
ある。
【0013】また、第2の手段は、保持体6が調整帯体
1とピニオン体3とを保持固定するもので、この保持体
6に設けた逆転ストッパー4がピニオン体3の回転方向
を規制する。
【0014】更に、第3の手段は、ラチェット機構の逆
転ストッパー4がピニオン体3と正逆調整つまみ5との
回転方向を規制する。
【0015】第4の手段は、正逆調整つまみ5に設けた
ラチェットドラム4Aを、逆転ストッパー4のラチェッ
ト爪4Bに係脱させることで、逆転ストッパー4を作動
し、あるいは、解除するものである。
【0016】第5の手段は、正逆調整つまみ5の操作
で、端部を被り物Pの開口内周縁に固定した一対の調整
帯体1の重合位置や、または、一本のループ状帯体の調
整帯体1の径が調整される。
【0017】そして、第6の手段は、正逆調整つまみ5
の操作で、ラック部2を設けた調整帯体1が一方向にの
み締付けられるものになる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0019】図において示される符号Pは、帽子、サン
バイザー、ヘルメットのほか、拡大鏡や内視鏡、ヘッド
ランプ、はちまき等に使用される被り物Pであり、この
被り物Pの開口部内周縁に、この発明調整バンドの調整
帯体1が装着される(図4参照)。
【0020】調整帯体1は、端部を相互に重ね合わせた
一対のもので、この調整帯体1相互の重合部分にスライ
ド長孔1Aを開口している(図1参照)。そして、一方
のスライド長孔1Aの上部長手側縁と他方のスライド長
孔1Aの下部長手側縁とに沿って夫々ラック部2を設け
てある。
【0021】また、調整帯体1は、その一部を被り物P
に固定するほか、調整帯体1の解放端部を被り物Pの側
面等、適位置に着脱自在に固定してもよい。この固定手
段は、スナップやハトメ、あるいは面ファスナーなど、
従来周知の任意の固定手段を適宜選択して固定するもの
である。また、図1に示す調整帯体1は、調整帯体1全
体、または、重合部分に被せる保護袋9を設けてあり、
重合した調整帯体1相互の位置ずれを防止している。そ
して、この保護袋9の外がわから保持体6とピニオン体
3とを装着するものである。また、この保護袋9は、必
要よって省略してもよいものである(図3参照)。
【0022】更に、調整帯体1は、一対の調整帯体1の
代わりに一本のループ状帯体を調整帯体1として使用
し、この調整帯体1をリング状に形成してもよい。
【0023】次に、調整帯体1のラック部2に嵌合して
調整帯体1相互を逆方向にスライド移動せしめる両締め
形のピニオン体3を形成し、このピニオン体3に正逆調
整つまみ5を設ける。図示のピニオン体3は、ラック部
2に歯合するネジ部3Aと、このネジ部3Aの反対位置
に突設され、正逆調整つまみ5に連結する連結部3Bと
を有する(図1参照)。そして、このピニオン体3は、
保持体6に連結している。
【0024】また、一方のスライド長孔1Aの上部長手
側縁と他方のスライド長孔1Aの下部長手側縁とのいず
れか一方に沿ってラック部2を設け、この一つのラック
部2を利用して片締めにすることもできる(図示せ
ず)。
【0025】図5及び図6に逆転ストッパー4を省略し
て片締め形にした実施例を示している。この実施例で
は、ラチェット機構の逆転ストッパー4の代わりに、調
整帯体1の重合面に凹凸状の滑止10を施したものであ
る。そして、調整帯体1の重合した端部相互が装着時の
締付け圧力で滑り止めの作用を奏するものである(図6
参照)。このとき、滑止10は、凹凸状の突起を有する
材質を介したり、あるいは、調整帯体1の表面にノンス
リップ加工を施してもよい。また、調整帯体1全体また
は重合部分に被せる保護袋9を設け、この保護袋9の外
側に保持体6とピニオン体3とを装着して調整帯体1相
互のずれを防止している(図5参照)。
【0026】保持体6は、重合した調整帯体1の長手側
縁を保持し、且つ、この長手側縁に沿って移動するもの
であり、この保持体6にピニオン体3の一方の回転を規
制する逆転ストッパー4を設けてある。図示の逆転スト
ッパー4は、ピニオン体3と正逆調整つまみ5との間に
配設したラチェット機構を用いている(図1参照)。す
なわち、正逆調整つまみ5の内周縁にラチェットドラム
4Aを設け、ピニオン体3と正逆調整つまみ5との間に
介した逆転ストッパー4のラチェット爪4Bに、このラ
チェットドラム4Aを係合する(図2参照)。このと
き、図示のラチェット爪4Bは、弾性を有するスクリュ
ー形状を成し、保持体6に連結した固定板4Cにこのラ
チェット爪4Bを設けている。また、図示の固定板4C
は、2枚設けてあり、この2枚の固定板4Cの間に被り
物Pを挟み付けるようにしている(図1、図3、図4参
照)。
