JPH0827368A - ポリカーボネート樹脂組成物 - Google Patents
ポリカーボネート樹脂組成物Info
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- JPH0827368A JPH0827368A JP16433994A JP16433994A JPH0827368A JP H0827368 A JPH0827368 A JP H0827368A JP 16433994 A JP16433994 A JP 16433994A JP 16433994 A JP16433994 A JP 16433994A JP H0827368 A JPH0827368 A JP H0827368A
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Abstract
の改良された成形品を得ることができるポリカーボネー
ト樹脂組成物を提供する。 【構成】 予め熱塑性樹脂とタルクおよびガラス繊維と
を溶融混合した後、得られた混合物とポリカーボネート
樹脂又はポリカーボネート樹脂および熱可塑性樹脂と溶
融混合してなるポリカーボネート樹脂組成物。
Description
成物に関する。更に詳しくは、予め熱可塑性樹脂(1)
とタルク、熱可塑性樹脂(2)とガラス繊維とを各々又
は同時に溶融混合した後、ポリカーボネート樹脂又はポ
リカーボネート樹脂及び熱可塑性樹脂(1)、(2)と
溶融混合してなる良好な外観を有し、強度、繰り返し疲
労特性、耐熱性等に優れた成形品を得ることができるポ
リカーボネート樹脂組成物に関する。
優れた機械的強度,耐衝撃強度,耐熱性を有する樹脂と
して広く用いられており、各種の特性を改良する場合に
は、適当な熱可塑性樹脂とのポリマーアロイとして用い
られている。更に、高剛性,高強度が必要とされる場合
には、タルクやガラス繊維といった種々の無機充填剤を
使用することが知られている。
ルクを配合した場合、ポリカーボネート樹脂の分解が起
こり、分子劣化による強度低下や、外観不良といった問
題が発生する。この様な欠点を解決する方法として、一
般に無機充填剤をシランカップリング剤で処理する方法
が知られているが、タルクに関してはその効果が少な
く、未だ十分でない。
例えば特開平2−283760号では、特定の酸性燐化
合物を添加する方法が、特開平3−21664号では、
有機酸を配合する方法が、又、特開平5−222283
号では、ホスファイト系抗酸化剤を使用する方法がそれ
ぞれ提案されているが、これらの方法でも、確実にタル
クの弊害を抑えることは困難である。また弊害を抑制す
るために上記したような有機酸もしくはホファイト系抗
酸化剤の添加量を多くすると、タルクの弊害は抑制する
ことは可能になる代わりに、逆に、余分な有機酸もしく
はホスファイト系抗酸化剤が、悪影響を及ぼし強度等の
低下を招くようになるといった問題点がある。
るが、その繰り返し疲労特性に関しては殆ど改善され
ず、そのような特性を要求される分野においては使用で
きなかった。
や繰り返し疲労特性については改善されるが、その表面
外観性に関してはガラス繊維の浮きによる外観不良が発
生し、ガラス繊維の繊維長,繊維径を変えたり、成形条
件を変えたりしても、満足する結果が得られていないの
が実情である。
点を改良した、外観、強度、繰り返し疲労特性、耐熱性
等に優れた成形品を得ることができるポリカーボネート
樹脂組成物について鋭意検討した結果、あらかじめ熱可
塑性樹脂(1)とタルク、熱可塑性樹脂(2)とガラス
繊維とを、各々又は同時に溶融混合した後、ポリカーボ
ネート樹脂又はポリカーボネート樹脂及び熱可塑性樹脂
(1)、(2)とを溶融混合することにより、タルクに
よるポリカーボネート樹脂の分解が抑えられ、高強度
で、繰り返し疲労特性に優れ且つ外観の良好な成形品が
得られることを見い出した。
脂にタルク及びガラス繊維を配合するに際して、予め熱
可塑性樹脂(1)とタルク、熱可塑性樹脂(2)とガラ
ス繊維とを各々又は同時に溶融混合した後、得られた混
合物とポリカーボネート樹脂又はポリカーボネート樹脂
及び熱可塑性樹脂(1)、(2)とを溶融混合すること
を特徴とするポリカーボネート樹脂組成物に関する。本
発明の樹脂組成物は、高強度で繰り返し疲労特性に優れ
且つ外観の良好な成形品を提供することができるもので
ある。
ト樹脂は、芳香族ジヒドロキシ化合物又はこれと少量の
ポリヒドロキシ化合物をホスゲン又は炭酸のジエステル
と反応させる事によって得られる分岐していてもよい熱
可塑性芳香族ポリカーボネート重合体又は共重合体であ
る。
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(=ビス
