JPH08272703A - バス制御システム - Google Patents

バス制御システム

Info

Publication number
JPH08272703A
JPH08272703A JP7075562A JP7556295A JPH08272703A JP H08272703 A JPH08272703 A JP H08272703A JP 7075562 A JP7075562 A JP 7075562A JP 7556295 A JP7556295 A JP 7556295A JP H08272703 A JPH08272703 A JP H08272703A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
line
parity
alternative
signal line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7075562A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeaki Iwasa
繁明 岩佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7075562A priority Critical patent/JPH08272703A/ja
Publication of JPH08272703A publication Critical patent/JPH08272703A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hardware Redundancy (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】僅かな冗長性を付加するだけで、一点故障に絶
える耐故障性を有し、縮退運転時にバンド幅が縮小しな
いようにする。 【構成】パリティ信号の生成の単位であるデータ線D0
0〜D70、パリティ線P0に対して、1本の代替信号
線S0を設ける。線路に故障が発生した場合に、故障が
発生した線路によって伝送すべき信号を、送信側のパリ
ティ生成代替制御回路120を介して代替信号線S0に
よって伝送させ、受信側のパリティ検査代替回路200
によって本来の線路に戻すことによって、代替信号線に
よって故障線路を代替させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子計算機の構成要素
を接続するバスに好適なバス制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、ハードウェアが故障しても処理を
継続して実行できる信頼性の高い電子計算機を構成する
場合、故障したハードウェアの代わりをする機能を予め
設けておくことが一般的である。
【0003】例えば、マルチプロセッサシステムは、C
PUを複数持っており、1つのCPUが故障しても、故
障したCPUをシステムから切り離して、残りの正常な
CPUに処理を引き継ぐことで、処理を継続して実行す
ることができる。また、メモリも複数のモジュールに分
かれており、あるメモリモジュールが故障した場合に
は、故障したメモリモジュールを切り離して再構成する
ことにより、処理を継続することができる。
【0004】しかし、CPUやメモリとは異なり、これ
ら電子計算機の構成要素を接続するシステムバス(バッ
クプレーンバス)は、通常、システムに唯一の構成要素
である。従って、断線、短絡、あるいは駆動素子の固定
障害などの故障が発生するとシステムは停止せざるを得
ず、故障箇所の修理または交換が行なわれるまで処理を
再開することができない。
【0005】バス自体は単純な線路であり、故障するこ
とは稀であるが、バスドライバの駆動トランジスタが、
電源、グランドと短絡した場合、電気的に切り離すこと
ができないため、結局、バスの故障として取り扱われ
る。
【0006】こうしたバスの故障に対処可能な構成を持
つ計算機がある。例えば、第1の計算機システムでは、
バスを2重化しておき、正常時では一方のバスのみを使
用し、一方のバスが故障した場合に、他方のバスで運転
を継続することができるように構成されている。また、
第2の計算機では、バスを複数本敷設し、通常時は全て
のバスを並列に使用してバンド幅を大きくして伝送効率
を向上させ、バスの故障後の縮退時には正常なバスのみ
を使用して処理を継続するように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の計算
機の構成では、第1の計算機であれば、通常では一方の
バスのみを使用しているため、待機しているバスが常に
使用されておらず使用効率が悪かった。また、第1の計
算機では、使用していない代替側の構成要素が故障して
いると、バスの故障のため代替側のバスに切り替えた
際、正常に処理を継続することができなくなってしまう
ため、待機しているバスを定期的に診断することによっ
て故障を未然に検出するための定期診断処理が実行され
ている。定期診断処理は、通常の処理を中断して、ある
いは通常処理の時間の一部を割いて実行されるため、本
来実行すべき処理に対する性能低下を招いていた。
