JPH08275804A

JPH08275804A - バルブ付き靴

Info

Publication number: JPH08275804A
Application number: JP11220995A
Authority: JP
Inventors: Hiroichi Hishiki; 博一菱木
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1995-04-03
Filing date: 1995-04-03
Publication date: 1996-10-22

Abstract

(57)【要約】【目的】この発明は、靴の底部に空間を設け、圧
縮した空気をその中に注入するためのバルブを設けた運
動靴を提供する。【構成】靴本体（１）の底部の側面にバルブ
（２）（３）を設け、空間部（４）（５）の中に圧縮気
体を注入する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、靴の底部に空間部を
作り、圧縮した空気をその中に注入するためのバルブを
設け、靴底の堅さを変えることができる運動靴に関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、靴の底部に空間部を設けた靴など
はあったが、使用者の好みや体重、左右の足の力の差、
使用場所に合わせて靴底の固さを変えられるものはなか
った。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題点】従来の靴、特に運動
靴に関して、使用する人の好み、もしくわ使用する場所
に適合させる為に靴底の堅さが調整できる靴はなかっ
た。例えば、使用する場所が、土の上でも、板の上で
も、アスファルトの上でも、又、その表面が濡れていて
も、乾いていても、滑りやすくても、一足であらゆる使
用条件に適合させることができる靴はなかった。その
為、あらゆる使用条件に合わせた靴を用意しようとする
と、お金と靴を選ぶ手間が相当かかった。もし、従来の
靴一足で間に合わせようとすると、特にスポーツに関し
ては、使用条件があわなかった場合、実力が１００％発
揮できなかったり、けがにつながった。足のサイズが同
じ人でも、体重、左右の足の力等は、千差万別である。
実際、体重が変われば靴底に加わる重みも変わってく
る。体重の重い人は、軽い人よりも靴底に負担が掛かる
ので、同一の条件にするには足のサイズが同じでも、靴
底を堅くしなければならない。又、左右の足の力の差に
対してもに靴底の堅さを変えなければ左右同一の条件に
はならない。しかし、従来、靴は足のサイズだけで選ば
れており、使用者は、本当に合った靴を持つことができ
なかった。本発明は、その欠点を除いて、使用者の好
み、体重、左右の足の力の差、使用場所に適合させるこ
とのできる靴を開発しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】いまその解決手段を図面
に追いなながら説明すれば、靴本体（１）の底部の側面
にバルブ（２）（３）を設け、空間部（４）（５）の中
にバルブから圧縮空気を注入する。又は、靴本体（１）
の空間部（４）（５）の中に圧縮空気の変わりに圧縮ヘ
リウムガスを注入する。本発明は、以上の構成よりな
る、バルブ付き靴である。

【０００５】

【作用】本発明は、以上のような構造であるから、こ
れを使用するときは、バルブ（２）（３）の中に、空気
入れ具で圧縮空気を注入し、各自の好みの堅さに調整す
る。空間部を爪先部とかかと部に分けてあるため、ショ
クを吸収するかかと部分（４）は柔らかくし、力が加わ
る爪先部分（５）を堅くする。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の実施例を述べる。（イ）靴本体（１）の底部の側面にバルブ（２）（３）
を設ける。（ロ）靴本体（１）の空間部（４）（５）の中に圧縮空
気を注入する。（ハ）又は靴本体（１）の空間部（４）（５）の中に圧
縮空気の変わりに圧縮ヘリウムガスを注入する。本発明は、以上の構成よりなる、バルブ付き靴である。
これを使用する時には、靴本体（１）の底部の側面にバ
ルブ（２）（３）から、空間部（４）（５）の中に圧縮
気体を注入し、底部の堅さを変えて、使用する人の好
み、体重、左右の足の力の差、使用場所等に適合させる
ことができる靴である。具体的な使用方法としては、（ニ）バルブ（２）（３）から空気入れ具で圧縮空気を
注入し、底部を好みの堅さに調整する。（ホ）次に、好みの堅さに調整できたならば、空気圧を
測定するゲージで、底部の圧力を測定する。（ヘ）好みの堅さを圧力によって表示し、記憶する。調
整後はその圧力を維持する。なお、本発明の実施に当たって次の如きことができる。
空間部（２）の中に、空気の替わりに圧縮したヘリウム
ガスを注入すると、この気体の性質によって靴自体を軽
くする事もできるし、又、靴の弾性力を増すこともでき
る。又、バルブを取り付ける位置は、側面に限らず、靴
の内部にも付けることができる。

【発明の効果】足のサイズが同じ人でも、体重、左右の
足の力等は、千差万別である。実際、体重が変われば靴
底に加わる重みも変わってくる。体重の重い人は、軽い
人よりも靴底に負担が掛けるので、両者同一の条件にす
るには足のサイズが同じでも、靴底を堅くしなければな
らない。又、左右の足の力の差に対しても、同様に靴底
の堅さを変えなければ左右同一の条件にはならない。し
かし、従来、靴は足のサイズだけで選ばれており、使用
者は、本当に合った靴を持つことがでず能力を最大限に
発揮できなかった。しかし、バルブ付き靴は靴底の堅さ
を手軽に変えることができることより以上の様な問題点
を補い、使用する人の体重、左右の足の力の差、好み、
使用場所に適合させることができ、記録、技能を今まで
以上に向上させることができる。その結果、スポーツ選
手に限らず、小学生、中学生、高校生、大学生、又は、
普通にスポーツを楽しむ人でも、本当に合った靴を手軽
に持つことができることによって、能力を最大限に引き
出す事がでる。使用者が行うスポーツ、又は、用途に応
じた靴にも手軽に変えることができる。又、使用者と使
用場所に合わせた靴を使うことにより、膝や足首などに
掛かる負担や疲労が軽減され、捻挫等のけがを防ぐこと
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の側面図

【図２】本発明の断面図

【符号の説明】

１は靴本体２は前バルブ３は後バルブ４は前空間部５は後空間部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】（イ）靴の底部に空間部を設ける。（ロ）空間部に圧縮空気を注入するためのバルブを設
ける。以上の如く構成された、バルブ付き靴。
【請求項２】（イ）靴の底部に空間部を設ける。（ロ）空間部に圧縮気体を注入するためのバルブを設
ける。（ハ）バルブから空間部に圧縮ヘリウムガスを注入す
る。以上の如く構成された、バルブ付き靴。