JPH08271668A - 原子炉格納容器 - Google Patents

原子炉格納容器

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JPH08271668A
JPH08271668A JP7069603A JP6960395A JPH08271668A JP H08271668 A JPH08271668 A JP H08271668A JP 7069603 A JP7069603 A JP 7069603A JP 6960395 A JP6960395 A JP 6960395A JP H08271668 A JPH08271668 A JP H08271668A
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JP
Japan
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melting point
containment vessel
reactor containment
pedestal
suppression pool
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Application number
JP7069603A
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English (en)
Inventor
Atsushi Watabe
厚 渡部
Kiyoshi Ono
清 小野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】炉心溶融物の落下時にも熱衝撃で耐熱材からな
るブロックを破壊することがなくなるようにした。 【構成】原子炉圧力容器2をペデスタル4にて支持し、
炉心燃料が溶融して原子炉圧力容器2から炉心溶融物6
がペデスタル4に落下するような事象が生じた時に、落
下した炉心溶融物6を冷却する原子炉格納容器1におい
て、ペデスタル4上部に高融点セラミックス材料からな
るブロック7を敷き詰め、このブロック7上部に高融点
金属材料からなる分散板10を被着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原子力発電プラントの炉
心溶融事故時に想定される炉心溶融物(以下、デブリと
いう。)の効果的な冷却手段を備えた原子炉格納容器に
関する。
【0002】
【従来の技術】図15は従来の原子炉格納容器を示す構
成図である。図15において、原子炉格納容器1内には
原子炉圧力容器2が配置され、この原子炉圧力容器2内
には核燃料を装荷した炉心3が収納され、原子炉圧力容
器2がコンクリート製のペデスタル4により支持されて
いる。このペデスタル4の周囲には、サプレッションプ
ール5が配設されている。
【0003】従来、原子力発電プラントの炉心溶融事故
時に想定されるデブリ6の冷却手段としては、高融点セ
ラミックス材料(耐熱材料)からなるブロック7をペデ
スタル4の上面に敷き詰めるとともに、外部電源により
ポンプを駆動し、このポンプを駆動することで、デブリ
6に対し上方からスプレーノズル8により注水する方式
が考えられていた。
【0004】原子力発電所において、万一炉心3の燃料
が溶融し、デブリ6が原子炉圧力容器2下部から下方の
ペデスタル4上部へ落下するような事象が生じた時に、
落下したデブリ6は、ブロック7の表面に落下して堆積
する。このデブリ温度は、2000℃以上の高温であ
り、放射性物質のもつ崩壊熱によりブロック7を通して
ペデスタル4を浸食するおそれがあるが、これを防止す
るため外部電源によりポンプを駆動し、このポンプを駆
動することで、スプレーノズル8から注水してデブリ6
の冷却を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
デブリ6の冷却手段は、注水または通水する場合、ポン
プを駆動するための電源を必要とするため、万一停電し
た場合には電源の使用ができず、冷却が不可能なことも
起こり得る。また、ブロック7をペデスタル4の上面に
敷き詰める場合にも、通常時、長期間に亘って雰囲気中
に晒されているため、雰囲気中の水分や種々のドレン水
を吸収し、デブリ6がブロック7に落下して接触した場
合、吸収した水分が急激に気化し、ブロック7を破壊す
るおそれがあるという問題点があった。
【0006】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、デブリ(炉心溶融物)の落下時にも熱衝撃で耐
熱材からなるブロックを破壊することなく、また万一停
電などで電源を使用できない場合にも効果的にデブリを