【0008】また、第2の計算機であれば、第1の計算
機におけるバスの使用効率と定期診断の無駄を省くこと
ができるが、複数のバスにトランザクションを振り分け
る機能が必要となってしまう。アドレス情報の一部を用
いてバスを振り分ける方法であれば容易に実現すること
ができるが、アクセスの局所性(アドレス分布の偏り)
のために、必ずしも均等に振り分けることができず効率
の面で劣る。また、空いているバスを順次選択して振り
分ける方法もあるが、この方法では均等にトランザクシ
ョンを振り分けることができ効率が良いが、使用するバ
スが動的に決定されるために、例えば各CPUに対応し
てキャッシュメモリが設けられているシステムでは、各
キャッシュメモリ間の一貫性を保持するためのスヌープ
処理が複雑となったり、複数のバス間の順序制御が必要
となり、新たな制御回路が必要となってしまう。
【0009】また、システムバスを構成する信号線は、
データ線以外にアドレス線や制御線が多数あり、2本の
バスを敷設するためには非常に多くの信号線が必要とな
ってしまう。例えば、IEEE896で規定されるFutu
rebus+では、64ビットのデータ線に対して8本のパリ
ティ線と60本の制御線があり、合計132本が必要と
なる。2倍のデータ幅を持つバスを敷設した場合には、
128ビットのデータ線に16本のパリティ線と60本
の制御線があり合計204本で済むのに対して、前述し
たデータ線が64ビットのシステムバスを2本敷設した
場合には、264本の信号線を必要とし、約3割の増加
となってしまう。さらに、故障時ではバスの伝送バンド
幅が縮小してしまう。
【0010】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、僅かな冗長性を付加するだけで、一点故障
に絶える耐故障性を有し、縮退運転時にバンド幅が縮小
しない高信頼なシステムバスを提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の線路か
ら構成されるシステムバスと、代替信号線と、前記シス
テムバス中の線路に故障が発生した場合に、故障が発生
した線路によって送信端から受信端へ伝送すべき信号を
前記代替信号線によって代替させる制御手段と、を具備
したことを特徴とする。
【0012】また、前記代替信号線は、バックプレーン
に敷設されることを特徴とする。また、正常時に、前記
代替信号線によって伝送された任意の信号線の反転信号
をもとに、受信端で前記代替信号線の故障の有無を検出
する故障検出回路を具備したことを特徴とする。
【0013】また、正常時に、前記代替信号線を伝送さ
れる信号がパリティ検査信号の反転信号であることを特
徴とする。また、前記代替信号線によって信号の伝送を
代替する線路の範囲を、パリティ検査信号の生成単位と
同一にしたことを特徴とする。
【0014】
【作用】このような構成によれば、送信端と受信端との
間でシステムバス、すなわちデータ線、パリティ線、制
御線等に故障が発生した場合に、故障した線路を伝送す
べき信号を受信端から代替信号線を介して受信端に伝送
することで耐故障性が実現され、その際、信号の伝送を
代替するので縮退運転時でもバンド幅が減少しない。
【0015】また、バックプレーンに代替信号線を敷設
することにより、計算機の構成要素を接続するための唯
一の構成要素であるバックプレーンバスに故障が発生し
た場合であっても耐故障性が得られる。
【0016】また、正常時において、ある任意の信号線
の反転信号を代替信号線によって伝送して故障の有無を
検出することにより、代替信号線のための定期診断等の
処理が不要となり、また常時、故障の有無を検出してい
ることで、故障発生時の代替時の動作が保証される。
【0017】また、正常時に代替信号線を伝送する信号
を、パリティ検査用の信号とすることにより、パリティ
検査用信号と代替信号線を伝送される信号とを比較する
ことで、両方の線路の故障の発生を検出できる。
【0018】また、僅かな冗長性の付加のみ、すなわち
代替信号線をパリティ検査信号の生成単位に対応づける
だけでシステムバスの信頼性を向上させており、線路の
総数を不用意に増加させることがない。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は本実施例に係わるバス制御システムの一
部構成(パリティ生成の単位の1つのみ)を示す図であ
り、図2はバス制御システム全体の概略構成を示す図で
ある。本実施例では、システムバス(各線路)に対して
送信側と受信側とに別けて説明する。
【0020】本実施例のバス制御システムは、計算機の
構成要素を接続するためのもので(バックプレーンバ
ス)、信号を伝送するための線路(システムバス)と、
線路を伝送される信号を制御する回路から構成される。
【0021】本実施例では、システムバスを構成する線
路として、データ線が64ビット(Dij(i,j=0
〜7)、図1中ではパリティ生成の単位内の8ビットの
データ線(D00〜D70のみを示す)であり、全デー
タ線に対して故障検出用の8ビットのパリティ線P(P
0〜P7)、すなわち図1に示すように8本のデータ線
に対して1本のパリティ線P0が設けられているものと
する。さらに、このパリティ生成の単位毎に、故障検出
用のパリティ線(P0〜P7)と同数の代替信号線S