フェノールA)、2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4
−ヒドロキシフェニル)プロパン(=テトラブロモビス
フェノールA)、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタ
ン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)オクタン、2,2
−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパ
ン、1,1−ビス(3−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−
3,5−ジメチルフェニル)プロパン、2,2−ビス
(3−ブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン、2,2−ビス(3−フェニル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン,2,2−ビス(3−シク
ロヘキシル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン,1,
1−ビス(4−ヒドロキシフェニル−1−フェニルエタ
ン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ジフェニルメタン
等で例示されるビス(ヒドロキシアリール)アルカン
類;1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロペ
ンタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シク
ロヘキサン等で例示される、ビス(ヒドロキシアリー
ル)シクロアルカン類;4,4’−ジヒドロキシジフェ
ニルエーテル4,4’−ジヒドロキシ−3,3’−ジメ
チルジフェニルエーテル等で例示されるジヒドロキシジ
アリールエーテル類;4,4’−ジヒドロキシジフェニ
ルスルフィド、4,4’−ジヒドロキシ−3,3’−ジ
メチルジフェニルスルフィド等で例示されるジヒドロキ
シジアリールスルフィド類;4,4’−ジヒドロキシジ
フェニルスルホキシド、4,4’−ジヒドロキシ−3,
3’−ジメチルジフェニルスルホキシド等で例示される
ジヒドロキシジアリールスルホキシド類;4,4’−ジ
ヒドロキシジフェニルスルホン、4,4’−ジヒドロキ
シ−3,3’−ジメチルジフェニルスルホン等で例示さ
れるジヒドロキシジアリールスルホン類;ハイドロキノ
ン、レゾルシン、4,4’−ジヒドロキシジフェニル等
があげられる。これらの芳香族ジヒドロキシ化合物は単
独で或いは二種以上混合して使用しても良い。これらの
中で、特に2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパンが好適に用いられている。又、分岐した芳香族ポ
リカーボネート樹脂を得るには、フロログリシン、2,
6−ジメチル−2,4,6−トリ(4−ヒドロキシフェ
ニル)−3−ヘプテン、4,6−ジメチル−2,4,6
−トリ(4−ヒドロキシフェニル)−2−ヘプテン、
1,3,5−トリ(2−ヒドロキシフェニル)ベンゾー
ル、1,1,1−トリ(4−ヒドロキシフェニル)エタ
ン、2,6−ビス(2−ヒドロキシ−5−メチルベンジ
ル)−4−メチルフェノール、α,α’,α”−トリ
(4−ヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリイソプ
ロピルベンゼン等で例示されるポリヒドロキシ化合物、
及び3,3−ビス(4−ヒドロキシアリール)オキシイ
ンドール(=イサチンビスフェノール)、5−クロルイ
サチンビスフェノール、5,7−ジクロルイサチンビス
フェノール、5−ブロムイサチンビスフェノールなどが
例示される。
停止剤又は分子量調節剤を使用しても良い。末端停止剤
又は分子量調節剤としては、一価のフェノール性水酸基
を有する化合物があげられ、通常のフェノール、p−t
−ブチルフェノール、トリブロモフェノール等の他に、
長鎖アルキルフェノール、脂肪族カルボン酸クロライ
ド、脂肪族カルボン酸、ヒドロキシ安息香酸アルキルエ
ステル、アルキルエーテルフェノール等が例示される。
本発明で使用されるポリカーボネート樹脂は一種類で
も、又二種類以上を混合して使用しても良い。
合される熱可塑性樹脂(1)としては、一般にポリカー
ボネート樹脂にブレンドできる樹脂であれば良い。この
ような熱可塑性樹脂としては、例えば、熱可塑性ポリエ
ステル樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアリーレンエス
テル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ジエン系樹脂、ポ
リアミド系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリスルホン系
樹脂、ポリフェニレン系樹脂等から選択された一種又は
二種以上の混合物である。
熱可塑性樹脂(2)に関しては、上記各熱可塑性樹脂以
外に、ポリカーボネート樹脂自身も使用することができ
る。
は、芳香族ジカルボン酸あるいはそのジエステルとグリ
コールあるいはアルキレンオキサイドとを公知の方法で
反応させて得られる重合体であり、具体的には、テレフ
タル酸或はテレフタル酸ジメチル、ナフタレンジカルボ
ン酸、ナフタレンジカルボン酸ジメチルを芳香族ジカル
ボン酸の主成分とし、これとエチレングリコール、ブタ
ンジオール、シクロヘキサンジメタノールあるいはエチ
レンオキサイド等を反応させて得られるポリエチレンテ
レフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレート(ポ
リブチレンテレフタレート)、 ポリエチレンナフタレ
ート、ポリテトラメチレンナフタレート(ポリブチレン
ナフタレート)などを挙げることができる。またポリエ
ステル樹脂は、共重合体であってもよく、例えばシクロ
ヘキサンジメタノールとテレフタル酸及びイソフタル酸
との共重合体、シクロヘキサンジメタノール及びエチレ
ングリコールとテレフタル酸との共重合体などを挙げる
ことができる。
とテトラクロロエチレンとを6対4の重量比で混合した
混合溶媒中、30℃で測定した固有粘度(極限粘度)が
0.4以上、通常0.5 〜1.5のものが好ましく、
0.4未満では耐衝撃性や耐薬品性の改良が不十分とな
り好ましくない。
は、ポリスチレン(PS樹脂)、ABS樹脂、AES樹
脂、MBS樹脂、MAS樹脂、AAS樹脂、スチレン−
ブタジエンブロック共重合体、スチレン−無水マレイン
酸共重合体等が望ましい。
族ジヒドロキシ化合物又はその誘導体と芳香族ジカルボ
ン酸又はその誘導体とを主原料として縮合反応させて得
られる重合体または共重合体である。ここで使用する芳
香族ジヒドロキシ化合物としては、前記ポリカーボネー
ト樹脂のところで説明したものが好ましく使用され、芳
香族ジヒドロキシ化合物の誘導体は、前記芳香族ジヒド
ロキシ化合物と脂肪酸または芳香族カルボン酸とのジエ
ステルである。芳香族ジカルボン酸としては、前記熱可
塑性ポリエステル系樹脂のところで説明したものが好ま
しく使用される。
リエチレン樹脂、低密度ポリエチレン樹脂、線状低密度
ポリエチレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エ
チレン−プロピレン共重合体、エチレン−アクリル酸エ
ステル共重合体、エチレン−グリシジル(メタ)アクリ
レート共重合体、ポリプロピレン、プロピレン−酢酸ビ
ニル共重合体、プロピレン−塩化ビニル共重合等が望ま
しい。
ジエン樹脂、トランス−1, 4−ポリブタジエン樹脂等
ジエン構造を有する単量体単独またはこれと共重合可能
な単量体との共重合体及びこれらの混合物である。
ン酸化合物単独またはジカルボン酸化合物とジアミン化
合物からなる共重合体、またはα, ω−カプロラクタム
を開環重合して得られる重合体が望ましい。
しては、ポリフェニレンエーテル樹脂が望ましい。
ート樹脂と配合した場合の相溶性、および機械的強度、
耐薬品性などの物性上の点から、熱可塑性ポリエステル
樹脂が特に好適である。ポリエステル樹脂のうちでもポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
トが特に好適に使用される。
されているものを用いることができ、主成分として珪酸
と酸化マグネシウムを含有し、微量成分として酸化アル
ミ,酸化カルシウム,酸化鉄を含有していても良い。
又、タルクは、あらかじめ、例えばシランカップリング
剤等の表面処理剤で処理されているものを使用する事も
できる。
クの混合比率は、熱可塑性樹脂(1)95〜60重量%
に対してタルク5〜40重量%であり、タルクが5重量
%未満では充分な添加効果を得ることができず、又、4
0重量%を超えると成形性(押出性)が悪化し好ましく
ない。
を用いることができる。例えば繊維径2〜30μm,繊
維長3〜10mmのチョップドストランドが挙げられ
る。
ス繊維の混合比率は、熱可塑性樹脂(2)95〜60重
量%に対してガラス繊維5〜40重量%であり、ガラス
繊維が5重量%未満では充分な添加効果を得る事ができ
ず、又、40重量%を超えると流動性が不足し、成形性
(押出性)が悪化し好ましくない。
所望の特性を付与する他の添加剤を添加しても良い。例
えば、衝撃改良剤、難燃剤、酸化防止剤、熱安定剤、帯
電防止剤、可塑剤、離型剤、滑剤、相溶化剤、発泡剤、