冷却できるようにした原子炉格納容器を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の請求項1は、原子炉圧力容器をペデス
タルにて支持し、炉心燃料が溶融して上記原子炉圧力容
器から炉心溶融物が上記ペデスタルに落下するような事
象が生じた時に、落下した炉心溶融物を冷却する原子炉
格納容器において、上記ペデスタル上部に高融点セラミ
ックス材料からなるブロックを敷き詰め、このブロック
上部に高融点金属材料からなる分散板を被着したことを
特徴とする。
【0008】請求項2は、原子炉圧力容器をペデスタル
にて支持し、炉心燃料が溶融して上記原子炉圧力容器か
ら炉心溶融物が上記ペデスタルに落下するような事象が
生じた時に、落下した炉心溶融物を冷却する原子炉格納
容器において、上記ペデスタルの周囲にサプレッション
プールを設け、このサプレッションプールの壁の上下に
それぞれ低融点のシール用金属でシールされた貫通口を
設け、上記事象が発生した場合、温度上昇により上記低
融点のシール用金属が溶融し、上記サプレッションプー
ルの水が上記貫通口から流入することを特徴とする。
【0009】請求項3は、請求項1記載の原子炉格納容
器において、ペデスタルの周囲にサプレッションプール
を設け、このサプレッションプールの壁の上下にそれぞ
れ低融点のシール用金属でシールされた貫通口を設け、
炉心燃料が溶融して原子炉圧力容器から炉心溶融物が上
記ペデスタルに落下するような事象が発生した場合、温
度上昇により上記低融点のシール用金属が溶融し、上記
サプレッションプールの水が上記貫通口から流入するこ
とを特徴とする。
【0010】請求項4は、原子炉圧力容器をペデスタル
にて支持し、炉心燃料が溶融して上記原子炉圧力容器か
ら炉心溶融物が上記ペデスタルに落下するような事象が
生じた時に、落下した炉心溶融物を冷却する原子炉格納
容器において、上記ペデスタル上部に高融点セラミック
ス材料からなるブロックを敷き詰め、このブロック上部
に高融点金属材料からなる分散板を被着し、上記ペデス
タルの周囲にサプレッションプールを設け、このサプレ
ッションプールの壁の上下にそれぞれ低融点のシール用
金属でシールされた貫通口を設け、これらの貫通口はペ
デスタル近傍に形成した下部貫通口と、上記炉心溶融物
が落下した時の上面より上方に形成した上部貫通口とか
らなることを特徴とする。
【0011】請求項5は、請求項4記載の原子炉格納容
器において、上部貫通口をシールする低融点のシール用
金属の代わりに、低融点のシール用金属より融点の高い
中融点のシール用金属を使用したことを特徴とする。
【0012】請求項6は、請求項4記載の原子炉格納容
器において、上部貫通口をシールする低融点のシール用
金属の代わりに、低融点のシール用金属より融点の著し
く高い高融点のシール用金属を使用したことを特徴とす
る。
【0013】請求項7は、請求項4記載の原子炉格納容
器において、サプレッションプールの壁に設けた下部貫
通口に予めサプレッションプールの水を満たしておき、
上部貫通口のみを低融点のシール用金属でシールしたこ
とを特徴とする。
【0014】請求項8は、請求項4記載の原子炉格納容
器において、サプレッションプールの壁内に、炉心溶融
物に注水するスプレーノズルを配設したことを特徴とす
る。請求項9は、請求項1または4記載の分散板が上方
に突出する円錐形状に形成されたことを特徴とする。
【0015】請求項10は、請求項1または4記載の原
子炉格納容器において、ブロックを水平に敷き詰め、こ
のブロック上に空間部を形成して分散板を被着したこと
を特徴とする。
【0016】請求項11は、請求項1または4記載の原
子炉格納容器において、分散板の材料を高融点金属材料
に代えて、高融点セラミックス材料を使用したことを特
徴とする。
【0017】請求項12は、請求項1または4記載の原
子炉格納容器において、ブロックは予め脱気され、各ブ
ロックを防水性塗料によりコーティングしたことを特徴
とする。
【0018】請求項13は、請求項1または4記載の原
子炉格納容器において、ブロックは予め脱気され、ブロ
ックのそれぞれおよびブロック全体のいずれかを金属容
器で密閉したことを特徴とする。
【0019】請求項14は、請求項13記載の金属容器
内が真空および不活性ガスを封入した状態としたことを
特徴とする。
【0020】
【作用】請求項1においては、ペデスタル上部に高融点
セラミックス材料からなるブロックを敷き詰め、このブ
ロック上部に高融点金属材料からなる分散板を被着した
ことにより、炉心燃料が溶融して原子炉圧力容器から炉
心溶融物がペデスタルに落下するような事象が生じた時
に、炉心溶融物は分散板により一様に分散されるととも