(S0〜S7)、すなわち図1では1本の代替信号線S
0が設けられている。なお、アドレス線、他の制御線は
省略している。
【0022】代替信号線Sは、各データ線Dij及びパ
リティ線Pと共に、バックプレーン10上に敷設されて
いる。バックプレーン10には、計算機の構成要素であ
るボードが、電気的及び物理的に接合するためのピン
(図示せず)を介して実装される。ボードには、システ
ムバスを制御するための回路の他、データ線、アドレス
線、制御線と接続されたCPU、メモリ等の各種モジュ
ールが実装される(図示せず)。
【0023】各線路は、バスドライバによって駆動され
る。本実施例では、図2に示すように、データ線の8ビ
ット毎にバスドライバが1チップの駆動ICとして構成
されている。ただし、図2に示すように、パリティ生成
とは直交する方向に8ビット毎に分割している。すなわ
ち、パリティ生成の単位中のデータ線は、それぞれ異な
る駆動ICによって駆動される。1つの駆動ICは、複
数のデータ線を駆動するが、パリティ生成の単位中では
2本以上含まない。
【0024】また、送信側には、パリティ生成代替制御
回路12j(j=0〜7)がパリティの生成の単位毎に
設けられる。パリティ生成代替制御回路12jは、図1
に示すように(パリティ生成代替制御回路120)、デ
ータセレクタDS1,DS2、パリティ生成回路XOR
1、及び反転回路INVが設けられている。
【0025】データセレクタDS1は、代替信号線への
信号の出力を制御するもので、2つの信号を入力して一
方の信号を代替信号線に出力する。データセレクタDS
1は、データセレクタDS2の出力信号、及び反転回路
INVの出力信号を入力し、例えばCPUからの制御信
号に応じて何れか一方を出力する。正常時には反転回路
INVからの信号(パリティ信号の反転信号)を出力し
(制御信号“0”)、故障発生時には、データセレクタ
DS2の出力信号が出力(制御信号“1”)されるよう
に制御される。
【0026】データセレクタDS2は、障害発生時に、
障害のあった信号線を選択するもので、複数の信号を入
力して何れか1つの信号をデータセレクタDS1に出力
する。データセレクタDS2は、パリティ生成の単位の
各データ線の信号、及びパリティ生成回路XOR1の出
力信号を入力し、例えばCPUからの制御信号に応じて
何れか1つの信号をデータセレクタDS1に出力する。
データセレクタDS2に対する制御信号は、例えば4ビ
ットの信号でありデータ線またはパリティ線を特定する
(例えば“0”〜“8”)。
【0027】パリティ生成回路XOR1は、パリティ信
号を生成するもので、例えば排他的論理和回路によって
構成され、複数の信号を入力して排他的論理和を実行す
る。パリティ生成回路XOR1は、パリティ生成の単位
の各データ線の信号を入力し、排他的論理和によって得
られた信号をパリティ線、及び反転回路INVに出力す
る。
【0028】反転回路INVは、パリティ信号の反転信
号を生成するもので、パリティ生成回路XOR1からの
信号(パリティ信号)を入力して反転し、データセレク
タDS1に出力する。
【0029】一方、受信側ではパリティ検査代替制御回
路20j(j=0〜7)、デコーダ22jが設けられ
る。パリティ検査代替制御回路20jは、図1に示すよ
うに(パリティ検査代替制御回路200)、パリティ検
査回路XOR2、代替信号線故障検出回路XOR3、及
びデータデマルチプレクサDDによって構成されてい
る。
【0030】パリティ検査回路XOR2は、パリティ検
査を実行するもので、例えば排他的論理和回路によって
構成され、複数の信号を入力して排他的論理和を実行す
る。パリティ検査回路XOR2は、パリティ生成の単位
の各データ線の信号、及びパリティ線を伝送して得られ
るパリティ信号を入力してパリティ検査を実行する。パ
リティ検査回路XOR2は、誤りを検出したらCPUに
通知する。
【0031】代替信号線故障検出回路XOR3は、正常
時に代替信号線における故障を監視するためのもので、
例えば排他的論理和回路によって構成され、パリティ信
号と代替信号とを入力して排他的論理和を実行する。す
なわち、代替信号線故障検出回路XOR3は、パリティ
信号と代替信号とを比較して、一致したらパリティ線と
代替信号線の何れかが故障したものとしてCPUに通知
する。
【0032】データデマルチプレクサDDは、故障時に
代替信号線を介して伝送された信号を受信側の複数の信
号線の何れか、すなわちCPUからの制御信号に応じて
故障が発生したデータ線あるいはパリティ線の受信に側
に分岐させるもので、例えば3ステートバッファによっ
て構成される(なお、各図においてはデータデマルチプ
レクサDDの機能を容易に理解できようにロータリース
イッチのように記載している)。
【0033】デコーダ22jは、図1に示すように(デ
コーダ220)、各データ線の受信側に設けられた受信
バッファのオン/オフを、例えばCPUからの制御信号
に応じて制御する。デコーダに対する制御信号は、故障
の有無を通知する第1制御信号(正常時“0”、故障時
“1”)と、例えば4ビットの信号でありデータ線また
はパリティ線を特定する(例えば“0”〜“8”)第2
制御信号を含む。デコーダ22jは、データ線が正常な
場合(第1制御信号“0”)には受信バッファをオンに