炭素繊維,セラミックウィスカー等の補強剤、充填剤、
染顔料等を、一種又は二種以上、適宜併用しても良い。
ク、熱可塑性樹脂とガラス繊維とを各々又は同時に溶融
混合した後、ポリカーボネート樹脂を溶融混合する製造
法としては、公知の方法を用いることができる。そのよ
うな方法は例えば、 2ケ所以上の材料供給口を有する押出機にて、最初の
材料供給口から、予め熱可塑性樹脂(1)とタルク、あ
るいは熱可塑性樹脂(2)とガラス繊維とを溶融混合
し、2番目の材料供給口からポリカーボネート樹脂又は
ポリカーボネート樹脂及び熱可塑性樹脂(1)、(2)
を供給して溶融混合・押出しペット化する方法。 予め熱可塑性樹脂(1)とタルク、あるいは熱可塑性
樹脂(2)とガラス繊維とを溶融混合して押出しそれぞ
れペレット化するか、または熱可塑性樹脂(1)とタル
ク、熱可塑性樹脂(2)とガラス繊維とを同時に供給し
て溶融混合して押出しそれぞれペレット化する。これら
のペレットとポリカーボネート樹脂又はポリカーボネー
ト樹脂及び熱可塑性樹脂(1)、(2)を供給して溶融
混合・押出しペット化する方法。などが挙げられる。押
出し機としては、一軸又は二軸の押出機が好適に使用で
きる。
且つ外観の良好な成形品は、上記の方法により得られた
最終組成物を用いて、通常の成形機を使用して成形する
ことにより得られる。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
ある。 A:ポリカーボネート樹脂(三菱瓦斯化学(株)製、ユ
ーピロン S−2000;分子量25,000)
菱レイヨン(株)製、ダイヤナイトMA−523V)
リプラスチックス(株)製、ジュラネックス600F
P)
ル)
(径13μm)(日本電気硝子(株)製、ECS03T
531P)
%強化ポリカーボネート樹脂(三菱瓦斯化学(株)製、
ユーピロン GS2030M)
0%強化ポリブチレンテレフタレート樹脂(ポリプラス
チックス(株)製、ジュラネックス X3300)
ルク(D)30重量%をタンブラーにて混合し、直径3
0mm二軸ベント式押出機を用いて、バレル温度250
℃で押出してペレットを得た(以下、これをD−PBT
−1と略記する)。
タルク(D)を20重量%とした他は参考例1と同様に
してペレットを得た。(以下、これをD−PBT−2と
略記する)。
タルク(D)を40重量%とした他は参考例1と同様に
してペレットを得た。(以下、これをD−PBT−3と
略記する)。
を使用した他は参考例1と同様にしてペレットを得た
(以下、これをDG−PBTと略記する)。
(C)15重量%、ポリエチレンテレフタレート樹脂
(B)55重量%を使用し、バレル温度を270℃とし
た他は参考例1と同様にしてペレットを得た(以下、D
−PETと略記する)。
又は、熱可塑性樹脂とタルクとガラス繊維とを溶融混合
して得られたペレット、及び、市販品のガラス繊維と熱
可塑性樹脂とを予め溶融混合して得られたペレット(G
−PC、G−PBT)を、表−1に記載の比率でポリカ
ーボネート樹脂、熱可塑性樹脂とタンブラーにて混合
し、各々直径40mmの一軸ベント式押出機を用いて、
バレル温度270℃で押し出してペレットを得た。この
ペレットを熱風乾燥器中で120℃にて5時間以上乾燥
した後、樹脂温度270℃、金型温度90℃に射出成形
して物性測定用試験片を得た。各物性値および外観(表
面粗さ)を表−1、2に示す。
性樹脂、タルク、ガラス繊維及び、熱可塑性樹脂とタル
ク又はガラス繊維とを予め溶融混合して得られたペレッ
トを、一括してタンブラーにて混合し、各々直径40m
mの一軸ベント式押出機を用いて、バレル温度270℃
で押し出してペレットを得た。このペレットを熱風乾燥
器中で120℃にて5時間以上乾燥した後、樹脂温度2
70℃、金型温度90℃に射出成形して物性測定用試験
片を得た。各物性値および外観(表面粗さ)を表−3に
示す。
た。 繰り返し疲労特性:ASTM D−671−Bに基いて
測定した。 表面粗さ:直径100mm円板を用いて測定した。(表
中、Rmax は最大高さを、Rz は十点平均粗さをそれぞ
れ表す) (注)表中「実」は実施例を、「比」は比較例を表す。
樹脂と他の熱可塑性樹脂とのアロイが示す優れた機械的
強度を有し、高強度で繰り返し疲労特性に優れ且つ外観
の良好な成形品が得られることから良好な外観を有し、
高強度で良好な繰り返し疲労特性、高耐熱性などを要求
される成形材料として有用である。
Claims (13)
- 【請求項1】ポリカーボネート樹脂にタルク及びガラス
繊維を配合するに際して、予め熱可塑性樹脂(1)とタ
ルク、熱可塑性樹脂(2)とガラス繊維とを各々又は同
時に溶融混合した後、得られた混合物とポリカーボネー
ト樹脂又はポリカーボネート樹脂及び熱可塑性樹脂
(1)、(2)とを溶融混合することを特徴とするポリ