に、高融点セラミックス材料からなるブロックにより炉
心溶融物が保持される。
【0021】請求項2においては、ペデスタルの周囲に
サプレッションプールを設け、このサプレッションプー
ルの壁の上下にそれぞれ低融点のシール用金属でシール
された貫通口を設けたことにより、炉心燃料が溶融して
原子炉圧力容器から炉心溶融物がペデスタルに落下する
ような事象が発生した場合、温度上昇により低融点のシ
ール用金属が溶融し、サプレッションプールの水が貫通
口から流入するようにしたので、サプレッションプール
の水が自然循環することにより、炉心溶融物の冷却が継
続され、最終的に冷却される。
【0022】請求項3においては、請求項1および請求
項2を併せた作用をなす。
【0023】請求項4においては、サプレッションプー
ルの壁の上下にそれぞれ低融点のシール用金属でシール
された貫通口を設け、これらの貫通口はペデスタル近傍
に形成した下部貫通口と、炉心溶融物が落下した時の上
面より上方に形成した上部貫通口とからなることで、炉
心溶融物をその下方および上方から効率よく冷却するこ
とができる。
【0024】請求項5においては、請求項4記載の原子
炉格納容器において、上部貫通口をシールする低融点の
シール用金属の代わりに、低融点のシール用金属より融
点の高い中融点のシール用金属を使用したことにより、
炉心燃料が溶融して原子炉圧力容器から炉心溶融物がペ
デスタルに落下するような事象が発生した場合、温度上
昇により先に下部貫通口に設けた低融点のシール用金属
が溶融してサプレッションプールの水が流入し、その後
上部貫通口に設けた中融点のシール用金属が溶融してサ
プレッションプールの水が流入することで、水蒸気爆発
などの可能性を少なくして炉心溶融物の冷却を行うこと
ができる。
【0025】請求項6においては、請求項4記載の原子
炉格納容器において、上部貫通口をシールする低融点の
シール用金属の代わりに、低融点のシール用金属より融
点の著しく高い高融点のシール用金属を使用したことに
より、炉心溶融物が落下した場合は、放射性物質のもつ
崩壊熱により下部貫通口に設けた低融点のシール用金属
が先に溶融してサプレッションプールの水が流入する。
その後、炉心溶融物の放熱により上部貫通口に設けた高
融点のシール用金属も融点以上に達して溶解され、それ
を通してサプレッションプールの水が炉心溶融物上部か
ら流入する。これら下部貫通口および上部貫通口におい
てサプレッションプールの水が自然循環することによ
り、効率よく長期間に亘って炉心溶融物の冷却が継続さ
れ、最終的に炉心溶融物が冷却される。
【0026】請求項7においては、請求項4記載の原子
炉格納容器において、サプレッションプールの壁に設け
た下部貫通口に予めサプレッションプールの水を満たし
ておき、上部貫通口のみを低融点のシール用金属でシー
ルしたことにより、炉心溶融物が落下すると、その放熱
により低融点のシール用金属が直ちに溶解され、上部貫
通口から下部貫通口を通してサプレッションプールの水
が自然循環することにより、効率よく長期間に亘って炉
心溶融物の冷却が継続され、最終的に炉心溶融物が冷却
される。
【0027】請求項8においては、請求項4記載の原子
炉格納容器において、サプレッションプールの壁内に、
炉心溶融物に注水するスプレーノズルを配設したことに
より、外部電源を使用できる場合、ポンプを駆動してス
プレーノズルから注水することで、炉心溶融物の冷却を
一段と効果的に行うことができる。
【0028】請求項9においては、請求項1または4記
載の分散板が上方に突出する円錐形状に形成されたこと
により、落下する炉心溶融物が均一に拡がるようにな
る。
【0029】請求項10においては、請求項1または4
記載の原子炉格納容器において、ブロックを水平に敷き
詰め、このブロック上に空間部を形成して分散板を被着
したことにより、ブロックに対する断熱効果を有するこ
ととなり、炉心溶融物落下時のブロックへの熱衝撃を緩
和することができる。
【0030】請求項11においては、請求項1または4
記載の原子炉格納容器において、分散板の材料を高融点
金属材料に代えて、高融点セラミックス材料を使用した
ことにより、同様の作用をなす。
【0031】請求項12においては、請求項1または4
記載の原子炉格納容器において、ブロックは予め脱気さ
れ、各ブロックを防水性塗料によりコーティングしたこ
とにより、初期の乾燥状態が保持され、炉心溶融物の落
下時のブロックへの熱衝撃を緩和することができる。
【0032】請求項13においては、請求項1または4
記載の原子炉格納容器において、ブロックは予め脱気さ
れ、ブロックのそれぞれおよびブロック全体のいずれか
を金属容器で密閉したことにより、請求項12と同様
に、初期の乾燥状態が保持され、炉心溶融物の落下時の