して、データ線を介して伝送される信号を受信させ、デ
ータ線が故障した場合(第1制御信号“1”)にはオフ
にして、代替信号線を介して伝送された信号が受信側に
伝達されるようにする。なお、デコーダ22jに対する
CPUからの第2制御信号は、データデマルチプレクサ
DDにも供給される。
【0034】なお、図2においては、パリティ線P0〜
P7、デコーダ220〜227、データ線D1j〜D7
j(j=0〜7)、及び、それらに関連する部分を省略
している。
【0035】次に、本実施例のバス制御システムの動作
について、図3及び図4に示すパリティ生成の単位の1
つに注目して説明する。まず、正常動作時(線路に障害
がない場合)では図3に示すように、送信側から各デー
タ線D00〜D70を介して信号が伝送される。パリテ
ィ生成代替制御回路120のパリティ生成回路XOR1
は、各データ線D00〜D70の信号を入力してパリテ
ィ信号を生成し、パリティ線P0を介して伝送させる。
また、データセレクタDS1に対しては、反転回路IN
Vからの信号が出力されるように制御信号(“0”)が
与えられる。従って、パリティ信号が“0”であれば、
代替信号線S0には、反転回路INV、データセレクタ
DS1を介して得られた反転信号“1”が伝送される。
【0036】受信側では、デコーダ220に対して第1
制御信号が正常を示す“0”が与えられて、各受信バッ
ファがオンにされ、各データ線D00〜D70を介して
伝送された信号が受信される。また、パリティ検査回路
XOR2は、各データ線D00〜D70を介して受信し
た信号と、パリティ線P0を介して受信したパリティ信
号とを入力してパリティ検査を行ない、誤りがあればC
PUに通知する。また、代替信号線故障検出回路XOR
3は、パリティ信号と代替信号線S0を介して得られた
代替信号とを入力して比較を行ない、一致した場合に
は、パリティ線P0または代替信号線S0の何れかが故
障しているものとしてCPUに通知する。
【0037】次に、故障発生時の動作について図4を参
照しながら説明する。図4では、バックプレーン10上
に敷設されたデータ線D20に故障が発生したものとす
る。故障が発生したことが検出されCPUに通知される
と、CPUは、例えば故障診断機能を実行して故障箇所
を同定し、バックプレーン10に実装された各ボードに
通知する。
【0038】故障が発生した後、送信側ではCPUよ
り、データセレクタDS1に対して制御信号“1”が与
えられ、データセレクタDS2に対して故障したデータ
線D20を示す制御信号“4”が与えられる。従って、
本来、データ線D20を介して伝送される信号は、デー
タセレクタDS2、DS1、代替信号線S0を介して受
信側に伝送される。
【0039】一方、受信側ではCPUより、デコーダ2
20に対して第1制御信号“1”、第2制御信号“2”
が与えられる。デコーダ220は、第2制御信号“2”
に応じて、データ線D20の受信バッファをオフする。
また、第2制御信号は、データデマルチプレクサDDに
も供給される。データデマルチプレクサDDは、代替信
号線S0を介して伝送された信号が、データ線D20に
出力されるように動作する。
【0040】また、パリティ検査回路XOR2は、代替
制御線S0、データデマルチプレクサDDを介してデー
タ信号線D20の信号を入力してパリティの計算を行な
う。なお、代替信号線故障検出回路XOR3から出力さ
れる代替信号線S0についての故障検出信号は無視され
るものとする。これは、代替信号線S0を介して得られ
る信号が、パリティ検査回路XOR2に入力されてパリ
ティ検査に用いられるため、別途、故障検出する必要が
ないためである。
【0041】なお、パリティ線P0に故障が発生した場
合には、データセレクタDS1,DS2を制御して、パ
リティ生成回路XOR1から出力されるパリティ信号が
代替信号線S0によって伝送される。すなわち、データ
セレクタDS1には、パリティ線P0を特定する制御信
号“8”が与えられ、データセレクタDS2には、制御
信号“1”が与えられる。
【0042】また、代替信号線S0が故障した場合に
は、他の線路が故障した場合と同様に故障状態に移行す
るが、他の線路(データ線、パリティ線)は正常なの
で、そのまま正常動作を継続できる。
【0043】このようにして、代替信号線Sをデータ線
8本とパリティ線1本(パリティの生成の単位)に対し
て1本付加するのみ(11.1%の信号線の増加)で、
各線路における一点故障が発生した場合に動作を継続し
て実行できる耐故障性が実現される。すなわち、代替用
のバスを敷設する場合と比較して、僅かな信号線の増加
だけで良い。また、故障時であってもバスの伝送バンド
幅が減少しない。
【0044】また、代替信号線Sには、パリティ信号の
反転信号を伝送して、受信側の代替信号線故障検出回路
XOR3によって代替信号線の故障の有無が検出される
ので、代替信号線を用いた際の動作を保証するために定
期診断を行なう必要がなく、本来実行すべき通常処理に
悪影響を与えない。
【0045】また、送信側において、各データ信号ある
いはパリティ信号を代替信号線Sに変更するためのデー
タセレクタDS1,DS2をパリティ生成代替制御回路
12j内に設け、また受信側において、代替信号線Sを