【0027】更に、正逆調整つまみ5に設けたラチェッ
トドラム4Aは、ラチェット爪4Bに係脱自在に設けて
いる。図示の正逆調整つまみ5は、スプリング7を介し
た連結ネジ8で保持体6にピニオン体3と逆転ストッパ
ー4と共に保持体6にネジ止めしてある(図3の実線部
分参照)。したがって、通常は、このスプリング7の弾
性力で正逆調整つまみ5がラチェット爪4Bがわに押圧
付勢された状態にあり、ラチェットドラム4Aとラチェ
ット爪4Bとが係合した状態になる。また、この正逆調
整つまみ5をスプリング7方向に強制的に引き上げるこ
とで、ラチェットドラム4Aとラチェット爪4Bとは解
除され、ピニオン体3はいずれの方向にも回転できるよ
うになる(図3の想像線部分参照)。また、強制的な引
き上げをやめると、スプリング7の付勢力で正逆調整つ
まみ5は元の位置にもどり、ラチェットドラム4Aとラ
チェット爪4Bとが係合状態になるものである。
【0028】尚、正逆調整つまみ5は、被り物Pの前面
に突出するように装着する(図4参照)。また、正逆調
整つまみ5の前面、または、連結ネジ8の表面を利用し
て、氏名やマーク等の表示を施すことも可能である。こ
のとき、表示体(図示せず)は、連結ネジ8の表面への
固定式や、正逆調整つまみ5の前面へのはめ込み式など
を予定している。
【0029】
【発明の効果】本発明は、上述の如く構成したことによ
り、当初の目的を達成する。
【0030】すなわち、請求項1、2により、正逆調整
つまみ5を回すだけで被り物Pのサイズを調整できるか
ら、被り物Pを被着した状態でサイズを調整することが
可能になった。
【0031】また、請求項2、3によって、正逆調整つ
まみ5の操作が容易になり、頭部への締め付け強度を好
みの強さに調整することができる。
【0032】しかも、請求項1乃至6によって、この発
明調整バンドを装着することが可能な被り物Pはすべて
サイズを調整できるから、極めて汎用性に富むものであ
る。
【0033】このようにこの発明よると、被り物を被着
した状態でサイズを調整することができ、しかも、各種
の被り物にも用いることができるなどといった産業上有
益な種々の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を示す分解斜視図。
【図2】この発明の逆転ストッパーを示す一部切欠平面
図。
【図3】この発明の正逆調整つまみを示す要部断面図。
【図4】この発明の装着状態を示す切欠側面図。
【図5】この発明の他の実施例を示す分解斜視図。
【図6】この発明の他の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
P 被り物 1 調整帯体 1A スライド長孔 2 ラック部 3 ピニオン体 3A ネジ部 3B 連結部 4 逆転ストッパー 4A ラチェットドラム 4B ラチェット爪 4C 固定板 5 正逆調整つまみ 6 保持体 7 スプリング 8 連結ネジ 9 保護袋 10 滑止

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部を相互に重ね合わせた一対の調整帯
    体を形成し、この調整帯体相互の重合部分にスライド長
    孔を開口すると共に、一方のスライド長孔の上部長手側
    縁と他方のスライド長孔の下部長手側縁とに沿って夫々
    ラック部を設け、このラック部に嵌合して調整帯体相互
    を逆方向にスライド移動せしめる両締め形のピニオン体
    を形成し、ピニオン体に正逆調整つまみを設けたことを
    特徴とするサイズ調整バンド。
  2. 【請求項2】 ピニオン体は、重合した調整帯体の長手
    側縁を保持し、且つこの長手側縁に沿って移動する保持
    体に連結され、この保持体にピニオン体の一方の回転を
    規制する逆転ストッパーを設けた請求項1記載のサイズ
    調整バンド。
  3. 【請求項3】 逆転ストッパーは、ピニオン体と正逆調
    整つまみとの間に配設したラチェット機構とする請求項
    1、2記載のサイズ調整バンド。
  4. 【請求項4】 正逆調整つまみは、ラチェットドラムを
    設け、逆転ストッパーのラチェット爪に係脱自在に設け
    た請求項1乃至3記載のサイズ調整バンド。
  5. 【請求項5】 調整帯体は、一端を被り物の開口周囲部
    に固定した一対のもの、または、一本のループ状帯体で
    形成された請求項1乃至4記載のサイズ調整バンド。
  6. 【請求項6】 ラック部は、一方の調整帯体に形成され
    た片締め形とする請求項1乃至5記載のサイズ調整バン
    ド。
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