ブロックへの熱衝撃を緩和することができる。
【0033】請求項14においては、請求項13記載の
金属容器内が真空および不活性ガスを封入した状態とし
たことにより、請求項12と同様に、初期の乾燥状態が
保持され、炉心溶融物の落下時のブロックへの熱衝撃を
緩和することができる。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0035】図1は本発明に係る原子炉格納容器の第1
実施例を示す構成図である。なお、従来の構成と同一ま
たは対応する部分には、図15と同一の符号を用いて説
明する。以下の各実施例でも同様である。また、原子炉
格納容器1内の概略構成は、図15と同様であるので、
その説明を省略する。
【0036】図1に示すように、原子炉格納容器1内に
おいて原子炉圧力容器2を支持するペデスタル4上に
は、高融点セラミックス材料(耐熱材料)からなるブロ
ック7が多数敷き詰められ、これらのブロック7上は、
図2に示すようにSUS304などの高融点金属材料か
ら構成され、かつ頂角が130度から150度の範囲に
ある円錐状の分散板10が被着されている。
【0037】次に、本実施例の作用について説明する。
【0038】原子力発電所において、万一炉心3の燃料
が溶融し、デブリ6が原子炉圧力容器2下部から下方の
ペデスタル4上部へ落下するような事象が生じた時に、
落下したデブリ6は、分散板10によりブロック7の表
面に一様に分散される。このデブリ温度は、2000℃
以上の高温であり、放射性物質のもつ崩壊熱により分散
板10を徐々に溶解する。
【0039】このように本実施例によれば、デブリ6が
ブロック7の表面に一様に分散されるとともに、高融点
セラミックス材料(耐熱材料)からなるブロック7によ
りデブリ6が保持される。
【0040】図3は本発明に係る原子炉格納容器の第2
実施例を示す構成図である。図3に示すように、ペデス
タル4近傍のサプレッションプール壁11には、下部貫
通口12が形成されるとともに、プール壁11の高さ方
向中間より若干下側であってデブリ6が落下した時の上
面より上方に上部貫通口13が形成されている。
【0041】下部貫通口12および上部貫通口13は、
それぞれ融点が70℃のウッドメタル(ビスマス−鉛−
錫−カドミウム合金)などの低融点のシール用金属1
4,15によりサプレッションプール5の水が入らない
ようにシールされている。そして、本実施例では、ペデ
スタル5上にブロック7が敷き詰められいない。
【0042】次に、本実施例の作用について説明する。
【0043】原子力発電所において、万一炉心3の燃料
が溶融し、デブリ6が原子炉圧力容器2下部から下方の
ペデスタル4上部へ落下するような事象が生じた時に、
落下したデブリ6は、ペデスタル4上部に落下して堆積
する。このデブリ温度は、2000℃以上の高温であ
り、放射性物質のもつ崩壊熱によりサプレッションプー
ル壁11の下部貫通口12および上部貫通口13の低融
点のシール用金属14,15を溶解し、下部貫通口12
および上部貫通口13を通してサプレッションプール5
の水が流入する。これら下部貫通口12および上部貫通
口13においてサプレッションプール5の水が自然循環
することにより、万一停電などで電源が使用できない場
合にもデブリ6の冷却が継続され、最終的にデブリ6が
冷却される。
【0044】このように本実施例によれば、サプレッシ
ョンプール壁11に下部貫通口12および上部貫通口1
3を形成し、これらを低融点のシール用金属14,15
によりシールしたことにより、万一停電などで電源が使
用できない場合にもデブリ6をその下方および上方から
効率よく冷却することができる。
【0045】図4は本発明に係る原子炉格納容器の第3
実施例を示す構成図である。図4に示すように、本実施
例ではペデスタル5上に高融点セラミックス材料(耐熱
材料)からなるブロック7が多数敷き詰められ、これら
のブロック7上は図2に示すように高融点金属材料から
構成され、かつ頂角が130度から150度の範囲にあ
る円錐状の分散板10が被着されている。
【0046】また、本実施例では、ペデスタル4近傍の
サプレッションプール壁11に下部貫通口12が形成さ
れるとともに、プール壁11の高さ方向中間より若干下
側であってデブリ6が落下した時の上面より上方に上部
貫通口13が形成されており、下部貫通口12および上
部貫通口13は、それぞれ融点が70℃のウッドメタル
(ビスマス−鉛−錫−カドミウム合金)またはビスマス
−鉛−錫合金などの低融点のシール用金属14,15に
よりシールされている。
【0047】したがって、本実施例では図1に示す第1
実施例と図3に示す第2実施例を併せた作用、効果が得
られる。
【0048】図5は本発明に係る原子炉格納容器の第4