伝送された信号を所定のデータ線あるいはパリティ線P
に出力するためのデータデマルチプレクサDDをパリテ
ィ検査代替制御回路20j内にそれぞれ設けることによ
り、信号線の集中による配線の複雑化を防ぎ、またバッ
クプレーン10に実装するためのピンの数の増加を防ぐ
ことができる。
【0046】さらに、図2に示すように、複数のデータ
線を駆動する駆動ICを用いる場合、パリティ生成の単
位は同じ駆動ICの信号を2本以上含まない。従って、
駆動IC自体の故障をパリティ信号によって検出するこ
とができる。1つの駆動ICが故障した場合であって
も、全ての信号をそれぞれのパリティ生成の単位におけ
る代替信号線を割り当てることができ、すなわちパリテ
ィ生成代替制御回路12jを介して代替信号S0〜S7
を介して受信側に伝送される(図中破線で示す経路)の
で処理を継続することができる。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、僅
かな冗長性を付加するだけで、一点故障に絶える耐故障
性を有し、縮退運転時にバンド幅が縮小しない高信頼な
システムバスを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるバス制御システムの
一部構成(パリティ信号生成の1つの単位のみ)を示す
図。
【図2】本実施例におけるバス制御システム全体の概略
構成を示す図。
【図3】本実施例における正常動作を説明するためのバ
ス制御システムの一部構成を示す図。
【図4】本実施例における故障発生時の動作を説明する
ためのバス制御システムの一部構成を示す図。
【符号の説明】
10…バックプレーン、120…パリティ生成代替制御
回路、220…パリティ検査代替回路、220…デコー
ダ、DS1,DS2…データセレクタ、INV…反転回
路、XOR1…パリティ生成回路、XOR2…パリティ
検査回路、XOR3…代替信号線故障検出回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の線路から構成されるシステムバス
    と、 代替信号線と、 前記システムバス中の線路に故障が発生した場合に、故
    障が発生した線路によって送信端から受信端へ伝送すべ
    き信号を前記代替信号線によって代替させる制御手段
    と、 を具備したことを特徴とするバス制御システム。
  2. 【請求項2】 前記代替信号線は、バックプレーンに敷
    設されることを特徴とする請求項1記載のバス制御シス
    テム。
  3. 【請求項3】 正常時に、前記代替信号線によって伝送
    された任意の信号線の反転信号をもとに、受信端で前記
    代替信号線の故障の有無を検出する故障検出回路を具備
    したことを特徴とする請求項1記載のバス制御システ
    ム。
  4. 【請求項4】 正常時に、前記代替信号線を伝送される
    信号がパリティ検査信号の反転信号であることを特徴と
    する請求項3記載のバス制御システム。
  5. 【請求項5】 前記代替信号線によって信号の伝送を代
    替する線路の範囲を、パリティ検査信号の生成単位と同
    一にしたことを特徴とする請求項1記載のバス制御シス
    テム。
JP7075562A 1995-03-31 1995-03-31 バス制御システム Pending JPH08272703A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7075562A JPH08272703A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 バス制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7075562A JPH08272703A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 バス制御システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08272703A true JPH08272703A (ja) 1996-10-18

Family

ID=13579753

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7075562A Pending JPH08272703A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 バス制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08272703A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6377584B1 (en) 1997-10-13 2002-04-23 Fujitsu Limited Transmission equipment and a load-distribution transmitting method in the transmission equipment
JP2009187284A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Nec Computertechno Ltd ボード間接続監視装置