カーボネート樹脂組成物。 - 【請求項2】熱可塑性樹脂(1)とタルクの配合割合
が、熱可塑性樹脂(1)95〜60重量%に対してタル
ク5〜40重量%である請求項1記載のポリカーボネー
ト樹脂組成物。 - 【請求項3】熱可塑性樹脂(2)とガラス繊維の配合割
合が、熱可塑性樹脂(2)95〜60重量%に対してガ
ラス繊維5〜40重量%である請求項1記載のポリカー
ボネート樹脂組成物。 - 【請求項4】ポリカーボネート樹脂又はポリカーボネー
ト樹脂及び熱可塑性樹脂(1)、(2)100重量部に
対して、熱可塑性樹脂(1)とタルクの混合物5〜30
0重量部を配合する請求項1記載のポリカーボネート樹
脂組成物。 - 【請求項5】ポリカーボネート樹脂又はポリカーボネー
ト樹脂及び熱可塑性樹脂(1)、(2)100重量部に
対して、熱可塑性樹脂(2)とガラス繊維の混合物5〜
300重量部を配合する請求項1記載のポリカーボネー
ト樹脂組成物。 - 【請求項6】熱可塑性樹脂(1)が、熱可塑性ポリエス
テル樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアリーレンエステ
ル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ジエン系樹脂、ポリ
アミド系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリスルホン系樹
脂、ポリフェニレン系樹脂から選ばれる少なくとも一種
である請求項1記載のポリカーボネート樹脂組成物。 - 【請求項7】熱可塑性樹脂(1)が、熱可塑性ポリエス
テル樹脂である請求項6記載のポリカーボネート樹脂組
成物。 - 【請求項8】熱可塑性樹脂(1)が、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレートである請求項
7記載のポリカーボネート樹脂組成物。 - 【請求項9】熱可塑性樹脂(2)が、ポリカーボネート
樹脂、熱可塑性ポリエステル樹脂、ポリスチレン系樹
脂、ポリアリーレンエステル系樹脂、ポリオレフィン系
樹脂、ジエン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエーテル
系樹脂、ポリスルホン系樹脂、ポリフェニレン系樹脂か
ら選ばれる少なくとも一種である請求項1記載のポリカ
ーボネート樹脂組成物。 - 【請求項10】熱可塑性樹脂(2)が、ポリカーボネー
ト樹脂、熱可塑性ポリエステル樹脂から選ばれる少なく
とも一種である請求項9記載のポリカーボネート樹脂組
成物。 - 【請求項11】熱可塑性樹脂(2)が、ポリカーボネー
ト樹脂である請求項10記載のポリカーボネート樹脂組
成物。 - 【請求項12】熱可塑性樹脂(2)が、熱可塑性ポリエ
ステル樹脂である請求項10記載のポリカーボネート樹
脂組成物。 - 【請求項13】熱可塑性樹脂(2)が、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレートである請求
項12記載のポリカーボネート樹脂組成物。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP16433994A JP3346439B2 (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | ポリカーボネート樹脂組成物 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16433994A JP3346439B2 (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | ポリカーボネート樹脂組成物 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0827368A true JPH0827368A (ja) | 1996-01-30 |
JP3346439B2 JP3346439B2 (ja) | 2002-11-18 |
Family
ID=15791298
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP16433994A Expired - Lifetime JP3346439B2 (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | ポリカーボネート樹脂組成物 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3346439B2 (ja) |
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