実施例を示す構成図、図6は図5における分散板の設置
状態を示す拡大図である。図5および図6に示すよう
に、本実施例ではブロック7上の分散板10内に空間部
16が設けられている。この空間部16を設けたことに
より、ブロック7に対する断熱効果を有することとな
り、デブリ6落下時のブロック7への熱衝撃を緩和する
ことができる。その他の構成および作用は図4に示す第
3実施例と同様であるのでその説明を省略する。
【0049】図7は本発明に係る原子炉格納容器の第5
実施例を示す構成図である。図7に示す実施例では、図
5に示す第4実施例のように上部貫通口13に低融点の
シール用金属15設ける代わりに、錫−マンガン合金や
鉛−カドミウム合金などの中融点のシール用金属17が
設けられている。
【0050】このように構成したことにより、デブリ6
が落下した場合は、先に下部貫通口12に設けた低融点
のシール用金属14が溶融してサプレッションプール5
の水が流入し、その後上部貫通口13に設けた中融点の
シール用金属17が溶融してサプレッションプール5の
水が流入することで、水蒸気爆発などの可能性を少なく
してデブリ6の冷却を行うことができる。その他の構成
および作用は図5に示す第4実施例と同様であるのでそ
の説明を省略する。
【0051】図8は本発明に係る原子炉格納容器の第6
実施例を示す構成図である。図8に示す実施例は、図7
に示す第5実施例と構成が概ね同様であるが、ブロック
7は図9に示すように予め水分を脱気しエポキシ樹脂な
どの防水性塗料18で表面がコーティングされ、ペデス
タル5上に、厚さ約50cmで平面状に敷き詰められて
いるとともに、酸化ジルコニウムや酸化マグネシウムか
ら構成されている。
【0052】また、本実施例は、図8に示すように下部
貫通口12に設けた低融点のシール用金属14として、
融点が70℃のウッドメタル(ビスマス−鉛−錫−カド
ミウム合金)が使用される一方、上部貫通口13は融点
が約1080℃の銅からなる高融点のシール用金属19
によりサプレッションプール5の水が入らないようにシ
ールされている。
【0053】次に、本実施例の作用について説明する。
【0054】デブリ6が落下した場合は、放射性物質の
もつ崩壊熱によりブロック7を通して下部貫通口12に
設けた低融点のシール用金属14が先に溶融してサプレ
ッションプール5の水が流入する。その後、デブリ6の
放熱により上部貫通口13に設けた高融点のシール用金
属19も融点以上に達して溶解され、それを通してサプ
レッションプール5の水がデブリ6上部から流入する。
これら下部貫通口12および上部貫通口13においてサ
プレッションプール5の水が自然循環することにより、
効率よく長期間に亘ってデブリ6の冷却が継続され、最
終的にデブリ6が冷却される。
【0055】また、ブロック7は予め水分が脱気され、
エポキシ樹脂などの防水性塗料18により表面がコーテ
ィングされているので、初期の乾燥状態が保持され、デ
ブリ6の落下時のブロック7への熱衝撃を緩和すること
ができる。その他の構成および作用は図7に示す第5実
施例と同様であるのでその説明を省略する。
【0056】図10は本発明に係る原子炉格納容器の第
7実施例を示す構成図である。図10に示すように、本
実施例では下部貫通口12および上部貫通口13のう
ち、下部貫通口12には予めサプレッションプール5の
水を満たしておき、上部貫通口13にのみ例えば融点が
70℃のウッドメタルなどの低融点のシール用金属15
により上部貫通口13をシールしておく。その他の構成
は図5に示す第4実施例と同様である。
【0057】次に、本実施例の作用について説明する。
【0058】デブリ6が落下すると、その放熱により低
融点のシール用金属15が直ちに溶解され、上部貫通口
13から下部貫通口12を通してサプレッションプール
5の水が自然循環することにより、効率よく長期間に亘
ってデブリ6の冷却が継続され、最終的にデブリ6が冷
却される。その他の作用は図5に示す第4実施例と同様
であるのでその説明を省略する。
【0059】図11は本発明に係る原子炉格納容器の第
8実施例を示す構成図である。図11に示すように、本
実施例では図5に示す第4実施例において、サプレッシ
ョンプール壁11内にスプレーノズル8が配設されてい
る。このように構成することで、外部電源を使用できる
場合、ポンプを駆動してスプレーノズル8から注水する
ことで、デブリ6の冷却を一段と効果的に行うことがで
きる。
【0060】図12は分散板の他の実施例を示す拡大図
である。図1に示す第1実施例では分散板10をSUS
304などの高融点金属から構成したが、本実施例の分
散板20は高融点セラミックス材料から構成されてい
る。これにより、図1に示す第1実施例の分散板10と
同様の効果が得られる。