JP2015507812A (ja) * 2011-12-23 2015-03-12 インテル・コーポレーション 積層メモリアーキテクチャのための自己修復論理

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6377584B1 (en) 1997-10-13 2002-04-23 Fujitsu Limited Transmission equipment and a load-distribution transmitting method in the transmission equipment
JP2009187284A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Nec Computertechno Ltd ボード間接続監視装置
JP2015507812A (ja) * 2011-12-23 2015-03-12 インテル・コーポレーション 積層メモリアーキテクチャのための自己修復論理
US9646720B2 (en) 2011-12-23 2017-05-09 Intel Corporation Self-repair logic for stacked memory architecture
US10224115B2 (en) 2011-12-23 2019-03-05 Intel Corporation Self-repair logic for stacked memory architecture

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6035414A (en) Reliability of crossbar switches in an information processing system
US5068851A (en) Apparatus and method for documenting faults in computing modules
US5153881A (en) Method of handling errors in software
US5291494A (en) Method of handling errors in software
US5068780A (en) Method and apparatus for controlling initiation of bootstrap loading of an operating system in a computer system having first and second discrete computing zones
US5185877A (en) Protocol for transfer of DMA data
US5255367A (en) Fault tolerant, synchronized twin computer system with error checking of I/O communication
US5251227A (en) Targeted resets in a data processor including a trace memory to store transactions
US5065312A (en) Method of converting unique data to system data
US5163138A (en) Protocol for read write transfers via switching logic by transmitting and retransmitting an address
US5048022A (en) Memory device with transfer of ECC signals on time division multiplexed bidirectional lines
CN104050061A (zh) 一种基于PCIe总线多主控板冗余备份系统
JPH11143729A (ja) フォールトトレラントコンピュータ
JPH0934809A (ja) 高信頼化コンピュータシステム
EP0411805B1 (en) Bulk memory transfer during resync
JPH07202893A (ja) 予備信号ラインにスイツチする方法及び装置
JPH08272703A (ja) バス制御システム
EP1683018B1 (en) Autonomic bus reconfiguration for fault conditions
EP0416732A2 (en) Targeted resets in a data processor
CN110928217A (zh) 一种应用于航空电热控制系统的cpu三余度表决电路
KR0175468B1 (ko) 이중 시스템 버스 정합 장치
JP2751941B2 (ja) 情報処理装置
JPH07114521A (ja) マルチマイクロコンピュータシステム
EP0256864B1 (en) Digital data processing apparatus
JPS5866102A (ja) シ−ケンス制御装置