【0061】図13(A),(B)はブロックの他の実
施例を示す拡大図である。図13(A)に示すブロック
7は高融点セラミックス材料から構成され、それぞれの
ブロック7を予め脱気した後、金属容器21により密閉
されている。
【0062】また、図13(B)に示すブロック7も高
融点セラミックス材料から構成され、予め脱気されてい
るものの、ブロック7全体が金属容器22により密閉さ
れている。このようにブロック7を構成したことによ
り、ブロック7の初期の乾燥状態を維持することによ
り、デブリ6の落下時のブロック7への熱衝撃を緩和す
ることができる。
【0063】図14はブロックのさらに他の実施例を示
す拡大図である。図14に示すブロック7も高融点セラ
ミックス材料から構成され、それぞれのブロック7を予
め脱気した後、ブロック7全体が金属容器23により密
閉され、この金属容器23は減圧または不活性ガス24
が封入されている。この場合、ブロック7全体ではな
く、図13(A)に示すようにそれぞれのブロック7が
金属容器により密閉され、この金属容器を減圧したり、
あるいは不活性ガスを封入したりしてもよい。このよう
に構成したことにより、図13(A),(B)のブロッ
クと同様に、初期の乾燥状態を維持することにより、デ
ブリ6の落下時のブロック25への熱衝撃を緩和するこ
とができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
によれば、停電などで電源が使用できない場合でも、ペ
デスタル上部に高融点セラミックス材料からなるブロッ
クを敷き詰め、このブロック上部に高融点金属材料から
なる分散板を被着したことにより、炉心燃料が溶融して
原子炉圧力容器から炉心溶融物がペデスタルに落下する
ような事象が生じた時、炉心溶融物は分散板により一様
に分散されるとともに、高融点セラミックス材料からな
るブロックにより炉心溶融物が保持される。
【0065】請求項2によれば、ペデスタルの周囲にサ
プレッションプールを設け、このサプレッションプール
の壁の上下にそれぞれ低融点のシール用金属でシールさ
れた貫通口を設けたことにより、炉心燃料が溶融して原
子炉圧力容器から炉心溶融物がペデスタルに落下するよ
うな事象が発生した場合、温度上昇により低融点のシー
ル用金属が溶融し、サプレッションプールの水が貫通口
から流入するようにしたので、停電などで電源が使用で
きない場合でも、サプレッションプールの水が自然循環
することにより、炉心溶融物の冷却が継続され、最終的
に冷却される。
【0066】請求項3によれば、請求項1および請求項
2を併せた効果が得られる。
【0067】請求項4によれば、サプレッションプール
の壁の上下にそれぞれ低融点のシール用金属でシールさ
れた貫通口を設け、これらの貫通口はペデスタル近傍に
形成した下部貫通口と、炉心溶融物が落下した時の上面
より上方に形成した上部貫通口とからなることで、炉心
溶融物をその下方および上方から効率よく冷却すること
ができる。
【0068】請求項5によれば、請求項4記載の原子炉
格納容器において、上部貫通口をシールする低融点のシ
ール用金属の代わりに、低融点のシール用金属より融点
の高い中融点のシール用金属を使用したことにより、炉
心溶融物がペデスタルに落下するような事象が発生した
場合、温度上昇により先に下部貫通口に設けた低融点の
シール用金属が溶融してサプレッションプールの水が流
入し、その後上部貫通口に設けた中融点のシール用金属
が溶融してサプレッションプールの水が流入すること
で、水蒸気爆発などの可能性を少なくして炉心溶融物の
冷却を行うことができる。
【0069】請求項6によれば、請求項4記載の原子炉
格納容器において、上部貫通口をシールする低融点のシ
ール用金属の代わりに、低融点のシール用金属より融点
の著しく高い高融点のシール用金属を使用したことによ
り、炉心溶融物が落下した場合は、放射性物質のもつ崩
壊熱により、先に下部貫通口に設けた低融点のシール用
金属が溶融してサプレッションプールの水が流入し、そ
の後上部貫通口に設けた高融点のシール用金属が溶融し
てサプレッションプールの水が流入する。これにより、
下部貫通口および上部貫通口においてサプレッションプ
ールの水が自然循環することにより、効率よく長期間に
亘って炉心溶融物の冷却が継続され、最終的に炉心溶融
物が冷却される。
【0070】請求項7によれば、請求項4記載の原子炉
格納容器において、サプレッションプールの壁に設けた
下部貫通口に予めサプレッションプールの水を満たして
おき、上部貫通口のみを低融点のシール用金属でシール
したことにより、炉心溶融物が落下すると、その放熱に
より低融点のシール用金属が直ちに溶解され、上部貫通
口から下部貫通口を通してサプレッションプールの水が
自然循環することにより、効率よく長期間に亘って炉心
溶融物の冷却が継続され、最終的に炉心溶融物が冷却さ
れる。
【0071】請求項8によれば、請求項4記載の原子炉
格納容器において、サプレッションプールの壁内に、炉
心溶融物に注水するスプレーノズルを配設したことによ
り、外部電源を使用できる場合、ポンプを駆動してスプ
レーノズルから注水することで、炉心溶融物の冷却を一
段と効果的に行うことができる。
【0072】請求項9によれば、請求項1または4記載
の分散板が上方に突出する円錐形状に形成されたことに
より、落下する炉心溶融物が均一に拡がるようになる。
【0073】請求項10によれば、請求項1または4記
載の原子炉格納容器において、ブロックを水平に敷き詰
め、このブロック上に空間部を形成して分散板を被着し
たことにより、ブロックに対する断熱効果を有すること
となり、炉心溶融物落下時のブロックへの熱衝撃を緩和
することができる。
【0074】請求項11によれば、請求項1または4記
載の原子炉格納容器において、分散板の材料を高融点金
属材料に代えて、高融点セラミックス材料を使用したこ
とにより、同様の効果が得られる。
【0075】請求項12によれば、請求項1または4記
載の原子炉格納容器において、ブロックは予め脱気さ
れ、各ブロックを防水性塗料によりコーティングしたこ
とにより、初期の乾燥状態が保持され、炉心溶融物の落
下時のブロックへの熱衝撃を緩和することができる。
【0076】請求項13によれば、請求項1または4記
載の原子炉格納容器において、ブロックは予め脱気さ
れ、ブロックのそれぞれおよびブロック全体のいずれか
を金属容器で密閉したことにより、請求項12と同様
に、初期の乾燥状態が保持され、炉心溶融物の落下時の
ブロックへの熱衝撃を緩和することができる。
【0077】請求項14によれば、請求項13記載の金
属容器内が真空および不活性ガスを封入した状態とした
ことにより、請求項12と同様に、初期の乾燥状態が保
持され、炉心溶融物の落下時のブロックへの熱衝撃を緩
和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原子炉格納容器の第1実施例を示
す構成図。
【図2】図1の分散板を示す斜視図。
【図3】本発明に係る原子炉格納容器の第2実施例を示
す構成図。
【図4】本発明に係る原子炉格納容器の第3実施例を示
す構成図。
【図5】本発明に係る原子炉格納容器の第4実施例を示
す構成図。
【図6】図5における分散板の設置状態を示す拡大図。
【図7】本発明に係る原子炉格納容器の第5実施例を示
す構成図。
【図8】本発明に係る原子炉格納容器の第6実施例を示
す構成図。
【図9】図8におけるブロックを示す拡大図。
【図10】本発明に係る原子炉格納容器の第7実施例を
示す構成図。
【図11】本発明に係る原子炉格納容器の第8実施例を
示す構成図。
【図12】分散板の他の実施例を示す拡大図。
【図13】(A),(B)はブロックの他の実施例を示
す拡大図。
【図14】ブロックのさらに他の実施例を示す拡大図。
【図15】冷却手段を備えた従来の原子炉格納容器を示
す構成図。
【符号の説明】
1 原子炉格納容器 2 原子炉圧力容器 3 炉心 4 ペデスタル 5 サプレッションプール 6 デブリ(炉心溶融物) 7 ブロック 8 スプレーノズル 10 分散板 11 サプレッションプール壁 12 下部貫通口 13 上部貫通口 14 低融点のシール用金属 15 低融点のシール用金属 16 空間部 17 中融点のシール用金属 18 防水性塗料 19 高融点のシール用金属 20 分散板 21 金属容器 22 金属容器 23 金属容器 24 不活性ガス

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉圧力容器をペデスタルにて支持
    し、炉心燃料が溶融して上記原子炉圧力容器から炉心溶
    融物が上記ペデスタルに落下するような事象が生じた時
    に、落下した炉心溶融物を冷却する原子炉格納容器にお
    いて、上記ペデスタル上部に高融点セラミックス材料か
    らなるブロックを敷き詰め、このブロック上部に高融点
    金属材料からなる分散板を被着したことを特徴とする原
    子炉格納容器。
  2. 【請求項2】 原子炉圧力容器をペデスタルにて支持
    し、炉心燃料が溶融して上記原子炉圧力容器から炉心溶
    融物が上記ペデスタルに落下するような事象が生じた時
    に、落下した炉心溶融物を冷却する原子炉格納容器にお
    いて、上記ペデスタルの周囲にサプレッションプールを
    設け、このサプレッションプールの壁の上下にそれぞれ
    低融点のシール用金属でシールされた貫通口を設け、上
    記事象が発生した場合、温度上昇により上記低融点のシ
    ール用金属が溶融し、上記サプレッションプールの水が
    上記貫通口から流入することを特徴とする原子炉格納容
    器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の原子炉格納容器におい
    て、ペデスタルの周囲にサプレッションプールを設け、
    このサプレッションプールの壁の上下にそれぞれ低融点
    のシール用金属でシールされた貫通口を設け、炉心燃料
    が溶融して原子炉圧力容器から炉心溶融物が上記ペデス
    タルに落下するような事象が発生した場合、温度上昇に
    より上記低融点のシール用金属が溶融し、上記サプレッ
    ションプールの水が上記貫通口から流入することを特徴
    とする原子炉格納容器。
  4. 【請求項4】 原子炉圧力容器をペデスタルにて支持
    し、炉心燃料が溶融して上記原子炉圧力容器から炉心溶
    融物が上記ペデスタルに落下するような事象が生じた時
    に、落下した炉心溶融物を冷却する原子炉格納容器にお
    いて、上記ペデスタル上部に高融点セラミックス材料か
    らなるブロックを敷き詰め、このブロック上部に高融点
    金属材料からなる分散板を被着し、上記ペデスタルの周
    囲にサプレッションプールを設け、このサプレッション
    プールの壁の上下にそれぞれ低融点のシール用金属でシ
    ールされた貫通口を設け、これらの貫通口はペデスタル
    近傍に形成した下部貫通口と、上記炉心溶融物が落下し
    た時の上面より上方に形成した上部貫通口とからなるこ
    とを特徴とする原子炉格納容器。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の原子炉格納容器におい
    て、上部貫通口をシールする低融点のシール用金属の代
    わりに、低融点のシール用金属より融点の高い中融点の
    シール用金属を使用したことを特徴とする原子炉格納容
    器。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の原子炉格納容器におい
    て、上部貫通口をシールする低融点のシール用金属の代
    わりに、低融点のシール用金属より融点の著しく高い高
    融点のシール用金属を使用したことを特徴とする原子炉
    格納容器。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の原子炉格納容器におい
    て、サプレッションプールの壁に設けた下部貫通口に予
    めサプレッションプールの水を満たしておき、上部貫通
    口のみを低融点のシール用金属でシールしたことを特徴
    とする原子炉格納容器。
  8. 【請求項8】 請求項4記載の原子炉格納容器におい
    て、サプレッションプールの壁内に、炉心溶融物に注水
    するスプレーノズルを配設したことを特徴とする原子炉
    格納容器。
  9. 【請求項9】 分散板は、上方に突出する円錐形状に形
    成されたことを特徴とする請求項1または4記載の原子
    炉格納容器。
  10. 【請求項10】 請求項1または4記載の原子炉格納容
    器において、ブロックを水平に敷き詰め、このブロック
    上に空間部を形成して分散板を被着したことを特徴とす
    る原子炉格納容器。
  11. 【請求項11】 請求項1または4記載の原子炉格納容
    器において、分散板の材料を高融点金属材料に代えて、
    高融点セラミックス材料を使用したことを特徴とする原
    子炉格納容器。
  12. 【請求項12】 請求項1または4記載の原子炉格納容
    器において、ブロックは予め脱気され、各ブロックを防
    水性塗料によりコーティングしたことを特徴とする原子
    炉格納容器。
  13. 【請求項13】 請求項1または4記載の原子炉格納容
    器において、ブロックは予め脱気され、ブロックのそれ
    ぞれおよびブロック全体のいずれかを金属容器で密閉し
    たことを特徴とする原子炉格納容器。
  14. 【請求項14】 金属容器内は、真空および不活性ガス
    を封入した状態としたことを特徴とする請求項13記載
    の原子炉格納容器。
JP7069603A 1995-03-28 1995-03-28 原子炉格納容器 Pending JPH08271668A (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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